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-TCP/Te-CP セメント覆髄薬の練和液の検討

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Academic year: 2021

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学 位 論 文 審 査 の 要 旨

長谷川 智哉

(主 査)朝日大学歯学部 教授 吉田 隆一

(副 査)朝日大学歯学部 教授 近藤 信夫

(副 査)朝日大学歯学部 教授 玉置 幸道

-TCP/Te-CP セメント覆髄薬の練和液の検討

論文審査の要旨

本論文は, 生体親和性が高いと報告されているリン酸カルシウムを主成分とする-リン酸三カ ルシウム/リン酸四カルシウム(-TCP/Te-CP)粉末を材料とし, 3種の練和液を用いて覆髄薬を作 製し,培養ヒト歯髄由来幹細胞(hDPSC)を用いた

in vitro

の評価と, ラット露髄モデルを用いた

in vivo

の評価を行い, 覆髄薬として応用する際の-TCP/Te-CP セメントに用いる練和液の最適化を 検討したものである.

歯髄組織が活性を失うことは根尖性歯周炎の発症や歯根破折を引き起こす可能性があり, 歯の 長期保存のためにも歯髄の保存は重要である. 直接覆髄法により歯髄を保護し健康の回復, 維持 が可能な症例では, 直接覆髄薬として主に水酸化カルシウム(水酸化 Ca)製剤が用いられている が, 強アルカリ性で歯髄刺激が強く, 歯髄の広範囲な壊死を引き起こす可能性が指摘されてい る. このような背景から申請者は生体親和性が高い-TCP/Te-CP 粉末のモル比を調整し, 弱アル カリ性のセメント粉末を作製した. そして, 3種の練和液を用いて覆髄薬として応用すべく前述 の検討を行った結果, 3種の-TCP/Te-CP セメントは既存の水酸化 Ca 製剤と比較して, hDPSC の 増殖を阻害せず, 顕著な細胞毒性を示さなかった. 2M リン酸二水素ナトリウム水溶液を練和液 として用いた-TCP/Te-CP セメントは, 他の2種の-TCP/Te-CP セメント, 既存の水酸化 Ca 製剤 と比較して, 細胞生存・形態評価において優れた細胞親和性を示した. また, 同セメントは, 組 織化学的評価においても, 他の2種の-TCP/Te-CP セメント, 既存の水酸化 Ca 製剤と比較して, 良好な歯髄組織親和性を示した.

本論文は, 2M リン酸二水素ナトリウム水溶液を練和液として用いた-TCP/Te-CP セメントは 細胞応答性および歯髄組織親和性に最も優れており, 覆髄薬として有望であることが示された.

以上の結果より, 審査委員は, 本論文を博士(歯学)の学位を授与するに値すると判断する.

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参照

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