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銅 グリコール酸,銅 シュウ酸錯体及び その電解の研究
乾 忠孝・細川邦典
Studies on the Colnplex Salts of Copper Glycolate and Copper Oxalate, and on Electrolysis of These Complex Salts.
Tadayoshi INUI&Kunisuke HOSOKAWA
The 5ystem of copper complex in glycolic acid, oxalic acid and in a mixture of glycolic acid and oxalic acid has been studied in detail by polarography, photometric method and 騨)te且tio皿etric method・ Wlth oxalic a。id, Cu(G)+and Cu(G)2 were indentified. With oxalic acid eΨidence for the existence of Cu(C20書)一一was obtained. In a mixture of glycolic acid and oxalic acid, as compethlg Iigands to the cupric cation, the complex species of Cu(G)(C204)一一was formed,
The electrode reactions and concentration dissociation constants of the complexes were g三Ψen and then the copper oxalate complex was more stable than the copper glycol加e complex・ The values of concentration dissociation constants of the complexes obtained by polarographically coincided with the values determined potentiometrically.
When the elect・・plating・f c・PPer was perf・・med using an electr・lyte・・mp・sed・f rather un3table coPPer glycolate, adherent deposit of coPPer was obtained on steel only at existence of large excess of glicolic anions in the solutヨon, but lustrous deposit could 1コot be obtained.
Adherent aLnd lustrous deposit of coPPer was obtained on steel in the solution of stable
・・pPe・・品late c・mplex and the・ptimum・・nditi・n f・r elect・・pl副i・g w・s・s f・11・ws,
CuSO.1・5Hロ0 10〜15g/l H呈C20.1・2H20 25.2−〕37.8g∬1
pH 4.0〜5.0(adjusted with NH,1) ・ temp. 10〜20℃
cathode current densit}・025〜0.8A/dm:.
It was found that tlle cathode currellt efficency was 87〜96% and(100)preffered onentation existed in the fine grained deposit of coPper and the microhardne§s of deposit wa5180 kg/mm2.
1・緒 言 る銅イオン(1)との反応機構,錯体のpH安定
我々はさきに銅のオキシヵルポン酸錯㈱液が {生・イオン強度と解離定数との1縣等についてポ
績密な銅電着を得る電解液として有効であること 一ラログラフ法を王体にし電極電位測定法・光
を報告したがu・2,,今回はそのうちで最も簡単な 度計法によって調べた。つづいてこの鎖・体溶液を
構造をもつグリコール酸と最も簡単なポリカルポ 用いて鋼片上に銅電着・を試みたところ,特にシュ
ン酸であるシュウ酸をとりあげ,水溶液中におけ ウ酷錯体溶液において良好・な結果が得られたので
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これと従来一般に使用されているシアン錯塩溶液 存する場合には
との雌欄を行な・・たので・二こ}こ}踏する・ (El/、)。一(El、、)・+°・禦』gK・
2・実験 @ 一゜・讐D1・gC・−q・響91ql・gC・〔2〕
型▲篇㌶甘籔㍍1㌶いま配位嚥しくP蒜あれぽ・
、00mlで瀧を徹った.毛締特{生ぱ水鮒の (Eu・)・一(E1・・)・÷一「1・gKc
:蕊2㌫た:°;認蕊言:、;霊3 −・禦一P1。gC.・C. 〔3〕
1剛以上放置L支酬解質としてK・SO・柵 となり
大抑綱に・…%の一ピラチソを月]いた・献全 一皇〔E1⊇・一一…59・P 〔4〕
実験はすべて25土0.1℃で行ない・試薬は0・2M △lo亘Cx・CY n の硫酸酬液をEDTA溶液で瀧し・シュウ酸 が成立す躍であるので・1・gCx・C・に対する 及びグリール麟・・8M及び1・°M滋を標 (E1ノ、)。の勾配が一』喋5旦蝿酬であれば
竺;力縫蕊欝望㌫ガス中苦吸ぴY…配位鱒し幽・
糞酬いて精⌒討で灘を測定し銅(1)と・慧一酸三ごグリコニ
計1二;煕㌶1驚:ξ鷲三監灘㌶艇}㌶;
雪㌘瓢論ピ_用竃鷺灘繋蕊㌶;三
い融量は4・・一調mlとし陽極に圧延徽・ 幽避元である二とかわカエ
陰極に釦・50・1mmの軟纐を500番工・リー 第曙1・gii仁ii二蹴るEd…の勾配
紙で研摩後,中性洗剤で脱脂して使用した。陽極 面積対陰極面積は2:1とL,マグネチックス ターラーでかくはんを行ない,電流効率の測定に は銀電量計を用いた。
cpH範
3.ポーラログラフ法における理鵠
口( o
)一 O=二竺
_一___
_ _
i_
一一
@
一1 −i1.62−6.20163
2?.533.030、
1_ ___一
銅(皿)一方ウ酸 0』1010162・訂・533・α29・
l l − 一一1__
緬ζ謬認酸「6…i15i29・53・・畑・
滴下水銀電極における銅(1)錯体(C・Xp2−「P) 卵表半波喘及び拡散電流の唖緯 の半波電位は次式で表わされる。
(E1ノ,)。一(E1、2)・+q禦1・gK・
一q・0591−P1。gCx(25°C) 〔・〕
n
二こでKCは濃度解離定数Cxは配位子の濃 度である。もしX−「,Y一磨の2つの錯化剤が共
系 :pHl(C°)1詩趣皇)
亘「グ・一・レ酸…6』・…−35・7…・・剖」』一一
ひ
@ ロ ト エ へ へ ド籔ミ㌶⇒ll:1:芸:鴨一1−}÷
65 4−1−2 銅一グリコール酸系 伴う半波電位の変化を測定した。この場合グリコ 第1図は銅一グリコール酸系の半波電位(E1∬2) 一ル酸アニナン濃度は,全グリコール酸濃度と に対するpHの影響を表わす。 pH2・50以下では pH及びグリコ・一ル酸のpKa(3.82)3〕とから計
一n.n呂 三
三n・品 豊n.。4 亘
lo.⑪2
算した。結果は第2図の如くでpH2.00(1)では 半波電位はグリコール酸濃度に殆んど無関係であ
声r龍一貿一 り鵡pH域では継力 生成しないという第咽
ゾ ㌶㌶㌫㌫㌻嘉f濃で
ノ ニ繊鶏樫鷲霊霊:;
の問では、次のようなキレート種によって〔5〕,
2:㌦]56 〔6〕の電極反応が1卸立つ・
第咽半璃位に対する,Hの脚 〔G−〕<°・°675M
1.oo mM c凹so、, o.1MK:so、, o.01%ゼラチン Cu(G)++H++2e+H9=Cu(Hg)+HG〔5〕
o・196Mグリコール酸 〔G 〕>0.0675M
E1ぼはpH{.無縣に一定であ1),継が郷 Cu(G)・+H++2e+Hg=Cu(Hg)+HG+G一
していないことを勤している.pH2.5。から 〔6〕
pH4.50までは△E1、2/△pH−−0.〇四5で列 〔6〕の結果は光度計法㈱3図J・bの臓 コール酸銅錯体の還元に水素イオン1個が必要で
あることを示している。pH4.50〜6.20ではE1/2
は再びpHに無関係に一・・定となる。 pH620を超 〔LO3 えると波は非可逆となる。
次にグリコール酸銅錯体の配位数を決定するた め,グリコール酸アニオン濃度を変化させそれに 吸 尤o』2
「 三 旦
)一一
P 二
呂
㌃ 三 ご 一2
pH2・00 ∠
度
1 ・
n.01
m
pH6.00 0.25 0.5 0.75
− 〔C□〕〔C凹つ十[G〕
じ
一 第3図 〔(u㌣〕/〔Cu⇔〕十〔G−]に対する吸光度の エ
ヱ プロット
〔Cu⇔〕一←〔G■〕:=0.02A1. 0.5帖No2SO41 −1
pH4_3〜4.5 三皮長800m ・
変1ヒ法)によっても確められた。またロの勾配 一E£:野S.C.E.&1}° …57・よ O・これに脳する敵数}よ1』3で・
pH4.50〜620では次のような電極反応が成り立 第2図 配位子濃度変化による半波電位の変化 ・
銅(田一グリコール酸系,LoO酬c.so、 つ・
・,5。、.。、。1%ゼラチン C・(G)・+2・+Hg=C・(H9)+2G− 〔7〕
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4−1−3 銅一シュウ酷系 Cu(C204)一一+2e+Hg=
Cu(Hg)十2C204− 〔9〕
ここで第5図1及び第4図からpHO・75〜2・00
口0」5 の如く見受けられ,従ってHC204一がかなり存
曇。」。 在するpH域(pH5.・まで)でC・・+とHC,・C
T が.pH2. oo以上では拡散電流定数に変化がなく 1 2 3 4 5pll6 7 B 9 10 また光度計法による結果(第6図)からpH3.00 第4図 半波電位に対するpHの影響
1.00m枯CuSO4,0.1MK 2SO4,0、01%ゼラチン 0.4 (1)O.05Mシュウ酸, (皿)Oユ00Mシュウ酸
吸 第4図よりpHO.75以下及びpH4・00以上で 光o・3
霊盤鷲継慧㌶、霧度・・2
ナン2個が電極反応に関与することがわかる。次
0.1 に全シュウ酸濃度,pH. p』1(1.23), pKa2
(4.14)とから酸性シュウ酸イオン及びシュウ酸イ
〃灘を計算し,錯体の配位数を求・うた繰が ゜1234567,H891°1] 2
第5図である。第5図1及び1より・銅イナン 第6図 pHに対する吸光度のプロット 0.01MICoSO4,0、1MH2C204,波畏ア00mμ
1〔
L