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雑誌名 地域と住民:コミュニティケア教育研究センター年

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Academic year: 2021

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(1)

名寄市における子どもの学習支援と子どもの居場所 づくりに関する実践的な試み

著者 小野川 文子, 長谷川 武史, 江連 崇, 小笠原 志朗 , 高石 豪, 松岡 是伸, 名寄市健康福祉部社会福祉 課

雑誌名 地域と住民:コミュニティケア教育研究センター年

巻 2

号 36

ページ 135‑136

発行年 2018‑05‑31

出版者 名寄市立大学コミュニティケア教育研究センター

ISSN 02884917 書誌レコードID AN0001106X  論文ID(NAID) 120006485623

URL http://id.nii.ac.jp/1088/00001772/

Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja

(2)

名寄市立大学コミュニティケア教育研究センター 年報 第2号(通巻 号)( )

責任著者 課題研究要旨

名 寄 市 に お け る 子 ど も の 学 習 支 援 と 子 ど も の 居 場 所 づ く り に 関 す る 実 践 的 な 試 み

小野川文子

1)

長谷川武史

1)

江連 崇

1)

小笠原志朗

2)

高石 豪

3)

松岡是伸

4)

名寄市健康福祉部社会福祉課

5)

1)

名寄市立大学保健福祉学部社会福祉学科

2)

名寄市社会福祉協議会

3)

日本ソーシャルワーカー協会

4)

北星学園大学福祉計画学科

5)

名寄市健康福祉部社会福祉課

1.研究目的

現代日本において子どもの学習支援・子ども食堂・子どもの居場所づくりは、全国的な取り組みとなって いる。しかしながらマスメディアを見れば、子どもの学習支援・子ども食堂・子どもの居場所という言葉の 後には必ず、貧困、生活困窮、もしくは母子家庭、孤立等の言葉が連なっている。確かにこれら取り組みに は、 貧困や生活困窮等を解消したいという強い願いが込められている。 そしてそれ自体は大切なことであり、

社会的意義も有している。

しかしながら地方都市では、都心や人口規模の多い地域とは違い、貧困や生活困窮等である実態が世間に さらされることに対して過敏な反応を見せる。 地域的連帯や隣近所が顔見知り等は良いことであると同時に、

人々のあいだでしがらみを生む場合もある(松岡 ) 。要するに地方都市は、個人のプライベートが見え やすいという課題を抱えている。そのため地方都市では、その地域の噂(話し)には、細心の注意を必要と し、地域からのスティグマ化に対して福祉的な地域実践を行わなければならない。このような中、これまで 名寄市では 年度に 「子ども家庭に対する地域の居場所づくりの試行的実施に関する研究―子どもの居場 所づくり・学習支援・子ども食堂の試行的実施と効果測定の試み―」 (研究代表者 松岡是伸)を名寄市立大 学「平成 年度 特別枠支援による研究・事業」の助成を受け実施した。その結果、 年度には子ども の学習支援と子ども食堂、子どもの居場所づくりを開催し、その過程で運営や各機関の連携等を構築してい る(松岡 ) 。

これらの成果を踏まえ本研究では、子どもの学習支援の実践とその体制づくり、効果測定等を行うことを 目的している。なお、以下で用いるプロジェクト とは、対象となる子どもを限定しない子どもの学習支援・

子ども食堂・子どもの居場所づくり( 年度より実施) 、プロジェクト とは、生活困窮世帯と思われる 子どもに限定した子どもの学習支援のことである( 年度より実施) 。

2.研究方法

プロジェクト は 年度の成果を踏まえ、 年度も継続していく。次にプロジェクト は、生活困 窮世帯の子どもにフォーカスをした学習支援を 年度より開始する。これらの実施体制は、 年度確 立した連携体制を基盤として実施される。付け加えれば、プロジェクト の学習支援は、対象を限定せず、

広く地域の子供たちに参加してもらうジェネラルなものである。そのうえでプロジェクト では、生活困窮 世帯の子どもたちを対象に学習支援をおこなう。そのためプロジェクト はアファーマティブ(若しくはポ ジティブディスクリミネーション)な事業の展開となる。この二つのプロジェクトが両輪となって、まずプ ロジェクト の実践で広く地域実践を行い、プロジェクト の実践ではスティグマを付与しないように、生 活困窮世帯の子どもの学習支援を実施することである。地方都市においてプロジェクト だけでは、地域の

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(3)

名寄市における子どもの学習支援と子どもの居場所づくりに関する実践的な試み

中で目立ちスティグマ化されてしまう恐れがある。

これらのことから本研究では、プロジェクトの実施と共に、 プロジェクトの効果測定やより良い実施展開 のためアンケートによる調査研究を行う。実施された調査は、プロジェクト では「名寄市・子ども食堂、

子どもの学習支援、子どもの居場所に関する予備アンケート」 、プロジェクト では「名寄市子どもの学習支 援事業のアンケート・参加希望調査」である。

3.結果と考察

ここでは両プロジェクトのアンケート調査の結果を中心に報告する。また調査結果は現在、分析中のため 概要のみとする。なお、 年度の子どもの学習支援や子ども食堂、子どもの居場所づくり実施の詳細報告 は別稿に譲る。プロジェクト に関する予備アンケートでは、 年 月実施に子ども食堂等に子どもを送 迎した保護者等に対して予備アンケートを実施した。概ね子ども食堂や子どもの学習支援に対する肯定的な 回答が多く見られた。ちなみに予備アンケートの実施によって、 年度以降のアンケート調査の本格的な 効果測定の足がかりを得ることができた。プロジェクト では、生活困窮世帯に対する子ども学習支援事業 に対するのアンケート調査を実施した。加えて小・中学生の子どものいる保護者(世帯)に対してアンケー トを配布した(全数調査;配票数 枚、回収数 枚、回収率 %) 。暫定的な結果・考察として、

第 に子どもの学習支援に対しては保護者の約 割が肯定的な見解であった。第 に、家庭の困り感では、

約 割が少なからず「経済的な困り感」を抱えていた。第 に、生活困窮世帯と思われる世帯が全体の約 % にみられた。

4.今後の課題と発展性

今後の課題としては、主に 点である。第 は、プロジェクト の継続と事業展開の発展である。特に次 年度は担い手の多様化を目指した取り組みを行っていきたい。また本年度の予備的調査から、本格実施のア ンケート調査をする予定である。第 に、プロジェクト では、アンケート調査の詳細な分析後になるが、

子どもの学習支援事業の広報・啓発、生活困窮世帯が参加しやすい仕組み作りが必要となる。そのために次 年度においても科学的・実証的調査の実施を検討している。なお両プロジェクトの実施から、本市の子ども と家庭に対する実態を調査する必要性がある。現在、実態調査を実施するための準備に取り掛かっている。

松岡是伸( )「過疎積雪寒冷地域における地域住民の生活課題・困り感、社会関係資本の実態」『開発こうほう』

北海道開発協会開発調査研究所

松岡是伸( )「名寄市における子どもの学習支援・子ども食堂・子どもの居場所づくりの実践」『地域と住民』第 号 名寄市立大学コミュニティケア教育研究センター .

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参照

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