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神経精神科領 域 にお け る

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弘 前 医 学 第 1 1 巻 第 2 号 ‑ 2 3 5

神経精神科領 域 にお け る El e ct r o‑ c a r di o‑

t a c ho gr a m に関す る研究

第 3 報 = 神経精神疾患者所 見,特 に情動 刺 戟 反応 につ い て

芦 谷 博 布

ASHI YA‑ HI RONOBU

弘 前 大 学 医 学 部 精 神 医 学 教 室 ( 主任 和 田豊 治 教授 ) ( 2 4.Ⅲ.1 9 5 9 受附 )

緒 言

心持速度 の変動 を比較検討す る際, 単位時 間内の豚持 数の数的変 動 を もって表 示 す るこ とが これ迄 の慣 閏で あ り,又 現 在 も一般 的 に行 われ て

るが, この方法で は, 心持速度 の継時 的変 化が表 現 され 難 い欠 点が あ る. こ の様な難点 に対 して, さ きに松 田教授 が創 案 され た el e ct r o car di o t achograph は 至 便 で あ る. 即 ち‑ j L h 博毎の間隔の忠実 な記録 が得

られ るか らで あ る.

El ect r o cardi ot acho gr aph を利用 し た 研 究は既 に少 な くはな いが,情 動刺戟 とい った 角度か らの追求 は極 めて少 ない. それ も例 え

1 . 2 ) 3 ノ

ばノ ミセ ド‑氏 病者 ・高血 圧症者 ・或 いは異常 4 . 5 .

児乃至精神病者 の戎 者 に つ いてみ られ た特 殊 な心持 リズ ムの型等 が識菖 され てい る程度 で あ る.

El e c t r o car di ot acho gr am の一 つ の 特 色 は'心持速度 の数的変動 を形態 像 ・形態 像的 変化 像 として観察 し得 る点 にあ る. この様な 観点か ら,情 動 刺戟反応 と しての心持 リズ ム の変動様態 を,健 康成人男女 22 名 につ いて追

6 . 7 .

求 検討 した所 を前報 に報告 したので あ るが, その続報 として,神経精神疾患者 を対 象 とし て検討 した所 を本稿 で報告 す る.

実 験 方 法

本 接の 被験者 は, 神経症者 が男子 1 4 名 ( 1 5 . 才 〜51 才 ・平均 32 . 4才) と女子 9 名 ( 1 7 才 〜 4 8 才 ・平均 3 0. 0 才 )の計 2 3 名,精神分裂 病者 が男子 1 5 名 ( 1 5 才 〜45 才 ・平均 2 9. 4 才) と女 子 5 名 ( 21 才 〜3 0 才 ・平 均 25. 4 才)の計 2 0 名 で, 絵 計43 名で あ る.

夫々臨床的 に病 像の明確 な もの を選び, 身 体 的合 併症 を有す る もの,殊 に循環 器系統 の 疾 患 を有す る もの,軌 こ特殊 薬剤 (クロル プ ロマジン ・レセル ピン ・メプ ロ/ミメー ト等 の 如 き) を便 周 してい る もの,高度 の荒 廃状態 にあ り全 く領解不能 で あ るよ うな もの等 は除 外 した,

健 闘装置及 び術式 と くに使用刺 戟 系列は第 6 2 軌 こ述べ たの と全 く同様で あ る.従 って以 下 に使用 され てい る刺 戟符号の ロ ー マ 数 字 は,第 2 報 に述べ た刺 戟系列中の各ナ ム/ミ一 に対応 す る.

6 ノ 7 )

我 々の今迄 の凝 験 で は,神経 精神疾患者 を

対 象 に した場合 ,t acho gram の 基 本 型 白休

が 問題 に もな るが,異常基本 型 を示 す場合で

ち,実 際 には相対的偏僑乃至 変化 と してか な

り特徴 的な ものが刺 戟時には認 め られ るよ う

で あ る. ただ注意 を要 す るのは呼吸性不整月 永

(2)

2 3 6 ‑ の存在で あ り, その不整度 は正常成 人に比較

して 余程著 しい ものが あ る. しか しなが ら, 注意 して検討 してみ ると,担 当に不規 則にみ えて も,矢張 り呼吸性依存度 が可成 り高 い こ と もあ る.従 って,一呼吸時内 に とどま る変 化は, それが余程著 明な ものでなければ,陽 性 反応 として採上 げないよ うに した.なお, 対照群 としての正常成 人 についての成績 は, 本 稿 においては, 第 2 報 に 述 べ た 所 か ら 閃 光刺戟 に関す る成績 を分離 して表示 し,且

つ推 計学 的処理 を行 な った成績 を も っ て し た.

便宜 上被験者 を状態 像的に,静穏群 ・不安 群及び荒顧 群 の j群 に区分 した. こ こ に い う静 穏 群 に は ,nat 臼r l i ch な もの :比較 的 nat dr l i ch な ものは勿論,硝 々 S t umPf な も

顔 .

披 ⁝ 正

( o '4 例 ・ 91 例)で ある・荒顧群 は分裂病 の陳 旧例で あ り' その 5 例は何れ も男子であ るが'全 く領解不能 とい った高度 の痴呆状態 にあ る ものは含 まれ ていな い.

実 験 成 績

さ きに反応 数的検討 の成績 をのべ る.

( 1 ) F i応総 数

a) 疾患群別 (第 1 表 )

閃光刺戟 を除 く 1 6 ケの刺戟 に対す る反応陽 性絵率表 は, 第 1 に示 す よ うに 〔正常 群 〉神 経症群 >分裂病群〕の関係 にあ り,正常群 と 分裂 病群の差 は有意で あ る.

男女別 には, 各群の何れ において も 〔男 〉 女 〕 の関係を示 して,対照群の場合 と逆 の関 係 にな ってい るが, 何れ にせ よ夫 々の群につ 第 1 表 疾患 群 別 Ta chogr am 陽 撞 F i応総数

陽 性 烹 T L ' . 数

∃ )22 1

…昌 ) 2

1 3 神 経 症 群 )

2 3 12

6

3

)

18 9

155

)

2 0 1273

)

130

の : apat hi s ch な もの も含 まれ る. その 計 2 3 列の内訳 は , 神経症 1 3 例( 吉8 例 ・ 早5 例), 分裂 病 1 0列 ( 含6 例 ・ 94 例)で あ る.不安 群 に は, クト観 上 に も 畠ngs t l i ch な もの ・ pho bi s ch な もの及 び比較 的高度 に s pannend な もの等 が含 まれ る.その計15例の内訳 は, 神経病 1 0 / Sl J( 含 6例 ・ 94 例),分裂 病 5 例

被 験 群

静 穏 宕; 莞 諾 不 安 諾 莞 諾

百 分 比

6 0. 0±3. 4 6 2. 0±4. 1 5 6. 8±3. 3 4 3. 8 ±4. 1 4 3. 1 士3. 2 3 3. 8±5. 3

6 0. 9±2. 6 5 1. 6 士 2. 6 4 0. 8±2. 8

Mn‑Mn/

3γ′ ′ m, . L e+m 7 L ′ 2 >1

5 ‑ ̲

いて男女間 に有意 の差 は認 め られない.

b) 状態 像別 (第 2 表 )

状態 像別 にみ ると, 第 2表 に示 す よ うに, 玩応 陽性総 率 は 〔正常群 >静穏群 >不安群 >

荒項群 〕の関係 にある.正常群 と静穏群,及 び不安群 と荒噴 群 の各群 間には有意差が認 め

られないが, その他で は各群 間に有意 の差 を 第 2 表 状 態 像 別 Tac hogr am 陽性 更応耗 数

l t

] 3 0 ) 2 3 1 … 7 0)2 0 7 1 g)1 5

5日 9 3

6 1. 4±3. 4

5 0. 3 ±4. 0 5 6. 6 ±2. 6

38.8

± 3. 9

38 .8

± 5 .

4

L 2 3. 8 ±4. 8

38 .8± 3 . 1

Mn̲Mn/

3 γ/ m っ ▲ e+m7 ̀ ・ e >1

委 ・ ̲ :

(3)

神経精神科領域 におけ る El e ct r o・ c a r di o・ t a c hogr am に関す る研究 ‑ 2 3 7

狩 られ る. これ を更 に疾患別 にみ ると, 神経 症静穏群 は晴 々対照群 と同等 の 軌 E 個 性率 を 示 して, その不安群 との間 に有意 の差 を生 じ てい る.分裂 病群 につ いて も' その静穏群 が 不安群 よ りも高 率 を示 す ことに変 り は な い 第 3 表 疾 患群 別刺嶺種 別 Ta c hogr am

の一節 ) ・Ⅱ ( 「きょ うだい」 とい う刺戟語)

・Ⅷ (「今度 ベ ルが な った ら深 呼吸 を して下 さい. 2 分 間続 けます」) ・Ⅸ ( 「軽 く目を と じて下 さい」) ・ X V( 「 6 7 +4 5 」) ・ Ⅹ Ⅶ ( 「1 3×

2 4 」) ・ Ⅹ Ⅶ ( 「これか ら先の こと」 とい う刺戟 陽性. F 1な数 ( 7 但 し米 は1 3 例 , 辛 *1 4 例 中の所 見) 被 験 群 例数 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ 1 Ⅷ Ⅸ X XI X E XⅢ 刃Ⅴ ⅩV XⅥ

1 3 ) 2 2 L 9 8 )1 77)1 42 5 )71 )17, 5 ) 77 6 )1 32 )9 1 2 7 )1 91 Dl 8 7 6 )1 3 紺 01 … ) 2 06 5 )" 6 ? ). 5 4 5 )9

3 . 1 8 ) 2 3' 9 5 )1 4g ). 46 2 )8 7 2 )9 2 )7 , 5 ) 73 7 )1 01 6 0 )1 6 6 7 )1 3 2 5 ) 7 7 , )1 01 8 0 ) . 8 % )8 1 2 5 ).71 )1 5

nU2 1 ノ I̲ 71日1 ︿A︺

O丁

数 群

分 病 す 間 .

:'・: i.1山 1

鷲 看 破

G

o )6 岩 ) 7 % ) 4 2 4 )6 3 ) 4 掴 ) 6 1 2 0 ) 1 21 3 ) 1 41 P ) " , 5 )8 2回 )8 冒 )1 0 3 ) 7

BI CI A I B 2 B

3

B

4

C̲ 〜

( 正常群 :神経症群 )A1 ‑0. 0 09

( / / : 分裂病 詳)B l, 2 ‑0. 00 2 ,3‑0. 03,4‑0. 0 0 8 ( 神経 症群 :

// )

C 1 ‑0. 0 4 ,2 う0 . 0 4 8

第 1 回 疾 患 群 別 刺 戟 種 別 F i 応 陽 性 率

4 = 」 ∴ ■/ ∵ l

育 l ノ * 9 2

が, しか し推計学的に有意 とい う程には至 ら 語)及 び X I X ( ベル 2 秒 間)等 で あ る.分裂 病 ない.

( 分 刺戟種別反応 数

a)疾患群別 ( 第 3 表 ,第 1 図)

神経症群 について ,5 0% 以上の陽性率が得 られ たのは, Ⅰ (シ ロホンによ る江戸子守唄

群で は,1 ・ Ⅶ ・Ⅸ ・ ) Ⅷ ( 閃光刺 戟後 2 分 2 0 秒経 ての, シ ロホンによ る音階 ドミソ ドー) ・ X V

・X Ⅲ及 X I X び等 について 5 0 7 0 以上の陽性率が得

られ た.両群 間に有意差 を認 め るのは, Ⅰ及

び X Ⅷ につ いてで あ って , 何れ も神経症群 にお

(4)

2 3 8 ‑ 戸

いて高 率 で あ る. 対照 群 との 関係 で は, 神経 症 群 は Ⅳ (「父 親 」 とい う刺 戟 語) にお い て の み,分 裂 病 群 は Ⅰ・Ⅳ ・Ⅵ ( 「母 親 」 とい う刺 戟語 )及 び X V等 にお いて, 夫 々有意 に低 率 を示 して い る. これ らの結 果 を図示 したの が 第 1 図で あ る.

男 女別 には, 各群 につ いて 多少 の動揺 はみ られ るが, 有意 の差 を認 め るには至 らな い .

b) 状態 像別 (第 4 表 , 第 2 図)

各群 につ いて ,5 0 7 0 以 上 の 陽性 率 を示 した 刺 戟種 は, 静穏 群 で は, Ⅱ ・1 Ⅶ・Ⅸ ・XV・ⅩⅥ

( 「過 ぎ去 った こ と」 とい う刺 戟語 ) ・ X l Ⅶ・

第 4 表 状態 像別刺戟種別 Tac hogr am 陽 き支応数

讐 麺 琴困 ) 8 子 ) 4 2 0 )27 ) 4針 桝 )6 4 5 ) 9 3 ) 7 ≡ ) 5 旦 ̲ 旦 埜 ̲ 旦 旦 ̲ i) 3 荒 廃 群 5 1 1 1 2 1 0 0 3 3 3 2 1 0 0 0 1

1

有意差 を示す被験 群 間 A l b l B とP I A 22 ;B 3 C e b: . , B l。4 。5 C 3 b l 呂

4

0E 3 E 三 吉 …e

a

C I E I B 2 d L Ce

( 正常群

( / / し ′ '

( 静穏群

o o O nU J 1 1 J

A I B I c I E j 〜 \ノ ヽノ \ノ \‑ 群 群 群 群 穏 安 廃 安 静 不 荒 不

( / / : 荒廃群)E 1 ‑0 ( 不安群 : / / ) F 1 ‑0 ( 正常群 :神経症静穏群) a 1 ‑0

( / / : 分裂病静穏群) b 1 ‑0 ( / / :神経 症不安群) C 1 ‑0

( // :

分裂病不安群) d l ‑〔

( 神経症静穏群 :神経症不安群) ( 分裂病静穏群 :分裂病不安群)

04‑ , 批 01。 I 粕 雷 鳥 謝

C? , E 2 C6e2 F I E 5 b l

} l 1 1 00 nU 2 1 1 1 0 0 つ J nu (u o nU o ● ● ● ● ● 0 0 0 0 0 1 1 」 う う 3 3 3 3 つ J y タ l′ ブ タ o o qU 5 っ⊥ 1 0 1 2 っ ⊥ nu nu o u O ● ■ ● ● ● o nu o o O J J J l l つ J つ ⊥ 2 2 2

4‑0. 0 25

4‑0. 0 4 0 ,5‑ ナ 0. 0 0 6 4 ‑0 ,5‑0 0 1 2

0 0 9 ,2 ‑0. 0 11 ,3 ‑0. 0 2 9 ,4‑0. 0 3 8 01 1 ,2‑0. 0 4 0 ,3‑0. 0 2 9 ,4‑0. 01 8 ,

0 1 4 5‑0. 0 4 0 ,6 ‑0. 0 30

e1 ‑0. 0 0 8,2‑0. 0 2 9 ,3‑0. 0 25

l l ‑ +0. 0 1 0 第 2回 状態像別刺戟種別 Ta chogam 瑳生 率

ー 現 任 事

叫軟番号 ‑ テ

(5)

神経 精 神科 領 域 に お け る El e c t r o I C a r di o‑ t a c h o gr am に関 す る研 究 ‑ 2 3 9

ヌ Ⅶ及び X I X の 8 ケ ;不安群では' I ・Ⅷ ・ X V・

xW及び XI X の 5 ケ ;荒療群では' Ⅷ ・ Ⅸ及び X 皿 の jケ等で ある.対照群 と共 に,被験群 間に 有意差が認 め られ るのは' Ⅰ・Ⅱ ・Ⅳ ・Ⅵ ・

Ⅸ ・XV・XV T ・ ⅩⅦ及 び X D l の 9 ケの刺 戟種 につい てであ り, これ らの関係 は第 4 表 に示 す如 く である. これ らの申殊 に著 しい と思 われ るの 揺, Ⅰ及 び Ⅳ に対す る対照群の高率 ; Ⅲ ・Ⅵ 及び ⅩⅥ に対す る不安群 の低率; Ⅹ Ⅵ 1 1 に対す る静 穏群の高率 ; 及び X V・Ⅹ Ⅶ に対す る荒療群の無 反応に近 い状態等 で あろ う.以上の関係 を図 示 したのが第 2図で ある.

更 に疾患群別 に細分 してみ ると,分裂病静 穏群 は Ⅰについてのみ,神経症静穏群 に対 し て有意 に低率 を示 し,不安群 においては,面 疾患群間に有意差 を認 める もの が な い.又 神経症群 については, その静穏群 は不安群 に

神 経 症 群

︿。 (y T 8 C" 一

1 9 ケにわた る刺戟系 列 を 3 分 し て, その前 1 / 3 ( 刺戟 Ⅰ うV Iに至 る 6 ケ)に対す る反応陽 性総 数 と, 後 1 / 3 ( 刺戟 X I V 十X L X に至 る 6 ケ) に対す るそれ との比 較 を行 ってみた. ( 第5

表)

a) 疾患群別

第 5 表 に示 す よ うに'対照群 は殆 ど前後差 を示 さないのに対 して,神経症群 と分裂病群 とは明 らかな差 を示 し,何れ も後半 において 陽性率が増大 してい る.

男女別 には, 神 経症群の女子 及び分裂病群 の男子 が前後比 に有意 と迄 の差 を示 さないの で あるが, 単純比 の数値 と共 に,傾 向性 とし ては矢張 り漬牢に同様傾向 を示 す もの と考 え

られ る.

b) 状態 像別

第 5 表 刺 戟 系 列 の前 後 に お け る疾 患 群 別状 態 濠 別暢 達J 知 古比

例 数 長 話応 基E鎧 貢 還 i

・ s i2 2 ・ 藷 )7 5 ; 4 3 5)7 9 日霊 ト 0 5

分 裂 溝 町 雪 l …)2 0

.

2 2)3 2

謂 )5 5 脊 穏群

神 経症 詳 分 裂病群

神 経 症群

分 裂病群

1 ・4 ( 7 ヽ‑ 〜‑ ノ \・‑ゝ ノ 霊 五 25 ● ■ 1 1 1 一皿「

.

1 0 3 )2 3)6 0 1 , 5 , 5 [ 9 4

̲

1 日 1 5 1 7 8)2 5

2

9 ) 41

荒 廃 群 5 6 4

対 して ,Ⅱ・ X V l 及び Ⅹ Ⅶにおいて有意の高率 を 示 し,分裂病群で は , ⅩⅦにつ いてのみ静穏群 が有意の高率 を示 す. この うち殊 に顕著 なの は ,ⅩⅥ に対す る神経症不安群の低率 と , ⅩⅦに 対す る神経症静穏群の高率で あろ う.

( 3 ) 刺戟系列 におけ る反応数の前後比 第 1・2 図か らも うか ゞわれ るよ う に,対 照群 に比 べて, その他 の群では刺戟系列の前 半 に対 して後 半におけ る陽性率の伸長が著 し い憤向 を感ず る. このよ うな傾向性 を数字 的

い L EB ー nU . nU 0 . 6390 0 . 8625 0 . 0058 E i X 2 日 l qJ 6 EiX .i 1 nU .I I● ■ 0 nU P )))

0. 6 2 4 2 0. 0 0 2 2 0. 0 0 1 7

第 5 蓑 に示す よ うに,静穏群 ・不安群共 に 矢張 り刺戟系列の後 半に著 しい反応 数の増大 が認 め られ るが,荒療群では殆 ど変 りない.

これ を更 に疾患群別 にみて も,分裂病不安 群以外 は, 同様傾向 を明 らかに してい る.

症例 1: ○沢○子 . j O才, ?.精神分裂病 (附図 No . 1う j参 照)

約 1年 前に発病, 心気症 ・作為体験及 び時

々の幻聴 を主症状 として, クロルプ ロマジン

療法 ・イソシユ リソ衝撃療法等 を施 行,現在

(6)

2 4 0 ‑

は略 々常態 で あ る. しか し乍 ら' 易身 E Eの傾 向が比 較 的強 く,検査 時 の状態 も多少緊張状 態 : こあ った.

附図の t acho gr am につ いてのべ ると' 刺 戟 S は左か らT , 月にI q (「時計」 一刺 戟語) ・ I V・V ( 「ラヂ オ. 一利 戟語 ) ・' L l l ‑ (以上 が E 4 1No.I) ;H (閃光 刺戟 1f .p ・S ・1 0 秒 間 宛 2 回 反復) ・Ⅶ (同 じ く1 0f ・ p・ S ・1 0秒 間宛 2 回玩復) ‑ (以上 が 図 No・ 2) ' , X I V ・ X 巨

xl l 及びⅢ‑ (以上 が 図 No・ 3) と な っ て い る . Ⅲ に至 る直前 烏 重泳欝型の F i応 型 が み ら れ るが, これ は偶然 の雑音 に対す る もので あ り,以下. Y l Vに至 る迄 は 各刺 戟 に対 して無 反; J E T . と認 め られ る . H と X lの中 間に速 眺 望 が み ら れ るが, 時 間的関係 と前 後の無 変 化的状態 か ら考 慮 して,刺 戟対 応性 の もの と は 認 め 克

ー 碗 任 事

け る陽性 r i 応 とl j :必ず し も一致 しない・ その 不一致 率 は総 刺戟回 鉦 こ対 して' 各欝及 び男 女 と もに 3 59 摘 後で あ り'その大 半 は t ach0 ‑ gr am 陰性 で あ って GSR 陽性 の場合 で あ るO 即 ち t aCho gr am に比 べて GSR の 反古態度 は よ り敏 感 の よ うで あ り, またその ために去. 1っ て,刺 戟種 に対す る選択性 が 低下す る面 もあ る (第 3 図). しか し乍 ら t acho gr am に陽 性率 を高 く示 す刺戟竃 につ いては' 不一致 率 も亦 低 い傾 向 が 認 め ら れ る. 又 GSR 白棒 につ いての陽性 率で は各校験 召 利廿 に有意 差 を 認 めず,概 して平均 的 で あ る. t aCho gr am よ りも GSR が よ り敏 感 な圧に態度 を示 す こ とにつ いて,推 計学 的 に侯討 して みた結 果は 次 の通 りで あ る.(第 6 表 )

a) 疾 患 群別 第 3 [ 当 疾患群 別刺戟種 別 GSR 陽 撞率

い . Xr V (ベ ル 2 秒 間) に 対 して速日 永群 'XV に 対 して速 瞳 化 ( X ' Ⅵの直前 にみ られ る速日 永群 型 は別 個の要 因 に応 ず る もので あ るか もしれ な いので採択 しない), X l Ⅶに対 して遠泳群類型 等 の反応 が認 め られ,刺 戟系列 の後半にお い て反応 性 が高 ま ってい る と考 え られ る.

( 4= ) GSR との関係

t acho gr am にお け る陽性反応 と GSR にお

第 6 表 に示 す 如 く ,両 疾患群 は明 らか に 両 乱 闘 狛こ有意 差 を示 し, 男女別 には,神 経症 女子 及 び分裂 病 男子 につ い ては 有 意 に GSR の敏 感で あ ることが証 明 され るが,神経症 男 子 及 び分裂 病女子 につ いては, 対照群 と同様

に有意 差 が証 明 され ない.

b)状 態 像別

状態 像別 には, 静 穏群 につ いての み有意 差

(7)

神経精神科領域 におけ る El e c t r o‑ c ar di o・ t ac hogr am に関す る研究 ‑ 2 4 1

第 6 表 Ta c hogr am 陽性 率 ( T) と GSR 陽 等率 ( G) につ いての疾 患詳 別状等 像別 F‑ 及 び T‑ t e s t 被 験 群 N Xl Z ( α‑0. F 0 1 ) r o ( α‑0. t 0 1 ) 有意量

正 常 群 8 9 1 ; > 2 0 T G G T : 二 ; … > 2. 2 04. 7. 4 0 6 3. 0 0 2 :. I : 6 2 : > .. . 2 52. 2. 8 9 7 1 7 9 2. 7 1 1 >‑

神経症群 8 早 1 ; > 2 2 T G G T : : ; > 1 . 0 54. 6. 0 1 6 2. 3 8 6 :' . ㌔ , 7 > 3. 8 . 32. 2. 7 9 9 2 7 2. 1 6 9 8 こ> .

分裂病群 8 守 1 … > 2 0 T G T G :; ; > 1 . 0 53. 1 5. 7 9 0 3. 8 0 2 2 3 : . 7 7 8 > 4. 3 8 72. 3. 7 3 6 5 3 2. 5 7 1 1 二> .

静穏群神経症群 分裂病者 二 ; > 2 3 T G T

G

1 . : . 5 > . . 3 54. 5. 91 1 6 2. 7 9 ;: , 9 0 2 : > 2. 6 3 92. 2. 7 8 7 9 7 2. 8 6 9 3 > ‑

不安要 神経症群 分裂病群 ; > 1 4 T G T G ㍗; ;> 1. 0 96. 1 5. 0 9 3 3. 8 9 0 2 4: : : 8 , > 5. 5 . 62. 3. 9 3 21 2. 5 5 7 7 9 二> .

が認 め られ ず,更 に疾 患群別 にみ ると, 神経 症不安 群 につ いてのみ有意 差 が認 め られ るの で あ る.

か くして, 神経症群 男子 にお け る両 反応 の 接 近 は, その静 穏 な もの 8 例 に対 して不安 な もの 5 例 ( 神経症群女子 で は それが 5 例 : 4 例) とい う内訳 に基 因す る もので あ ることが 判 る.又分裂 病群 で は概 しては両 反応 は接 近 してお り , た ゞ荒 唐群 にお いて著 明 に有意 差 を生 じ, その ために分裂 病群 男子 にお け る有 意 差 も生 じて い ると考 え られ る.

症 例 2 :小○原○子 .1 7 才 . ?. ヒス テ リ ー (附図 No.4 参照)

同胞 9 人の第 4 子 第 3 女 .両親健 左.勝気

・心配 性 ・気分易変 性 の性 格 で あ る. 1 5 才 時, 受験勉強 中右大 腿部 の 1ヶ所 の拾 円貨大

被験群 響 j f師 # 1 9 3 ) 2 2

の範 囲の ピ リピ リしびれ る様 な感覚 を もち, 殊 に夜間 に 自覚 され るこ とが 多 く, その た め 不眠 ・不安 ・頭 重 感等 が起 って来 る.最 近殊 に増強 して勉強 が手 につかな くな った とい う ことで来 院. その后 9 日目に本 検査 を行 な っ たが,検査 時 は不安状態 を軽度 に 示 し て い た.附図 t ac ho gr am は刺 戟 Ⅲ ・ Ⅳ ・ Ⅴ及び

11に対す る所 を示 してい る. r V に対 して徐陳 化の傾 向が認 め られ る他 には無 反応 と考 え ら れ るが, これ らに対 して GS R の反応が著 明 で あ るこ とが注 目され る.

次 に E ;を転 じて反応の類 型的検討 の成績 を のべ てみよ う.

( 1) 結 合 的類型分 布

a) 疾患 群別 ( 第 7 蓑 ,第 4 図)

第 4 図に示 す よ うに , 両群 は略 々同傾 向の・

第 7 表 疾 患学 期綜合的支芯類 , : i ̲ 1 分 宥百分比

徐 肱 徐 泳 化 遠 泳 遠 泳 化 透 徹 群 平 坦 化 失 調

7 ± 4 . 2 9. 4±2 . 5 . 1 5 . 9±3 . 1 l l. 4 ±1 .

0

什 L= t I庄 4 ・ 7 t 1

oO } nU rl LIL CU 8 打ln 2

1 ノ 4 9 (() ○†

産 熱

神 症

1 ±3 . 3 1 2 0 . 3 ±3 . 4 1 ± 1 . 9 5 . 2 ±2. 4 † 1 9 . 9 ±2. 6 † 6. 1 ±1 8 ±3. 2 1 9. 4 ±4. 1 7 . 5 ±2. 6 0 ± 1. 9

† 6. 8 ±

1.

7 7 士3. 3

・2 ■ 7 L,ll ‑1 再 訂ln

7 ±3. L l ! 7. 3 ±2 . 1 5. 6

1 、 し・J 7 ● ー ● 打 ) ll i . ̲ ± .5± 3 .± 5 . 0 2 7 叫< 1ZL i.1 7 、LJ 7 ,2 . 9 00 5 9 ± 士 . 9 ± 酢 l ノ Td Td 1

({J OT

を 群

分 病

. 9 . 6. 8 ±1

5 . 8

打ln

7 8 、 し・J 6 T .5 ・ 1 3 ・ 9 」 5 2. 5 】 3 3. 9±4. 4 0 ±2. 1 ) 3 3. 6 ±3. 9

5 1 3 2. 1 ±8. 8

} .7jN .‖ 3. 7 .月 2

±3. 1 1 2. 9 ±3. 5 l l. 1 ±1. 1 汁 1 9 ・ 6 畦 什 Io ・ 3 仕 0 、LJ 4 叫< 「 ̲

7 4 2 0 3. ± 4 .

± 1 . 9 弓 0

4. 6 ±1 . 4 † 1 . 8 ±0. 8

±1. 4 . 5. 8 ±2. 8 3. 5

1

. 7±1. 2 0

±3. 4 ) 2. 1 ±1 . 2 )0. 7 ±0. 7

8. 8 3. 6 ±3. 5 3. 6±3. 5

(8)

2 4 2 ‑

第 4図 疾 患群 別 Tachogr am F T L応類 型

分 布 百 分 率

%

芦 谷

注 目 され' これ は分裂 病静 穏群 との 間 に有意 で あ る.

その他 の中で注 目 され るの は, 「徐 泳 +逮 腺 」 の結 合 型 ( 期 列収 縮 性 と思 われ る) が, 分 裂 病 不安 群及 び荒 墳 群 につ いて, 各 5 0% に 認 め られ る こ とで あ る.

症 例 3 : ○沢 ○治. 35 才 . 杏.精 神分裂 病 (附図 No.5 参照)

発 病 は約 1 0年 前 ,独 語 ・空笑 ・排 掴 ・無為 を主 症 状 と して, 稀 に幻聴 に基 く不 穏状 態 が 発 作 的 に発来 す る.電撃 ・イ ンシユ リソ ・ク ロル プ ロマ ジン療 法 等 を反復 施行 し,更 に レ セル ピン ・パ カ タール療 法 等 も行 い, ロボ ト ミー を約 1 年 前 に施行 して い る.而 して現 左 も同様 に無 為 ・独語 ・空笑 等 存 し, 見 当識 も 著 し く障 碍 され て い る. 勿論 病識 は全 く欠 如

して い るが,全 く領 解不 能 とい う 程 で は な い . 検査施 行 時 は不安 恐怖 の状 著明 で, 今 に も噂 泣 せ ん ば か り の 状 態 で あ っ た. 附図 第 8 表 状 態 像 別綜 合 的 反 応 類 三三 分 布百 分 比

堅 一撃 群 r 数 l 徐 陳 竺 ̲ ̲ 旦 ̲ ̲ ̲ 隻 ̲̲ 1 ̲ E ̲ ㌔ ̲ ̲撃 ̲̲ ̲ 竺 ̲ 撃 ̲ ̲ ̲ 三 ̲ ̲刀 . / ‑ L b 静穏群 莞 諾 2 . 1 3 ) 2 3

不安群. 窯 業 ;1 5 0 )1 5

2 6 . 4 ±3 , 6 2 9 . 4 ±4 . 9 2 3 . 9 ±5 . 1 20 , 7 ±6 . 8

) 2 7

5 ±2 ・ 9 … O S : a i 3 5 : 3 ) 3 3 ・ 5 ±3 ・ 日昌 : 2 重2 : ; ) 2 . ・ 9 ±2 ・ 7 ) 2 6

4 ±4

3 3 3 7 ・ . 8 9 ≡喜

:

9 ) 3 4 ・ 9 ±4 ・ 6 : 2 喜 : ヨ 圭 2 : ; )1 8 ・ 9 ±4 ・ 2

r L ) O . 1 + ̲3 . 3 1 0 . 7 ±3 . 4 1 8 . 2 ±4 . 6 3 4 . 4 ±8 . 0 ) )

1 7 . 1 ±2 . 4 1 9 . 8±3 . 9

類型配 分 を示 してお り, 対照 群 に対 して速泳 群 型 及 び平 坦 化型 の態度 が著 し く異 る.後者 につ い て は, 基本 型 自体 の考 慮 も要 す る の で, 第 7 表 に示 す よ うな 数字 的処 理 の結 果 を 直 ちに浮 田す る訳 には行 か な い と思 われ る.

男女 別 に は, 個 々 に は 多少 の動 揺 が み られ るが, 何れ も有意 の差 を示 す程 の 開 きで はな い.

b) 状態 像別 (第 8 表 , 第 5 図)

この場合 も, 静穏 群 及 び不安 群 につ いて は 前項 の 両疾 患 群 と殆 ど一致 した傾 向 が 示 さ れ , た ゞ荒 贋 群 が特 別 な配分 を示 す .

更 に状態 別疾 患別 : こみ る と, 分裂 病 不安 群 .

7 7 ̲お け る達 P ' r r ( 群 型 が梢 々少数 で あ るこ との み

t acho gr am は刺 戟 Ⅲ ・r V・V 及びVIに 対 す る圧 応所 見 を示 して い るが, I T Iに対 して 「徐 陳 +達 P J 7 i C 」 結 合狸 が み られ る ( S の シグ ナル が梢 々遅 れ て印 され て い る)他 に は無 反応 と 認 め られ る.

症 例 4 : C ) 達〇 一 . 32 才 . 吉. 精神分 裂 病 (附図 No. 6 参照)

発 病 6 年 前 . 被害 妄 想 ・緋 禍 症 を主 症 状 と

して い たが, 漸次 無 為 ・独語 ・衛 奇症 が 前景

に立 って来 た陳 旧荒 慣 例で あ る.電 撃 ・カル

ヂ ア ゾール ・イ ソ シユ リソ ・クロル プ ロマ ジ

ン ・レセル ピン等 の療 法 を行 い, ロボ トミー

は 4 迂前 と昨 年の 2 回行 って い る.検 査 施 行

時 は顔面硬直 ・苔 白状 に不安 恐怖 状 態 を示 し

(9)

神経精神科領域における El ect r o‑ c ar di o‑ t achogr am に関する研究 ‑ 2 4 3 第 5 回 状態像 別 Tachogr am 反 応類 型

分 布百分率

{

る.

( 2) 主 要 3 類 型 比

前項 によ り,徐豚 化 ・速豚 化及 び速陳群 の 3窟I I ‑ ; ̲ J が反応 類型中 に大 きな比重 を示 す こと が知 られ る. そ こで この主要 な 3 類型 につ い て更 に検討 を重 ね てみ た.

a) 疾 患群別 (第 9 表 )

第 9ま は これ らの 3類型の配分構成 を実 数 によ って検 討 した もので あ る. こ れ に よ れ ば, その構成 上対照群 に対 して分裂病群 は 有 意 の差 を生 じてお り, その主 た る要 因は,逮 豚 化型が他 の 2型 に対す る比 率 にお いて, 対 照群 よ りも著 し く小 な る所 にあ る よ うで あ ら,神経症群 は分裂病 群 によ り近 い関係 を示 してい る.即 ち両群殊 に分裂 病群 は,対照群 に比 較 して,徐 1 泳化乃至連騰 群型 の反応が多 い と も云 い得 る.なお,各群 につ いての男女 間 には有意 の差 が認 め られ な い.

b) 状態 像別 ( 第 1 0表 )

状態 像別 にみ た所 見は第 1 0表 に示 す 如 くで あ る. これ によれば, 対照群 と静 穏群 及び訂 第 9衰 疾患群 別主要 3 類 型比 ( が I t eS t )

被 験 寄 例 数 徐泳化 達酎 ヒ

正 常 群 甘 1 g ) 2 2 勘 4

6

1

3

g

)

77

1

分 裂 病 群

! l 喜 )2 0 : 3 g ) 3 7 3 3 )4 8

㌫ 正 常 群

神経毒手 分裂病群

⊃ 2 2 1 1

492 2316 1312

遠泳群 ( x1 2)

1 g)2 2 ! > 01 7 5 3 9 4)4 3 > 3・ 8 6 2 ∬ 2 9 > 3・ 2 0

∩ コ 4 6

(註) (x2) は各群の男女間についてのもの,x2は各群間についてのもの ,

ていた.附 図の t acho gr am は前 例 と 同 じ く' m ・Ⅳ ・ Ⅴ及 びⅥ に対す る反応 を示 して い る.豚 に対 して達豚 型, V に対 して 「遠泳 +徐陳」結合型が認 め られ, 又 Ⅲ の直 前 20 秒 位 の所 に顕著 な 「速豚 +徐豚 」結合型 がみ ら れ るが, これ は雑音 に対す る反応 と 思 わ れ

x2 P

5 . 0 ‑ ‑ ‑ ・ 0 .0 8

8 . 6・ ‑ ‑ ‑ 0 .

0 1

0 . 1 ‑ ・ ‑ ‑ 0 .6 1

1 6. 0 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ‑0 3 4. 4 ‑‑ ‑0

2. 0 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 0. 3 7

P はx2に対するもの.

穏群 と荒 療群 の それぞれの間 に有意 の差 が認 め られ, この差 は何れ も静 穏群 にお いて, 逮 豚 化が 占め る比 率 の小 な るために生 じてい る よ うで あ る. この よ うな関係 に対 して,静穏 群 と不安 群 とは極 めて類縁 関係 にあ ることが

うか ゞわれ る.

(10)

2 4 4 ‑ 戸 令

第 1 0 表 状態像別主要 3 類型比 (が I t eS t ) 被 験 群 例 数 徐酎 ヒ 速酎 ヒ 遠泳欝 厚 雷撃 宕

不 安 欝 芳墓霧 1 g)1 5 日 . 7 ) 2 8 号 4 , )3 7

1

7 ,

) 2 0

0 5: 9 5 ) 3・ .

荒 廃 群 5 1 9

更 に疾患群別 に細分す ると, 各群 間に 百意 差 は認 め られな いが,分裂病静 穏群 と神経症 不安群 が最 も近 い関係 にあ るの に対 して,分 裂病不安群 が分裂 病静穏群 と最 も遠 い関係 を 示 してい るの は興 味深 い.対照群 に対 しては 分裂 病静 穏群が 明 らかな有意差 を 示 し て お り' 第 9 表 に示 す分裂病群 の傾 向性 の主軸 を なす ものが, この静 穏群で あ ることが うかが われ る.

この よ うな検 討 によ り, 戻応蒜 数 にお け る と同様' 神経症群 が概 しては対照群 と分裂病 群 の中間的立場 を とるよ うで あ ることが, E Z

1 3. 5

各群間の p x2値

0 . 3 ‑ ・‑ 0 .6 0<

7 . 3 ‑ ・‑ ・0 . 0 3>

5. 7・ ‑ ‑ 0 .0 5<

各 妓験 群の何れ も有意 に速豚 憤向群 が優 位 を占め, 男女 別 に も時 々同様 の傾向が認 め ら れ る. この よ うな傾向は次 項 につ いて も同 様 で あ る.

b)状態 像別

しか しなが ら , ただ荒 墳群 につ い て の み は, 同様 の関係 で はあ るが, 有意 の差 を生 ず るに至 らな い. これ は例数 の過 少 な ためで も あ る と思 われ,一般 的 には何 とい って も速日 永 憤向群 が優 位で あ るとい って も差支 えな いで あろ う.

C 4) 刺 戟種 別類型分布

第 1 1 表 疾患群別状態像別の, F i応類塾に関すろ 〔 T 徐腺傾向 :遠泳傾向〕比重

正 常 群 神経症群 分裂病群

つZL つJ 11 3 iZL つ上 りZL つ■エ コn 」コ九 つZL .̲

群 群 群

妄 廃

静 香 荒 1 2 nU 3 3 4 ± ± ± 1 4 4 ● ● ● RJ つZL 等tn つJ 3iJ つ■H ー (LU 5 3 4 9 二 ± ± 9 9 4 3 4 nU つ■二 iJ つ■H

応類型 的立 場か ら も云 え るで あろ う.

( 3 ) 徐泳傾 向 ・遠泳 憤 向 に関す る所 見 絶 対的或 いは相対的 にせ よ, 交感 神経性 緊 張 が速陳傾 向 に, 副交感神経性 緊張 が 酬 永憤 向 に偏す る とされ てい るこ とか ら,本 実験 に お いての場合, 何れの要因が強調 され てい る か を, 間接 的 に類推 す るためにその比 を とっ てみ た.即 ち徐陳傾 向群 として徐泳 型 ・徐日 永 化型,遠泳 傾向群 と して遠泳型 ・速月 永化型 ・ 適職 群型 を夫 々包括 して, その比 を とって み

たので あ る (第 1 1表 ) . a)疾患群別

つJ 3 1 ● ■ ● 3 3 4 ± ± ± 蛋 ∩. 1 g 00 1 nU 4 6 6 2 8 ∩つ つ■H つJ 蛋 ± ± 士 ∩ リ 4 1 ● ■ ●

lI nU 5 叫此 叫且 等廿日

M n. 〜M n/

3 / nl 7 . e+n + + l ' L , 2

十 十

>1

a)疾患群別 (第 1 2・1 3蓑 )

主要 3 類聖r ・ I E こつ いて刺 戟種 別 ・疾患群別 に 一 覧 した ものが 第 1 2 表 で あ る. 3 校験群 にお いて,比 較 的共通 して 多数 の出現 を み る の は ,I にお け る徐陳 化 , l n I 及 び XV に対す る遠泳 化で あ る.更 に有意 の反応 数差 を示 す刺 戟種 及 び反応 類型 を抽 出 したのか第 1 3表 で あ る.

神経症群 につ いてみ ると,Ⅷ の 徐泳 化,Ⅸ ・

̲ Y L iの速日 永化及 び封Ⅶの速臓群等 が際立 ち, 分

裂 病群 で は,一般 的 に反応 数が少 な いためで

あろ うが , 著 しい ものが認 め られ な い.しか し

その中で比 較 的に多数 を示 して い るの は ,Xm

(11)

神 経 精 神科 領 域 に お け る El ect r orar di o‑ t achogr am に関 す る研 究 ‑ 2 4 5 第 1 2 表 疾 患 群 別刺 戟 種 別反 応類 型 分 布

被 験 群 例数 I Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ 1 Ⅶ Ⅸ X打 X I V XV X

ⅩⅦ Xl Ⅶ h J X 計 徐泳化

達脱化

遠泳群

その他

神経症群 困 」 弼 ) 6 3 ) 3 3 ) 2? ) 4紺 ? ) 1. 5 )52 ) 8 岩 ) 2 侶 ) 4; )3 2 2 )

4

i ) 5

3

) 58 ) o)5 6 讐 群 冊 L ) 2 0a ) 53 0 ) 3i ) 3l l ) 2 a ).Z ) 2A )13 ) 4 3 ) 3 a )1 i

)2

a )1 3 ) 3l l ) 2

7

)33 日 37

l

分裂病群 苧 i 一 e )2 0m 3 )3a ).

i

) 2 0 0 ) 0号 ) 33 0 ) 32 4 ) 6 3 ) 3 7 ) 3 i ) 23 4 ) 7 ) 4

a

)11 )5) 4 8

神経重 き 1 g ) 2 31 3 日 )4占 用 2乙 川 .a )18 ) o 岩 ) 2 岩 )2 鋸 )4 桝 ) 4桝 )5)4 3 1

分裂病群 宮 代) 2 0絹 . ) o8 )o8 ) o

?)

1 . 2 ) 2鋸 )2鋸 2 . 1 ) 2 i ) 3 ? ) 1 3 ) 4 ) 3) 2 9

・群 」

響 申エ7T

分裂病群

サUOT 2 1 g ) 2 3; 鋸 )5鋸 )1 2 2 ) . 3 ) 3 鋸 ) 3 l l ) 2 g )o a )12 0 ) 2 鋸 ) 3

i

) 23 ) 4 )44

F I E ) 2 08 ) oa )10 0 ) o

u

1 3 )3 g ) oo o )oa )1 . 2 ) 61 3 ) 1 0 鋸 ) 1 0 0 ) oB )0

7

吊 ) 3

) 2 9

1 】

第 1 3 表 第 1 2 表 中 が ‑ t es t に よ り有 意 差 を示 す もの に つ い ての P 値 ( 附 :閃 光刺 戟 の場 合 ) 刺 戟 種

ⅩⅤ

Ⅹl Ⅶ

二 q

月永

④ 6 ‑1 ・ ‑‑‑ ・0. 0 3

@ 2 ‑8 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・0. 0 4

③ 0 ‑5 ‑‑‑・ ・ ・ 0. 0 2

@ 1 6 ‑2 ・ ・ ‑・ ・ ‑・ 0. 0 0 1

⑧ 1 7 ‑5 ‑・ ‥‑ ‑0 . 0 2

速 日 永

魯 1 0 ‑3 ・ ・ ‑ ・ ・ , ・0. 0 4

⑧ 1 5 ‑7 ‑‑‑ ‑0 . 0 3

@ 2 ‑9 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 0. 0 0 1

@ 2 ‑5 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・0. 0 3

亀 0 ‑4 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 0. 0 1 層) 0 ‑5 ‑・ ・ =・ . 1 0. 0 0 1

@ 0 ‑3 ・ ・ . ・ ‑・ ・ ・0 . 0 3

達 腺 群

㊤ 1 ‑8 ・ ‑‑ ‑0. 0 1

⑧ 3 ‑ 6‑‑‑・ ‑0. 0 3 c c j 2 ‑6 ‑・ ・ ‑・ ・ ・0 . 0 4

(註 ) ③ 正 常 群 一 神 経 症群 ,⑧ 正 常 群 一 分 裂 病 群 ,c l ,神 経 症 群 一 分 裂病 群 に対す る徐豚 ・遠泳 結合型 と, X ) X に対す る連

隊 化 とで あ る. これ らは要 す るに,対照群 と 神経症群 とは , Ⅵ ・Ⅷ 及 び X Ⅶにお け る徐豚 化 型 と,XV I ) に対す る速豚 群型 につ いて有意差 を 生 じ,分裂 病群 は X Vの遠 泳 化型 にお いて対照 群 に対 して有意 差 を示 し,神経症群 と分裂 病 群 とはⅨ の遠泳 化型 につ いてのみ有意差 を示 して い る. この よ うな結果 は,反応数 につ い

ての第 3 表 の所 見 に比 して甚 だ轟 きを異 に し 7 / て い る. この よ うな関係 は既報 の閃光 刺戟の 場合 に更 に著 しい.即 ち, 反応 数 的 には j被 験群 間 に殆 ど差が ないので あ るが, それ を反 応類型的 に吟 味す ると, 第 1 3表下半 に併示 し たよ うな成績 として示 され るので あ る.

男女 差 につ いては,有意差 が認 め られ るの

は , 神経症群 の Ⅹ Ⅶにお け る徐泳 化型 (男 〈女 ,

(12)

2 4 6

p‑0. 0 3) 及び同 じ く X l 侶 こお け る 分 裂 病 群 の遠泳群 型 (男 <女 , p‑0. 01) のみで あ

る.

敬 ? 例 Lー

辞 .I.・':I l

徐 泳

轟穏群

不安群

出 したのが 第 1 5 表 で あ る.表 で注 目され るの は , 1 Ⅶ ・ X V・ Ⅹ 切等 において対照群 で は速豚 化 が 圧倒的に摩勢 で あ るの に対 して,他 の 2 群 第 1 4 表 状態像別刺戟種別F i応類型分合

I I I Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ 1 Ⅶ Ⅶ【 Ⅸ X X I X Ⅱ ⅩⅢ X I V XV XI T 計

穿 墓 碑 桝 鋸 ) 5 3 ) 5 2 2 ) 4酬 ) 1 0 3 ) 32 5 ) 7 鋸 ) 1 2 3 ) 5 i ) 3 鋸 ) 5 ) o ) 6 4

要覧緒 1 5 0

)

1 51)

5 g ) 1 鋸 ) 28 ) 0. 1 ) 2 桝 ) 5 9 日) 3a 吊 ) 1a 吊 ) 2 a ) o ? ) 1) 2 8

荒 廃 群 5 L1 1

, * 穏 群 不安群..化 ;.;: l ‑‑ ・・・群

山 猷

神 経 症 群1 1 3

分 裂 病 群3 1 0

神 分 経 裂 病 症 群 群

) 2 3 r 瀞 ∋ ) 8岩 ) 22 0 ) 20 3 ) 3 : 2 ) 53 ) 4 呈 ) 66 0 ) 6 a ) 5. 1 ) 23 ) . 1 2 ) 5 4 2 ) 6. 1 ) 24 3 ) 7) 7 8

1 0 5 ) . 5 1 【 3 ) 2 g ) o裾 ) 2; ) i0 0 ) o8 ) 0 2 3 ) 5 酬 ) 03 日) 8鋸 ) 5A H) 5) 3 7

要 覧 諾閥2 3 瀞 Z ) 2 g ) 0. 1 ) 2 a ) 1a ) 1 2 ) 3. 0 ) .i ) 5 2 2 ) 42 ) 32 ) 3裾 ) 6, 5 ) 83 5 ) 8) 5 1

神 経 症 群

分 裂 病 群 1 g ) 1 5 s O . ) oa ) 23 吊) 1 2 ) 2 8 ) o g ) 09 吊) 1 0 0 ) o a ) 33 ) 3紺S ) 2a ) 30 0 1 0) 2 0

荒 廃 群 L 5 1 1

碧 雲 諾桝 3 ) 34 . ) 4鋸 ) 1 2 0 ) 2a ) 2a ) . 3 ) 3 2 ) 62 ) 2 a ) . i ) 2 8 ) o桝 ) 3狛 4 0 1

その 他 ぎ ̲塵郵 ) 1 5 冊 1 a ) 1 8 ) o7 ) 3a ) 1 4 . ) 4 g ) o? ) 1 . 0 ) 4? ) lB ) 03 ) ou1 . 0 ) oi ) 3) 2 1

戸 荒 廃 群 i 5 ′ 1 1 2 b) 状態 像別 (第 1 4・1 5 表 )

主要 j類 型 につ いて, 刺戟種 別 ・状態 像 別 に反応 個数 を一 覧 したのが第 1 4 表で あ る.

静穏群 にお いて ,徐陳 化型 はⅧ ・ⅩⅦ に多 く 出現 し,遠泳 化型 は I I ・ Ⅵ ・Ⅷ ・ X V ・ X I X に , 速豚群型 は X V I 卜 X I X に多数出現 して い る. 不安 群で は, 徐† 泳化型 は Ⅰ ・Ⅷ に,速月 永化型 は Ⅷ

・Ⅸ ・ X V ・ Ⅹ Ⅷ ・ X I X に 多 く出現 してい るが , 逮 泳酢型 は特 に偏 寄 を示 していない.荒 唐群 に お いては, もと もと反応数が過 少 なためか, 著 しい反応類 型的偏向が各刺 戟種 に対 して認 め られ ないが,他 の j群 に最 も共通 的で あ る

Ⅹ Vに対す る達日 永化の反応 型が皆無 で あ るのは 著 しい所見 といえよ う.

か くして有意差 を示 す ものにつ いてのみ抽

1 1411 1 2

で は少 なか らず 徐陳 化乃至 速月 永群型 も認 め ら れ ることで あ る.

更 に疾 患群別 にみれば, 神経症 静 穏 群 で は , Ⅷ ・ X t Ⅶに対す る免除 化, I I・Ⅸ ・X V に対 す る速月 永化 , Ⅹも Ⅶ・ Ⅹ Ⅸ に対す る遠 泳群等 が比較 的 に多 く;分裂 病静穏群 では,Ⅸ ・ⅩⅦ に対す る速日 永群 の 酎 L : 型が比較 的 に多い.又 神経 症 不安群 で は ,Ⅸ ・ X V I X I X に対す る速月 永化が比 較 的多 く ;分裂 病不安群で は, Ⅰ に対す る徐 泳 化 ,X V に対す る速豚 化等 の反応 製が比較 的 に 多い. ここで殊 に顕 著 なのは,徐豚 化及 び 遠泳群が,神経症静穏群 及 び分裂 病静穏群 の

Ⅹ Ⅶ に対 して比較 的 多数み られ ることと,分裂

病静穏 群 につ いて,Ⅸ に対す る速月 永化型 反応

が 0で あ ること等 で あろ う.概 して又,分裂

(13)

神経精神科領域 におけ る El e c t r o‑ c ar di o・ t a chogr am に関す る研 究 ‑ 2 47 第 1 5 表 第 1 4 表 中 が・ t es t に よ り有意差 を示 す ものについての P値

禦空 竺 ̲ L 徐 泳 化

Ⅰ ⑥ 1 ‑3 日‑‑ ‑0・ 0 3 8

l t

「 . 」 J .. .. ‑ W・ '・;

Ⅹl Ⅶ

Xr X

@ 1 ‑3 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 0. 0 4 3

④ 6 ‑1 ‑ ‑ ‑0. 0 3 4

@ 6 ‑0 ‑ ・ ‑・ ‑0. 0 3 8

@ ・ 2 ‑5 ‑ ‑‑ ‑0. 0 3 6

④ C ‑8・ ・ ・ ‑‑ ‑0

℃ 8 ‑0 . ・ ・ ・ ・ ・ ・ ‑o

④ 0 ‑5 ‑‑‑‑0

@ 0 ‑3 ・ ・ ・ . ・ ・ ・ ‑0 亀 5 ‑0 ・ . ‑. ・ . ・ 0

2 nU 2 7 3 0 1 0 nU 4 0 nU 0 0 0

④ 0 ‑1 ・ ‑・ ‑ ‑0. 0 3 2

(註 ) ④ 正常群一静穏群

⑧ / / 一神経症静穏群 ( b 3; 〝 一分裂病 / /

⑧ / / 一不安群

官 / / ‑神経症不安群

//

一分裂病 / /

遠 泳 化

' Py 8‑0. . ・ ・ ‑・ ・ 1 0. 0 1 0

@ 5 ‑0 ・ ・ . ・ ・ ・ ・ ・ ・ 0. 0 4 3

r t

B) 1 ‑3 ・ . ・ ‑ ・ ‑0. 0 4 3

⑥ 0 ‑3 ・ ・ ・ ‑・ ・ ・ ・ 0. 0 0 7

㊨ 1 3‑ 6 ‑・ ‑ ‑ 0. 0 2 5

㊨ 13‑ 2 ‥ ・ ‑・ ・ ・ 0 . 0 4 0

@ 6 ‑ 0 ・ ・ r ・ ・ . ・ . ・ 0 . 0 1 3 ( 訂 0‑ 4 ‑. ・ ‑ ‑ 0 . 0 2 0

Ⅰ ︻1 5一 ト 一山L LJl ‑・ ‑ 0 . 0 0 5

‑ ‑ ‑ 0 . 0 4 8

8‑ 0 ・ ・ ・ ・ ・ ‑ ‑ 0 . 0 3 5 1 5 ‑ 3 ‑‑‑0 . 0 4 3 0 ‑ 2 ‑ ・ ‑ ‑ ‑ 0 . 0 3 2

遠 泳 群

@ 1 ‑2 ‑・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 0. 0 2 3

⑧ 0 ‑2 ‑‑ ‑0. 0 3 2

@ 0 ‑2 ・ ・ ‑ ・ ・ ・ ・ 0. 0 3 2

⑨ 2 ‑4 ‑‑ ‑ ‑ 0 ・ 0 4 0

⑥ 1 ‑3 ‑‑ ‑ ‑ 0 . 0 4 3

@ 1 ‑3 ・ ・ ‑・ ・ ‑ 0 . 0 4 3

㊤ 1 ‑8 ‑‑ ・ ‑0. 0 1 2

④ 1 ‑5 ・ ・ ‑ ‑‑0. 0 1 0 I

@

′e ∫

ヒ 3 : : : : : : : . I . l o o: S 2 …

D 8 ‑0 ・ =‑ ‑0. 0 1 0 ( i ; 5 ‑0 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ . 1 0. 0 4 3

③ 神経 症静穏寄 一分裂病静穏群

/ / 一神経 症不安群

神経症不安群‑分裂病 / /

h E 分裂病静穏群‑ / /

∈ ) 神経症 / / ‑ / /

① 分裂病 / / ‑神経 庄不安群 e / / ‑荒廃群 亀 静 穏欝‑荒廃群

D 静 穏群‑不安群 ㊦ 不安群‑ 〝

病 静 穏群 の反 応態度 は散発 的で,傾 向性 と し て特 に顕 著 な ものが認 め られ な い こと も著 し い所 見 の ひ とつ で あ ると思 われ る.

症例 ・ 5: ○谷 ○孝. 2 5 才 . 含.精神分裂 病 (附 図 No. 7 参照)

1 年程 前 か ら離 人症傾 向 ・自閉症傾 向 ・ 意 志 減退 の傾 向が始 ま り,現 症 にお いて緊張病 型 の色 調 を強 く示 し, 検査施行 時 は 云ngs t l i ch

で あ った.附 図の t achogr am は刺 戟 XV・ⅩⅥ

・X Ⅶ及びX l Ⅶ に対す る所 見で あ るが ,殊 に XV に 対 して明瞭 な速除 化型 反応 が認 め られ ,ⅩⅥ及 び Ⅹ Ⅶにつ いて も多少 同様 の傾 向性 が み ら れ

る.

症例 6 : ○ 森 ○郡 . 3 2 才 . 吉.不安 神経症 ( 附 図 No. 8 参照)

1 ケ月程 前 か ら不安発作 ・不 眠 ・動怪 に悩

(14)

2 4 8 ‑ 芦

ま され る様 にな った.腹部緊張 感あ り,排/ A 後 も殊 に夜 にな ると滞留感 を覚 え るとい う.

元 来神経質 な性格で あ るとし、ゝ,現症 におい て手指振由が軽度 に認 め られ る.検査施 行時 は梢 々高度 の緊張 状態 にあ り,不安感 を明示 していた.附図の t acho ・ gr am は刺 戟Ⅸ ・Ⅹ

( 閃光刺戟 5f .p. S . 1 0秒間宛 2 回玩復) ・H に対す る もので あ る. Ⅸ に対 して透泳 化型の 傾 向及び遠泳群型が認 め られ, Ⅹに対 しては 刺 戟時の速月 永化が著 明で あ り,H に対 しては

症 欝で は有意 の変動が認 め られ ず,分裂病群 で は有意 の変 動がみ られ る.後者 の場合, そ の所 以は速I q 永l t型殊 に遠泳群 型の 増 加 に あ る.更 に これ らの 3 群を縦の関係 において検 討 してみ ると,刺 裁 IうⅥ については,神経 症欝の配 分構成 に多少の■ 異な りがみ られ るけ れ ど も,然 し他 群 との関 に有意 差 を生 ず る程 で はない .しか して ̲ Y I V うXI Yにつ いては第 1 7 表 に示す よ うに, 対照群 と他 の 2群 との閏 に著 明な変動が認 め られ る.即 ち,神経症 讃及び 第 1 6 表 刺戟系列の進行に伴 う主要反応類型分布の推移 ( 疾肇、 群別)

披 験 群 刺戟種 徐 泳 化 遠 泳 化 遠 泳 群 x2 P

正 常 群 8 Xl Ⅰ‑ V ‑ Ⅵ XI X 1 : > 2 4 2 ; ) , 4 : ? i : . : : : : )o

21 . 4 ‑

? XI I V一二 ‑ V 氾X I 1 : ' > 8 , ;) 4 2 シ

8 XI Ⅰ‑Ⅵ V ‑ XⅠ X 1 : ) . 7 : ; ) 2 0 2 ; ) , 0 2. 8 ‑ 0 . 8 5 <

神経症群

ド 9 RI Ⅰ‑Ⅵ V ‑ XI X , ; 3 2 , ; ) 3 4 … 3 2 8 1 . 0

分脚 T 8 Xl Ⅰ‑ Ⅵ V ‑ XI X 1 , 4 ) . 6 , : \ ) , o ; ) 3 0. 0 3 0 9. 2 ‑ ‑

? Xl I‑Ⅵ V ‑ XⅠ X ; 3 , 2 ; 3 2 3 ; 3 , 6 0 . 3 6 8 <

遠泳 化の傾 向に続 く徐泳 ・遠泳の 反応型が 明 瞭で あ る.

( 5 ) 刺 戟系列の進行 に伴 う反応類型分布の推 移

第 5 表 によ り,刺 戟 Ⅰ うⅥ に対す る反応 数 と, X r V I X I Xに対す るそれ との比較 にお いて著 差 が認 め られ たが, これ を反応類 型的 にみれ ば次 の よ うで あ った.

a) 疾患群別 ( 第 1 6・1 7 表 ).

反応類型別の反応 数実数は第 1 6 表 に示 す 如 くで あ る. x2 検定 を行 っ てみ ると, 対照群 で は有意の変動 が認 め られ, それ は徐泳 化型 の減少 ・速陳 化 型の増加 に因 ってい る.神経

分裂病群 は,対 照群 との比較 にお いて,速陳 仕草' ・ ! . T ・ こ対す る徐豚 化 型 及 び速月 永群 型の比 率が 頗 る高 く, その ために遠泳 化型 は相対 的に少 数で あ るとい う配分 を示 し, しか して両群 は 晴 々同傾 向 を示 すので あ る.

男女 別 にみ ると, 対照 群の男女 及び分裂 病

群 の男子 では, 刺戟系列の前後 において有意

の変動 が認 め られ るが, 神経症群 の男女及 び

分裂病群 の女子 では有意 の変動 が み ら れ な

い.縦 の関係 で は, 刺戟 Ⅰ う Ⅵ については,

各 般験欝男女 間 にやは り有意差 はみ られ ず,

刺戟 XI V ⇒ XI X については , 神経症群女子 が徐 陳

化型の著 明な増 加とい う特 色 を もって,他 群

(15)

神経精神科領域 にお け る El e ct r o・ c ar d 1 0・ t a Chogr am に関す る研 究 ‑ 24 9 第 1 7 表 第 1 6 表中の 2 被験群間 に有意差 を認 め るの

神 経 症 群 】 ′′ 21

I l

正 常 群 等 ′ / 3

8 . / / 9

神 経 症 群

?

. //

1 2

4 2 1 0 3 4 2 8 2 3

分裂病群 ? , ′ / 3

T▲凡 ■Zii

≡ 1 1 . 8 ・ ・ ・ ‑ ‑ ‑ ‑ 0 . 0 0 4 7 . 1 ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ 0 . 0 3 0 9 . 3 ‑ ‑ 工 ‑ ‑ 0 . 0 1

の女子 及び同群の男子 との間に有意 差 を生 じ が,荒療群では有意差が認 め られ ない.縦 の

てい る. 関係 で は,刺 戟 I →W につ いてはやは りこの,

第 1 8 表 刺哉系列 の進 行に伴 う主要 3 更応類型分 布の推 移 ( 状態 像別)

被 験 群 刺戟種 徐 脱 化 遠 泳 化 遠 泳 群 x 2 P

静穏群 神経症群 X I Ⅰ‑Ⅳ V‑X ) X 1 . : 7 2 2 2 1 7 1 2 4 . 6 67 7 I . . . こ 3 . 6 i 8< o i

o

. 0 3, 巨 6 ‑‑‑

分裂病群 X I Ⅰ V‑X ‑Ⅳ I X ; : ' >2 7 1 7 2 3 3 , ;) 3 ,

不安群 神経 症群 X I Ⅰ‑Ⅰ V‑X V I X :> " . , 4 > 5 . , 4 > 6 . 6‑ ・ I . : 三声 . 0 2, 分裂病群 X ] Ⅰ‑Ⅳ V‑X ] X : > 6 ; 32 2 ≡ ?1 2

荒 廃 群 Xl Ⅰ‑Ⅳ V ‑ XI X 1 0 2 2 0 I I ‑. ‑ 0. 3 6 8く

b)状態倭 別 ( 第1 8・1 9 表) 場合 も有意差が み られず , Ⅹ Ⅳ JX Ⅸ につ い て 類型別 交応数 は第1 8 表 に示 した 如 く で あ は, 第1 9 表 に示 す如 く,対照群 と静穏群 の間 り,静穏群及 び不安群で は有意 の変 動 を示 す にのみ有意 差が認 め られ,内 容的には神経症

第 T 9 表 第 1 8 表 中の 2 枚鹸群間 に有意差 を認 め る もの

被 験 群 刺戟笹 徐 泳 化 E 速 腺 化 速 肱 群 I x 2 P

神経 症静 穏群 〝 1 6 21 1 6

1

分裂病静 穏群 / / 1 1 : 1 2 1 5 1

分裂 病不安群 / / 1 1 9 0

(註 ) 正常群‑静穏群 の X I V‑XI X について もx 2‑1 3. 1 , p ‑0. 0 01 で あ る.

(16)

2 5 0 ‑ 戸 群 ・分裂病群 につ いて挙 げ た前項 の傾 向 と同 様 で あ る.

疾 患群別状態 像別 にみ ると,刺 戟系列の前 後 において有意 の類型分布変 動 を示 すの は, 分裂病の静穏群 と不安群 とで あ り, 前者 は遠 泳 化及 び殊 に速月 永群 の増, 後者 は徐泳 化の滅 及び遠泳 化の増 が その要 因 とな って い る.縦 の 関係 で は, またやは り I ‑ +V Iにつ いては, 各被験群間 に有意差が認 め られず, j aV jHX

にお いて第 1 9 表 に示 す如 き変動 が み られ るの で あ る.即 ち,神経症静穏 群及 び不安群並 び に分裂病静 穏群等 と対照群 ・分裂病不安群 の そ れ ぞれ との間に有意 の差 が認 め られ, その 要 因は共 に前 j群 にお いて速脈 化型が比 較 的 に 少数で あ ることによ る.

考 接

情 緒 ・情動性乃至大 脳皮質性の影響が心活 動 に及ぼす変 動 につ いて, 心電 図学 的 には多 8 t ; 9 二 1 0 L \ 数の研究報告 が あ る一 . それ らの所見 を要約す

】 1 )

ると, W EI SS 等 の い うよ うに ,1)P 波 の振 用 の増大 , 2)T 波 の 転 倒 ・低 下 ・歪 形,

j )S T の偏位一等が普遍 的の よ うで あ る. し か し (

p

‑ R・SI T 乃至 PI T 時等 の変 化,即 ち 心博速度 の変 化に関係 す る要素 につ いては, そ もそ も論議 が少 な く, しか もその所見 は一 定 して いな いよ うで あ る.著者 は この よ うな 面に対 して el e ct r o car di o t acho gr am の立場 か らその特 色 と考 え る形態 像的観点 によ り追 究 を試 み たので あ る.

fA〕 反応 数的 な観点 か らの考察

反応総 数 につ いて, 第 1 表 によれ ば, 〔正 常 群 >神経症群 >分裂病群」の関係 が み られ る. しか しなが ら, このよ うな関係 が, その よ うな疾患 別 に とい うよ りは, 状態像別 によ り以上規制 され た もので あ ることは, 第 2 表 の成績 か ら明 らかで あろ う. 即 ち t t 分裂病 に お いて反応性が最 も低 い とい うよ りは,不安 状態 の もの において反応性が低下 して い る"

とい うことの万 が よ りI T L ' ‑ 当 と思 われ る.荒 層 群 につ いて も,一 面か らみれば, その何れ も

‑ I L ‑∴ ∵ ̲ ∴ 二 ● ̲ ':̲ ‑ 1 ∴ ::‑ ‑ ̲ : ‑: =三 いか と思 われ る. この様な関係は, 刺戟系列 ‡ にお け る反J E : 数の前後比 か ら も推 論 さ れ よ

う.荒 噴群及 び正常 群以夕日ま, 何れ も後半 に お いて反応 性が著 しく高ま ってい るので あ る が, この結果 は, 実験室 的環境 におけ る期待 不安 が漸次 的 に解消 して行 く過 程 と して考 え られ るので あ り,正常 群 は恒常 的静穏状態 に 終始 し,荒 療群 は 30 分 にわ た る実験 時間中 に 不安状態 を解 消 しなか った もの と考 え得 る.

もと もと著者 が用 いた刺戟系列 は,閃光 刺戟 以外 は比 較 的積和 で あ り,決 して脅威 的な も ので はな い.心持 数 と不安状態 との関係 につ 1 2 . いては ,GLI CKSTEI N 等 の報告が あ り, 心電 計 を使 用 した 3 日間に及ぶ観察 にお いて,高 度 の不安状態群 と軽度 な もの とにつ いて,著 者 の所見 と頗 ね一致 した結果 を得 てお り, 3

日間の経過 において期 待不安 の解消 と, それ に伴 う反応性 の恢 後 を認 めてい る. なお , 著者 の場合 ,el e c t r o car di o t achogr aphy を使 用 した 30 分 の実験施 行 時 において ,児 に数学 的 有意差 を もって同様傾 向 を把握 し得 た. これ は この種 の 実 験 ・研 究 の 場 合 の el e ct r o ‑ car di o t acho gr aphy の利用 価値 を暗示 す る

ものではあ るまいか.

以上の 様な所 見か らみれば)一般 的な傾向 1 3 . と して, GELLHORN,HosKI NS 等 が い うよ うに,分裂病 にお いて反応性が全 く減退 して い るとはい ゝ切 れな い.少 な く と も, 心持 動 の 変 動 と い う 面につ いては ,s l u ggi s h s ympat het i cr eaci vi t y を示 す もの と して分 裂病 を指 す ことは出来 な いよ うで あ り,心持 リズ ムの変動様態が疾患 別 に規制 され るとい うよ りも寧 ろ情動状態 に依 存 す ると考 え られ

1 4 .

る所見 は,堀等 の見解 に一致 す る.

刺 戟種 別 には, 個々には著差 を示 す もの も

あ るが,全 般 的憤向 と しては正常群 に同調 し

て, 正常群 にお いて歯性率 の高い刺戟種 は,

(17)

神経精神科領域における El e C t r n‑ C ar di o‑ t a c ho gr am に関する研究 ‑ 2 51 1 5 . 1 6

また両群 において も概 して高いよ うで あ る・ る.因みに分裂 病群男子 は, その 1 5 名中 6 名 この様な関係 は T J刃 Ⅹ (閃光 刺戟 を除 く)に のみが静穏状態 を示 す もので あ った ことは前 至 る 1 6 ケの刺戟に対す る揚陸 戻応 数の分布状 述 した・XVにつ いての分裂 病群 の低率 は ,X l Ⅶ

第 2 0 表 1‑ j QX ( Ⅹ'Ⅶ'Ⅶを除 く)に至 る刺戟種別反応数分布についての群間柑関々係々数

正 常 群 L\ ‑ / ‑ ‑・ ・ ‑・ ・ ・ 0・ 8 0 i o・ 0 9

≡ 神 経 症 群

いl

‑‑‑ ‑0. 6 0 0. 1 6 0. 1 9 正 常 群 . 「 く こ ‑ . テ

・・‑ ‑ ‑0.3 7

0. 2 2

静 穏 詳 不 安 群

・・・‑ ‑ 0

.

56

L 0. 1 8

・・= ‑ ・・

0 .

44

・ 0. 2 0

( 謡 ) N‑1 6 ,PO. 0 0 5 ,T 2. 1 4 5 で あ る・

態 について, 2群 間の相関 々係 々数 を求 めた第 2 0 表 か らも認 め られ る.而 して この場合 に' 状態 像別 を越 えて神経症群 は分裂病群 よ り以 上に正常群 の傾 向に同調 してい ることが認 め られ るのは注 目に値 す る. この こ と の 意 義 は,予 め予想 され た結果が数字 的 に証せ られ た所 にあ る. さ らに個々を顧 み る時'顕著 な 所 見は, Ⅰ に対す る分裂病群 の低率 ' Ⅱに対 す る神経症静穏群の高率 ,Ⅹ Ⅲに対す る不安群 及 び分裂症静穏群 の低率, Ⅵ に対す る不安群 及 び荒墳群 の低率 ,Ⅹ皿 に対す る分裂病群男子 の高率 ,X V に対す る分裂病群の低率 , ⅩⅥに対 す る神経症不安群 の低率 , X Ⅶに対す る荒墳群 の無 反応 , ⅩⅧ に対す る神経症群 男子 ・静穏群 の高率等 で あ る.疾 患群が刺戟系列の前半 に おいて著 しく一般 的 に低率 を示 す とい う要因 を考 慮す る時,殊 に注 目され るのは 'Ⅱ ・X m

・X V・Ⅹ Ⅵ及 び Ⅹ Ⅶ等 に関す る所見で あろ う.こ れ らの所 見の意義 については更 に今後 の追究 を要す るが,概念 的 には頗 る暗示 的な結果の よ うに思 われ る. X D I は閃光刺戟 に続 く t t ベ ル

2 秒 間" の刺 戟で あ り,荒 墳群 (その 5 例 は 全 て男子 ) とて も高率 を示 してい ることは, 閃光 刺 戟によって加重 され た情 動不安状態 の 条件反射 的反応 のよ うに考 え られ, それだ け 閃光刺 戟の影響が大 で あ ったよ うに推 測 され

・ ‑‑・ ‑+ ; 4. 8 0 I ‑‑‑日十

と共 にその他 につ いての 反応態度 か ら予 期 されないわけではな い. X Ⅵにつ いての 神 経症 不安群の低率 は, そのよ うな状態 像の時, 王 な関心 は現荏 に向 け られ,過 去 に対 しては 可 及 的抑 r 王的態度 を持 と うとす る意 向 を示 しが ちで あ ることの現 われの よ うに も考 え ら れ る ・ X l Ⅶに対す る神経症群 男子 ・静穏 群の高 率 もまた'或程度 予期 され る所 の結 果 で は な か ろ うか・また, Ⅱに対 す る神経症静穏群 の 高率は'他 の疾患群 ・状態群 に対 しての高率 で あ って'正 常群 とは略 々同率 の関係 にあ る

もので あ って興味深 い.

以上 を要す るに, 反応 数的な観点 か ら神経 症 群 と分裂病群 とを蔵 然 と区分 す る規準は求 め難 く,状態像 との関連 にお け る var i at i on

I に満 ちてい る.荒 療群 と して も刺戟種の個々 には無 更応 も多いが, しか し全 く無 反応 とい

う訳ではない.

GSR と の 関係 において,反応態度 に不一 1 7 . 1 8 ) 致 の あ ることは,藤森教授 も指摘 してお られ る 所 で あ る.例 えば, 暗算 で は豚 蒋変 化 も GSR の 反 応性 も共 に著 明で あ るが,音 とか 痛 みで は GSR は月 永掃変 化よ りよ く反応す る とい う. このよ うな ことは当然両 反応 の反射 径 路 についての中枢性概制 に差異 が あ るため 6 ノ

と解 され, その ことにつ いて は前額で も触 れ

(18)

25 2 ‑ 戸

た. また概 して疾患時に GSR が t achogram よ りも高率 に出現 す ること も,正常群 にお い

1 9 )

ての場合 と同様であ る.しか し ,t achogr am の陽性率が疾患群 の場合,殊 に不安状態 ・荒 療 状態 において, 前述 の如 く極 め て 低 い た め,正常群 の場合 よ りも両反応 間の開 きが頗 る大 とな ってい る ' (α を °. 05 とすれば,分裂 病 群女子 ・静穏群神経症及 び分裂病以夕十は有 意 差 を得 る).即 ち, GSR の 反 応性 は,杏 群 ・男女 ・各状態 について略 々平均 的で あ る のに対 して, t achogram の変 化には著差 を 生 じ,正常群 ・ 神経症静穏群 を最 高 として . 分 裂病 ・荒 療群 を最低 とす る. このよ うな変 化 に基 くた めに生 ず る両反応 の差 は, その中枢 性機制が, GSR は 主 と して視 床下部 に'心 活動は視 床下部 を含 めたよ り広汎な領域,特 に大 脳皮質 に迄求 め られてい ることを考 え合 せ ると,荒 墳群 ・ 不安群 ・ 分裂病群等 において は大 脳皮質性 ・自律神経性機能 の減退が推測 され ると云 い得 よ う. 2 0 RI NKEL, GREENBLA TT 等 ‑ は ロボ トミーの経験 か ら, 自律神経 系の皮 質性表 現 は前頭 葉領域 に位置 す ると云 う. ら

しそ うで あるとすれば,上述の各群 において は , 前頭 葉領域 にお け る機能 減退 も考 え られ るで あろ う.いま刺戟種 の個 々についてみ る と ,I・I I・ Ⅵ ・Ⅳ ・Ⅸ ・X VIX Ⅵ及 び X Ⅶ等 に お いてそれ等 の群が著 しい低率 を示 してい る

べか らざる もの とされてい ることと共 に,上 述の推 論 に適合 す る所見で はないか と思 われ

る.

〔B〕 反応類型的な観点 か らの考察

総合 的にみれば, 遠 泳 化型 を筆頭 に徐泳 化 型う速月 永群型の順 に続 き, これ らの 3 類型 を もって略 々 8 0% 程度 を占めてい る (ただ し荒 療群のみは晴 々 5 0%) .従 って これ らの動向 を検討す ることによ り,疾 患別 乃至 状態像別 の大 勢 は把握 され よ う.

以上 のべ た顎型 についてみ ると,第 9 ・1 0 表 か ら, 神経症群 ・分裂病群 ・静穏群及 び不 安群等 は近似的配分構成 を示 し,正常群 に対 して分裂病群及び静穏群 は有意 の配分差 を示 してい る.殊 に分裂病静穏群 にお い て 著 し い.このよ うな差 は 第 7・ 8 表 か らも知 られ る よ うに,速陳 化型が各群 について略 々平均 的 で あるか ら,綾日 永化型及 び遠泳群型の態度 に 従 うことにな る.即 ち正常群 に比 してそれ ら の群では, 徐陳 化及び速日 永群 の比 率が高 く, 相 対的に遠泳 化の比 率が低 くな ってい る. この 傾 向 と全 く対照 的な関係 で,荒療群は静 穏群 との間に有意差 を生 じ, しか して分裂病不安 群が最 も正常 群 に近似的傾向 を示 す.第 21 表 によ って これ らの関係 をみれば一 層明瞭で あ る.荒療群 にお いてのみ t t 徐 泳 化型 +遠泳群 型 " の比 率が正常 群 よ り有意 に低 い. 他 は殆 ど 第 21 表 徐腺化型及び遠泳群塾反応数合計の百分率比較 ( ±≒1 とす )

験 互 症 病 ⁝ 打 ・:I .

静 穏 群

不 安 群

荒 磨

3 1 /m"2 十m 9 . ′ 2 >1

2 2 23 20

二 ….二三

■J 1

ヽー ノ WU MJ 1

ことは,思考 的機能 は 勿 論 ,emot i on 殊 に emot i onalf eel i ng には大 脳皮質作用が欠 く

2 9. 4± 2. 6 45. 2± 3. 4 4 6. 2± 4. 2 4 3. 9±4. 1 5 8. 8±5. 3 4 7. 9±5. 9 4 0. 0±8. 3

) 4 9. 4±3. 3

( 正 常群 に対 して)

⁚ + 二 + 十 二 、t ノ

)45 ・ 3±4 ・ 8 ! ≡ ) ± 8. 6±5. 8

全ての群 にお いてそれはよ り高 くな っいてい

る. しか して夫 々の群間には有意 の差 はみ ら

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