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ホ ノ ル ル 美 術 館 蔵 「 も み ち の 賀 」 解 題 と 翻 刻

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Academic year: 2021

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(1)

  書誌と特徴

稿は、ド・る、る。

【所

  【GENJI-22

ちの賀」(表紙中央直書、本文同筆)   【】「   【内題】

なし

  【冊数】

一冊

  【寸

16.5 ×21.7cm

  【

  【   【

  【丁(丁、)、

印。)  ) 】「」(上、   【行(行。 者不明。 き、左、に「が、 /巻末に以紹巴朱点句切校合之本一校了とあり」、ただし鉛筆で「横」      付。は「虫・蝉・三、

  は、ド・ン(り、に、で、 は、調 り、物・ が、方、本・は、の専門が異なることもあって従来知られていない。 ホノルル美術館蔵「もみちの賀」解題と翻刻  リチャード・レイン旧蔵の横本『源氏物語』

岡  田  貴 

*キーワード

   

『源氏物語』

・紅葉賀巻・横本・レインコレクション・支子文庫本

(2)

で、る。り、が『は、嘉「 に、型(さ・は、常、(枡型本)か四半本かのいずれかである。『源氏物語』の写本にあっと指摘される通りである。は、る。ば、巻・巻・る「ば、る。が、は、本『の、る。ず、   支子文庫本との関係

で、の『て「九州大学附属図書館が現在所蔵する横本『源氏物語』る。 の「が、 志「蔵「 子文庫本に該当する(「支子文庫」は旧蔵者である田村専一郎〜一九七五、元九州大学教養部教授)の文庫名)

  

「河合氏蔵書」印がある。 が多い。朱による句読点は、紹巴本によったもの。田村氏の印記の外、 が、 い。また「紹巴以本句切朱点一校了」(玉鬘巻末)などの識語がある。 る。が、宴・ 若菜下夕霧御法匂宮橋姫椎本宿木東屋 雲・女・鬘・音・蝶・蛍・分・幸・ は、顔・花・宴・木・磨・石・ 写。装。紙。帖。紙(  横(×帖・

  この支子文庫本は、田村の自筆蔵書目録(和 )に、

  

源氏物語、

二九、室町古写、(夕顔、末摘花、花宴、賢木、絵合、松風、薄雲、少女、玉鬘、初音、胡蝶、蛍、野分、御幸、梅枝、若菜下、柏木、夕霧、御法、匂宮、竹河、橋姫、東屋、浮舟)を、け、り、で「913/る。た、ム(250-5-1)・真(E6314

(3)

DOI:10.20730/100076564 )。蔵「は、り、た「る。は「れ、ら「の、る。に、き、る。て、巻・巻・と、稿 」(

11「玉かつら」

12「はつね」

13「こてふ」

15「野わき」

16「みゆき」

17「まきはしら」

18「むめか枝」

20「夕きり」

「以紹巴校合朱点句切之本一校了」

21「みのり」

25「屋とり木」

26「あ

つま屋」

27「うきふね」

22「にほふ宮」

23「はし姫」

24「しゐかもと」

28「かしは木」

29「竹河」

  ら、蔵「と、は、れ、は、い本からの一部と推測されるのである。  お、は、調本『 は、冊(89-286 16.4 ×

23.4cm が、巻・り、る。

      本文   蔵「し、特に二字以上の異同を検すると、以下のように肖柏本日大三条西家本本・西本・本・本・る(掲「蔵「の「本系統らしい」との記述と適合する。・二條院には人むかへ給へるなりと

6オ 4〜

5)

  

かへたまへりと【湖】むかへ給へるなりと【肖三徹証正紹巴】 と【】、と【】、

(4)

おほゆるに(9ウ

11〜

10オ 1)

   …おほゆ【大横榊陽池穂吉湖】おほゆるに【肖三徹証正紹巴】

いはけ なくきこゆるなと(

24オ 9〜

10)

  

いわけて【大横榊陽穂吉巴湖】

、いはけ なくて【池】いはけなく【肖三徹証正紹】ことなるを(

29オ 6〜

7)

   …いとことなる【大横榊陽池穂吉湖】ことなる【肖三徹証正紹巴】ねられ給はぬ ろなれは(

31ウ 6〜

7)

  

ね給はぬ【大横榊陽池穂吉湖】

ねられ給はぬ【肖三徹証正紹巴】しなしきこえぬるにかとわひしさに(

32ウ 4〜

5)

  

しきこえぬるかと【大】

しきこえぬるにかと【横榊陽池三穂吉】と【】、と【証正巴湖】

  て、り、訂、記、ぶ。は、ら、は「る。②・③・ら、は、て、施された伝本だったと考えられる。

  が、 は、る。掲「蔵「統本で訂正したところが多い。朱による句読点は、紹巴本によったもの」ら、で「て、使は、本(き、による本文校訂を示したものと考えられる。・思いてきこえ給ふとき あま君をこひきこえ給ふ(

7ウ    …とき【大横榊陽池肖三穂吉徹証正紹】ときは【巴湖】・御その うしろひきつくろひなと(

13ウ 6)

   …うしろ【大横榊陽池肖穂吉徹正紹】御うしろ【三証巴湖】・もりこそなつのとみゆるめるとて(

27ウ 5〜

6)

  

おもれと・人の御なくさめにと見まほしきは( めり【紹】みゆる【三巴】 る【】、ゆ{る【

29オ 8〜

  

・まことはうつし心かとたはふれにくしや( おもへれと【横陽三巴(陽は思つれとカ) と【】、と[ へイ

33ウ 8〜

9)

  

こりぬらんかし・物かくしは たまひ [朱]【大】、うつしこゝろか【穂】うつし心かと【巴】 よ【】、

36オ 1)

(5)

   し【肖紹巴】 し【】、   上野英子「潮廼舎文庫蔵「紹巴奥書本源氏物語」と『紹巴抄』」および「紹 ば、た『の伝本には、①「潮廼舎文庫蔵、弘治三年紹巴奥書(写本五一冊)

   →紹巴が校合し奥書を起草。『紹巴抄』所用本文に近いとされる。②「同(潮廼舎文庫蔵・筆者注)  紹巴加点本「行幸」(写本一冊)    →次伝本の僚巻。③「思文閣目録掲載、永禄六年紹巴等書写・加点(写本五〇冊)    →寄合書。紹巴は十帖分を書写し、全帖に朱点・句点を施す。④「蓬左文庫蔵、天正八年紹巴書写校合本(写本五四冊)

  

⑤「今治市河野美術館蔵、慶長二年紹巴奥書(写本五四冊) 号の「紹」 書。写、し、草。稿

  

文との比較と行う い。し『 が、り、 の「巴」 書。写、る。稿

)(1

、「かたみにつきす」

9ウ 〳〵」( 8)と「かたみにつきせす」 22ウ

ら、 8)と「〳〵ど、     僚巻たる支子文庫本の全体を視程に入れた上で追考を期したい。 た紹巴本の特定に際しても大いに検討の余地を残す。この点については、 も、と、使   稿が、 唆、また朱点・句点のある③も有力と考えられる。 れ、使

1)ド・は、石上阿希「リチャードレインの春画研究京都と春画」(『日文研』第五十五号、二〇一五年九月)による。2)究()「」(表・俊、)、同「」(表・敏、)、同「誌・版・釈の総合的研究」(代表山下則子、二〇一四年度〜二〇二〇年度)金(化())籍(ド・調関する研究」(代表・神作研一二〇一八年度〜二〇二二年度)3)https://art.honolulumuseum.org/collections 閲覧)

(6)

4)嘉「」(『『』、誠出版、二〇一四年。礎稿の初出は二〇〇九年)5)    』(館、)。載図版は夕顔巻の巻頭部分。志「蔵「報告」(『語文研究』第四十三号、一九七七年六月)7)蔵「」(号「/田村教授関係資料/―6」)ただし、近年発表された瀧山嵐「伝三条公敦筆源氏物語断簡考」(『早号、は、て、し、て「る。町時代後期における横本『源氏物語』の存在を示唆する報告として、本稿と併読されたい。上野英子「潮廼舎文庫蔵「紹巴奥書本源氏物語」『紹巴抄』」(『年報()』号、)、」(『実践国文学』第九十四号、二〇一八年十月)

10)『

抄』(武蔵野書院、二〇〇五年)による。

付記 

部である。 」、 ム(名「 る。稿は、 館、

(7)

1)ホノルル美術館蔵「もみちの賀」表紙

(図版

2)同巻頭

(8)

3)同巻末、古書販売目録の紙片貼付箇所

(図版

4)九州大学附属図書館支子文庫蔵『源氏物語』夕顔巻表紙

(9)

5)同巻頭

(図版

6)同夕霧巻末の識語

参照

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