共同研究「21世紀東アジアにおける政治危機」2009 年度研究報告
著者 毛 桂榮
雑誌名 明治学院大学法律科学研究所年報 = Annual Report of Institute for Legal Research
巻 26
ページ 79‑79
発行年 2010‑07‑31
URL http://hdl.handle.net/10723/2226
79 2009年度活動報告
2009年度研究報告
毛 桂 榮
2009年度の研究を以下に整理し報告する。
1.2008年度の研究報告(本年報2009年)で言及した「跨越国境的行政管理論:美国、日本、中 国」は、汕頭大学(スワトウ)の『地方政府発展研究』、2009年第四輯(2009年3月)で公 刊された。
2.2008年度の研究報告で言及し、再刊行することになった「日本行政学研究与教育回顧」は、
明治学院大学法学論集、87号、2009年8月に掲載された。
3.2008年度の研究報告で言及した「日本独立法人制度述評」は、《公共管理評論》第7巻(中 山大学)、2009年で刊行された(奥付の記載は、2010年1月)。
4.日本行政学会訪中団の一員として、2009年11月21から24日まで北京を訪問し、中国行政管理 学会と日本行政学会との共催で、北京対外経済貿易大学主催の「日中行政の改革と発展シン ポジューム」に参加した。私を含め3名報告した。橋本信之(日本行政学会理事長)『日本 の行政研究の動向』、堀江正弘(同国際交流委員長)「日本の政治行政の動向」、毛桂榮「日 本の行政改革の動向」。また、滞在期間中、日本行政学会の60周年記念大会(2010年)への 中国行政管理学会の参加を相談し、さらに、北京大学行政管理研究センター、人民大学公共 管理学院を訪問し、講演と交流を行った。
5.中国語の研究報告書として、公刊はしていないが、「日本都市計画与住民参加」、そして「日 本智庫的現状与発展」を2009年中に完成した。都市計画研究の一環として、日本都市計画と 住民参加を概観した報告書を作成し、また日本のケースを念頭に置きながら、「中国の都市 計画と公衆参加―上海をケースに」を研究し始めた。上海をケースとする研究は、北九州の 国際東アジア研究センターの援助で始めた研究だが、2009年の夏に復旦大学にある北九州の 国際東アジア研究センターの研究施設を利用し、いくつかの調査を始めた。いずれは報告書 を完成させた。また、日本のシンクタンク(智庫)に関する研究では、国際問題研究所など を調査し、日本の学会、大学、政府などの人的ネットワークでシンクタンクの在り方を調査 し、検討した。ちなみに、報告書の中では、審議会をシンクタンクとして見ることを検討し た。これからは、シンクタンクの比較研究、知的生産と公共政策との関連などの研究を課題 としたい。
6.行政文化の研究として、法政大学の「東アジアにおける行政文化の比較研究」に参加し、
2010年2月20日 (土)に国際シンポジューム「日・中・韓における公務員制度改革―官僚制 の文化変容は可能か」に参加した。日本行政学における行政文化論をもう少し研究したい。
(2010年4月1日)