平成 22 年度
事 業 計 画
目 次
は じ め に
平成22年度東京都支部事業計画
第1 災害救護活動 1
1 東京都支部救護活動 1
2 地域での救護活動 5
第2 講習普及活動 7
第3 活動を支えるボランティア等 10
1 赤十字ボランティア 10
2 青少年赤十字 16
第4 国際活動 20
1 国際救援、開発協力事業 20
2 国際交流、協力事業 22
第5 安定的な財源確保と赤十字思想・活動内容の普及 23
1 赤十字会員(社員)の募集 23
2 赤十字思想・活動内容の普及 26
第6 医療事業、血液事業、社会福祉事業 30
1 医療事業 30
2 血液事業 32
3 社会福祉事業 36
第7 職員研修 40
平成22年度支部主要行事一覧 41
は じ め に
日本赤十字社東京都支部は、明治20年(1887年)10月の創立以来123年に亘り、 赤十字の人道的任務を達成するため、多くの方々に支えていただきながら、災害救護、講習普及、 赤十字ボランティア、青少年赤十字、国際救援・開発協力、社資募集等様々な活動を展開し、 都民の皆様の信頼と期待に応えられるよう努めてまいりました。 今日、世界では、民族及び宗教間の対立等による紛争や異常気象による自然災害が多発し、 HIV/エイズ、新型インフルエンザ等の新興感染症やマラリア、結核等の再興感染症の脅威も 増大しています。国内においても、大地震や豪雨災害への対応、新型インフルエンザへの対策が 喫緊の課題となっており、赤十字が取り組むべき人道的任務は、益々増大しています。 しかしながら、一昨年の米国発の金融危機に端を発した世界同時不況は、日本経済にも大きな 打撃を与え、企業収益の悪化及び失業者の増加を生み、赤十字の活動資金の募集にも影響を及ぼ しています。また、近年、途上国を中心とする支援活動に取り組む国際機関、NGO・NPOが 国内外で増加しており、赤十字の活動と一部競合しています。 これらの状況を踏まえ、平成22年度は対前年度比で社資収入1億円の減収を見込む一方で、 これまで実施してきた事業を精査し、一から見直すことで経費を節減することにより、赤十字の 人道的任務を達成するための事業を適切に実施できるよう工夫いたしました。 災害救護活動では、近い将来発生する可能性が高い首都直下地震に備え、救護訓練の実施、 救護資機材の整備、非常電源設備の増強、地域(自主)防災組織への支援、赤十字エイド ステーション(帰宅困難者支援所)の増設、冊子「東京大地震への備え」の頒布による都民への 普及啓発等に努めてまいります。 また、事故を防止し、緊急時に必要な手当ができるようにするため、正しい救命手当・応急 手当の知識と技術を救急法、水上安全法、健康生活支援講習、幼児安全法の各種講習会を通じて 普及するとともに高齢社会への対応として、にこにこ赤十字健康教室や災害時高齢者生活支援 講習などの講習を実施いたします。 赤十字活動の中心的な担い手であるボランティアの方々にさらにやりがいのある活動を行って いただくため、HIV/エイズ予防プログラム、裁縫による青少年赤十字支援プログラム、幼児安全法講習会における保育ボランティア活動等のさらなる充実に力を注ぎます。 青少年赤十字では、モンゴル国で寒さや貧困で苦しむ子ども達への衣料の送付や被災地の 子ども達へのギフトボックス贈呈などの活動を継続するとともに、加盟校の拡大に努めます。 さらに、青少年赤十字の実践目標の1つである「国際理解・親善」推進の一環として北京市で 開催される青少年赤十字交流キャンプに東京から中高生を派遣します。 こうした赤十字事業を都民の皆様に広くご理解いただき、赤十字を身近な存在として認識して いただけるよう平成20年度から始まった「読売巨人軍赤十字支援プロジェクト」での協働など、 広報活動にも力を注いでまいります。 具体的な計画につきましては、本文をご覧いただければ幸いに存じます。 平成21年(2009年)の赤十字思想150周年(ソルフェリーノの戦いでのアンリー・ デュナンの赤十字思想の着想)から平成25年(2013年)の赤十字150周年(赤十字国際 委員会の創立)の5ヵ年に亘る期間は、世界の赤十字にとって大きな節目の時期となります。 景気の動向は今後しばらく予断を許しませんが、この苦境にある今こそ職員一同が改めて赤十字 の原点に立ち返り、共通認識の下に心を一つにして、都民の皆様の期待に応えるべく事業遂行に 取り組む所存であります。 平成22年度につきましても、皆様方の変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願い申し 上げます。 平成22年2月 日本赤十字社東京都支部
平成22年度 日本赤十字社東京都支部事業計画
第1 災害救護活動
1 東京都支部救護活動
災害救護は、赤十字本来の使命に基づく第一義的な活動であり、ジュネーブ諸条約等 を拠りどころとした日本赤十字社法及び同定款に基づいて行われている。また、日本 赤十字社は災害対策基本法等により「指定公共機関」として位置づけられ、大きな役割 を担っている。 主な災害救護活動としては、医療救護、救援物資の備蓄と配分、血液製剤の供給、 義援金の受付等がある。東京都等の地域防災計画における赤十字としての役割を果たす ため、東京都をはじめ各防災関係機関との連携と役割分担を行い、実効性のある救護 体制の確立と、その充実、強化を図っていく。 また、職員、ボランティアを対象とした災害救護研修、訓練を更に充実させるととも に救護資材等の整備の充実も図る。 (1) 救護員の充実・強化 災害時に円滑な救護活動を展開するため、職員(支部、病産院、血液センター、社会 福祉施設)やボランティア対象の各種災害救護研修、訓練を実施する。 区 分 対 象 内 容 災 害 救 護 基 礎 研 修 都内赤十字職員 災害時の活動に必要な基礎的な 知識と技術の習得(6月) 災害救護フォローアップ研修 都内赤十字職員 基 礎 研 修 修 了 者 を 対 象 と す る 活 動 の 専 門 的 知 識 と 技 術 の 習 得 (9月) 災害救護レベルアップ訓練 都内赤十字職員 フォローアップ訓練修了者(3年 以上経過)を対象とした実践的な知 識と技術の習得(11月) 本 社 ・ 第2ブ ロ ッ ク支部 合 同 災 害 救 護 訓 練 (山梨県支部主催) (※1) 第 2 ブ ロ ッ ク 支部赤十字職員 本 社 職 員 ボ ラ ン テ ィ ア 本社及び関東、山梨、新潟の赤十 字職員並びにボランティアによる 実災害時を想定した広域応援救護 訓練の実施(10月14日~15日 〔予定〕)区 分 対 象 内 容 災害時支部職員徒歩参集訓練 (※2) 支部事務局職員 首都直下地震に備えた支部社屋 への出勤訓練(1月) ※ 管内施設に対してもこれまでど おり推奨する。 東 京 都 支 部 ・ 施 設 合 同 災 害 救 護 訓 練 都内赤十字職員 他 首都直下地震を想定し、社屋損 壊、入院患者、外来患者及び傷病者 受け入れ状況等の連絡調整訓練等 を行うため、葛飾赤十字産院を会場 とした災害救護訓練を実施し検証 する。 ※1 本社・第2ブロック支部合同災害救護訓練 当該訓練は、第2ブロック9支部の輪番主催で実施されており、平成22年度は山梨 県支部主催により山梨県内の会場で行われる。実際の災害救護に近づけた訓練を実施し、 支部間の連携、協力体制の強化を図る。(第2ブロック:東京都、茨城県、栃木県、群馬 県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、山梨県の9都県) ※2 災害時支部職員徒歩参集訓練 赤十字は災害発生時における救護活動を使命としており、また、災害対策基本法によ り「指定公共機関」として位置づけられている。特に、首都直下地震の発生時において、 当支部事務局は東京都をはじめとする関係機関との連携のもとに赤十字における中心的 な役割を担うことになる。そこで、いつ災害が発生してもできるだけ速やかに対応でき るよう、職員を対象に支部社屋までの徒歩による参集訓練を平成18年度から実施して いる。 (2) 赤十字病産院における医療救護体制整備 赤十字病産院は、災害時において本来の医療業務に加え、被災傷病者の受入れを行う ほか、医療救護班を被災現場へ派遣するなど災害救護活動の中心的な役割を担っている。 本年度も災害の発生を想定した実践的な研修、訓練を実施する。 区 分 医療救護班 編 成 数 1 班 編 成 内 訳 武 蔵 野 赤 十 字 病 院 ( 災 害 拠 点 病 院 ) 13班 医 師 1人、看 護 師 長1人 看 護 師 2人、主 事 2人 (※) 大 森 赤 十 字 病 院 5 班 葛 飾 赤 十 字 産 院 2 班 ※その他、必要に応じて薬剤師、こころのケア要員を編成に加えることができる。
(3) 赤十字血液センターにおける救護体制整備 災害発生時においても、安全性の高い輸血用血液を確実かつ迅速に医療機関や災害 現場に供給することが、血液センターの重要な責務である。 災害時には、被災現場に「血液救護班」を派遣し、輸血用血液の円滑な供給に努める。 区 分 血液救護班 編 成 数 1 班 編 成 内 訳 東京都赤十字血液センター 2 班 臨床検査技師 2人 主 事 2人 東京都西赤十字血液センター 1 班 (4) 救援物資(緊急セット、圧縮バスタオル)の整備・備蓄 災害時の救護活動を円滑に進めるため、各種救援物資を都内5ヵ所の救護倉庫をはじ め各地区に配備している。本年度は、本社補助金による配置分以外に、支部社資財源に より緊急セット及び圧縮バスタオルを作製配備する。 区 分 全体計画 整備済 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 支 部 社 資 に よ る 緊 急 セ ッ ト の 整 備 2,988 セット ― 996 セット 996 セット 996 セット 支 部 社 資 に よ る 圧 縮 バスタオル(東京都支部 オ リ ジ ナ ル ) の 整 備 8,500 枚 6,000 枚 2,500 枚 ― ― (5) 行政及び各防災関係機関等との連携 効率的な救護活動を実施するため、東京都をはじめとする地方自治体、各防災関係機 関などの関係団体と連携強化を図る。 区 分 実施時期 参 加 対 象 東 京 都 ・ 地 域 合 同 総 合 防 災 訓 練 8月 支部、病産院、血液センター、 救護ボランティア 東 京 都 ・ 島 嶼 合 同 総 合 防 災 訓 練 10月 支部、産院、救護ボランティア
区 分 実施時期 参 加 対 象 東京国際空港救急医療訓練 8月 その他2回 支部、病院 地 区 訓 練 へ の 参 加 通 年 支部、地域奉仕団、救護ボランテ ィア 東 京 都 高圧ガ ス 防 災訓練 10月 支部、救護ボランティア (6) 救護資機材の更新整備 ア 通信機器の更新整備 基地局(150MHz1局、400MHz1局)を旧大田赤十字血液センターから 大森赤十字病院に移設更新する。また、移動無線機を更新し、災害時の他機関との連絡 通信体制を強化する。 (7) 非常電源設備の増強 当支部では、大地震等による停電の際に、電力を確保するため、軽油を燃料とした非常 用発電機を設置しているところである。平成22年度、その補助電源として、5kWの 発電能力を有する太陽光発電装置を設置する。 (8) 非常連絡体制の充実 大規模災害に備えて、支部職員等の安否確認、被災地情報の収集、緊急連絡等を行うた め、携帯電話やパソコンを活用した『安否確認サービス』を導入する。 災害救護訓練
2 地域での救護活動
地域赤十字奉仕団をはじめとする赤十字ボランティアや地域(自主)防災組織の方々 が、災害時にそれぞれの地域における救護活動に積極的に参加できるよう環境の整備を 行う。 (1) 救護ボランティア活動の充実・強化 災害時の救護活動を行ううえでボランティアの協力が欠かせないため、東京都や区市 町村、ボランティア団体と連携して救護ボランティア活動の充実及び強化を図る。 また、ボランティアの自主性を重視した活動を行うとともに、武蔵野、葛飾、立川、 新宿の各救護倉庫を拠点とした迅速な活動が展開できるようにする。 区 分 実施時期 内 容 災 害 救 護 セ ミ ナ ー 年4回 災害時ボランティア活動希望者を対象 とした研修 年4回 地域(自主)防災組織を対象とした研修 年4回 地区、地域での開催による研修 救護ボランティアの登録 通 年 災害時に救護活動に参加できるボラン ティアの募集、登録 各救護倉庫を拠点とした 救 護 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 適 宜 当支部の救護倉庫での研究会や研修会 の実施 赤十字救護ボランティア ステップアップセミナー 年6回 救護ボランティア登録者を対象とした ステップアップ研修 ア 災害救護セミナーの開催 赤十字に対する理解を深め、災害救護の基礎的知識の取得を図るとともに、被災者 から求められるボランティアを育成するためのセミナーを開催する。 (2) 災害時帰宅困難者対策(「赤十字エイドステーション」の設置) 首都直下地震等の際に想定される帰宅困難者の支援活動の一環として、今年度も主要 幹線道路沿い等に「赤十字エイドステーション(帰宅困難者支援所)」の設置を進める。 「赤十字エイドステーション」は都内で被災し、交通機能が停止した際に徒歩などに より職場、学校等から自宅に向かう帰宅困難者を支援するため、東京都や関係機関、 地元自治体、企業、商店、ボランティア等の方々と協力して設置する。 運営は、災害救護や救急法の知識や技術を持つ赤十字ボランティアが主体となって行い、水や非常食料の提供、道案内、簡単な傷の手当や通過者の記録などを行う。 また、エイドステーションを運営するために必要な訓練を実施し災害発生時に備える。 区 分 実施時期 内 容 赤十字エイドステーション の増設 通 年 新たに常設の赤十字エイドステーション 4ヵ所の設置を行う。 帰 宅 困 難 者 支 援 訓 練 6月 支部、地域奉仕団、赤十字ボランティア等 が参加し、都内幹線道路沿いで実施する。 (3) 臨時救護 多数の人が集まるイベント等に看護師を派遣し、救急患者の発生に備える。また看護 師有資格者で組織する東京都看護赤十字奉仕団による臨時救護も併せて実施する。 臨 時 救 護 実 施 予 定 回 数 延べ70日 (4) 地域での災害救護活動PRについて 地域での赤十字災害救護活動の普及を図るため、救護関連パネルの展示やリーフレッ トの配布を行うほか、地域で主催する防災訓練等にも積極的に参加し普及啓発を図る。 災害時帰宅困難者支援訓練(エイドステーション)
第2 講習普及活動
不慮の事故等を防止し、緊急時に必要な手当ができるようにするため、病気やケガの 予防法、正しい救命手当・応急手当の知識と技術を救急法、水上安全法、健康生活支援 講習、幼児安全法の各種講習会を通して普及する。 (1) 講習会の実施 ア 救急法講習会 地域の救護活動を支えるため、事故防止と応急手当の知識、技術を習得する講習会を 開催する。 区 分 回 数 受講者数 実施時期 救 急 法 救 急 員 養 成 講 習 会 (基礎講習会+養成講習会) 90回 3,600人 通 年 救 急 法 基 礎 講 習 会 (AED講習会を含む) 110回 3,850人 通 年 救 急 法 短 期 講 習 会 (AED講習会を含む) 180回 7,000人 通 年 イ 水上安全法講習会 水の事故防止を中心に、事故発生時に必要な応急手当の知識、技術を習得する講習会 を開催する。 なお、短期講習会では、小学校を中心に「着衣泳(※)」の講習を実施していく。 ※着衣泳:服を着たまま溺れた場合の対処方法に関する講習 区 分 回 数 受講者数 実施時期 水上安全法救助員養成講習会 (基礎講習会+養成講習会) 17回 850人 通 年 水 上 安 全 法 短 期 講 習 会 45回 4,250人 通 年 ウ 健康生活支援講習会 自分自身の健康増進・介護予防を学び、すこやかな高齢期を過ごすための知識と技術 を習得する講習会を開催する。 また、地区や社会福祉協議会、ボランティアセンターと連携を取りながら、短期講習 を中心として多くの皆様に受講していただけるよう実施していく。区 分 回 数 受講者数 実施時期 健康生活支援講習支援員養成講習会 35回 700人 通 年 健 康 生 活 支 援 講 習 短 期 講 習 会 60回 1,250人 通 年 災 害 時 高 齢 者 生 活 支 援 講 習 会 30回 1,000人 通 年 エ 幼児安全法講習会 子どもに起こりやすい事故の予防と手当、家庭内での看病の方法等について習得する 講習会を開催する。 区 分 回 数 受講者数 実施時期 幼児安全法支援員養成講習会 40回 800人 通 年 幼 児 安 全 法 短 期 講 習 会 80回 1,600人 通 年 オ 親子で受けられる幼児安全法短期講習会の推進 幼児安全法のより一層の普及を目指し、現在子育中の方にもより参加しやすい環境を 整えるため、保育付き講習会や親子同伴の講習会を開催していく。 カ 救急法等資格継続研修 平成21年度から実施している研修で、平成19年4月以降に救急員等の資格を取得 した方を対象としている。内容は4時間30分の研修を受けることによって、資格の有 効期限をさらに3年間継続できるものである。 災害時高齢者生活支援講習会 AEDを使用した救急法講習会
(2) 講習普及指導員の養成 各講習を普及推進していくうえで必要となる指導員を養成する。 区 分 回数 募集人員 (各回) 実施時期 備 考 救 急 法 1 20人 1月 - 水 上 安 全 法 1 20人 9月 千葉県支部と合同開催 健 康 生 活 支 援 講 習 1 20人 11月 - 幼 児 安 全 法 1 15人 7月 - (3) にこにこ赤十字健康教室の開催 赤十字の高齢者保健福祉活動の一環として、健康生活支援講習の知識と技術を生かす とともに、赤十字ボランティアと青少年赤十字メンバーの協力を得て、高齢者がいつま でも元気に過ごすための健康プログラムとして展開する。 区 分 実施時期 回 数 内 容 に こ に こ 赤 十 字 健 康 教 室 35回 食事指導、レクリエーション、ハンドマッサージ など(実施団体:地域奉仕団、特別奉仕団、青少 年赤十字登録校等) (4) 救護フェスタ 応急手当の技術の向上、普及を図るため「救護フェスタ」を実施する。 区 分 実施時期 会 場 救 護 フ ェ ス タ 2 0 1 0 10月30日(土) 中 野 体 育 館
第3 活動を支えるボランティア等
赤十字ボランティアは、赤十字の人道の精神に基づき、地域のニーズに応じた活動を 積極的に繰り広げており、赤十字事業の推進に中心的な役割を担っている。 赤十字ボランティアには、地域、技能、学校などが共通する人々が集まって結成され ている赤十字奉仕団と、個人単位で各赤十字施設に登録し、活動する個人ボランティア がある。 当支部では68の赤十字奉仕団と約780人の個人ボランティアが赤十字の使命で ある人道的な活動を展開している。1 赤十字ボランティア
(1) 地域赤十字奉仕団 区市町村ごとに組織されている地域赤十字奉仕団は、現在当支部管内に39団あり、 約25,000人のメンバーが地域社会におけるボランティア活動のパイオニアとして 様々な活動を展開し、赤十字思想の普及を行うとともに、心温まるコミュニティづくり に貢献している。 区 分 実施回数 実施時期 地 域 赤 十 字 奉 仕 団 委 員 長 会 議 2回 4月、11月 地域・特殊赤十字奉仕団合同委員長会議 1回 3月 (2) 特別赤十字奉仕団 社会人である青年や学生で組織されている青年学生赤十字奉仕団及び専門的な知識、 技能を持つ人々で組織されている特殊赤十字奉仕団(総称して「特別赤十字奉仕団」と いう。)は、現在当支部に29団あり、約1,500人のメンバー(そのうち青年学生 赤十字奉仕団員数は約550人)が、献血の推進活動や救急法などの講習の普及活動、 災害時の救護活動など様々な活動を展開している。 区 分 実施回数 実施時期 青 年 学 生 赤 十 字 奉 仕 団 協 議 会 総 会 1回 12月 青年学生赤十字奉仕団協議会運営委員会 3回 4月、7月、9月区 分 実施回数 実施時期 青 年 赤 十 字 奉 仕 団 全 国 協 議 会 ( 本 社 主 催 ) 1回 8月 第 2 ブ ロ ッ ク 支 部 青 年 赤 十 字 奉 仕 団 連 絡 協 議 会 ( 新 潟 県 支 部 主 催 ) 2回 6月、10月 特 殊 赤 十 字 奉 仕 団 委 員 長 会 議 1回 10月 地域・特殊赤十字奉仕団合同委員長会議 <再掲> 1回 3月 (3) 個人ボランティア 都内赤十字個人ボランティアのうち、約780人が支部に登録し、様々な赤十字活動 を支えている。 区 分 実施回数 実施時期 個 人 ボ ラ ン テ ィ ア 登 録 説 明 会 ( ボ ラ ン テ ィ ア セ ミ ナ ー ) 10回 12月、8月を除く 毎月(希望者のある 月) (4) 赤十字奉仕団東京都支部委員会 区 分 実施回数 実施時期 赤 十 字 奉 仕 団 東 京 都 支 部 委 員 会 2回 4月、 1月 同 役 員 会 2回 4月、12月 同 健康・福祉部会 2回 6月、10月 同 青 少 年 部 会 2回 6月、10月 同 救護・安全部会 2回 6月、11月 同 献 血 部 会 2回 6月、10月 同 寄付・広報部会 2回 6月、 3月
(5) 各種ボランティア研修会・講習会 区 分 実施回数 実施時期 赤 十 字 ボ ラ ン テ ィ ア 基 礎 研 修 会 8回 6月、7月、8月、 9月、10月、11月、 12月、1月 赤 十 字 奉 仕 団 リ ー ダ ー 養 成 研 修 会 2回 9月 赤 十 字 奉 仕 団 指 導 者 研 修 会 1回 11月 赤十字ゆかりの地視察研修 (※1) 1回 9月 寄付広報部会広報紙作成研修会 1回 3月 東 京 都 青 年 学 生 赤 十 字 奉 仕 団 リ ー ダ ー 研 修 会 1回 3月 第2ブロック支部青年赤十字奉仕団 リ ー ダ ー シ ッ プ 研 修 会 (茨城県支部主催) 1回 8月 地 域 ・ 特 殊 赤 十 字 奉 仕 団 対 象 赤十字ボランティアリーダー研修会 ( 本 社 主 催 ) 1回 9月 青 年 赤 十 字 奉 仕 団 対 象 赤十字ボランティアリーダー研修会 ( 本 社 主 催 ) 1回 8月 赤十字奉仕団員対象救急法講習会(※2) 2回 8月、11月 ※1 都内の日本赤十字社に関係のある場所や施設、ゆかりの地を訪ね、また歴史を 探訪する研修。 ※2 赤十字奉仕団東京都支部委員会の主催により、入団間もない奉仕団員を対象に、 事故や災害など、緊急時に対応できる基本的な知識や技術を身につけることを 目的に実施する。(1回40人を予定)
(6) 活動・行事等 ア 裁縫による青少年赤十字支援プログラム 青少年赤十字が、地域のイベントや清掃活動を行う際に着用するスカーフを、地域赤 十字奉仕団が地域の加盟校と相談のうえ作製し贈呈する。 この過程を通じて、奉仕団と青少年赤十字との交流が図られ、地域で共に活動する 場が生まれる。 <作製予定数> 5,000枚 イ ボランティア研修会の地域開催 ボランティア研修会(ボランティア基礎研修会、リーダー養成研修会)の会場を東京 都支部のほか各地域でも実施することにより、奉仕団員が参加しやすい環境を整備し受 講者の増加を図る。 ウ HIV/AIDS予防プログラム ピア・エデュケーター(※)養成講習を実施して青年学生赤十字奉仕団員、個人 ボランティア等の中から、ピア・エデュケーターを養成し、青少年赤十字加盟校を中心 に予防啓発活動を展開する。 ※同世代の仲間と一緒にエイズや命の大切さを考える専門のトレーニングを受けた 若者 <開催予定回数> 養成講習会1回 ピア・エデュケーター15人養成 エ 骨髄ドナー募集支援活動 骨髄移植推進財団と連携した活動として、チラシ等の資料の封入作業や配布、また 呼びかけ等を行うボランティア活動を推奨する。 オ 幼児安全法講習会にかかる保育ボランティアの確保 乳幼児を持つ方々が、安心して幼児安全法講習会に参加できる環境を整えるため、保 育士資格を有するボランティアの確保に努めるとともにボランティア養成講習会を開催 して、有資格者をサポートするボランティアを育成する。 <開催予定回数> 研修会1回 30人受講 有資格者10人 カ 赤十字思想普及活動 赤十字奉仕団が赤十字思想の普及に取り組めるよう、支部でパネル等の広報資材を 用意し、パネル展の開催など広報資材を活用した地域密着型活動として推奨し、地域の
方々に赤十字への理解を深めていただける活動にする。 キ 夏の体験ボランティア 中学生、高校生を主な対象として夏休み期間中に実施する支部管内各赤十字施設での ボランティア活動体験プログラムで、赤十字活動やボランティア活動への参加促進を 目的として実施する。 本プログラムは、東京ボランティア・市民活動センターが主催しているもので、東京 都支部では、当該センターからの受入協力の依頼を受けて実施しているものである。 ク 上野動物園迷子相談活動 恩賜上野動物園からの依頼により同園での迷子の予防と保護のため赤十字個人ボラン ティアと青少年赤十字のメンバーが園内でパトロールや迷子の保護などのボランティア 活動を行う。 ケ 赤十字ボランティアフェスティバル 都内の赤十字ボランティアが一堂に会する機会として開催し、活動発表、情報交換、 そしてボランティア同志の交流を行うことにより、今後のボランティア活動の活性化を 図る。 コ 赤十字奉仕団委員長・副委員長への感謝状・委嘱状の交付式 委員長・副委員長の委解嘱に伴い、委嘱状の交付及び感謝状の贈呈を行うと共に、 情報交換の場とする。 サ 地域住民(新宿区)との交流事業 <新規事業> 東京都支部を会場にバザーを実施し、地元地域住民の方に東京都支部を知っていただ くとともに、地元地域住民との交流を図り、赤十字についての理解を深めてもらうこと を目的に実施する。 <実施予定時期> 9月 (7) 奉仕団への支援等 ア モデル奉仕団の指定 他のモデルとなる活動を実施している奉仕団を資金的に支援することにより(1団当 たり2年)、その取り組み意欲の向上を図り、当該奉仕団の一層の活性化を進めるととも に、他の奉仕団における取り組みを促し、全体としての活性化を図る。 <助成内容> 4団×100,000円
イ 奉仕団の新設 都内全域で赤十字活動の推進を図るため、未設置地区の解消に向け、各方面に働き かけを行う。 (8)その他 ア 会議等 区 分 実施回数 実施時期 赤十字奉仕団中央委員会・常任員会 (本社主催) 2回 6月、12月 第 2 ブ ロ ッ ク 奉 仕 団 委 員 長 等 会 議 (埼玉県支部主催) 1回 12月 イ 新規団員募集用資材の作製 新規団員を獲得するために、赤十字奉仕団東京都支部委員会寄付広報部会が中心とな り、新規団員募集用の資材を作製する。 赤十字奉仕団による炊き出し訓練
2 青少年赤十字
青少年赤十字は、日常生活の中での実践活動を通じて、赤十字の精神である人道的 価値観を身に付け、世界の平和と人類の福祉に貢献できる青少年を育成することを目的 としている。その目的を達成するために、「健康・安全」「奉仕」「国際理解・親善」の 3つの実践目標と、「気づき」「考え」「実行する」という3つの態度目標を掲げている。 東京都内では幼稚園、保育所から小、中、高校まで、合わせて495校が青少年赤十 字に加盟し、約113,000人のメンバー(子ども達)が青少年赤十字活動を行って いる。また、地域の子ども達で組織されている地域青少年赤十字が5団体あり、約 230人のメンバーが特色のある活動を行っている。 (加盟校等数、メンバー数は平成21年11月末現在) (1) 各種会議 ア 指導者対象の会議 区 分 実施回数 実施時期 東京都青少年赤十字指導者協議会 総 会 1回 2月 同 運営委員会 2回 5月、10月 青 少 年 赤 十 字 全 国 指 導 者 協 議 会 ( 本 社 主 催 ) 1回 6月 第 2 ブ ロ ッ ク 青 少 年 赤 十 字 指 導 者 協 議 会 ( 山梨県支部主催 ) 1回 8月 イ メンバー対象の会議等 区 分 対 象 者 実施回数 実施時期 青 少 年 赤 十 字 合 同 登 録 式 中・高校生 1回 5月 青少年赤十字メンバー連絡協議会役員会 中・高校生 の役員 6回 5月、6月、9月、 11月、2月、3月 青 少 年 赤 十 字 メ ン バ ー 連 絡 協 議 会 中・高校生 6回 5月、6月、9月、 11月、2月、3月(2) 各種研修会 ア 指導者対象の研修会 (ア)青少年赤十字指導者対象の研修会等の開催並びに参加促進 青少年赤十字活動のより一層の充実のため、指導者に対する研修会を開催する。 また、本社や他県支部の青少年赤十字指導者協議会等が主催する研修会等への積極的 参加を図る。 (イ)東京都教職員10年経験者研修の受入れ 東京都教職員研修センターが実施する「社会体験研修」の研修生を受入れ、赤十字 事業の体験を通して教職員に赤十字及び青少年赤十字に対する理解の促進を図る。 (ウ)「青少年赤十字」活動説明会の実施 青少年赤十字活動の拡充並びに新規加盟促進のため、都内全幼稚園、保育所、 小・中・高校等に対する説明会を開催し、活動の周知を図る。 区 分 実施回数 実施時期 青 少 年 赤 十 字 指 導 者 研 修 会 1回 12月 リーダーシップ・トレーニングセンター指導者養成講習会 ( 小 ・ 中 ・ 高 校 ) 1回 8月 青少年赤十字トレーニングセンター指導者養成講習会 ( 本 社 主 催 ) 1回 6月 青 少 年 赤 十 字 指 導 者 中 央 講 習 会 ( 本 社 主 催 ) 1回 8月 青 少 年 赤 十 字 研 究 会 ( 本社主催 東京都教育庁、区市町村教育委員会の 指導主事対象 ) 1回 1月 東 京 都 教 職 員 1 0 年 経 験 者 研 修 1回 7月~8月 「 青 少 年 赤 十 字 」 活 動 説 明 会 1回 8月
イ メンバー対象の研修会 区 分 対 象 者 実施回数 実施時期 リ ー ダ ー シ ッ プ ・ ト レ ー ニ ン グ セ ン タ ー 小学生 中学生 高校生 各1回 8月12日(木) ~15日(日) 青 少 年 赤 十 字 ス タ デ ィ ・ セ ン タ ー ( ※ ) ( 本 社 主 催 ) 高校生 1回 3月 ※全国各都道府県支部管内における高校での青少年赤十字活動の中心となるリーダーの 養成を図ることを目的に実施される (3)講師派遣・活動等 ア 講師派遣 区 分 対 象 者 実施時期 学 校 等 主 催 登 録 式 幼 ・ 保 小 ・ 中 高 校 生 通 年 「総合的な学習の時間」への赤十字プログラムの提供 (健康安全プログラム、国際人道法、災害救護学習、 福祉体験、海外救援活動報告(※)等) 小 ・ 中 高 校 生 通 年 ※海外救援活動に従事した職員を派遣し、現地での被災状況、赤十字の活動等を伝え、 国際社会への関心を高めるとともに赤十字精神の普及を図る。 イ 各種活動 区 分 対 象 者 実施回数 実施時期 1円玉募金( ※1)、使用済み切手、 プ リ ペ イ ド カ ー ド 収 集 活 動 幼 ・ 保 小 ・ 中 高 校 生 ― 通 年 モンゴル国への救援衣類等送付(※2) 幼 ・ 保 小 ・ 中 高 校 生 1回 12月~3月
区 分 対 象 者 実施回数 実施時期 ギ フ ト ボ ッ ク ス プ ロ グ ラ ム (※3) 小 学 生 1回 4月~9月 夏 の 体 験 ボ ラ ン テ ィ ア ( 再 掲 ) 東京ボランティア市民活動センター主催 実施場所:管内各赤十字施設 中・高校生 ― 8月1日(日) ~8月31日 (火) 上 野 動 物 園 迷 子 相 談 活 動 ( 再 掲 ) 高校生 ― 4月~5月 (土日・祝日) 青少年赤十字活動サポートプログラム (※4) 幼 ・ 保 小 ・ 中 高 校 生 ― 通 年 活 動 状 況 紹 介 (※5) ― ― 通 年 ※1 青少年赤十字メンバーが日頃からお小遣いを倹約するなどして集めた資金。 ①国内の災害被災者への救援、②開発途上国への支援、③国際親善に使用される。 ②の対象国は、ネパール、バングラデシュ、モンゴルの3ヵ国。 ※2 モンゴル国で寒さ等に苦しむ子ども達の苦痛軽減を目的に、冬物衣料等を届ける 活動。 ※3 青少年赤十字メンバーが世界の被災地等の困難な状況にある子ども達のことを 学び、自分たちにできる活動として、当該地の子ども達を励ますとともに、「国際 理解・親善」意識を深めることを目的に製作したギフトボックスを届ける活動。 ※4 他の福祉団体等と協力連携して青少年赤十字加盟校に提供できる活動や情報の 拡充を図る。 ※5 支部ホームページに青少年赤十字加盟校の活動状況等を掲載して活動の活性化を 図る(青少年赤十字のほか赤十字奉仕団、赤十字個人ボランティアの活動状況も 掲載する)。 青少年赤十字での車椅子体験学習
第4 国 際 活 動
1 国際救援、開発協力事業
赤十字の国際的なネットワークを生かし、海外における紛争及び自然災害による犠牲 者の緊急救援並びに開発途上国での開発協力事業を積極的に行うこととし、国際救援・ 開発協力要員の養成及び資金援助を継続する。 (1) 国際救援要員、開発協力要員の養成 赤十字国際委員会や国際赤十字・赤新月社連盟などが実施する国際救援活動及び開発 協力事業に派遣できる人材を、各種研修会を通じ計画的に養成していく。 区 分 実施時期 内 容 国 際 救 援 ・ 開 発 協 力 要 員 研 修 Ⅱ ( 本 社 主 催 ) 未定 国際救援・開発協力要員として必要な実践的 知識・技術等の修得 対象者:支部職員、施設職員、赤十字ボラン ティア (2) 開発協力事業への支援 支援対象赤十字・赤新月社 支 援 内 容 モ ン ゴ ル 赤 十 字 社 及び バ ン グ ラ デ シ ュ 赤 新 月 社 〔青少年教育等支援事業〕 モンゴル及びバングラデシュの青少年赤十字・赤新月 メンバーを中心に、青少年に対する教育及び保健・衛生 環境改善のための支援を行う。 具体的には、学校のトイレや保健室の改善など衛生環境 の改善、保健・衛生知識及び救急法・国際人道法などの 研修を実施する青少年赤十字・赤新月への活動支援、十分 な教育環境に恵まれていない子ども達への文具セット 及びスポーツ用品の提供を行う。 さらに、各国における同年代の青少年が直面している 紛争、貧困、保健衛生等様々な問題に気づき、理解を深め ることで、自分たちで取り組める国際支援について考える 機会を提供する。支援対象赤十字・赤新月社 支 援 内 容 東 テ ィ モ ー ル 赤 十 字 社 〔救急法普及支援事業〕 東ティモール赤十字社が実施する救急法事業への支援 として、心肺蘇生法訓練用人形等の資材整備及び講習普及 基盤の強化を行う。また、救急法指導員を派遣し、現地で の指導者養成の応援、講習普及体系・指導技術・教材作成 に関する助言を行うとともに、現地在留邦人を対象とした 救急法講習会を実施する。 (選定中) 〔保健医療支援事業〕 対象支援国に対し、地域保健事業への支援を行う。 具体的にはHIV/エイズ感染予防対策の増強及び必要 な検査資材等の整備を行う。 また、トイレなどの衛生環境の整備を行うとともに、 診療所の人材、技術的能力を育成し、地域保健サービスの さらなる向上を図る。
緊急救援(インドネシア)への助産師派遣 (3) 安否調査 ジュネーブ諸条約に基づき、紛争や国交が無いなどの事情で、通常の通信手段が取れ ない家族間の交信や行方不明者の所在調査を関係諸機関との協力により実施していく。
2 国際交流、協力事業
(1)日本・韓国・中国 赤十字社首都支部協議会 日本・韓国・中国の3ヵ国の各首都支部(日本赤十字社東京都支部、大韓赤十字社ソ ウル特別市支社、北京市紅十字会)が相互協力及び相互理解を深めることを目的として、 平成13年度から協議会を設置し、1年おきに支部間の情報交換や各支部の事業発展の ための協議を行っている。また、青少年赤十字交流キャンプを毎年行っており、平成 22年度は、第8回青少年赤十字交流キャンプが北京市で開催され、東京からも参加を 予定している。 区 分 実施時期 内 容 場 所 日 本 ・ 韓 国 ・ 中 国 赤十字社首都支部協議会 中 、 高 校 生 プ ロ グ ラ ム 7月末 (5泊6日) 青少年赤十字 交流キャンプ (中・高生10人) 北京市 第7回「青少年赤十字交流キャンプ」(東京) (2)本社主催国際交流プログラム海外メンバー受入れ 日本赤十字社本社が青少年赤十字の実践目標のひとつである「国際理解・親善」事業 の一環として行う海外メンバー招聘プログラムの一部期間を東京都支部が受入れるもの で、都内青少年赤十字加盟校での交流やホームステイを予定している。第5 安定的な財源確保と赤十字思想・活動内容の普及
1 赤十字会員(社員)の募集
赤十字活動の財政的基盤は、明治10年(1877年)の博愛社(日本赤十字社の前 身)の設立当時から、社員制度に基づき個人・法人等のご協力による赤十字活動資金[会 費(社費)、寄付金]により、長年確保されてきた。これは、186ヵ国が加盟している 国際赤十字・赤新月社連盟の一員として、人道的かつ世界的な規模の活動を行っている 日本赤十字社に対する国民からの信頼と期待によるものである。 今後さらに赤十字事業を推進するためには、組織の根幹である赤十字会員(社員)の 増強と活動資金の安定的確保を図っていくことが極めて重要である。しかし、近年、 町会・自治会組織の組織率低下、オートロック式マンション等の増加により戸別訪問に よる社資募集が困難な地域が増え、また、景気の動向等により活動資金募集実績額が 減少している状況にある。 本年度、12億4千万円の活動資金募集目標額を設定し、地区及び関係機関の理解と 協力を得ながら、赤十字会員(社員)の募集を積極的に展開する。 (1) 平成22年度活動資金募集目標額 (単位:千円) 区 分 22 年度目標額 21 年度目標額 増(△)減 地 区 扱 区 部445,593
445,593
0
市 部164,761
164,761
0
町村部5,596
5,596
0
小 計615,950
615,950
0
支 部 扱 個 人374,050
374,050
0
法 人250,000
350,000
△100,000
小 計624,050
724,050
△100,000
合 計1,240,000
1,340,000
△
100,000
(2) 各種協議会等の開催 地域における赤十字運動の一層の普及並びに赤十字会員(社員)の増強を図るため、 各種協議会、説明会等を実施し、赤十字活動資金募集の重要性についての理解、協力を 依頼する。 区 分 実施回数 実施時期 東 京 都 赤 十 字 協 賛 委 員 支 部 協 議 会 1回 4月6日(火)区 分 実施回数 実施時期 東 京 都 赤 十 字 協 賛 委 員 地 区 協 議 会 適宜 4月~5月 赤十字活動資金募集についての説明会 5回 4月 (3) 活動資金の募集方法 ア ダイレクトメールの活用 (ア)支部直接扱い個人向け募集 都内の個人協力者約5万人を対象にダイレクトメールによる活動資金の募集を実施 する。 また、ご支援いただいている方々への定期的な情報提供を行うとともに、継続的な 協力を依頼する。 区 分 対 象 実施時期 第 1 回 約20,000人 4月 第 2 回 約30,000人 11月 合 計 約50,000人 (イ)法人向け募集 都内の法人を対象に、ダイレクトメールによる活動資金の募集を実施する。 また、ご支援いただいている法人に対し、赤十字活動の状況を定期的に報告すると ともに、継続的な協力を依頼する。また、未協力法人についても直接訪問等を通じて 協力を依頼する。 区 分 対 象 実施時期 第 1 回 昨年度協力あり・過去実績あり 約40,000社 6月 新 規 約5,500社 過去実績なし 約104,500社 第 2 回 過去実績あり・今年度協力なし 約35,000社 9月 第 3 回 新 規 約10,000社 11月 過去実績なしの一部 約30,000社 第 4 回 周年をむかえる法人 約35,000社 3月 合 計 約260,000社
イ 地区・分区における活動の推進 赤十字活動を都内各地で広く展開し、地域のニーズに応えていくため、当支部では、 23特別区と26市、西多摩福祉事務所並びに大島、三宅、八丈、小笠原各支庁に地区 を設置(54地区)している。また、13町村に分区を設置している(13分区)。 これらの地区・分区において各自治体並びに地域ボランティアの理解と協力を得て、 赤十字会員(社員)の募集や奉仕団活動、救急法等講習会の普及など地域のニーズに あった様々な赤十字活動を展開する。また、地区・分区職員に対して、赤十字の組織や 活動等の説明会を実施し、理解と協力が得られるように努める。 区 分 実施時期 内 容 赤 十 字 業 務 説 明 会 7月 赤十字業務、活動内容の説明 対 象:地区・分区新任担当者 活動報告、活動計画説明会 2月 当該年度活動報告、次年度活動計画説明 対 象:地区・分区担当者 さらに、以下の方策を推進し、活動資金の強化を図る。 (ア)新たな社資募集方式の普及 <拡充事業> 各地区における社資募集について、各地区事務局をはじめ協賛委員や赤十字奉仕団 等の関係者の協力を得ながら町会、自治会組織を通じ戸別訪問による募集方式を中心 として展開されている。しかしながら、マンションなど集合住宅の増加や町会・自治 会組織率の低下等により戸別訪問による社資募集が困難な地域が増えてきている。 このような情勢を踏まえ、本年度においても、これまでの戸別訪問による社資募集 に加えて、口座自動引落し等を利用した方法の強化に取り組む地区を支援するととも に広報活動を行う。 (イ)チャリティーボックスによる募集 <拡充事業> 現在、ホテル等の協力によりチャリティーボックスを設置していただき社資確保に 努めているが、各地区において設置場所の紹介から回収までを赤十字奉仕団活動の 一環として推進するとともに増設を図り、設置したチャリティーボックスから得られ た協力額をその地区の募集実績とすることとし、社資募集に努める。 平成22年度 ― 120ヵ所設置予定 (ウ)香典返し、財産相続・整理、遺言信託等に関係した募集 <拡充事業> 現在、当支部においても取り組みを行っているが、情報の提供から紹介等について 赤十字奉仕団活動の取り組みとして、一層の推進を図るとともに、奉仕団の活動に より得られた協力額は、その地区の募集実績に組み入れる。
(エ)地区事業及び社資・交付金の取り扱いに関する意見交換 <拡充事業> 各地区を訪問し、各地区の現状を把握するとともに、赤十字事業の展開について 意見交換を行い、社資・交付金の適正な取り扱いについて依頼、確認を行う。 実施結果については、地区担当者会議等で報告する。 平成22年度 ― 10地区訪問予定 (4) 社員情報の保護 社員情報は、平成19年度に導入した新社員管理システムにより厳重に管理するほか、 「個人情報の保護に関する法律」を遵守するため、日本赤十字社東京都支部の「個人情 報安全管理マニュアル」に基づき管理を徹底していく。
2 赤十字思想・活動内容の普及
各種イベントや広報媒体を積極的に活用し、多くの都民の皆様に赤十字の活動内容及 び存在意義を知っていただく機会を設け、赤十字に対する理解を求めていく。 地域赤十字奉仕団をはじめとする赤十字ボランティアの協力のもと、地域に根ざした 活動の場を増やし、赤十字の存在が身近なものと感じられ、赤十字の活動に理解をいた だけるようなPR活動を実施する。 また、他の企業・団体との協働を積極的に進め、さらに効果的な広報活動を展開して いく。 (1) 平成22年度東京都赤十字大会 区 分 実施時期 会 場 東 京 都 赤 十 字 大 会 10月7日(木)(予定) 明 治 神 宮 会 館 (2) 赤十字運動月間等PRキャンペーン 区 分 実施時期 内 容 赤 十 字 サ ポ ー タ ー 募 集 キ ャ ン ペ ー ン 5月 赤十字活動の周知及び赤十字会員 (社員)募集のための広報資材等の 配布(都内駅頭等) 実施団体:地域奉仕団、特別奉仕団、 青少年赤十字区 分 実施時期 内 容 読 売 巨 人 軍 赤十字応援デーイベント 5月 東京ドームにおけるプロ野球読売 巨人軍主催試合を赤十字応援デーと して開催し、球場内外で赤十字普及 のためのイベント等を実施する。 赤十字施設(病産院、 血液センター、社会福祉 施 設 ) で の イ ベ ン ト 5月 「赤十字運動月間」において、事業紹 介とともに積極的な会員(社員)募集 を行う。 (3) マス・メディアを活用した赤十字思想・活動内容の普及 区 分 内 容 テ レ ビ 広 報 等 テレビコマーシャル(本社製作)を東京MXテレビ、 ケーブルテレビ等で放送する。 <4月、5月、3月> その他、ニュース・リリース等の発送により支部 事業の取材・報道を働きかけ、赤十字活動をPRする。 <通年> 行 政 関 連 広 報 区市町村等が実施する行事(地域まつり等)に積極 的に参加するほか、各行政機関等の広報紙等を通じて 赤十字活動のPRを行う。 <通年> ラ ジ オ 広 報 献血思想普及を図るため、東京都の補助金による 献血PR用ラジオスポットを放送する。 また、関東甲越地域支部が共同して、赤十字会員(社 員)募集PRのための統一ラジオスポットを放送する。 <4月、5月> 新 聞 広 告 等 「赤十字運動月間」のPR広告、赤十字会員(社員) 募集のPR広告、事業報告の広告を掲載する。 ソ フ ト バ ン ク チ ャ リ テ ィ ダ イ ヤ ル ソフトバンクが提供するチャリティダイヤルサービ スを活用し、事業紹介を行うとともにチャリティー協 力者を募集する。
(4) 広報資材の作製、活用 ア 東京都支部作製資材 区 分 内 容 広 報 紙 「 日 赤 と う き ょ う 」 支部要覧冊子 「 東 京 の 赤 十 字 」 会員(社員)募集、活動紹介用リーフレット 印 刷 物 「東京大地震への備え ~この1冊が家族を守る~」 ノ ベ ル テ ィ 会員(社員)募集促進、活動PR用として作製 イ 本社作製資材 区 分 内 容 広 報 紙 「 赤 十 字 新 聞 」 印 刷 物 赤 十 字 運 動 月 間 P R 用 ポ ス タ ー 映 像 メ デ ィ ア 「赤十字この1年」、「海外たすけあい」等 ビデオ、DVD (5) 読売巨人軍による赤十字支援活動 平成20年度より本格的に開始された同球団による赤十字支援活動を引き続き行う。 坂本勇人選手をメインキャラクターに定め、東京ドームに坂本勇人赤十字シートを設置 していただき、病気と闘った子ども達等を招待していただくほか、関連の報道機関、球 団全体によるPR活動にも年間を通じてご協力いただく。 東京ドームでの赤十字PRイベント
(6) 赤十字ペーパー <新規事業> 印刷会社の社会貢献事業として、印刷を依頼するクライアント(企業)へ赤十字への 寄付金付きペーパーとして紹介し、クライアントが作製する冊子の制作費の一部が寄付 される。赤十字ペーパーを提供する印刷会社、製紙会社、クライアントの三社による協 働社会貢献事業となる。 (7) 子ども用広報資材を活用したPR活動 子ども用サイズの災害救護用作業服を整備し、管内施設や地区で行うイベント等に 来場した親子向けに写真撮影会を催すことにより、20~30歳代の方々へ向けた赤十 字事業の広報活動を行うとともに、広く将来的な活動協力者の確保を図る。 (8) ホームページ ホームページ上で、ボランティア活動、国際活動、講習会開催日程などの最新情報を 定期的かつ迅速に提供し、都民に対し赤十字活動のPRを積極的に行い、赤十字への 関心を高めるよう努める。また、情報の提供だけではなく、積極的に都民の意見、要望 を聞きニーズを把握する。 日本赤十字社東京都支部 ホ ー ム ペ ー ジ ア ド レ ス
http://www.tokyo.jrc.or.jp
(9) 国際人道法の普及 国際人道法に対する正しい知識を、様々な媒体を通して広報するほか、職員を対象 としたセミナーを開催するなど、積極的な普及を図る。 (10) 赤十字標章への理解促進 赤十字標章に対する都民の正しい理解を促すための広報活動を行うとともに、「赤十字 の標章及び名称等の使用の制限に関する法律」等に基づき、赤十字標章並びに類似マー クの濫用防止に努める。第6 医療事業、血液事業、社会福祉事業
1 医療事業
赤十字病産院は、赤十字活動の基本である「人道」の精神に基づき、人々の生命と 健康を守ることを使命とし、公的医療機関として地域に根ざした医療活動を行っている。 また、各病産院では専門医療を必要としている島しょ地域の住民の方々に対して、 島しょ町村からの委託を受け巡回診療を行っている。 さらに、赤十字の使命の一つである災害時における医療救護活動についても、各病産 院とも災害発生時には医療救護班を被災地に派遣し、迅速な医療救護活動が行えるよう 常時、体制を整備している。 (1) 支部管内医療施設 区 分 稼動病床数 診療科数 入院患者延数 (1日当り) 外来患者延数 (1日当り) 武蔵野赤十字病院 611床 22科 212,000人 (581人) 380,000人 (1,557人) 大 森 赤 十 字 病 院 302床 18科 95,999人 (263人) 218,080人 (901人) 葛 飾 赤 十 字 産 院 84床 2科 33,700人 (92人) 63,179人 (215人) (2) 巡回診療事業 平成22年度も前年度と同様に、島しょ町村から委託を受け、地域住民の方々に対し て巡回診療を行う予定である。 島しょ地域での巡回診療(眼科)(3) 各病産院での取り組み ア 武蔵野赤十字病院 外来においては化学療法を充実させ、入院においてはDPC(傷病ごとの包括支払い) やクリニカルパス(個人別診療管理表)の定着により病床利用率を上昇させる。 さらに外来、救命救急センター、SCU(脳卒中集中治療室)での医療の充実と、地 域医療機関との連携をさらに積極的に推進し、一層充実した医療体制のもとで高度医療 を提供する。 イ 大森赤十字病院 第1期工事が完了後、本年5月上旬に外来及び入院部門をはじめとした大部分の 医療機能が新病院へ移行し稼動することとなる。 新病院ではICU(集中治療室)を設置し救急医療体制の一層の充実を図るほか、 地域に根ざした医療機関として安全で質の高い医療を今後とも提供する。 さらに、平成23年には完全竣工を目指しており赤十字施設として、また、公的 医療機関としての使命を果たす。 <改築スケジュール> 平成20年 2月 第Ⅰ期工事着工 平成22年 5月 新病院において外来及び入院病床302床で診療開始 平成22年 7月 第Ⅱ期工事着工 平成23年 7月 工事竣工 315床 ウ 葛飾赤十字産院 「地域周産期母子医療センター」として、地域の産婦人科医師及び助産施設との 連携をさらに推進し、年間2,000件を超える分娩を安全で安心な医療体制のもと 提供する。また、災害救護、国際救援活動の要員を養成し、積極的に派遣する。 (4) 救護看護師確保支援事業 武蔵野、大森、葛飾病産院が実施する赤十字看護大生に対する奨学金貸与に対して、 支部が資金を拠出し、救護看護師の確保を支援する。 <支援内訳> (1人当り年額 600,000円) 武蔵野赤十字病院 12人 7,200,000円 大森赤十字病院 4人 2,400,000円 葛飾赤十字産院 2人 1,200,000円 計 18人 10,800,000円
2 血液事業
(1) 部門間、施設間の連携強化 ア 危機管理体制の構築 本社ガイドラインに沿って東京都内の血液事業危機管理体制を整備するとともに、 ブロック(※)内相互支援体制を確立する。 ※血液事業におけるブロック 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県の各血液センターを 各地域内の基幹センターとする地域区分 イ 業務集約に伴う連携強化 国内最大規模の集約施設として、今後発生しうる諸問題への対応を検討しながら 進める。 ウ 広域的な需給管理に向けた検討 業務集約に合わせて需給管理についても広域的な対応ができるように取り組む。 エ 基幹センター機能の強化 全ての部門においてブロック内での連携や情報交換を密にし、適切な支援や指導が 出来る体制を構築する。 (2) 献血者の安定的確保 ア 血液の安定確保 各血液製剤は高齢化の影響等により需要が増加しているが、血漿分画製剤用原料 血漿の確保量は昨年度より少なく示されていることから、適切な確保指示とそれに 適確に応えられる体制を確保する。 イ 若年層献血者の確保 高校生献血実施の理解を深めていただけるような取り組み、地域性に応じた若年 層への訴求力を持ったイベントなどの検討を展開する。 ウ 複数回献血者の確保 新規献血者を確保し、再献血率の向上、複数回献血者の強化等、段階に応じた対策を検討し、安全性の高い血液を安定的に確保することを目指す。 エ 献血者への情報提供 献血の必要性や動機付けになる情報提供はもとより、特に初回献血者やブランク の長い献血者に対して必要な情報を事前に提供し、不安解消や事故防止につなげる。 オ 若年層への献血思想普及活動 将来の献血者確保につながるよう、これまで実施している取り組みはもとより、 さらに積極的な広報展開による啓発活動も検討し、献血思想の普及を図る。 カ 献血者の安全確保 副作用の防止と発生時の対応改善を継続して推進し、献血環境や接遇においては 快適で安心できる施設整備やサービス向上に努める。 (3) 血液製剤の安定供給 ア 需給管理体制の的確な運営 製剤別、血液型別、有効期限別の在庫管理を徹底し、状況に応じた採血や製造が 臨機応変にできる体制を維持する。また、広域的な需要管理も積極的に進める。 イ 確実な供給体制の整備 (ア)円滑な供給の実施 被集約センターが集約以前と同様の供給体制を維持できるよう、各部門、各 センターと綿密な連携を図る。 (イ)HLA適合血小板等の確保 都内での自給自足を目指し、登録者の拡大や各部門との連携により効率的な 体制を構築する。 (ウ)新技術の導入 輸血用血液製剤の安全性を高めるための技術導入が検討されているが、国の 方針が決まり次第速やかに対応できるよう準備する。 ウ 医療機関との連携 今後の使用量増加や献血対象年齢減少をにらみ、医療機関との信頼関係の醸成に 努め、副作用対策、安全対策、適正使用などに理解を求めるとともに、輸血医療の 現状や展望など必要な情報収集を行う。
エ 血漿分画製剤の販売促進 血漿分画製剤の販売促進は、血液製剤国内自給達成と血液事業財政健全化のため の最重要課題である。 血漿分画製剤の販売計画100%達成に向け、積極的な活動を行う。 (4) 法令遵守と職員研修 ア 法令遵守 安全で高品質な血液製剤を供給するために、薬事法等の関係法令に基づき定め られている基準や手順を遵守し業務を遂行する。 イ 情報の適切な管理 献血者情報や医療機関からの患者情報など、個人情報の取扱いについては慎重を 期し、より一層管理を徹底させる。 ウ 職員研修 以下の研修を実施する。 (ア)接遇研修 (イ)GMP(製造管理及び品質管理)関連研修 (ウ)献血者の安全確保のための技術的な研修 エ インシデントシステム(事故防止システム)の充実 重大な事故等に至る可能性がある事例などの情報を共有し、事故を防止するため に、積極的にインシデントシステムを活用する。 (5) 財政の健全化 ア 組織及び固定施設の見直し 効率的な事業運営を目指し、各施設のあり方や組織再構築の検討を積極的に進め、 献血ルームの設置・廃止など効果的、効率的な施設の環境整備に努める。 イ 事業の効率性向上 各部門の業務内容を見直すとともに、透明性を確保して部門間の連携を強化し、 合理的な事業運営を行う。
(6) 献血受入計画、血液製剤供給計画 ア 献血受入計画 (単位:人) 区 分 全 血 献 血 成 分 献 血 合 計 200mL 献血 400mL 献血 血漿献血 血小板献血 献血者数 64,960 368,100 63,900 112,200 609,160 イ 血液製剤供給計画 (単位:本) 区 分 全血製剤 赤血球製剤 血漿製剤 血小板製剤 合 計 供 給 数 0 389,188 123,469 103,048 615,705 (7) 血漿分画製剤用原料血漿確保計画 105,552 リットル 平成21年10月に新たに秋葉原にオープンした献血ルーム 「akiba:F」
3 社会福祉事業
東京都支部では、児童福祉法に基づく2つの児童福祉施設を運営している。 (1) 武蔵野赤十字保育園 本園は、昭和35年から全国に先駆けて産休明けからの乳児(0歳児)保育を実施 している、乳児・幼児保育事業施設である。 現在は市民のニーズに応え、通常の保育時間より1時間延長した保育と、各種の子育 て支援事業を実施している。 本年度も、保育事業の充実を図るとともに、赤十字の特性を活かした活動(青少年 赤十字活動や地域での幼児安全法指導)に取り組み、地域社会に対して赤十字に対する 理解と協力を求めていく。 園児数(定員) 178人 ア 子育て支援事業 区 分 実施回数 実施時期 内 容 育 児 講 座 、 講 演 会 3回 6、11、1月 乳幼児を持つ地域住民の育 児に対する疑問や不安を解消 するための講座、講演会及び 体験保育等を実施する。 体 験 保 育 9回 4、5、8月を 除く毎月1回 乳幼児向け給食講座 2回 4、11月 乳 幼 児 の 食事 の作 り 方と 試食会を実施する。 幼 児 安 全 法 講 習 会 3回 5、10、2月 家庭でできる幼児のけがや 病気の応急手当、蘇生法の 講習会を実施する。 子育て情報誌の発行 6回 年6回 遊び、保健、食育に関する 情報及び子育て支援事業、赤 十字活動に関する情報の提供 を行う。 0 歳 児 家 庭 支 援 (あかちゃんのひろば) 6回 6~12月 (8月を除く) 地 域 と の 交流 の一 環 とし て、0歳児を養育する保護者 等を対象に、武蔵野市赤十字 奉仕団の協力を得て、子育て 支援事業を行う。イ 地域交流事業 区 分 実施回数 内 容 異 年 齢 児 交 流 5回以上 保育園で実施する諸行事(運動会、夏祭り、 バザー等)に地域の乳幼児や小学生を招待して 在園児との交流を図る。 職 場 体 験、 実 習 生 受 入 通 年 市内中学校の職場体験、保育学生の実習を積 極的に受入れることにより保育業務への理解を 促すとともに、園児との交流を図る。 世 代 間 交 流 月1回 年配者による絵本等の読み語りボランティア を受入れることにより、世代間のふれあい交流 を図る。 また、世代間交流事業を行っているデイケア 施設「くるみの木」とは、積極的に交流を行う。 ウ その他の事業 区 分 実施回数 内 容 青 少 年 赤 十 字 通 年 近隣の公園清掃活動を継続するとともに、今 年度も国際理解・親善活動に取り組む。 夏のプールでの保育の様子(武蔵野赤十字保育園)
(2) 赤十字子供の家 赤十字子供の家は児童養護施設であり、保護者がいない、虐待を受けているなどの家 庭環境等により保護者と一緒に生活することができないため、児童福祉法に基づき東京 都の児童相談所から措置される2歳から6歳までの子ども達を養育援助している。本園 の他に分園(グループホーム)を設置し、より一般家庭に近い生活環境の中で養育援助 を行っている。 入所児童定員数 ア 児童の養育の基本 子ども達が落ち着いた環境の下で安全に安心して健康に暮らせるようにするとともに、 子ども達の自主性を育て、豊かな心を持てるように養育援助を行う。 イ 個々の子ども達に応じた適切な養育の推進 個々の子どもに応じた適切な養育が行えるように、児童指導員、保育士、心理職員、 看護師だけでなく調理職員等を含めた全職員が連携するととともに、隣接する武蔵野 赤十字病院や武蔵野市、ボランティア等の協力を得る。 入園児童の多くが心身に問題を抱えていることから、必要な心理的ケアや治療を進め ることにより心身の回復を目指す。 ウ 家庭復帰、養育家庭委託の推進 子ども達が早い時期にできるだけ保護者と一緒に生活できるよう、児童相談所等と連 携し子ども達のみならず保護者に対する支援の強化を図っていくとともに、保護者の了 解を得て養育家庭への委託を進める。 エ 地域の子育て支援 虐待の防止および家庭の子育て機能の低下、親の育児不安に対処するため、地域に 居室名 定 員 本 園 すみれ 7人 あざみ 7人 ゆ り 7人 ば ら 7人 さくら 6人 分園 ほ し 6人 合 計 40人