(1) 部門間、施設間の連携強化 ア 危機管理体制の構築
本社ガイドラインに沿って東京都内の血液事業危機管理体制を整備するとともに、
ブロック(※)内相互支援体制を確立する。
※血液事業におけるブロック
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県の各血液センターを 各地域内の基幹センターとする地域区分
イ 業務集約に伴う連携強化
国内最大規模の集約施設として、今後発生しうる諸問題への対応を検討しながら 進める。
ウ 広域的な需給管理に向けた検討
業務集約に合わせて需給管理についても広域的な対応ができるように取り組む。
エ 基幹センター機能の強化
全ての部門においてブロック内での連携や情報交換を密にし、適切な支援や指導が 出来る体制を構築する。
(2) 献血者の安定的確保 ア 血液の安定確保
各血液製剤は高齢化の影響等により需要が増加しているが、血漿分画製剤用原料 血漿の確保量は昨年度より少なく示されていることから、適切な確保指示とそれに 適確に応えられる体制を確保する。
イ 若年層献血者の確保
高校生献血実施の理解を深めていただけるような取り組み、地域性に応じた若年 層への訴求力を持ったイベントなどの検討を展開する。
ウ 複数回献血者の確保
新規献血者を確保し、再献血率の向上、複数回献血者の強化等、段階に応じた対
策を検討し、安全性の高い血液を安定的に確保することを目指す。
エ 献血者への情報提供
献血の必要性や動機付けになる情報提供はもとより、特に初回献血者やブランク の長い献血者に対して必要な情報を事前に提供し、不安解消や事故防止につなげる。
オ 若年層への献血思想普及活動
将来の献血者確保につながるよう、これまで実施している取り組みはもとより、
さらに積極的な広報展開による啓発活動も検討し、献血思想の普及を図る。
カ 献血者の安全確保
副作用の防止と発生時の対応改善を継続して推進し、献血環境や接遇においては 快適で安心できる施設整備やサービス向上に努める。
(3) 血液製剤の安定供給
ア 需給管理体制の的確な運営
製剤別、血液型別、有効期限別の在庫管理を徹底し、状況に応じた採血や製造が 臨機応変にできる体制を維持する。また、広域的な需要管理も積極的に進める。
イ 確実な供給体制の整備 (ア)円滑な供給の実施
被集約センターが集約以前と同様の供給体制を維持できるよう、各部門、各 センターと綿密な連携を図る。
(イ)HLA適合血小板等の確保
都内での自給自足を目指し、登録者の拡大や各部門との連携により効率的な 体制を構築する。
(ウ)新技術の導入
輸血用血液製剤の安全性を高めるための技術導入が検討されているが、国の 方針が決まり次第速やかに対応できるよう準備する。
ウ 医療機関との連携
今後の使用量増加や献血対象年齢減少をにらみ、医療機関との信頼関係の醸成に 努め、副作用対策、安全対策、適正使用などに理解を求めるとともに、輸血医療の 現状や展望など必要な情報収集を行う。
エ 血漿分画製剤の販売促進
血漿分画製剤の販売促進は、血液製剤国内自給達成と血液事業財政健全化のため の最重要課題である。
血漿分画製剤の販売計画100%達成に向け、積極的な活動を行う。
(4) 法令遵守と職員研修 ア 法令遵守
安全で高品質な血液製剤を供給するために、薬事法等の関係法令に基づき定め られている基準や手順を遵守し業務を遂行する。
イ 情報の適切な管理
献血者情報や医療機関からの患者情報など、個人情報の取扱いについては慎重を 期し、より一層管理を徹底させる。
ウ 職員研修
以下の研修を実施する。
(ア)接遇研修
(イ)GMP(製造管理及び品質管理)関連研修
(ウ)献血者の安全確保のための技術的な研修
エ インシデントシステム(事故防止システム)の充実
重大な事故等に至る可能性がある事例などの情報を共有し、事故を防止するため に、積極的にインシデントシステムを活用する。
(5) 財政の健全化
ア 組織及び固定施設の見直し
効率的な事業運営を目指し、各施設のあり方や組織再構築の検討を積極的に進め、
献血ルームの設置・廃止など効果的、効率的な施設の環境整備に努める。
イ 事業の効率性向上
各部門の業務内容を見直すとともに、透明性を確保して部門間の連携を強化し、
合理的な事業運営を行う。
(6) 献血受入計画、血液製剤供給計画
ア 献血受入計画 (単位:人)
区 分 全 血 献 血 成 分 献 血
合 計 200mL 献血 400mL 献血 血漿献血 血小板献血
献血者数 64,960 368,100 63,900 112,200 609,160
イ 血液製剤供給計画 (単位:本)
区 分 全血製剤 赤血球製剤 血漿製剤 血小板製剤 合 計 供 給 数 0 389,188 123,469 103,048 615,705
(7) 血漿分画製剤用原料血漿確保計画
105,552 リットル
平成21年10月に新たに秋葉原にオープンした献血ルーム 「akiba:F」