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2. いじめ対策の組織 (1) 常設の組織いじめ問題への組織的な取り組みを行うために, いじめ対策委員会 を設置し, 学校全体で総合的ないじめ対策を行う 1 生活指導部会 ( 毎月開催 ) 構成員 校長 教頭 教務主任 生徒指導主任 学年主任 ( ブロック1 名 ) 養護教諭その他必要に応じ関係する

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(1)

山中湖村立山中小学校 いじめ防止基本方針

平成25年3月策定 平成30年11月改定

1.いじめに対する基本的な考え方

【はじめに】

いじめは,いじめを受けた児童の教育を受ける権利を著しく侵害し,その心

身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与える。また,その生命及び身

体に重大な危険を生じさせる恐れもある。

私たち,山中小学校教職員は,

「いじめは,どの子にも,どの学校にも起こり

うる」ことを肝に銘じ,全ての児童が6年間の小学校生活を安心して過ごすこ

とが出来るよう,保護者や地域住民及び関係機関と連携・協力し,

「山中小学校

いじめ防止基本方針」に従い,いじめの未然防止・早期発見・早期対応に向け

て一丸となって努力する。

(1)いじめの定義 「いじめ」とは,児童に対して,同じ学校や習い事など,一定の人間関係にある他 の児童等が行う心や身体に影響を与える行為(インターネットを通じて行われるもの を含む)であって,やられた児童が心身の苦痛を感じているものをいう。 (2)いじめに関する基本的認識 ①いじめは,人間として絶対に許されない卑劣な行為である。 ※いじめられた児童の救済を第一に考える。 ※教職員は,毅然とした態度で指導に当たる。 ※「ふざけ」や「からかい」も本人が苦痛に感じればいじめとなる。 ※同調したり傍観したりすることもいじめと同様の行為と捉える。 ②いじめは,どの児童にも,どの学級にも起こりうる。 ※いろいろなやり方があり,大人や本人の見えないところで起きていることもある。 ※教職員の言動が,いじめを誘発することがある。 ③いじめは,学校の教育活動全体に関わる問題である。 ※「山中湖村子ども憲章」及び「学校教育目標」の実現に向け,生徒指導とともに 学習指導,道徳教育などの充実に努める。 ④いじめは,放置したままではなくならない。 ※当事者以外の児童やまわりの大人の適切な関わりが必要である。 ※いじめの起こった背景,いじめた児童の心情に目を向ける。

(2)

2.いじめ対策の組織

(1)常設の組織 いじめ問題への組織的な取り組みを行うために,「いじめ対策委員会」を設置し,学 校全体で総合的ないじめ対策を行う。 ①生活指導部会(毎月開催) 【構成員】 校長・教頭・教務主任・生徒指導主任・学年主任(ブロック1名)・養護教諭 その他必要に応じ関係する教職員 ②いじめ対策委員会(4月に開催 ※必要に応じ臨時に開催する場合もある) 【構成員】 校長・教頭・教務主任・生徒指導主任・学年主任・学校評議員 スクールカウンセラー・山中駐在・山中湖村民生児童委員・山中湖村人権擁護委員 その他必要に応じて各種関係機関 【生活指導部会といじめ対策委員会の関係】 (2)重大事態発生時の組織 重大事態が発生したとき,速やかに対処するとともに,同じようないじめが再発し ないよう,下記のいずれかの組織を設け,事実関係を明らかにするための調査を行う。 ①いじめ対策委員会に外部の専門家を含めた調査組織 ②山中湖村教育委員会の設置した調査組織 【重大事態とは】 ①いじめにより,児童の生命,心身または財産に重大な被害が生じたまたは生じる疑 いがあるとき。 ②いじめにより,児童が相当の期間学校を欠席すること1を余儀なくされている疑いが あるとき。 ※1)年間30 日を目安。一定期間連続して欠席している場合など。

【山中小学校 いじめ対策委員会】

【生活指導部会】

校長・教頭

教務主任・生徒指導主任

学年主任(ブロック1名)

養護教諭

その他必要に応じ関係する教職員

【学校評議員】

PTA 会長・PTA 副会長

山中区長・旭日丘区長

スクールカウンセラー・山中駐在

民生児童委員・人権擁護委員

(3)

3.未然防止の取り組み

「いじめの起こらない学級・学校づくり」のために】

①自己有用感の育成 ○分かる授業の実施 ○学習規律の徹底 ○互いのよさを認め合う活動の充実 ②豊かな心の育成 ○道徳の時間の充実 ○体験活動の充実 ○家読の推進 ③「居場所づくり」と「絆づくり」 ○言語活動の充実 ○ふれあい活動の充実 ○児童会活動の充実 ○QU テストを実施した結果を活かした学級指導 ○校務の効率化による児童と向き合う時間の確保 ◯特に配慮が必要な児童への組織的な指導 ④その他 ○インターネットによるいじめ防止教室の実施 ○「山中湖村子ども憲章」や「学校教育目標」等の掲示 ○PTA 総会における「山中小学校 いじめ防止基本方針」の説明 ○「山中小学校 いじめ防止基本方針」のホームページへの掲載 ○「山中小学校 いじめ対策委員会」の設置,開催 ○全校集会における校長によるいじめに関する講話の実施 ○生徒指導上の問題に関する校内研修の実施 ○児童会による全校集会での「いじめ0宣言」 ○児童会による全校児童の絆を深めるたてわり活動及び集会の実施

4.早期発見の取り組み

「いじめの兆候」や「SOS のサイン」を見逃さないために】

①情報の収集 ○生活アンケートの実施 ○家庭訪問及び個別懇談の実施 ○学校評価「児童及び保護者アンケート」の実施 ○日々の児童の行動観察 ○欠席児童への電話連絡 ○児童への積極的な声掛け ○健康観察での表情の観察 ○全ての教職員への相談が可能であることについての児童や保護者への周知 ○地域住民への積極的な声掛けによる人間関係づくり ○いじめチェックシートによる担任のふりかえり

(4)

②情報の共有 ○職員会議において児童の生活上の問題について共通理解をもつ場を設ける。 ○いじめの情報を得た教職員は,速やかに管理職に報告する。状況に応じて,生活 指導部会や職員会議を開催し,情報を共有する。

5.いじめへの対処

【大人が連携・協力し,「早期対応」を】

いじめの訴えやいじめの兆候及びいじめの疑いに関する情報の把握

本人や関係者からの聞き取りによる事実の確認【担任・教頭・教務主任・生徒指導主任】 ※原則として,まず一人ずつ聞き取りを行う。

以後の対応の判断【校長】 判断基準 ※いずれかの該当により判断する。 ・いじめた児童1名 ・いじめた児童が事 実を認め,反省し ていじめた児童に 謝罪している。 ・暴力や金品の要求 なし ・期間が1ヶ月以内 ・学校の指導にいじ められた児童とい じめた児童の両方 の保護者が納得し ている。 ・いじめた児童が複数 ・いじめた児童に反省が見られ ず,いじめた児童に謝罪もしな いなど,再犯が危惧される。 ・暴力や金品の要求なし ・期間が1ヶ月を超える。 ・学校の指導にいじめられた児童 といじめた児童の両方の保護者 が納得していない。 ・その他,担任対応では,対処で きないもの。 ・いじめた児童の人数に関 わらない。 ・国及び県のいじめ基本方 針の重大事態に当たるも の。 (1)担任による対 応 (2)生活指導部会による対応 ↓ いじめ対策委員会による対応 (3)重大事態としての対 処 設置者に報告【校長】 ↓ 調査の主体の判断【設置者】 ※いずれの場合も,担任または教頭及び教務主任は,いじめの内容や経緯及び指導の経緯を, 時系列を追って,共有フォルダ内のいじめ記録簿に記録しておく。いじめ記録簿の形式は,

(5)

別紙参照。 (1)担任による対応 ①当事者との話し合い ※いじめられた児童,いじめた児童の双方に,この事案についての気持ちを語らせ,お 互いの気持ちを理解させる。どのような理由があってもいじめは許されないこと,お 互いの気持ちを伝え合うことにより解決すること,2 人で話しづらいときは,担任を 含めた,まわりの大人に立ち会ってもらうことを指導する。いじめた児童に,自分の 行動のどこが問題で,どのようにすればよかったのか,今後どのようにしていくのか を考えさせる。最後に,いじめた児童がいじめられた児童に謝罪する。 ②学級への全体指導 ※個人名は出さず,一般的な事例として,いじめの起きた原因と望ましい対処の仕方を 指導する。必要に応じ,道徳の時間に事例にあった主題で授業を行ったり,エンカウ ンターを行ったりする。 ③双方の保護者への連絡 ※状況に応じ,電話連絡,家庭訪問により,学校が把握した事実と指導した内容を伝え る。 (2)生活指導部会及びいじめ対策委員会よる対応 ①生活指導部会による対応 【自らの非を認め反省した場合】 ア)当事者との話し合い(生活指導部会) ※いじめられた児童,いじめた児童の双方に,この事案についての気持ちを語ら せ,お互いの気持ちを理解させる。どのような理由があってもいじめは許され ないこと,お互いの気持ちを伝え合うことにより解決すること,2 人で話しづ らいときは,担任を含めた,まわりの大人に立ち会ってもらうことを指導する。 いじめた児童に,自分の行動のどこが問題で,どのようにすればよかったのか, 今後どのようにしていくのかを考えさせる。最後に,いじめた児童がいじめら れた児童に謝罪する。 イ)学級への全体指導(担任) ※個人名は出さず,一般的な事例として,いじめの起きた原因と望ましい対処の 仕方を指導する。必要に応じ,道徳の時間に事例にあった主題で授業を行った り,グループエンカウンターを行ったりする。 ウ)いじめた児童及びいじめられた児童の保護者への連絡(担任) ※状況に応じ,家庭訪問または学校での面談により,学校が把握した事実と指導 した内容を伝える。いじめた児童の保護者とは,今後の対応について話し合う。 エ)山中湖村教育委員会への報告(教頭) ※定例の教育委員会に合わせ,毎月提出している学校の教育活動報告書に記載す る。

(6)

【いじめた児童が自らの非を認めない・双方の保護者が学校の指導に納得しない】 ※いじめ対策委員会を招集し,今後の対応に当たる。 ②いじめ対策委員会による対応 ア)山中湖村教育委員会へ事案の内容と指導の経過を説明するとともに,いじめ対策 委員会を招集することを報告する。(校長) イ)いじめ対策委員会の委員に,いじめの事実関係とこれまでの指導の経緯と内容を 説明する。(生活指導部会) ウ)今後の対応を話し合って決定し,対応に当たる。 ※校長は,経過を山中湖村教育委員会に報告するとともに連絡を取り合う。 ※いじめられた児童の教育を受ける権利や心身の健やかな成長,生命を守ること を第一に考える。状況に応じて,いじめた児童を別室で授業を受けさせたり, 山中湖村教育委員会に対していじめた児童の出席停止を判断するための情報を 提供したりする。 (3)重大事態としての対処 【学校を調査主体とした場合】 学校の設置者の指導・支援のもと,以下のような対応に当たる。 ①学校の下に,重大事態の調査組織を設置 ※組織の構成は,いじめ防止委員会に外部の専門家等を加えたものとする。いじめ事案 の関係者と直接の人間関係または特別の利害関係を有しない第三者の参画を図ること により,調査の公平性・中立性を確保する。 ②調査組織で,事実関係を明確にするための調査を実施 ※いじめの事実関係を可能な限り明確に把握する。その際,因果関係の特定を急がず, 客観的な事実関係を速やかに調査する。 ※学校に不都合なことがあったとしても,事実にしっかり向き合う。 ※これまでに先行して調査している場合も,調査資料の再分析や新たな調査を実施する。 ③いじめを受けた児童及びその保護者に対して情報を適切に提供 ※調査により明らかになった事実関係について,情報を適切に提供する。適時・適切な 方法で,経過報告をする。 ※関係者の個人情報に十分配慮する。ただし,いたずらに個人情報を楯に説明を怠るこ とがないようにする。 ※得られたアンケートは,いじめられた児童や保護者に提供する場合があることを念頭 におき,調査に先立ち,その旨を調査対象の児童や保護者に説明する。 ④調査結果を山中湖村教育委員会に報告 ※いじめを受けた児童またはその保護者が希望する場合には,いじめを受けた児童また はその保護者の所見をまとめた文章の提供を受け,調査結果に添える。

(7)

⑤調査結果を踏まえた必要な措置 【学校の設置者が調査主体となる場合】 ①山中湖村教育委員会の指示のもと,資料の提供など,調査への協力

6.事後の対応

いじめが「解消」したと判断するために、 ①いじめに係る行為が止んでいること(少なくとも3か月を目安とする)。 ②被害者が心身の苦痛を感じていいないこと。 の2要件について注意を払っていく。

7.その他の留意事項

①迅速な対応を心がけ,事実関係や指導内容を保護者に誠意をもって説明する。 ②関係する児童及び保護者の話を受容的態度で最後まで聞き,記録に残す。 ③謝罪や責任を形式的に求めるのではなく,児童の健全な成長に主眼をおいて指導を行い, 再発を防止する。 ④事実確認がされていなくても,児童や保護者から訴えがあった場合は,真摯に耳を傾け速 やかに対応する。 ⑤プライバシーや個人情報の保護に細心の注意を払う。 ⑥事実を時系列に沿って,記録に残す。 ⑦犯罪行為に当たるものや生命・身体及び財産に被害が生じる恐れがあるときは,躊躇する ことなく,所轄警察署に相談したり通報したりする。 ⑧インターネット上の不適切な書き込みは,関係機関の協力を得て直ちに削除する措置をる。

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7.いじめ防止指導計画

会議 防止対策 早期発見 4月 いじめ対策委員会 PTA 総会・学年総会で 「山中小学校 いじ め防止基本方針」につ いて説明 たてわり活動 全校集会における校長講話 家庭訪問 5月 教職員研修 児童会による「いじめ0宣言」 QU テスト いじめについての道徳の授業 6月 ふれあい活動・たてわり活動 ネット犯罪防止教室(5・6年) 7月 たてわり活動 生活アンケート 8月 教職員研修 ふれあい活動 たてわり活動 9月 たてわり活動 10 月 ふれあい活動 たてわり活動 11 月 ふれあい活動 たてわり活動 QU テスト 生活アンケート 12 月 ふれあい活動 たてわり活動 個別懇談 保護者アンケート 児童アンケート 1月 ふれあい活動 2月 ふれあい活動 生活アンケート 3月 いじめ対策委員会 ふれあい活動 通年 ○職員会議での情報 交換・共通理解 ○事案発生時に生活 指導部会またはいじ め対策委員会の開催 ○言語活動の充実によるコミュニケーショ ン能力の育成 ○道徳の授業の充実によるしなやかな心と 規範意識の育成 ○体験活動の充実による豊かな感受性の育 成 ○欠席した児童の 保護者への電話連 絡等日常的な保護 者との関係強化

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8.具体的な指導事項

○どんな理由があろうと,いじめは絶対に許されない行為であること。 ○自分はいじめているつもりがなくても,相手が心身の苦痛を感じたらいじめであること。 ○いじめをした人はもちろん,いじめるようにけしかけたりいじめを見て見ぬ振りをしたり する人もいじめているのと同じであること。 ○いじめを止めることが出来なくても,まわりの大人にいじめの事実を伝えること。 ○一人ひとり考え方は違うのが当たり前。お互いの気持ちを聞き合い,理解し合おうとする ことが大切であること。 ○Line やインターネット上の掲示板などに,個人が特定される書き込みや他者を攻撃する書 き込みは絶対にしないこと。

9.資料

山中小学校 いじめ指導記録簿

いじめられた児童名 担任名 報告書作成者 年 組 いじめた児童名 いじめた児童名 いじめた児童名 年 組 年 組 年 組 年 組 年 組 年 組 いじめの経緯と内容 ※「いつ・どこで・だれが・どうした」が分かるように記述する。 事後の対応と結果 ※「いつ・どこで・だれが・どうした」が分かるように記述する。

参照

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