塩竈再生委員会第2回まち・ひとづくり専門部会会議概要 (事務局) 第2回の『まち・ひとづくり専門部会』の開催にあたり、事務連絡と今日の会議の進行を含めて、説明申し上げま す。 ―資料に基づき説明― (部会長) それでは、早速始めます。問題は沢山ありますが、中心市街地の問題から始めていきましょうということで、お二 人の方にプレゼンテーションいただきます。最初に市の方からお話がありましたとおり、中心市街地の現状も最近ま た変わってきていますので、市の方から10 分程度お話があり、プレゼンテーションいただくということにします。 その後、皆さんからご意見、あるいは質問、コメントを頂戴したいと思います。では、早速お願いします。 ―資料に基づき説明― (部会長) 市として中心市街地活性化計画を策定し、それに基づいて中心市街地を定義して、エリアを三つに分けて、いくつ かの事業を着手している。そういうお話でした。 引き続きまして、今日はお二人の委員からプレゼンテーションをしていただくことになっております。時間は20 分程度でよろしいですか。ではお願いします。 (委員) 今回の資料は塩竈中心部の再開発に必要な事ということで、私が作成したものです。先ほどの説明にありましたよ うに、3月8日に県の事業認可がおりまして、動き出すことになりました。 「海辺の賑わい地区」といわれているところについて、仙石線、国道45号線、本塩釜駅、港湾道路、マリンゲー トがあります。事業認可を受けたエリアは7.5ヘクタールです。これを区画整理という手法でもって再開発するとい うことです。従来、区画整理といいますと、家屋を移すということで新たな土地を作り出す手法です。今回は区画整 理といっても、一部分を除いて更地にして、そこに絵を描いていくという。従来の区画整理とはちょっと違います。 これが行政主導で行なわれます。 ここの中で唯一動かないものがあります。それは、現在JR 貨物の土地に建っているロイヤルホームセンターです。 JR 貨物の意向で契約がかなり残っておりますので、本体には手を付けないでくれということで、その交換条件とい うことではないのでしょうが、JR 貨物が持っている土地に関しては協力させていただくという意向だと聞いており ます。 ロイヤルホームセンターは動かせない。去年、おととしの塩竈市の都市計画で決定した内容では、周辺の道路、国 道の拡幅、それから港湾道路の整備、駅前広場、駅からの8m幅のマリンゲートにつながる歩行者専用道路を作ると いうことです。外周部の県の港湾道路、国道の拡幅、整備。8m幅の歩行者専用道路。今決まっているのは、これだ けです。それで、ここに絵が自由に描けるかという問題なのですが、残念ながら自由に使える土地というのは、そん なにありません。 これをゾーニングのところまで、検証しました。これは地権者のグループに行政からコンサルタントを付けていた だいて、まとめ役をお願いしました。コンサルからの提案というかたちではなく、こちらから言ったものをまとめる、 あるいは必要なデータを出して欲しいということをお願いして進めていきました。5年近くなります。 ゾーニングまで進みましたが、決まったのは、商業エリア、駅南の三角形の土地、500坪前後になります。港町 地区の部分については、現在お住まいの方が住み続けたいという方のために、居住ゾーンとして設定されております。 住まいをされている方だけではなくて、商業者もいます。事務所を開いている人もいます。基本的に、現時点で伺っ ている範囲内では、こちらで商売されている方は集合住宅ができるのであれば、一階に店舗として入りたいという方 が大半でした。ここに住んでいる商業者以外にも、こちらの方が利用価値が高いから移りたいという方も、行政サイ ドのでは基本的にはOK だという話を伺っております。 居住ゾーンに関しては、5ページの地図、区切りがされております。道路などの設置場所に関しては、公安委員会 と県にお話して基本的には了解を取った図面と伺っております。多少の変更はあるでしょうが、大体こういうかたち で推移していくと思われます。
土地の所有者はどうなっているのかと言いますと、私有地、JR 貨物、市、県に分かれています。7.5 ヘクタール の中に、純然たる民間の土地というのはあまりありません。JR 貨物と市の土地が大半です。これをどのようにする かというと、先ほどの商業用地は代替地として用意されます。今あるものを移動するのではなくて、全部壊して更地 の状態で補償し、転出する場合、換地が用意されそこに入る方がいらっしゃいます。 恐らく今の状態だと転出される方というのは、かなり出てくるのではないかと思われます。なぜなら、高齢者で後 継者がいない方が多くなっております。実際には、商業地の面積がどれくらい埋まるのかというのがあります。 それと、JR 貨物の土地というのは、非常に大きいですから、これをお金で買うというのは今の市の財政状況では考 えられません。そうすると、ある程度まとまった形でJR 貨物は土地を要求してくるのではないかと考えられます。 換地。JR 貨物が移る土地。市が持っている土地。市が持っている土地は公園を設置しなければなりませんので、 図面上公園が入っています。歩行者専用道路、幅員8mありますが、これは仙台市一番町のアーケードの柱から柱ま での幅と同じくらいです。車椅子が2台、わきに人が通って、植栽を計画しています。 歩行者専用道路が商業地の中を通ってもよいのではないかという。もう少し考えてもいいのではということがあり ます。道路の位置というものは上下に動いても構わない、決定したわけではありません。8m幅で分かりやすいよう にマリンゲート塩釜まで持っていくというのは決まっています。 地権者の間でも商業用地が決まっても、どういう色分けをするのか。周囲がどういう商業施設になるのかがはっき りしなくては、営業するにしても、同じような業者が入ってくるのではないか。JR 貨物が、民間だから自分でやる ということであれば、エリアも大きいし、取引の業者など商業力の大きなところが入ってくれば、こちらは将来的に 不安な状態で始めなければならない。 それならば、初めから3月5日に事業認可された時点で一緒のテーブルに着いてどういうようにするのか話し合い をしないと、私は不安でやってられない。中にはテナントとして入って欲しい、それで生活をしたいという方もおり ます。全体が未定という事であれば、アウトラインが決まるまでは中に入ろうとしないのが現実ではないかと考えま す。そのためにグラウンドデザインをきっちり出す必要があると考え主張しました。 地権者で長い時間かけて話し合いしたひとつの考え方として、コンパクトシティというのが塩竈市に相応しいので はないかと。大型の商業施設を誘致したところで、どうなるか分からない。それよりは、自分達で地元に密着し、観 光客に喜んでもらう。地元の特色のあるものを作っていった方がいいのではないか。それが再開発に必要なことです。 高齢者の方がまちのなかに出てきたときに、諸々の用事を済ませて帰ることが出来るまちというものを考えていく必 要があるのではないか。 今までが一等地だったからといって、環境は変わっていくので、それに応じた考え方をしないと生き残れない。本 町地区はその典型になっているのではないでしょうか。以前は駅がそばにあってよかった。それにより商店も揃った し、人も集まっていた。 今は駅から離れてしまい、経済状況から、売上が落ちていますので、テナントとしての営 業などはなかなか難しい。空き店舗もできていく、それは、仕方のない事ではあるのですが。将来的にどうするのか というビジョンが欠けていると考えます。全体的な流れの中で掴んでいかないと、一部分だけ取り上げるのは、費用 もかかり難しい事です。 新しいまちづくりということであれば、中心部に欠けているものをしっかり創るということが大切であって、自分 の商売を継続しなくとも食べていけるような状況を生み出してもらわないと、生活する者としては困ります。 現在の行政の様々な計画や工事にしても、地元の人がどうなるのかと聞いても分かっている人はほとんどいない。 景観が良くなれば人は集まると言うが、必ずしもそうではない。何でお客さんを集めるか、人を集めるかを考えてお かないと、資源があっても無駄になるのではないか。有効活用をしていく方策を考えるべきです。 市民はどういうものを市の中心部に欲しているのか、業種はどのようなものが必要と考えているのか。また福祉の 観点から、バリアフリーを取り入れて考えていく必要があります。市民の意見を集約して、商工会議所の広報などで 取り上げて欲しいと思い、提案したものを作っていた。会議所に言われたのは、「うちの方とはあまり関係しない。地 権者に言ってくれ」。 商業再生プランの意識調査のお願いということで、市の広報でヴェネティア計画が載っていましたが、その前にし なければならないこと。本当に意見を聞くということが必要ではないのでしょうか。なかなか受け入れてもらえませ んので、再生委員会に応募しました。 海辺の賑わい地区にしても、実態を知らない。白紙から描けるから、自由にできるのではないかという人が多いと 思います。海辺の賑わい地区に、居住ゾーンは必要ないのではないかと。それは住んでいる人たちが区画整理に協力 してこそできるのであって、その人たちの住まいが無いと言うのは論外です。 少なくとも、このような案はどうでしょうかというのは自由ですから。それを打ち出し、裏付けがあって、関係者 と協議するのであればいいのですが、了解を得ないで人の土地に青写真を描くのは無理な話だと思います。反感を買 うと思います。もう少し、計画を練って、裏づけをしっかりしてプレゼンテーションされることを期待したい。飛躍
しすぎるといい案でも失敗する可能性はあります。5年前から様々な案を検討してきました。水族館や公園など考え ましたが、地権者絡みで、現時点ではこのような内容になっています。質問があればお願いします。 (部会長) 地権者の方は何人いるのですか。 (委員) 全部で101名です。エリアの割には少ないです。 (部会長) 基本的に委員が説明したことについては、地権者の方の同意は得ているということですか? (委員) はい。 (委員) 委員さんご自身は、商業ゾーンにどのような商業施設があればいいとにお考えですか。 (委員) それについては、地権者のほうでいろいろな要求を出して、コンサルタントに出してもらった案があります。ここ は、利用価値の高い土地ですので、個別の店舗が貼り付くよりは、ひとつに纏めたほうが活用ができるのではないか と。その場合は、どういう案があるかということで、出してもらったのが、現在、クレジットNO1 という一つの建 物にしてあります。 1・2階が商業スペースになっています。地元の商売をしている方を対象に、どういう構成かを考えて、ショッピ ングモールをつくるというのが一案。ただし、単に○○屋さんがいないから探すというのは困ります。本当に行列が できるような店をハードルを低くしてもいいから、入って貰う事も必要です。業種構成をしないと、入れ物だけが新 しくなっても、使ってもらえない。そこのところはもう少し考えて、ディベロッパーと話し合いをして、どういう業 種をそろえればいいのかという話をつめていかないと、難しい。地下の部分は駐輪場とトランクルームを考えていま す。地権者が商売として入るところのトランクルームは荷物置場として必要です。 上の部分には、様々なプランが考えられるのではないか。ビジネスホテルをモデルとして作りました。駅と隣り合 わせになっていますので、利便性の高い場所ということで、様々なものが考えられます。高級分譲マンション、福祉 住宅。 他に個人的な意見なのですが、メディカルモールという考え方もあります。メディカルモールとは、1フロアを医 療機器会社が借りて、それで自分達の設備を入れて、初期投資をそんなに多くしないで、病院をいれる。 近くが駅という事もあって利便性が高くなるし、IT を活用し、サラリーマンが20時を過ぎても、事前に予約を入 れた場合には、21時まで受けいれるなど。利便性をプラスしてやっていただくところには、家賃を安くするとか、 様々な方法が考えられるのではないか。 行政の出先機関として、ひとが集まりやすい場所に日曜日も開庁する方向で設けるということも必要と考えます。 他の場所にも保育所とか、老人と子どもが触れ合う場所があるとか。そういうのを作っていけばいいのではないか。 ここで問題になるのは駐車場。それほど広くない用地ですので、駅の広場から駐車場に乗り入れするのは安全上難 しい。しかしながら、市民向けにどうしてもある程度の駐車場は必要です。そうすると、1.5mの高低差を利用し、駐 車場としての提案です。北と南の両側から入れます。掲示も電光掲示板などを使って、全体で利用すると駐車場はど うでしょうか。 こちらは、かなり地盤が固いですから、高いものも建てられる。景観条例からも外れています。反対側は埋め立て で軟弱、かなりコストがかかります。高低差を利用して、ワンフロアにして駐車場を1F に設置し、商業層が中2階 に入る提案をしています。無料は無理でしょうから、自動ゲートにして買い物に応じての時間無料方式などが考えら れます。大きい駐車場が設置できる立地条件があります。 居住部分に関しても、単に集合住宅というよりは駐車場を兼ねた中庭を囲んだものを考えています。中心部分に居 住人口を増やさないと、買い物客も少なくなる一方です。便利な場所ですから、なるべく住んでもらう。周辺部分も 居住部分として活用することが必要です。泉地区よりも、快速だったら15分で仙台まで行きます。だから生活に便 利なように整備されれば、それをPR できます。
(委員) この商業ゾーンに、地権者は101名いるという話でしたよね。そのうち大体で何人が入るのですか。 (委員) 市で意向調査はしているのですが、補償額の提示もしていない段階です。最終的には補償額が提示されてから、お そらく皆さんが決断されるのではと思います。実際に、この提案の場所に入って商売される方は、私の方の商店街で は何名もいません。私が手を挙げたくらいで、あとは2名か、その他にいるのかなという状況です。 ただ、間違いなく一等地になる場所ですから、換地として取得できるのであれば、取得したいと言う方はいらっし ゃいます。例えば、2年以内に建物を建てなければダメだとかいう規制をかける必要があります。一等地になる場所 だからといって、換地してそこのところを貰いますということで取得されると、後々色々な問題が出てくるかと思い ます。 (委員) 500坪くらいあると、かなりの店舗ができるわけですね。 (委員) 20坪から40坪くらいで、20から30店舗がいいところではないでしょうか。使い方次第ですが、数としては 納得するだけの数を揃えないと、使ってもらえないと思います。 (委員) 本塩釜駅前にヤミ市ありますけど、あそこが火事とかの災害にあったりすると、全部なくなってしまうような建物 です。危険です。あそこをそこの商業区域に入れてやれば、入ってくる人もいるのではないでしょうか。ヤミ市を空 ければ駐車場にも出来る。市民広場などとして有益に使えるのではないか。 (委員) 一軒、一軒割り振るというのは無駄ですから、できれば一まとめにして、入りたいという方がいらっしゃいますの で、ちゃんと整備する。あるいは、今ヤミ市があるところはフードセンターなどをメインにして、移っていただいて 整備するというのもひとつの方法です。 (委員) ヤミ市の天井裏は全部一緒なのです。ひとつの建物なのです。危険な状態で安心してはいられないところだと思い ます。トイレも汚いし、そういう所に構えればお客さんもバスを道路に止めないで、周囲に散らす事ができます。 (委員) 空いたスペースがあって入りたいという人が確かにたくさんいるのですが、基準を設けて入れない事には難しい。 141ビルあたりだと、年間を通して売上の悪いところを入れ替えをしています。そこまでいかなくとも、そこに入 れる人たちの条件というのは、商工会議所など第三者的立場で選考するなどの方法を採らないと、生き残りは難しい。 同じような意識レベルで一緒にやらないと。今まで塩竈市ではそういうものをもって集まったというのは殆どありま せん。 (委員) 店舗が点在していて、そこにお客さんを個別に呼んでいるから、まちの中を歩かなくなっている。ですから売上も 落ちていく。 (委員) 先日、部会長が言った食べ物は凄く重要なことだ思います。気仙沼市は一生懸命やっています。塩竈市はちょっと あぐらをかいている部分があって、立派な観光資源はあるのに、どうしてやらないのか。マリンゲートのすし屋さん でまぐろの料理をやっているという話がありましたが、何人入るのか。それでPR してお客さんが多く来ても、10 数人しか入れないということであれば、話にならない。 少なくとも50人100人単位で対応できるような施設が何で塩竈にないのか、どこにいったってあります。女川 や鮎川、小名浜に行ってもあるのです。それなら、寿司屋に行けばと言っても、若い人には敷居が高いです。そんな
に気取らずに食べられるという、港町に必要な店が塩竈にはない。今、首都圏あたりでオイスターバーがすごく盛ん です。さまざまな形で提供できる。何も生でなくたって、さまざまな形で提供しています。 塩竈には酒屋さん、造り酒屋さんもありますし、やまやさんもあります。フェアーで盛り上げるとしたら、このマ リンゲートっていうのはすごく立地のよいところです。それを全然やらない、今のままの状態でやっていて果たして 採算とれているのか。なぜソフトを見直ししないのか、どんどん赤字膨らんでいっているのに。たとえば再生委員会 で2年間かけて提案をして、それでそれから見直しをしましょうではなくて、再生委員会やほかの委員会から、実現 性のある意見を採っていただいて、早急にやれるものはやっていかないと、赤字解消にならなくて、増えていくだけ です。 友達なんか来た時に、何も食べるものがないといわれる。要はまとまってお客さんに提供できる場というのがあり ません。それが一番の弱いとこだなと私は考えています。そういうのも含めて、どこにどういうものを貼り付けてい くかということを考えていかないと、行き当たりばったりで貼り付け、モザイクになってしまい、最後に整合性がな い状況になっているのが今までの塩竈ではないでしょうか。 (部会長) ありがとうございました。時間の関係もあるので、2人目に移りたいとおもいます。 (委員) 私と共同で、前もって資料の方をお渡ししておりますので、それを基本に説明します。先ほど、お話ありましたよ うに、なんで勝手に人の土地にというお話もあるのですが、夢を語る上で、また決まっている枠組みの中で最善を尽 くしてまちづくりを考えていきたいということです。 また、塩竈市だけではなくて松島・多賀城・宮城県というグローバルなエリアの中で、塩竈はどうあるべきである かということも含めて提案をしていきたいということで、いままで考えてまいりました。これまで、JR 東日本に行 って話をしたり、県庁に行ってお聞きしたりということで、色んな情報を得ながら、どれがベストなのか、ベターな のか、何を一番初めにやれるのか、今日はいろいろご提案していきたいと思います。 また、私どもが相談しているアドバイザーから概要についてご説明申し上げます。どうぞよろしくお願いいたしま す。 (プレゼンサポーター) 手短にほんの5分くらいで今日はお話をさせていただきます。アメリカのやり方が何でもいいとは思いませんが、 地域再生のプログラムというのが結構アメリカは進んでいます。行政は市長さんを議員の間で選ぶ。まちづくりはア ウトソーシングで、シティーマネージャーをどんどん呼んできてその人たちを中心にやっていく。 私は宮城県生まれですが、それで過去ここ25年くらいは海外を主に仕事場としてきましたが、この塩竈にかかわ っている方たちが非常にユニークで、面白いので、それで今お手伝いをしているというのが実態です。 塩竈が他と違うところとは何なのか、皆さんの街づくりは何を目指しているのか、誰に対してなのか、どこに対し てなのか、そこのところが極めて希薄です。塩竈の場合は、京都より古い歴史のある地域であり、多賀城を含めて、 そこになんでまちづくりしなければいけないのか、すでに千数百年まちがあるじゃないか。その疑問点が大切ではな いのか。それでは、何で今まちづくりを真剣に考えるようになってきたのか。 昨年の初めに国土交通省の大変偉い方から、日本が今とらなきゃいけない第一の点は外国から客を呼んでくること という話がありました。塩竈の人の話を聞くと、どこからお客さん呼んでくるのか、自分たちの中だけで処理するま ちづくりなのか、ターゲットは仙台なのか、宮城なのか、あるいは全国なのか、海外なのか、ここが明確になってい ません。 日本も不明確です。こういうことを今やらなきゃならなくなった背景というのは、国は約4兆円海外にもって行っ ています、海外旅行で。それで入ってくるお金が約5000億円です。3.5兆円の旅行収支の赤字があります。金 額だけ見ればフランスの20分の1、イタリアの10分の1、アジアの中ではもう9番目におちています。これが1 5年くらい前だと多分アジアの中でもまだトップ3くらい、世界の中でもまだトップ10くらい、何もしないから結 局どんどんどんどんほかの国にお客を取られている。 何をするにも一番大事なことは自分たちの住んでいる日本なり、あるいは塩竈なり、郷土なりってものをほかの所 で、誰も宣伝しないのです。自分が出て行った時、塩竈にはこんないいところがあるのだよ、こんな歴史があるのだ よ、こんなまちなのだよって、どうぞ遊びに来て、旅行しに来てくださいと、積極的に皆さんが言っているのか。ま た、言えるようなまちなのかということが今一番の問題です。勝画廊は歴史的に大事なところです。今、どうなって いるかというと、ぺんぺん草が生えているだけです。こういうことでは、誰がこれから自分たちの子供や孫に自分た
ちのまちを伝えるのですか。さっき乗り物の話も出ました、どうして塩竈や多賀城や松島の人が、仙石線をそのまん ま東西線として西公園・青葉山まで通すような運動をしないのですか? ここにいる一人一人が自分の住んでいるところを、本当に外に対して宣伝できるようになっているのかどうか。塩 竈は大変にほかの地域に比べて恵まれていると思います。かなり差別化できるものがあります。ただ、魚市場の水揚 げが4分の1に減ってしまったとか色んな条件があります。しかし、基本的には大変歴史の古いところです。そうい うことにもっと誇りを持って、子供たちや孫に伝えるような、場がなければいけない。 地理的にも仙台があって、三陸道なども整備され、空港から高速道路も使えます。距離は遠いけど絶対時間は短縮 されています。そういう面も変化のひとつです。塩竈は決して劣っている条件だけではなく、かなり有利な条件があ ります。 人づくりに関しては、ここに去年の11月に小泉さんが中心となった経済財政諮問会議の議事録があります。この 中に地域再生のことがうたわれています。地域のことは地域を中心にして、関係する事業者と連携して地域再生計画 を策定する。国はそれを全面的にそういった人たちの計画を応援するということがうたわれています。 地域でがんばっている事業者が何かをしなきゃいけない。そのものを国が支援するという体制に外側の環境も少し ずつ整ってきています。そうであれば、内側の問題をもう少し塩竈の場合は整理して取り組む方がいいのではないか。 どんなものが必要かとか、どんなものを整備するか、1500年の歴史の中で何を本当に後世に伝えていくかとい うことをベースに、そこで考えられる施設、そこで考えられる事業を起こしていく。 明治神宮は、いまから100年前に明治天皇が亡くなったときに、東京大学の学生に国も行政も文句を言わずに全 部任せました。神宮の森を作ること。あれは100年の森といわれています。それくらいの決断が必要です。 それができないから、バラバラに色々な意見が出て、その時立ち消えになったりまた出てきたりということの繰り 返しになります。まず塩竈を再生するのに他の地域にはない塩竈の歴史というものがありますし、歴史から出てきた ところの人物がいるわけです。極端な話、箱ものなんか無くてもまちづくりはできます。それぐらい塩竈にはものが あると思います。ただ、そうはいっても後世に残すにはある程度そういうものと箱ものが上手にバランス良く作り上 げていかなければなりませんから、最小必要限度の箱ものは必要だと思います。場合によってはそれがちょっと大規 模なものになるかもわかりません。 最後こういう話をしていくと必ず誰がお金を出すのですかとか、そんなのにお金が集まるのですかという話が出て きます。それについては、地方債とかまちづくり債だとかユニークなものがあります。マネージメント性が高いもの については、投資もします。 まちづくりを本当に真剣にやるとすれば、やはりプランニング部分とアドミニステーション、いわゆる運営の部分 とファイナンスの部分と3つの部会をちゃんと作ってですね、誰かがそれを統括していくというやりかたをしていか ないと。アメリカの場合はそれをシティープランナーというかシティーマネージメントマネージャーがそれを行ない ます。いろんな意見、プランなんかを入れて、最適にこの案が塩竈にとって望ましいですよということをやらないと、 前にはとにかく進まないと思います。 今の日本にとってどこからパイを増やすかというと海外の人たち、あるいはもっと塩竈に今まで来たこともないよ うな地域の人たちだろうと思います。そういうパイを増やすための方策を考えていかないと、そのために塩竈という ものをもう一回見直しながらやっていかれた方が良いと思います。 私は、実は最後に塩竈には深い関係がありまして、もう45年ぐらい前になりますが、私が小学校5,6年の頃に うちの父親が材木屋をやっていまして、塩竈神社の神木はうちの父親しか切れませんでした、当時は。ですから日曜 日たんびに裏山に来まして、太い神木、3∼4百年の杉の木の伐採のお手伝いをさせていただいて、その頃から塩竈 に来ていました。帰りがけに丹六園さんのしほがまを買っていただいたり、そういう思い出がありまして、40数年 前の思い出ですけども今でも残っておりまして、非常に愛着を感じます。ですから、なんとか塩竈が本当に元気にな って、子供達とか孫達とか後世の人たちが誇れるような、プライドを持てるようなまちづくりをやっていただきたい なと思います。 (委員) 前もって資料としてお渡ししましたように、賑わい通りという提案をさせていただきました。真ん中に払い川でも 掘って、いろんな塩竈の歴史を感じさせるようなものを創ったらどうだろうかという話も出ております。そういう夢 の中で、塩竈に来ていただいた観光客なり、海外の方なりいろんな方々や、また地元の方々が潤うようなまちづくり ということで提案しております。以上でございます。 (部会長) ありがとうございました。それでは、こちらの方について皆さんからご質問はありませんか。
(委員) 家内と一緒にスーパーとか生協に買物に行くのですが、魚のコーナーに行くと塩竈と書いてあるのが全然ありませ ん。ほとんど石巻とか気仙沼とか、がっかりします。歩いてみて。マグロでもそうです。塩竈のマグロどこにいった のか、全然この頃は話も聞きません。やはり塩竈の一番大事な着眼点は魚ではないかと思います。不正事件があって 信用を無くしたのは分かりますが、いつまでもそれに拘っていられない状態じゃないかなと思います。 やはり観光客を呼ぶには神社だけじゃなく、魚を中心にして貨物ヤード跡地の全然計画の立っていないところ、空 いたところに魚の小売市場をもってきて、観光客を集めるようにしないと、そしてそこから神社に行く人は神社にと、 まちの中を歩かせれば潤ってくるのじゃないかと思うのです。 でも、各個人個人の業者のところにバスで来ている客は、みんな魚の買い出しのような形で、ツアーというのを使 ってそういった目的で来ているのです。その店だけに行って終わりです。その他にお酒の醸造元が3軒もありますが、 その酒もあまり塩竈のスーパーでは目立たないところに置かされているという感じです。本当においしい酒なのです よ。 それから水族館とありますが、私はむしろ離島、野々島の方に水族館を作って、直接海の中を見えるような状態の ものを作ったらいいのじゃないかなと。私は釣りはやりませんが息子に聞いてみると、寒風沢と野々島の間の水道で 寒風沢方面が非常に魚が釣れる場所なのだそうです。ああいったところにフィッシュランドを作れば、船にもお客さ んが乗るのではないかなと考えております。野々島にも、寒風沢にも歴史が沢山あります。そういったものも利用し ながら観光客を呼んでいくような方法を取らないと、塩竈は再生できません。 (委員) 水族館計画につきましては、人を寄せる工夫をすれば、ある程度の集客は望めると。日本一と言われるのが沖縄の 水族館らしいのですが、アジアや世界でも有数な水族館を作るには200億円くらいかかるのじゃないかと。それを メインにすれば、海外から人が来てもらえるのじゃないかと。松島、多賀城、塩竈をエリアとして人を集めたら、も っともっと観光の活性化にも、塩竈の活性化にもつながるのじゃないかということです。 (委員) さきほど説明のありました、海辺の賑わい地区商業再生プランというのは県の事業認可がおりたということは、も うこのゾーンについてはその計画で進むということですか。今提案がありました計画は同じゾーンの違う展開であり、 この辺はどうなのでしょう。もう変更する余地はないというか、もう事業認可がおりてこのあとこの計画に沿って進 むということでなんですか。 (委員) 地権者が関わる部分は旧の稲荷下踏切側の商業用地ですが、あそこは地権者の、商業者のための換地ですので、私 たちがどのようにするか民である程度決めていく部分です。そこはただ民で決めていくといっても市民の望むような 形にできるだけしていきたいということで、市民の意見を広く受け入れて行かなければならないという意識はありま す。 もう一つの部分というのは、住の部分、住まいの部分ですが、あそこは当然あのくらいの建物ですと従来住んでい る人たちだけで一杯にはなりませんので、周辺の部分からもかなり居住者を見込めるのではないかなと。もともとあ そこは、居住人口の高い場所でした。ところが、ここ20年、30年どんどん減っていきまして、駐車場が目立った り、ほとんど人の住まないゾーンになってきました。あそこに利便性のあるような施設、あるいは住まいができれば 周辺部分の、稲荷町の中どおり、前はすごく人が住んでいた場所なのですが、がらがらの状態になっている。あるい は山が途中で崩し方をストップしている、商工会議所の道路向かいの山がありますが、あそこもマンション計画があ ったのに途中で止まっているのですが、そういうものが動き出すのじゃないかなと。 そうすると、仙台の泉地区のことを考えると、こちらの方が住まいにしても周辺の環境にしてもすごく良くて、ア ピールができるのじゃないかなと。周辺部分に波及していく影響は大きいのじゃないかと。そこを考えるとあそこを そういうようなふうにしたい。市の持っている土地、JR貨物さんの土地で水族館などが受け入れられるのかどうか。 すごくいいプランですが、場合によっては、大和ハウスさんの方が乗る可能性というのが全然ないわけではない。 ただ、私達も地権者としては、住まいの部分と今から生活するための商業の部分というのは、押さえておきたいと言 う意識は皆さんお持ちだろうと思います。そこで、どういうふうに水族館のなどのプランと組み合わせて行くかとい うことです。私達の方は、わりと地元に密着した商売ですので、観光客の方を向いた商売ではない。だけど、観光客も 見ていかなければならないのかな。私達は直接こうしたらいいというふうな立場でなかったものですから、もとの観 光桟橋の前に対しましては、あまり表立った利用というものは出してきませんでした。
エリアの活用方法については、先ほど提案した話は出ています。実際的には。ただ、そこから踏み込んでは立場が ありますので、言いはしませんでした。 (部会長) 今の、市としてこの事業についてどういう立場で、どういうふうに考えるかということもすごく大事だと思うので、 ちょっとコメントしていただけますか。 (事務局) この事業が決まらなければ進まないのか、やめることができるのかという質問かと思いますけれども。これは、土 地をどう活かすかということです。それはやはり、土地を使いやすい状況にして行くためにということが一つありま す。 それから、この地区にもっと必要な都市基盤としての施設が必要であろうと。地元の地権者の方も含めて行政が一 体になって進めてきた計画です。この計画では駅前広場や本塩釜駅とマリンゲートを人の動線で結ぶ、そういう動線 が必要だということで、8 メートルの歩行者専用の道路を設けております。それから、この国道 45 号線、港湾サイド を走っている道路の将来の計画がございます。これは、もっと交差点の利便性を確保したりということで、拡幅の計 画がございます。 行政側として一定の都市の基盤を整える事業手法の選択として、区画整理事業という手法を採用させていただいて いる。公共用地を編み出すために皆さんのお持ちの土地の中から出し合っていただいて、この地区に必要な駅前広場 の用地、道路用地、公園用地を皆さんで出していただきましょうという事業手法です。区画整理事業は単純に言えば、 この現在のこの土地を、将来に向かって都市の基盤といわれる道路、公園、駅前広場を整備して行くということです。 そして、道路等で囲まれたこの土地の上のデザインについて、お話があったような商業施設、今度は箱物ですね。 この箱物は、区画整理事業とは別途の事業として動いて行くわけですから、これは土地所有者も含めて、それから、 もっともっとこれからのまちづくりということで、市民の皆さんの意見も聞いて、この辺の施設のあり方なり、そう いうものを固めていただきたいということで、グランドデザインの策定委員会と言うものを設けさせていただきまし た。 一日も早くこの土地を活かして、なんとかこの塩竈の現在の状況を打破していきたいということです。唯一残され た貴重な市民共有の場所ですから、やはりこの地区は一日も早く活かした形で、市民、それから仙台都市圏、できれ ばこれが全国的に広がって行くような場所になればなということで、現在進めさせていただいている状況でございま す。 (委員) グランドデザイン策定委員会というのは、どういう方々で構成されているのですか。 (事務局) グランドデザインを策定するためにコンサルタントに委託をさせていただきました。委員会の構成は、委員長には 大村虔一先生、商工会議所の副会頭さん、塩竈市の都市計画審議会の委員さん、それから商工会議所青年部会の部会 長さん。商工会議所の女性委員。それから建築と子供たちネットワークの代表、JR 貨物、地元の地権者、県の土木 部。塩竈市の助役で構成されています。 (委員) 分かりました。有難うございました。どういうターゲットに向けてこのゾーン作りをして行くかというのがまさに、 このゾーンのみならず塩竈がどう再生するかという大きなテーマにも関わってくることだと思います。それがどう決 まるかということは大きな事です。それはそのグランドデザイン策定委員会の方が決められることなのかも知れませ んけれども、この再生委員会としても何らかの方向付けに意見を述べさせていただけたらと思っております。 (部会長) 是非そうして下さい。 (委員) 一度のたくさんのプレゼンテーションがあったんですけれども、行政側がすでに11 年から中心市街地の活性化基 本計画を立てて、しかもグランドデザインの策定委員会も実施されて、基本的にはどういうところから手を付けて、
どういうまちの再生を進めるということについて行政側を中心に動いていると言うのが実態ですよね。 5 回目の再生委員会で、何度もこういうものが次々出てくるものですから、自分の考えていることと、また別なとこ ろからどんどん大きな企画が出てくるわけです。どうしてこういう説明がきちんとなされてこなかったのか。こうい うことが分かっていればこの資料を見て、さて再生委員としてこういうものを吟味して、自分達の考えをどう織り込 んでいくかということに順序としてなったのかなと思います。 基本的にはまちの活性化の再生プランの基本的なところは、私達もこのグランドデザインを考えた策定委員会の方 もヴェネツィアの方も、れから行政側の基本計画も基本的には皆さん同じだと思うのです。持ちはね。今この2つの 大きな計画に私達再生委員はどのように関わって言ったらいいのか。ただ1つね、両方とも莫大なお金が掛かるわけ です。この辺がちょっと不安です。 それから、松島に大きな水族館があって塩竈にまた水族館を造って、たしてこれが成功していくのか。観光客を呼 び寄せるベースになるのか。この辺もちょっと心配なので、もっと独創的な、具体的なプランなどがあるのかどうか 語っていただければ嬉しいのですけれども。 (委員) 現在松島水族館は、老朽化のために県の方に120 億円の申請をしております。なかなか公園法の中で新たな水族館 計画ということは難しいという話も聞いております。市長の方に水族館どうですかというようなお話をしましたら、 松島の町長さんに気を使いまして、一応海の資料館かなんかどうだろうかという、お話をされておりました。なかな か予算面とかいろいろな部分で進まない部分もあります。そこに作ることによって、2 時間ぐらいの滞在時間となり、 塩竈の観光の基本になるものができるのじゃないかと。通過観光ではなくて、滞在型の観光の中で人が寄っていただ けるのではないかと。そこの中で塩竈神社なり食の部分を含めて、活性化の一因となるということで、提案しました。 区画整理事業をやるという部分と産業部とが同一歩調で、その上に建つものをどうしたらいいのかを考えていきな がら、区画整理事業進めていかないと、土地は作ったが何も出来ないのでは。また、いま貨物ヤード跡地が何十年と 雨ざらしになっておりますように、何か計画を立てて行く中で上物も、ソフトやハードの部分全て含めての検討。同 じ建物にいらっしゃるのですから。お互い意思疎通していただきながら、見出すものがあれば市民に提案していただ き、考える基準ができるような気がしますのでよろしくお願いします。 あと、もう一点。これは県では区画整理事業の減歩率40%という土木部次長のお話だったのですが、都市計の方々 に聞いたら最低の部分が14%で、最高が 28%。できれば 20%ということだったのですけれども。28%ぐらい取られ るというところは、どこの部分なのか。もしお示しいただけるのであれば、14%はどこの場所が減歩率なのか。もし 差し障りなければ。北浜で区画整理やった時は、20%一律だったものですから、今回の区画整理事業はどういう状態 なのかその辺。数字は別にしまして、お知らせいただければなと思いましたのでよろしくお願いします。 (委員) 私はこの再生委員会に出席する決意を固めた最大の理由は観光客を呼び寄せて、益々日本中の人が塩竈神社目掛け て沢山の人が来るまちにするということは、全然考えておりません。 基本的にはまずこのまちを活性化するのに、まず人づくりが大事だなと。どんなに大きな立派な箱物を造っても立 派なバリアフリーの道路を造っても、トイレを作っても、駐車場を作っても、このまちに住む住民一人一人がまちづ くりに参加することが私一番基本だと思います。その意識改革を図ったり、地域住民の人たちが参加をしてまちづく りをして自分達がつくったまちなんだよと。そういう温かい素朴なまちでは、大きな箱物がなくても、いくらでも活 性化してまちが再生をして、全国で成功している例があります。 だから、私は今もっている資源や財産、環境をより活かすために地域住民が参加するまちづくり、それを基本に考 えて私は夢を語っているので、今日のプランの素晴らしいものを聞かせていただいて、こうなれば本当は理想なので しょうけれども、果たしてこれが夢に終わらないのかということなのですよね。このあたりが大変心配です。 (部会長) この塩竈にぎわい通りというのと、マリーンスタジアムというのは別に考えてもいいのですか。 (委員) あの通りの中で、マリンゲート側に水族館をつくったら流れとしてはいいのじゃないかということで、この絵の左 側が海で観光汽船が留まるところになっております。そして鳥居があるところが通路部分と言うことで考えておりま す。
(委員) どういう部分に水族館ができる構想になっているのですか。位置を確認したいのですが。赤で囲ったところですか。 (委員) 駅を降りて貨物ヤード跡地に入る間際に鳥居を作りまして、門前町の賑わいをイメージしています。 (委員) 鳥居を作るのですか?赤い箱の中の手前でマリンゲート塩竈のかいてあるところに、あ、逆ですね。駅のほうです ね。 (委員) この場所にこういう雰囲気で神社に向かって鳥居のある方向に、賑わえるものを作ったらどうでしょうかという提 案、そして奥に水族館があれば滞在型観光としては唯一素晴らしいものができるのではないかということでの提案で す。で、書いてあるとおり、すしバーあって食があっていろんなものを含めて潤いと言いますか、そういう部分もで きればと。 (委員) 合わせて駐車場はどのような構想。 (委員) 人の土地なのですが、この右側に開いている国道との間を考えていました。 (委員) 国道45 号線の間。 (委員) 住居ゾーンとしているところを住居でいいのですか、というお話が出てきたのですね。あくまでも試案としてこう いう形でやったほうが、まちとして活きるのではないかと。JR 貨物さんの話でも、なかなか歴史とか文化遺産とい うものを活かしながらまちづくりをしていかないと人が寄せられないと。 歴史を活かした中で、まちづくりをしてこれからまちの起点となるものを作らないと。祓川、蛍でもなんでいいか ら、自然が溢れるまちをつくったらいろいろな発想ができるのではないかと。 (委員) 委員が提案された原型的なものは、私たちも全体の絵を描く中で検討させていただきました。私たちもいいのでは ないかと、同じような案だったのです。それで、歩道の部分というのも、何もあそこの中に組み込んでもいいのでは ないかというのが私たちの考えでした。賑わいの中に例えば、車椅子の人たちが来たら、そのスペースを線で描いて、 避けるかたちでもいいのではないかと。 それと、視点の問題なのですが、私たちは地元の人たちを対象として行なう商売ですから、現在の塩竈の商業の現 状を考えますと、将来的にも残しておかなければならないなと。少なくとも駅というのは黙っていても乗降客が集ま るものですから、それを利用しない手はない。乗降客で共稼ぎの人がいたら、夕食を買っていくのにデパチカの感覚 を取り入れ何種類かつくって、またメールなどで注文を受けたら、配達する。そういう地元の商業者の生き残りとい うのはできないのかと。組み合わせてやるというのはどうなのだろうと。 一概に乗降客といっても、仙台のエスパルとは違うので同じような思考でやらないように。塩竈の生活には欠かせ ない部分だから、残しておかなければならないものだし、どういうかたちであれば残していけるのかという検討はし なければならない。大型のスーパーに対抗するのではなく、自分達にできること、向こうに出来なくてこっちにでき ることは何なのか。それで採算採れるのかどうか、検証はしなければならない。でないと大きなところ(スーパー) が抜けていった場合、今の生活ができるような保証をするのが、行政としての責務なのではないですか。それも市民 が関わって小さいもの(商売)でも、やれることで生活がなりたつようにもっていきたい。 (部会長) 他の委員さんはどうですか。何かありましたらコメントをお願いします。
(委員) 今の案なのですけど、JR 貨物の考え方とか、突き合せたものなのですか。それとも、全然そういう部分はないと いうことなのですか。 (委員) 話し合いの場を持ってくださいと行政側にお願いしているのですが、なかなか道が無いというか。コンサルの人に はこういう話をしているのだということは、漏れてはくるのですが、実際どういう話を行政がしているのか、聞えて こない。今からしておかないと、間に合わない。駅にしても、市がこれくらい出さなきゃないというのがあるだろう し、例えば従来の駅の出口を同等のもので持っていかないと、まずいということで。それなら、きちんとJR 東日本 本社と話をしてこういう計画でやりたいという話をしなければならい。それとJR 貨物とも全体的に話をしなければ ならない。 塩竈市は小さいまちだから大きな資本が入ってきたら、対抗できない。だからなるべく地元資本を残してやってい きたい。そういう話し合いをしないのかなと言っているのですが、未だに見えてこない。生活がどうなるのか先行き 不安だから、全体像を示してくれと言っているのがグランドデザイン策定委員会。言わせてもらうと、これは地権者 が5年間に渡ってやってきたそのものです。そのデータです。コンサルの方は今も関わっております。 (委員) それをJR は見ているのですか。 (委員) 分かりません。ひところ、JR は駅舎の案も出してきました。それは公開をしていませんが、私は見せられました。 それはJR 東日本の本社がつくった駅の南口のひとつの案だということです。非常に不備なものと思いましたので、 全体像を話してどうなのですかと言いました。いかんせん、地権者のゾーニングくらいの話でしたので、駅舎がどう なるという話までは進んでいなかったので、そこから改めてすり合わせするということにはなっていませんでした。 市の都市計画決定をするか、しないかという段階で、駅舎の図面を見た事はあります。 (委員) いずれにしても、両方に関わってきますよね。それは、JR とね。それがどこまで進んでいるのか分からないので。 (委員) 何回も言っていますが、自由にできるところと、できないところがあります。ただし、JR 貨物にも将来のことを 考えて協力して、まちづくりという全体のところから見たかたちで協力して欲しいと言わなければならないと思いま すが、表立ってどこまで進んでいるのかという話は聞きません。 (委員) 市のほうでこのJR との話はどこまでいっているのかお聞きしたいのですが。説明をお願いします。 (事務局) JR 東日本はこの地区の地権者でもあり、路線や駅を営業しているところです。ですから、ふたつの顔があります。 地権者としての立場と駅を営業。そして、市のほうとすれば計画の中でJR と駅の利活用ということで、駅前に広場 を配置するということは、当然その広場を利用して直接本塩釜駅の利用が可能な状況を作り出すということです。JR とは一定の話も進めてきて、その広場の位置も決定している。この広場ができることによって、今まで跨線橋を渡っ ていたのが、広場を経由して本塩釜駅に行け、利便性が確保されるということ。これについては、話し合いをして決 まっている。ですから、都市計画決定をさせていただいているという状況があるということが一つです。 それと、JR には駅の保線用地くらいしかないという状況ですので、将来的に高架線の保守管理の用地として使っ ていく部分があります。 また、JR 貨物は約 25,000 平米の土地を所有しております。そのうち 17,000 平米をロイヤルホームセンターに建 物と一緒に貸しております。先ほどの説明の中で、これは市がつくった図面ですが、JR 貨物の用地というのは東西 に長い土地で一番広い場所にロイヤルホームセンターが設置されております。他の細い部分は未利用地になっていま す。これは、当然区画整理事業の中で、土地の形が変わっていくということをJR 貨物とは協議しております。
(部会長) 今日、検討する時間は無くなってきているので、何かありましたら。 (委員) 区画整理についてはよく分からない部分が大きいです。まだ意見は無いです。 違う話なのですが、場外馬券売り場の話が出ていますが、市の方で予算をつけるのではないかと噂に聞いています が、その辺についてお聞きしたいです。 (事務局) 場外馬券売り場につきましては、仲卸市場の方々が自らの事業活性化の方策として6年前に纏められました。そし て、誘致活動を現在も進めている状況と聞いています。 経過についてですが、平成7・8年頃仲卸市場がこれからの活性化策を勉強しており、その中でトイレを一億円か けて2ヶ所整備されるなど様々なことをやってきました。そして将来に向けて、エンターテイメント機能との融合と いう事を大きな課題と位置付けました。また、食堂の設置などいろいろ考えられました。そして、JRA とのタイアッ プということで自らの誘致活動をしております。 (部会長) それは、この貨物ヤード跡地との利用など考えているのでしょうか。 (事務局) 場所は仲卸市場の近くです。正式決定はしておりません。市の方で場外馬券場を誘致するための予算は一切ありま せん。市役所の方でお金を使うということはありません。 (委員) 仲卸市場は行政側に相談なしなのですか。ノータッチなのですか? (事務局) 行政としては進捗状況の把握に努めています。議会の中で青少年や交通に影響があるのではないかという指摘があ り、市役所としては場外馬券売り場がある市町村の調査を行ないました。約30市町村の調査をして、結果を議会に 報告しました。 (委員) 議会の対応はどうなのですか。 (事務局) 議会では、賛成と反対に分かれています。「場外馬券売り場の設置に反対する請願」が出されたことがあります。そ れに対して議会では、調べるべきだという話になりまして、先ほどの調査になりました。そして、市は調査分析して 報告しました。議会でも独自に調査しました。それらの結果に基づいて反対する請願を否決したという経過がありま す。 (部会長) 時間も過ぎております。これからどうするか、どう進めていくかがなかなか難しいので、皆さんと相談したいと思 います。率直に言えば非常に難しくて。3月27日のイベントはヴェネチア計画のお披露目ということもあるのです か。 (委員) その意味は大きいです。市の方がヴェネチア計画について15分ほどお話をしてくれるということです。それを受 けて写真家の平間至さんとのまちづくりのお話ということです。 (部会長) ヴェネツィア計画は明日オープンになるということなので、我々もこれに触れる事ができます。また、グランドデ
ザインの話があって、それは中間報告は出たのですか。 (事務局) 昨日、第三回目で中間報告というところまで行こうと始まったのですが、多くの意見が出ており、いろいろな提案 もあるということで、もう少し時間をかけていこうということで、4月終わりに中間報告をします。その先の進め方 もその中で示されることになります。 (部会長) 一般市民の前に示されるのは連休明けくらいですね。 (事務局) グランドデザインの会議では委員長から一定の方針は示すけども、それについて市民へ説明をして、理解・認知を 図っていくことが必要ではないかという話がでました。グランドデザインの素案が出来ましたら、再生委員会に報告 しまして、それをもって、市民の目線で見た意見や提言をいただければと考えております。 (部会長) では、そうしましょうか。 (委員) グランドデザイン策定委員会は、ここ2・3ヶ月でやるという話になって、開催され、資料を頂いているのですが。 この資料は地権者が海辺の賑わい地区についてまとめた資料とまったく同じではないですか。 (委員) 再生委員会の委員はどのような基準で何を言えばいいのか。周りで様々な計画が進んでいます。それを支援するた めなのでしょうか。委員会の立場を説明してください。 (事務局) ヴェネツィア、グランドデザインなど様々な事業があります。その年度にやらなければいけない事業もあります。 その中で再生委員会は立ち上げられました。委員には市全体の再生のポテンシャルを高めるための議論をしていただ きたいと考えておりますが、併せて重要な事業については、議論が重なる部分もあるかと思います。 それについては、先ほども申しましたようにグランドデザインがある程度まとまってから、それをひとつ参考にし ながら、市民の目線で再生につながるのかどうか、というところの指摘や提言をいただければ、と思います。 それから、他に浦戸の課題や蛍の里づくりなど委員から様々な提案があります。今回はヴェネツィアとグランドデ ザインが重なりましたけど、全ての計画を再生委員会の中で検証するというものではなくて、基本的には塩竈の再生 という全体の観点から立った提言をいただきたいと考えております。 グランドデザインも塩竈の再生に欠かせないものです。それについては、まとまり次第、お示して意見をいただけ れば、と考えております。 (委員) ヴェネツィア計画は案を出すだけだと伺っていました。港奥部の話になりますが、マリンゲートの西側を埋め立て するという事に関しては大筋なくなっているという話は聴いていますが、県に見直しを要望してないので、埋め立て る計画が消えていないのではないですか。 (事務局) 現時点の港湾計画では埋め立てるようになっております。計画は定期的に見直しをするようになっています。期間 は7年とか10年で見直します。その時期にはまだきていません。 次回の見直しのタイミングには、市民の方はヴェネツィア計画を通じて出された意見はこうですよと。見直しにあ たっては各界の代表者が集まって委員会が設けられますので、その場で経過を説明して改めて諮ることになります。 (委員) 毎回、ヴェネツィアが出ているので話が進まない気がします。
(部会長) それは、ヴェネツィア計画が分からなかったからです。でも、明日出てくるわけで、次回はそれを考えた上でやっ てみたらというのが先ほどの提案でした。 しかし、塩竈の再生を考える場合、このF ゾーンは非常に重要ですのでそこから始めましょうということでやって いるわけなのですけど。重なりが多くてどこから手をつけていいのか難しい。思いつきを羅列するのは易しいのです けど、それでは無責任です。 (委員) 市から、そちら側から出た提案に対して提言をいただきたいという話がありましたけど。グランドデザイン策定委 員会が出した意見について、再生委員会が反対意見があった時にグランドデザイン策定委員会は受け入れる余地があ るのでしょうか。 ヴェネツィア計画に対しても同様です。再生委員会の権限、位置付けで、どのように反映されるのか、本当に反映 されるのかがよく分からないです。確認をしたいのですけど。 (事務局) 第一回目でご説明したように、再生委員会は市の付属機関で独立しています。基本的には他の計画に拘束されるも のではありません。ですから、いろいろな計画が出されても委員会として市に対して意見があれば、それを提言とし て出していく。そして、市長は再生委員会の提言を最大限尊重しながら、市政に反映させていくという基本的なスタ ンスや考えは変わっておりません。 ただ、我々も行政としてまとめる計画ですので、委員の皆さんに理解されるよう説明の努力はしていきます。どう しても「この点は違うのではないのか」という事があれば、それは率直に提言として取りまとめていただければ。そ れを受けて市長は、意見を尊重しながら判断を下していきます。 (委員) マリンゲートの話ですが、改善をしていかなければならないのは早急にする必要があります。2年間で提言をする のではなくて。今やってそれが妥当なものであれば、市長が判断して早急にやっていくという問題です。 (委員) 今回、委員から2案出されましたけど、それを受けて会としてはどうしたらいいのかと。前回、このままでは先に 進まないので委員の中に意見を持っている方が提案する方法でということで決まりましたけど。今後、2人の委員か ら出された提案を会としてどのように取り扱うのか。2案のうちどちらが、ということなのか判断を下していくのか。 どういうふうにしていくのか。 (部会長) 考えとしては、時間を考えてF ゾーンのプランニングを厳密にやるのは無理な話です。グランドデザイン策定委員 会はそれをやっていると思います。今日は二人から意見をいただいて、その上で中心市街地をどのような方向でこれ から考えていけばいいのかというご意見をいただくというのがひとつあります。 細かく中に入っていっての話は出来ない部分があります。例えば、今日の二人の話は最初は正反対の話かなと思っ たのですが、うまくブレンドできればいいのではないかという話です。ブレンドはなかなか難しいのですけど、もう 少し突っ込んだ議論があれば、ある程度のこういうことが相応しいのでは、望ましいのではという提言ができると思 います。 もうひとつは、市から話があったとおり、ヴェネツィアとグランドデザインの中間報告が出てきますから、それを 見て参考にした上で二人からの意見を踏まえて、こういうことがこの委員会としてどうだろうかという意見や見解を 出すと言うこと。それ以上のことはなかなか出来ないと思います。 そのほかにも我々がやらなければないことはあります。現実に塩竈が上手く行っていないのは住民参加の仕組みが できていないからです。その話も併せてやらなければならない。ソフト面もやる必要がある。F ゾーンだけの話をや っていくのは非常に難しい。 (委員) 毎回出てくるのは、再生委員会以外にも同時並行で話が進んでいるというのがあることです。委嘱を受けて、資料 を全部いただければよかったと思うのですけど。委員会のあり方については、飛び交っている概念をここでまとめて、
優先順位つけて、方向性はどうかという、差別化するにはどうかという手法がありますので、それに当てはめて、一 つにまとめて取捨選択をしながら、重複しているからいらない、実用性がないから消すとか、これは必要だという。 ここで託されているのは、整理して筋道をつけるというのが、役目ではないか。 ですから、アイデアはいくらでも出せますけど、それは一般市民から募集してもいいわけです。アイデアはヒント さえ合えばいくらでも出せます。今はヒントがしっかりしていないから、アイデアが滅茶苦茶だと思います。しっか りすればいいものになっていきます。そういうふうにやっていった方が話しは早いです。 (委員) 毎回資料が出てきますけど。 (部会長) 同時並行してやっていますから、それは仕方が無いでしょう。 (プレゼンサポーター) 塩竈がまちづくりに対するプロセスができていない。まず民間に任せるのかどうか。行政が全面支援するから民間 のものは民間にさせる。地域は地域にさせるということです。 大事なのは事業者が見えてこないとダメです。例えば、ここでは事業者が意見を出したわけです。これに対して行 政がどういうポリシーを持っているのか。 もっと意見を戦わして、吸い上げて例えばグランドデザインに反映させる。グランドデザインが大きな決定機関な らば、そこに地域や民間の方の意見が入るような手法を採らないと、そういう議論になってしまう。ぜひそういう手 法でやられたらいいのではないでしょうか。 (部会長) 予定としては、次回の会議は4月の下旬でしたが。連休明けにグランドデザインの話が出てくると言うことであれ ば、それが出た直後に見ながら進めるのがいいのではと考えます。 5月の始めに開催しましょう。日程については、連休明けくらいのところで設定しておいてヴェネツィアとグラン ドデザインを見ながら、2人のご意見を見た上でどういう進め方をしていくかをやります。 凄く難しい。他のところがパラレルで動いているのに、こっちでやるのは難しくて進め方について名案がないし。 もう少し、ソフト的な部分に委員会の役割を限定してもらった方がある意味やりやすいという感じはあります。例え ば、ひとづくりにウエイトを置くようなところで、まちづくりの進め方をするということであれば、むしろやりやす いという感じはします。 (委員) グランドデザインに日程を合わせるのはおかしいのではないか。こちらはこちらで話を進めていってもいいのでは ないか。 (委員) 行政側としてはグランドデザインが固まってからやってほしいのですか。 (部会長) 固まってというか、向こうも中間報告なので、固まってはいないです。それが出てから、やった方がやりやすいと いうのが私の考えです。 (事務局) 各計画がまとまりましたら、先生に連絡して日程の調整をしたいと思います。 (部会長) そうしましょう。できるだけ早くやれそうな日を選んで進めたいと思います。