PowerPoint2007の利用
基本編
PowerPoint2007 の基本操作を学習しながら,次の4枚のスライドを作成する演習です。 <演習のための準備> ① 「演習用素材」のフォルダをデスクトップ上に作成します。 ② IPA 教育用画像素材集カテゴリー一覧(http://www2.edu.ipa.go.jp/gz2/list.html) から,スライド2,4で使用する静止画と動画の素材を選択し,「演習用素材」フォルダ に保存します。 ※ 画像は,「社会・歴史」の「三内丸山遺跡(縄文時代)」「吉野ヶ里遺跡(弥生時代)」 の中にあります。 ③ スライド3の表を Word で作成し,Word ファイルとして「演習用素材」フォルダに保 存します。 スライド1 スライド2 スライド3 スライド4 IPA 教育用画像素材集より IPA 教育用画像素材集より
(1) デスクトップ画面の左下のスタートボタンを押し,「すべてのプログラム」を選択します。 (2) 「Microsoft Office PowerPoint2007」を選択しましょう。
(PowerPoint 2007 の初期画面が表示されます。) ① スライドペイン : スライド作成のための作業画面です。 ② アウトラインペイン : 各スライドの内容を表示します。(2種類あります) ○「アウトライン」タブ ・スライド内のテキストの内容を表示します。 ・スライドへの文字入力に利用します。 ○「スライド」タブ ・各スライドの全体図を表示します。 ・スライドの移動・削除・複写などに利用します。 演習1 PowerPoint 2007 を起動し,作業画面や表示モードを確認しましょう。
①
②
③
④
⑤
⑥
③ ノートペイン : スライドに関する解説などを入力します。 ④ 表示モード切り替えボタン : 作業画面をそれぞれの表示モードに切り替えます。 「標準表示」ボタン 「スライド一覧表示」ボタン 「スライドショー」ボタン ⑤ リボン : 基本的な操作やさまざまなツールの一覧です。 (従来のメニューバーとツールバーが1つにまとまりました。) ⑥ タ ブ : PowerPoint の機能が目的別に7つに分類されています。 作業の目的に応じてタブの中からコマンドボタンを選択しましょう。 (ホーム)スライドの挿入や書式設定,図形描画のツールの一覧です。 (挿入)図やビデオ,テキストボックス,ワードアートなどを挿入するツールの一覧です。 (デザイン)スライドのページ設定や向き,デザインを設定するツールの一覧です。
(アニメーション)オブジェクトにアニメーションを追加したり,スライドの切り替えを 設定するツールの一覧です。
(スライドショー)スライドショーを実行するときのツールの一覧です。
(校閲)文書校正などをするときのツールの一覧です。
アウトラインを利用するためには,スライドのおおまかな設計をしておく必要があります。 また,各ページにはタイトルが付くので,スライドの挿入やスライド間の関係を持たせるの に便利です。 (1) アウトラインペインの「アウトライン」タブをクリックして選択しましょう。 (2) スライドのレイアウトを選択しましょう。 「ホーム」タブの中のスライドの「レイアウト」をクリックし,「白紙」を選択します。 (3) 1ページ目のタイトル『縄文時代と弥生時代』を入力しましょう。入力した項目が,ス ライドタイトルとして表示されます。 演習2 アウトラインを利用して,スライドを作成しましょう。
(A) (B) (4) [Enter] キーを押すと,2枚目のスライドが表示されます。 『住居を比べてみよう』と入力して,2枚目のスライドを作成しましょう。 同様に,3枚目『気付いたことを書こう』,4枚目『遺跡について』のスライドを作成 しましょう。 (5) ファイル名を付けて保存しましょう。 ① Office ボタンをクリックします。 ② 「名前を付けて保存」 をクリックします。 ③ 保存形式を選択し,適当 な フ ォ ル ダ に 保 存 し ま し ょう。 (A)PowerPoint2007 しか使 用しない場合 (B)PowerPoint97-2003 で も使用する場合 ※ (B)で保存しても,PowerPoint97-2003 を使用した場合,背景やスタイルが変化す ることがあります。 スライド1 縄文時代と弥生時代 スライド2 住居を比べてみよう スライド3 気付いたことを書こう スライド4 遺跡について アウトラインに入力しましょう。
(1) スライド1の目次にするために,入力した2~4の項目をコピーしておきます。 ① 2~4のアウトラインの項目をドラッグして右クリックします。 ② 「コピー」を選択します。 ③ 「4 遺跡について」の後ろで右クリックし,「貼り付け」を選択します。 (2) [Tab] キーを利用して項目のレベルを調整します。 ① レベルを調整する項目をドラッグします。 ② [Tab] キーを押すと,項目のレベルが下がり,スライド1 に表示されます。 ※ レベルは5段階まで下がります。 ※ レベルを下げすぎた場合,[Shift] キーを押しながら [Tab] キーを押すとレベルが上がります。 ※ レベルに合わせて文字サイズも変化します。 その他のレベル調整方法 (ハンドル)を利用したレベル調整 レベルを下げたい文字列の先頭部分にカーソルを近づけると,カーソルが のよう な形に変わります。このままクリックして右へドラッグするとレベルが調整できます。 上下へドラッグすると,項目の順序を変更できます。 演習 3 項目レベルの上げ下げにより,目次を作成しましょう。(アウトラインの利用)
(1) スライド上の文字にマウスを近づけると,マウスポインタの形が変化します。その時に クリックをすると,テキストボックスが現れます。 (2) 文字の先頭にマウスを移動し,文字列をドラッグすると反転表示され,加工する範囲が 指定されます。 (3) テキストボックスを加工しましょう。 ① テキストボックス内の文字列の加工をしましょう。 入力した文字をドラッグし,フォントとサイズを変更しましょう。 「縄文時代と弥生時代」の文字列 → フォント「丸ゴシック」,サイズ「54」 「住居を調べてみよう」以下の文字列 → フォント「丸ゴシック」,サイズ「40」 ② テキストボックスの配置を調整しましょう。 (ア) テキストボックスが扱いやすいように,大きさ を調整します。 (イ) テキストボックスが選択されていると,「書式」 タブに「描画ツール」が追加されます。これを, コンテキストタブといいます。 (ウ) 「配置」のプルダウンメニューから,「左右中 央揃え」をクリックすると,テキストボックスが スライドの中央に揃います。 演習 4 スライド1の文字を加工しましょう。 <グリッド線の表示> スライド上のテキストボックスの位置や大きさを変更 する場合,スライド上にグリッド線を表示しておくと便 利です。 「表示」タブを開き,「グリッド線」にチェックをいれ ましょう。 (ア) (イ) (ウ)
(1) 「ホーム」タブの「図形描画」から「横書きテキストボックス」をクリックし,文字列 を入力しましょう。 (2) テキストボックス内に『学校名』『作成日』を入力しましょう。 (3) テキストボックス内の文字列を加工しましょう。 テキストボックスは,「MS P ゴシック」「18pt」で入力するように設定されています。 ① フォントサイズを 24pt にしてみましょう。 ② テキストボックスの枠線を適当な大きさにして, 文字列の均等割付をしてみましょう。 ・ 「ホーム」タブの段落の中にある「均等割付ボ タン」をクリックします。 <テキストボックスの枠について> テキストボックスの枠線は2種類あります。クリックすると点線の枠から実線の枠に変わ ります。 演習5 テキストボックスを使って,スライド1の右下に学校名と作成日を入力しま しょう。 <文字の入力をするとき> <テキストボックスの移動,削除などのとき>
「デザイン」タブをクリックすると,あらかじめデザインが設定されている「テーマ」の グループと自分で背景をデザインできる「背景」のグループが表示されます。 (A)テーマ 「テーマ」を使えば,スライドの色や模様,フォントなどが勝手に決まります。配色 などは後から変更することができます。 (B)背景 「背景のスタイル」を使えば,「背景の書式設定」で,自分の思うような背景を設定す ることができます。 ※ PowerPoint97-2003 を使用すると,背景が変化することがあります。 演習6 スライドの背景を設定しましょう。(スライド1の完成) (A) (B) ※ たくさんの配色の組み合わせが あるので,スライドの内容にあった 背景や相手のこと,投影場所などを 考えて背景を設定しましょう。 ※ 基本的に各スライドの背景は,変 えない方が見やすいので,「すべて に適用」をクリックします。
(1) タイトルの下に,『縄文時代』『弥生時代』を入力します。 (2) 文字列の加工をします。 『住居を比べてみよう』(丸ゴシック,48pt) 『縄文時代』『弥生時代』(丸ゴシック,32pt) (3) タイトルの下に「縄文 竪穴住居」と「弥生 竪穴住居」の画像(静止画)を挿入しまし ょう。 ① 「挿入」タブから「図」をクリック しましょう。 ② 画像を保存した「演習用素材」のフ ォルダを開き,画像を選択し「挿入」 をクリックします。 (4) 画像にスタイルをつけてみましょう。 ① スタイルを入れたい図をクリックします。 ② 「書式」タブの「図ツール」コンテキストタブから,「図のスタイル」を選択してクリ ックします。ここでは,「四角形,ぼかし」を選択します。 ※ PowerPoint97-2003 を使用すると,スタイルが変化することがあります。 演習7 画像(静止画)やイラストなどを貼り付け,スライド2を作成しましょう。
(5) 画像の下に,クリップアートを使って,イラストを挿入しましょう。 ① 「挿入」タブから「クリップアート」をクリックしましょう。 ② 作業ウィンドウの「クリップアート」で,挿入したいイラスト を検索しましょう。 ③ イラストを選択し,クリックしましょう。 ※ 画像やイラストなどを挿入したとき,図の不要な部分はトリミングという機能で,カッ トすることができます。 「図ツール」コンテキストタブの「サイズ」の中にある「トリミング」をクリックし, ○の部分をドラッグしながら調整します。 (6) イラストの横に,吹き出しを挿入しましょう。 ① 「挿入」タブから「図形」をクリックしましょう。 ② 「図形」のプルダウンメニューの中の「吹き出し」からデザインを選択し,クリック します。 ③ スライド上の適当な場所でドラッグすると,指定し た「吹き出し」が作成されます。 ④ 吹き出しの中に文字を入力するときは,「吹き出し」 を右クリックし,「テキストの編集」をクリックし, 文字を入力します。 ⑤ 「吹き出し」の中に,『どちらも竪穴式住居!』と 入力しましょう。
(1) 文字列の加工をします。 『気付いたことを書こう』(丸ゴシック,48pt) (2) 「演習用素材」のフォルダから,Word ファイルを開き,貼り付ける表全体をドラッグし て範囲指定します。 (3) 右クリックで「コピー」を選択します。 (4) PowerPoint のスライド3の上でマウスを右クリックし,「 貼り付け」を選択します。 (5) 貼り付けた表の大きさや,文字などを調節しましょう。
「Word」のファイル
演習8 Word で作成した表を貼り付け,スライド3を作成しましょう。(1) 表の下に,テキストボックスを利用して,『なぜでしょう?』という文字列を入力しま す。フォント,サイズ,位置を決めましょう。 (2) 文字列をドラッグして,「描画ツール」コンテキストタブのワードアートスタイルで,文 字の装飾をします。文字の効果を選択して,文字を装飾してみましょう。 (3) 枠の上についている緑の●を使って, 文字列を回転させてみましょう。 ※ PowerPoint97-2003 を使用すると,スタイルが変化することがあります。 演習9 ワードアートスタイルで装飾文字を入力し,スライド3を完成させましょう。
(1) タイトルの下に,『三内丸山遺跡(青森県)』『吉野ヶ里遺跡(佐賀県)』を入力します。 (2) 文字列の加工をします。 『遺跡について』(丸ゴシック,48pt) 『三内丸山遺跡(青森県)』『吉野ヶ里遺跡(佐賀県)』(丸ゴシック,32pt) (3) タイトルの下に「縄文 竪穴住居復元」と「弥生 竪穴住居」の動画を挿入しましょう。 ① 「挿入」タブの「メディアクリップ」の中にある「ビデオ」をクリックし,「ファイル からビデオ」を選択します。 ② 演習用素材のフォルダから,動画を選択し,「OK」をクリックします。 ③ 貼り付けると同時に,動画再生のタイミングについてのウィンドウが表示されます。 スライドショー(投影画面)にすると同時に自動的に再生を始めたい場合は「自動」を, マウス操作により手動で再生したい場合は「クリック時」を選んでください。 ④ 実際,動画が再生するかどうか,確認してみましょう。 演習 10 動画を貼り付け,スライドを加工しましょう。(スライド4の作成) 動画の保存場所 ※ 動画や音声ファイルは,PowerPoint2007 ファイルとは独立して動作します。 両者を同一フォルダに入れておくことが基本です。 保存場所を確認 してください。
画面が次のスライドへ切り替わるときに行う効果を設定します。 今回は,スライドショーで画面が切り替わるとき,画面が一定方向からスライドインして 表示されるように設定しましょう。 (1) 「アニメーション」タブを選択し,画面の切り替えの中の「左からスライドイン」をク リックします。 (2) すべての画面に適用するように「すべてに適用」をクリックします。 ※ 画面切り替え時にサウンドを付けたり,切り替えの速度を変更することもできます。 (3) 「スライド」タブに変え,「画面の切り替え効果」が設定されていれば, スライド番号 の下に「☆」の記号が表示されます。 演習11 「画面切り替え」効果を設定しましょう。
スライド上の文字や図に動きをつけてみましょう。 今回は,スライド2の「縄文 竪穴住居」の画像が,フェードで表示される効果を設定しま しょう。 (1) 「縄文 竪穴住居」の画像をクリックします。 (2) 「アニメーション」タブを選択し,「アニメーションの設定」をクリックします。 (3) 作業ウィンドウの「効果の追加」のプルダウンから「開始」を選択し,「フェード」をク リックします。 (4) PowerPoint には,たくさんのアニメーションが用意されています。相手のことを考えて, 設定を工夫しましょう。 演習12 部品に「アニメーション」効果を設定しましょう。
(2)
(3)
効果の設定をします。変更や 削除もここで行います。 効果の開始を設定します。 効果の速度を設定します。 効果に工夫を加えることが できます。 設定した効果の順番を変更 することができます。(1)
(5) 他のスライドにもアニメーション効果を設定しましょう。 アニメーション効果設定での留意点 <グループ化> ① [Ctrl]キーを押さえたまま, 対象の部品をクリックします。 ② 対象の部品の上で,右クリッ クします。 ③ 「グループ化」→「グループ 化」の順にクリックし,対象の 部 品 の グ ル ー プ 化 を 決 定 し ま す。 ※ 部品全体を囲んで対象をグループ化する方法もあります。 (6) スライドショーを実行して,動作の確認をしてみましょう。 ① 「スライドショー」タブの「スライドショーの開始」の中にある「最初から」をクリ ックします。 ② スライドショーが実行されるので,もし動作に不具合がある場 合は,画面上を右クリックし,「スライドショーの終了」を選択 し,動作の変更を行いましょう。 ○ アニメーション効果は,とても楽しく印象的なもので,スライドを見る人の注意を引 きます。しかし,あまり多用しすぎると反対にプレゼンテーション全体の印象を退屈な ものにしてしまうこともあります。できるだけ,ここ一番という大切なスライドで使う ようにするとよいでしょう。 ○ タイトル項目にアニメーション効果を付けた場合,まず白紙のスライドが投影されま す。こうした効果をねらう場合以外は,あまり付けない方がよいでしょう。 ○ 部品の多いスライドでは,関連する部品をまとめて「グループ化」し,効果を設定す るとよいでしょう。 ○ 効果音はインパクトが強い反面,あまり多用すると受け手にとって苦痛となる場合が 多いので注意しましょう。
--- 注意
※ Microsoft®,Office,Internet Explorer は米国 Microsoft Corporation の米国およびそ
の他の国における登録商標または商標です。 ※ その他,本書に掲載したプログラム名,システム名,CPU などは一般に各社の登録商標 です。 ※ 本文中では,®マークは省略しました。また,一般に使われている名称を用いている場 合があります。 --- 平成21年2月 日 初版発行