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お花畑の熱収支--黒部川源流域における観測報告---香川大学学術情報リポジトリ

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香川大学農学部学術報告 172 お花畑の熟収支 一肌一箱部川激流域における観測報告伽岬

松 田 松

Ⅰ は し が き 平野部において発達する諸産業に.と、ろて,潤沢な水資源の確保は正に死活の問題であることはいうまでもない,こ れらの需要をみたすために,中下流域においてほ用水の効率向上を計るための各種方策や,新しい水資源の開発方策 等が打出されているしかし.ながら集水域の特に河川源流付近における水文諸鼻の動向ほ未だ明らかにされていない また大河川の源流部はいうまでもなく高山帯であって,ここには特有の植物が生育している この楷被の発達状態 は集水城の土地保全状況,流出率等を支配する患要な因子である(また風致や鳥獣の棲息状態もこれら根被の発達 状態と密接な関係があり,特に国立公園なとにおいてほ,その保護育成が強く望まれる) これら枯被の発達状態ほ 山岳地掛こおける一般気象(l.リ店気象)の影響せ受けると共に,栖被層の極く近傍における気象要素の影響もうけて いるはずである 前者については近時ロボット観測等により資料の讃借が計られているので,やがてその全貌が明ら かこされることであろう 然し後者についてこは未だ観測資料もすくなく,ほとんどが不明のまま残されている, 著者はこれら不粧£点の−一端を明らかにするため,抑Il源沈溺における微気象観測により,蒸発散鼠などの水文品 を含む各熱収支項の決ぶを・試射こ Ⅱ 観測地の概要および観測方法

(2)

第20巻第2号(1969.) 173 (1)観測地の概要 観測灘とLてほ黒部ノ11源流域を選んだ盟部川は北アルプス北部の中央部を流れる本邦随一の峡谷であって,その 全長約90加を流れて日本海に注いている 河川源流の株高を2,0001Tlとすれほ,平均勾配は2,000/90,000=1/45(上流 部1/40,中流部1/犯 下流部1/100)にも達し,従ってここでは黒部川弟四水力発竃所を始めとして,そ・の特性を活 かした水力発鑑が盛んである更に ̄柑巨域に払がる水系耕地約8,000haほこれによってうるおされている・この黒部 川はFig1からもわかるようにワリモ岳と祖父岳(2821)との鞍部に蘭を発し,雲の平の溶眉台地を山稜にそって円 弧を画し、て流れつつ,祖父沢,五郎沢,赤木沢を髄めて薬師沢の出合に至り,更に奥のクル沢を集めて上の廊下へと 続いている,水源地をかこむ山々は,水晶岳(2977),鷺羽戌(2924),三俣蓮華岳(2841),黒部五郎岳(2639),赤 木岳(2621),上ノ岳(2661),太郎山(2373),薬師礎(2926)等の秀峰である特に上ノ岳月近に・ほ同じような高さ の山が広く分布し,高原を思わせるような緩やかな草原の起伏をくり返しつつ,それが太郎山へと緩傾斜し,更に太 郎兵衛平の平坦な台地状の地形面となっている 本研究に用いた解析方法ほ地表面が平坦てあることを要するので, 観測地をこの平坦地の−プ軸こ選んだ大河川源流部におけるこの種の観測にほ計測器機の搬入が極めて困難であるの が常てあるが,この点太郎兵衡平は有峰ル−トが開発されて以来7∵7ローーサが短く(バス終点の折立より半日コー ス)便利であった この地点には,Fig2に示すようなテングルマ (Sieuer5ia pentapetala Greene Val‥“dryadoides Takeda)の群棲が認められたチソクルマは本州 中北部と北海適の高山滞の水分の豊富なところ に,しばしば大群洛をつくっている.落菓性,ほ ふく性の小低木で,一■」孟孝花のような観を呈す る柴ほ羽状にわかれていて小葉にほ鋸歯があ り,滞哉白色の梅のような形の花をつけるな お,この花には向E=生が跡著であることを,24幡 「鞘組側を通じて確認することがてきた以上のよ うなナンダルマの郡落植被の上で今回の観測は行 なわれたこの他に,消滅期にあるカキ田1)におい ても同様な観測を同時観測したそして前者を植 被区,後者を裸地区とした

FigJ2 Vegetable cov’er Of Sieuer5ia

(2)観測方法 ナングルマ帖被上における桝渕噴射ま,短波放緋】主,短波反射ぷ,純放射ぷ,熱厨組,地臥気乱大気湿度等 てある短波放射昆寓よび短波反射施の測動こは農許・馨試型日射計を用いた純放射義の捌憩こはC・SⅠR0Net

R。di。1、一eterを利用した 地中への熱伝導鼠ほ地中熱流摂(英弘CN−−8塑)を植被下の表僧土鋸コに増設することに

ょっで求めたなおナングルマは前述のように小低木てあって,草花のように見えるが,土壌表面近く(地中の表層

と僅かに地上部を含む)を多くの小枝が走っていて,熱流板の埋設は比較的即位であった そこて2枚の熱洗椒を同

じように埋設し,解析にほそれらの平均値を利用した地氾の測赴こは径05”−1−1のCu−・Co熱直射を用い,これを地表

面と地表面下25cmの深さにそれぞれ設定した・本観測地点て闇,当然のことながら電源が得られなかったので日動記

録ほ不叶能てあり,上述各要素の測定は約12mのリート線を介して読み取りで行なわれた読み取りに利用した計器

ほプリ7・ンプVZ−−908(桑野電機搬灘)とェレクトロニソクボルトメーク−VP仙一106(桑野電削K製)であって・

いずれも乾温池で作軌する 気温および湿度は大型7■スマン通臥湿度計な用いて,植被面上10cm,60cmの2高度て測

定を行った

裸地区においては純放射鼠,地中への熱伝導品および地温の三要諦につき測定を行った 測定力法は租被区と全く

同じ方法である

(3)

香川大学農学部学術報告 174 Ⅲ 奨験研測結果および考察 (1ト般気象条件 本観測を行た、つた7月下旬ほ統言1的に見ても一一年中で一一・番天候が安定する時期であるといわれているが,その内で も観測日(7月26日5時へノア月27日5時)の黒部川源流域は稀にみる快晴にめく1♪まれた 夏期の山岳地帯においては 午後になるとカ■スの発生を見るのか常であるが,本観測日にほ終日その発生を見ず,雲畳も精々1∼2程度てあっ て,26日5時から21時頃までほ風も和らいだ状態(満々2∼3m/sec)であった 当日の実験地と菖LU地方気象台に おける一・般気象状態を示せばf、ig3の通りである本図からわかるように日放高気温は平地では309CCであるが,山 上では2020C−で,107CCの差か認められた1時間毎の日平均値では前者が270℃,後濱が16.OJCで11.0℃の差が認め られる山上における気温の冷却ほ廿没と共にますます急で,朝の冷え込みを予想してし、たのであるが,21時頃,4 弓台吼の影響らしく,やや高温の礫凪が急に吹きだし,105、Cまで冷却していた気温ほ1320Cまで急上月した しか Fig3Diurnalvariations ofmeteorologicalelements,July26∼27,1968 Sis the solar radiation,O the aiItemPerature andHthe relative humidity Suffix F andM representToyamaLocalMeteorologica10bservatoryandthe ExpcLrimentalSiterespectively・ し雲鼻ほ1程度であった.この風は実験観測終了時にも続いておったので23時以後の気温はほとんど一L完備13OCCを 示した20時の観測時,チングルマ上におびただしい結露を認めたのであるが,この凧の来襲と共に毒掛ま極く短時 分の間に完全に消失した 多鼻の熱の水平移流があったからであるこのことについては本文Ⅲ−2)−」4)において詳 述する予定てある なお平地の気温変化においても,この熱移流の影響が若干あらわれているように思われる 相対湿度は平地においてほ馴卯こ低く,夜間に高いという極く−一腰的な酎ヒ状態を赤しているが,山上ではほとん どの時刻において80ク≦以上の鉛、値を示し,l=]変化の周期触ま明確でない 日射是iこついては本文−2)−(2)で詳述する 2)熟収支 (1)基礎式 テンダルマ舶被!基において力地表面を単位低面とする∵定閉塞空間の熱収支は次のようになる(2)

(4)

鎗20巻第2号(1969) 175 Rn+B」−F」一1E+M+′三Ca▽−す(仰)∂z +J;昔−▽ほ(首)∂z+† Cp伽−∂z +†三C乱伽普∂z+ †三蔵語∂z=0 ただしここに,Rn:純放射鼠,B:地中への熱伝導壷L F:頗熱伝嵐鼠1t;こ潜熱伝達鼠 M:植物の同化作用に よって−畜積される熱最,C凡:湿潤空気の定圧比熱,一0!、:空気の密度,u‥帆風 ▽TI=∂/∂Ⅹ+∂/∂y,R:比ガス恒 数,l:蒸発潜熱,6:空気の・q:ル■垂に対する水の・モル韮の比,en:気温Oc,e:蒸気圧I11b,Cl,‥植物の比軌 pp:植 物の密度を表わすものとする(1)式において,閉塞系へ向うフラノクスを正に・とっているFig“2からもわかるよう にリ チソダルマは小低木であって,その丈は僅か12∼3cmであった従つて水JIZ発散項や貯留項ほ小さい∂z→0と すると(1)式ほ次のようになる,なお植物の同化作用によって二番潰される熱鼠は極めて小さいので消略した. Rn+・B十F+1E=0 (2) (2)式の左辺弟1項および第2項は直接測定によって明らかであり,残余の2項は次に示す80Wen’sIatio(3)を利用しノて 分離した,すなわち 1EKw(∂e/∂z) β=A/(1E)=川Pら些−▼壁些処)一∼…ちぜ−・一越 △e 従って,(2),(3)式よりF,1E墳は次のようになる

以上で各熱収支項ほ完成された (2)式のように,水平発散項を零とすれは,主熱源は放射量となり,従ってこの特性をより明らかにする必安がある、 (2)放射バランス 観測当日の平地および山上における短波放射量はFig3に示してある本図からわかるように,両日別爵に・極めて顕 著な差異が認められる日総義でほ平地の380cal/cm2・dayに対し山上でほその約2倍の値730cal/cm20dayを示した これは主として高度差による透過率の差異によるものと考えられる.ちなみに観測日の正午における両地点の透過係 数を算出してみよう 太陽の赤緑∂,天文単位で測った地球と,太陽間の距離p。なるとき純度平にある水エIZ地へ時角tとt十・dtとの聞に来 射する太陽エネルギ−は ds=首PCOSeCh ・Sinh・dt ここで11ほ太陽高度で次式で与えられる Sillh=Sll呼小Sin∂+cos9フ・COS8・COSt J。=193gr・Cal・CmⅦ2・min ̄1は太陽常数である Pが大気の光透過係数であって,これは上式を変形することに∴って求められるすなわち P=eXP〔一品志丘−(1n(ds・P◇)−1n(・JolSinl1・dt) 〕 本式による計算値は山上の場合が83%,平地の場合が52%であって約30%が平地の地表面から2,300mの間の気層て散 乱吸収されることになる 日射鼠ほ熱収支系の一億幹をなすものであって,前述のように,高山における甘射強度が極めて大きいことは山岳

地滞の地表面における熱の収支状態に大きな変化を与えているはずであり,この点興味がもたれるそこで次に放射

バランスにつき考察する 根被面上の放射バランスは次式に.よって与えられる Rn=(1−α)S朗+L (5) ここでSJ【:全短波放射,α:植被面の短波放射に対する反射係数,L:純長波放射量=L・d+L叫 L・d:大気放射昂, 1′u:槌被面放射量をそれぞれあらわすものとするRllおよびSlIは実測されておるのでLは残余として求められ結果 はFigヰに示す通りであるこの図からもわかるように,短波反射ぶは147calcmAlday ̄Ulに達し,All)edoの日坪均侭

(5)

番川大学轟学部学術報告 176 ほ約020であ、つた この侶は平地における母地で縛られた偽018∼023とほほ等しいまた全短波放射晶729ca工cln−2 dayrlに対し純放射遍の値は僅か356calcIlr2day−1 1.6 1…4 12 1.0 0.8 0.6 0い4 であって,これは前者の約50%に相当している こ の僧ほ,平地における快晴日でのこの傾が70%前徴 か,またはそれ以上の値を示す(4)(S)(6)場合が多 いことを考えあわせる時,大変小さな値であると考 えられる このことほ有効放射晶が大きいために起 ったものであって,有効放射最が大きくなること ほ,その経験的決定式の塾(Ångstr6m type,Brunt typeなど)からもほほ明らかである.有効放射慮ほ 日中高く,最高値は13hrに出現し,約035calcm ̄2 min ̄1にも達した,この値は短波反射鼠の最高値よ りも大きく,日中における地表面の大きな冷却源と なっているつまり高l⊥地帯におし、ては釆射する日 射ほ強烈であるが,同時に放射によって失う熟慮も また大きい.平地においてほ軒別義が大きい場合, 花壇など夏期に,時として高温障害を惹き起すので あるが,高山地相砿おいては日射量ほ豊富てある が,気温ほ高くならない繍1」植物の生育の場はニ ul∈・∈0こ8 へ3udlぷ〓○叫竃竃由比 ︻1り N− 2 ハU り′一 nU 〇

∠1 6 81012141618 20 22 24 2 4

11ime(Ilr)

FLig皇 Diurnalvariation of radiation balance COml)OnentS OVerVegetablecoverofSieuer5ia July26∼27,1968 のようなな条flこをそえて−いる (3)地下環境 実測された■地温の日変化状態はrig5,pig6に・示す通りてある∴触如研削如sの=変化ほ次轟こよって与えられる ことが知られて−いる 〇ぐ ♂只・:{−=A。】l−■ど∴Ⅵ−Siil(11のトトビl}) n=.1 p︵瑠S・唱0・ldU︶ 浣−雇;コp〓00扇∈J聖こL l 09 9 16 6 ×L α これにならって観測他より定数せ決点し 姶4墳まで採取すると裸地区,柚磯憧や地 表況変化ほそれぞれ次のようにな、つた 鋸Ⅹ=0=200−17Osin(x+67052′) +47sil−(2x−ト69032′)+23sill (3x−3150) ♂‥、?Ⅹ=1)=168−96siIl(Ⅹ一卜67024′) 十3Osin(2Ⅹ+て4028′) +06sin(3x−3150) 上式からもわかるように,平均地表温振直に 与える柏被の効果ほ極めて大きく,前瑠の振 巾は約35Cc,後者のそれほ約200Cであった 何らかの物理的誘因によって惹起される櫨被 の有無が,地温環境に上拇のような変化を与 え,この澤度の高低が更に他の諸現象を規定 しているのでほないかと推定されるが,これ らの点についてほ未だ確証を得るに致ってお らず,いずれ究明してゆきたいと考えている 聞題である トJ∵こ三已主≡。二て∴ 10

4 6 81012111618 ●∠0?2‘24 −2 4 6

1、inle(王汀)

Figr”5Diurnalvariations of temperaturein soilwith Vegetable cover aild the thermalconductivity July26′、・271968

(6)

第20巻雛2号(1969) 177 前述のように今回は地温の測定と同時に, 地中への熱伝導畳の直接測定も行なっている ので,一般手続とは逆に熱伝導率の算出を試 みた一 すなわち, K=−B/(∂鮎/∂Ⅹ) ここでBは水平な単位漸面積を通って単位時 間に・流れる熟畳である.本式による計算結果 は前掲のFig5Fig.6に示してある.これ らの図からもわかるように,算出備に.は若干 のパラノキが認められるが,それらの算術平 均値は植被区0”69×10M3cal/cm・SeC・OC, 地区1.54×10,3cal/c血・SeC・℃であった 両名間にみられる数値の相違ほ主として士性 の差によるものであって,前老の掻く表層ほ 泥炭土のように極めて腐植に.富むものであ り,後者ほ砂土であったまた K=Cβ/ぐで あって,この値は土壌の含水蔓などによって 変化するので,この周期変化を仮定した解析 ︿巴n亭l鼠∈莞lちS P 0 0 3 2 ■■ J 4 6 8101214161820 2224 2 4 6 1’ime(hr)

Fig 6Diurnalvariations o董 temperaturein soil Without vegetable cover and the thelnlal COnduc亡ivity.July26∼27,1968 (7)もみられるが,今回の24時間観測からは,規則的な適期性は認められなかった 各熱収支項の値ほTablel,Table2に示す通りであるなお今回の実験胡測においては裸地区の大きさが比較的小 さく,その接地魚層内の温・湿度等が林地区の特性を充分反映した型ては現れに.くいと思われたので,そこでの温・ 湿度測定は行なわなかった”Table2において,潜・顕熱が分離されておらず熱収支として完成されていないのはその ためである これらの表からわかるように,柏被区と裸地区の間には地中への熱伝導藁B(t)に大きな差違が認められ る一一腰に・半周期間(T/2)に地表面を通って地中へ伝線する熱品は

Q=−K†:2(意)Ⅹ=。dt=−†:2B(t)dt

であって,その僧は柏被区289calcm ̄2(T/2) ̄1,裸地区1087calcnl”2(T/’2)−−1てあったつまり仙被区では裸地区 の僅か27%程度の熱騒が半周期の間(6∼7hr)に吸収されることになる (一4)顕・潜熱輸送産 山福地常においても潜・顕熱輸送のはたす役割ほ大きい・このことは春先のl川着地附こおける融雪の機純なとに関 する研究によって気団融雪毘が日射融雪鼠を凌く∵場合のあることが指摘されている(8)二とからも容易に推定される. Tablel,Table2からわかるように,夏期においても顕・潜熱輸送路ほ大きく1日嘩位ては轍被区が純放射品の95%, 裸地区ては73%におよんている特に植被区における麒熱柏送品まRllの28%であり,4号台風の影響による22時以後 の顕熱移流盈を考慮せず昼間だけで考えなければ36%にも達することになるこの数値は平地における棉被面上(9)お よび水体上(10)における値の約2倍にも達しており顕熱項の絶対値が大きいことほ高山に・おける熱収支の1つの特徴 であるように思われる.また高山では山L般気象の変化が平地よりも顕著にあらわれるようである‘Tablelにおいて, 23時−3時の問に大鼓の斬熱移流が認められる… これは先述したように4号台風の影響によるものてあって,この移 流熱はほとんど蒸発潜熱に転化している・ 植被区における潜熱輸送義は日単位で純放射鼠の約67%であったこれを顕熱輸送品と同様,日中だけで考えれば 58%になる平地においてはこれらの値としてほ08∼095程度の値が碍られているこ11)ことを考えれは,この値が小 さいことも高山における熟収支の1つの特徴てあるかもしれない 夜間において大義の潜熱輸送が認められるのは前 述のように鋲熱の水平移流によるものであって,チソグルマ上の露が郎潮の水平移流と共に急激に消滅するという現 象な目撃することができた

(7)

178 香川大学農学部学術雑費 Table2… Heat−budgetof soilsurface

(grCalucm ̄2111in▼1.)July26∼27,1968

TilneRnj

ral)1el Heat−budgct of Sieuer∼ia colnmunity (gl一,CalcIlュー21ni11▼ ̄1日uly26′、、ノ27,1968 1E L F 1ミ11 tミ 76 016 冊 0 〇〇〇

仙−一︻−

﹁∫1⋮︻1√ ー0140/ 0030

0113/山0003

−01770067

−0273−0022

0316一0095

二3三三≡仁二3…芸…

0529MO312

−0498Ⅳ0344

mO舶9 −0352

−0378−0362

5 ㌔ 0110

6oo50

7 O 250 O 060 0 026 −0084 O 090 O 295 O 430 O 707 O 810 O 900 0 020 O 000 O 019 一0 049 −0061 ¶0059

80390 宗 一0117

・ − 二∴

11 0900 −▼0216

−0611 −0684 0.672 −0 571 −0525 −0.408 【0347 岬0159 0900 −0228 08150244 0907 ノ ー0065 0867 0066 0800い0060

0650−0060

0500ト0042

0 217−0021 12 13

l ̄、

_

17 0217・0058

ー0362 ←0216 −0106 0 057 0 029 O 014 O 031 ←0228 −0242 −0 090 0 000 O 045 O 073 0 049 二 ・

、・

_−−

2 30100 0014 4

5一−0087 0009

−−  ̄0107

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−Ⅵ010ア 0042j o065f

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0 085 0171 0078 0 000 1¶0067 0038 0029 2

拙0090

0脚0057

5−・′0080 0009 O071

1\ む す ひ 熱取立蘭灘技行たうためにはⅡ劇2)で述べたような相当昆の討洲機器を必安とし,これを河ノl腰桶糾成の高山附こま で搬入することそれ日体大変l封難なことてあった当初は有峰から黒部川を越えて雲の乎(約2500nl)ま1で進み,そ こで実験観測を行う㌢走てあったれ 計測機器の搬入が困難であったため太郎兵衛平(約2350Il−)で実験観測を行な った 電源もなく,従って自助記録は不叶能てあり,一切の測定は読みとりで行なわれたのて観測に際しその労作は 大きかった然しながら初期の臼的は一応達成することがてきたすなわち,高Ij」滞における短波放射に対する透過 係数のオ・一夕を明らかにすると共に・放射ノミランスを考え,鯨波放射品に化し,純放身憬の日絶品が意外に小さいこと を明らかにした酎こ地中温度環境の日射ヒ状態と,根被の有無による相違点などを明らかすると共に,熱伝導率の 舘混も行なった掛ニナンyルマ椎被面上でのHeat−budgetを行い,紬LL:脚こおける掛麒熱輸送去葺を明らかにした それによれは,仁り声位てはズFL二二028.どRn,■ど1E二二067■どRnとなった 本研究の遂行に当り,本学教授上棟勝樹博士に終始助言と激励を賜ったここに記して謝意を表する

(8)

179 第20巻第2弓(1969)

参 考 文 献

(1)本多啓七:日本北アルプスにおけるガキ田の生態,北アルプスの自然,173m192,東乱 古今書院(1965)・

(2)SuoMl,ⅤEandTANNER,C.B‥Evapotranspiration玉′StimatesfIOmHeat・BudgetMeasurementsoveraFielt CIOp.T7α乃5 A机βγ Ge坤九γび乃≠0乃,39(2),298→304(1958)

(3)BowEN,IS∴Theratioofheatlossesbyconductionandbyevaporation壬romanywatersurface・PhγSReu, 27,7ア9∼787(1926)− (4)UEHARAM,MArSUDA,M.andKoNO,T:MicrometeorologicalconditionoitheshalloⅥr.marinefacilitiestol pisciculture(Ⅱ),Te‘hBullFa(Ag7kagawa U71iu,19(2),147−158(1968) (5)三原義秋,内島善兵術,中杵千乳大沼州・巳:配水池の熱収支および水温」_甥の研究,是隻業技術研究所瑞ゲ沌, 丁,1−43(1959) (6)農林省振興局研究部監修:農業気優ノ、ソトブソク,80,東京,養賢堂(1961) (7)松原茂,中峠督朗:高山の徽気象観測報乱 農業気象,丁(3・4),52へJ54(1952) (8)中川正之:融雪の機手札 北7■ルプスの自然,153仙164,東京,古今書陽(1965) (9)矢吹万寿:水田水温に関する研究,大阪府立大学紀乳 Se‡・・B,丁,113−−146(1957) ㈹ 岩切敏‥宮崎に.おける浅い泄水の水温・熱収支項の年変化について,農諜気象,l了(4),133−椚138(1962), (11)斉藤穐辛,井上栄鵬・,磯部誠之,堀郡淑子:水[那珂易の徴気象槻洲と2,3の解析,膿業気象,‖(1),11Ⅶ18 (1962)

Hcat−budget oIa field of AIpine董loⅥeIS

−Report of the microclimatic observationsin the river−head o‡Kurobe∼−

MatsuiiMATSUl)

Sumllュar・y

Alittle research ollmicroclimatic envirOnmel)t Ofa fieldof AIpine flowers has been reported duringthe many yearsinJapan,Since the hydrologicalrole of the vegetable covel‘in the catchment basinis ofimpoTtanCe,tO acquire the reliableinformation on the environmentalcondition of(.he vegetablecoveris of great practicalslgnl・ ficance fol・Various method of soiland water conservations To meet thisl)raC亡icalinterest,a generalsurvey of microrneteorologyof vegetable coverinthe river・headof Kul01)e W;lS Carried outinmidsummer,1968The results are summerized as follows:

1)The radiation balance ovel■the Alpine flowersoiSieversia was examincd tolind out tllat the net radiation is unexpectedly smallin comparison with the totalshorトWaVe radiation on the(laily basis,ieh,

Rn=06朗SM−009▲4

2)On the mountain(2350m),the transmission coefficient of thc so加radiation at noon was O830n the clear day when the coefficient at the Toyama plain was O 52

3)The striking differences between the diurnalvariations of ternperaturein soilswith and without vegetable COVe工 Were Clearified and thel“Inalconductivities of the soils were calculated

4)Hour1y heat−budget of the Alpine flowers of SieveT5ia were calculated and next;elations were Obtained on 仁11e daily’basis

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