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(2) 一般体力診断 ( 有料 ) について各コース内容健康体力づくり 形態測定 - 身長 体重 体脂肪 骨密度 肺活量コース 体力測定 - 閉眼片足立ち ( 平衡性 ) 長座体前屈( 柔軟性 ) 握力 ( 静的筋力 ) 脚伸展力 ( 瞬発力 ) 全身反応時間 ( 敏捷性 ) エアロバイク ( 全身

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Academic year: 2021

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(1)

7

4 体力診断事業

1 趣 旨

秋田県スポーツ振興基本計画『スポーツ立県あきた』推進を図るため、スポーツ王国づ くり強化事業のひとつとして、スポーツ医科学の充実があげられている。 スポーツ科学センターでは、体力診断事業として、国民体育大会、インターハイ等の全 国大会での活躍を目指している競技者や指導者、部活動等のスポーツ競技者、健康体力づ くりを実践する県民を対象に、『アスリート総合診断』、『一般体力診断(有料)』を強化の 重要性や競技特性に応じて診断し、現在の体力状況、トレーニングや運動方法の提供、ア ドバイスを行うことで、競技力向上や健康体力の向上を支援する。

2 事業内容

(1) アスリート総合診断について 本年度は、平成 22 年 6 月に秋田県、秋田県体育協会等から指定された高等学校強化拠 点校、各競技団体強化指定選手、タレント発掘事業対象者、全国大会規模で活躍が期待 される選手等を対象に診断を実施し、測定結果や事前の調査などのデータをもとに、メ ディカル、コンディショニング、ニュートリション、フィジカルトレーニング、メンタ ルトレーニングのスポーツ医科学面から、個々に応じたフィードバックを行う。 ①血液・尿検査(血液・生化学的検査、たんぱく質・潜血・糖検査) ②心理的競技能力診断(DIPCA.3 によるメンタルテストとその分析) ③体力測定 各コース 内 容 共 通 ○形態測定-身長、体重、体脂肪、骨密度 ○体力測定-閉眼片足立ち(平衡性)、長座体前屈(柔軟性)、握力・背筋力 (静的筋力)、全身反応時間(敏捷性)、バイオデックス(等速性収縮によ る動的筋力) 選 択 ○無酸素性パワー測定(パワーマックス)or 全身持久力(エアロバイク) ○呼気ガス測定(トレッドミル、自転車エルゴメーター) ○スポーツビジョン(静止視力、動体視力等) ○動作分析(ハイスピードカメラによる動作撮影) ④フィードバック 分野 主なフィードバック、アドバイス メディカル スポーツドクターから、採血・採尿検査結果(血液学的・生化学的検査、 たんぱく質・潜血・糖検査)や問診等を行い、貧血や筋肉のダメージ、ケガ・ 故障についてアドバイスを行う。 コンディシ ョニング トレーナー(理学療法士、鍼灸師、AT 等)から、ケガ・故障等の有無、 動作チェック、ストレッチング、リハビリのための補強運動等のアドバイ スを行う。 ニュートリ ション 管理栄養士から、血液検査結果や食事習慣調査、面談を通して、日頃の 食生活についてアドバイスを行う。 フィジカル フィジカルトレーニングアドバイザーから、測定した結果や過去のデー タ、動作チェック等を確認し、これからのフィジカル面の強化策、動作の 改善方法等、アドバイスを行う。 メンタル 心理的競技能力診断(DIPCA.3)によるメンタルテストとその分析から、 アスリートとして、求められるメンタル強化方法、トレーニング手段等、 アドバイスを行う。

(2)

8 (2)一般体力診断(有料)について 各コース 内 容 健康体力づくり コース ○形態測定-身長、体重、体脂肪、骨密度、肺活量 ○体力測定-閉眼片足立ち(平衡性)、長座体前屈(柔軟性)、 握力(静的筋力)、脚伸展力(瞬発力)、全身反応時間(敏捷性)、 エアロバイク(全身持久力) 動作分析コース ハイスピードカメラによる動作撮影 筋力向上コース ○形態測定-身長、体重、体脂肪、骨密度 ○体力測定-閉眼片足立ち(平衡性)、長座体前屈(柔軟性)、 握力・背筋力(静的筋力)、脚伸展力(瞬発力)、全身反応時間(敏 捷性)、バイオデックス(等速性収縮による動的筋力) ○選択-スポーツビジョン、無酸素性パワーテスト(コンビパ ワーマックス)・全身持久力テスト(エアロバイク) 全身持久力コース 呼気ガス測定(トレッドミル、自転車エルゴメーター)

3 実施状況(利用人数)

(1) アスリート総合診断(延べ数) 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 標  準 20 4 24 196 79 275 0 14 14 216 97

313

全身持久力 0 0 0 11 0 11 2 2 4 13 2

15

動作分析 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0

合  計 20 4 24 207 79 286 2 16 18

229

99 328

コース 中学生 高校生 大学一般 合計 今年度は、36 回の診断を行い、延べ受診人数は、328 名であった。 (2) 一般体力診断(有料、延べ数) 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 健康体力 0 0 0 5 4 9 6 17 23 11 21

32

筋力向上 14 0 14 188 29 217 2 0 2 204 29

233

全身持久力 0 0 0 0 2 2 0 0 0 0 2

2

動作分析 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0

合  計 14 0 14 193 35 228 8 17 25

215

52 267

コース 中学生 高校生 大学一般 合計 健康体力づくりコースでは、一般や大学生の受診が多くみられた。 筋力向上コースでは、中学校、高等学校の運動部単位での参加が多くみられた。 全身持久力向上コースでは、高校の運動部での利用があった。 (全身反応測定) (等速性筋力測定 Biodex) (呼気ガス測定)

(3)

9 男 女 無 酸 素 呼 気 ガ ス ス ポ ー ツ ビ ジ ョ ン 動 作 分 析 新体操(少年) 1 ○ ○ ラグビーフットボール(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ スキー(少年、成年) 7 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ バスケットボール(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ バスケットボール(成年) 1 ○ ○ ○ ○ ○ レスリング(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 相撲(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 陸上競技(少年長距離) 1 ○ ○ ○ ○ ○ 陸上競技(少年短跳投) 1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ フェンシング(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 自転車競技(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ハンドボール(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ なぎなた(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 柔道(少年) 4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ソフトテニス(少年) 1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ テニス(少年) 3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 軟式野球(中体連) 1 ○ ○ ○ ○ ○

合   計

36

競 技 団 体 ・ チ ー ム 等

実 施 回 数 性 別 測 定 内 容 体 力 測 定 ( 選 択 ) 血 液 ・ 尿 検 査 心 理 検 査 体 力 測 定 (共 通 )

4 実施結果・考察

(1) アスリート総合診断 ① 実施競技団体・チーム別一覧 今年度は、県指定の高校強化拠点校や各競技団体強化指定選手等を中心に受診しても らい、競技団体・チームの競技力向上支援に努めた。 特に、高校生については、インターハイ、国体等の全国大会は、県民にとっても注目 される大会であり、そこでの活躍を目指すために総合診断を有効的に活用してくれた。 また、中学生を対象とした Jr.アスリート総合診断も実施し、本格的に競技スポーツに 打ち込めるための診断とアドバイス等ができたと考える。中学生時期から、 自身の身体 把握、競技特性と求められる身体、身体の発達段階とトレーニング、運動・栄養・休養の 関わりなどが知的・科学的にも理解できれば、現在や将来の競技力向上が期待できること はもちろん、健康的に競技スポーツが継続できる可能性も高くなるのではないだろうか。 (目と手の協応動作) (呼気ガス測定) (背筋力測定)

(4)

10 成分 赤血 球数 (RBC) 血色素量 ヘモグロビン (Hb) 血清鉄 (Fe) 尿酸値 (UA) クレアチ ンキナー ゼ(CK) 血清 フェリ チン 基準値 365-600 13.1-18 60-176 3.0-7.0 55-210 20-300 平均 499.0 14.7 96.1 6.2 440.3 55.0 標準偏差 45.7 1.0 37.8 1.2 394.0 33.5 ラグビーフット ボール(少年) 20 平均 507.3 14.9 98.4 6.6 509.7 71.2 スキーアルペン (少年) 21 平均 498.0 14.9 110.1 6.4 275.3 51.7 スキーノルディック (複合・距離) 4 平均 512.7 14.7 97.3 5.4 117.7 37.4 バスケットボール (少年) 15 平均 488.5 14.3 104.9 6.2 727.0 61.1 レスリング (少年) 16 平均 500.2 14.6 82.8 7.0 437.4 54.5 柔道 (少年) 28 平均 519.7 15.1 107.5 6.9 472.2 80.3 相撲 (少年) 8 平均 497.1 14.6 87.3 6.8 353.1 51.7 陸上競技 (少年長距離) 14 平均 454.9 13.6 91.4 5.7 808.0 39.0 陸上競技 (少年短跳投) 3 平均 519.7 15.2 80.3 5.4 335.0 39.3 フェンシング (少年) 20 平均 514.9 15.0 76.4 5.6 403.6 49.7 自転車競技 (少年) 20 平均 512.1 15.3 107.5 6.1 208.9 53.7 ハンドボール (少年) 27 平均 473.4 14.1 87.0 5.6 405.4 32.5 延べ 人数 196

男子

全種目 成分 赤血 球数 (RBC) 血色素量 ヘモグロビン (Hb) 血清鉄 (Fe) 尿酸値 (UA) クレアチ ンキナー ゼ(CK) 血清 フェリ チン 標準値 380-510 12-16 40-140 2.3-7.0 45-163 12-150 平均 462.2 13.3 77.5 4.2 179.3 26.3 標準偏差 30.1 1.1 34.4 0.7 133.7 20.0 テニス (少年) 10 平均 482.1 13.7 76.6 4.7 112.0 19.6 スキーアルペン (少年) 15 平均 441.9 13.1 84.8 3.9 246.0 18.4 なぎなた (少年) 14 平均 460.6 12.9 81.4 4.0 146.2 23.5 柔道 (少年) 9 平均 482.7 14.1 56.2 4.0 123.7 33.2 ソフトテニス (少年) 6 平均 455.8 13.5 89.3 4.5 296.3 40.7 陸上競技 (少年短跳投) 6 平均 455.7 13.1 75.3 4.3 205.7 32.5 延べ 人数 60

女子

全種目 ② 採血検査(検査項目抜粋) 競技団体・チームごとに鉄欠乏性貧血(以下、貧血)や筋肉細胞代謝等に関係性があ るといわれている成分等(RBC、Hb、Fe、フェリチン、CK、尿酸値)を記載した。(男 女ともに高校生のみ)また、貧血か否かを男女別にまとめてみた。

(5)

11 成分 赤血球数 (RBC) 血色素量 ヘモグロビン(Hb) 血清鉄 (Fe) 血清 フェリチン 男 子 基準値 365-600 13.1-18 60-176 15-300 女 子 基準値 380-510 12.1-16 40-140 12-150 良好・問題なし ・・ 基準値を満たしている 貧 血 予 備 軍 ・・ 1項目で基準値以下(RBC,Hb,Fe) 貧  血   ・・ 2項目以上で基準値以下、又はフェリチンが基準値以下

男子

・貧血と考えられる選手が全体で 6%であった(昨年より減少)が、その予備軍も含め ると全体の約 15%で貧血が心配される。また、低値者本人は、検査するまで貧血の自 覚がなかった。 ・競技特性として、屋内フロアの球技で低値者(貧血)が多かった。 ・尿酸値は、格闘技系の競技選手が高値であった。これは、日頃の水分不足、肉類を多 く摂っていること等が考えられ、栄養面も含めて改善する必要性がみられた。 ・筋肉細胞の代謝(疲労や疾患)に関係性があるとされる CK では、全体で 57%が基準 値を上回ったが、病的問題の選手は殆どみられなかった。

女子

・貧血と考えられる選手が全体では 22%であった(昨年、一昨年よりは減少)が、その 予備軍も含めると全体の約 31%であり、男子以上に貧血が心配される。また、男子同 様に低値者本人は、検査するまで貧血の自覚がなかった。 ・男子と違い、競技種目やチームごとに関係なく貧血と考えられる選手がみられた。中 でも Fe、フェリチンの低値が多くみられた。 ・筋肉細胞の代謝(疲労や疾患)に関係性があるとされる CK では、全体で 35%が基準 値を上回り、その大半がスキーアルペンと柔道の選手であったが、病的問題はみられ なかった。 ・尿酸値は、男子と違って標準値を上回る選手はいなかった。

全体

貧血と考えられる選手については、毎日ハードなトレーニングを行っていることか ら、運動量に食事量や質が追いついていない、内臓疲労による栄養素の吸収率低下等、 複数の要因から貧血になっていると考えられる。 指導者側からは、日頃の練習やゲームプレーから判断することが難しいと聞かれる ので、できれば定期的な採血検査を望む。難しいようであれば、定期的な全身持久力 テストや間欠性持久力テスト等の実施を推奨する。これは、スクリーニングやコント ロールテストとしても有効であり、定期的、継続的に実施していく中で、記録の低下 などを貧血等の判断材料にできるのではないだろうか。 いずれにしても選手本人や家族をはじめ、指導者も十分注意していく必要がある。

(6)

12 男子 ラグビーフット ボール(少年) 22 17 172.1 72.7 22.5 49.9 49.1 150.3 2.07 12.6 -スキーアルペン (少年) 16 17 169.9 67.5 18.2 54.3 50.3 126.7 1.88 15.0 -スキーノルディック (複合・距離) 6 23 175.5 58.0 15.0 - - - 62.5 バスケットボール (少年) 15 17 176.9 66.6 18.2 47.4 45.3 123.1 1.85 14.0 -レスリング (少年) 16 17 168.7 72.7 24.8 50.9 49.5 149.0 2.05 12.4 -柔道 (少年) 30 16 169.6 79.3 23.4 49.8 46.7 132.6 1.67 12.1 -相撲 (少年) 8 16 165.5 82.7 30.4 47.0 46.0 135.1 1.63 10.9 -陸上競技 (少年長距離) 14 16 169.6 53.6 13.2 39.5 38.1 99.5 1.86 - -陸上競技 (少年短跳投) 3 16 172.3 59.2 14.8 44.6 44.5 120.0 2.03 14.5 -フェンシング (少年) 20 16 168.4 59.8 16.4 42.9 39.9 116.0 1.94 13.3 -自転車競技 (少年) 20 17 170.1 61.8 20.3 44.5 42.9 122.8 1.99 16.6 66.1 ハンドボール (少年) 28 16 174.1 65.4 16.6 53.7 52.0 131.1 2.00 13.7 -*硬式野球 (高校1,2年生) 106 16 172.5 68.4 21.5 48.6 47.6 130.0 1.90 13.1 -*参考 一般申込 筋力向上コース(県内高校硬式野球1,2年生)  *少年は高校生(中学生は除く) *スキーノルディックは少年と成年を含む *無酸素性パワーは、自転車エルゴメーターによるパワー測定 *vo2maxは、自転車エルゴメーター、トレッドミルで行う呼気ガス測定 年 齢 延べ 人数 握 力 ( k g ) 背筋力 kg (体重比) 無酸素性 パワー (w/kg) 背 筋 力 ( k g ) 競技団体 ・チーム 身 長 ( c m ) 右 左 体 重 ( k g ) 体 脂 肪 率 ( % ) Vo2max (ml/min /kg) 女子 バスケットボール (成年) 12 22 169.3 66.0 27.5 37.5 34.9 97.0 1.47 12.8 -スキーアルペン (少年) 13 17 160.7 56.5 26.9 37.5 35.7 97.9 1.73 11.3 -スキーノルディック (距離) 2 26 161.3 57.4 16.5 - - - 61.0 テニス (少年) 19 16 158.3 52.5 25.1 31.3 26.2 70.3 1.34 10.2 -なぎなた (少年) 14 17 157.0 51.2 25.0 34.2 30.3 74.4 1.45 10.6 -柔道 (少年) 15 16 155.9 57.5 28.0 33.8 32.2 85.5 1.49 10.1 -ソフトテニス (少年) 6 16 159.8 51.5 23.9 34.5 25.2 76.0 1.48 11.2 -陸上競技 (少年短跳投) 6 16 165.1 55.7 23.3 36.0 33.6 82.5 1.48 10.9 -*バスケットボー ル(高校1,2年生) 17 16 160.4 57.1 27.2 30.8 28.5 77.1 1.35 11.4 -*参考 一般申込 筋力向上コース(県内高校バスケットボール部1,2年生)  *少年は高校生(中学生は除く) *スキーノルディックは成年 *無酸素性パワーは、自転車エルゴメーターによるパワー測定 *vo2maxは、自転車エルゴメーター、トレッドミルで行う呼気ガス測定 Vo2max (ml/min /kg) 延べ 人数 年 齢 背 筋 力 ( k g ) 背筋力 kg (体重比) 無酸素性 パワー (w/kg) 右 左 競技団体 ・チーム 身 長 ( c m ) 体 重 ( k g ) 体 脂 肪 率 ( % ) 握 力 ( k g ) ③ 形態・体力測定結果(抜粋)

(7)

13

0~10m

10~20m

0~20m 0~10m

10~20m

0~20m

ラグビーフットボール 1.79 1.20

2.99

1.92 1.31

3.23

フェンシング 1.82 1.23

3.05

1.95 1.34

3.28

陸上競技短跳投 1.78 1.16

2.94

1.84 1.22

3.06

陸上競技長距離 1.95 1.29

3.24

2.07 1.39

3.43

レスリング 1.81 1.26

3.07

2.02 1.40

3.42

相撲 2.11 1.44

3.55

2.17 1.59

3.76

ハンドボール 1.84 1.23

3.07

1.87 1.31

3.18

バスケットボール 1.78 1.20

2.98

1.86 1.30

3.17

自転車競技 1.84 1.33

3.17

1.95 1.37

3.31

スキーアルペン 1.75 1.17

2.92

1.91 1.32

3.28

スキーノルディック 1.98 1.35

3.33

1.99 1.35

3.34

柔道 1.88 1.31

3.19

2.04 1.41

3.46

軟式野球 1.77 1.23

3.00

1.89 1.30

3.19

テニス 1.86 1.25

3.11

1.97 1.34

3.31

硬式野球 1.78 1.23

3.01

1.95 1.33

3.28

陸上競技短跳投 1.84 1.22

3.06

1.87 1.26

3.13

陸上競技長距離 1.93 1.33

3.26

2.02 1.38

3.40

軟式野球 1.83 1.29

3.12

1.95 1.38

3.34

一般 (中高成) アスリート 総合診断

BEST

競技別Average

競技

男 子

0~10m

10~20m

0~20m 0~10m

10~20m

0~20m

陸上競技短跳投 1.94 1.27

3.21

2.07 1.37

3.44

バスケットボール 1.93 1.39

3.32

2.11 1.50

3.61

スキーアルペン 2.06 1.52

3.58

2.14 1.53

3.67

柔道 2.08 1.48

3.56

2.32 1.61

3.81

なぎなた 2.07 1.43

3.50

2.16 1.52

3.68

テニス 1.97 1.39

3.36

2.16 1.52

3.68

バスケットボール 1.98 1.42

3.40

2.16 1.58

3.73

陸上競技短跳投 1.93 1.40

3.33

2.00 1.42

3.41

陸上競技長距離 2.25 1.58

3.83

2.25 1.60

3.85

スキーアルペン 2.28 1.54

3.82

2.25 1.57

3.85

スキーノルディック 2.23 1.60

3.83

2.25 1.60

3.85

ソフトテニス 2.04 1.44

3.48

2.11 1.47

3.57

一般 (中高成) 競技

女 子

BEST

競技別Average

アスリート 総合診断

20m走記録

*計測方法は光電センサーを使用(スタート、中間、ゴール)

(8)

14 ④ フィードバック ア ドクターから 血液・尿検査結果や問診などから、問題のある選手は通院や治療を勧めるなど、運 動による疾病・故障の予防、早期発見につながった。 受診した選手たちの大半で問題はなかった。しかし、一部の選手に問題(課題) がみられ、内科的には「貧血」「尿酸高値」外科的には「腰部の痛み」「ジャンパー 膝」「足首、膝、足の甲の痛みや故障」である。 体質や発達段階等が個々で大きく違うので、トレーニングや食事、コンディショ ニングも含め総合的な視点で注意していってほしい。 イ トレーナーから 選手への体力状況説明、今後の強化方法、コンディショニングについてのアドバ イスを行った。それによって選手が自身の故障・ケガ対策、ケア方法をより理解する ことができたと考える。その中で、選手だけではなく、その指導者へも伝えたいこ とや聞きたいこと等があるので、同席してほしいと感じた。 また、アスリート総合診断を活用して競技力向上に繋げている団体やチームがあ るので、他のチーム等も活用してほしい。 今年度や近年に受診した選手らの傾向として以下のように感じたので、今後に生 かしてほしい。 a)正しい「アイシング」方法を身につけてください。氷を使用し、15 分~20 分は 行ってください。10 分以内の短時間で済ませたり、直接保冷剤を使ったりしてい ます。(低温やけどの恐れ有り) b)腰痛の中で、腰椎分離症が多いです。ケアは当然ですが、「体幹を鍛える」「大腿 四頭筋の緊張を取る」ことを積極的に行ってください。 c)肉離れ等した後、理学的ケアをしっかり行うことによって再発する確率が減少し ます。逆にしっかりとケアしないと再発の確率が高くなりますので、気をつけて ください。 d)テーピングやキネシオテープはケガ等の予防になりますが、治療の手段ではあり ません。選手や指導者で勘違いしている方々がいます。 e)コンディショニングの観点から合宿等での練習後は速やかに入浴できるよう 態勢 を整えてほしいです。(疲労回復、ケガ予防) ウ ニュートリション(管理栄養士から) 下記の調査用紙を用いて選手の食習慣・食事内容等を記入してもらい、現在の食習 慣について、年齢、運動、体質等に合っているのかどうかを確認し、個々に適した 食習慣の指導・アドバイスを行った。特に、食事量の不足、栄養価、水分補給、食事 のタイミングについては重点的にアドバイスを行い、選手が食事の重要性を理解し 実践できるよう努めた。また、近年の選手の傾向や課題等も含め、努めてほしいこ とを示した。 a)男女共通 ・高校生は、食事や栄養に関する興味や関心を持ち、より良い実践(行動)を。 ・家庭の協力が不可欠である。指導者側からもお願いしてほしい。 ・1日あたりの摂取エネルギーが少ない。中でも、炭水化物(ごはん類)が少な いので、適切な量を摂ってほしい。 ・朝食、昼食共に炭水化物のみになるなど、簡単に済まされてい たので主菜、副 菜、乳製品等も摂ってほしい。 ・3 食通じて、野菜、果物、乳製品が不足していた。 ・日中(学校生活中)の水分摂取が不足していたので小まめに摂ってほしい。 ・練習後(夕方)から夕食までに 2、3 時間と間があった。(できるだけ速やかに)

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15   氏 名 毎日食べるほぼ毎日食べる 時々食べる ほとんど食べない 食べない 1 ○ 2 ○ 3 ○ 4 ○ 5 ○ 6 ○ 7 ○ 8 ○ 9 ○ 10 ○ 2.インスタント食品等について(あてはまる所に○印をつけてください。) 毎日食べるほぼ毎日 食べる 時々食べる ほとんど食べない 食べない ○ ○ ○ ○ 3.外食(コンビニを含む)の頻度について(あてはまる所に○印をつけてください。) 毎日食べるほぼ毎日食べる 時々食べる ほとんど食べない 食べない ○ 2 : ほとんど食べない 1 : 食べない 評     価 5 : 毎日食べる 4 : ほぼ毎日食べる 3 : 時々食べる おもに利用する理由  外食・コンビニ 例  昼食・おやつ  炭酸飲料 例  コーラ   サイダー  栄養サプリメント 例  プロテイン  インスタント食品 例  カップヌードル  スポーツ飲料 例  アクエリアス ポカリスエット 海藻類 例  わかめ こんぶ ひじき 食品の種類 おもに食べる商品 例  さけ  鯖   あさり その他の野菜類 例  はくさい タマネギ キャベツ 果物類 例  みかん りんご バナナ 牛乳・乳製品類 例  牛乳  ヨーグルト 緑黄色野菜類 例  ほうれん草 にんじん トマト 卵 例  目玉焼  ゆで卵 秋田 太郎 1.食品群について(あてはまる所に○印をつけてください。) 食 品 群 大豆製品類 例  納豆  豆腐 肉 類 例  ぶた肉  鶏肉   牛肉 魚介類 おもに食べる食品 米・パン・麺 例  ご飯  食パン 秋田県スポーツ科学センター栄養指導システム 食 事 調 査 用 紙 1 調査日  平成   24  年 6 月  30 日 学校名 秋田中学校 ☞食品群ごとの摂取頻度を グラフ化してみましょう。 記入例 0 1 2 3 4 51 主食 2 肉 3 魚介 4 卵 5 大豆製品 6 牛乳・乳製品 7 緑黄色野菜 8 その他の野菜 9 果物 10 海藻 学校名 氏 名 身 長 体 重 体脂肪率 生 活 間 食 時 間 飲み物 200g コーラ 350ml ※「生活時間」の欄には、あてはまる時間に、ごはん・睡眠・練習を記入してください。 ・試合前の食事はどんな物がよいですか? ・貧血気味なので、何をどのくらい食べたら改善されますか。  りんご 秋田県スポーツ科学センター栄養指導システム   24.5     %     170.1   cm 食 事 調 査 用 紙 2 調査日  平成 24年  6月 30日 秋田中学校 秋田 太郎    65.0    kg 区分 メ ニ ュ ー 名 食  品  名 食 べ た 量 ※「間食・飲み物」の欄には、あてはまる時間に、間食や飲み物の食品と量を記入してください。 朝         食 昼         食 夕         食 ●栄養、食事等について質問があれば記入してください。  ラーメン  大 1 切  おひたし  小皿 1 枚分  豚肉のしょうが焼き  小松菜 、のり 、しょうゆ  ごはん  米  鮭の塩焼き  鮭  めん 、 キャベツ  もやし 、 焼き豚  しょうゆラーメンスープ  500ml ペットボトル 1 本  茶わん 1 杯半  りんご  うす切り 2 枚  ごはん  米  茶わん 2 杯  揚げだし豆腐  豆腐 、 片栗粉 、 油  ネギ 、 大根  マカロニ 、 にんじん    豚肉 、 しょうが 、 しょうゆ  マヨネーズ  みそ汁  豆腐 、 ねぎ 、みそ  お碗 1 杯  1/4 丁  ラーメン碗 1 杯  ダカラ(飲料水)  ダカラ  きゅうり 、 コーン  1/4 コ ポカリスエット 500ml ポテトチップス  白菜のみそ汁  白菜 、 みそ  小皿 1 枚分  お碗 1 杯  マカロニサラダ 6:00 12:00 18:00 24:00 ふだん食べている ごはん茶わん1杯 の重さを計って ください。 g 記入例 起床 朝食 練習 昼食 夕食 睡眠 b)男子 ・家庭の協力が得られ、バランス、量など良好なタイプと、そうでないタイプに 分かれていた。偏食、ドカ食い、少食の改善をしてほしい。 ・身体づくりと食への関心が高い選手がみられた。 ・運動生理学的な根拠がなく、噂や先入観でサプリメント、特にプロテインを摂 取していた。また、一部でプロテインに頼りすぎていた。一度の食事で吸収で きる栄養素は限られているので、3 食+2 間食にするなど食べ方の工夫を。 ・野菜、果物、乳製品が不足気味であった。 c)女子 ・体型を気にして適切な栄養摂取ができていない。(全体量が不足) ・一部であるが、男子以上に食への「関心」が低い。 ・補食や間食では、スナック菓子など栄養価の高いものではない摂取がみられた ので、できるだけ栄養価の高いものを摂ってほしい。 ・男子以上に貧血になりやすい傾向がある割には、その対策(鉄分、ビタミン C、 たんぱく質の摂取を心がけるなど)が疎かであったので気をつけてほしい。 *食事調査用紙 エ フィジカルトレーニング(フィジカルトレーニングアドバイザーから) 主なフィードバックの方法として、行われた体力測定の結果に関することや以前 に行った体力測定の結果と比較したものについて解説や説明を行っている。また、 ある能力が劣っているものに対して、どのようなトレーニングが有効であるかにつ いても説明し、トレーニング方法の紹介やフォームの指導等も行っている。 様々な観点から体力測定の結果をみることができるが、今回はバイオデックスに おける筋力測定(大腿部の筋力測定)の結果について述べたい。 バイオデックス(等速性収縮における動的筋力)の測定では、大腿部の屈曲、伸 展における瞬発力、最大筋力、持久力と様々な観点から測定を行っている。注目す るポイントはいくつもあるが、特に重要なポイントとしては、最大筋力の数値であ る。最大筋力は、どの競技を行ううえでも必要な筋力であり、怪我の予防にも重要 な指標となる。下記の表では、大腿部の最大筋力を体重で割った値で示している。

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16 なぜなら、同じ最大筋力でも体重が少ない人の方が効率的に力を発揮しているとい う指標になるからである。 最大筋力を男女別と世代別に分けた。男子高校生の伸展においては体重あたりの 数値が 272.5%であった。それに対し、男子中学生は体重あたり 290%で、男子高校 生より高い値を示していた。女子選手においては、成年の体重あたりは 272.9%、高 校生は 255%、中学生は 234.2%であった。 屈曲は、男子高校生の体重あたりの数値が 148.1%であり、男子中学生は 154.7% であったことから伸展同様、男子中学生の方が高い値であった。女子選手において は、成年は 136.7%、高校生は 126.8%、中学生は 110.7%であり、伸展と同じ順序 であった。 H/Q比(ハムストリングと大腿四頭筋の比率)では、性別、年齢においての差 はあまりみられず、ほぼ 50%以上であったため、良好な結果であったといえる。唯 一女子中学生が 47%であったが、これにおいては許容範囲といえる。 0.0 50.0 100.0 150.0 200.0 250.0 300.0 体 重 あ た り の 数 値 ( % ) 男子 Jr男子 成年女子 女子 Jr女子 体重あたりにおける 最大筋力 伸展 屈曲 42% 44% 46% 48% 50% 52% 54% 男子 Jr男子 成年女子 女子 Jr女子 H/Qの比率 H/Q比 伸展における目標値は、男子(高校生)選手が体重あたり 320~330%であるため、 最大筋力が足りていないということが表れた。男子中学生の目標値は 300%であるた め、目標値に達していた。女子選手(成年女子、女子高校生)の目標値は、290~300% であり、女子中学生の目標値は 270~280%であることから、女子選手も最大筋力が 足りていなかったといえる。また、屈曲の目標値は、伸展の 50%~60%といわれて おり、女子中学生以外は 50%以上であったため、大腿部前面と後面の前後の筋力バ ランスは良好であるといえる。 しかし、全体的に伸展、屈曲の筋力(体重比)が低いので、筋力を向上させる必 要がある。伸展、屈曲の筋力を向上させることは、パフォーマンスを発揮するうえ で重要な要素であり、また、バランス良く向上させることは、怪我の予防のために も重要である。例えば、伸展を行う筋力だけを鍛えた場合、腰に対して大きな負荷 を与える可能性も含んでいるため、伸展の筋力だけを鍛えることは行わない方 がよ い。つまり、伸展、屈曲の動作を同時に含んだ動作が有効である。 そこで、大腿部の筋力を同時に向上させるための例として、スクワットやデッド リフト、ランジなどの動作を行うことが良いと考える。なぜなら、これらの種目は 多関節運動であり、大腿部の筋力向上だけでなく体幹に対する刺激も与えることが できる。また、身体の柔軟性や身体の協調性を身につけることができるため、必要 な運動といえる。これ以外の効果として、筋力の向上は体脂肪率の減少を促すだけ でなく、除脂肪体重増加にもつながる効果もある。 時期としては、オフシーズンに身体の筋量を増やすことが重要である。つまり、 筋肥大のトレーニングを行い、身体の筋量を増やすことで、身体のベース(土台) を作る。そして、ベース(土台)が出来たところに、筋を発揮するための負荷をか けていき、最大筋力を高めていくという計画を立てる必要があるため、オフシーズ ンのトレーニングは重要であり、この時期のトレーニングを行わずに高い負荷をか けた練習を続けてしまうことは、怪我の原因にもなる。また、高めた筋力を保つた めにもシーズンを通してこれらのトレーニングを継続する必要がある。そうするこ とで競技パフォーマンスに良い影響をもたらすだけでなく、怪我予防にも効果があ る。特に女子選手の場合は、膝の怪我が多いので、筋力の向上は必須である。

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17 オ メンタルトレーニング(メンタルトレーニングアドバイザーから) アスリート診断では、スポーツ心理テスト(DIPCA)で心理面の自己分析を実施して いる。初めて体力診断を受講した選手(チーム)に対しては、心理テストからみた心 理面の傾向と課題を説明し、具体的なメンタルトレーニングの方法を紹介した。 2 回目以降の選手(チーム)には、より実践的な内容の紹介や大会に向けてのアドバイ ス等を行った。 次に、スポーツ心理テストのデータとフィードバックの様子から今年度のメンタ ル面の分析と課題について考える。 今回実施した、高校生アスリート 233 名 の総合点の平均は、170.4 点であった。 男女別で比較してみると、男子の平均が 172.6 点、女子の平均が 165.9 であった。 この結果から女子の平均よりも男子の平 均のほうが高いことがわかる。 また、心理テストの傾向から、今回受講 した選手の課題として「精神の安定・集中」 がやや低い選手が多くみられる。このよう な選手は、試合で力を出し切れない傾向に ある。試合で力を出すためには、適度な緊 張とリラックスをするためのセルフコントロール能力が必要である。試合で緊張し た時に、「深呼吸」や「顔のマッサージ」をすることで気持ちを落ち着けることにつ ながる。また、試合に向けて集中力を高めるためには、「パフォーマンス・ルーティ ーン」を活用してほしい。プレー前や試合前に決まった動作や動きをすることで集 中力が高まる。個別のフィードバックでも、選手の試合の映像を見ながら、試合中 のセルフコントロールやプレー前のルーティーンについて話をし、よ り効果的な方 法について話し合った。 さらに、体力診断のフィードバックで対応できない部分を、巡回指導で対象チー ムに出向き継続的な指導を実施した。定期的に講習会を行ったチームや試合や大会 での心理的サポートを実施したチームなどには、チームの要望にこたえる形で実施 した。 性別 競技意欲 精神の 安定・集中 自信 作戦能力 協調性 総合点 男子平均 (n=154) 64.2 39.9 26.1 25.5 16.9

172.6

女子平均 (n=79) 63.1 37.5 24.2 23.9 17.3

165.9

全体の平均 (N=233) 63.8 39.1 25.5 25.0 17.0

170.4

総合点 172.6 165.9 160.0 165.0 170.0 175.0 180.0 男子平均 女子平均 総合点

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18 (2)一般体力診断(有料)について ① 健康体力づくりコース 成人では職場単位や個人で、学生では授業の一環として参加があり、毎年定期的に 受診してくる団体もみられた。今年度は、中学校、高校では部活動単位での参加はな かったが、受診者にとっては、体力状況の把握と今後の運動課題等を見つけるきっか けとなった。 ② 筋力向上コース 中学校、高校の軟式・硬式野球部、バスケットボール部、陸上競技部等の部活動単位 の参加があった。大会シーズン終了後の秋以降の申し込みが多く、冬期間の体づくり の参考としても意義があった。また、野球、陸上競技、スキー競技選手の個人での参 加があり、体力状況の把握やケガからの復帰具合の確認ができたようであり、今後の 競技力向上支援ができた。 ③ 全身持久力・動作分析コース 全身持久力コースは、高校の競技選手が受診し、日頃のトレーニング成果の確認等 ができたようだ。ハイスピードカメラによる動作撮影分析については、機器が古く、 現場へ出向いての撮影も難しいため、魅力不足であった。

5 まとめ

今年度の体力診断事業は、秋田県スポーツ振興基本計画『スポーツ立県あきた』推進を 図るため、健康体力づくりを目指す県民を対象として、健康体力づくりコースなどをはじ めとした健康の保持増進、運動習慣の確立支援を行うだけでなく、国民体育大会等の全国 大会での活躍を目指している競技者や指導者を対象とした筋力向上コース、動作分析コー ス、アスリート総合診断など競技力向上支援も実施した。 一般体力診断(有料)では、個人、運動部単位での受診があり、毎年継続して診断に来 られる団体・チームも複数みられた。このコースでは、生徒から成人までの幅広い年代の受 診があったのだが、測定に携わる職員数や実施時刻の調整ができず診断ができないことも あった。また、個人参加での受診にためらう県民もみられたので、今後は事前に診断日を 設けて募集したり、実施時刻を平日であれば夕方以降にするなど県民の方々が受診しやす い環境を整えたりすることで、より魅力のある診断を実施していきたい。 アスリート総合診断は、スポーツ医科学を活用したトータル的な競技力向上支援であり、 インターハイ、国体等の全国大会で活躍してもらうために有効的に活用してもらっている。 また、受診チームの諸事情等も考慮して柔軟に対応しているので、今後も受診チームの要 望等を叶えられるように努めていきたい。 診断で使用している測定機器や測定内容等については、機器の老朽化により、更新が望 まれる機器もあるのだが、なかなか厳しいようである。測定内容についても検討すべきこ とはあるものの、毎年内容を改善してより良いものになるよう努めている。また、特殊な 測定機器を使用しての測定や過去の豊富なデータ利用・活用と測定後のアドバイザーによ るフィードバックは、受診団体からも好評を得ているので、今後も各競技団体・チームの要 望に応えられるような体制を整備し競技力向上支援に努めていきたい。 記載者 加賀誠幸

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19 順位 記録 競技種目 区別 順位 記録 競技種目 区別 1位 1251 ハンドボール 高校 1位 18.6 アルペンスキー 高校 2位 1238 硬式野球 高校 2位 17.8 アルペンスキー 高校 3位 1236 自転車 高校 3位 17.5 自転車 高校 4位 1227 アルペンスキー 高校 3位 17.5 自転車 高校 5位 1194 相撲 高校 5位 17.0 自転車 高校 1~5位平均値 1229.2 1~5位平均値 17.7 センター記録 1552 センター記録 22.4 順位 記録 競技種目 区別 順位 記録 競技種目 区別 1位 221 ハンドボール 高校 1位 70.5 自転車 高校 2位 228 硬式野球 高校 2位 70.0 相撲 高校 3位 230 硬式野球 高校 3位 69.0 硬式野球 高校 4位 236 硬式野球 高校 4位 68.0 ラグビー 高校 5位 238 硬式野球 高校 5位 67.0 レスリング 高校 5位 238 硬式野球 高校 1~5位平均値 68.9 1~5位平均値 231.8 センター記録 77.0 センター記録 169 順位 記録 競技種目 区別 順位 記録 競技種目 区別 1位 67.9 硬式野球 高校 1位 68.5 硬式野球 高校 2位 67.0 ラグビー 高校 2位 66.3 ラグビー 高校 3位 66.5 相撲 高校 3位 61.4 アルペンスキー 高校 4位 66.2 ハンドボール 高校 3位 61.4 ラグビー 高校 5位 65.8 柔道 高校 5位 60.7 レスリング 高校 1~5位平均値 66.7 1~5位平均値 63.7 センター記録 84.7 センター記録 78.7 順位 記録 競技種目 区別 1位 204 ラグビー 高校 2位 200 柔道 高校 3位 193 レスリング 高校 4位 185 ラグビー 高校 5位 176 ラグビー 高校 1~5位平均値 191.6 センター記録 282 H24年 度 体 力 診 断 測 定 項 目 別 ( 抜 粋 ) 上 位 ラ ン キ ン グ 【   男 子   】 握力・右(kg) 握力・左(kg) 背筋力(kg) 最大無酸素パワー(w) 最大無酸素パワー体重比(w/kg) 全身反応(msec) 長座体前屈(cm)

資 料

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20 順位 記録 競技種目 区別 順位 記録 競技種目 区別 1位 1010 バスケットボール 一般 1位 15.8 陸上 高校 2位 933 バスケットボール 一般 2位 15.4 陸上 高校 3位 907 陸上 高校 3位 14.8 バスケットボール 高校 4位 896 バスケットボール 一般 4位 14.7 バスケットボール 高校 5位 894 バスケットボール 一般 5位 14.6 バスケットボール 高校 1~5位平均値 928 1~5位平均値 15.1 センター記録 1285 センター記録 21.7 順位 記録 競技種目 区別 順位 記録 競技種目 区別 1位 259 陸上 高校 1位 78.5 バスケットボール 一般 2位 263 なぎなた 高校 2位 71.0 バスケットボール 一般 3位 267 テニス 中学 3位 70.5 陸上 高校 4位 269 柔道 高校 4位 69.5 バスケットボール 高校 5位 271 なぎなた 高校 5位 69.0 柔道 高校 5位 271 テニス 高校 1~5位平均値 71.7 1~5位平均値 266.7 センター記録 76.0 センター記録 198 順位 記録 競技種目 区別 順位 記録 競技種目 区別 1位 44.6 バスケットボール 一般 1位 42.7 柔道 高校 2位 44.5 アルペンスキー 高校 2位 42.0 陸上 高校 3位 43.9 バスケットボール 一般 3位 41.2 バスケットボール 一般 4位 43.1 陸上 高校 3位 41.2 柔道 高校 5位 42.3 なぎなた 高校 5位 40.0 バスケットボール 一般 1~5位平均値 43.7 1~5位平均値 41.4 センター記録 53.2 センター記録 47.3 順位 記録 競技種目 区別 1位 127 アルペンスキー 高校 2位 120 アルペンスキー 高校 3位 118 バスケットボール 一般 4位 114 陸上 高校 5位 110 バスケットボール 一般 1~5位平均値 117.8 センター記録 158 H24年 度 体 力 診 断 測 定 項 目 別 ( 抜 粋 ) 上 位 ラ ン キ ン グ 【   女 子   】 握力・右(kg) 握力・左(kg) 背筋力(kg) 最大無酸素パワー(w) 最大無酸素パワー体重比(w/kg) 全身反応(msec) 長座体前屈(cm) *今年度は、体力測定データを競技別等にまとめた 『アスリート総合診断 体力測定データ集 2006~2011』を発行しています。

参照

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