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介助歯磨きによる血液汚染の要因-正しい歯磨き法が手の汚染を防止するか-

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Academic year: 2021

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【緒言】 重症心身障害児者や要介護高齢者では,介助歯 磨きが不可欠であるが,介助歯磨きの際の血液汚 染のリスクは明らかになっていない.そこで本研 究は,介助歯磨きによる介助者の手への血液汚染 状況を調べるとともに,適切な歯磨き法により介 助者の手への血液汚染を防止できるか否かを検討 した. 【対象ならびに方法】 1)対象 調査対象者は51組の被介助者と介助者を調査 対象とした.比較対照は1名の歯科衛生士で あった. 2)方法 歯科治療前に保護者にグローブを装着させた うえで,1分間の介助歯磨きを実施させた.介 助歯磨き終了後にグローブを回収し,ルミノー ル発光試験を実施した.また介助歯磨き前と後 の唾液を採取し,唾液中のヘモグロビン濃度を 測定した(ラテックス凝集法). 【結果】 被介助者は臨床的に健康歯肉を有していたが, 介助歯磨きにより唾液中のヘモグロビン濃度は, 有意に増加した.介助歯磨き後の唾液中ヘモグロ ビン濃度に影響する要因として歯磨き方法と歯肉 炎の状態が挙げられた.介助歯磨きによる手への 血液汚染率は,保護者が15.1%で,歯科衛生士が 18.9%で,有意差がなかった.手への血液汚染部 位 は,指 先 が1.9∼11.3%の 頻 度 で 認 め ら れ た が,他は左手掌側の掌部のみに1.9%の頻度で認 められた. 【結論】 スクラビング法の実施と歯肉の健康の維持は, 介助歯磨き時の血液感染疾患の感染リスクを減少 させるが,完全な防止策とはならないので,現段 階では介助者は歯磨き時にグローブの着用が重要 であることがあらためて示唆された. Key Words:歯科,介助,歯磨き,血液汚染

〔学位論文要旨〕

松本歯学38:167,2012

介助歯磨きによる血液汚染の要因

−正しい歯磨き法が手の汚染を防止するか−

副島

之彦

松本歯科大学 大学院歯学独立研究科 健康増進口腔科学講座

Factors affecting contamination by blood when providing tooth brushing assistance Can proper tooth brushing prevent contamination of the hands?

Y

UKIHIKO

SOEJIMA

Department of Oral Health Promotion, Graduate School of Oral Medicine, Matsumoto Dental University

参照

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