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LCAかんたん用語解説

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Academic year: 2021

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Journal of Life Cycle Assessment, Japan

136 Vol.17 No.2 April 2021

LCA かんたん用語解説

コ ラ ム(Column)

Scope3(すこーぷすりー) Scope3 世界資源研究所(World Resource Institute, WRI)と持続可能な開発のための世界経済人会議(World Business Council for Sustainable Development, WBCSD)が共催する組織GHGプロトコルが2011年に発行した、組織の GHG排出量を算定するための基準及びその基準に従って算定されたGHG排出量を指す。基準の正式名称は、 「Corporate Value Chain(Scope3)Accounting and Reporting Standard」である。GHGプロトコルは、組織の GHG排出量について、まず、Scope1:事業者自らの温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセスなど)、 Scope2:他社から供給された電気・熱・蒸気の使用に伴う間接排出(発電時の排出など)を定め、これ以外の間 接排出をScope3と定義した。この間接排出は、調達した製品の製造や販売した製品の輸送、販売した製品の使用、 廃棄などにおける排出であり、この間接排出を15のカテゴリに分けて、それぞれの算定基準を定めている。 (みずほ情報総研株式会社/内田裕之) 炭素クレジット(たんそくれじっと) Carbon credit 省エネや再エネ設備導入や森林吸収等のGHG削減を目的としたプロジェクトによるGHG削減量を第三者に取引す る制度において、算定手法に則り認証されたGHG削減量証明のこと。国内では、Jクレジット制度がある。制度に より「排出枠」や単に「クレジット」といわれることもある。同義語として「カーボンクレジット」や「CO2クレ ジット」がある。(東京大学/醍醐市朗) バリューチェーン(ばりゅーちぇーん) Value chain 原材料の調達から、販売後のサービスに至るまで企業が行う活動の連鎖をモノの流れとして捉えるだけではなく、 生み出される価値の連鎖として捉えたものである。バリューチェーンに含まれる主な活動として、原材料、部品な どの購入、加工、製造、出荷輸送、販売・マーケティング、サービスの提供などが考えられる。アメリカの経営学 者であるハーバード・ビジネススクールのマイケル・E・ポーターの著書である「競争優位の戦略」で提唱した概 念である。この考え方を使い、企業活動のコスト・利益を細分化し、見える化することで、企業の競争優位性に関  LCAに関わる用語を分かりやすく解説することを目指して『LCAかんたん用語解説』を作成しています。本号を含めて これまでに90語を超える用語の解説を行ってきました。本学会は様々な異なる分野を基礎とする会員から構成されており ますので、用語によっては異なる用法があるかもしれません。会員からのコメントや、ご自身の用語解説をお待ちしており ます。以下の要領でご投稿ください。 用語解説ならびにコメントの投稿方法:  電子メールにて、件名を『用語解説の投稿』として、本文に用語解説やコメントを記して、日本LCA学会事務局 会誌 編集担当 ([email protected])までご投稿ください。

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Journal of Life Cycle Assessment, Japan

137 Vol.17 No.2 April 2021 するリスクや機会を把握することが可能となる。Scope3(Corporate Value Chain Accounting and Reporting Standard)では、この概念をGHG排出量に適用し、企業活動におけるコストや価値に対するGHG排出量の関係を 示している。

(一般社団法人サステナブル経営推進機構/鶴田祥一郎)

製品カテゴリールール(せいひんかてごりーるーる) Product Category Rules(PCR)

LCAに基づき、製品やサービスの環境情報を定量的に表示するエコリーフ環境ラベルプログラムなどのISO14025 (Environmental labels and declarations - Type III environmental declarations - Principles and procedures)に 定義されているタイプⅢ環境ラベルや各種フットプリントコミュニケーションプログラムにおいて用いられる、算 定及び宣言方法に係るルールを明記したもの。ISO/TS14027(Environmental labels and declarations -Development of product category rules)でPCRの策定手順が定義されている。フットプリントコミュニケーショ ンには、地球温暖化に特化したISO14067(Greenhouse gases - Carbon footprint of products - Requirements and guidelines for quantification)のカーボンフットプリントや、水の環境影響に特化したISO14046(Environmental management - Water footprint - Principles, requirements and guidelines)のウォーターフットプリントなどがあ る。(一般社団法人サステナブル経営推進機構/鶴田祥一郎)

参照

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