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実態調査における誤差について

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Academic year: 2021

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(1)実態調査における誤差について 本. 杉. 達哉. 1• フレーム誤差とランダム誤差 一般にマーケティング管理者のもちいる情報は時間、コストのめんから標 本調査によってえられることが多い。標本調査とは調査対象のあつまりから 一部を 抽出して観察する統計的推測方法である 。製品にたいする消費者の態 『は世帯標本、生産財の潜在市場は企業標本によ って 評価される 。し かし標 本調査は部分調査であるから結果はおそらく全数調査のそれと 一致しないで あろう。統計的方法は絶対的なものではなく必らずといってよいほど誤差を ともなうものである 。誤差とは標的鮨団の真の値と測定値との差である 。図. ' " lは実 態調査における誤差 のソ ースである 。 図 1.誤差のソース 母基団 ( j 9 1 J ). 誤差のソー ス. 調査対象の集まり(世帯 ) フレーム フ レー ム(選定リ ス ト) }非代表的. f z t t. プリ ング. ――ー抽出サンプル (ランダム) 調査サンプル. 測定. 四亙刃真の値 ー調査結県. 測定 1 直 ーー 実際に必要とされる測定. -135 (4869)-. }無回答. I. 不正確 な測定.

(2) 本稿では、^時間的経過による母集団の変化をのぞいた誤 差す なわちフレー ム誤差、無囲答誤差、不正確な測定による誤差について概述する。 標本調査による情報の信頼性は罰 lの各段階における作業の管理状態に依 存する。最初のデザインは、闊査目的にもとづき情報‘ノースとなる母巣 団リ ストを規定することである。しかし調査対象の成員を正しくとらえることは 必らずしも容易でなく、母集団の整備配列にかんする誤りによって失敗した 例は少なくない 。 このような失敗はフレーム誤差とよばれるが、それは標本 が標的母集団とは異なるリストから抽出されたときに生ずる誤差である。た とえば 1 9 3 6年に L i t e r a r yD i g e s tがおこな った大統領選挙にかんする世論調査 はとかく引合いに出されるケースである: '調査は、実際には圧倒的な勝利に. r a n k l i nR o o s e v e l tより共和党の A l f r e dLandon 候補を 終った民主党の候補者 F 5 6:4 1で有利と した。 このような原因は、当時中 産階級以上のグル ープとさ れ、多くは伝統的に共和党の支持層とみられていた購読者、電話所有者、オ ーナードライバーを中心に各リストか ら標本を抽出したことによるものであ った。投 票 用紙約 1 , 0 0 0 ガ票送 付、回答数 2 , 3 5 0 , 1 7 6 票という厖大なもので あったが、これらの標本は標的栂集団を正しく代表するものではないから誤 りが生じたのは当然である。標本調査を正しくおこなうにはまず調査対象の 性格を検討し、それと合致するリストを作成することが重要である 。 つぎの手順は母集団からの抽出方法を選定することである。抽出方法は無 作為による確率抽出法と作意あるさいは意図による非確率抽出法に区分でき る。一般に前者がよくもちいられるが、それは 2つの理由によるものである 。 一つは確 率に 依存することに よっ て代 表的な標本を獲得できること、すなわ ち後 者にみられる 訪問員の選択バイアスを除去するためである。もう 一つは、 確率論の適用が可能なことからランダム誤差の大きさを 一定 のたしかさで評 価しうることである 。. , 0 0 0 世帯につ ここでランダム誤差の例をみてみよう。 'いま A乳業会社が 2 いて 1日あたりの牛乳消費凪を測定しようとする 。 コストのめんから標本調. -136 (4870)-.

(3) 査をもちいて 5 0世帯をランダムに抽出する 。調査の結果、表 lのように消費 批が集計され標本平均 X( 2 . 5クオート)を算出した 。 表I . 牛乳消費統計におけるランダム誤差の推定. t 廿幣 (i). 1[ 1 1 [あたり の 梢 費 1 , t ( X i). 牙 ' :. f 扁来 の 自 乗. ( Xi-X). ( Xi-X) '. ( 扁. 2 . 5. 52 51 6 2 0.6.0.. 23. 009 3.0.2.. 0 . 5. 0 . 4. 5 0. 3. 2. n=50. I ; X i=l 2 5 . 0. 0 .7. 0. 4 9. 工(Xi-X) '=39.7. X=I;Xi /n X=! 2 5 . 0/ 5 0 X=2. 5. それゆえ標本が母集団の構 造 を忠 実 に反映しているとするなら、市場消費 拭. ( 2 . 5クオート X2 , 0 0 0)は 5 , 0 0 0 クオートである。しかしこれは推定にすぎな いから誤差の範囲を知ることが貨要である 。 まず標本の標本偏差. "s" を計. 算する 。 S =(L( X-X) ' )Y , n- 1. S=. ( 1 L l )Y, 5 0-1. S=0.9. つ ぎに標本 平均値の標準誤 差 &Xは次の式により推定できる 。 叙= ~ /n 叙 =. 0. 9. パo ・. 叙 =0 . 1 2 7. さらに母集団 パ ラメーターの推定値 士E を規定す るため 信粕水準 (c .l .) を. -137 ( 4 8 7 1 )-.

(4) 95%とする 。理論的な正規曲線から抽出誤 差 の限界は 1 .9 6 o Xである 。 すなわち. E=Zc.l.叙 E=I .9 6( . 1 2 7) E=0.25. かくして誤差の範囲はつぎのとおりである 。 X-E<μ<X+E 2. 5-0.25<μく2.5+0.25 .7 5 2 . 2 5<μく2. それゆえ日々の牛乳平均消費 鼠の真の値μ は95%の確率で 2 . 2 5から 2 . 7 5クオ ートであり、同様に市場の平均消費鼠は 4 , 5 0 0から 5 , 5 0 0 クオートのあいだ にあることが 95%たしかである 。 なお 95%では信用し難いとするなら 信頼水 準をあげることになる。たとえば 99%では 2 . 6改 と な る 。以上は平均に つい ての説明であるが比率についても同様である 。 いま 5 0人のうち 2 0人が A牛乳 選好とするなら比率は 40%である 。比率の場 合の標準誤 差 S 1 tは次の式によ ってもとめられる 。. 冗=(訊戸戸. S. Sn= (0.40—隣().40) ) Y, S r r=0 . 6 9. 信頼水準 95%による誤差、 c .l . S冗 E冗 =Z. F : "=l .9 6( 0 . 0 6 9) E万 =0 .1 3 5. 誤差の範囲は つ ぎのとおりである 。 冗ー. Efl<I Iく 万 十 EI i. 0 . 4 0-0 . 1 3 5<1 1< . 4 0+0. 1 3 5 . 5 3 5 0. 2 6 5< 冗 <0. それゆえ真の値 1 7は 2 6 . 5%と 53.5%のあいだにあるといえる 。. -138 ( 4 8 7 2 )-.

(5) 以上のように確率抽出法は、誤差の除去を保証するものではないが、誤差 の範囲すなわち標本の正確性を客観的に測定しうるところにあり、このこと は調査結果の解釈に論理的なフレームワークをあたえるものとなる 。 注 ) 11 ) R . D . B u z z e l l .D . F . C o x .a n d R.V.Brown,M a r k e t i n gR e s e a r c ha n dl n f o r m a t 1 0 n. S y s t e m :T e x ta n dC a s e s .1 9 6 9 .p .3 7 1 21 K.K.Coxa n dB . M . E n i s , TheMarke t i n gRese a r chP r o c e s s,1 9 7 2 .p .2 6 2 1 3) W a l t e rB .W e n t z .M a r k e t i n gR e s e a r c h :M a n a g e m e n ta n dM e t h o d s,1 9 7 2,p p . 1 3 7 1 4 1. 2.無 回 答 誤 差 前述のランダム誤差にかんする評価は、各単位にたいする観測値がすべて 正しく測定されうるという仮定にもとづいている 。 しかし人間を対象とする ときこのようなことは奇跳にちかい。種々の理由から回答をえられなかった り、あるいは間違 った回答をえることが多い 。 もっとも基本的なものは、不 在、拒否による無回答である 。 ミシガン大学の研究調査センターでおこなわれた 3 , 0 0 0 人の不在分析報告 では、大都市地域における第 1回の訪問で 46%、その他の地域において 31% が不在であ ったとされている. tむろん彼らが平均して回答者と同じ特徴をも. つなら問題はないが 、多く の場合相違がみられる。たとえばインスタン ト ・ コーヒーを飲む女性は職業婦人に多く、不在率は高いであろう。 調査において多くの不在をさけることが肝要である 。現実に、調査の性質 や実査方法の種類にもとづき多くの工夫がなされている。特徴の多くが立地 に関連すると仮定した近隣訪問、在宅時間 50%の 2人について選択訪問、ま た不在理由は訪問日時の不適正にあるから事前調査によって確認する方法も とられている 。. -139 ( 4 8 7 3 )-.

(6) ファルスジック (Al f r e dM .F a l t h z i k)は、町の規模と平均収入が類似する. 4地区 をえらび、主婦にたいする電話閤 査の 適正な耀日と時間を把握するた め事前調査をおこな っている『標本数 1 , 2 6 0 、 うち対象外(企業) 5 4、ゆえ に有効数は 1 , 2 0 6 である 。 なお調査にあたりつぎの 2つの仮設がたてられて いる 。. I.週末はレクリエーションのため不在半は高い 。. 2. 子供のいる午後、夫の帰る夕方以降は拒否 率が 高い 。 表 2 ・3のようにインタビューの完成率と躍 H、時間のあいだには深い関連 がみ られる 。金 躍がもっとも不在 率が 高 く 、 拒 否は土躍、 H耀 に多くみら れ る。時間的には不在率は夜間にも っとも低い、しかし拒 否率 が高く 柑殺され るから、インタビューに最適の時間は午前中である 。 かくして I・2の仮 説 はともに承認された 。 表 2.各曜日における主婦および女性世帯主への電話調査 :一= ~ -= = . . . : . . _;. J 1 J答. --— 一 •: . : . . --. J I ——•. ごご. ー . ニ― -. 火. :: -二_. : . = = :. : . .. 水. - . 一― ― ―ニー : ; .ニ=-=--. 令. 木. L. -- -- ・一 •一. I I. , J. —--—•. 31 6 4 1 3 7 完 成頻 度 6 5 5 3 5 0 3 2 3 8 2 6 . 2 3 8 . 2 2 4 .0 3 1 .4 2 9. 4 1 8. 8 2 1 . 2 2 1 .1 % 7 2 3 4 0 拒 否 頻I 文 3 4 4 0 4 0 4 9 4 0 6 5 1 . 1 2 8 .2 2 0 . 0 2 3 . 4 2 3 .7 2 8 . 8 235 3 6. 3 4 % 5 4 8 不在頻度 7 1 7 6 7 6 6 6 7 1 9 0 9 8 4. 9 4 2. 5 3 7 . 7 4 5 . 6 4 1 . 8 5 2 . 6 4 1 . 8 5 7. 6 4 % 1 7 5 1 ,2 0 4 1 7 1 1 6 9 1 7 0 1 70 1 7 9 全数頻度 1 7 7 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 % ax2=57.728、 P< . Ol、 d .I . =1 2. 表 3.各時間帯における主婦および女性世帯主への電話調査. ' " 答 完 成頻度 % 拒否頻度 % 不布頻度 % 全数 頻度 %. 9 :0 0 1 !:30 7 :00 A.M- P.M- P.M1 2:0 0 5 :3 0 1 0:0 0 P.M P .M 一 n , o—―o - n 7 5 1 3 6 3 5 . 1 1 8 . 0 1 2 6 6 8 3 0 . 2 1 7. 6 2 1 6 1 8 3 4 7 .3 5 1 . 8 4 1 7 3 8 7 1 0 0 1 0 0. 1 0 5 2 6 .2 1 4 6 3 6 . 5 1 4 9 3 7. 3 4 0 0 1 0 0. , i t 31 6 2 6 . 2 3 4 0 2 8 . 2 5 4 8 4 5 . 6 1 , 2 0 4 1 0 0. •x 2 =58.241、 P=0.01、d . f= 4. -140 ( 4 8 7 4)-.

(7) 現実の調査において無 [ i i ]答をさけることは容易でない 。 これら無回答の大 きさは調査標本との 差 によ って、推定 散 の偏りあるいは分散の増大に重要な 影響を与えることになる。それゆえ無 l 司答誤 差 の修正方法を考咆することが 重要である 。 もっとも単純な方法は等配分と比例配分である 。 いまイ ンスタ ン ト・コーヒーの使用 率 について次の結果がえられたとする 。 飲む...43%. 飲まない...47%. 無回答… 10%. 等配分、比例配分はつぎのとおりである 。 (等配分). (比例 ~c 分). . . .4 8%. 4 3I9 0 4 7.8%. 飲まない ・ ・ ・ 5 2 %. 0 5 2. 2% 4 7/9. 飲む. いずれの方法においても飲まないが多 くなる 。 しかしもし無回答が飲む 8%、. 1:4 9であり、まちがった情報をえたことになる 。 飲まない 2%であるなら 5 今f l、標本理論のめんから無回答誤 差 の評価修正方法としてもっとも 一般 的にもちいられているのは、 2次サンプルによる方法である。これは第 1回 の訪問で関杏できなか った人の中から 2次サンプルを無作為に抽出し、これ らの人を 全部調査できるよう多大の努力をはら入方法である 。 それは、無回. Ii a mG .C o c h r a n ) 答層にたいする 2次標本の 最適抽出方法としてコクラン (Wi などによ っ て紹介されている ;~ ) すなわち最初の段階は、通常の調査 実 施方法. を用いて大きさ n の単純無作為標本をとることである 。 サンプルのうち、求 めるデータの得られた単位の数を n1 とし、無囲答グループに入 る単位の数を n 2とする 。 より 一層の努力を払 って、無回答グループの n 2個の単位の中から. 抽出した大きさ r 2の無作為標本についてデータが得られる 。 ここで n,=Kr,( K. >IJ.....IJ). としよう 。すると第 1の層(回答層)における平均抽出 率 は、第 2層(無回 答層)の平均抽出率の K倍になる 。 このことは K が前も って定められている ときには E. (岱,)丑(記) =K E( も ). -141 (4875)-.

(8) という関係から出て くる。 最初にとる標本の大きさ n と Kの値は、特定 の精度を最低費用で達成でき るように選ばれる 。 標本を調査する費用は. C = c 0 n+c , n ,十 c ,応 である。すなわち、 費用であり、. Coは最初の詞査費用で、 c,はこの調査の回収を整理する. C2は無回答者にたいする. 面接 および回収票整理の費用である。. n ,とn 2の値は、はじめの調査を実施してみなければわからないから、標本の 計画を立てるときには 費用の期待値が用い られる。 m とr ,の期待 値はそれ ぞ れW,nとW2n/kである。ここで. w ,とW2はこの 二つの層の母集団における割. 合である。こうして、 費用の期 待値は. c . , n + c ,聞 n+"-'~~位n. . …・ 1 2} となる。. y ,ヽf 2 rをこれら 二つの層の標本平均とする 。添字 rは 、 第 2層における標 本の大きさが f2であることを思い起こすためである。犀集団平均値の推定屈 として Y・=+( n 1 f 1 + nふ. r ). ・ ・ ・・ 1 3 ). をとる 。. y ' )を求 めるため 推定駄の分散 V(. y'=: ; -( nふ +n、凡 n ) + n ;( s ェr y , n ). . . . . .(4) と書く。ここで Y , nは第 2層からの大きさ mの標本の平均値である 。 n ,を固定したときの分散 V( y ' )は. 『『+附!n2S~...... 151. V(y')=N. である。ここで S2. は母集団全体の分散であり、 s~. は無回答層における母. 集団分散である。. E( n2)=nW2であるから、この分散の n 2に関する期待値は V(y')= 知 ~2 +迅庄W 、 s~. -142 ( 4 8 7 6)-. ・ ・ ・ ・ ・ ・1 6 1.

(9) となる 。 この式の第 1項は、無圃答グループに入った m個がすべて調査できたもの とするときに得られる分散である 。第 2項は、 mの中から 実際には r ,だけし か標本として調査しなかったことによる分散の増加分である 。 そこで n と K の値は、分散 ( 6 )が前も って定められた値をもつ場合について、 平均費用 1 2) を最少にするように決められる。 結果は. Kopt=J. ~-謳こ—晃江. ・・・ 1 7 1. s ~(c 。 +c,W, ). n o p t= N ( _ § _ 竺J _ J s _ : : _ i l l V 率. Nv+s•. L. . .…181. である。 調査方法において無回答誤差がもっとも大きいのは郵送質問法によるとき である 。 オグニビーン (PeterQgnibene) はこの場合の誤 差 を修正する方法 として、 2次標本、傾向分析、事後層化の 3つの方法について実験を試みて いる. t彼は電話リストにより. 2 0 0人に対し 1 4項目からなる質問票を郵送した. が、結果は回収 5 9票 (34%) 、無効 (宛先不明) 2 4票、無回答 1 1 7票であった 。 無回答誤差を修正するために、まず調査票を返送しない人々から 2次標本を 抽出し、電話イ ンタビューにより 5 4人について調査をおこなった 。 その結果、 表 4にみられる主要質問 7項 目について全体として 2 9.5%の改善をみた。 しかしこの方法は附加的なコストを必要とするから、つぎに傾向分析がも ちいられた 。 この方法は回答がきた順に平均を累積的にプロットし、それを 回答率 1 0 0%のレベルまでひきのばす方法である。表 4のように XYZ購読率 とABC広告の認知率については若干の改善をみたものの他項目について推定 値は一層悪 くなり、全体として 1 4.5%の誤差が生じることにな った。. -143 ( 4 8 7 7 )-.

(10) 表 4.母集団の値、 変 数. 在学年教 家族数. 年 令 管理者レベル率 XYZ購 読 率 車の所有率 ABC広告の認知率. 1次標本の値と修正値. 母 集 団 の値 a. 1次標本の値. 1 3. 5 1 . 8 3 3 . 2 6 4 9. 9% 40.0% 78.8% 4 8. 2%. 1 4 . 3 1 .7 6 3. 2 6 49.2% 5 1 . 0% 8 1 . 4% 49.2%. 2次標本によ. b. る修正 c. 1 3 . 5 1 . 8 8 3 . 3 1 4 8 . 5% 40.5% 82.5% 4 8. 5%. 偵向分析によ る修正 d. 事後層化 によ る修正 e. 1 4 . 5 1 .7 3 3. 1 5 45.3% 47.6% 88.4% 4 9. 1 %. 1 3 . 7 1 . 6 9 3 . 2 5 47.9% 4 4 . 8% 7 7 . 8% 4 4.7%. abcde. N=l76 、調査対象 1 7 6人にた いする電話調査による値 n=59、 祁送調査により 5 9人からえた i 直 n s=5 4、 電話調査による 2回目の値 y=A+B/x, . 4 6; .r; .. 9 7 在学 年数を指導性、他の変数を教育により事後層化. つぎの事後層化による方法は表 5のように 7つの層化基準によ っておこな われ、そのうち指導性と教育による層化基準がも っともよかった 。両者とも. 1次標本を約 6 %改善している。 しかし. 表5 . 事後層化による修正. この方法はあらゆる変数に適用できるか. 2. は疑問であるし、傾向分析と同様に、. 次標本ほど正確性を改善するものではな. 事後層化. / i l r. 正確性の改将%. I 昇. 職 業 教 育 読内 慣 社 交性 指導性 義務惑. n. かった 。. ―. 3 2 9. ―. 0 9 6 . 0 5 6 . 0 1 0 — .652 . 0 6 6 — .048. ー. ※事後層化基準を上述の 7つの変 数 すぺて に適 用. 注 )1 1 ) D . J . L u c k , H. G .Wales,a n dD. A . T a y l o r ,M a r k e t i n g Researc h,1 9 7 0 , p. 2 7 0. 1 2 ) A l f r e dM . F a l t h z i k ,"When t o MakeT e l e p h o n eI n t e r vi e w s " ,J o u r n a lo fM a r k e t i n g Research V o l .IX( N o v .1 9 7 2) , p .4 5 2 i l l i a mG .C o c h r a n , SamplingTe c h n i q u es ,1 9 6 3 , 鈴木達 三他訳 「サンプリング 1 3) W の 理論と方法」 1 2) 、 東 点 図 書 株 式 会 社 、昭 和4 7年 、 1 8 7 1 9 2頁. g n i b e ne ," C o r r e c t i n gNonresponse B i a si nM a i lQ u e s t i o n n a i re s " ,J o u r n a l 1 4 1 PeterO. I(May1971) ,p p. 2 3 3 2 3 5 ofM a r k e t i n g ResearchV o l .¥. -144 (4878)-.

(11) 3.測 定 誤 差 不正確な測定による誤差は標本調査だけでなく全数調査にも共通なもので ある 。 この誤差には通常回答者、訪問員、質問票、および集計上のミスによ るものなどが含まれる。本節では前 2者の誤差について概述する。 観測値を正しく測定することは容易でない 。たとえ回答者が質問に応じた としても、種々の理 由から正確な情報がえられぬことが多い 。ひとつは回答 者の記憶喪失あるいは記憶違いによって生じる誤差である。彼はときにはイ ンタビューの前日のことさえ想起が困難である。記憶の程度は、個々の能力、 時間的経過、項目の重要性によ って 影饗をうける 。 しかし調査管理者は、そ れらは絶対的なものではなくある援助により想起可能という仮定にたってい る。 表 6・7はこうした想起援助 タイプの質問による調査結果である. 2' 質問は、. 「 こ の一週 間に何 Hビールをお飲みになりましたか? 一昨 H、一昨日、 三日 前・・・はお飲みになりましたか?」である 。表 6 はインタビューがおこなわれ た日にしたが って 分類した数字である 。囮答者の 記憶 が正しいならインタビ ューの前日、 2日前、 3日前・・・にビールを飲んだ人の数は同じになるはずで ある。その集計は表 7である 。記憶に頼ることはあきらかに危険である。そ れゆえ高い精度を必要とする調査については、質問法以外の方法、あるいは 回答者の 質 を充分考慮することが重要である 。 表6 .訪 問 日 ピールを飲んだ H 月 火 水 木 金 土. f l. 耀 耀 耀 耀 i 贔 耀 耀. n耀. 月耀. 火紐. 水耀. *Bl. 金耀. 土耀. 1 4 4 1 3 5 1 6 3 1 5 5 1 7 2 1 5 4 1 4 0 1 5 1 1 3 7 136 1 7 6 1 6 3 1 6 2 1 6 6 1 6 1 1 4 6 1 6 1 1 3 4 1 5 5 1 6 7 1 5 6 1 5 9 1 3 9 1 5 6 1 4 7 1 2 4 1 6 9 1 6 2 1 6 5 1 4 6 1 4 4 1 4 3 1 3 1 1 1 8 1 6 7 1 6 7 1 9 6 1 8 3 1 8 3 1 8 6 1 9 5 1 7 3 1 3 1 1 7 4 149 1 6 3 1 7 0 1 4 2 1 3 6 (1,078) (1,088) (1,077) (1,101) (1,101) (1,107) (1 , 1 0 0). -145 (4879)-.

(12) 表 7. インタビュー 1 i fの f l数. 喪失. 飲ん だ 人の数. 1717961 171514n070395 111111. 143054923520 12. 1234567. 7 , 6 5 2. 545(6.6%). • •••••. 計. 誤差は質問項目の回答者にたいするかかわりあいによっても生じる 。個人 的なものあるいは偏見をまねく 質問、とくに年令、所得、健康、道徳、個人 的習慣についてこのことがいえる 。 つぎのものはも っ とも嫌悪す べ き 質 問事項にかんする調査結果である ~2. 金銭あるいは資産. 2 9. 家庭生活. 2 4. 政治的信念. 1 8. 宗. 教. 5. 職. 業. 1 2 3. わからない. さらに上 記の事項について人々が正直に答えると思うかについてはつぎのと おりであ った。 はい. 66%. いいえ. 14%. わからない. 20%. ふつうプライベートな質問はインタビューの終りに軽くおこなうのがよい とされているが、それでも所得にかんする質問は "Toop e r s o n a l " という理 由から多くの回答者が拒否している 。 たとえ回答があったとしても虚偽ある いは過少過大をまねきやすい 。たとえば賃借料、光熱費、治療費については 正確であるが、酒量や自動車ローンにたいする過少回答、牛乳消費 量 、飛行 機による旅行回数の過大回答がその例とされている?、したが って前述のビー. -1 4 6( 4 8 8 0 )-.

(13) ルにかんする記憶調査はこのめんともあわせて検討すぺきである 。 誤差は訪問員の容姿によっても生じる。回答者は訪問員の容姿から気風を はかり柔軟に回答する場合が多い 。た とえば化粧品の調査において訪問員の 服装が華靴であれば、彼女の使用化粧品を推測して回答する 。 また年老いた 訪問員であるなら気がねし、不快にさせぬ情報をあたえることによって誤差 が生じる 。 リースマン (DavidRiesman)とエールリ'/I : ' . ( J u n eE h r l i c h )は 、 訪問員の 年令が回答に影響をあたえており、若い人ほど不正確な 回答をうけとること が多いとしている ; 41 実際に おいて圃答の真 実性 は訪問員の判断にまつ他はない 。ウソ 発見機の 使用は のぞめそうもない 。唯一の基準は回答者の態度を 観察することだが 、 そのような心理 学者的エキ スパー トを多数も ちいることは不 可能である し 、 回答者もまた心得て慎重である。 典味ぶかいのは、バレッ ト (FrancisD .B a r r e t t ,J r .) による犬の動作を基 準とする実験である ~51 彼の研究は測定誤差にたいする管理者の苦しみや試行. 錯誤の段階を如実にものがたっている。彼は層別無 作為抽出法により、飼 主. 1 0 0人について深 層面接をおこない、回 答 中に彼 らの犬の反応を抜け目なく 観察し、真実性の尺度にしようとした 。む ろん種類によって感受性の強い犬 ( P o o d l e s) やそうでない犬 ( B e a g l e ) がいるから、動物 学者や心理 学者の意見. ならびに多 くのテストにより、次のようにウエイトを設定した 。. 表8 . 真実性の尺度に 非常に真実性のある [ u ]答. 主 人の顔をなめる 七 人に前足でじやれる 陽気にほえる 尾をふる じっとし て い る ジャ ンプ し上人の頷をみつめる 怒ってほえる 歯をむきだしてほえる 主 人をかむ 調査員をかむ. 中間. 非 常 に 疑 わ しい l ヽ 1答. -147 ( 4 8 8 1)-. 値. ••. .••. ?. 観察動作. 007550250025507500. [ o ]答 の タ イ プ. lol + +++︱︱ ︱︱. かんするウエイト.

(14) テストにおいて 1 ! . l答者は、足許の犬に訪 l : : J Nがあまりに多くの注意をはら うので 一時は 当惑しているようにみえたが、すぐ 愛 犬家であるとして調和が. u l答と犬の動作との相関は 0 . 8 0であり、 とれたとされている 。 テストの結果、 i . 0 1の水準で有為であった 。 したがって彼は、 一層の反復的 炉検定によると 0 テストが必要にせよインタビュー誤差を除去するのに適正な方法と信ずると している 。 たとえこの方法を承認するとしても、その甚本的限界は調査対象が犬のい る世帯に限られることである 。 彼はそうした場合、詞じ特徴をもつ祠主によ って代替できるとする。しかしその探索は容易でない 。な ぜなら犬のいるこ と自体が多くの特徴に影饗をあたえる要因と思えるからである 。 回答者と同様、訪問員もすべて 一様な個性、能力をも つものではない 。誤 差は調査をおこなう側から生じる 。 たとえば彼らは魅力的な地域あるいは都 合のよい近隣へ行こうとする 。 くわえて対象 外の人をイ ンタビューすること も多い。むろん誤 差 がこの程度に限られるなら、それは比較的単純であり、 善良な管理により多くの場合チェックが可能である 。 問題はインタビ ューの. l ' t l 廿J、 状況それ自体から生ずる誤 差 にある 。 ワーディングの 一部省 略、誘導 ' 独善的な解釈、非礼、議論、疲労、怠惰によるものである 。 これ らの誤差は 発見が困難であり、訪問 員にその時の 壮況を問うこと により容易に 補足修正 しうるものでない。さらに厄介なものはインタビューの虚報である。これは 調査結果にも っとも悪い影響をあたえる 。 この巧妙なごまかしは詐欺行為で あるが、調 査員 がパートタイマーであり、報酬が充分でなく、しかも現場で 直接の監督をうけないことから、きわめ て一般的である 。 とくにわが国では 若い男性をもちいるのがふつうであり、しかも費用の予測可能性から出来高 給制度の採用が多く、必然的に質より鼠を重んじることになるから、ごまか しや上述の誤差を誘うことになりやすい 。甚本的には厳格な採用碁準にてら して正直な人を選定することが重要であるがその余裕はない。アメリカでは、 調査 員管 理の容局性から 主婦を 時間給でもちいるのが 一般的である 。すなわ. -148 ( 4882)-.

(15) ち主婦は比較的責任惑が強いこと、時間給の実施は不在による再訪問のとき 彼らの意欲を刺激することなどにこの方法の長所がみられる 。 ごまかしには種々のタイプがみられる。ひとつはインタビューを完全にフ ィクション化するタイプである。しかしふつうは前も って送付してある挨拶 状あるいはサインの受取りを要求するのでこれは少ない。もっとも多いのは 一部の質問だけをおこない残りを補充するタイプである 。 このごまかしは回 答を検討していけばわかるものもあるが、多くは発見が容易でない 。 たとえ ば矛盾した回答あるいは他の調在員の回答とまったく異質な回答がみられた としても、それは圃答者のミスおよび例外であ ったのかもしれない 。 ふつう不審なときは調査員の礼儀作法を問い合わせるかたちの電話や郵送 によ ってチェ ックし、虚偽のインタビューを除去し、本人あるいは他の調査 員により再訪間をおこなうことになる 。 しかし再度のインタビューは回答者 が質問にたいし過度に注意し、批判的になるので、その修正は困難なことが 多い 。. . Luck) らは、このような誤 差 を未然にふせぎ、回答の信頼 ラ ック (David J 性をかくとくするも っ とも確実な方法としてテープの使用をあげ、アメリカ 6) しかしこの方法は調査員の負担を軽減する では成功の例が多いとしている ;. には役立つが、. L 1 : 1 J答者の緊張を招来しやす. く、実験の段階をこえるものでは. ない 。 測定誤差を除去する絶対的な方法はない 。基準さえないといってよい 。一 般に調 査の正確性は他の誤差よりこの方面の誤差に支配されることの方が多 いとされているが、現段階において多 くはチェッカーの経験と惑に頼らざる をえない 。 ; i : )i l l F r e dT .S c h r e i e r , ModernM a r k e t i n gR e s e a r c h : AB e h a v i o r a lS c i e n c eA p p r o a c h. 1 9 6 3. p p .1 1 2 1 1 3 1 21 P .E .G r e e na n dD. S .T u l l ,R e s e a r c hf o rM a r k e t i n gD e c i s i o n s, 1 9 7 0, p .1 2 4 1 31 K .K .Coxa n dB .M .E n i s ,o p .c i t . .p .2 3 4. -149 (4883)-.

(16) 1 4) David Riesman and JuneEhlr i c h, "Age and A u t h o r i t yi nt hel n t e r r i e 1 V :P u b l i cOpm-. 9 6 1 ) ,p p .3 9 5 6 1 0 n Quarterly ( S p r i n g1 t SI Francis D.B a r r e t t ,Jr.."The Canis Methods o f Reducing Bias i n Survey R e ・. 9 7 2 ). p p .3 2 9 3 3 0 s e a r c h " .J o u r n a lo f Market i n g Research V o l .I ¥( A u g u s t1 1 61 D.J .Luck and o t h e r s . op. c i t . .p .2 7 4. び. す. む. いかに適正な調査プラ ンを樹立しても、調査においてそれが正 し く おこな われるのでなければ、誤差が生じてその効力が失われる 。ふつうマーケティ ング調査は時間、コストのめんから標本調 査 によ っておこなわれる 。誤差は 調査の手順からまずフレーム誤差とランダム誤差をみることができる 。前者 は問題の対象となるグループ・リストの作成における誤 差であり、リテラリ ダイ ジェストの失敗の例によって明解である 。後者は標本の抽出方法による 誤差、すなわち統計的誤差であり、その解決は無作為に抽出することによっ てえられる 。 もとより統計的方法は抽出誤 差 を除去するわけではないが、標 本の妥当性について客観的な測定が可能となるから、意思決定者にある種の 保証をあたえることになる 。 現実の調査において観測値をす べ て測定することは困難である 。 不在拒否 などが多くみられる 。甚本的には適正な日時を把握することであり、そのた めの 事前調査がよくもちいられている 。 さらにこのような無回答誤差の評価、 修正方法として、 2次標本による調査が 一般的方法とされている 。 実態調査における最大の欠陥は、インタビューそれ自体にみられる 。 われ われの仮定のひとつは、この非統制的プロセスにおいて、回答者が問われる 質問に忠実に答えることに依存している 。 この仮定は承認しうるものではな いが、全面的に拒否するならあえて調査はおこなわれないことになる 。. -150 (4884)-.

(17) 実際、種々の理由から協力的でないもの、あるいは過少過大の回答をする ものなどさまざまである 。 これらの誤差について重要なことは、見落されや すく気づかないままとおりすぎてしまうことである 。 インタビュー誤 差 を除 去する方法は、前述のとおりいくつか検討されている。しかしいまだ可能性 の玲味の段階である 。誤差は訪問員の側からも生じる 。彼の記憶もれ、解釈 の誤り、虚偽のインタビューによってである 。確実な方法はテープをもちい ることであるが、危険がないとはいえないし、あとの処理が厄介である 。基 本的には訪問員の 1 真重な選定、適正な訓練及び報酬など、作業の管理機構を たえず評価することによって、誤差の性質や大きさにかんする情報を蓄積し、 一般化につとめることが肝要である。. -1 5 1( 4 8 8 5 )-.

(18)

表 I . 牛乳消費統計におけるランダム誤差の推定
表 7 .  インタビュー 1 i f f の f l 数 飲ん だ 人の数 喪 失 1234567  1 7 1717961  1 5 1 4 n 0 7 0 3 9 5   • ••••• 111111  143054923520 12   計 7 , 6 5 2 545(6.6%)  誤差は質問項目の回答者にたいするかかわりあいによっても生じる 。個人 的なものあるいは偏見をまねく 質問、とくに年令、所得、健康、道徳、個人 的習慣についてこのことがいえる 。 つぎのものはも っ とも嫌悪す べ き 質

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