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第2夫人という選択(話題)

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Academic year: 2021

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第2夫人という選択(話題)

著者

高橋 理枝

権利

Copyrights 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア

経済研究所 / Institute of Developing

Economies, Japan External Trade Organization

(IDE-JETRO) http://www.ide.go.jp

雑誌名

現代の中東

40

ページ

1-1

発行年

2006-01

出版者

日本貿易振興機構アジア経済研究所

URL

http://hdl.handle.net/2344/00005754

(2)

話 題

第2夫人という選択

高 橋 理 枝

中東でプロポーズされるのにはかなり慣れたが,さすがに「第2夫人になってくれ」というプロポー ズには驚いた。もちろん丁重にお断りさせていただいたが,パレスチナ人の友人Aが本当に第2夫人に なろうとしていると知った時は,自分がプロポーズされた時以上に驚いたものだ。 Aには「強くて美しい」という形容が良く似合う。地元から離れて一人で都会で働いていて(女性が 家族を離れて働くのはそう多いことではない),スカーフは絶対に被らず,時にはヘソのみえる服を着てき て,日本でもしっかりヘソを隠している私をぎょっとさせた。 美人のAに言い寄る男性は何人かいたが,Aが選んだのは既婚で子持ちの男性Bだった。パレスチナ ではムスリム男性は4人まで妻をもつことが認められている。Aによると,ともに解放組織の闘士だっ たBとその妻は,投獄等で離れていた時期も長く,互いに尊敬はしているが愛はないのだという。Aは, Bが妻と離婚すると彼女と子供が路頭に迷うのでかえって気が重い,第2夫人になる方がいいと言う。 しかし他方,一度も会ったことがないBの妻に「会えばたぶん嫉妬するから」会いたくないとも言う。 やはり他に妻がいるなんて嫌だというのが本音だろう。 皮肉なことに第2夫人になるという決断がもとで,彼女は勤めていた女性団体を解雇されてしまった。 一夫多妻に反対している女性団体は,第2夫人になるAをおいておくことはできなかったようだ。私は Aに会うまで,第2夫人などになってしまう ......... のは,自己主張できない若い少女が家族に強制されるから だと思っていた。しかし「可哀相な犠牲者」という形容はAには当たらない。私は,Aの意志は尊重し たいものの,祝福してよいものやら,またこの事態をどう解釈してよいかわからず,もやもやしたも のを抱えたまま帰国した。結局Aは,その後Bが「いい人ではないことがわかったので」婚約を解消し, 現在は他の男性と(唯一の妻として)幸せな結婚生活を送っている。おかげで私のもやもやは解消された が,アラブ女性のエンパワーメントについて考える貴重な事例を失うことにもなった。まあAが幸せ なので私は満足なのだが。 (たかはし りえ/図書館)

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1 Library, Institute of Developing Economies, Japan External Trade Organization (3-2-2 Wakaba Mihama-ku Chiba-shi, Chiba 261-8545). 情報管理 56(1), 043-048,

発表者,題名,発表・発行掲載誌名,発表・発行年月 ○Shinji Tokunaga, Toshiyuki Araki: “Wallerian degeneration slow mouse neurons are protected against cell death

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