J.Brahmsの創作活動における変奏曲の意義
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(2) 概観. 第4章では、ブラームスの『ハイドンの主. 第1節 初期の変奏曲. 題による変奏曲』を考察する。この曲は、2. 第2節 中期の変奏曲. 台のピアノ版(0p.56b)と管弦楽版(0p.56a). 第3節後期の変奏曲. の2通りの作品からできている。この2台の. 第4章ブラームスの『ハイドンの主題による. ピアノ版と管弦楽版が音楽的にどのような差. 変奏曲』0p,56a&Op.56b. 異があるかを彼の作品における音響効果や作. 第1節 『ハイドンの主題による変奏曲』. 曲方法から考察し、「変奏曲」そのものの形式. 0p.56a&0p.56bの成立. がブラームスの音楽創作にどのような意味を. 第2節 『ハイドンの主題による変奏曲』. もっていたか考察している。. Op.56a&Op.56bの分析 第2節 『ハイドンの主題による変奏曲』の. 4.まとめ. 特徴と独自性. ブラームスの音楽にとって、管弦楽の構成. おわりに. は常に頭の中にあるもので、ピアノ作品を作 曲しているときも管弦楽の楽器編成や配置を. 3.論文の概要. 想像しながら構成しているということが、こ. 第1章では、「変奏曲」がどのようにして. の『ハイドンの主題による変奏曲』を考察す. 発生し、展開していったのか時代的にたどり. ることで感じることができた。. 変遷を確認した。器楽の発達と変奏曲が密接. 『ハイドンの主題による変奏曲』0p.56a. に結びつき、鍵盤楽器の発達とともに変奏曲. とOp.56bを見比べることで、古典的な中に. がひとつの音楽形式として変遷してきたこと. もロマン的な手法を取り入れ、派手ではない. を述べている。そして、「変奏曲」が音楽の一. が、壮大な響きと音の色彩の立体感をもった. つの形式として様々な作曲家が作曲し始めた. 音楽を作っていることを実感した。. 古典派時代の変奏曲を概観している。とくに、. ブラームスの数々の作品に接することによ. 古典主義を完成させたウィーン古典派のハイ. り、彼の作曲技法を理解し、ブラームスらし. ドン、モーツァルト、べ一トーヴェンの変奏. い響きを持った演奏をすることができるよう. 曲に触れている。. に、今後も研鎖を積んでいきたいと考えてい. 第2章では、19世紀ロマン主義音楽におけ. る。. る多様な「変奏曲」が、作曲家の創作にどの ように関わってきたのかを概観した。ヴィル トゥオーソの出現によって変奏曲がどのよう. な役割をもち、ブラームスの変奏曲にどのよ うな影響をもたらしたのかを確認した。. 第3章では、ブラームスの変奏曲作品が彼 の創作活動にどのような意味を持っていたの. 主任指導教員 草野次郎. かを確認する。. 指導教員 長尾義人. 一351一.
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