児童の喫煙、飲酒、セルフエスティームに関わる自己評価の縦断的変化に関する研究
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(2) フェスティームは調査を重ねるにつれて減少傾向で. 項目どうしで有意な相関を示した。. あることを示している。. 以上の結果より,セルフエスティームに関わる項. 2)1回目の回答結果と2回目以降の回答結果との関 連結果. 目と後の喫煙,飲酒の意識項目の間には,弱いなが. 意識に関する縦断的な関連性を知るために,1回. らも有意な関連が見られたことからも,セルフエス. 目の回答結果が,2回目以降の回答結果とどれほど. ティームが高い児童は,喫煙,飲酒を誘われた時,. 相関するか調べた(表1)。その結果,「自分のこと. 断れる自信があることが考えられる。. が好きか」「自分の顔や体つきが好きか」「家族に大. 4)教育との関連性. 切にされていると思うか」「毎日宿題をしているか」. 4回分の各調査の間でセルエスティームを高める. のセルフエスティーム全般・家族・学習の項目につ. ような教育や自分にあった喫煙,飲酒を誘われた時. いて,2∼4回目との相関が0,407∼O.622を示し,1. の対処などの学習をおこなっている。セルフエステ. 回目の回答結果が,後まで影響することが暗示され. ィームの比較であるが,割合だけでみてみると全体. た。一方,飲酒,喫煙に関する項目では4回目との. 的にもセルフエスティームは増加傾向がみられるが. 相関がO.4以下を示し,全体的に相関が弱く,変動. 有意な差ではなかった。自分に対する評価・家族と. が大きいと考えられた。. の関係の幾つかの項目で有意な差が見られたが,全. 3)喫煙,飲酒関連項目とセルフエスティームに関. て減少した。喫煙,飲酒を誘われた時の対処の自信. する項目との関連. においては,全体的にr断れると思う」r多分断れる」. まず,各調査での関連では,1回目の調査では項. と答えている客1」合が高いことが分かった。前後の比. 目間での相関は低い値を示したが,2・3・4回目で. 較においては,有意な差はなく,全体的に減少した。. 喫煙,飲酒関連項目とセルフエスティーム項目間の. 1V考察. 多くで有意な相関を示した。特に2回目での項目ど. 教育に対する効果は統計的には認められなかった. うし相関で0.2からO.3で有意な相関を示した。こ. が,セルフエスティームの各項目において縦断的に. の結果は,自分に対する評価・家族との関係に関す. 相関が高いため,セルフエスティームについては早. る項目のセルフエスティームと喫煙,飲酒の意識・. 期から育成を図ることが大切であると考えられる。. 行動と関係を示している。また,セルフエステイ』. 喫煙,飲酒に対する意識や行動については,変動す. ムと喫煙,飲酒行動等との関連を縦断的に調べるた. る可能性が高いため,防止教育を継続的に実施する. め,1回目のセルフエステイ』ム関連項目と,4回目. 必要があると考えられた。また,セルフエスティー. の喫煙等関連項目の関連性を調べた。その結果,4. ムと喫煙,飲酒関連項目間での相関が認められるこ. 回目のr友だちや先輩からお酒を勧められたら断れ. とからも,セルフエスティームを高めることが,児. るか」との相関係数は,1回目のr自分のことが好. 童の喫煙,飲酒行動の防止・喫煙,飲酒に対する意. きか」0,214,「自分にはよいところがあると思うか」. 0,328であった。「家族など大人からお酒を勧められ. 識やスキルを高めることに重要であるとことが示唆 された。. たら断れるか」との関連では,1回目のr自分の顔・. 主任指導教員 松村 京子. 体が好き」0,262,r自分にはよいところがあると思. 指導教員西岡伸紀. うか」o,229であった。(P<0.05)縦断的に見ても. 一4!5..
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