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IRUCAA@TDC : 教育と研究そして臨床-その継承と発展-

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

教育と研究そして臨床−その継承と発展−

Author(s)

末石, 研二

Journal

歯科学報, 118(5): 470-470

URL

http://hdl.handle.net/10130/4727

Right

Description

(2)

470 学 会 講 演 抄 録

特 別 講 演 3

教育と研究そして臨床

-その継承と発展-

東京歯科大学歯科矯正学講座教授

末石 研二

1914年に榎本美彦教授が赴任し,補綴科の一部に矯正歯科を開設し,診療と学生の臨床実習が開始されてい る。これを記念し,2014年に矯正学教室創立100周年記念を行った。1975年には山本義茂教授により3年間の 矯正専門教育を行う卒後研修課程が設置され,現在に至るまで337名の修了生を輩出している。 基礎的研究では,形態と機能の関連として,偏咀嚼動物モデルや片側挙上動物モデルを用い,咬合の機能的 負荷の変化が顎発育に及ぼす影響を研究した。その結果,下顎骨形態とその内部構造,そして生体アパタイト 結晶の配向性に影響が及んでいることが示された。 顎整形力および矯正力荷重時の顎骨および歯の応力分布と変位様相に関しては三次元有限要素法による一連 の解析を行った。歯科矯正用アンカーを用いた歯の移動について,牽引方法と歯の移動動態との関連を明らか にし,さらに顎整形力への応用について検討した。これらは矯正力の臨床応用に対する理論的基盤として有用 な解析であると考えている。 さらに,歯の移動時における歯根吸収の病態解明として歯髄組織の有無による違いを検討し,また休止期間 の有無による違いも検討した。 先天異常の病態解明では,私立大学ブランディング事業,分子・細胞生物学ラボの一員として,鎖骨頭蓋骨 異形成症(CCD)iPS を用いた病態解明に取り組み,さらに新規疾患として Apert 症候群 iPS 細胞樹立に関与 している。 臨床では,三次元画像技術の診断治療への応用や歯科矯正用アンカーの応用,骨延長術の顎顔面外科への導 入,QOL 評価の実施などの進展があり,唇顎口蓋裂患者への歯槽骨骨延長の有用性を示した。また,萌出の 左右差に関する検討を行い萌出不全の診断指標を得ることができた。CCD に対する埋伏歯の開窓牽引の結果 は良好であるが,原発性萌出不全という病態に直面し,歯の萌出機構のさらなる解明が求められている。 今日まで学内外の多くの講座にご援助,ご協力を頂いたことに感謝し,さらに本講座が発展することを祈念 するものである。 ≪プロフィール≫ 平成19年10月 東京歯科大学歯科矯正学講座主任教授 東京歯科大学千葉病院矯正歯科部長 平成22年6月 東京歯科大学大学院歯学研究科学生部長 平成25年6月 東京歯科大学千葉病院副病院長 平成26年4月 東京歯科大学水道橋病院矯正歯科部長 平成26年6月 東京歯科大学千葉病院育成歯科系部長 平成28年6月 東京歯科大学水道橋病院副病院長 平成28年6月 東京歯科大学水道橋病院矯正歯科部長 <略 歴> <所属学会> 昭和54年4月 東京歯科大学歯科矯正学講座特別研究生 東京歯科大学学会(代議員) 昭和57年4月 東京歯科大学歯科矯正学講座助手 日本矯正歯科学会(代議員,指導管理医委員会委員長) 平成14年4月 東京歯科大学歯科矯正学講座講師 東京矯正歯科学会(理事) 平成17年3月 東京歯科大学歯科矯正学講座助教授 日本顎変形症学会(理事,倫理委員会委員長) 平成17年4月 東京歯科大学口腔健康臨床科学講座 日本口蓋裂学会(理事,IT 委員会委員長) 助教授 日本顎関節学会(代議員) 平成18年4月 東京歯科大学水道橋病院矯正歯科科長 ― 102 ―

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