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柔道における頭部外傷 ―教育インターンでの実習をもとに―

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Academic year: 2021

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(1)第8回教育デザインフォーラム 学生発表会の報告. 学生発表会. 柔 道 にお ける頭 部 外 傷 ― 教 育インターンでの 実 習をもとに―. 保健体育領域. 松 井 高 光 1. はじめに. 外傷であり、そのほとんどが急性硬膜下血腫である。脳. 平成 24 年度より中学校保健体育において武道が必. 震盪と急性硬膜下血腫は全く違う病態であるが、脳震盪. 修化され、それに伴い柔道に関する安全性に対し疑問. が発生しやすいスポーツ環境は、潜在的に急性硬膜下血. 視するような議論や各メディアからの報道がなされてい. 腫が起こりやすい状況であるといえ、脳震盪の予防及び迅. る。柔道は傷害の発生が多い競技で、全日本柔道連盟. 速な対応が重傷頭部外傷の予防につながると考える。. 医科学委員会の調査によると、外傷発生率は 1.94%、 他競技の外傷発生率が 0.89%であるから、ほぼ 2 倍の. 3. 当日の成果. 頻度である。だが頭頚部の外傷は全競技での 7.1%に. 柔道関係者以外にも、保健指導従事者や保健体育教. 対して 3.4%と低く、頭部外傷の頻度は少ない。だが対. 員と意見交換をすることが出来た。大学競技者レベル以. 人競技であり、ヘットギアなどの装具を使用しない柔道. 外の実態を知ることで、今後の研究における課題や、改. では事故が生命にかかわるような重篤な事故になる場. 善すべき点が明確になった。今後は、 武道が必修化となっ. 合や、障害を残すような事故になる可能性もあり、指導. た中学生の実態に沿ったものにする必要があると考える。. 者は十分な予防策や選手へ正しい知識を身につけさせ. 武道必修化に伴って、世間でも柔道に関する安全性. る必要があると考える。. に関わる議論がなされているなか、柔道に関わる人以.  . 外の視点は今後反映していく必要があると考えており、. 2. インターン活動報告. とても貴重な意見を聞くことが出来る場であった。. インターン先である帝京大学女子柔道部において、 頭部に関する事故 ( 結果として軽度の脳震盪 ) が発生し た。事故を受け、より学生に頭部外傷に関する危険性 等の正しい知識を周知するために、帝京大学 浅野修一 郎氏を招き、頭部外傷に関する講習会を実施。また監 督以下スタッフも受講をし、実際に脳震盪等の頭部外 傷事故が起きた際の対応手順 (SCAT Ⅱ ) を周知した。 その後、脳震盪と思われる頭部に関わる事故が起き たが、SCAT Ⅱに基づき対応し、当日は運動中止。後 日 CT 検査を行い異常なしと診断されたため、軽度の負 荷のものから徐々に運動を開始させた。講習の成果も あってか、学生は練習に参加できないことに対しストレ スを感じていたものの、こちらの指示意図を理解し受け 入れている様子であった。 脳震盪をきちんと予防し、対処する意義としては、山 本らの研究データによるとアメリカンフットボールにおい て死亡事故数と脳震盪の発生率との間に密接な関わり があることがわかる。死亡事故の 8 割以上が重傷頭部. 22.

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