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自我の強さの二つの測度の関係についての検討 : バロンのEs尺度とクロツパーのRPRS

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(1)Title. 自我の強さの二つの測度の関係についての検討 : バロンのEs尺度とクロ ツパーのRPRS. Author(s). 鈴木, 正義. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 19(1): 42-55. Issue Date. 1968-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4576. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 第1 9巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要 (第一部C). 昭和43年9月. 自我 の 強さ の 二 つ の 測度 の 関係につ いて の 検討 -- バ ロ ソ の 鞘 尺 度 と ク ロ ッ パ ー の RPRS - ●. 鈴. 木. 正. 義. 北海道教育大学函館分校教育心理学研究室. M[asayoshi sUzUKI An lnvestigation of the Re lat i ons between TWO N[easures o f Bgo St rength. ’ l 一-- Barron’ s ES Sca e and K1 opfer s RPRS --. 1,. 問. 題. Barron (1953a,b) に よ っ て 構 成 さ れ た 鱗 尺 度 (ego st le) は,M MPI か ら 抽 出 さ rength sca. れた項目から成る尺度の一つである,彼の本来の目的は,神経症患者に対する心理療法の効果を予測 すること, すなわち, 心理療法によっ て改善される患者と, 余り改善されない患者とを, 治療開始 前に分類できる尺度を構成することであっ た. 彼は33人の患者に6カ月 間心理療法を実施した後, 2人の熟練した判定者によって, 改善された患者1 7人と改善されなかっ た患者16人とに分け, これ ら2群間に弁別力のあっ た MMP工 の6 8項目を選んだ, これらの項 目に関して, 改善群が治療前に 示した特徴は,非改善群と比較するとき, a . 良好な身体機能状態,b . 自発性,情緒的経験を共有す る能力,c , 慣習的な信者であるが,聖書の創造説を信じて進化論を排する原教旨主義者ではないし, 宗教的教条主義者でもない, d , 許容的道徳観, e . 現実との良好な接触, f . 人格的適当感と活発 性, g . 勇断実行力と恐怖心の欠如などに要的される ものであっ た, また, 非改善群は, a , 多く. の慢性的身体上の疾患, b , ふさぎ込み, 抑制, 情緒的隔離への強い要求, 心配性, c , 激しい宗 d 教的経験, 祈祷・奇跡・聖書に対する信仰, , 抑圧的・処罰的道徳観,e , 分裂と自我疎外, f . 混 乱, 慢性的疲労, g , 恐怖症および小児的不安などの特徴を示した. もちろん, これは群間比較の 結果であっ て,改善を示した神経症患者が,上述の言葉通りの強い精神的健康を有 していることを意 味するものではなく, 改善群と非改善群とが, 異なるパーソナリティ 次元にあることを 意味するも のに過ぎない. そ の 後,Barron (1953b) は, BS 尺度に関する正常者と神経症患者との比較研究, 空軍士官と大 学院学生に実施した Es 尺 度 と 多 種 の パ ー ソ ナ リ テ ィ ・ テ ス トお よ び 知 能 テ ス トと の 関 係 に 関 す る. 研究の結果,神経症患者に対する心理療法の効果の予測を本来の目的としたこの尺度が, 「自我の強 さ (ego s t rength) の名のもとに通常包含されている有効な人格機能の種々の側面を測定する」尺 度として解釈されるとした, 卿こよれば, 心理治療過程において, 患者は自分の内部に在るある心 理的潜在力を利用して回復してゆくものとされるが, 「この予測尺度の項目内容が示しているもの は, この潜在力が, 一般に十 分に機能している自我と呼ばれる種類の力であり, 短期心理療法の効 l 果の最も重要な患者内部の決定因子は, この潜在的自我の強さ ( t a ent ego strength) で あ る」 - 42 -.

(3) . 自我の強さの二つの測度の関係についての検討 と 述 べ て い る, opfer (1951, 1954) は,ロ ー ル シ ャ ッ ハ ・ テ ス トを 用 い て, 患 者 が 心 理 治 療 過 程 に お 同 じ 頃, K1. いてどれ程利用できる自我の強さを有しているかを,知ることによっ て,その患者の治癒 可能性を予 測しょうと企てた, 彼は, 精神分析的自我心理学に拠る他の研究者と同様に, 自我を多数の仮説的 機能に対して与えられた集合名詞と考え, 自我という概念は, 相互に関連をもっている多数の構成 ing) l i t 概念を包括しているとする,この構成概念の主なものとして, 現実検証 ( rea y test , 情緒的. 統合 (emotionalintegration),. f‐rea i i l l se on) 自 己実 現 ( zat , 現 実事 態 の統 御. (mastery of. l i i i tuat ty s rea ons) を と り あ げ, こ の 自 我 を 組 成 す る 諸 機 能 を 最 も 効 果 的 に ロ ー ル シ ャ ッ ハ 反 応 か. ら把握しょうとした, このようにして, 彼は, 自我機能を表わすと推定されるロ ールシャッハ指標 ing Sca l を 集 め, 予 後 評 定 を 目 的 と し て, RPRS (Rorschach Prognostic Rat e ) を作成した, 彼 1 )現在の適応水準, すなわち, 患者が現在利用している自我 によれば, RPRS が測定する対象は,( の強さと,( 2 )適応潜在力, すなわち, 患者が未だ利用していない潜在的自我の強さ (mlused ego st rength) の 両 方 で あ る.. 上述のように, 質問紙法による 藤 尺度と投影法による RPRS は, ともに, 自我機能の健全度 を 測 定 し, か つ, 心 理 療 法 に よ る 効 果 を 予 測 し ょ う と し て い る, こ れ ら の 作 成 者 が 述 べ て い る よ う に, 両 尺 度 は, と も に, 自 我 の 強 さ の 測 定 を 意 図 し て い る が, も し, 同 一 の パ ー ソ ナ リ テ ィ 属 性 を. 測定しているとするならば, 両尺度は高い正の相関を示すことが期待される, 本研究は, 従来の関 連ある諸研究と比較しながら, Es 尺度と RPRS との関係を検討しょうとするものである. 2, 方. 法. ) 被 験 者 ロ 本研究に参加した被験者は, 本研究者の講義を受講している北海道教育大学函館分校の学生105 8歳7カ月 ~24歳7 カ 人 (男子54人, 女子51人) である, 被験者の年齢は, 男子において, 範囲が1 月 で, 平均が20歳4カ月 であり, 女子においては, 範囲が1 8歳7カ月 ~21歳10カ月 で, 平均は20歳 0歳3カ月 であ 2カ月 である. 全体としては, 範囲が18歳7カ月 から24歳7カ月 にわたり, 平均は2 る,. 続 燃) 手 i ) 被験者全員に. Sl rman ( ) は,慢性 1 963 . ive 分裂病者32人と正常者36人 (心理的に健康と診断された肺結核入院患者) を被験者として, BS 尺 度6 8項目が単独形式で用いられた場合, MMPI 項目の文脈において実施されたときと同じ程度の Barron の BS 尺度6 8項目を課し,回答を求めた. 信頼性と妥当性を示し得るかどうかを検討している. その結果, 彼は両者の間に非常に高い相関が あること (慢性分裂病群においては rコ0.85, 正 常 群 に お い て は r=0.91) を 見 出 し, Es 尺度が MMPI の文脈から離されて単独 形式で実施されても, その信頼性と妥当性において有意な変化を 生じ さ せ な い と 結 論 し て い る, した が っ て, 本 研 究 で は, Es 尺度を単独形式で実施した, 但し,. 項目の順序は MMPI に お ける 順 序 に し た が っ て い る, i i ) 全 員 に, ロ ー ル シ ャ ッ ハ ・ テ ス トを 標 準 ロ ー ル シ ャ ッ ハ 図 版 (東 京 ロ ー ル シ ャ ッ ハ 研 究 会 監. er 法にした opf 修) を用いて, 個別的に実施した, 実施方法, 分類体系, 形態水準評価法は, K1 RPR S 得点を求めた 次に反応を の計算法によ 加重 がっ た, , っ て採点し, , S FM h l i i i ) そ の 後, BS 得点と RPRS 下位項目〔M〕 〔 〕 〔 〕 〔 〕 〕 m , , 〔F,L.〕 の各得 , , ,, 〔Co . S 点および合計得点 〔 um〕 について, 従来の研究との比較, 両尺度の得点間の関係を検討した, な - 43 一.

(4) . 鈴. 木. 正. 義. お, Es 尺度項目と RPRS の内容は 本稿の末尾 に載せてある , ,. 3, 結果と考察 第1表は,男子群,女子群おょび両群別に示した 銘 得点と RPRS 〔Sum〕 の範囲と中央 値であ る, 第2表は, 各群の 藤 得点と RPRS 〔Sum〕 の平均と標 準偏差 および 男子群と女子群と , , の 群 間比較を示 している 第3表は, 本研究の結果と比較して意味があると思われる従来の研究に , よっ て報告された 藤 得点と RPRS 〔Sum〕 の 平 均を示している . 第1表 テ. ス. 各群の得点の範囲と中央値. 群. ト 得 点. MMPI BS 得 点. RPRS 〔Sum〕. 男 女 両. 子 子. 男 女 両. 子 子. 範. ・. 囲. 中. 央. 値. 群 群 群. 2 4 ~ 54 24 ~ 49 2 4 ~ 54. 40 .5 38 ,6 39 ,5. 群 群 群. 0 0~lo ,6 ,67 0 6 7 ~ 1 2 , .66 0 6 0 ~ 1 2 . ,66. 6 .32 6 ,70 6 5 ,5. 第2表 各群の得点の平均と群間比較 女 SD. 1 ふも蕎 ド鰹. 子. 平 均. 群 P. SD. 6 ,30. 38 .25. 5 .69. 2 ,49. 6 ,65. 、2 ,56. 平 均. <0 .2. SD. 39 .18. 6 .07. 6 ,49. 2 .54. ・ 究. 者. 第3表 他の研究にお ける Es 得点と RPRS〔S um〕 の平均 被. 験. 者. 大 学 院 学 生 (男) 男 子 正 常 者 女 子 正 常 者. 学生相談治癒者 (男・女) 学生相談未治癒・中断者(男) 正 大. 常 学. 者 (男・女) 生 (男・女). 人 数 40 226 315 13 8 20 30. Es. RPRS. 5 0 ,92 44 ,33 40 1 ,2. SD. 5 2 ,6 6 2 .1 6 .36. 研. Bar lon(i 953 ). Hathaway & Briggs. (i 95 7 ). Hathaway & Br iggs. 5 ,64 1 .93 47 .85 8 ,84. i ,99. 小 鈴. 田 田 川 木. 19 5 7 ) ( 1960 ) 1960 ( ) ( 19 65 ) 196 ( ) 5. 先ず 鮎 得点に ついて, 本研究の結果と従来の研 究の結果を比較 してみると 本研究の男子群 , , 女子群および両群の BS 得 点 の 平 均 は, Barron や Hathaway & Briggs の研究結果 よりも低く , 小川の研究結果よりも低い傾 向がみられる . Barron ( f t( 1 953 ) i95 7) ter & S皿1dland (1962) , Ta , Hathaway & Briggs (1957) , Get E の研究においては, 男子群の s 得点は, 女子群のそれよりも いずれも有意に高い結果が出され , ている, 本研究においては, 男子群は女子群よりも高い 藤 得点を示しているが その差は統計的 , t=1 5273) に有 意ではない ( , , Get teer. & Smldland は ,. このような従来の男子群の高得点は , 自我の強さそのものから だ. け で な く, 男 性 の も つ 文 化 的 役 割 か ら 説 明 さ れ 得 る か も しれ な い と 述 べ い る す な わ さ こ の Es . ,. - 44 -.

(5) . 自我の強さの二つの測度の関係についての検討. 尺度の項目に対する反応は, 反応者が種々の心理的, 身体的弱さを容認するか否認 するかという行 動を示唆するものであり, 男性は, その文化的役割上から, 弱さを認めたがらないのであり, その 結果 が 高 い 得 点 と な っ て 表 わ れ て く る と い う の で あ る, Got tosman (1959) は 藤 尺 度 と M MPI. のK尺度によっ て測定された心理的防衛性との間に 関係のあることを見出し, BS 得 点 はr「パ ー リ ンナティについての社会的に望ましい諸特徴を識別する能力」 を反映していると結論してい るが, Get d l ter & Sm l and は, 「男性が, 女性よりも, 社会的に望ましい反応を弁別する能力を, より 多 く 持 っ て い る と 信 じ る 理 由 は な い」 か ら, 男 性 の 高 い ES 得点は, むしろ, その文化的役割から 説 明 可 能 で あ る と し て い る わ け で あ る.. 本研究においては, 上述のように, 10%水準においても, 男子群と女子群との間に有意な差は認 められないという, アメリカの研究者の報告とは異なる結果が得られた, 本研究の被験者が, 大学 ldland 生という限られた種類のみであり, かつ, MMPI 全 項 目 を 課 し て い な い の で,Getter & Sul お よ び Gottesman の主張の本邦成人における適否を, 直接に検討することはできない, 次 に, RPRS 〔Sum〕 に つ い て, 本 研 究 と 従 来 の 研 究 の 結 果 を 比 較 し て み る と, 当 然 の こ と で あ. るが, 本研究の被験者は, 多田によっ て報告された学生相談室に適応上の問題で来談した大学生の 治癒群, 未治癒・中断群よりも, 高い傾向にある, )RS 〔Sum〕 の平均は, 鈴木 ( 1 ) の結果より低く, その差は0 しかし, 本研究の両群の RI 96 5 ,1 RPRS〔Sum〕 段階別被験者 数 か ら も 明 t;4,6 ) 3 88 第4表に示した %水準で有 意であっ た ( , 196 5 ) の結 果 よ り も, らかなように, 本研究の被験者の半数は皿とNの段階に含まれて, 鈴木 ( S ) の研究の被験者が, 〔 um〕 の低い者が多かった, その理由として考えられることは, 鈴木(196 5 謝金なしの被験者募集に自発的に応募してきた学生であるのに対し, 本研究の被験者は, 講義を受 講している全学生で, テスト被験は半義務的に課した仕事であっ たため, テストに対する動機づけ が前者の場合より弱いこと, および, 正常の範囲内であるが適応上問題をもつ学生が入りこんでい たこ と な ど で あ る, 第4表 RPRS〔Sum〕 段階別人数 被・. 田. 多 ( ) 19 6 0. 1 9 6 5 ) 鈴 木( 鈴. 木. (本研究). RPRS PRS 〔Sum R um〕 段階 〕 段階. 験. 者 1. 亘. m. IV. V. I V. 治 癒 者. 0. 4. 9. 0. 0. 0. 学生相談未治癒・中 断 者. 0. 0. 6. 2. 0. 0. 大. 1. 24. 5. 0. 0. 0. 0. 24. 29. 1. 0. 0. 1. 28. 20. 2. 0. 0. 学 生 相 談. 大. 生. 学. 学. 生. 要. と女子群との間には,RPRS 〔Sum〕 に関して, 有意な差は認められなか っ また,本研究の男子群, た, したものである, 第 5 表 は, RPRS 下位項目加重得点を, 男 子群, 女子群および両群に分けて示・. l〕 L〕の記号は, RPRS の下位項目であっ て, そ れ ぞ 〕 〔M〕 , 〔Co ,.〔FM〕 , 〔m〕 , 〔Sh, ,, 〔F, , 動物運動反応 無生物運動反応 れ, 人間運動反応, , 濃淡反応, 色彩反応, 形態水準評価を意味す , る, 第6表は, 従来の研究のうち, 本研究の結果と比較して興味のある多田と鈴木の報告をまとめ て掲げてあ る - 45 -.

(6) . 鈴. 木. 正. 義. 第5表 RPRS 下位項目加重得点 男 平 〔M〕 〔FM〕 〔m〕 〔Sh 〕 , l 〔Co 〕 . L 〔F 〕 .,. 群. 子. 均. S. 1 1 .4 0 3 .1 0 .35 1 7 ,8 1 6 ,3 1 0 ,8. 女 D. 均. 平. 1.03 0,66 0 .52 1 ,29 0 .95 0 .60. 子. 群 S. 1 .65 1 0 ,4 25 0. 1 .86 1,87 0 .61. 群. 両 均. 平. D. 0 ,95 0 ,60 0 ,52 1 ,34 1,00 0,66. S. 1 .52 0 ,36 0 0 .3 6 1,8 1,75 0 .71. D. 1 ,00 0 .63 0 2 ,5 1 .31 0 9 ,9 0 6 .4. 第6表 他の研究における RPRS 下位項目加重得点 多. 田. 学生相談治癒群 平 〔M〕 〔FM〕 〔m〕 〔Sh 〕 , l 〔Co 〕 , L 〔F 〕 ,,. 均 1 ,54 0 1 ,3 0,23 0,94 i ,43 1 .i9. 19 6 ( 0 ). 鈴. 学生 相談 末治. 大. 癒・中 断 群 均. 平. 0 ,38 -0 ,38 0 ,50 -0 ,04 0 ,54 0 ,93. 平. 木 学 均. 1 ,90 0 3 ,6 1.03 2 ,16 1 ,91 1 0 ,2. ( 19 65 ) 生. 群 S. D. Qm 0 .48 0 5 ,7 1,05 0 .86 0 ,45. 本研究の被験者は, 多田の研究の未治癒・中断群よりも, 〔m〕 〕 を除く他の項 目におい , 〔F,L. L M 癒 F て高い得点をとり, 治 群よりも, 〔 〕 , 〔 . ,〕 を除く他の項目において高い得点をとる傾向を 示した, 〔m〕については, 多田の研究において, 未治癒・中断群が治癒群より高いという予盾があ り, 〔M〕については, 治癒群と本研究の被験者との間には差がないとみられるので, 一応問題から 除 く と し て も, 〔F.L.〕に つ い て は, 多 田 の 結 果 と 本 研 究 の 結 果 と の 間 に は か な り の 差 が あ る の で ,. この点に関しては, 今後, 学生相談室来談者を用いて検討してゆきたい, 本研究の被験者は, すべての RPRS 下位項目において, 鈴木 ( 1 ) の研究の大学生鮮よりも 96 5 低い得点をとっ た, このことは, 先述のように, 本研究の被験者のテストに対する動機 づ け の 低 さ, および, 適応水準の低い者の 混入という理由によっ て一応理解可能である また RPRS 下位 . 項目得点の平均に関して, 本研究の男子群と女子群との間には, いずれの項目においても有意な差 は認められなかった, 第7 表 は, 本 研 究 に お け る Es 得点と RPRS 下位項目得点および 〔Sum〕 との相関を示してい る. 相関係数は偏差積法を用いて計 算されたが, 級間の数がi o以下の場合は修正が行な われた, 表 * 中 印は修正相関係数であることを示す, 第8表は, 多種の精神疾患者を被験者と して用いたAd ‐ ams & Cooper (1962) の 研 究 結 果 を 示 し て い る, Adams & Cooper は Es 得点と RPRS〔Sum〕 との相関だけでなく RPRS 下位項目得点と , ,. の相関を求めている, 彼らの用いた精神疾患群(1)は, 鑑別不能な精神疾患を含め8種類の精神医 学的診断に分類される患者から或り, 精神患疾群(1 1)は, 同様に12種類の精神疾患者から成っ てい る.. 彼らの研究においては, 精神疾患群(エ)と(1 1)との間で, 相関係数の変動が著しい, (工)群にお - 46 -.

(7) . 自我の強さの二つの測度の関係についての検討 *修正相関係数. 第7表 Es 得点と RPRS 得点との相関 男. 子. 群. 1. 〔M〕 ー 〕 〔Fル 〔m〕 〔Sh 〕 , l 〔Co 〕 , L 〔F 〕 ,, 〔Sun 〕 〔 1. 女. 1 <0 .00. R. 患 群 (工). Nコ29. 〔M〕 〔FM〕 〔m〕 〕 〔Sh , l 〔Co 〕 . L 〔F 〕 . 〔Sum〕. P. 0 6 .1. 4 0,5 - -0 0 ,9. 群. r. P. 0 1 7* .06 4 0 0 7 , 0* * 0 ,0734 3 2 0 1 1 , 49* -0 ,02 * 3 0 0 , 79 0 1 3 3 4 .. d. <0,2 <0 .01 <0,2. RS 得点との相関 ( Adams & Coo r 62 ) e p ,19. 精 神 疾 r. 両. P. * 32 0 5 ,0 * 0 0 8 0 6 , * 4 3 4 0 f , * 3 6 0 0 8 , * 4 0 0 0 3 , * 3 3 6 1 0 , 9 0. 12 3. <0 ,2. 第8表 Es 得点と. 群. r. P. * 0 2 1 ,07 * 0 0 9 4 4 , * -0 0 1 3 8 , 0 1 8 7 7 , -0,05 13* * 0 4 5 1 , 8 0 1 5 8 6 ,. 子. 0 ,01. 精 神 疾. 患 群 (江). N=36. r. 0 2 .3 0 4 0 . 0 ,11 0. 14 -0, 01 -0 .06 0 13 ,. P. 0 ,lo 0 ,02. l〕 は Esと0 5 い て 〔Co . ,4の相関を示し,1%水準で有意であるが, (耳)群においてその相 関 は -. 0% 2の相関があり, それは1 0,01という低いものである, (江)群において〔M〕と Es との間には0,3 FM 水準でとりあげ得る有意性を示すが, (1)群においては有意な相関はない. (n)群において〔 〕 と BS と は0 40の 相 関 を 示 し, そ れ は 2 %水準で有意であるが, (1)群においてはその〔FM〕は計 , 算の た め に 利 用 で き る も の で は な か っ た と い う 結果 で あ っ た, こ の よ う な 矛 盾 し た 結 果 か ら, 何 ら. かの結論を導き出すことは始んど不可能であり, 彼らも, この BS と RPRS 下位項目との相関に ついては, 何の考察も行なっていない, 〕得点であっ た, その 本研究の 場合, 男子群において, Es 得点と有意な相関を示したのは〔F,L. S E h t =3 ) 〔 〕と s との相関は 0%の有意水準 ( 1 0 また 7 7 0 1%水準で有意である 相関は . , ,2 , , . E t=1.3028 ) 写る程度のものであっ た ( でとりあげキ , 女子群においては, s と有意な相関を示す P R S R 項目はなく, 20 %水準でとりあげ得る相関もみられなかった. 男女合わせた両群において t=1,34 31 は, 〔Sh. 〕と〔Sum〕とが, BSとの間に, 20%水準でとりあげ得る程度の相関を 示 し ( , E L t ) F 2 結 局 コ3 8 4 ( t=1,366 〔 〕と s との間には れ た 4 1 1%水準で有意な相関が得ら ) , , . , , ,, F L 〕においてのみ得られた 1%水準で有意な相関は, 男子群および両群の〔 , . , 〔Sh, 〕は, 個人が, 保護, 所属, 愛情などの基本的欲求を, 忌 避, 無感覚, 拒否, 受容などのか er の主張の理論的根拠は, 鈴木 ( opf たちで処理する仕方, または, 処理能力を表わすとする K1 ) が指摘しているように, 余りにうがち過ぎて臆測を述べている感が強いので, 現段階では, 1 965 男子群で得られた BS との相関の意味は不明確である. これに対して, 〔F,L,〕 が現実検証機能の 健全度を示すという主張は, 多くのロールシ ,ッ′・研 究 に よ っ て 支 持 さ れ て い る と 言 っ て よ い だ ろ - 47 -.

(8) . 鈴. 木. 正. 義. ′ 男子群において 〔F L う, 本 研 究 に お い て は, Es は, , ,〕 と有意な相関を したが, 女子群において. 有意な相関を示さず, 男女合わせた両群において1%水準で有意な相関を示 した したがっ て そ , , の意味について確 実な結論をひき出すことはもちろんできないが, 今後の研究の方向について示唆 i を 与 え て く れ る, Crumpton, Cantor & Bat ste (1960) は, Es 尺度の因子分析的研究の 結 果 , この尺度が 「自我の強さ」 の測定法でなくて, 「自我の弱さの欠如」 の程度を測定する消極的方法 であるとの結論を得ている, Es 得点が, 不健全な自我機能の欠如の程度から評定された自我の強. さの測度 であるとしても, 本研究の結果から, 正常者においては, BS 得 点 が, 自 分 の バ ー ン ナ テ ィ体制と環境の諸条件との関係についての理解力を主な機能とする現実検証能力と, 何らかの正の 関係があることを推 定させるのである, BS 得点が社会的望ましさについての識別能力 と関係があ t t esman (195 るとする Go 9 ) の指摘は, 今後, 研究課題としてとりあげ追求する価値があると思 わ れ る, 先 述 の よ う に, Es 尺度と RPRS 各 項 目 と の 関 係 に つ い て は, Adams & Cooper の研究がある t & Bndi t (1964) と 小 川 ( が, RPRS 〔Sum〕 と の 関 係 に つ い て は, Endi cot cot 196 ) の研究が 5 t & Endi tは あ る, Bndicot cot 器質的脳障害者と知的欠陥者を除く心理療法可能な精神疾患者. , ‐=4 を被験者として, 精神分析療法を実施した群 (N=21 ) と, 心理治療待機群 (N 0 ) とにおける, Es 得点と RPRS 〔Sum〕 と の 相 関 を 求 め て お り 前 者 で は0 22 後 者 で は3 12を 得 て い る が , . , , , い ずれにも有意性を認めていない. 小川は, 分裂病群 (N;2 ) では0 0 8 , 神経症群 (N=20)では ,23 N 0.298 正常群 ( 2 0 ) では 0 1 4 いずれも有意ではなく .が, , . 8 の相関を得ている ,順位相関を用いた と こ ろ, そ れ ぞ れ, 0,194 , 0.414 , 0,308で 神 経 症 群 に 有 意 性 を 見 出 し て い る,. 上述の諸研究と本研究とを比較してみると, Es と RPRS〔Sum〕 との相関係数はいずれも相似 した値であり, 両尺度間に有意な相関を見出し得ないという共通の結果を得ることが できる, した が っ て, 両 尺 度 は, 同 一 の パ ー ソ ナ リ テ ィ変 数 を 測 定 し て い な い と 結 論 す る こ と が で き る, 4.. 要. 約. の BS 尺度と K1opfer の RPRS は, ともに, 自我の強さの測定法として提案され・ てい る, この両尺度が同一のパー ソナリテ ィ属性を測定しているならば, 両尺度間に高い正の相関があ ることが期待される, 本研究では, 大学生105人 (内女子5 1人) を被験者として, BS尺度68項目を Barron. 単 独 形 式 で 課 し, そ の 後, 個 別 的 に ロ ー ル シ ャ ッ ハ ・ テ ス トを 実 施 し た, Es 得 点 と RPRS 下 位 項. 目得点お よび合計得点との関係に ついて, 従来の諸研究と比較しながら, 検討を行なった その結 . 果は次の通りである. 1 ) BS 得点に関して, 本研究の被験者は, 従来の研究結果より低い得点をとる傾向がみられた ( , アメリカの研究者の結果では, 男性は女性よりも有意に高い得点をとっ ているが, 本研究では, 男 子群と女子群との間に有意な差は認められなかっ た, 2 ) RPRS 合計得点に関して, ( .本研究の被験者は, 学生相談治癒者, 未治癒・中断者よりも高い 得点をとる傾向がみられたが, 本研究者による大学生を被験者とし- た以前の研究結果よりも, 有意 に低い得点をとった. このことは, テス トに対する動機づけの弱さ’ 適応水準の低い者の存在など の理由によっ て一応理解され得るものとした, RPRS下位項目お よび合計得点に関して, 男子群と 女子群との間に有意な差は認められなかった, 3 )・両尺度間の関係については, 男子群と男女合わせた両群における RPRS 下位項目 〔F,L, ( 〕 と BS 尺 度の間においてのみ,1%水準で有意な相関が認められた.しかし, 従来の研究結果と比較 - 48 -.

(9) . 自我の強さの二つの測度の関係に ,ついての検討. して考えるとき, BS尺度と RPRS 下位項目と ,の関係に ついて, いくらかでも確実な結論をひ き出 すこ と は 困 難 で あ っ た BS 得点と RPRS 合計得点との間には 従来の研究結果とほぼ同じ値の相 . ,, 関係数が得られ, 有意な相関は認められなかっ た‘ したがっ て 両尺度は 同一の パーソナリテ ィ , , 属性を測定していないと結論した, Barron : 団go Strength Sca le. Phys icalfunct ioning and phys iol lstabi l i ty ogica. i53( 20 ) ここ2, 3年だいたい健康です,. (T). 51( 10 ) 人一倍健康です. (T) 、 1 74( 21 ) 気が遠くなるようなこ とは, 一度もありません (T) , 18 9( 24 ) いつも体じゅ うが弱っ ているような気がします (F) , 1 ) 手が不器用になっ たり, または思うように動かなくなっ たりしたことはあまりせん 8 7( 23 , ’. (T). ◆. 34 (6)しょっ ちゅ う咳 (せき) をします. (F) 2 (1) 食欲は普通です, (T) 14 )月 に何回か下痢 (はらくだし) をします (F) ( 2 , 34 1( 39 ) ときどき, 音に対して敏感で困ることがあります, (F) 36(7) 自分の健康 について, そう心配することはありません (T) , 43(8) 眠りがとぎれがちで, よく眠れません, (F) Psychasthenia and seclusiveness▼. 38 4( 4 7) 私は, 誰に対しても自分のことをざっ くばらんにうち明けることが, できないように 思います, (F) 4 8 9(56 ) 悲しみや心配ごとからい つまでも抜けきれない人に同情 します (F) , 236(32 ) だま っ て考えこむ方です. (F) 1 2 7( 28 ) 何かにつけてよく心配する方です, (F) 1 00( 16 ) どうしたらよいか決心が つかない問題 (できごと) によくぶつかります (F) , 23 4( 31 ) カッとなりやすい方ですが, そのあとすぐケロリとなおり ます. (T) 270(38 ) 外出するとき, 戸に錠をかけたか, 窓をしめたかなど気になり ません (T) . 35 9( 43 ) つまらない考えが頭に浮かんできて, 幾日も悩まされることがときどきあります (F) . 344( 40 ) 知 っ ている人を見かけても, 顔をあわせないように, 道をさけることがよくあります . ・. (F). 41( 2 ) 人にかくしていることがらを, よく夢に見ます, (F) 33 At i ig ion t tudes toward rel. 1 95( 5 ) 私はたいて・ い日をきめて教会 (またはお寺やお宮) にゆきます, (T) 8 4 8( 55 ) 毎週何度かお祈りをします. (F) 4 83( ) キリス トは, 水をブ ドー酒に変えるような奇跡 (きせき) を行ないました, (F) 54 11 5 8( ) 世の中のことは, すべて聖書の予言者の言うとおりになりつつあります, (F) 4 20( 50 ) 私は, ふしぎな宗教的体験をしたことがあります. (F) 2 09( 2 7) 私の犯した罪は許しがたいものだと思います, (F) MoraI Postlure. - 49 一.

(10) . 鈴. 木. 正. 義. す (T) ) ペテン師 と勝負して, 逆にいっぱいくわせてやりたい もので , 10(4 9 4 22 181( ) たいくつするとさわぎたくなります, (T) より後悔 することが多いよう 14 ) 私は後悔する ような ことをよくやります (私はどう もひと 94( F です) ,( ) T ) 悪い人だ なと思 っても, その人と親しくつきあ えます. ( ) 36 25 3( 対したくな 1 7) 親分ぶ って威張 っ ている人に対しては, その人の言い分が正しくても, 反 109( ります, (T) 26 ) 浮気をした い. (T) 208( 5 2 ) 私は異性 (男なら女) に心が ひかれま す, (T) 430( 64 ) ス トリッ プ・ショウのよう なものは見たくありません. (F) 8( 54 ) 性 (セッ クス) の話を するのが好きで す. (T) 1( 30 23 45 ) 女がタバ コを吸うのはいやなも のです, (F) 3 78( 42 ) 愛する人 をいじめて楽 しむことが ときどきあります, (T) 5( 35 Sense o i f real ty. 6 )私は非常にふしぎな体験をしたことがありま す, (F) 33 ( 41 ) 私は, 独特の普 通と変った妙な考えを持 っていま す. (F) 34 9(. な ) ち ょ っ と の 間 ぽ う 一 と な っ て 何 も で き な く な り, ま わ り の で き ご と が わ か ら な く っ 35 25 1( てしまうことがありま す, (F) )ひとといっ しょにいる と, 奇妙な 話が聞えてくるので困りま す. (F) 48 ( 9 F 3 )ときどき 急に笑い出した り, 泣き出 したりして, とめられないことがあ ります. ( ) 22 ( 25 ) 歩くときに, 体がふら≦ らすることはあり ません, (T) 192( 1 2 ) 体のど こかに, 焼けるような感じがしたり, ひりひり痛んだり, むずむ ずしたり, しび 6 2( れる感じ のすることがよく あります. (F) 1( 6 2 ) 私の皮膚 (ひふ) は異常に敏 感です, (F) 54 l i Personal adequa ty to cope cy,abi. 48 ) 私の 計画がむずかしすぎて, あきらめねばなら ないことが よくあります, (F) 9( 38 ) 議論になるとすぐ言い負かされてしまいます. (F) 13 82( 32(4) ひとつの仕事に心を集中することは. なかなかでき ません, (F) 34 ) 私のやり方は, ほかの人か ら誤解されがちです, (F) 244( 555 (66) と き ど き 自 分 の 体 が, メ チ ャ メ チ ャ に ま い っ て し ま う の で は な い か と 思 う こ と が あ り. ます, (F) 63 44( ) いつも疲 れているような感じがします. (F) 5 1(3 ) もし私が画家だっ たら, 花を描きたいと思います, (F) 7 26 65 ) もし私が画家だっ たら, 子どもを描きたいと思います. (F) 554( 18 13 ) 花を集めたり, 植木いじりを するのが好きです, (F) 2( i ) 私は料理をすることが好きです, (F) 140( 9 ) ほかの人がまちが ったことを言ったときには, 私はそのまちがい をなおしてやろうと 46 380( ( します, T) i l i Phobias es e anxi et ,infant. 44 ) 火はこわくありません. (T) 36 7( - 50 -.

(11) . 自我の強さの二つの測度の関係についての検討. 1 5 25(6 ) 私は, ある種の動物は気味悪く感じます (F) , 0( 51 5 8 ) きたない物を見る と, ぞっとして胸がむかむかしてきます (F) , 4 94( 5 7) 便所や閉めきったせまい所にいるのがこわい (F) , 55 9(6 7 ) 真夜中に恐ろしくなっ て目をさますことがよくあります (F) , D燈sce l laneous. 2 21( 29 ) 科学が好きです, (T) 3(5 51 ) 家康 (Lincoln) は 秀 吉 (Washington) よ り も え ら か っ た と 思います (T) 9 , 56 1(68 ) 乗馬をとてもしてみた いと思います, (F) 45 8(53 ) 子どもの頃一番身近な男の人 (父, 総父など) は非常に厳格でした (T) , 4 21(5 1 ) 家族の中には, たいへん神経質な人がいます (T) , 15( 6 0 5 ) 私のうちでは, ふだん必要な物 (食料品, . 衣服など) はいつも間にあっています. (T) 各項目の前の数字は原版冊子式 MMPIの番号, 括弧内の数字は本研究の単独形式質問紙におけ る番号を示す, 各項目の後の括弧内の記号は, それぞれ, T (はい) , または, F (いいえ) と回答 された際に, その項目に対し1点が与え られることを示す , K1opfer: Rorschach Prognos ti ing Scale c Rat. 〔M〕 各M各応は, 次に示す3つの規準に従っ て点が与えられ, それら3つの点の平均を そのM反応 , の点数とする, 規. 準. 1 , 空間における運動の量 a. 生 活 空 間 の増 加 (ダ ン ス を す る, 走 る, 話 し 合 う, 指 さ す な ど) … … … … … … … … … …, ,1. b, 生活空間の減少(おじぎをする ひざまずく 泣く うずくまる すべてのHd反応など)…% , , , , c,. 単 な る 生 存 (眠 っ て い る, 横 た わ っ て い る, 坐 っ て い る) … … … … … … … … … … … … … … 0. 2 , 運動を見ることの自由さ a, 自 発 的 に 運 動 を 見 る … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …, ・“J1 .. b, 運動の表現に媒介的な手段を用いる (誰かが歩いている絵) …………………………………% c, 質問段階でしぶしぶ与えられる,あるいは,場面の論理的構成からのみ結果として生じる…0 3, 文化的へだたり a, 近接文化領域内の現実性を有する人………………………………………………………………l b 文化的へだたりのある現実性を有する人物 その文化領域内で普通の空想的 な 人 物 像 , , , 装 具 に よ っ て 定 際 上 人 間 の 形 が か く さ れ て い る 人 物 像 (ミ ッ キ ー ・ マ ウ ス ス ー パ ー マ ン , ,. 潜水服を着ている潜水夫) …………………………………………………………………………… % C, 特異な空想的人物像, 文化的, 歴史的に極端にへだたりのある人物 (ネアンデルタール人 な ど) … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …, ・”… … …・ ,O. M-の反応には 「1点を与え, 他のM反応は以上のように計算し これらの点の代数和を粗点 , とする. この粗点は次の表により加重得点に換算される. Mの 粗 点. 加 重 得点. 5 ~10.9… …・ ・ ・… … …・… … …・… … … … … …--・ ・ ・”・…=…”… … … … …・… … …・ , , ・… … …,…・…・3. ー 5f -.

(12) . 鈴・ 木. 正. 義. 3 ~4,9あ る い は11~15.9… … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … 2 1 ~2,9あ る い は16~20.0… … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … l i よ り 小, あ る い は20よ り 大 … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … 0 0 よ り灯←・… … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … 一 1 =. 〔FM〕. 各FM反応は, 次に示す3つの規準に従 っ て点が与えられ,それら3つの点の平均点を,その FM 反応の点数とする, 規. 準. 1 . 空間における運動の量 a, 生 活 空 間 の 増 加 (走 る, 跳 ぶ, う な り 合 う) … … … … … … … … … … … … … … … … … …・”… i. b, 生活空間の減少 (うずくまる, 身をかがめる, うつぶせる) …………………………………苑 c, 単 な る 生 存 (眠 っ て い る, 横 た わ っ て い る, 坐 っ て い る, 立 っ て い る) … … … … … … … … 0 2. 運動を見ることの自由さ 」… … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … i ・ a, 自 発 的 に 運 動 を 見 る … … … … … … … … …・. b 運動の表現に媒介的手段を用いる (飛んだり, 登っ たりしている動物の絵, トーテムの動 . 物の像) …………………………………………………………………………………………………髪 c, 質問段階でしぶしぶ与えられる, あるいは, 場面の論理的な構成からのみ結果として生 じ る””””=”””---“=”””””””=”””””””“”=”“”””“””””“”=”””“”“””””””““”” 0. 3 . 文化的へだたり a. その文化領域内で普通の現存 する動物 (犬, 熊, 猫, カニ, 象, ライ オン, クモ, 猿) …l b 現存する珍しい動物, 普通の絶滅した動物, その文化領域内で普通の空想的動物 (恐竜, . ミ ッ キ ー ・ マ ウ ス) … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … %. C. 特異な空想的, あるいは, 文化的に極端にへだたりのある動物 (ペガサス, 地獄の門の番. .. 犬, ア メ ー バ -) … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … O. 1点,を与え, 他の FM 反応は以上のように計算し, これらの点の代数和を の反応には一・ 粗点とする, この粗点は次の表により加重得点に換算される, FM. 加重得点 ‘ “………………………………………”1 2 以上………………………………………………… ………・ ‘……………・0 M FM ・ 以 上……………………………………… 粗点が 組点の2倍 1~1.9あるいは. FM の粗点. 0 ~0,9 … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … ー 1 0 よ り月←・… … … … … … … … … … … … … … … … … … … “…・… … … … … … … … … … … … … … … ー 2. 〔m〕 各m反応は, 次の規準のうち1つに 従う て点が与えられる. 1, 自然の, あるいは機械的な力 ・l a. 引力に抗する力・(爆発, ロケッ ト, 機械的運動, 自動湯沸し, 火山) ……………‘………・ b 安 定 な 岩) … … … … … … … … … … … … … … … 裟 . 引力 に よ る と き (落 ち て く る, 落 ち そ う な 不. 2. 抽象的な力 a. 無生物に投影された表情 (悪魔的な表情をしたカボチャ) ……………………………………l b 反発力, あるいは, 吸引力 (「これが2人の人を引き離したり一緒にさせたりするので , す」 とか 「これはすべての力が発する芯となるものです」 というような反応) ………………% - 52 一.

(13) . 自我の強さの二つの測度の関係についての検討. c. 力の消散 (図段皿の下 部のDに 「とげるアイスクリ ーム」 図版醜に 「悪くな た食事」 っ , と い う よ う な 反 応) … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …‘… … … … … … … … … …, ,O. Fm一 反応には-1点を与え 他のm反応は以上 のように計算し これらの点 の代数和を粗点 , , とする, この粗点は次の表に より加重得点に換算される , mの粗点. 加重得点 3 ~5.9 … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …”….”,2 1 ~2,9あ る い は6 ~10 0 … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …,・… … …… …………1 , 0 ~0,9あ る い は10 0よ り 大 … … … … … … … … … … … … … … … … … …, … … … … … … , … … … …0 0 よ りdト …・… … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … ……ー1. 〔Sh,〕 濃淡に関する各項目は次のよう に点が与え られる 個々の点数の代数和を求め その合計を 項 , , 目数で割り, 3倍する この際 その項目が1つの反応に対するものか 全記録 の特性に対す , , る , ものかに無関係 になされる その点数が 濃淡反応の 加重得点である . , , 反. 応. Fc (暖 か さ 柔 ら か さ 透 視) , ,. 評. 点. … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …”=・ ・I. FK … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … ………… ………… … …. …, ,4. Fc 否定………………………………………… ……‐ ‐………………”………………・…………. ……%. Fc (冷 た さ 固 さ) ,. ………… ……………………… ………………… …………………… … ………% K,KF… … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …”… … …,O. Fc(色彩として使用された濃淡) … … … … … … … … … … … … … … … … …… …………… …… -%. Fk,kF k… … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …………… …… ……… …… … … 一兆 , cF … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …………… …- 狗. Fc -- ……………” ・…………′………………………… …………………………… …………………,ーI FK - … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …”…・‐ I. Fc(不健全な状態にある内臓) … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …・ , ,ー I C.……………… …………… …………………………………………………………………… ……, ・‐1. 全記録の特性 濃淡回避… ……………………………………………………………………………………………. …-% 濃淡への感 受性の欠如”……………………………………… ………………………… ………… …・一1 l 〔Co ,〕 濃淡反応の場合と同じ計算法である ,. FC. … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …‐ ‐… … … … … … … … … … … … … …“”・ ・ ,I. CF (爆発的, あるいは受動的) ………………………………………… …………………… ………莞 Cdes … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …… ……… ……… …. … ………拘. ‘…・ 色彩否定…………・ -……………… ……………………………………………… …………… ・. ……,狗. Qsym (昂 揚 的) … … … … … … … … … … … … … … … … … … ……………………………………. …… %. 反応としてとり あげられな い不快感を示す色彩に関する感想 (図版nに 「その赤は無 意味です 」 とし〉う よ う な 反 応) …÷… … … … … … … … … … … …-… … … … … … … … … … … … … … ……………% ・. F←→C (こじ つけ的結合 あるいは無造作な結合) ,. … … … … … … … … … … … … … … … … …・ , ,O F/C C/F… … … … … … … … … … … …‐ ‐… … … …‐ ‐… … … … … … … … … … … … … … … … … …, , , ,0. 一 53 -.

(14) . 鈴. 木. 正. 義. Csym (抑 う つ 的) … … … … … … … … … …・… … … … … … … … … … … … … … … … … … … … …・ ・一 物. 不健全な状態にある内臓とし て 用 い ら れ た 色 彩 … … … … … - … … … … … … … … … … … … … … - % CF (何らの感情をも伴わずに与えられた爆発的反応) ………………………………………・ ‘-狗 ・ FC- … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … - I CF一 … … … … … … … … 川 … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … - I C, Cn … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … ー 1. 色彩混交………・ ’… … …………………………………-……………………………………………ー1 F L 〔.. 〕 各反応について普通の方法で形態水準の評定をする, そして, 次のように修正する場 合 を 除 い て, 平均形態水準評点が加重得点として用いられる, 1 , 記録中に, 形態水準 を 「弱める」 明細化 (その反応の形態水準評点が0 ,5減点されるような明 細化) が生じた時は, 全記録の加重形態水準評点から 0.5 減 点 す る. 2, 全記録中の最低の形態水準評点が負数であり, それと最高の形態水準評点との差が3 ,0以上の 時は, 加重得点から1,0減点する, 前 記 の 2 つは, 1つの記録に累加して用いる, すなわち, 前記の2つが, 1つの記録中に生じ. 3,. た時には, 平均形態水準評点から1 .5を減ずる, S I Proglostic Score) 〔 um〕 na , すなわち, 予後評定総点 (Fi 予後評定総点は, 前述の6個の加重得点の合計である, 予後評定尺度の異なっ た段階に対して, 試みに次のような意義を付した, 範. 段. 囲. 階. 意. 義. .. 17~13. 工 … … … 少 し の 助 力 を 必 要 と す る だ け で, ほ と ん ど 自 力 で 立 ち な お る こ と の で き る. 12~ 7. 江……・ ・自力で問題を解決する点では, 前記のものほど良くないが, ある程度の助. 6~2. m………確率は%より大, いかなる治療も何らかの助けとなる, I V………確率は拓.. 有望なケース. 力 に よ っ て か な り 良 く な る, -2 1 ~- - 3ト ・- 6. V………困難なケー ス, 少しは良くなるかもしれないが, 一般 に予 に予想はよくない.. - 7^ J-i2 VI… … … 望 み な い ケ ー ス. .. 文. 献. i Adams easuresof ego strength and prognos s for psychotherapy t ー , G,D, Threel , 日, B, & Cooper ,. l i J ] 0 ‐ 一49 4 2 n . ,196 ,c ,Psycho ,18 ,49 , Barron 1 t 1953a,17, 235-241, , F,sometestCorre1atesof responseto therapy , ,J.consul , psycho ,, Barron, F, An ego-strength scale whi l ts response t t ch predi c o psychotherapy , .J ,cousul . Psycho ,. 53b,17 7一333 19 , 32 , ’ crumpton, E, or , , Cant ,J . M. ,& Batiste, C. A factor analytic study of Barrons ego strengthscale. i l J l 96 0 83-291 n , .c .Psycho ,1 ,IB ,2 , i i ing Endi t t t cot cot c entsus reated and untreated pat on ofimprovementint ,J , N, A, , & Bndi ,Predi i i t R t the Rorschach Prognos S l l c a ng c t ae 6 48, 4,2 8,342-3 ,19 .J .consul ,Psycho , Ge i t ter c outcome ,J , H, , & sundland, D. M.The Barron ego strength scale and psychotherapeut . P h l t 9 6 2 1 9 c o 1 6 5 consul s 2 y . , , , , , ・ Gbt idat i t l tesman,1 on of theeg ( } ÷strength scal e reconstructval , ,1 ,Mo .J ,consul . Psycho ,1959,23,. -5 4-.

(15) . 自我の強さの二つの測度の関 嫌こっいての検討 6 42-34 3 .. I l中. Psycho l ca es J iv data on neW MMP1s t ,c ,J iggs Hathaway , P, F, Some no m a e , S, R, & Br. 4-368 57 I9 , ,36 ,13. j ing Scale i t P c Rat , ,pro .j , G, Rorschach rognos sham, W. ,& Baker rkner K1 opfer , E,J , , Wi , B, , Ki. 28 5,4 25一4 T桝 h 1,1 ; , ,195 ,. s cんαCた 九 飴e Ror l, R, R, D例解OP筋βれお f oPfer , W, G, , & Hot , K1 K1 opfer , AinsWorth, M, D, , B, 54 ldBややk cb l 『 ,19 e . , eCん元老聖‘ , wor ,1 , vo. 小川捷之. 6 5 紀要,19 , 第目巻,107 r ength) の測定に関する研究,東京教育大学教育学部 自我の強さ (Ego St. 2 一12 , 小川捷之. 大学教育相談研究所. h t ) の測定に関する研究一文献的研究一, 東京教育 t ng r e 自我の強さ (EgoS 6 教育相談研究, 196 , , 第7集, 67一84 t l form. J , l ludividua . consul e in al idi ty ofthe Barron ego strength scal Si lverman ,J , The val. 3, l ‐ 一53 Psycho 9 63 ,1 , ,21 532. 1 9 6 5 道学芸大学函館人文学会人文論究, , 鈴木正義 クロツパーの自我の強さの測定法についての-検討,北海. 6号, 53一73 第2 . 0 6 , の妥当性, ロールシャッハ研究, 19 ,3 , 90一98 多田治夫 学生相談におけるロールシャッハ予後評定尺度. l t ety index sh anxi . .j . consu e and the wel t rength scal idi ty ofthe Barron ego÷s ft Ta , R, The va1. 4 9 7一2 l 5 7,21,24 Psycho , ,19 ,. - 55 一.

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参照

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