NII-Electronic Library Service
古 典 力
学
と
量
子
力
学
と
の
関 係
村
田良
夫
*The
Relation
between
Classical
Mechanies
andQuantum
Meehanics
Yoshio
,MURATA
By using the
formulation
of quantum mechanics with classical pictures, the motion of aquantum
is
analysedfor
linear
harmonic
oscillator.
On
this occasion itis
postulated that thequantum
mecha・
nical momenttlm of thequantum
is
approximately equal to the corresponding classical mechanical mo・
mentum in the region of va!idity of the coordinates.
According
to this analysisit
is
shown that thequantum
mechanical motion well corresponds to the classical motion,
and thatthe
wave equationdetermines
the ass iated wave along the whole orbit of the quantum in the co 面 guration space and the uniqueness of the wave tllroughout the orbit plays an important rolein
quantum
mechanics.
Inaddition to the abDve
,
an attemptis
madeto
皿ake dear the wel1・
known
fact
that class 玉cal mechanicswith the quantization gives apProximately the sa皿 e results as quantum mechanics
.
§
1
.
ま え が き1952
年にBohmi
) , 高 林2 } な どによ り粒子の軌 道の存 在を示唆する ような,
古典 的 描 像 を もつ量 子力学の理論 形 式が展開 されたが,
いわ ゆ る quantum Potential の 効 果が複 雑であるた め に粒 子の量 子力学的な運 動が具 体 的に はほ とん ど調べ られて いない。 そこで , こ こで は上 記の理論 形式に した が っ て,
もっ とも 簡 単な一
次元の調 和 振動 体に関 し て粒子の量 子力学的な運動を分 析し, 古 典力学と量 子 力 学の 関 係につ い て 考 察 する。 ま ず,
§2 で は理 論形式を概観 し, 粒 子の量 子力学 的な運 動 量を定 義 する。 つ い で, §3
で は 古 典 力 学に よっ て粒 子に附随 する古典 的な波 動をつ く り,
通常のSehr6dinger
の波 動 関数と 比較 するこ とに よ り, 紋 子の古 典 的 な 運 動 領 域 に お い て は 両 者の 間に極め て よい対 応が あること を示 す。 §4
で は こ の対 応に も とつい て量 子 力 学 的 な 運動量 は古 典 的な粒子の運動領 域で は, 近 似 的に古典力学的な 運 動 量に 等しい と仮 定 するこ とに よD ,
量子 力学 的な運 動 量 を一
意 的に定め, 粒 子の運動を調べ る。
そ して,
量 子 力 学的 な粒 子の運 動は古 典 的な運 動に よく対 応して お り,
量子 条件を加え た古 典 力学 が 量子 力学の よ い近 似と なっ て い る意 味を 明ら かにする。 ま た,
波 動 方程式は粒 子の軌 道にそ う附 随 波 を決定するものであり, こ の波 動 が一
意 的に定ま るべ きで ある とい う要請が波 動関 数に対 する通 常の境界条件に相 当 す るこ とを 示す。 §2.
量 子 力 学 的 運 動 量t)mス ピ ン がない質量
Pt
の粒子 が ポ テ ン シ ャ ルV
(r)の 作用 を うけてい る場合につ い て理論の概要を述ぺ る。 こ の場 合のSchr6dinger
方程式 にht
一
至〆
ψ(「)+v
ω ψ(「)=E
ψ(「) ψ(r)− R(r)・x ・匸
XS
(r)]
(2・
1
) (2・
2) を代入する と, つ ぎの 二つ の基本 的 な方程 式 が 得 られ る。毒
・・S
)2・(
ht
dR
TL −
2P
R
)
− E −
・ …3
・ * 助 教 授 物理 学 科div
(Ri
クS
)』0
(2・
4
) こ こ で, R2
を粒 子の 位 置の確 率 密 度 と み な し, 量 子 力学的な運 動 量 P が 」P≡
クS
(2・
5) で与え られる と す れ ば,
S
は運動量ポ テ ン シ ャ ル である と考 えるこ とがで きる。 すると,
(2・
3
)より次式が得ら れる。一 25 一
N工 工一
Eleotronio Library留
一一7
(
V −
2
μR
)
・ ・…
したが っ て, (
2・
3
),
(2 ・
4
)は 運 動量ポテ ン シ ャ ルS
に 属 する粒 子の軌道の集 合 を 表 現 し, その軌道は ポ テ ン シ ャ ルV
に量 子力 学 的な効 果と み られ る quantumpo ・
tentia且一h2
dR
/2
μR
が加わる と し て,
古 典 力 学に よっ て決定され る と 考 えて よい。 そ して, 任 意の解S
,R
が 求め られれば,
(2・
5
)を積分 す るこ とに よ り個々 の軌 道 を定め うる。(
2・
3
),
(2・
4) を満足 する解 を 直 接に求め るこ と は困 難 であるが,Schr5dinger
方 程式の解が知られて い る場 合 }こは (2・
2)から P,
8
は ・一
音
・・[
立
ψ*]
・
− h
・・L
咢
]
に よっ て 得られ る。 こ こで, (2 ・
7
) (2・
8)ψ* は ψ の複 素 共 軛で あ り
,
lrn
は虚数部 を と るこ とを意 味 する。量 子 力 学に おい て は
,R
,S
が得られ れ ば, 問題は完 全に解けた ことに な り, 個々 の軌道 を 求め る 必要が ない とい える。 し か し な が ら, 量 子 力 学 的 な運 動量 P を 求 め うれば, 古典 的な描 像の もとに古 典 力学と量 子 力学の 関 係を み るこ とがで きると思わ れ る。 実際に は, 多くの 例につ い て具 体 的に こ の関 係 を 示 すのは困難で あ る が,
一
次 元の 調和 振動体の場 合に は ある程度まで 粒子の量 子 力学 的な 運動を分 析 する ことによ り,
古 典力学との対 応 を み るこ と がで ぎる。§
3
・ 古
典 的 な 波動
(2
・
5)は古 典 力学 的に は 作用S
と 運動 量との関 係 を 与え る もの とみ られ る か ら, 古 典 力学に し たがっ て (2 ・
2
)に対 応す る 古 典 的な 波 動をつ く り,
通常の波 動関 数 と比 較し てみ る。一
次 元の 調 和振 動 体の エ ネル ギー
方程式E 一正
+ μω 2 ・2 2μ 2 に より, 運 動量はつ ぎの よ うにな る。;
(=
±P (x,
E
) x,B
)=
μω》αL ”・}
ただし, α は 振 動体の振幅でα
一
標
(3・
1
) (3・
2
) (3・
3
) である。 作 用S
(X,
E
)をつ ぎの ように定 義する。
s
(x・
・E
)==∫
z
.
P (x・E
)d
・一
噐
ノ
・一
+・・n
−
・2
・9
}
・・… この場合に は (2・
4
)か らR2 ・
dS
/dx
は一
定であるか ら,R
はつ ぎの式で与え られる。R2
(x)=
1
釜
「
詣
(3 ’
5
> こ こ でj
。 は定数で ある。
一
次元の調 和 振 動体 に 対し て,
つ ぎの 波動を 定 義す る。 の・ ω一
黜
・x ・[
XS
]
一
・x・[
一
詞
}
(3・
6
) (3
・
4
),
(3 ・
5
)を 上 式に代入すると,
S… (x)一
…一
…−
a
−
…S
・{
(i
x!)=1 gbnel(x) (・のSn
…一
・・+ ・・欄
・一
(
α)
2 +・・n−
・詈
・9
}
(3・
8) こ こでjo
/ω;1
とし ,E
≡11En=
海ω (n 十1
)(n >
− 1
)(3
・
9) とおい た。 n は一
1 より大きい任 意の実 数である。軌 道を 通 して こ の波動が
一
意 的に定ま る ときを定 常 状 態とすると,
こ の定常 状態に対する条 件は・x・
[
is
(a・
・E ・)]
一
・x ・[
一
;
S
(・・E
・)]
一 ・ す な わ ち,
S
(α,
E
。)= πh (N
+1)(
N
: 整 数 )(
3・
10) とな る。 し か るにs
(c…En
)一∫
二
!
(x・・E
・)dx
>o
であるか ら,
N は0
または 正整 数でな け れ ば な ら ない 。 また, (3・
4), (3・
9) よ り πen
s
(α,En
)= = π充(n 十1) ω であるゆえ, n== ヱ
V
で ある。 した がっ て, 定 常 状 態の 条件 (3 ・
10)は つ ぎの式で表 わせ る。∫
1
.
P (x・
・En
)dx
−
・鰤 + ・) (n一
α 塙…
) (3・
11) これはSommerfeld
・
Wilson
の量 子 条 件 と 完全に一
致 する。 した がっ て, 定 常 状 態の 古典的な波動 関数はo
。・・(。)一
(。・−
x・)−
1
・ …[
・・+1
・{
lt4
・一
(
詈
}
2 + …−
1諺
}
]
(3・
12
) で与 え られ,
その エ ネル ギー
はq
一 26 _
)
NII-Electronic Library Service 古典 力学と 量 子 力 学 との 関 係 (村田良 夫 ) 1 00z
=
1一
2一
3一
4」
2 3 4一
4−
3−
2−
l O 1 (ππ
/) 2 3 4 432 20z=
12
一
3【
4[
一
4−
3−
2−
1 0 1 2 3 4−
4−
3−
2−
1 0 1 2 3 4(n
_
3)(”
i4
) 第1
図 古 典 的な波動 関数 ψ評 (x)の概 形。繍 ま ・
イ
争
黼 ・ ・。・・(・)・欄 値・ ・一
・−
eEn =h
ω (n 十1
) (n =0,1
,2,
…
) (3・
13
> である。 n=0,1
,2
,3,
4 に対する gb。 cl (x)の概形 を第1
図に 示す。 対応する量 子力学 的な 波動 関 数の形と比較する と8),
古典的 な粒子の運 動 領 域に お い て は両 者の間に非 常に よ い対 応が ある こ とが わ か る。
§4.
量 子 力 学 的 な 取 扱い (2・
4)お よ び (2・
4)を m につ いて微 分した式を用い る と,一
次元の 調和 振動 体の量 子 力 学 的 な 運 動 量 P ,E
)が満足する方程式は・e
{
・・
籌
一一
⊇
儒
)
21 ・・P・ …−
q2・一 ・ ・・… となる。 た だ し92≡ qE(x・・
E
)一
・・(
・」亨
2)
(… ) であり, 古典的な運動領域に おい て は古 典力 学 的 な 運 動 量の 2 乗に相 当 する。 量 子 力 学 的 運動量を一
意 的に定め る ため に,
初期条 件とし て p(X,
E
り はつ ぎの条 件 を 満 足 すると 仮 定 する。磊
欝
二
鬻
諾
}
(4・
1)および (4・
3)か ら, さ らにつ ぎの初 期 条件が導き 出され る。d2
d2
3
瀛
q2(o,
E
)魂
互ρ(o
・E )=
±’
2
’
α(o
,、E
)=
ttO (4・
4) これらの条 件は §3
で示 されたよ うに 古 典 的な波 動 関 数が 量 子力学 的 な波動関 数 とよ く対応し てい ること, お よび (2・
3)は劃
翌
L
。IE
一
γ1
一
27一
N工 工一
Eleotronio Libraryの極限で は古典力学と 同意 義の方程式に な る であろう と の推測に よっ て仮定した ものである。
(
4 ・
1
)を直接に解 くこ とは困難であるが,一
次元の調 和振動 体に対するSchr6dinger
方 程 式の解を 利 用 して p (X,
E )を決 定す るこ と が で きる。一
次元の調和 振 動体に対 するSchr6dinger
方程式一
器
雲
+ μω1
炉 ψ一E
・ ・・… に おい てE
曇En − h
ω(
1n 十一
2
)
・
−
4
争
とおく と,
つ ぎの式 を う る。盤
・(・n+・一
・・)ψ一
・ (4・
6) (4・
7) (4・
8
) ただし,
n は 任 意の実数である。 こ の方 程式は よ く知ら れ てい る ように, つ ぎの一
組の基 本解をもつ 4}5〕 。1
:
:
二
:
二
:
:
:
鴇
繭
:
1
)
}
(4・
9
) こ こ で,F
(α,b
, Z2)は合 流 型 超 幾 何 関 数F
(a・
b
… )一
急
乃子
(黠碧
i
ナ
喚
吉
缶
弖
、
)(x2) k (4 ・
10
) である。
(4 ・
8
)の一
般 解は ψb ψ2 の一
次 式 で あり,
各 々 が未知の実
係数を2個ずつ 含む。
し た が っ て,
(2 ・
8
) を用い て p(X,En
)の一
般 解を求め る場 合に は 未知の係 数は3
個である。 そ こで,一
般に は p(x,
En
)はつ ぎの よ うに書ける。 P,。,
、E 。
,..
=
±h
・。1
(1畿
鵲
i
欝
}
h
・・一
・β・體
蝸 」謝
±
1
(1
+i
。)ψ、+(β.ir
)ψ、1
・( 4
’
11) ところが, ψ1,
ψ2 は (4 ・
8
)の基本解 で ある か ら そのWronskian
は定 数である。 した が っ て,
・・x,・… 一 ±
1
(、.認
編
。、, (…2
・ こ の式の未知の係数
α,β,r
は (4 ・
3
)お よび (4・
4
)の初 期条 件に よっ て 定 め ら れ,
a = β=O
, γ=
》2
π+1 と な る。 したがっ て,
量子 力学 的な運 動量は P(x・
・En
)一
±亙
瓦
講
鴇駕哉
伽 )}2 (4・
13
) で与え られる。 逆に,
こ の p(x,
En
)か ら古 典 的 な 方 法 と対 応 を と り つ つ , 定常
状 態の波動
関数を構成するこ とが で ぎ る。 ま ず, (2 ・
5
)より古 典 力 学 的に は作 用に相 当 する運 動 量ポ テン シ ャ ルS
をつ ぎの式で定め る。・ ・x・・E”・
一
S
= P・x・跏 (… 4) っ ぎに, (3 ・
6)に対 応さ せ てエ ネル ギー
が 現 の粒子の 運動に附随する波動を ・鳳驃
’{
・xp[
−i
sh
]
一
・x ・[
−
fs
]
}
≡ ψn(x) (4・
15) と とる。 (2・
4)か らR2
(x)P(x,
E
π)=
Ro2 ,
P(0,
En
)=
Ro2
.
》2
μE
. である か ら,
(4 ・
15
)は 醐一
劈
灘
黜
1)呵去
∫
二
.
.
P・・ 玖呵
(4・
16
) と なる。 こ こ で Ro は定数で ある が n に依 存する と考 えるこ と もでき る。 (4・
16)は 直接に 計 算するこ とは困 難である が, (2 ・
7)お よ び ψ、,
ψ2 のixl
→ 。。 におけ る漸近 形を用い て計 算できる。 その計 算は付 録1
に示 す が, 結 果はつ ぎの ように なる。ψ
。
(x);R
。{ψ1(X,
%)sin δ。
+V2ii
+1・
ψ、(x,
n)c。sδ。} (4・
17) た だ し,一
甼
縞
]
で,r
はガ ン マー
関数である。 この 波 動が 軌 道を通し て一
意 的に定ま る ときを定
常 状態とす れば,
その条 件は P(x,En
)> 0 に対 し て, (3・
10)と 同様に∫
二
e.
P ・x… ”・一
・・N
(N
−
……
) (…8
) と な る。
上式の左 辺の積 分を計 算すると∫
:
.
.
・(・・ ・・)一
・h (・ + ・) (n… ・・
・…2
・…
) と書 ける。 こ の計算は付録皿に示す。 したがっ て, n=
N
− 1
が得られる。 ゆ えに,
定 常状 態の条 件は∫
:
e。p
(x・・En
)d
… ・h
(n + ・) (・−
qL
亀…
) (4・
19
) であり, その と きの波動 関 数は (4 ・
17
)で与え られ,
エ ネル ギー
はa
− hw
(
%十一
1
2)
(n−
・・・…2・…
) (・・
2・) ノ 隣一 28 一
NII-Electronic Library Service 古典力 学 と量 子 力学との関係 (村田良 夫) となる。 n が
0
また は 正整数の場 合に は 病 (x)は よ く 知られて い る定 常状態に対する波動 関 数になる。 注 意 す べ ぎこ とは, 基底 状 態に おい ても, 量 子力学的運動量 p(x,
Eo
)は0に なら ない こ とで ある。
し たがっ て,
零 点 エ ネル ギー
は粒子の実際の振 動に よっ て生ずる ものであ るこ と が示 さ れ, 不確定性 原理 と直 接に は無 関 係と考え られ る。っ ぎに,
lxF
が十分 大 きい ときの (4・
13
)の形 を 調べ る と,
その 漸 近 形の 主要な項は ・凧 酬痂
プω(
!;
’ !・・
)
n+’ ex ・[
一
響
]
と なる。 こ こ で,f
(n)は n の ある関数で ある。 上 式よ り,lxi
が大きい と き, 粒 子の運動量は古典 的 運動領 域 に おける値よ りも十 分 小 さい ことが わか る。 した がっ て, 量 子 条 件 (4・
19
)に対して,
lx
「が 大 きい ところか らの寄 与は ほ とん ど ない と み て よく, 古 典的な 量 子条 件 は よい近似を 与 えると考え られる。 運動の周 期の大 略 を 知 るた めに. 十 分 大 きい Xo に対 し て Xo=
X(to),
また Q。=
X(T
) とすると∫
1
,dt −
∫
こ
φ
畿
)弍
(
咢
停
… 卿階
がコ
ー ・ ・ と な るか ら,
周期は 。。 とみ られ る。 粒 子の運 動 が一
D。 か ら Q。 の領 域で起こ り,
その 周 期が 。 。 と なる点が何 に原 因し てい るの か全 く不明である。 §5.
む す び一
次元の 調 和振動体に対 して は量 子力学 的 な粒于の運 動量を一
意 的 に 定め ること が で き,
古典論と対応さ せ て, 量 子力 学は粒子の運動に附 随 する波動の一
意性の条 件に よっ て特性づけ られること が明ら かに なっ た が,
以 上の議 論は粒子が他の ポ テンシ ャ ル の作用 を うけて い る 場 合に も原 理 的に は可 能で ある と思わ れ る。 ところ が,S
を 作 用 とみな す と, 基 本方程式 (2 ・
3
)は 形式 的には古 典力学に おけ る
Hami
!ton・
Jacobi
の方程 式と考え ら れ る が,S
は同時に (2・
4)に よっ て quantum poten・
tial を 定め るR
に関 連し て い る か ら,
古 典 力 学 的 なHamiltOn・
Jacobi
の理 論 を 展 開 することは で きない と思 わ れる。 し か し な が ら, 量 子 力 学に おい て も,
古 典 的 な 意 味 を もつ 粒 子の概 念 を 導 入 する余 地はあ るの で はない だ ろうか。付 録
1
. 波動関数
の計 算 (2・
7)お よ び α=
β=0,
r=
:
》2処 十1
を用い てs
..
s
COS−
十 Zsm−
h
h
一
砂
毒
禰 ψ夢{e
,・W
・ ・ +・¢s} を うる。 (4・
16)を書き代えるとR
。V
μha)(2
痴1
ψ。@)=
VIP
(x,En
)1
.
s
(x,En
)s
(一
co, E.) ・{
・i・ 、 ・・S−
r
−
一
…−
S
(轡
…S
(一
響
弓
と な るか ら,
前 式に よ り (A・
1) ¢・(・)・
Ro
[
V
・赧叫
虹
研
毒
壥
一
血瓢
読
鑑
睾
鑷
]
と書ける。 し か るに,
ψ、,
ψ2 はそ れ ぞ れ x の偶 関数お よ び, 奇 関数で あるか ら sb・(m)=
・
R
・[
蟻
講
黠
寄
捧
・
v
・・+恥凱
% 舜
缶
f
両
]
(A ・
2
) と なる。 とこ ろで,
ψ、,
ψ2 は合 流 型超幾何微 分方 程式 の一
組の 基本解Wi ,
恥 を 用い てつ ぎの ように表 わせ る6) egl ・ ・(・,・n・… ・[
$
]
{
叫 号
・麦
・z2)
ー
)
22 ⊥ 2 竺2
一
(
脆 十 ψ・・X・
・… X・x ・[
一
瓠
殕e
ヂ
・9
・・う
・畷亭
・昜
・ z2)
}
(A・
3) こ こ で,
Z=
〜/痴
7
万忽で あ り
,
Wl ,
W2
はつ ぎの式 で与えられ る。r
(b
) 1Tl
” ・(α;b
;Ω=
贏
2。吻_
i
’
7
(。)r
(b_
。)×
呵
蛸
輔
va2(a ;b;
9
)=コ
exp {2πi
(b−
a)}−
1 r(b
) X 厂(α)厂(卜 α)(一
ζ)−
a∫
广
・・−
v(
1+『
1
)
b“
aJldy
へ
一 29 一
N工 工一
Eleotronio Libraryただ し
,
積分 路は第2
図に示すもの で ある。 丿一
平 面q
y=0
ジコ
ζ α 第 2 図 そ し て,lzl
→ 。。 の場 合の 耽 , 耽 の 漸 近 形は 肌 (th;b
;z2)告
磊
%
(−
z・ )一
・G
(・…− b
…一
・・) 脆 (a;b
;z2)望
鵄
〆・
・z・・a−
・σ・・一
・・ゐ一
・・z2・ で ある。 こ こ でG
はつ ぎの級 数を示 す。 ・(・・β・z・)一
・・轟
・響
辺
・…
これ らを用い ると 圍 → 。。 の ときのdi1
, ψ2 の主要な 項はつ ぎの よ うに な る。 ψエ(x, n) !1r(
12
)
ψ2(x,
n) ny r(
2)
亀
略
困
・xp[
升
一
・ 輯 (A・
4) し た が っ て,
(A・
2)の極 限の 部 分は (A・
4)に よ り計算 で き る。 また,一
般に tanB =A
とすれ ば・…
一
》、転
、, … B−
kt
.一
一
・
Al
一
、 である。 これ ら}こ注 意すると (A2 )は (4・
17)で表 わ せ る。 付 録II
.
量 子 条 件の 計 算 (4 ・
18
)の左 辺の積 分は p (x,En
)が x の偶 関 数であ る か ら∫
2
. P(x・・E
・)伽一2
∫
『
P (…En
)dx
==2
{S
(co ,En
)−
S
(0,
En
)} (A ・
5
) ところで,
(2・
7) を 用い るとψ1 +
iV2ii
+1
ψ28
(x,En
)= − ih
ln
A/ψit 十(
tnt1
’
)癬
一
と書け る。
そ こ で,
(A ・
4)に ょ り,
S(oo,
En) はS
(QQ, En)ニ
hθ ・州
1
甼
割
網 に なる。 ま た,
ψエ(0,En
)=1,
ψ2(O.
En
)=0
である か ら8
(0,
En)=
・
O である 。 (A・
6
)は n が0
ま た は 正整 数の とぎ以 外は nh の整 数 倍に な り得 ない。 n を負で な い整 数と する とθ
一
詈
(n +1
) とかける。 したっ て,∫
二
.
.
P(x・・En
)d
・ ・一
nh (n +・) (n−
・・ ・・……
) と表わせ る。
)1
)2
)3
)4
)5
)6
文 献D .
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