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JAIST Repository: オブジェクト指向分析の事例研究 : 生産管理システム

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(1)

Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

オブジェクト指向分析の事例研究 : 生産管理システム

Author(s)

倉谷, 祥久; 東田, 雅宏; 藤枝, 和宏; 鈴木, 潤一;

落水, 浩一郎

Citation

Research report (School of Information Science,

Japan Advanced Institute of Science and

Technology), IS-RR-93-0015S: 1-35

Issue Date

1993-11-22

Type

Technical Report

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/8419

Rights

Description

リサーチレポート(北陸先端科学技術大学院大学情報

(2)

騨 1

オブ ジェク ト指 向分析 の事例研 究

(生産 管理 システ ム)

倉 谷 祥 久 東 田 雅 宏 藤 枝 和 宏 鈴 木 潤 一 落 水 浩 一 郎 '1993年11月22日 IS-RR-93-00155 1 北 陸 先 端 科 学 技 術 大 学 院 大 学 情 報 科 学 研 究 科 〒923-12石 川 県 能 美 郡 辰 口 町 旭 台15 [email protected],[email protected], [email protected],[email protected], [email protected] OYoshihisaKuraya,1993 i ISSNO918-7553 し

(3)

1は じ め に 本論 文 は 、ソ フ トウェ ア分 析/設 計 方法 論 を実 際 の業務 世界 に適用 す る際 の問 題点 を ま とめ た もの であ る。評価 の対 象 と してはオブ ジ ェ ク ト指 向分析/設 計 方法 論OMT[1] を と りあげ る。実在 す る会 社 の生 産管 理部 門 の業務 を分 析 す る こ とに よ り、オブ ジ ェ ク ト指 向分析/設 計 方法 論OMTの 分 析 フ ェーズ を対象 と した、問題 点 の洗 い 出 しと改 善 へ の提 案 をお こな う。 OMT評 価 の 主 な ポ イ ン トは 以 下 の 通 りで あ る 。 (1)対 象業 務世 界 を支 え るオブ ジ ェク トを洗 い 出す手 法 を整 備 す る 一般 に 、方法 論 の教 科 書 等 に記 載 され て い る例 題 は 、規 模 の大 小 は あ る もの の 。問 題 を読 んだ だ けで必 要 な オブ ジ ェ ク トとその 間 の関係 が 容易 に推測 で きて しま う自明 な もの が多 い。初 心者 による方法 論習得 には有用 で あるが 、実 際 の業務 世界 に立 ち向 か っ た時 に必 要 な オブ ジ ェ ク トとその 間 の関連 の洗 い出 し方 につ い て有 用 な指針 が 必 要 で あ る。 (2)オ ブ ジ ェ ク トモ デ ル 上 にデ ー タ フ ロ ー 図 や 状 態 遷 移 図 を構 築 す る た め の 手 法 を整 備 す る OMTで は 、 上 記(1)で 定 義 さ れ た 「もの 」 の 世 界 の 上 に 、デ ー タ フ ロ ー 図 や 状 態 遷 移 図 を用 い て 、 「処 理 」 の 世 界 を定 義 す る 。 こ の 段 階 に お い て も 、処 理 の 世 界 を 構築 して い くた め に有 用 な ガ イ ド ラ イ ンが 整 備 さ れ て お らず 、 「た ま た ま 思 い つ い た解 に 矛 盾 が な け れ ば そ れ で よ し と す る 」 とい う、 不 完 全 燃 焼 型 の 分 析 ・定 義 作 業 で と ど め ざ る を得 な い 。 また 、本 論文 で は 、構 造化分 析/構 造 化 設計 手 法 とOMTの 比 較 もお こな う。一般 に 、 「デ ー タの寿命 」 の ほ うが 「機 能の 寿命 」 よ り長 い とい う事 実 に基 づ い て 、オ ブ ジ ェ ク ト指 向分 析/設 計 方 法論 の方 が構造 化 分析/設 計 方法 論 よ り優 れて い る とい われ る。 し か し、そ の具体 的 内容 はい まだ 明 らかで な い。 す で に筆者 等 は 、本 論文 で用 い る例 題 と同 じ問題 を用 いて 、構造 化 分 析/設 計 手 法 を 評価 し、問題 点 を整 理 した[2]。本論 文 で紹介 す る事 例研 究 の成 果 とあ わせ て 、両方 法論 の得失 を比 較 ・評 価 す るのが沐 論 文 の3番 目の 目標 で あ る。す な わち 、 } (3)オ ブ ジ ェク ト指 向分 析/設 計方 法論 が構 造化 分析/設 計方 法論 よ り何 故 す ぐ れて い るかの根 拠 をい くつ か示 す。 なお 、事 例研 究 の題材 と して採用 した問題 につい て は重 複 して記述 す る こ とを避 け るた め 、本 論 文 に は記 載 しない 。文献[2]を 参 照 された い 。た だ し、 いず れ の事 例研 究 にお いて もそ の 出発 点 とな った 「組 立 工場 説 明図 」 につ い ては図1に 再掲 す る。 1

(4)

1. 1 i 本社 希望単位 封産 指示 生窟計画 生産月 機種 台数

オーダno 姐 仕様 納期 入先 デ ィ ー ラ ー 部品名 ロッ トサイズ ロッ ト数 注 文 納 期 回 答

注文

盈 納入團

機種名 仕様 搬入 顧 客

'部 品 発 注 國 綴名 欄 納入場所 希望 単位 部品製造指示 製遺指示寳 部品名 個数 糊 搬入場所 部品名 ロッ トサイズ ロッ ト数 部品 工場 圖 綴名 糊 納入墳所 庫 状況 生産 管理 部門 部 品名 個数 社 内 製 造 部 門 搬入書 部品名 個数 欄 納入場所 搬 入 搬 入 部品倉庫 , 「 國 犠名 欄 納入場所 不 」 1 搬入 生 産 情 希 望 単 位 組 立 指 示 ン 搭載日 搭載時閏 日内鰻序 姐

仕 機種 ロ7ト サイズ 生産計画 生s月 雛 台数 圓 盤名 納期 納入場所

日,時 聞 実績 報告

在庫 主

納 入 出荷 部門 実 報 告 出荷 指 示

オ ーダno 機種 槻番 仕様 納期 搬入先 移 函 讐名 糊 納入場所 雌 在 庫 情 報 移 指 T 國 雛名 ㎜ 納入場所 出荷指示書 オー ダno 機種 機番 仕 様 納期 搬入先 1ライ… 蜘 麗 日。 時間 1ラ イ ・オ・実績1 移 動

移動

整備部門←

帆 機番 B,時 間 移動

國 麗名 欄 納入場所 國 麗名 糊 納入場所 ス ト ッ ク ヤ ー ド 組 立 部 門 (ラ イ ン) 移 動

圓 雛名 糊 納入場所

図1:組 立 工場 説 明図 2 b

(5)

2対

象 業務世 界 を支 えるオブ ジ ェク トを洗 い 出す手 法

2.1対 象世 界 を特 徴 づ け る要素 の洗 い だ し まず 問題文 を読 んで 、対 象 世界 を特徴 づけ る要 素 を洗 いだ してい つた。 この作業 は業 i 務 世 界 に精 通 した 人 間 の 経 験 に も とつ い て お こ な わ れ た 。 次 に そ れ らの 要 素 の 関 連 づ け をお こ な う作 業 に移 っ た が 、今 回 の 例 で は 、搭 載 頃序 を立 案 す る た め の対 象 世 界 、つ ま り ラ イ ン の構 造 を あ き らか に す る こ とか ら は じ ま り、次 に 関 連 す る と思 わ れ る工 場 内 の そ の他 の 部 署 に つ い て の 関 係 づ け とい うふ う に展 開 して い っ た 。 ま た 、洗 い 出 さ れ た 要 素 の 中 か ら、 「帳 票 類 」、 お よ び 「人 」 は は ず して い る 。 議 論 の 結 果 、今 回 の 問 題 に お い て 、 帳 票 は シ ス テ ム が 目 的 とす る計 画 そ れ 自 身 の 一 部 と な る も の で あ り、他 の オ ブ ジ ェ ク ト間 に お け る 関 連 と は 同 一 視 で きな い こ と、 ま た 人 に つ い て は 、 今 回 の 表 現 対 象 に お け る 人 の役 割 は 各 作 業 部 門 に お け る 能 力 に置 きか え る こ と が で き 、 あ らた め て オ ブ ジ ェ ク トと して あ ら わ す 必 要 が な い と考 え た か ら で あ る 。 人 間 が 経 験 な どか ら判 断 で き る 表 現 で も 、厳 密 に 考 え れ ば あ き らか に ま ち が い で あ る 表 記 もあ る 。 説 明 文 で は 「機 種 を ラ イ ンで 組 み 立 て 、、」 と あ る が 、他 の 文 章 に あ る 「製 品 は ラ イ ン で 組 み 立 て ら れ る 」 と した 。 オ ブ ジ ェ ク ト間 の 関 連 と して 他 に 定 義 した も の は 以 下 の 通 りで あ る 。 ・ ラ イ ン と製 品 は 「(製品 は ラ イ ン)で 組 む 」 とい う関 係 が あ る 。 ・ ラ イ ン とSHOPの 関 係 は 、「ラ イ ン横 にSHOPが 並 ん で い る 」 と い う関 係 で あ る 。(い い 言 葉 が み つ か らな い が この 時 点 で は こ の 表 記 に して お い た 。) ・ ラ イ ン に は小 型 ラ イ ン と大 型 ラ イ ン が あ る 。 ・SHOPと 部 品 は 関係 が あ る(部 品 はSHOPに 搬 入 され る 。部 品 は そ の 種 類(部 位)に よ っ て どのSHOPに 搬 入 す る か 決 ま っ て い る 。)。 ・ 部 品 倉 庫 と搬 入 場 所 の 間 に は 運 搬 能 力 と い う関 係 が あ る 。(部 品 倉 庫 に 保 管 さ れ て い る部 品 は 、 運 搬 作 業 者 の 運 転 す る フ ォー ク リ フ トに よ っ て 各SHO Pの 搬 入 場 所 に 運 ば れ る 。 「運 搬 作 業 者 の 運 転 す る フ ォー ク リ フ ト」 を運 搬 能 力 とい う表 現 に す る 。) ・ 搬 入 場 所 と整 備部 門 の 間 に は 部 品 の 受 け 渡 しを す る とい う関 係 が あ る。(注 文 の仕糠 にあわせ るための改造 作業 は整 備部 門 で行 なわれ る。この とき、必 要 に な る部 品 は部 品倉庫 か らは こば れ 、余 剰部 品 は反対 に部 品倉 庫 に戻 され る。) ・ 整備部 門 とス トックヤー ドに は製 品 の移動 とい う関係 が あ る。(ス トックヤー ドに ある在 庫 車 を整 備部 門 で整 備 、改 造 して出荷 す る場合 もあ る し、整 備部 門 で整 備された製 品が 「輸送 トラ ック待 ち」 とい うこ とで一 旦 、ス トックヤー ドに保 管 され る場合 もあ る。) 3

(6)

全 体 図 こ こまで の分析 結 果 を合成 した 図が 図2で ある 。 この時 点 で はま だ作 業途 中で あ るた め、冗長 な部 分 や不足 す る部分 が あ った り記述 レベ ル の不 整 合が あ った り した、対 象 世 界 を満桿 に表現 して いる とはいえ な い。 大型機種 組立部門 機種

1≒

綿

構欝ANp

持つ 並 ぶ SHOP 部品 車体 ミ ッ シ ョ ン 運転席 カ ウ ン タ ウ エ イ ト エ ン ジ ン 作業機 履帯 持 つ 搬入場所 運 搬 能 曽

移動 移動 整備 部 門 ス ト ッ ク ヤ ー ド 製 品 1 部 品倉庫 図2:オ ブ ジ ェ ク ト図1

オブ ジ ェク ト図 の見 直 し

図2の オ ブ ジ ェ ク ト図 に 対 す る 改 善 点 と して 以 下 の2つ が あ げ られ た 。 ・ オ ブ ジ ェ ク トの 記 述 レベ ル に 一 貫 性 が な い 。 ● 対 象 世 界 す べ て を表 現 して い な い 。 こ れ ら に つ い て議 論 を進 め て い っ た 。 と こ ろ で 、 オ ブ ジ ェ ク トの 関 連 に つ い て 議 論 す る た め に は ・ 分"1者 す べ て が オ ブ ジ ェ ク トに つ い て 共 通 の 認 識 を もつ 必 要 が あ る 。 そ こで まず 各 オ ブ ジ ェ ク トに 関 す る共 通 認 識 を明 確 に した 。 次 に 問 題 文 を も と に対 象 世 界 を+ 分 に 表 現 して い る か 検 討 し、最 後 に オ ブ ジ ェ ク ト同士 を 比 較 して 、特 徴 、 関 連 に つ い て 議 論 した 。 こ の 作 業 に よ り、 名 称 に対 す る 認 識 が 深 ま りそ の 実 態 を あ き らか に す る こ と が で き た 。 作 業 に よ り示 唆 され た い くつ か の 事 柄 に つ い て 、 例 を も と に示 す 。 表 現範 囲 表現 したい世界 は 、工 場 にお け る ライ ン搭載 順序 の立案 に関係 す るオブ ジ ェ ク トとそ の関係 であ る。 4

(7)

構 造化 分析 の事 例研 究 で表 記 され た組織 図 では組 立部 門、生産 管理 部 門 の他 、ス トック ヤ ー ド、デ ィー ラー、等 の組 織 、場 所 につ い て表 記 され てい るが 、図2の オブ ジェ ク ト 図 は組立 部 門の説 明が 中心 とな ってい る。 また 、そ の他 の 部 門の表 現 につ い て はま だ定 義 があ い まいで あ る。今 回の問 題 は搭載 順位 の決 定 で あ り、 それ に も っ とも影 響 を受 け る場所 が組 立 部 門で はあ るが影響 を受 け る部 門 は ここ だけで は ない。 そ こで表 現範 囲 を 拡大 した。 また、説 明文 に よる と搭載 順序 は本社 か らの生産 台数 と注文 に よって計算 され る。搭載順 序 はロ ッ トご とに順序 づ け られ 、この ロ ッ トは部 品の搬 入作 業 にな ん らか の関連 を もつ・ オ ブ ジ ェ ク トの 関 連 性 オ ブ ジ ェ ク トの 数 が 増 え て い くに つ れ 、 そ の 個 々 の 特 徴 を理 解 す る こ とが む ず か し く な っ て きた こ ろ か ら 、特 徴 ご と に オ ブ ジ ェ ク ト を種 類 わ け し、 整 理 す る作 業 が お こ な わ れ た 。 こ の 作 業 で各 オ ブ ジ ェ ク トの概 念 を検 討 し、 そ の相 違 点 を あ き ら か に した 。 以 下 に作 業 の 例 を示 す 。 部 門 と い う抽 象 的 な 表 現 を具 体 的 な 「も の 」 で お き か え る。:オ ブ ジ ェ ク ト間 の 関 連 の 表 現 に 一 貫 性 が な い 理 由 の 一 つ に オ ブ ジ ェ ク トで 表 現 さ れ て い る もの が 同 レベ ル で な い と い う こ とが あ る 。 「製 品 」 と 「ス トッ ク ヤ ー ド」、「整 備部 門 」 の 関 係 を検 討 して み る 。製 品 は 出 荷 部 門 が 管 轄 す る ス ト ッ ク ヤ ー ド に お か れ る 。 ま た 、 製 品 は 整 備 部 門 が 管 轄 す る整 備 場 で 整 備 さ れ る 。 製 品 と出 荷 部 門 、整 備 部 門 は直 接 に は つ な げ な い 。 そ こ で 図2に お け る 「部 門 」 と い う表 現 を 「場 所 」 とい う表 現 に お きか え た(図3)。 ス ー パ ー ク ラ ス の 定 義(場 所):オ ブ ジ ェ ク ト を ま とめ る こ とで 表 現 を 整 理 した 。 「場 部品倉庫 保管 す る 部品 製 品 1 おか れ る ス ト ッ ク ヤ ー ド 整備 され る 整備場 整備 部門 出荷 部 門 i 図3:部 門 と場 所 所 」 に つ い て 検 討 して み る 。 部 品 倉 庫 、 ス トッ クヤ ー ド、 搬 入 場 所 は ど れ も 「物 を置 く 場 所 」 で あ り、 そ れ ぞ れ に 「置 く物 」、 「置 け る量 」 とい う属 性 を も って い る(図4)。 部 5

(8)

品倉 庫 、 ス ト ッ ク ヤ ー ド、 搬 入 場 所 は 同 質 の も の で あ る 。 i 物 を置 く場所 置 く物 置 け る量 部品倉庫 ス ト ッ ク ヤ ー ド 搬 入場所 図4:場 所 関 連 「移 動 」 の リ ン ク 属 性 に つ い て の再 考 察:「 場 所 」 か ら 「場 所 」へ 「物 」 の 移 動 が 行 な わ れ る 。 今 回 の例 で は 、 部 品倉 庫 や 、 ス トッ ク ヤ ー ド と い う場 所 に 、 製 品 も し くは 部 品 の 移 動 が あ る 。 こ れ ら の 移 動 事 象 の う ち 、 搭 載 順序 に お お き くか か わ る の は どれ な の か 、主 な移 動 事 象 を あ げ 、検 討 した 。(図5)。 搬 入 場 所 ∼ 部 品倉 庫 、搭 載 場 所 ∼ デ ィー 部品 の 移動 SHOP

l

搬入場所

囁.

ラ イ ン

1

整備場 搭載場所

スト,_ド

/

デ ィ ー ラ ー

τ

製 品 の移動 i ヤ   図5:移 動 「 ラーの 間で は運搬 能力 が 問題 に なる。す なは ち一度 に運 ぶ量 、種 類 とそのス ケ ジ ュー リ ング で あ る。工 場 内 にお いて は、搬 入 場所 ∼部 品倉 庫 におけ る部 品 の移動 事象 が重 要 で あ る とい う認 識 が な された 。 2.2オ ブ ジ ェ ク トの 状 態 の 変 化 を考 え る オブ ジ ェ ク トに よ っては その状 態 が関連 す るプ ロ セス に影響 をあた える。 た とえ ば部 品倉 庫 や搬入 場所 の保管 状況 な どで ある。この ような動 的関連 をあ き らか にす るため に、 6 `螂一備 騎蝋醐一 圏鞘■■■■■■ 蘭 ■■■■ ■圏■■勝

(9)

騨 動 的 モ デ ル に よ る分 析 をお こ な っ た 。 理 由 は 個 々 の オ ブ ジ ェ ク トに対 す る認 識 を違 っ た 側 面 か ら さ ら に 明 ら か に す る た め で あ る 。 2.3機 能 に つ い て 考 え る1 次 に1オ ブ ジ ェ ク トお よび その 関連 に関係 す る機 能 につ い て分 析 した。分 析 の際 、 オ ブ ジェ ク トに対 す る 「操作 」 を仲 介 に して両者 の 関係 を考察 した。 さ らにオブ ジ ェ ク ト の状 態 を も とに必 要 な機能 を分 析 した。 操 作 を仲 介 に した 分 析 まず 、 オ ブ ジ ェ ク トが もつ 、 ま た は 適 用 され る機 能 に つ い て 検 討 した 。 今 回 の 場 合 で は機 能 に つ い て 関 係 が あ りそ う な オ ブ ジ ェ ク トは 「物 置 」、 「注 文 」、 「ラ イ ン 」、 「搬 入 場 所 」 な ど で あ っ た 。 そ れ ぞ れ の オ ブ ジ ェ ク ト につ い て 操 作 を考 え た 。 例 物 置=「 物 置 」 に は 「物 」 を複 数 個 保 管 して お くこ と が で き る 。 こ の 事 象 に お い て 、 物 置 に対 して お こ な う操 作 は 、 ● 「物 」 を何 個 か 保 管 さ せ る ● 「物 」 を何 個 か と り出 す ・ い ま 、何 個 「物 」 が 保 管 され て い る か を 聞 く1 な どが あ る 。 こ れ か ら 、物 置 か ら物 を 運 び 出 す 、 ま た は 運 び 入 れ る と い う処 理 が 導 か れ る 。 状 態推 移 をも とに した分析 上記 、物置 の例 でい え ば、物置 は 「物 が入 る状 態」 と 「物 が入 らない状 態 」 を遷 移 す る。「物 が入 らない状 態 」 の物 置 に対 して は 「物 を運 び入 れ る」 とい う処 理 をお こ な う こ とが で きな い。 この場合 、「物 を運 び入 れる」 とい う処 理 の変 わ りに 「物 置 の保 管場 所 が空 くの を待 つ」 とい う処 理 がお こなわ れ る。 2.4オ ブ ジ ェ ク ト図 の 修 正 こ こ ま で の 議 論 をふ ま え 、 改 良 さ れ た オ ブ ジ ェ ク ト図 を図6に 示 す 。 図6に お い て は 、 2,3に お け る分 析 を ふ ま え て 各 種 の 属 性 が 追 加 さ れ て い る こ と に 注 意 して 欲 しい 。 1 [ 7

(10)

8 i 1 つ い て い る 大型 ライン 小型 ライン 組付場所 ラ イ ン ピッチの限界速度 SHOP数 out に並ぶ 順序 製 品 機番生産年月 注文 作 業時間 スキル 持 って い る 持 って い る Queue ベ ル トコ ンベ ア in (注文NO) 納期 納 入先 部品構成変更 搬入場所 運搬 誰が 何 を いつ まで に どこか ら どこまで 運 べ るか? 何個

SHOP 長 さ 置か れる どの製品を いつ どうい う順 序 載せ るか 機種 組立可能部品 指定 する (コ ー ド) 名 前 に流 れる に並ぶ ス トッ クヤ ー ド 大型機種 小 型機種 保 管する 部品 タ イ ブ(名 称) 作 業 時 間 運 搬 ロ ッ トサ イ ズ/case 部品倉庫 部品物置 物置 置ける量 置いてあ る量 図6: オ ブ ジ ェ ク ト図 「 f 1 「 8 一 ・網 哨 嗣醐 ■劇 ■ ■圏■■圏■ ■■隔■ ■ ■■■國■■■■険

(11)

3オ

ブ ジェク トモデ ル上 にデ ー タフ ロー図 や状 態遷 移図 を構 築 す るた め

の手 法

こ の 時 点 ま で の 作 業 で オ ブ ジ ェ ク トが 以 下 に示 す よ う な類 似 した 性 質 の もの に ま とめ ら れ て い っ た 。 そ れ に 従 っ て 考 察 して い っ た 。 ・ 対 象 堆 界 の 場 と な る オ ブ ジ ェ ク ト(工 場 の 説 明)に つ い て 考 え る 。 ・ 対 象 世 界 の 主 人 公 とな る オ ブ ジ ェ ク ト(部 品 、 製 品)に つ い て 考 え る 。 ● 情 報 の 入 力 源 とな る オ ブ ジ ェ ク ト(注 文)に つ い て考 え る 。 ・ 制 約 、ポ リ シ ー に 関 連 す る オ ブ ジ ェ ク ト(搬 送 体 、搬 入場 所)に つ い て考 え る 。 3.1対 象世界 の場 とな るオブ ジ ェク ト(組 立部 門)に つ い て考 え る。 オブ ジ ェク トの 関連 につ い て考察 す る際 に最初 に検 討 された のが 、組 立部 門 の表 現 で あ る。最 初 に検 討 され た理 由 は、実 際世界 に存 在 す る物 であ り、理解 しやす か った こ と もあ るが 、 な によ りもこの組 立 部 門が 今 回の 「ラ イ ン搭 載 順序 を考 える。」 とい う目的 にお け る対 象世界 その もの だか らであ ろ う。 この 「場 」 オブ ジェ ク トは処 理 が行 なわ れ る場 所 を表 現 して い る。す なは ち、「場 」 とな るオ ブ ジ ェク トにつ い て は、 その構 成 を 再 吟味 した こ とにな る。1 構 成 と関 連 対 象 の 表 現 ま ず 、「組 立 部 門 」、 「ラ イ ン」 と 「SHOP」 につ い て そ の 関 連 をあ き ら か に した 。説 明 文 で 「ラ イ ン で ∼ 」 と 同 じ意 味 合 い で 「組 立 部 門 で ∼ 」 や 「SHOPで ∼ 」 と い う表 現 が あ っ た が 、 こ れ らの 構 成 を図 示 す る こ とで 、他 の オ ブ ジ ェ ク トつ ま り 「製 品 」 や 「部 品 」 と の 関 連 対 象 をあ き ら か に で きた 。 「ラ イ ン 」 は 組 立 部 門 を総 称 して 呼 ぶ もの で は な く、 製 品 が 載 る ベ ル ト コ ン ベ ア の 部 分 を 中 心 と した 組 立 場 所 を指 す 。 製 品 は こ の ラ イ ン上 を な が れ る こ とで 部 品 を組 み付 け ら れ る 。 「SHOP」 は そ の ラ イ ン 上 ま で 部 品 を 運 ぶ 場 所 の こ と で 、 運 転 席 や エ ン ジ ン な どの よ う に 部位 に よ っ て 扱 う部 品 が 決 ま っ て い る(図7)。

構成を再検討する

1 搬 入 場 所 とは な に か 。:搬 入 場 所 はSHOPの 一 部 署 で 、部 品 を一 時 的 に溜 め る場 所 で あ る(図8)。 搬 入 場 所 以 外 のSHOP内 の 部 署 で は 部 品 が 並 ん で い る と こ ろ が あ り、 こ れ に は順 序 付 け が な され て い る 。 「SHOP」 は こ れ ら を総 称 した もの で あ り、本 質 的 で は な い 。部 署 ご とに 詳 細 化 した 名 称 が 必 要 で あ る 。 SHOPと 部 品 につ い て 。=SHOP内 の 部 品 を一 点 つ つ 特 定 す る こ とは な く、 ど の種 類 の 部 品 が何 個 、 ど うい う順 に並 ん で い る とい う程 度 の 管 理 が あ る だ け で あ る 。 ラ イ ン と製 品 に つ い て 。:こ れ に対 し、 ラ イ ン 内 に お け る 製 品 に は機 番 が 振 ら れ て お り、 搭 載 順 に お い て 一 台 ご と の 管 理 が な さ れ て い る(order)。 9

(12)

} i 組 立 部 門 持 つ ラ イ ン 持 つ SHOP

並ぶ 部 品 車体 SHOP ミ ッ シ ョン SHOP 運転 席 SHO カ ウ ン タ ウエ イ ト SHOP エ ン ジ ン SHOP 作 業機 SHOP 履 帯 SHOP 図7:組 立 部 門 1 ラ イ ン 製 品 1 製 品 2 製 品 3 「 製 品 4 製 品 5 製 品 6 製 品 7 製 品 8 製 品 9 order 1 本質 テ ー ブ ル

こ)灘

部 品 部 品 ロ ロロ 部 品Queue 部 品 部 品 部 品 部 品 搬 入 場 所 SHOP 操作 部品 の順 序 運搬能カ 1 部 品倉庫 図8:搬 入場 所 10 一 一 哺脳燗■■幽 幽醐圏■ ■口闘■■■ 闘■■■■■■■■験

(13)

修 正 後の 組 立部 門 修 正 した組 立 部 門の オブ ジェ ク ト図 を図9に しめす。 す で に図6に は反 映 されて い る。 1 な お 、図9に お け る考察 結 果 は out 組付 場所 作 業時 間 ス キル Queue ベ ル トコ ンベ ア in 搬入場所 置 け る量 置 い てあ る量 SHOP 長 さ 持 つ ラ イ ン ピッチの 限界 速 度 SHOP数 図9:組 立 部 門 o 1 9 「 c 11

(14)

3.2問 題 世 界 の 主 体 と な る 「物 」 オ ブ ジ ェ ク ト(部 品 、 製 品)に つ い て 考 え る 。 部 品 を部 位 ご と に 構 成 して 製 品 が 出 来 上 が る 。 「部 品 」 と 「製 品 」 は ど ち ら も工 場 に お け る作 業 対 象 物 と い う点 で 同 質 の もの で あ る 。 こ の オ ブ ジ ェ ク トは そ れ 自体 の 状 体 の 変 化 を わ ら わ す こ と が 主 眼 で あ る 。 す な は ち 、主 体 と な る オ ブ ジ ェ ク トに つ い て は 、 そ の 状 態 遷 移(ダ イ ナ ミ ッ ク モ デ ル)を 明 ら か に した 。 部品 「部 品」が存 在 す る範 囲は 、「部 品倉 庫 に蓄 え られ てい る状 態 」か ら 「製 品 に組 み込 ま れ た状 態 」 も しくは 「改造 に よ り取 り外 され 、廃 棄 された状 態 」 まで とす る。 場 所 に注 目 して 、部 品の状 態 変化 をあ らわ した のが 図10で あ る。 改造 に よる 取 り付 け 部品倉庫 にある 出庫 指 示 運搬 中 搬 入 搬入場 所 にあ る ラ イ ン乗 せ ベ ル トコ ン ベ ア に乗 る 組付 け 使用 予定 な し 搭載順 序の 変更 製 品に組付 け られ る 1 改 造 に よる 取外 し 改 造 に よる廃棄 廃棄 ● ・ ・ .1図10・ 部 品 の 存 在 場 所 に つ い て の 状 態 齢 3 ,部品 は部 品倉 庫 に蓄 え られて い る。 これが フ オー ク リフ トとい う運搬 車 に乗 るこ とで SHOPま で移 動す る。 また直納 の場 合 は トラ ック とい う運搬 車 に乗 って部 品倉庫 を経 由せず 、直接SHOPに 移動 す る こ と もあ る。SHOP上 の部 品 は組 み付 け作業 に よっ て製 品 に組 まれた状 態 にな る。一 部 の部 品 は整 備場 で部 品倉庫 に もど され るか廃 棄 され る ものが あ る。 ただ これ は 、部 品 自身の状 態 をあ らわ して い る もの で はな い。 部 品 自身 に着 目 して その状 態 をあ らわ した のが図11で あ る。 部 品 は部 品の あつ ま りと して ロ ッ トで存在 す る状 態 か ら製 品 に組 み込 まれ た状態 へ と 変化 す る。一部 の 部 品は廃 棄 される 。 12

(15)

騨 1 ロ ッ ト 組 付 け 製 品 ● 取外 し 廃棄 ゴ ミ 図11:部 品 の 状 態 遷 移

製品

製 品の状 態 遷移 には2系 統 あ る。見込 生 産の場 合 と受 注生 産 の場合 で あ る。 どち らの 場合 もまず 「月 ごとの生産 台 数」 とい う計 画 はあ るが製 品 と して の実態 が ない状 態 があ る。見 込 生産 の場合 は まず ラ インで組 み立 て を行 な うこ とで製 品が 実態 と して存在 す る 状態 にな る。これがス トックヤ ー ドで注 文待 ちの状 態 になるか 、注文 がつ いて 「注 文つ き 実態 あ り」 の状態 にな り出荷 される。受 注生 産 の場合 は搭載 計画 立 案の 時点 で生 産台 数 内 で注文 が さ きに機 番 につ き、 これが ライ ンで組 み立 て られ実態 あ りの状 態 にな る(図   12)。 「製 品 」の状 態遷 移 図 の一部 は 「注 文 」の状 態 遷移 図 と重複 す る結 果 とな った。 注文 見 込 実態 な し 注 文 つ き 組立 激 つ き 実態 な し 実 態あ り 注文 出荷 出荷 注文 組立 ● 見 込 ス トック 注 文 まち 実 態あ り 1 図12:製 品 の 状 態 遷 移 」 13

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一 3.3情 報 の 入 力 源 と な る オ ブ ジ ェ ク ト(注 文)に つ い て 考 え る 。 こ れ ま で は 現 実 世界 に実 在 す る もの に つ い て の 作 業 だ っ た が 、 こ れ ら に 処 理 をお こ な わせ る も と と な る 入 力 情 報 に つ い て の 議 論 は な さ れ て い な か っ た 。 「注 文 」 は い ま ま で に あ ら わ さ れ た 「製 品 、部 品 」 に対 し、 変 化 を お こ す 。 す な わ ち 、 情 報 の 入 力 源 と な る I オ ブ ジ ェ ク トに つ い て は 、 そ の 入 力 が どの オ ブ ジ ェ ク トで 利 用 さ れ る か を 明 らか に す る 必 要 が あ る 。 注 文 の分析 注 文 に は特殊 な仕様 で は ない標 準仕 様 の注文 と、 その他 の特殊 仕 様 の注文 が あ る。 ま た、注 文 が工場 に届 くタイ ミング は小 型機 種 、大 型機種 で特 徴 づ け られ る(図13)。 規 格品 と特注 品 の割合1注 文 の内容 につい ては 、標 準仕様 の規 格 品 にた い して部 品 の変 見込 一 注文 規格品 特注品 大型70% 小 型50% 注文 計 画

需IJ吐1 功 ζユ亘

前月 当月 図13=注 文 の タ イ ミ ン グ 更 が指示 され る注 文 、つ ま り特 注 品 のわ りあ いが 、大型 機種 の場合 約70%、 小 型機 種 の場 合約50%で あ る。 大型 機種 は約70% 小 型 機種 は約50% 計画 立案 時点1『注 文 が きて い る割 合:ラ イン搭載 順序 立 案時 点 で注文 が 工場 に届 い てい る割 合 は 、大 型 機 種 で 約80%、 小 型 機 種 で 約30%で あ る 。l l大 型 機 種 は約80% 小 型 機 種 は約30% 「注文 」 の属 性で ある 「納 期 」 には希望 納 期 と回答納 期 が あ る。 オブ ジ ェ ク ト図 にこれ ら2つ の属 性 を表記 し、互 いの関係 につ い て調 査 した。希 望納期 は工場 に注 文が届 いた とき、い いか えれ ば注文 オ ブ ジ ェク トが発 生 した と き、既 に存在 して い る。 この 時点 で 回答納 期 の ほ うはまだ ない 。注 文 に合 致す る仕 様 の未振 り当 て製 品 が在 庫 と して存在 し てい れ ば 、整 備 、納 入 の リー ドタ イムか ら回答 納 期 を計 算 し、そ うで なけ れ ば組 立 中 、 14

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も し くは 計 画 中 の 製 品 の 組 立 完 了J'定 日 に 整 備 、納 入 の リ ー ド タ イ ム を 追 加 して 回答 納 期 とす る 。 回 答 納 期 は注 文 が 製 品 に 振 り当 て ら れ て は じめ て 得 られ る 。 他 の オ ブ ジ ェ ク ト(製 品 、機 種)と の 関 連, i 注 文 は 機 種 を特 定 し、 そ の 仕 様(部 品 構 成)を 特 定 す る 。 ま た 、注 文 は製 品 に振 り当 て ら れ る 。 そ こZ`注 文 と製 品 や 機i種と の 関 係 を議 論 した 。 当初 、 図14が 得 られ た が 、議 論 の 結 果 、図15と な っ た 。 こ の 議 論 に よ り、注 文 と製 品 、機 種 の 関 係 が あ らわ さ れ た他 、 「機 種 」 に つ い て の コ ン セ プ トが か た ま っ た 。 こ こ で は 「「機 種 」 は 製 品群 の種 類 わ け を す る もの で 、機 種 とい う部 品 群 の か た ま りの 一 部 を特 定 す る こ とで 「製 品 」 が きめ ら れ る 。」 と した 。 注文 (注文NO) 納期 納入 先 部 品構成 変更 ふ りあ て る 製 品 もつ 機種 (コ ー ド) 名 前 部 品構 成 構成す 部 品 i 大 型機 小 型機 図14:注 文 と製 品 、機 種1 注文 (注文NO) 納期 納 入先 部品構 成変 更 が つ い て い る 製 品 を指定 す る 機番 生 産年 月 機種 類 男1 機種 機種名 す る も (コ ー ド) 名 前 て い る 製 品 P 部品 部 品構成 小 型 機 一ユ 部品構成変更

/ヘ

モのもリへも  t ロリサロm ,`'、iピ \ "': !F 」,/i r f1/

1/

\ 、、_〆 ノ' 大 型 機' 図15:注 文 と製 品 、機 種2 15

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一 関 連 オブ ジェク トへの 操作 「注 文 」 は振 り当 て 処 理 に よ り、 製 品 と1対1で 結 び つ く(図16)。 注 文NO、 お よ び機 種 、機 番 で あ る 。 その対 応 ず け は i 製 品 機番 生産 年 月 振 り当 て る (注文NO) 注文 (注文NO) 納期 納 入先 部 品構城 変更 振 り当 て る (機種 、 機 番) 図16:製 品 と注文 の操 作

注文の状態図

注 文 の 状 態 は 「製 品 が 振 り当 て られ て い な い 状 態 」 と 「製 品 が 振 り当 て ら れ て い る状 態 」 を遷 移 す る(図17)。 た だ し、 「製 品 が 振 り当 て られ て い る状 態 」 の な か に は 、 「注 振 り当て 製 品 が 振 り当 て られ ない 製 品が 振 り当て されて いる ● 振 り当 ての 解 除 i 製 品の振 り当 て アリ /注 文 つ き実態 あ り 注 文 と違 う 整備 注 文通 り 図17:注 文 の 状 態 遷 移 文通 りの製 品 に振 り当 て られ て いる状 態 」 と 「注 文 と違 う状 態 」が あ る。 さ らに 「注文 と違 う状 態」 を詳細 化す る と 「機 番 だけ が存在 す る状 態」、「ライ ン上 で組 まれて い る状 態 」、「製 品 と して は完成 してい るが 、注 文 の仕様 と違 ってい る状 態(在 庫 車 に振 り当 て た時 の状 態)」 が あ る。 16 怯囎 劇舶 幽脚 劇 幽 ■口闘■■闘圃 ■■■■■■■國隙

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注 文処 理 のDFD 全 国 デ ィー ラ ー か ら届 く注 文 を工 場 内 の 注 文 台 帳 と して登 録 す る 。 ま た 、 注 文 内 容 に 変 更 が あ っ た と き は 、 そ の 変 更 情 報 を台 帳 に対 し更新 す る 。 振 り当 て をお こ な う と工 場 か らデ1イー ラ ー へ 納 期 を 回 答 す る 。(図18) 新規注文 台帳登 録 注 文 ア イ ー フ ー

台帳 変更 変更情 報 回答納 期 納期 回答 をす る 計 画 日 注 文台帳 製品 台帳 未振 り当 て 注文 仕様 注 文NO. 振 り当 て 1 注 文処 理の デ ータ フm 図18:注 文 処 理 , 1 1 17

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騨 3.4オ ブ ジ ェ ク トや 関 連 に付 随 す る制 約(搬 送 体 、搬 入 場 所 、ラ イ ン)に つ い て考 え る 。 運 搬 作 業 の プ ロ セ ス 運 搬 作 業 は 各 搬 入 場 所 に ロ ッ トケ ー ス を欠 品 に な らな い よ う に は こ ぼ な け れ ば な らな い 。 こ の こ と を考 慮 して 、 ま ず 図19の 運 搬作 業 プ ロ セ ス を考 え た 。運 搬 車 は ま だ部 品 倉 搬入 場所 に余裕 のあるSHOPを 調べ る 搬入す る 運搬 す る 運 搬 ロ ッ トサ イ ズ 搭載 順序 を調べ る 搭載順 序 SHOP名 部 品構 成 在庫 状態 になって いない を調べ る 部 品の うち もっ と も早 く 部品情 報 ライ ンで使 われ る 部品 を調べ る 対 象 部品 だ わ れ てい る 対 象 部 品の 運搬作 業 が 行 われて いるか 運搬 ・ 。 トサ イズ 調べ る を調べ る 行 われ てい ない 「 図19:運 搬 作 業 庫 に残 っ て い る 部 品 の う ち 、 もっ と も早 くラ イ ン で 使 用 され る もの を優 先 的 に は こべ ば よい 。 た だ し現 実 的 に は い ろ い ろ な 制 約 が 加 わ っ て 、 こ の 通 りに は い か な い 。 ま た 、 い くつ も の 案 が あ る と き は 、搬 送 体 は も っ と む効 率 の よい 運 搬 ス ケ ジ ュ ー ル を望 む で あ ろ う。 運 搬 作 業 は 、実 際 こ の よ う に お こ な わ れ て い る か も しれ な い が 、 こ の 時 点 で は ま だ そ の 必 然 性(他 との 関 連)が わ か ら な い 。 搬 入場 所 の分析 図20を 説 明 す る。搬 入場 所 で は部 品 が増 減 す る 。搬 入 場 所 に部 品 を搬 入す る こ とに よ ってそ の状 態 が 「空(部 品が まった くない状 態)」 か ら 「満杯(こ れ以 上 部 品 を搬 入 す る こ とがで さない状 態)」 まで変化 す る。 ま た部 品 をSHOPで 使用 す る こ とに よ り 9 逆 方向 に変化 す る。 部 品倉 庫 部 品倉庫 は部品物 置 の あつ ま りであ る。 こ こで は 「部 品が な い状 態 」、「規 定在庫 量 の 状 態」、「規 定在 庫 量 を超 過 した状 態 」 を遷移 す る(図21)。 18

(21)

」 i 1

SH。

識.

危 ない くf・・闘 SHOPで 使 う 搬 入 警告状 態 SHOPで 使 う 搬入 余裕 あ り SHOPで 使 う 搬入 満杯 図20:搬 入 場 所 の状 態 遷 移 い らない 部品 はあ るが 必 要な 部品が ない event部 品 が 欲 しい 規 定 在 庫 な し 入 っ て き た も っ て か れ た 規 定 在 庫 あ り 入 っ て き たab もっ て か れ た 配 置 が え 在 庫 量 超 過 a一コ注 文 ス トッ プ event b-→ レ 物置 の割 り当 て変 更 図21:部 品 倉 庫 の 状 態 遷 移 「 i 19 一

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ロ ッ トの 発 見 「搬 入 場 所 」 で は 搬 入 ロ ッ トの 単 位 で 入 っ た 物(部 品)が 一 点 ご と に 出 さ れ て い く。 操 作 と して 「ロ ッ トケ ー ス を入 れ る 」。 と 「部 品 を取 り出 す 。」 が あ る 。 ま た 、 こ の 議論 で 「ロ.yト 」 とい う オ ブ ジ ェ ク トが 新 た に考 え られ た 。 こ こ で 、 こ の 新 た に 見 い だ さ れ た 「ロ ッ ト」 に つ い て考 察 して お く。 「ロ ッ ト」 は 部 品 の か た ま りで あ り、搬 送 体 に よ っ て 部 品 倉 庫 か ら ,SHOPの 搬 入 場 所 に運 搬 さ れ る(図22)。 状 態 遷 移 図 を考 え る と、 図23で 「ロ ッ ト」 は まず 部 品 倉 庫 で 保 管 状 態 に あ る 。 こ れ が 搬入場所 搬送 体 誰 が 何 個 い つ ま で に ど こ か ら ど こ ま で 運 ぶ ロ ッ ト 現在 あ る部 品の数 取 る(何 個) 剛 部 品 タイプ(名 称) 作 業時 間 部 品倉 庫 図22:ロ ッ ト オ ブ ジ ェ ク ト 1 運 搬 車 両 に よ っ て 運 ば れ(搬 送)、SHOPご との 搬 入 場 所 に お さ め られ る 。搬 入 場 所 で は ロ ッ トは そ の 構 成 要 素 で あ る 部 品 が つ ぎ つ ぎ と取 り出 さ れ て い く とい う状 態(使 用 中)に な る 。 しか し 「ロ ッ ト」 は ま た 、 「部 品 」 の1つ の 状 態 で もあ る 。 「部 品 」 は 「ロ ッ ト(の 状 態)」 の ほ か 「製 品 」 と して 存 在 し、 ま たSHOPの ベ ル トコ ンベ ア 上 で は 単 体 と して 「組 み 付 け 待 ち 」 の状 態 もあ る 。 ロ ッ トの 状 態 図 は 部 品 の 状 態 図 に 包 含 さ れ る 。 ロ ッ トに 対 す る 操 作 は 「部 品 を と る(何 個)」 で あ る 。 ラ イ ン の 制 約(オ ブ ジ ェ ク ト) 生産 台 数の 限界 は ラ インの限界 速度 か ら得 られ る。搭 載 順序 立 案 に関 す る ラ インへ の 操作 と して 、「製 品 に ライ ンオ ン時 間 、 ライ ンオ フ時 間 を伝 え る」 が あ る。 この操 作 を お こ な うため には 、 ラ インの動作 状 況 を知 る必 要 が あ る。 ラ インはそ の月 、その 日の計画 台数 に応 じて ラ イン速度 を変 化 させ るこ とがで きる。 ま   た製 品 の売行 きが好調 な時 は ライ ン稼働 時 間 を延長 して その需 要 に答 えて い る。 ラ イン 速度 の 限界値 はSHOPご との部 品組 み付 け時 間 に よ って きま る。 ライ ン速 度 を限界 に 近 くさせ て も定 時 に生 産 す る こ とがで きそ うにな い場合 は ライ ン稼働 時 間 を延 長 して対 処 す る。 ラ インの時 間計 算 ラ イ ン の 状 態=ラ イ ン は 「停 止 状 態 」、 「動 い て い る 状 態 」、 「異 常 状 態 」 を遷 移 す る 。 「動 い て い る状 態 は 詳 細 化 す る と 、 そ の 速 度 に よ り 「普 通(基 本 的 速 度)の 状 態 」、 「速 い 状 態 」、 「遅 い 状 態 」 を 遷 移 す る 。 「普 通 の 状 態 」 は さ らに 詳 細 化 で き 、 「稼 働 時 間 が 長 20

(23)

1 部品 の状態 遷移 ロ ッ トの 状 態 遷 移 搬送 中 取 り出 し[空 で な い] 保管 使 用 中 取 り出 し中[空] /ロ ッ トを 取 り出 (部品倉庫) (搬送体) (搬入場所)

取 り外 し[再 利用 可] ● /倉 庫 に戻 す ロ ッ ト 『← 一一 一一一一 取 り出 し [ベ ル トコ ン ベ ア あ り] 取 り出 し [ベ ル トコ ン ベ ア な し] ,組付 け待 ち 取 り外 し[再利用不 可]

製品/1-◎

ライン見 る /組 付 け 組付 け と りや め /倉 庫 に戻 す ● E 図23:ロ ッ ト と 部 品 い 状 態 」 と 「稼 働 時 間 が 短 い 状 態 」 と に わ け られ る(図24)。 製 品 ご との ラ イ ン オ ン時 間 、 ラ イ ン オ フ 時 間 を知 る に は 、一 日 の作 業 開 始 時 間 の 他 、 ラ イ ン ピ ッチ(ラ イ ン の 速 度)を 知 らな け れ ば い け な い 。 ラ イ ン ピ ッチ は 、 ラ イ ン ピ ッチ=稼 働 日数 × 一 日の 稼 働 時 間/生 産 台 数 で 求 め る 。 単 位 は(分/台 数)で あ る。 た だ し、 こ れ が ラ イ ン限 界 速 度 よ り も速 くな る 場 合 は稼 働 時 間 を延 長 して対 処 しな け れ ば な ら な い 。 図24の 状 態 遷 移 図 よ り も とめ た ラ イ ン の 生 産 時 間 を え る処 理 を 図25に 示 す 。 上 記 の 分 析 の よ うに 、状 態 遷 移 図 とデ ー タ フ ロ ー 図 は ま っ た く独 立 した も の で は な く、 製 品 の搭 載 時 間 を計 算 す る た め に は 、 ラ イ ン ピ ッチ の 情 報 が 必 要 で あ り、 ラ イ ン ピ ッチ の情 報 は 、 ラ イ ン の 稼 働 状 態 に 依 存 す る 。1' 21

(24)

i ライ ンの状 態遷移 あさ [稼働 時 間帯] 事故 停止 動 い て い る 異常 夕 方 [稼働 時 間帯以 外] 復 旧 [原因の解 決] 動 い て い る 速 い 生産 台数 が 標準イ多直よ り い \ [生産 台数 く

辮 が

欝 が/

生 産 台数が      に  い

叫 φ

o 遅 い i 生産 台数 が 標準 値 よ り       が  な い

/ノ 断

普通 の速 さ [Oh< 少 ない 稼働 時 間 く 8h]

稼騨

多 い く 稼働 時 間 く 稼難 、間が [8h 24h] 1 1 」 図24: ラ イ ンの状 態 遷移 22 '占韓 醐繭■嘲醐劇■■欄■圏幽關■闇圏■■■圏■■■■■■勝

(25)

図25:ラインの時間計算

23

(26)

4オ

ブ ジェク トモデ ル と制約 を利用 して機 能 モデ ル(ラ

イ ン搭載計 画 を

表現 す るデ ー タフ ロー図)を 仕様 化 す る方 法。

4.1オ ブ ジ ェ ク トモ デ ル の 仕 様 化 、 I こ れ まで の分 析 に よ っ て得 られ た オ ブ ジ ェ ク ト図 を 図26に しめ す 。 ル 仕 様 化 の 出発 点 とな る 。 この図 が機 能 モデ ス ト ッ ク ヤ ー ド 置 か れる 物置 置 ける量 置 いてあ る量

酵 稿 福個

あ と何個 入 るか ラ イ ン ラ イ ン ピ ッチ SHOP数 流 れ る {ordered} 持 っ て い る {ピ ッ チ ▲ 製 品 機番 生 産年 月 限 界 速 劇 持 つ {ordered} SHOP 長 さ 組付場所 部位 振 り当 てる (注文NO) つ い て い る 注文 搬入場所 (注 文NO) 納 期

齢 毒成顛

振 り当て る (機種 、機 番) {orderedj 作 業時 間 スキ ル 指定 す る 部 品 タイ プ(名 称) 作業 時 間 ベ ル ト コ ンベ ア inoutQ ueue an 機種 (コ ー ド) 名 前 搬送体 能力 運ぶ ロ ッtト 現在 あ る部品 の数 取 る(何 個) 部品倉庫 部品物 置 立品 保 管す る

i

図26:オ ブ ジ ェ ク ト図 4.2目 標 の設 定 工 場 にお け る 目標 は大型 ライ ン と小 型 ライ ンで異 な る。小 型 ラ イン は、納期 短縮 であ り、大型 ラ インは生産 性 の 向上 であ る。 ただ し、小 型 ライ ンで も生 産性 を無視 した納期 短 縮 はあ りえない し、大 型 ライ ンで も納期 を考 えな い生 産性 を図 って も意 味 が ない 。お 互 い どち らか ごい うと納期 短 縮 に 、 も し くは生 産 性向 上 に主眼 をおい た 目標 とい うこ と で あ る 。 この 他 、 共 通 の 目標 と して 「注 文 の 希 望 納 期 に こ た え る 」 が あ る 。 す な は ち 、 ヂ 小 型 ライン に対 して は納期 短 縮 、大型 ラ イン に対 して は生 産性 向 上 とい う目標 が以 下 の よ うに決 定 され る。 (1)納 期短縮 生 産 か ら出荷 まで の期 間 を短縮 で き る よ うな搭 載順 序 をか んが え なけ れ ば な らない 。 一台 の製 品の レベ ル でみ る と生 産 リー ドタイム は どれ も同 じで あ り、その順序 がどうな ろ うと部 品 か ら製 品が組 み上が る期 間 は変 わ らない 。 しか し、あ る機 種 の製 品 がそ の月 の後 半 にか た まって生 産 され てい る とす れ ば、そ の製 品 は月の後 半 まで納 入 す る こ とが 24 " 哨 蝸嗣噸軸 圏噂■闇 噂■圏闘■■■ ■闇■■■■■■■ ■膨

(27)

で き な い 。 も し も ユ∼2日 の ス パ ン で生 産 さ れ て い れ ば 、 ほ ぼ 組 立 の 作 業 時 間 だ け で 納 入 す る こ とが で き る 。 今 回 の ば あ い 、小 型 製 品 全 体 と し て 求 め る 製 品 が い か に 早 く顧 客 の も と に納 入 され る か が 主 要 な 目標 で あ る(図27)。 1 注文 台帳 仕様 注 文 の製 品が 在庫 車 と して 存在 す るか 調べ る 製 品台帳 希 望納期 [ない]計 希 望納期 を満 たす画車 の うち 計 画 日の 製品 を あげ る [ある] 回答納 期 を 計算 す る 回答納期 図27:納 期 回 答 ヒ (2)生 産 性 の向上 大型 製 品 の場合 、小 型 製品 ほ ど納 期 には こだ わ らない 。部 品 自体 が高価 で あ り、小 型 ラ インの計 画生産 方式 の よ うに部 品 、製 品共 に工場 内 の在庫 状 態 をそ れ ほ ど多 くして お くこ とがで きない ため であ る。 この ため受 注生 産方 式 とな ってい る。工 場 と して の 目標 は生 産効 率 を高 め る こ とで ある。生 産効 率 をあげ るた めの対 応 策 と して は、作業 手順 の 簡素化 があげ られ る。搭載 順序 に よって どこの作業 が どれだ け影響 を受 け、そ の改 善の た め に ど うす れば よいか を考 え るこ とが 目標 であ る。 例 え ばラ イ ンの部 品組 付作 業 で は 、同一種類 の製 品 を連 続 で生 産 す る こ とに よ り、部品 をあつ か う工 具 、治 具 の取 り替 え作 業 を低 減す る こ とが で きる(図28)。 4.3制 約 の 洗 い だ し 目標 実 現 に あ た っ て は い くつ か の 制 約 を満 足 しな け れ ば な ら な い 。 す な は ち 図26で 示 した オ ブ ジ ェ ク トモ デ ル に お い て 、 ク ラ ス の各 属 性 や 関 連 は以 下 に述 べ る よ う な 制 約 を もっ 。 (1)オ ブ ジ ェ ク トへ の 対 応 づ け 目標 達 成 に あ た っ て は各 オ ブ ジ ェ ク トの 制 約 を 無 視 して 考 え る わ け に は い か な い 。 そ の 結 果 まず 、 こ の 目標 をオ ブ ジ ェ ク ト個 々 に対 応 づ け る作 業 をお こ な っ た 。 オ ブ ジ ェ ク トそ れ ぞ れ の 役 割 を 目標 に い か す た め に は ど うい う振 る ま い が 必 要 か 、 ま た 、 ど うい う 処 理 手 順 をお こ な え ば よ い か とい う こ と を考 え る こ とで 、 結 果 と して 全 体 が こ の よ うな 目標 を実 現 す る た め の シ ス テ ム と して モ デ ル化 で き る の で は な い か と考 え た 。 25

(28)

i 工具番号

/、

作業手順書

組付手順 工具 を

取り替える \

違 う部品 部品を \ ラ イ ン に 載 せ る 、1 同 じ部品1 }ノ f_i 部 品 を組 み 付 け る 図28:部 品組 み付 け作 業 (2)搬 入 場 所 に つ い て ポ リ シ ー1一 旦 、搬 入 場 所 に入 れ た ロ ッ トは 、部 品 が 空 に な る まで 部 品倉 庫 に戻 さ れ る こ と は な い 。(搬 送 作 業 が 無 駄 に な る か ら) 制 約:一 度 に 保 管 で き る 量 に は 限 界 が あ る 。 こ れ は搬 入 場 所 ご とに 異 な る 。 (3)搬 送 体 に つ い て 制 約1搬 入 車 両 が 一 度 に運 べ る ロ ッ トケ ー ス に は 、 限 界 量 が あ る 。 ま た 、一 回 の 運 搬 作 業 の 時 間 に も限 界 が あ る 。 ポ リ シ ー:ど うせ 運 ぶ な ら 、 で き る だ け た くさ ん の ロ ッ トケ ー ス(MAXは 限 界 量)を 一 度 に 運 び た い (4)搬 送 体 と搬 入 場 所 の 関 連 に つ い て 搬 入 場 所 が 無 限 に収 納 枠 を もっ て い る とす る と、搬 送 体 の 運 搬 計 画 と ラ イ ン上 の 搭 載 順 序 は 関 連 性 が うす くな る 。 ま た 搬 送 体 の 搬 送 能 力 が 無 限 に な っ て も同 様 で あ る 。 搬 入 場 所 と搬 送 体 、 ,そ れ ぞ れ に 限 界 量 を もつ と い う条 件 で 、 以 下 の 制 約 が 生 じて い る 。 ユ、搬 入 場 所1ロ ッ トケ ー ス が1個 以 上 空 に な ら な い と 、搬 送 体 は そ の 搬 入 場 所 に ロ ッ トを搬 入 す る こ とが で き な い 。1 2、 搬 送 体 は 搬 入 場 所 に 保 管 さ れ て い る ロ ッ トケ ー ス が す べ て 空 に な る ま え に 、必 要 部 品 の ロ ッ トを搬 入 しな け れ ば な らな い 。 3、 搬 送 体 は 上 記1、2を 満 た しつ つ 、一 日 の 作 業 時 間 内 に そ の 日 の 必 要 量 の ロ ッ ト を 各 搬 入 場 所 に 運 ば ね ば な ら な い 。 (こ こ で 、 搬 送 体 は 一 台 の フ ォー ク リ フ トを さ す の で は な く、 運 搬 作 業 をお こ な っ て い る もの の 総 体 を指 す 。) 26

(29)

搬 入場所1

Eiヨ

搬入場 所2

搬入 場所3

0

[コ

1ロ ッ ト 1ロ ッ ト

1

ロ ッ ト補 給 朋1朋1朋 朋 薗璽醒璽朋1醒朋 璽暫醒置朋 朋1開 贋醒朋 醒1朋■置iil 搬 入の 限 界量 搬入場 所N

[コ

[コ

図29:運 搬 作 業 (5)準 同型写像 か らの考 察, 製 品が ライ ンに並 ぶ とい う関係 は部 品がSHOPに 並 ぶ とい う関係 と 同 じか た ちであ る(図30)。 た だ し、同一 製 品で も構成 部 品 に よ ってそ れぞ れ の運搬 ロ ッ トサ イズ は異 なる。製 品 の組立 ロ ッ トサ イズ は、 この構成 部 品 それ ぞ れの運搬 ロ ッ トサ イズ か ら最 適 とお もわ れ る数 をひ とつ え らんで決 定 してい る 。 前 に搬 入体 の効 率 が搬 入場所 にお け る部品 の使 用状 況 の影響 を受 け る こ とを考 察 した。 ラ イ ン ピッチ の限界 速度 SHOP数 ordered SHOP 展 さ ordered 製 品 機番 生産 年月 ordered 部 品 タイ プ(名 称) 作 業時 間 } 図30:製 品の並 び と部 品 の並 び ま た こ こ で 、SHOPに 並 ぶ 部 品 のSHOPに 並 ぶ 部 品 の 順 序 か ら、 シ ス テ ム の 目的 で あ る ラ イ ン搭 載 順 序 が 導 け そ うで あ る 。 27

(30)

(6)部 品搬 入計画 そ こ で 図31を 書 い た 。 運 搬 体 は 搬 送 計 画 に も とず い て 搬 入 作 業 をお こ な う も の とす る 。 そ の搬 入 計 画 は い くつ か の 入 力 デ ー タ の 他 、 関 連 オ ブ ジ ェ ク トか ら の 制 約 を う け 、 そ の 範 囲 内 で 計 画 を練 る。 製 品台帳 仕様 計画 日 機種別部品 構成情報

講7一

保管 限界 ロ ッ ト数 部品搬 入計 画 の立案 運搬単位 搬入 情報 SHOP 搬入体 搬入計画 1 図31:部 品 の 搬 入 計 画 (7)ラ イ ン搭 載 順 序 これ を ライ ン搭 載 順序 に応用 して図32を 書 い た。工 場 は生 産計 画(ラ イ ン搭 載計 画) に も とず い て生産 活動 をお こな う。生産 活動 には各部 門 に応 じたプ ロセス が存在 し、そ れ らは各 部 門 ご との制約 を うけて い る。 今 回の作 業で書 い たオ ブ ジェ ク ト図 は、この生 産 プ ロセス の静 的構造 を示 す もの で、 目 的 であ る計 画 システ ム 自身 を指 す もので はな い。 しか し、各 部 門の構 造 、制 約 を考 え る こ とで現 実世界 に即 した計 画 を立案 す る こ とが で きそ うで あ る。 また 、先 の搬 送体 の例 で は 、「搬送 体 は もっ と も効率 の よい運 搬 ス ケ ジ ュール を望 むで あ ろ う。」 との記 述 が あ ったが 、ラ イ ン搭 載 順序 に も、関連 オブ ジ ェ ク トか らの制 約 の ほか 、 よ りよ㌣搭 載 順序 の判 断基 準(ポ リシー)を 考 えて み る こ とにす る。 1 28

(31)

生産 台数 i 生産 台数 生産 計画 を 立案 す る 制約

注文 納期 仕様 搭載順序 製品仕様 制約 生産 す る %隔 納期 各 部 門 の制 約 製 品

%へ

出荷 す る 部 品倉 庫 か ら 部 品 を運 ぶ 部 門 、 部 門 間 の プ ロ セ ス 製 品 を 保 管す る 製品 を 整備 す る 搬入 場所 にいれ る 製 品 に部 品 を 組付 け る 1 図32:ラ イ ン搭 載 計 画 4.4ポ リ シ ー の 決 定 4.2で 決 定 した 目標 に対 して4.3で 列 挙 した 制 約 を み た す 解 は複 数 個 あ る 。 そ の う ち の どれ を 選 択 す る の か と い う判 断 は こ の 時 点 で お こ な わ れ な け れ ば な ら な い 。 選 択 基 準 に相 当 す る もの を こ こ で は ポ リ シ ー と呼 ぶ こ と にす る 。以 下 の7つ の ポ リ シ ー を決 定 した 。 (1)SHOPの 作 業 量 組立 作業 者 と しては1組 み立 て る製品 の機種 が かわ る と、治具 や工 具 の取 り替 え な ど 作 業の段 取 り変 え が発生 す る。 なるべ く同一機 種 を連 続 して組 み立 て たい 。 ライ ン管理 者 と しては=機 種 に よ りSHOPご との作業 負荷 にか た よ りが あ るた め、 同 一機種 がつ づ ぐと全体 の組 立作 業効 率 が 落 ちる。 、 <2)部 品倉 庫 の容 量 部 品倉 庫 には部 品 ご とに保 管 ス ペー ス が決 ま ってお り、保 管数 量 に は限界 が あ る。 ま た、部 品の保 管 には 、保 守 に関 わ る費用 、税 金 な どの諸 費用 が か か る。その ほか 、モデ ル チ ェ ンジや設計 変 更 な どの問題 か ら、 な るべ く長 い期 間の保 管 は避 け たい 。 29

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n. (3)部 品 運搬作 業 同一 部品 を運搬 ケー ス に収 め 、そ の単位 で運 搬作 業 をお こな って いる ため 、運搬 作 業 者 と して はこの部 品 の運搬 単位 ご とに組 み立 て られて い くと運搬 効 率 が よ くな る。 I (4)搬 入場 所の 容量 部 品 の運搬 作業 者 は 、各SHOPご との搬入 場所 に運搬 ケ ース を収 め るが 、搬 入 場所 の容量 を越 え る部 品 を搬 入す る こ とは で きない 。小 物 部品 の場 合 はケ ース を縦 に積 んで おい て、必 要 な数だ け部 品 をと りだす こ とが可 能だが 、大物 部 品 の場合 は地 面 に並べ る ので 、奥 の 部品 を と りだそ う とす る と、前 の部 品 を移 動 させ な けれ ば な らず 、あ ま り多 齢 種 の部 品 をお くこ とはで きない 。 (5)ス ト ッ ク ヤ ー ド ス ト ッ ク ヤ ー ド の 容 量=ス ト ッ ク ヤ ー ドに は駐 車 ス ペ ー ス に 限界 量 が あ る 。 ま た 、 製 品 の 保 管 に は 、保 守 に 関 わ る費 用 、 税 金 な ど の 諸 費 用 が か か る 。 こ れ は 部 品 の 保 管 よ り も高 価 に な る 。 ま た 、 モ デ ル チ ェ ン ジ や 設 計 変 更 な ど の 問 題 か ら 、 な る べ く長 い 期 間 の 保 管 は避 け た い 。 ス ト ッ ク ヤ ー ド の 在 庫 車=ス ト ッ ク ヤ ー ド に 対 象 機 種 の在 庫 車 が あ る 場 合 に は 、 そ の 製 品 を振 り当 て す れ ば よ く、 急 い で 組 む 必 要 は な い 。 (6)製 品 運搬作 業 工 場 か ら各地 デ ィー ラー に製 品 を出荷 す る時 、 同一搬 入先 ご とに輸 送 トラッ クに複 数 台 の製 品 を載 せ るが 、搬 入先 ご とに製 品が組 み 立 て られ る と トラ ック待 ちが 減 るの で都 合 が よい。 (7)部 品構 成 違 う機 種 で も同一 部 品 を使 って い る場合 が多 々あ る ので 、組 み立 て作 業 は、製 品 レベ ルの連 続 同一種 類 の数 と部 品 レベ ル の同一種 類 の 数 には違 い があ る。 つ ま り、 ライ ン上 で 同 じ機種 の 果品 が3台 つ つ しか並 んでい な くて も、 あるSHOPで 並 ぶ部 品 は共 通部 品 で あ る た め 。13個 以 上 す べ て 同 じ部 品 で あ る とい う ケ ー ス もあ り得 る 。 ま た 反 対 に 振 り当 て られ た仕 様 に よ っ て は 、 同 じ機 種 が ラ イ ン上 に 並 ん で い る の に 、 一 台 つ つ 異 な る 部 品 を装 着 す る こ と も あ る 。 4.5ポ リ シ ー の 優 先 度 上 記 の ポ リ シ ー に つ い て 、 優 先 度 を つ け る と以 下 の 通 り とな る 。 小 型 ラ イ ン の 場 合1 1.ど の 機 種 も毎 日生 産 さ れ る程 度 に な る べ くバ ラす 。 2.組 立 ロ ッ トサ イ ズ を守 る 。 30 隔硝 幽■闘■■■■■■■■■■■■■■膨

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3.機 種 の 部 品 構 成 を考 慮 した 、組 立 作 業 の 効 率 を考 え る 。 4.在 庫 車 両 を 減 らす よ う に す る 。 大 型 ラ イ ンの 場 合:・ 1 1.組 立 作 業 の効 率(特 に段 取 り変 え 作 業 の 発 生 瀕 度)を 考 え る 。 2.納 期 に 間 に あ う よ う に す る 。 3.輸 送 の 効 率 を考 え る。 4.在 庫 車 両 を 減 らす よ う に す る 。 4.6制 約 、 ポ リ シ ー か ら ラ イ ン搭 載 計 画(機 能 モ デ ル)を た て る 以 上 、 定 義 して き た オ ブ ジ ェ ク トモ デ ル 、 目 標 、 制 約 、 ポ リシ ー の 優 先 順 位 を考 慮 し て作 成 した ラ イシ 搭 載 順 序 立 案 プ ロ セ ス を図33に しめ す 。各 プ ロ セ ス は 制 約 や ポ リ シ ー か ら得 ら れ て い る 。 こ れ ら の処 理 プ ロ セ ス の順 序 に つ い て は シ ス テ ム 実 装 に よ る 影 響 が お お きい が 、 ど の ポ リ シ ー に重 要 度 を もた せ る か と い う よ う な判 断 は 設 計 時 に あ き ら か に す る 。 大 型 ラ イ ン の場 合 も小 型 ラ イ ンの 場 合 も まず 、 「納 期 に 間 に 合 う よ うな順 序 」 と い う 「制 約 」 を ク リ ア し た 案 に つ い て 、 そ の 他 の ポ リ シ ー か ら の 選 択 処 理 を お こ な っ て い る 。 i レ 31

(34)

' i

… 別

一 一 す

婁の

薗 一

う一 懸 う

序㌃ 論

大型ライン/ 組 付作 業 の 回数 を計算 す る

1

納期 に間に合 う

並び順

治具 取替作 業 の低減 毎 日 毎 日生産す る順番 を 選び 出す 小 型 ラ イ ン 生産 したい 搬入作 業 の 回数 を計 算す る 並 び順 ご との 取 り替 え 回数

[亟]、

/搬 入 作業 ● /一 〆 の低 減

ポリシー

灘 轍[圃

I/__/ 最 も回数 が ライ ンの稼働 状 況 少 ない もの を 搭載順 序

購 序とする \

ラ インオ ン時 間 を計算 す る

\ ライン騰 画/

1 } 図33:搭 載 順 序 立 案 プ ロ セ ス 32

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一 5ま と め 5.10MTの 評 価 と改 良 す べ き点 は じめ に 述 べ た よ う に 、OMT方 法 論 を業 務 レベ ル で 利 用 可 能 に す る に は 、 1 1.対 象 業務 世界 を支 え るオ ブ ジェ ク トを洗 い 出す手 法 を整 備す る 2.オ ブジ ェ ク トモ デ ル上 にデ ー タフ ロー 図や状 態遷 移 図 を構 築す るため の手 法 を整備 す る の2点 を改 善す る必 要が あ る。本 報告 で は この うち2に 対 して一つ の解 を得 る こ とが で きた。す なはち 、以下 の手 順 に従 って明確 な基 準 の も とに機 能 モデ ル を構 築す るこ とが で きる。 1.対 象 世界全 体 の構造 の定 義(図1) 2.対 象 世界 を構 成 す る要素(部 門)内 にお いて 「処 理」 の世界 を記述 す るに あ た って必 要 とな る 「もの」 の洗 い 出 しと関連 づ け 3.・ 対象 世界 の 「場 」 とな るオブ ジ ェ ク ト群 につ い ての モデ ル構 成 の再 吟味 ・対 象 世界 の 「主 人公 」 とな るオブ ジ ェ ク ト群 につ いて の状 態 とその遷 移 の 把 握   ・情 報 の 入 力 源 と な る オ ブ ジ ェ ク ト群 に つ い て の、 そ の 利 用 先 の 決 定 ・制 約 や ポ リ シ ー に 関 連 す る オ ブ ジ ェ ク ト群 の 識 別 4.オ ブ ジ ェ ク トモ デ ル の 仕 様 化 5.目 標 の 決 定 6,制 約 の 洗 い だ し 7.ポ リ シ ー の 決 定 と優 先 順 位 づ け 8,種 々 の 制 約 を 充 足 しつ つ 、 ポ リ シ ー に従 っ て 機 能 モ デ ル(ラ イ ン搭 載 計 画) をデ ー タ フ ロ ー 図 で 表 現 す る 一 方 、1の 問 題 に 対 して は 、 オ ブ ジ ェ ク トの 洗 い 出 し法 そ の もの に 対 す る 手 段 は確 定 し え な か っ た が 、 オ ブ ジ ェ ク トモ デ ル の 果 た す 役 割 が 明 確 に な っ た 。 す な は ち 、 図 』34にお い て 、 オ ブ ジ ェ ク トモ デ ル は 、機 能 モ デ ル を構 築 す る に あ た っ て 充 足 さ れ るべ き制 約 の 表 現 の 土 台 と して の 役 割 を果 た す 。 制 約 を 充 足 させ る程 度 は 、 ポ リシー に従 い機 能 モデ ル と して表 現 される。 この事例 研 究 を通 じて 「計 画 立案 」 タイプ のアプ リケー シ ョンに対 す る分 析法 が あ る程 度 明確 にな った。す な はち 、OMT方 法論 で は明確 にそ の役 割 が 述べ られて い ない各 オ ブ ジェ ク トの制 約 が重 要 な因子 と して浮 か びあ が って きた。 この 制約 と目標 の うち どれ を重 要視 す るか 、また優先 順位 をど うす るか に よって構 築 され る システ ムが変 わって く る。入 力情 報 、プ ロセス に制 約 を与 え る条 件 の ほか 、ポ リシー に よって シス テムの機 能 モデ ルが構築 され る。 構 築 され るシス テムの評価 は この制 約や ポ リシー を どの程 度満足 させ るか で決 ま る。(図 35)。 工 場 の能 力 に もとず い た制 約 か ら計 算 され る搭載 順序 は、 その搭 載順 序 で 生産 工 33

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1 1.

1

ポ リ シ ー

機 能 モ デ ル

1オ ブ ジ ェ ク ト1

図34:オ ブ ジ ェ ク トか らの 目標 の 達 成 入 力 」 ポJ 計画 立案 制約 計画 評価 評価関数 評価結果 図35: シス テ ムの評価 34

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程 を シ ミュ レー ト した 結 果 の 工 場 全 体 の ポ リ シ ー を ど の程 度 満 た して い る か で 評価 で き る 。 機 種 ご との 生 産 台 数 を 入 力 情 報 と して 、 搭 載 順 序 決 定 プ ロ セ ス に よ り得 ら れ る順 序 情 報 を評 価 プ ロ セ ス に よ っ て 評 価 す る 。 この 評 価 プ ロ セ ス は評 価 の た め の パ ラ メ ー タ が 必 要 で あ り1こ れ は 制 約 、 ポ リ シ ー か ら え ら れ る も の と思 わ れ る 。 こ の事 例 研 究 の 結 果 を ふ ま え て 、 さ ら に検 討 さ れ るべ き課 題 は 以 下 の 通 りで あ る 。 す な は ち今 回 の 分 析 作 業 に お い て対 象 と な る シ ス テ ム を と りま く環 境 、 つ ま り入 力 情 報 の 他 、 制 約 情 報 、 ポ リ シ ー に つ い て 各 オ ブ ジ ェ ク トに つ い て 検 討 す る こ とが で きた 。 しか し、 ポ リ シ ー を表 現 す る モ デ ル は な い 。 ドキ ュ メ ン ト と して は 、 オ ブ ジ ェ ク ト図 を は じめ と す る各 モ デ ル 図 を 、 完 成 図 に い た る ま で の 作 業 途 中 の もの も残 して お く と 、議 論 の 展 開 をつ か む こ とが で き る 。 た だ し 、分 析 作 業 は 各 オ ブ ジ ェ ク トに拡 散 した 議 論 に な る た め 、 各 対 象 ご と に 整 理 しな お す 必 要 が あ る 。 5.2オ ブ ジェク ト指向 分析/設 計 方法 論 と構 造化 分析/設 計 方 法論 の比 較 比 較1:プ ロセス を詳 細化 す る際 、構 造化 分 析/設 計 方法 論 で は 、入 出力 情 報 に近 い プ ロセスか ら順 に定 義 して い くが 、詳細 化 レベ ルの とらえ方が あ き らか に されて お らず 、 同 じ詳細化 レベ ル におけ るプ ロセス のつ なが りにつ いて一貫 性 を とる こ とが むず か しい 。 これ に対 し、オ ブ ジ ェク ト指 向分析/設 計 方 法論 の場 合 は 、5.1で 述べ た よ うな明確 ヒ な 指 針 の も と に 機 能 モ デ ル を定 義 して い け る 。 こ れ に よ り、 プ ロ セ ス の 詳 細 化 レベ ル に 一 貫 性 を持 た す こ とが で き る 比 較21ま た 、構造 化 分 析/設 計 方 法 論 で は 、 処 理 の な が れ が 各 階 層 に分 断 さ れ て し ま い 、 一 連 の 処 理 と して と ら え る こ とが 難 しい 。 オ ブ ジ ェ ク ト指 向 分 析/設 計 方 法 論 の 場 合 は 、 オ ブ ジ ェ ク ト、 も し くは オ ブ ジ ェ ク トの 関 連 ご と に処 理 の ま と ま りが あ るDFD が 作 成 で き る た め ポ イ ン トを つ か み や す い 。

参考文献

[11オ ブ ジ ェ ク ト指 向 方 法 論OMT、J.ラ ン ボ ー/M.プ レ メ ラ ニ/F.エ デ ィ/W. ロ ー レ ン セ ン著 、 羽 生 田 栄 一 監 訳 、 ト ッパ ン [2]構 造 化 分 析 の 事 例 研 究(生 産 管 理 シ ス テ ム)倉 谷 祥 久/門 脇 千 恵/西 山 雄/落 水 浩 一 郎 著、JAISTResearchReport,IS-RR-93一 σ01S 35

参照

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