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JAIST Repository: 産業科学技術立国と国研の役割 : 技術と科学, そして科学技術

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Academic year: 2021

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Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 産業科学技術立国と国研の役割 : 技術と科学, そして 科学技術 Author(s) 柏木, 寛 Citation 年次学術大会講演要旨集, 12: 118-119 Issue Date 1997-09-26 Type Presentation Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/5579

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

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ヰ 寺男 り講 j 寅 産業科学技術立国と 国研の役割 一枝 術 と科学,そして 科学技術 一 柏木 寛 ( トッパン・バループ 総研, 慶樵 義塾大学 ) 技術 : 自然生態系の 中で、 「自らを守る」ことから、 今日の「自然に 対 する挑戦」を 貫徹するための 機械を組み立てることを 技術進歩と 呼んできました。 我が国では、 我々の身の回りにあ る伝統工芸 や 、 絵画や歌舞音曲等 の匠 や芸術の世界をも 包含します ( 田中美矢口太郎 ) 。 科学 自然を正しく 記述する ( ウイットゲンシュタイン ) 科学技術 : 科学的知見によって 裏 打ちされた技術。 工学 : 科学的知見を 礎とする技術によって、 人間や、 社会に与えるイン パクトが大きなシステムを 作りあ げることを目的とする。 逆の姉段論法の 世界。 我々は、 物事を単純化し、 論理的に説明の づ く部分を切り 出し、 所謂 「要素還元主義」にもとづく 西欧科学技術哲学に 裏 打ちされた学問体形を 築く努力をしてきました。 研究のタイプとしては、 「使命誘導型研究開発」と、 「好奇心駆動型 研 究 開発」があ ります。 この

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な二分法は、 一般に好んで 用いられますが、 そんなに明確な 仕分けが出来るものではない 事を前提に、 どちらに力点が あ るかに よ る分類を考えます。 「使命誘導型研究開発」 総合安全保障を 含む安全で豊かな 国民生活を達成しょうと 高 3 命題が有 り、 国としての具体的狙 いは、 国富の形成 : 産業振興、 雇用の確保 国民生活の質の 向上 : 災害対策を含む 安全保障、 公共福祉 にあ ると考えます。 これに応えるためには、

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産業構造の変革をもたらす、 世界一指向 聖戦略研究、

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キャッチアップ 型戦術研究があ ります。 従来は、

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が主体で、 (1) は軽視されてきました。 一 118 一

(3)

「好奇心駆動型研究開発」

このタイプには、 研究開発環境整備を 必要としますが、 「知的資産の 充 実 (ldeageneratlon,onlgmnanlty の結晶 イヒ ) 」、 および「自然生態系との 共栄

(science an d tech)n]ology in public eye,scienti 付 c literacy .) 」カミ令長夏で、 @ す 。

狙 いは 、

(1)

問題の普遍的な 解決、

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新 パラダイムの 創出にあ り ます。 二つのタイプの 研究開発は、 因果関係 よ りは並行関係にあ り、 互いに 影 饗 し合います。 国立研究所への 国民の期待としては、 どちらかと言えば、 使命誘導型の 研究開発を望んでいます。 それは、 安全で豊かな 国民生活を望み、 国富の 形成や、 社会の経済基盤の 整備に よ る国民生活の 質の向上を期待するから であ る。 しかし好奇心駆動型は 研究者の意識の 根底をなすものであ り、 こ 0 タイプなしに 戦略研究は達成されません。 国は国民の生存権 を保証し、 勤労の権 利と義務に応えるため、 産業政策 に 添った技術開発を 必要としています。 産業政策遂行のために 必要な科学 技術を「産業技術」と 言います。 国研は、 税金で賄われている、 養護ホームではないのです。 「学問の自 由 」は保証していますが、 「学問しない 自由」まで、 保証しては い ません。 従来培われた 科学的知見を 技術に適用し、 社会的にも、 人間に対しても インパクトを 最大たらしめ、 国民の幸福 ( 生活の質の向上 ) に役立てて欲 しいと思います。 また今日愁眉の 課題であ る大量生産、 大量販売、 大量消 費 、 大量投棄のサイクルから 脱却するための 途 筋を示して欲しいと 望んで います。 求められているのは、 知恵 ( 英智 ) であ って知識ではないのです。 技術開発がもたらす 正、 負の影響を示し、 制御可能であ る領域を明示す ることこそ、 国民 ( 納税者 ) に対する責務であ ると考えます。 一方に科学技術帝国主義を、 他方に反科学運動を 抱える状況下ではあ り ますが、 ぜひ健全な科学技術の 倫理感を示して 頂きたり。 今日、 自らやりたくな い ことを他に押しっけたり、 他を否定したりする 議論が横行していますが、 非生産的議論 よ りは、 前向きの、 健全な議論が なされることを 希望して止みません。 一 Ⅰ 19 一

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