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自己管理スキル尺度の開発と信頼性・妥当性の検討

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Academic year: 2021

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平成12年11月15日 第47巻 日本公衛誌 第11号 907

自己管理スキル尺度の開発と信頼性・妥当性の検討

タカハシ ヒロユキ 高橋 浩之 ナカムラ マサカズ 中村 正和 キノシタ トモコ 木下 朋子 マスイ シズコ 増居志津子 目的 自己管理スキルの豊富さを測定する尺度(SMS尺度)を開発し,その尺度を用いて禁煙 キャンペーンに参加した者の行動等を分析することにより,尺度の信頼性・妥当性を検討す るとともに健康教育を始めとする保健活動における尺度の可能性を検討する。 方法 Rosenbaumのセルフ・コントロール・スケジュール,過去の社会的スキルに関する研究, ライフスキルに関する健康教育上の目標例などを参考としてSMS尺度のための予備的な20 の項目を作成した。それを用いて大学2年生から4年生(平均年齢20.9歳)55人を対象とし て1997年に調査を実施し,内部一致性,再テスト信頼性等に関する検討を行った上で,10項 目からなるSMS尺度を作成した。  1997年12月から1998年6月にかけて実施された大阪がん予防検診センター主催の禁煙キャ ンペーン参加者501人に対して調査を実施し,信頼性の検討をするとともに,年齢,禁煙自 己効力感,センターから与えられた禁煙援助のための課題の提出状況,禁煙の継続状況等な どとSMS尺度との関連を調べ,SMS尺度の妥当性の検討等を行った。 結果 禁煙キャンペーン参加者に対する調査の結果,SMS尺度は内部一致性を有していた(ク ロンバックのα係数0.75)。また,SMS尺度は,年齢,禁煙自己効力感との間に正の相関を 持っていた。さらに,SMS尺度は,禁煙キャンペーン参加者の行動と関連を持っており, 特に,得点が高い者は主催者から与えられた課題をこなし,キャンペーンから脱落しにくい ことが明らかになった。 結論 本研究で開発したSMS尺度は概ね信頼性と妥当性を有していること,および,SMS尺度 は実際の保健的な行動と関連があるため健康教育を始めとする保健活動において有効である ことが示唆された。 Key words : 自己管理,認知的スキル,尺度,自己効力感,禁煙プログラム,行動要因

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