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母子健康手帳の利用状況調査

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Academic year: 2021

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486 第48巻 日本公衛誌 第6号 平成13年6月15日

母子健康手帳の利用状況調査

フジモト シンイチ 藤本 眞一 ナカムラ ヤスヒデ 中村 安秀 イケダ マユミ 池田真由美 タケダ ヤスヒサ 武田 康久 ヒグラシ マコト 日暮 眞 目的 母子健康手帳を所有する保護者の,手帳への記入内容を把握し,分析した。 方法 調査客体は平成11年11月から12月において,新潟県,横浜市,岐阜県,静岡県,広島県 (指定都市である広島市を除く)および広島市内のうち調査協力可能な231市町村・区で1歳 6か月健康診査を受診した保護者13,271人のうち,この調査に同意する者とした。解析は, 手帳の既読状況や記録記入の有無,紛失経験の有無,手帳の有用性など11項目について行っ た。 成績 10,900人の保護者から回答を得た。手帳の既読率,書き込み率ともに相当の高率であっ た。また,紛失率は0.9%と非常に低い結果となった。手帳の中で「予防接種の記録」につ いて役に立ったと回答した人が最も多く,今後内容を改善する際に期待することとしては, 「子育て」に関することが圧倒的に多かった。手帳の使いやすさについては,「どちらともい えない」と回答した保護者が多かった。なお,歯科保健に関することでは,手帳への書き込 み率も低く,「役に立った」と感じている人が少ないという結果となった。 結論 既読率,書き込み率ともに高率であることから,日本において母子健康手帳を利用する割 合は,非常に高いといえる。しかし手帳を使いやすいと考えている保護者が半数程度である ことや,保護者の歯科保健に対する意識が薄いことなど,まだ問題点は残されている。今後 の手帳改訂では,これらの問題点をいかに克服するかが課題となると考える。 Key words : 母子健康手帳,健康診査,母子保健,アンケート

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