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Osteopontin in metastatic lesions as a prognostic marker in ovarian cancers

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Academic year: 2021

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Title

Osteopontin in metastatic lesions as a prognostic marker in

ovarian cancers( 内容の要旨(Summary) )

Author(s)

包, 麗紅

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学)甲 第702号

Issue Date

2007-03-25

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/23082

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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氏名(本籍) 学位の種類 学位授与番号 学位授与日付 学位授与要件 学位論文題目 審 査 委 員 包 震 紅(中華人民共和国) 博 士(医学) 甲第 702 号 平成19 年 3 月 25 日 学位規則第4条第1項該当

Osteopontinin Metastatic Lesions as a Prognostic Markerin

Ovarian Cancers (主査)教授 森 秀 樹 (副査)教授 高 見 剛 教授 柴 田 敏 之 論文内容の要旨 【緒 言】 卵巣癌患者の約半数は,医療機関を受診する時点で腹膜播種を来している(臨床進行期Ⅲ期以上)。 また,このような腹膜播種陽性患者の予後は著しく不良である(Ⅲ期;約25%,Ⅳ期;約10%)。 オステオポンチンは,細胞外マトリックスの一種で,もとは骨組織のマトリックスを構成する非コ ラーゲン性タンパク質として同定された,分子量約44kDaの分泌性酸性リン酸化糖タンパク質であ る。その発現は,乳汁,尿,骨芽細胞,マクロファージ,活性化丁細胞,血管内皮細胞などの正常 組織あるいは,ある種の腫瘍組織を含む多くの細胞に認められ,近年では癌転移との関連も報告さ れている。オステオポンチンはRGD配列を含み,αⅤβ3などのRGD依存性インテグリンと結合する。 またスプライシング,糖化,リン酸化,硫酸化,プロテアーゼ分解などを受けることで,生体内 で様々な分子形式として存在している。オステオポンチンは創傷,炎症,血管新生,および腫瘍組 織等の局所でトロンビンと共存している。分子中央部にトロンビン切断部位を有し,トロンビン処 理はオステオポンチンの細胞接着効果を増強する。トロンビン切断により露出される部位が,関節 リウマチにおける関節内炎症に関与しているとされ,動物モデルでは,オステオポンチン中和抗体 の治療効果が確認されている。オステオポンチンは癌転移と密接な関係のあるCD44とも結合する。 このように近年腫瘍の増殖・転移にも関与するとされ注目されているオステオポンチンの卵巣癌, とくに腹膜播種のある患者における発現を検討した。 【対象と方法】 臨床進行期Ⅲ期の卵巣癌患者40人(26-74歳)の原発巣および腹膜播種巣組織を用いた。なおす べての患者からあらかじめ研究内容および組織採取に対する十分なインフォームドコンセントを得 た。卵巣癌の臨床進行期分類はInternationalFederationofObstetricsandGynecology(FIGO) 分類を使用した。免疫組織化学染色;ホルマリン固定-パラフィン包埋組織をミクロトームを用い て叫mに薄切し,シランコーティングスライド上に乗せ乾燥させた。脱パラフィン後0.01Mクエン 酸緩衝液に浸し,10分間100℃でマイクロウエーブ処理した。以下の行程はDAKO LSAB2Kit, Peroxidase(Dako)のプロトコールにしたがって行った。一次抗体は抗ヒトオステオポンチン抗体 (IBL)を1:400に希釈し使用した。染色強度と陽性細胞率をスコアリングしOPNの発現量を半定量し た[ヒストスコア=∑(i+1)ⅩPi,i;染色強度(1-4),Pi;陽性細胞率]。EnzymeImmunoassay;

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-49-卵巣癌組織をHG緩衝液中でポリトロンホモゲナイザ一にてホモゲナイズした。この懸濁液を 12,000rpmで5分間遠沈した上清を試料とした。試料の蛋白濃度はBradford法で測定した。オステ

オポンチンの量はhuman osteopontin assay kit-IBL(IBL)を用いて測定し,当該試料のタンパク

量で補正した。オステオポンチン蛋白の発現量は,同一組織の3カ所からそれぞれ3回ずつ測定し, その平均と標準偏差を算出した。これらの結果と予後を含めた臨床データとの関連を検討した。2

群間の有意差検定はStudent't

testを用いた。生存率はKaplan-Meier法で算出し,log-rank

test

により有意差を検定した。

EnzymeImmunoassay とヒストスコアの相関はPeason

correlation

coefficientを用いて解析した。Pく0.05を有意差ありと判定した。

【結 果】 免疫組織化学染色にて,オステオポンチンは主に卵巣癌細胞および周囲問質細胞の細胞質および 核に発現していた。40症例中32症例において,転移巣における有意なヒストスコアの上昇が認め られた。ヒストスコアが転移巣において有意に低下した症例はなかった。EnzymeImmunoassayでは, オステオポンチンの原発巣における発現量は約700pg/mg protein以下であった。 その一方で,40症例中32症例において,原発巣に比して転移巣における約1300pg/mgprotein を超える有意な増加を示した。それら32症例は,免疫組織化学染色にて発現増強が認められた症 例と一致した。EnzymeImmunoassayとヒストスコアとの間には有意な正の相関が認められた(HS= 0.063ⅩEIA+138.889,r=0.939,Pく0.0001)。 卵巣癌転移巣におけるオステオポンチンの発現を高発現群(〉1,000pg/mg protein)と低発現群 (く1,000pg/mg protein)に分けると,高発現群では,低発現群と比べて著しく予後不良であった。 低発現群では3年生存率は75%であった。多変量解析によりオステオポンチンは,年齢,腫瘍径, 組織型とは独立した予後因子であった。

【結

語】 オステオポンチンは卵巣癌における腹膜播種およびその進展に寄与し,特に転移巣における発現 は強力な予後因子となることが示唆された。オステオポンチンの発現抑制あるいは作用経路の遮断 などによる,卵巣癌治療へめ応用が期待される。 論文審査の結果の要旨 申請者 包 麗紅は,オステオポンチンが卵巣癌における腹膜播種およびその進展に寄与し,予 後因子となることを明らかにした。本研究の成果は,卵巣癌の腹膜播種陽性患者の治療に,少なか らず寄与するものと認める。 [主論文公表誌] OsteopontininMetastaticLesionsasaPrognosticMarkerinOvarianCancers JournalofBiomedicalScience(inpress).

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