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カキのコンテナ栽培技術

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Academic year: 2021

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Title

カキのコンテナ栽培技術( 内容の要旨 )

Author(s)

松村, 博行

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(農学) 甲第145号

Issue Date

1999-03-15

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/2486

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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氏 名(国籍) 学 位 の 学 位 記 番 号 学位授与年月 日 学位授与の要件 研究科及び専攻 研究指導を受けた大学 学 位 論 文 題 目 審 査 委 負 松 村 博 行 (岐阜県) 博士(農学) 農博甲第145号 平成11年3月15日 学位規則第4粂第1項該当 連合農学研究科 生物生産科学専攻 岐阜大学 カキのコンテナ栽培技術 主査 岐 阜大学 教 授 副査 岐阜大学 教 授 副査 静 岡 大学 教 授 副査 信州 大学 教 授 論 文 の 内 容 の 要 旨 松 井 捧一郎 石 井 征 亜 岩 垣 功 有 馬 博 岐阜県は富有力キの全国的に著名な産地であるが、価格の低迷、生産者の高齢化や女性 化などの要因および新品種育成が困難であることから栽培面積が減少している。松村氏は ヵキ栽培振興には棲性で作業性が高くかつ高品質果実生産が可能な栽培技術の確立が急務 と考え、根城を制限するカキのコンテナ栽培に着日し、適合品種、コンテナ栽培に用いる 用土、潅水および施肥法、促成栽培に必要な加温と冷房技術、休眠打破法、作業性および 合理的光合成のための管理およぴその経済性について検討し、コンテナ栽培は轟地栽培で は解決困難であった栽培管理の省力化、早期成圃化、収穫瀾の拡大、高品質果実生産を可 齢こし、労働および土地生産性面からも近い将来普及しうる実用性の高い栽培法であるこ とを明らかにした。得られた成果の概要は以下のようである。 第一章ではコンテナ栽培に適した品種と用土について述べ、富有、西村早生、前川次郎 の描種中前川次郎は仲間の栽培結果から、250cmの脚立なしで栽培できる樹高に制限 でき、平均果動42g、場当り41g(2t/10a)の生産があり、早期の収量が多く、早生化しか っ高品質果実生産ができ、コンテナ栽培に適することを明らかにした。ついで用いる用土 量は州1以上で樹高25¢涌こ早く達し、収量も早く増加すること、大黒で高糖度となるこ と、根詰まりしないこと等で川砂が適し、移動性から401の用土量がよいとしている。 第二章では加温栽培条件について述べ、コンテナ栽培掛ま地植え樹より萌芽はやや早ま るが、コンテナが高温になり、収掛まかえって遅れる。さらに、秋冷と秋期の短日の効果 を想定した地上部の冷房および短日処理では同様に成熟促進は見られなかった。ハウス栽 培で2月からコンテナを温水で加温し、収穫期に冷房した場合にのみ成熟促進するとし、 促成ハウス栽培の可能性を明らかにした。

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一54-行なうこと、施肥量はN、K各川g(P:8.5g)が適当で.4月から毎月Ⅰ回施肥し、8月以降は 施肥しないことで高品質果実を生産した。肥料は果実の発育にともない土壌中のNが低下 するような用化成、N糾ヒ成などが適当である。 収穫期の前進とより高品質生産を目的にコンテナ栽培樹全体を加温したが、萌芽は早ま っても夏期にコンテナが高温になり収穫は遅れ、さらに、秋冷と秋期の短日の効果を想定 した地上部冷房および短日処理でも成熟促進は見られなかった。2月からコンテナを温水 で加温し、収穫期に冷房した場合にのみ成熟促進するとし、促成ハウス栽培の可能性を明 らかにした。また、加温促成栽培を確立するためには品種の休眠覚醒を明らかにし、加温 開始期を決定しておくことが必要である。カキは、7.2-15℃の比較的高温で休眠覚醒し、 その必要積算温度は1,000時間軽度と見積もられ、1月中旬から加温開始が可能であること を示した。 コンテナハウス栽培で大果で高品質生産が可能な要因を光合成の特性を明らかにするこ とで解明した。夏期に35℃を越える高菜温と6∼7万ルックス以上の高日射時には露地植え 栽培樹では光合成が一時低下する''昼寝現象''を示すが、ハウス栽培では葉は大きく、葉 肉は薄く、気孔は大型化し、1菓当りの気孔数は増大して、菓温は35℃以下で光合成速度 は低下しない。さらに、反射フイルムでコンテナを覆うと地温の上昇が抑制され、光合成 が増し、果実は高品質になった。また、主幹形仕立てや吊り枝が光合成に有利であること を示した。 コンテナ栽培ではコンテナの移動が容易に行なわれるかどうか検討しておくことが重要 である。コンテナ運搬はガスボンベ用2輪車で軽作業となり、栽植密度は‖h当り500個と することで作業性と収益性のバランスがとれ、コンテナの移動が普及の陰路とならないこ とを示した。ついで、これらの試験結果がこれまでのカキ栽培法を一新し、集約技術とし てのコンテナハウス促成栽培と省力技術としてのコンテナ栽培が新たなカキ栽培の振興に つながるものか、諸条件を設定し、それらの経済性を検討した。いずれの栽培も極めて有 利であることを示すとともに、.普及活動に必要な作業麿を示している。 以上のように本論文は従来のカキ栽培の転換をはかり、生産者の栽培意欲と生活に明る い展望を持ち得るコンテナ栽培技術を詳細にしかも栽培的な実験を通して明らかにしてお り、審査委貞全員一致で岐阜大学大学院農学研究科の学位論文として十分価値の在るもの と認めた。 [学位論文の基礎となる学術論文] 1.松村博行・尾閑 健.カキのコンテナ栽培に関する研究(第1報)適合品種および用 土の種類・量 植物工場学会誌10=:2卜26.1998. 2.松村博行・新川 猛・野口祐史.カキのコンテナ栽培に関する研究(第2報)用土の 温度と生育 植物工場学会誌10(3):185-193.1998.

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