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H形電力線搬送装置

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ル マ

H

H-TypepowerLineCarrierEquipmentSuppliedto

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Electricity

Supply

Board

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Hideo Kobayasbi

雄*

Nobuo Nonomura

さきに本誌(1)に紹介した新形(H形)トランジスタ化電力線放送装置を開発して以来,現在までに多数の装置 を国内の各電力会社に納入し,好評を博してきたが,今度同形装置を,ビルマ政府電気局に納入した。本装置 は熱帯地方の厳しい気象条件の下で十分にその性能を発揮し, 特長および性能の概要について紹介するものである。

1.緒

言 日立製作所においては,昭和24年頃より電力線搬送装置の製作 を開始し,それ以来常に他に先がけて新しい装置の研究,開発に力 を注ぎ,国内の各電力会社などへ多数の装置を納入してきたばかり

でなく,昭和29年10月にはアルゼンチン政府に,また昭和31年

3月にはブラジル政府に電力線搬送装置を輸出した経験もある。ま

た昭和32年にはオールトランジスタ化された電力線搬送装置を開

発完成し,現在国内の電力会社などに納入している。 近年,東南アジア諸国からの電搬装置に対する引合が増加してい る。これは次のような理由によるものと考えられる。すなわち,東南 アジア諸国においては,工業の育成に力を注ぎ,その発展を推進して いるが,これら工業の原動力となる電力の開発も積極的で,各所に 水力または火力発電所を建設している。一方発電された電力を安全 かつ経済的に各都市に送電するためには,送電系統に点在する発電 所,変電所およぴその制御をつかさどる指令所間の有機的な連絡が 不可欠なものである。これらの連絡手段としては,送電線を伝送路 とする電力線搬送装置を用いる方法が経済性および信斬性の上から も最適であると考えられるからである。しかし,これら東南アジア 地方は高温多湿の熱帯または亜熱帯に属しているため,輸出する装 置に対して過酷な使用条件が要求される。このため欧州の各メーカ ーが熱帯地方に輸出している装置は,ほとんど真空管式のものであ る。しかし,装置の小形化,素子の寿命,および信板性,さらに消費電 力という点を考慮すれば,トランジスタ化することはきわめで意義 深いことである。最近トランジスタの温度特性も改善され,かつま たシリコントランジスタの研究,開発が進むに従って,注意深い設計 をすれば,熱帯地方の過酷な使用条件についても十分安定に動作し 得るトランジスタ装置が製作できるようになってきた。今度開発さ H形電力線搬送装置は低出力形にはオールトラソジスタ化を行な

い,高出力形には送信増幅器のみ真空管を使用している。

今度ビルマ政府電気局に納入した装置は,電搬装置,交換機器,

電源装置,結合装置および測定器など一式で,詳細内訳は弟1表に

示すとおりである。 第1期分の北方送電系統(NortbernTransmissionLine)(弟】図 参照)に使用される SBICHおよび2CH電力線搬送装置,交 換機器,電源装置,結合装置および測定器などは,昭和39年1月に 据付および調整を完了し,現在好調に運転している。第2期分の南 方送電系統(Southern Transmission Line)に使用するSB4CH

電力線搬送装置ほ昭和39年3月に船積し,5月初旬より据付工事 * 日立製作所戸塚工場 安定な動作を確保することができたので,その ラシオ チョーク ビルマ連邦 ◆■■■-■-■-一一叫鉄琴モ ー---一北方う革 -・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・南加呈 S.P.S.火力発 S.S. 変電所 マンタレー (S.S.) タジ(S.S.)

ロー(S.S.) ビンマナ トーングー プロメ(S・空 サラワジ ペグーー ヤ17-r t S.1J.S.) ¢ N

パルーチャン 第二水力発電叶 モ叩ルメイン 20 0 100マイル 第1図 ビルマ地図および送電系統 および調整が開始されている。 今回の輸出はトランジスタ化されたH形電力線搬送装置が熱帯地 方において安定に動作し得るか否かの試金石として注目されたが, 十分にその性能を発揮し目的を達することができた。本装置は,船 掛こ先立って,ビルマ政府電気局より検査の依板を受けたInter-nationalInspection&Testing Co.の立会官による検査を受レナ, 各機器の総合試験ならびに温湿度試験(温度50℃,湿度90%)を行 なったが満足する結果を得た。この試験状況を弟2図に示す。

以下に今回のビルマ向電力線搬送装置の回線系統および性能の概

要を述べ今後における熱帯地方への輸出の参考に供するものであ

る。

2,回線系統の概要

ビルマ電気局の通信計画は第1図のビルマ地図に示したように, ビルマの中央を縦に貫く主送電系統の通信に使用されるもので,送

電系統はパルーチャソ第二水力発電所からカロー変電所→タジ変電

所一マンダレ一変電所へと北方に延びる全長361kmにわたる送電 電圧132kVの北方送電系統と,パルーチャソ第二発電所からトン

(2)

第2図 温湿度試験を行なうため恒温室に設置された 電搬装置(PJ-27HEl対向) マンタレ一変1泣所 一-SYSTE礼・Ib-2 l00Al00〃H タン変て註析 仙仙100〃H400八100/一打

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合 計 Ⅰワー47HE形電搬装置 ロー27IiE形電搬装置 Pl-17HE形電搬装置 結 合 コ ン デ ン サ 変 成 装 置 ウ エー ブト ッ プ 自動選択継 電器群 共電式電話交 換扱 指令式電話交 換幾 M. G. (3kVA) M. G.(1.5kVA) M. G. (1kVA) A. Ⅴ. R. 電 力 用 配 電 盤 交換機用エリミネータ電源 伝 送 測 定 器(SET) テ ス タ(SET) 真空管電圧計(SET) バル ブテスタ(SET) トランジスタテスタ(SET) 結 合 ろ 同軸ケーブル (Ft) 同 軸 コ ー ド (Ft) 予 備 品(SET) パル一子ヤン韻∴充1にノ叶

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J i1 1Jし∼30V AC230V l,5kVA lり仙-HRI〕1_1NT Ⅹ 一 匹】 第3図 通 共花式電話横 【一佃JllE芯俺 措く㌻屯話交換t亀 信 回 J r l 人叫べ DC23¢Ⅴ一1し二230V 2kAV l-(1WERl】L。ミNT S.Sl 302 ∧U 5 3 1 804 0 2 6 1 302 4 4 2 5 1 6 6 5 広U l l 1 3 3 6.4-3 3 3 3 6 nU 5 (U 1 200371 phoneSwitchboard-以下DTSで表わす)が使用されている。ASRG

ほ加入者回線3回線,他系統中継3回線を収容し得る装置で,加入

者回線3回線のうち1回線はCBTSに接続され,1回線はDTSに グー変心市 10SトニTS ▲lC2301「【)C-4飢■

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DC23αV人C230V ユkl「一-\ 1】OWERPL八∴T 〔注〕 1‖t■J二三攻でホL/_装iriは此設のものをホ ̄r。 2.納人した紫;㌢旦のJ「き右は【F占己のj也りてある S\′S一Ⅰ'Ehla一三 Sl'STEhlb-】 SYSTEh・tb一三 練 糸 統 Tl'1⊃EPJ TYl】Elリ 図 グー変電所→ラングーン変電所へと南方に延びる全長404kmに わたる230kVの南方送電系統とに分けられる。一方通信回線系統 図は弟3図に示すように,北方送電回線は大地帰路結合方式,南方 送電回線は金属帰路方式にて送電線に結合している。これは北方回 線に比較して南方回線は端局間の距離がきわめて長いためで,線路 損失の少ない金属帰路方式を採用している。回線系統の各端局では 自局加入者への接続のほかに他系統中継の機能を持った自動選択継 電器群(AutomaticSelectorRelayGroup一以下ASRGで表わす)

が配置され,タンデム中継を行なうことにより,全系統の任意の端

局間の通話ができる。交換装置としては上記のASRGのほかに,

共電式電話交換機(CommonBatteryTelephoneSwitchboard-以

下CBTSで表わす),および指令式電話交換機(DispatcbingTele一

27‖E/13125し一 17rl瓦て上1-1\rC()/′313DU ランクー・一ン射に叫 〕 ̄ r 【l\l

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接続されている。CIiTSは共電式電話 15回線を収容する容量を持っている

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が,今回は10回線を収容し・搬送回線 と加入者回線および加入者回線間の手 10SF二T∴ 人C∼3帆一 上)l

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I† D〔二2.畑V一・l(ごZ3肌「 2Llr.-\ 1-u\1■i二【く1JL.1111 動交換を行なうものである。DTSは 搬送回線への割り込みに用いられる装

置で自動電話機1台が搭載されてい

る。その回線はCBTSを介せず,直接 ASRGに接続され,DTSの電鍵操作に より割り込むべき搬送回線を選択し, ダイヤリングにより任意の端局と通話 することのできる自動式電話機であ る。ASRG の電源としてはエリミネ ータ電源を使用し,AC230Vを, 整流して得たDC48Vを用いている。 このAC230Vは自動電圧調整器(A VR)にて安定化された電源であり,AC 230Vの停電時には自動的に,電動発電 機を駆動してDC230VからAC230V ±5%を得るしくみになっているため, 停電などによる通話の瞬断は数秒程度 である。以上記述した装置のはかに結合装置としてウェーブトラッ プ,結合コンデンサ,結合ろ波器,および測定器を納入したが,そ の詳細は舞1表に示すとおりである。

3.電力線搬送装置の構造および性能

熱帯地方という特殊な条件において,装置を安定,確実に動作さ せるために,構造および性能の面において特別の考慮と細心の注意 を払って設計した。そのおもな項目は次のとおりである。 (1)温度の影響を受けやすい回路にはシリコントランジスタお よび温度補償用として,シリコソダイオードおよびサーミスタを 使用している。

(2)湿度の影響を受けやすいろ波器および巻線素子はすべて密

(3)

1316 昭和39年8月

第46巻 第8号

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≧ 第4図 輸出用H形電力線搬送装置 (PJ-27HE/SS/3125C形)の外観 封し,湿気の侵入を遮断している。 (3)さびやかびにより腐食されて,接触不良を起しやすい接栓 部分がきわめて少いH形構造方式を採用し,信頼度の向上を因っ ている。 (4)きょう体およぴパネル構造ほ,特に熱帯地方向けとして通 風,換気を考慮して設計されたH-31号きょう体を使用してい る。 (5)きょう体,パネルおよび各部品のさびやかぴによる変色, 変質を防止するため特殊な熱帯処理を施している。 3.1構造および熱帯処;哩 まず構造としては,熱帯地方への輸出に伴う過酷な使用条件にて も耐え得るよう配慮された日立H形構造を用いた。この輸出用H形 きょう体の外観を舞4図に示す。寸法ほ,幅670mm,奥行420m m,高さ1,800mmの自立形きょう体で,片開き錠付き前面とびら を有している。これは仕向地が主として低開発地域であり,専用の 通信機械室のような設備のない場合を考慮し,どのような場所にも 簡単に設置できるよう,自立形としたものである。架高が1,800m mであるため,通常の室内に設置する場合でも特に困難を生ずるこ とがない。内部にはヒソジ構造の可動架わくを設け,パネルはこの 可動架わくに積載される。このため,前面より架の両面を点検する ことができる。また特に発 銘板 熱量の大きい送信増幅器や 電源盤などは架の裏面に積 載することにより,熱放散 を容易にし,高温の下にお いても良好な動作を保持す るように設計されている。 きょう体内部の背面には, 分線器,分波ろ波器などを 収容し得るスペースを設 シナ,これらの付属機器を設 置するために特別な架を用 いる必要がないなどの利点 を備えている。 次にH形パネル構造の特 長は下記のとおりである。 (1)大形印刷基板を主 \_ l l SA

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LM TELSET SIl、 RF GMDBF GMD 八GC M()DEM RIN(ユ POW 1 1 Dl一 丁Al.2 TN RAl.2 RN 1iGl.2 体として構成されているため,プラグイン用の接栓の数が減少 し,信軽度が向上した。 (2)プラグイン用の接栓には専用のものを設けたため,従来の ように印刷回路板をそのまま利用したプラグイン接触機構に比較 して,信鮫皮が増し,過酷な使用条件においても安定した動作が 期待される。 (3)機能的にまとまった回路が一つの/くネル内に配置されてい るため,故障の発見 保守点検が容易である。 また,装置に対する湿度やかびによる障害を防止するため,次の ような熱帯処理が施されている。 (i)メッキ材の処理 鉄材-Cdメッキ後M.F.P.塗布

銅材-Niメッキ後クリヤーラッカ塗布

(ii)塗装材-かび止め材入塗料塗布 (iii)絶縁材および電気部品-M.F.P.塗布 M.F.P.処理とは,湿気やかびなどによる腐食の害を防止するも ので,材料としては,ワニスの中にかび止め剤を分散混入したもの で,防湿かび止め剤として有効である。また荷造りに際しては,海

上輸送中の高湿による障害を防ぐため,特に防湿荷造りを施した。

3.2 装置の性能および概要 (a)PJ-17HE/TILWCO/3130G形電力線搬送装置 本装置はマンダレ一変電所およぴタジ変電所妃納入した慧;B ICIi電力線搬送装置で,弟5∼7図に,その実装図,ブロックダ イヤグラム,周波数配置図を,弟2表に,性能の概略を示す。弟

2表より明らかなように,通話帯域は0二3∼2.3kcで,その上に

2・55および2・65kcの帯域外2周埋を配置している。2周波の信

号電流のうち1周波は常時送出されているので,信号電流により 自動利得調整回路を駆動し,線路損失変動±15dBを10%の ±1.5dBに圧縮しているので,安定な通話を行なうことができ る。すなわち,MODEM盤にて復調されて得た音声電流と信号 電流はそれぞれDLPFとRGFにて分離される。分離された信号 電流は信号回路に送入されるが,その1部はAGC回路に帰還さ れ,増幅された後,整流され制御用トランジスタのベース,エミ ッタ間に加えられる。受信入力が大きい場合は,ベース,エミッ タ問の電圧が高いため,コレクタ電流が増加し,コレクタ回路に 直列にそう入されたバリオロッサ素子に多大の電流が流れるた め,その交流抵抗が減少し,入力レベルを抑圧する。受信入力が 小さい場合は,逆に動作し,受信入力レベルの変動に対して,A GC回路の出力を一定に保つ。また制御用トランジスタのコレク f11※G 1‖1i(1SC(〕Ul' -T-Ⅰ二.1RT】i h・′10DEM 爪Vl∵ト汁1)F Aし;C 仙川hlFけ川Trl しi入11) 心 (;入11)別11S.・lドIl'

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R2 一■7 L_\Rl■Ii n「rlS「2nt†T 第6図 PJ-17HE/TF-WCO形ブロックダイヤグラム 第5図 PJ-17HE/TF-WCO/3130G形電搬装置実装図

(4)

第2表 PJ-17HE/TF-WCO/3130G形装置の性能 (送=)

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0.3 乙32.55ラ.65 F.-11.2 f'l-11.2 (せ†i言) 1丁.,F2:拙即抑ぇ数

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(2I.一]披問淀数反射F三) 11.2(CrICノ\Rl FIiEQUENCYIN k(: Il(11.2しr) F2-1l.2(GCAR) 十† F2-11.2(GCAR) (11.2U) †I 11.2(CHC八郎 第7図 PJ-17HE/TF-WCO形周波数配置図 列d終にはバリオロツサと直列にメータリレーを設け,受信レベ ルを監視するとともに,極度に受信レベルが低下した場合は,メ ータリレーの接点が閉じ,警報を発すると同時に,自動利得調整 機能をロックし,固定利得増幅器に変わる。AGC回路は,温度 の変動により基準レベルが変動するため,制御用トランジスタに はシリコントランジスタを使用し,そのほかにシリコンダイオー ドおよびサーミスタを用いて温度補償を行なっている。また信号 器盤(RING盤)のシュミット回路に使用しているトランジスタに もシリコン形を用い, 温度の影響を除いて, 十8 安定,確実な動作を期 している。本装置は現 十4 1云 在2端局対向形として ヱ 使用されているが,将

0 釆連接回線を構成する ことを考慮し,周波数 -4 反転機能を有してい 0 る。すなわち,群搬送 周波数,群変,復調ろ披 器,送受信ろ波器をリ レー回路にて接続を切 換し,周波数反転を行 なっている。同期方式 として独立同期を採用 しているが,群搬送波 の周波数安定度は,水 晶制御方式の発振器を 用いるので,同期ずれ による通話の品質低下 がない。現地にて測定 した周波数特性および 自動利得調整のデータ を弗8囲および弟9図 に示す。本装置には, 付属装置と.して,モニ タスピーカ盤,10点試 験発振器盤,試験電話 式式数城力 方方路帯出 話送話話信 通伝通過送 許容線路損失 自動利得調整 同 信 号 方 式 呼 出 方 式 電 源 方 式 多端局共同加入周波数反転同時送受諸方式 搬送波阻止片側帯渡伝送方式 屯話 1CH O.3∼2.3kc 通話;+30dB皿 信号;+25dB皿(監視電流として使用) 標準;30dB 最大;45dB 線路損失変動±15dBに対して圧縮率±10プg以内 独立同期方式(群搬送波安定度 ±10c/s以内) 帯域外2周波方式(2.55kc,2.65kc) 自動ダイヤル,共電式 AC230Vによるエリミネータ方式 機盤,レベル計盤を実装して,電搬装置の調整および保守の簡便 を期している。 (b)PJ-27tIE/S/3125C形電力線搬送装置 本装置は,クジ変電所,カロー変電所およぴノミルーチャン第二 発電所に納入したSB電話2CH電力線搬送装置で,弟10図∼ 舞12図に,実装図,ブロックタイヤグラム,周波数配置図を, また性能の概略を第3表に示す。通話帯域はPJ-17HE形と同一 であるが変復調器盤の前に圧伸器盤を設けているため,線路雑音 および装置雑音によるS/Nを20dB程度改善し,良好な通話を 行なうことができる。変調方式には2段変調を採用し,まず音声 電流と信号電流の結合電流は,副搬送波の11.2kcを変調し,中 間周波に変換される。すなわち第1CHは,副搬送波の下側帯披, 第2CHはその上側帯波に配置するいわゆるTWIN方式を用い ている。この中間周波の両側帯故に11.2kcのパイロット電流を 重畳し,群変調回路にて線路周波数帯に変換され,群変調帯域ろ 波器,送信増幅器および送信ろ波器を経て線路に送出される。受 十4 元 0 ・「ゴ 十-\ 壬≡ -4 0.3 1.0 2.0 2.3 †〕紙数(kc〕 第8凶 PJ-17IiE形,4W-4W周波数特性 (てソダレー∼タジ) 銘 板 \_ l l S A

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〔二C‖SC.1l;Cノ川≧ CA S 第11図 PJ-27HE/SS形ブロックダイヤグラム 第10図 PJ-27HE/SS/3125C形電搬装置実装図

(5)

1318 昭和39年8月

第46巻第8号 (送信) ∠=∃=1 23ユ5与2 (Cトト1,2) (11.2リIl (受†言) 11・2(CII・CAR・&p比nT) FREQUENCY工N kc (Cr卜1) Fl-11.2 FI(PIl+ F2-11.2(GCAR) F2(上)II一.)

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上一'】,ト12:練絹仙鞋故 (し1t卜1,2) 11.2(IJIL‖←11) 第12図 PJ-27HE/SS形周波数配置図 第3表 PJ【27HE/S/3125C形装置の性能 式式数域力 方方路帯出 話送話話信 通伝通通送 許容線路損失 自動利得調整 同 期 方 式 信 号 方 式 呼 出 方 式 電 源 方 式 2端局対向同時送受諸方式 搬送波阻止片側帯波伝送方式 電話 2CII O.3∼2.3kc 通 話;+25dBm/CH 信 号;十15dBm パイロット;+15dBm 標 準;25dB 最 大;40dB 線路損失変動±15dBに対して圧縮率±10%以内 従属同期方式 帯域外2周波方式(2.55kc,2.65kc) 自動ダイヤル,共電式 AC230Vによるエリミネータ方式 信回路ほ,送信の場合と迎の周波数変換を行ない音声に復調し, 伸張器を経て,出力端子に送られる。11.2kcのパイロット電流は AGC回路の出力端から,きわめて狭いパイロットろ波器(PF)に

て選択された後,増幅,整流されて,制御用トランジスクのベー

ス,エミッタに印加される。Pト17HE形の場合と同様に,バリ オロッサの電流を制御し自動利得調整および受信レベルの監視を 行なっている。AGC回路の圧縮率は,伸張器で2倍に伸張され るため,線路損失変動±15dBに対して,±0.75dBの範囲に圧 縮することにより,4W-OUTにて±1.5dB,すなわち10%の 圧縮率を得ることができる。また′くイロット電流の1部を利用し て受信の復調を行なう従属同期方式を使用しているため,同期ず れは全く生じない。AGC回路およびRING回路のうち温度の影 響が大きい回路にはシリコントランジスタを利用している。パイ ロット電流を用いた回線監視を行なうはかに,信号電流を用いて, 各CHの監視を行ない,回線断,CH断の場合は可視,可聴の警

報を発する。回路素子としてはトランジスタを使用し,送信増幅

器にのみ真空管を用いた。弟13図および弟14図に現地にて測定 した周波数特性および自動利得調整のデータを示す。本装置も, PJ-17HE形と同様モニタスピーカ盤,試験電話機盤,10点試験 発振器盤,レベル計盤を実装し,調整および保守の簡便を期して いる。 (c)PJ-47HE/SO/3135C形電力線搬送装置 本装置はパルーチャン第二発電所,トング一変電所およぴラン

グーソ変電所に納入したSB電話3CH実装,電信1CH予備の

電力線搬送装置で,弟】5図∼弟17図に,実装図,ブロックダイ 0.3 1.0 川渡数(kc) 2.0 2.3 +4 0 缶、 「∃ -R -4 壬王 -8 第13図 PJ-27HE形,4W-4W周波数特性 (タジ∼カロー) ・ト4 由・ 0 「こプ 十ヽ -4 +20 +10 s -10 -20 稚鵜川失(dB) 第14図 PJ-27HE形AGC特性 (タジ∼カロー)

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POW(FORSA) C.1RSしTP CトIl〕 八GC MISC CCMP-1 C(〕hlドー2 SF Cr)ト1Ⅰ)-3 h・t‖UEhl-1 Mし)UEM-2 SF MnDEM-3 RI\C-1 RIN(;-2 RF RING-3 POW l l l 第15図 Pト47HE/SO/3135C形電搬装置実装図 ヤグラム,周波数配置図を,弟4表に,性能の概略を示す。本装 置はCH数が多い点以外はPJ-27HE形と同一の回路構成で,周 波数配置図より明らかなように,2CHにつき1周波のパイロッ ト電流を持っている。16.8kcの′くイロット電流は11.2kcを分周 器を通して,(11.2kc)+(11.2kc/2)=16.8kc,という方法で待 ている。11・2kcほパイロット電流として,第1CHおよび第2CH の自動利得調整を行なうとともに,従属同期の復調用副搬送波と しても使用される。16.8kcは,第3CHおよび第4CHのパイロッ ト電流として用いられる。そのほかの点については,すべてPJ-27HE形と同様な機能を有している。PJ-17,27HE形装置は, いずれも1架構成であるが,PJ-47HE形は,送信出力レベルが +35dB皿/CHという高レベルでかつチャンネル数も多いため,

(6)

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第16図 PJ-47HE/SO形ブロックダイヤグラム 第4表 PJ-47HE/SO/3135C形装置の性能 2.552.65kし. 式式敷域力 方方路帯出 話送話話信 遺伝通通送 許容線路損失 自動利得調整 同 期 方 式 信 号 方 式 呼 出 方 式 電 源 方 式 2端局対向同時送受話方式 搬送波阻止片側帯波伝送方式 電話3CH; 0,3∼2.3kc 通 話; 信 号; パイロット; 標 準; 電信1CH予備 +35dBm/CH +25dBm 十25dBm 35dB 最 大;50dB 線路損失変動±15dBに対して圧縮率±10%以内 従属同期方式 帯域外2周波方式(2.55kc,2.65kc) 自動ダイヤル,共電式 AC230Vによるエリミネータ方式 2架構成となっている。通話路変換および群変換回路を実装した Converter Bayと電源装置,送受信ろ波器および送信増幅器を実 装したTransmitter Bayに分離されている。送信増幅器盤にほ, 送信出力,バイアス電圧,カソード電流およびプレート電圧など をスイッチ切換により測定できる回路を実装し,送信増幅器の保 守,点検に便ならしめている。 4.緒 言 以上,今回ビルマ政府電気局に納入した電力線搬送装置の概要を 紹介してきたが,東南アジアなどにおいては,今後とも電力線搬送 ∠_._+・-_ 1.5kc

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F F十10kc 第17図 PJ-47HE/SO形周波数配置図 装置の需要はますます増大するものと思われる。これらの諸国に対 しては,今回の経験を生かし,いかなる過酷な使用条件に二机、ても, 安定性を失なわず動作する装置の製作に努力して行きたい所存であ

る。今回の結果が,今後の輸出にわずかなりとも参考になれば幸い

である。 参 鳶 文 献 (1)工藤,田村,野々村,杉崎:新形トランジスタ化電力線搬送装 置,日立評論 45,p.392(昭38-2)

正 本誌Vol.46No.7の144頁に掲載いたしました,新案の紹介 するとともに訂正いたします。 「放電管陰極+の第1図と第2図が入れ違っておりました。おわび

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