(欝謹聴齢鋸1言〉
本邦磯卒中死亡率の研究第N報
一明治における死亡率について一・
1 緒 近年になり脳卒中が老人性疾患として国民死亡 原因の第一位となって来たことに注目しユ)へ9),著 者はわが国における脳卒中死亡率の年次的推移を 見るべく,さきに第1報に昭和(戦後),第D:報 に昭和(戦前), および第三報として大正の各年 代につき年次をさかのぼりつつ,本邦脳卒中死亡 率にっき研究を行った10)∼ユ2)。 今回は,明治年代について観察を行った。 r[資料および研究方法 資料は総理府統計局において明治31年より5年毎に 調査された日本帝国静態統計,ならびに明治32年より 東京女子医科大学衛生学教室(主任吉岡博入教授)’金 銀 滋
キン ギン ジ(受付昭和32年8月7日)
言表一1脳卒申粗死亡率(人口10万対)
転〉馴総剃男副女子
崩治32年 3.? 34 35 36 37 sa 39 40 41 42 43 44 169. 1 155. 7 165. 7 162. 9 158. 2 164. 7 159. 9 152. 4 161. 2 152. 7 131. 8 124. 8 126. 9 181. 0 167. 3 176. 5 174. 1 169. 3 175. 9 171. 1 164. 6 173. 5 165. 7 142. 0 136. 2 137. 4 156. 9 143. 9 154. 7 151. 5 146. 9 153. 2 148.4 140. 1 148. 7 139. 5 121. 6 113. 3 116. 2 毎年調査された目本帝国動 態統計によった。 研究方法は明治32年より 毎年の全国および府県別粗 死亡率,また朋治32年,朋 治36年,明治41年の3力年 については,それに加えて 全国および府県別訂正死亡 率,ならびに性別年令別死 亡率を観察した(但し,明 治32年のみは明治31年末の く口を用いた)。 なお訂正死亡率は,昭和 5年度全国人口を標準人口 として計算した。 III 研究結果 1.全国における死亡 率 表一1に明治32年より 明治44年までの総数,男 子および女子の粗死亡 Zoo脳
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図一1 脳卒中粗死亡率 人口10万対Ginzi KIN (Dept. of Hygiene, Tokyo Women’s Med. Co!1.): Studies on the death−rates of apoplexia in Japan. Report. IV On the death−rates in Meiji era. (1899.v1911)
率をしめした。また面一1は一$}一一1を図表にあら わしたものである。 表一Hに明治32年,明治36年および明治41年i( おける全国,府県別の粗死亡率,ならびに訂正死 亡率を総数および男女別にしめした。 (1}総数の観察 表一1ならびに図一1にしめすごとく,粗死亡 率の年次的推移は年度により若干の相異はある が,死亡曲線は漸次低下する傾向をしめしてい る。すなわち明治44年は明治32年より人口10万に 対して42.2(169.1(明治32年)一126・9(明治44 年置)と低下している。また明治年代を通じて最 高死亡率をしめしたのは明治32年で,死亡率は人 口10万}こ対して169.1,最低死亡率をしめしたの は明治43年の124.8となっている。 表一Hによって訂正死亡率についてみると,粗 死亡率と同様に年度とともに低下し,明治32年に は153.8であったが,明治41年には141.5と低下 し,その差は12.3となっている。なお各年次とも 訂正死亡率は粗死亡率より低率となっている。 (2)男女別による観察 1)男子の死亡率について 面一1ならびに図一1によってみると,男子の 粗死亡率の年代的推移における死亡曲線は総数と 全く同様な傾向をえがき,年度とともに低下して いる。すなわち明治44年は明治32年より43.6(18 1.0(明治32年春一137.4(明治44年))だけ低下して いる。 表一Hによって訂正死亡率についてみると,粗 死亡率と同様に年次とともに低下している。明治 32年は174。0であったが,明治41年には162。1と 低下し,その差は11.9である。なお各年次とも総 数と同じく訂正死亡率は粗死亡率より低率となっ ている。 2)女子の死亡率について 表一1ならびに図一1によってみると,女子の 粗死亡率の年次的推移における死亡曲線は総数, 男子と全く同様な状態で,年度とともに低下する 傾向をしめしている。すなわち明治44年は明治32 年より40.7(156.9(明治32年)一116.2(明治44年)) と低下している。 表一Hによって,訂正死亡率についてみると, 粗死亡率と同じく年次とともに低下し,明治32年 は137.5であったが,明治41年には126. 2と低下 し,その差は11.3である。また低下の程度は男子 とほぼ同様である。なお各年次とも総数男子と 同様に訂正死亡率は粗死亡率より低率となってい る。 〔3)男女死亡率の比較 表一1ならびに図一1によって,男女粗死亡率 を比較すると,いずれの年次とも男子が女子より 高率である。その死亡率の差は各年次ともほぼ同 様で,大体20.0∼26.0をしめしている。 表一Hによって訂正死亡率について比較する と,粗死亡率と同様に各年次とも男子が女子より 高率をしめし,その差は各年次とも大体35.0前後 である。なお男女いずれも訂正死亡率が粗死亡率 より低率となっていることを,各年次共通な現象 として観察した。 2.府県別死亡率 (1)総数の観察 図一H,図一皿及び図一IVに,明治32年,明治 36年および明治41年の各年次の粗死亡率ならびに 訂正死亡率を俸図表にしめし,比較観察してみ た。各図にしめすように,3力年とも大体同様な 状態をしめしている。 訂正死亡率が粗死亡率より高率となる府県は, 明治32年では11府県,明治36年置7府県で,明治 41年は10府県となっており,主として北海道,東 北の大部分および大阪,奈良,香川の諸県となっ ている。 図一Vによって各府県の訂正死亡率についてみ ると,死亡率の年次的推移は大多数の府県におい て,年次とともに死亡率が低下している。すなわ ち明治36年は明治32年より36府県,明治41年は明 治36年より35府県でそれぞれ死亡率は低率とな り,また明治41年は明治32年より38府県の多数の 府県で死亡率は低下している。 地域別に訂正死亡率の高低をみると3力年を通 じて一般に東北,関東地方の諸県,および九州地 方の宮崎,鹿児島の一部の各県は死亡率が高くな っている。また3力年とも長野県のみは一般に低 率の傾向をしめしている中部地方において,同地 方の各県にくらべやや高率をしめしているのが注 目される15)。 訂正死亡率において最高死亡率をしめした府県 は明治32年は宮城県,明治36年,明治41年両年と もに秋田県となっており,いずれも東乳地:方の昏 一 6”t’7 一
表一1[ 脳
/tt一一・一・一 明 治 32 年 x x 粗 死 亡 率\.総数
訂 正 死 亡 率 全 劇 ユ69… 北 青 岩 宮 秋 山 出 過 晶 群 埼 千 束 桜 新 富 石 福 山 長 岐. 静 愛 滋 京 大 兵 乱 .海. 面 出 城. 田 形 島 城 木 馬 玉 葉 京 奈川 潟 山 川 梨 野 阜 岡 知 重 賀 都 阪 .庫 臭和歌山
鳥 嘉 島 根 雨. 山 広 島 山r 口 徳 島 香 逸 品 面 高 知 福 甲 佐 賀 長 三 三 本 大 三 宮 崎 鹿児..島 122. 0 139. 9 ・233. 5 229. 2 208. 3 ユ72.2 195. 2 242. 4 161. 5 162. 8 166. 8 222. 2 214. 7 209. 7 175. 4 167. 5 162. 2 113. 5 167. 9 195. 8 121. 0 176.7 144. 2 101. 4 152. 1 176. 0 163. 8 132. 5 165. 9 131. 5 136. 3 143. 2 174. 8 122. 0 175. 4 112. 0 135. 1 ’143. 2 202. 7 187. 5 141. 2 122. 0 174. 7 173. 1 234. 0’ 220. 1男 1女
総訓男i女
lsl. o 1 ls6. g 1 ls3. s ・7剰・37・・ 144. 9 1 158: 8 255. 2 254. 3 225. 6 178L 8 214. 2 264. 1 169. 7 165. 8 169. 6 245. 0 230. 0 215. 3 181. 0 169. 6 164. 3 111. 3 174. 6i
lg3. s 1 13e・ 7 i 178. 7 148. 1 88. 5 157. 2 198. 9 179. 7 149. 7 164. 4 135. 6 144. 1 ユ50.5 191. 4 127. 2 203. 1 124. 7 145. 6 157. 5 2ns. 2 216. 9 144. 5 130. 4 192. 9 ’192. 6 262. 7 222. 3 1 97. 2 121. 6 210. 7. 2e3. 2 189. 6 165. 6 175. 8 220. 4 153. 3 159. 8 164. 0 199. 3 199. 3 204. 2 169. 8 165. 4 160. 0 116. 1 161. 2 197. 8 110. 9 174. 7 140. 3 122. 1 147. 1 154. 7 147. 9 114. 7 16Z 4 127. 2 128. 3 135. 6 156. 9 116. 8 147, 1 99. 0 124. 2 128, 4 175, 8 157. 6 137. 9 113. 6 157. 0 153. 5 204. 2 217. 8 135. 5 155. 2 195. 5 249. 1 212. 7 176. 9 189. 9 201. 1 162. 1 161. 1 ユ58.9 173. 6 196. 8 197. 3 161. 9 ユ75.7 152. 1 114. 6 163. 9 169. 5 10g. e 155. 8 126. 3 94. 7 140. 4 153. 3 166. 8 121. 8 ユ73.8 122. 5 109. 6 110.3 141. 0 111. 7 146. 7 95. 0 138. 8 128. 5 153. 9 171. 6 134. 2 102. 2 143. 0 146. 4 188. 7 204. 9 163. 6 1 179. 9 225. 7 285. 0 247.3 193. 8 213. 9 227. 8 176. 4 171. 1 170. 1 203. 6 223. 4 209. 5 179. 1 ユ87.5 169. 8 128. 5 180. 0 174. 4 123. 7 165. 6 141. 6 85. 3 161.1 182. 8 202. 4 146. 5 189. 5 136. 4 125. 6 120. 7 156. 0 120. 3 174. 2 111. 4 156. 2 145. 8 177. 6 207. 7 145. 5 11Z 2 167.8 165. 8 2191 5 223. 2 109. 6 134. 9 172. 2 219. 8 184. 8 164. 6 170. 6 180. 4 150. 9 153. 7 ユ50.9 148.8 174. 9 186. 8 148.7 167. 3 137.8 104. 2 151.3 166. 9 97. 6 148. 9 114. 4 ユ04.4 124. 1 127. 3 138. 4 101.0 162. 7 111.1 95.7 101. 8 ’ 129. 8 105. 5 123. 6 81. 0 124. 8 115.’2 133. 3 141.0 125. 8 89. 4 122. 2 130. 2 163. 9 191.1 一... 678 T一 卒 中 明 治 粗 死 亡 下総劇画1女
158r 2 ・69・・巨姐・ 101. 6 126.6 215. 3 182. 9 193. 4 155. 9 167. 3 197. 6 156.8 146. 2 ユ39.5 195. 9 193. 7 163. 5 16e. 4 17ユ.4 144. 4 110. 0 120. 5 177. 8・ 120.0 178. 2 148.2 1t33. 8 154. 9 169. 3 174. 4 136. 0 144. 1 127. 4 154. 1 141L 1 163. 7 128. 4 174. 0 109. 8 137. 0 155. 1 195. 9 174. 1 150.3・ 118. 0 169. 8 175. 0 218. 2 192. 2 123. 2 ) 137. 4 232. 3 203. 4 211. 0 169. 4 j 183. 4 207. 9 181. 2 163. 1 150. 6 211. 0 211. 2 168. 4 172. 6 183. 2 163. 5 115. 3 119. 3 183. 6 121. 9 187. 3 145. 0 13Z 2 159. 1 180. 0 190.8 144. 2 133. 5 135. 6 161.7 151.1 170. 3 139. 5 182. 1 123. 1 ユ47.5 164r, 9, 216. 7 190.7 165. 2 12Z 8 180. 9・ 200. 1 235. 9 1gs. 3 1 115L 2 78. 6 197. 5 161. 6 174. 4 142. 4 150. 7 18Z 2 134.6 129.4 ユ28.5 180. 7 176.1 158. 3 148.1 159. 2 125. 3 104. 6 121.7 171. 9 118. 1 168. 7− 151.5 130. 3 150. 8 158.6 157.8 127, 5 155. 1 119, 0 146. s 130. 7 156. 5 116. 8 165, 7 96・. 3 125. 9 145. 0 174. 3 157.3 135, 2’ 108, 3 157.0 149, 7 200. 1 186, 1総 死 36 訂 正
剃
142. 3 110. 8 133. 8 172. 4 194. 7 205. 7 159. 5 156. 7 164. 3 150. 5 145. 6 133. 5 151.0 179. 0 149.8 146.1 170. 6 129. 9 98. 5 117. 2 152. 7 106. 3 156. 7 129. 5 118. 2 143. 4 152. 4 175. 9 124. 6 140. 7 119. 4 118. 5 103.エ 135. 4 115. 9 141.3 91. 4 140. 3 135. 9 148. 2 162. 4 141.3 96. 8 142. 9 145. 9 179. 1 一 169. 1 亡 年 死 亡 男s
163.’6 139. 8 156. 6 197. 7 232. 9 237. 8 187. e 179. 3 183. 3 174. 9 171.7 153. 5 176. 0 ] 206. 7 160. 3 169. 6 191. 7 ,164. 4 ユ11.1 123. 4 ユ65. 4 113. 3 !75. 0 ユ42. 0 132. 1 168. 9 183. 2 215. 4 144. 6 128. 8 139. 2 ユ35.4 116. 6 149. 5 128. 0 153. 5 109. 0 161.6 151. 7 171.3 190. 7 167. 7 115. 5 172. 2 173. 2 205. 2 203. 81
率 率 女 126. 9 ] 86. 0 118. 2 155. 3 171. 0 184. 8 140. 9 141.8 152. 6 132. 6 125. 4 !18. 4 i 134. 1 156. 5 ! i 142.1 1 127. 9 1・ ls4. 4 1 102. 8 i I 90.1 1 112.9 1・ : 144. 4 i Io61 g’1 1 143. 9 l r 122.7 l los. 4 1 118. 8 128.1 1 144. 8 110. 5 151.5 103. 6 107. 0 94. 8 126.1 107. 8 133. 2 77. 5 124. 8 125. 2 131.4 142. 0 121.8 81.8 121.0 123. 7 159. 7 145.4 (入 口 10万 対) 朗 粗 死 亡 総剃
男 152. 7 165. 7 112. 5 110. 5 177. 5 176. 0 181. 2 152. 9 171.4 187. 0 151.1 147. 9 13荏.9 171. 7 191.9 163. 8 139. 6 151.8 111. 4 117. 3 13Z 8 194. 5 124. 0 147. 4 147.{ 128. 3 165. 1 115. 5 158. 1 130. 6 134. 1 84.8 134. 4 133. 8 148. 9 129. 4 17e. 5 108. 4 139. 6 124. 6 169.7 171.1 145. 1 98. 9− 145. 7 161. 5 184. 0 180.3 138.0 116. 3 189. 4 189. 8 193. 0 160. 9 186. 4 207. 5 162. 7 160. 3 142. 9 ユ85.9 212. 1 174. 9 148.2 ユ56・ 121.6 124. 3 150.9 195. 8 129. 0 157. 0 152. 0 131.7 166. 2 119. 9 174. 8 143. 6 128. 5 102.0 152. 0 143. 1 162. 0 134. 3 186. 9 119. 4 153. 1 134. 3 194. 6 193. 0 158.8 115. 0 154. 2 177. 6 203. 2 193. 6 −679一 治 三 女 13g. s 1 85. 6 104. 3 165. 8 161. 7 168.7 144. 8 156. 2 166. 0 139. 5 135. 5 126. 8 156.6 171. 2 152. 3 131.0 100. 4 110. 3 124. 7 193. 3 118. 8 146. 8 [ i 143. 9 124. 8 164. 1 111.0 工41.2 117.1 140. 0 70. 3 116. 5 124. 4 134. 8 123. 9 153. 7 97. 2 125.6 114. 6 ユ44.1 148. 9 131.4 84. 6 137. 5 145. 1 164. 4 167.7 Igil 41 1 41 訂 正 総 数 141. 5 138. 0 121.9 152. 0 187. 4 192. 4 158. 1 163.9 158. 4 152. 5 151. 1 129. 6 135. 3 174. 6 144. 2 124. 9 王46.0 94. 9 108. 0 134. 5 173.7 107.6 132. 9 131.4 113. 6 152e 6 129. 1 152. 0 11Z 8 142. 3 71. 2 105. 7 101.9 121.9 111. 8 137. 5 91. 2 141.4 109. 1 130.7 159. 9 138. 7 85. 6 118. 5 132. 4 151.3 167.7 年 死 亡: 三 男 162. 1i
女 126. 2 155. 9. 135. 4 ,,6. g i 213. 4 212. 8 174. 5 185. 0 187. 8 172. 8 171. 0 ユ45,2 159. 4 201. 6 157. 9 140.6 1s6. 2 1 116. 4 122. 3 154. 9 176. 9 117,1 149. 7 148.4 125. 7 174. 4 152. 0 181. 7 140. 4 154. 8 84. 6 129. 8 114. 8 140. 5 122. 3 158. 5 104. 2 166. 5 123. 4 156. 5 193. 4 163. 7 102.1 135. 5 152. 3 174. 1 197. 5T
96. 0 113. 0 ユ43.1 169. 8 178. 6 146. 9 149.0 136. 8f
13s. 2 l l?3igI 117. 6 1tL)1.8 133. 7 112. 9 138. 4 75. 4 98. 4 118. 5 165. 5 101.1 121.3 119. 7 105. 5 138. 5 111.5 128. 3 101.1 136. 8 61.5 87. 1 93. 2 108.6 104. 9 122. 5 80. 2 123.2 99. 2 110. 7 134. 9 120. 9 72. 2 105. 9 117. 1 134. 3 146.22So ユoo 脳 卒 宇 死15σ 玄 ギ 人160 口 ie ラ 尊. 50 人olOろ対 (男女総善文)
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図一ll 府県別 脳卒中による死亡率 明治32年(1899年) 2Se ユ00 脳 卒 望 タLltl。 亡 毎 す7
{〉 loo to ラ 舛 v 50 o 人ロ’。万対’ ’(男t維数) □蟹 粗言丁難鳶認羅欝鴛1轍灘鵡謙鱗三遷要職
図一皿 府県別 脳卒中}こよる死亡率 明治36年(1903年) .一 ts80 一2夕e 人ロ1。石対 (男孝総数,
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脳Zoo 孝 落1’。 孝 父i。。 ,望 乱。 一,。馨継雛質欝鷲縦諜1醤欝熱職回忌謹
図一IV 府県別 脳卒中による死亡率 明治41年(!908年)脳
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図一V 脳卒中による府県別訂正死亡率 明治32年,36年,41年 .一 681 一某である。最低死亡率をしめした府県は明治32年 は三重県,明治36年は徳島県,受頭41年は和歌山 県の諸県となっている。 (2)’男女別による観察 1)男子の死亡率について 表一Hによって男子の府県別訂正死亡率につい てみると,訂正死亡率が粗死亡率より高率となる 府県は,明治32年は19府県,明治36年は18府県, 明治41年は17府県で,.その府県数が年次とともに 減少している。なおこれらの府県は,総数とほと んど同じ地方の各県となっている。 各府県訂正死亡率の年次的推移をみると,総数 と同様に多数の府県で年次とともに死亡率は低下 する傾向をしめしている。明治36年は明治32年よ り30府県で低’下し,また明治41年は明治36年より 34府県で低下している。なお明治41年は明治32年 よりほぼ全府県の38府県で低率となっている。 地域別1こ死亡率の高低をみると,3力年ともほ ぼ総数と同様な状態で,一般に東北,関東地方の. 各県ならびに九州地方の一部の諸県が高率となっ ている。しかし男子において特に注目されること は,東京,大阪ならびに福岡等の大都会をふくむ 府県が,明治年代においては死亡率が高率をしめ していることである。 訂正死亡率において,各年次の最高死亡率をし めした府県は明治32年は宮城県,明治36年は秋田 県,明治41年は32年と同様に宮城県となってお り,総数同様にいずれも東北地方の各県である。 最低死亡率をしめした府県は明治32年目三重県, 明治36年は徳島県,明治41年目和歌山県で総数の 場合と同様である。 2) 女子の死亡率について 表一lllこよって女子の府県別訂正死亡率をみる と,訂正死亡率が粗死亡率より高率となる府県は 男子にくらべ少数の府県で,明治32年は5府県, 明治36年は3府県,明治41年は7府県となってい る。なおこれらの府県は主として北海道,東北地 方の一部の諸県のみである。 各府県訂正死亡率の年次的推移は,総数男子 と同様に多数の府県で年次とともに低下してい る。明治36年は明治32年より34府県,明治41年は 明治36年より34府県で低率となる。、なお明治41年 は明治32年よりほぼ全府県の42府県で低下してい る。 地域別に死亡率の高低をみると,女子にわいて は各年次ともあまり地域による死亡率の差がみと められないが,主に東北地:方の各県が一般に高率 となっている。 訂正死亡率において,各年次の最高死亡率をし めした府県は明治32年は宮城県,明治36年,41年 両年は秋田県となっている。これは総数と同様な 状態で総数,男女とも東北地方の各県となってい る。最低死亡率をしめした府県は明治32年,明治 36年は徳島県,明治41年は和歌Pt」県となってい る。 ㈲ 男女死亡率の比較 表一Hによって府.県別男女死亡率を比較する と,各年次とも粗ならびに訂正死亡率とも,ほと んどすべての府県で男子が女子より高率となって いる。 まず粗死亡率で観察すると,明治32年は福井, 長野,三重,奈良の四県のみ,また明治36年は山 梨,愛知,三重の山県のみ,朋治41年はわずか奈 良の一県のみ女子が男子より高率で,他はすべて 男子が女子より高率となっている。 訂正死亡率で比較すると,明治32年は三重,明 治36年は奈良の一JL県だけ女子が男子より高率であ るのみで,他のすべての府県は男子が女子より高 く,明治41年においては全府県で男盛が女子より 高率になっている。 また各年次とも訂正死亡率が粗死亡率より高率 となる府県は,いずれも男子が女子より多数の府 県となっている。かつまた注目きれることは,男 表一皿 性別年令階級別脳卒中死亡率 (入口10万対)全国 年令階級 明治32年 明治36年 明治41年
男子好幽暗.瑚好
1些姓r研暫遡L型一25二3.禦
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・・一39才睡・1・9・・1・6・・36・・i…3…
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1・・一59才[35・525・・1’334・ ・1 24・・ ・[ 34S・・1 24…
・・才以上1・,475・・1・畑ヰ鋤ヰ…4・・、・β虹串・…
子においては東京,大阪,福岡等の大都会をふく む府県は,各年次とも女子に比し死亡率がかなり 高くなっていることである。なお多数の府県が年 次とともに死亡率が低下する傾向をしめすこと は,男女共通に観察したことである。 3.性別年令別死亡率
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包 」; ooo 一夕oo 2.ooo i. S’ oo 1,000 ケoe o (1} 金国における観察 ・表一一mに,全国における性別年令別死亡率をし めした。また図Mは表一皿を図表にあらわした ものである。表一皿ならびに図Mにしめすごと く,脳卒中が老人性疾患としての特徴をしめし, 各年次とも男女いずれも年令の増加とともに死亡明治三年(19.・8年)
日月」台 36年 (’仔03年). 9H」台 3 z年(’9‘79年) lt !ア ・ケ ,i,・ 〃 ノ 吃 .4 /乞 〃 〃,ダ 〈i/ .,il]” 〃!ゲ ,;1’ ,,t,F・ti ’,・/ ,,f..i,f」., f,(,i E’”,,r’i’ /i1.r;t’f」ゲ
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脳卒中による年令別死亡率(全国)
率は急激に上昇している14)∼16)。年次的推移は男 女ともほとんどすべての年令階級において,年度 とともにやや低率となる傾向脅しめレている。こ の各年令階級における死亡率の低下が,全体とし
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o て先にのべた全国総数,男女の死亡率が年度とと もに低率をし.めしたものと考えられる。 男女の年令別死亡率を比較すると,明治32年, 36年両年の15∼24才の若年層の一部の年令のみを明治32年 宮城縣
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図一W脳卒申による年令別死亡率
のぞき,他の各年令は各年次いずれも男子が女子 より死亡率が高く17)∼18),その差は年令の増加と ともに増大している。 ・仙 各府県における観察 各年次各府県とも全国とほとんど同様な死亡曲 線をえがいており,死亡率が年令とともに急激に 高率となることを観察した。 各年次の各府県を代表として,各年次の訂正死 3. Soo 3000 2500 ;一 2.oeo
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、図一山脳卒中による年令別死亡率
一 685 一一一亡率で最高,最低死亡率をしめした:二県,すなわ ち図一Vll l(明治32年について宮城,三重の両凝, 図一皿は明治36年について秋田,徳島の両県,悩 一1Xは明治4ユ年について秋田,和歌山の各県の性 別年令別死亡率を図示した。 上記各図によって,各府県の男女年令別死亡率 をくらべると,明治32年において最低死亡率をし めした三重県のみ全年令階級で女子が勇子より高
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’図一L−IX’ ”脳卒中による‘年令別死亡率
率をしめしているが,他の各年度の最高,最低死 亡率をしめした各府県においては,全国と同様に 若年層における一部門年令階級をのぞき,他の大 部分の年令階級においては男子が女子より高率を しめしていることを観察し得た。 IV i総 括 以上明治年代における本邦脳卒中死亡率につい て述べた。なお資料の関係により,明治32年以後 について観察を行った。これを総括するとつぎの 如くである。 1.全国における死亡率 (1)総数の観察 粗死亡率の年次的推移は年度により若干の相異 はあるが,漸次低下する傾向をしめしている。最 高死亡率をしめしたのは明治32年で,最低は明治 43年である。 訂正死亡率においても年度とともに低下してい る。なお各年次とも訂正死亡率は粗死亡率より低 率であるb (2〕男女別による観察 1)男子の死亡率について 粗死亡率の年代的推移は年度とともに低下して いる。 訂正死亡率においても粗死亡率と同様に年次と ともに低下している。なお各年次とも訂正死亡率 は粗死亡率より低率である。 2)女子の死亡率・について 粗死亡率の年次的推移は年度とともに低下する 傾向をしめす。 訂正死亡率においても粗死亡率と同じく年次と ともに低下している。低下の程度は男子とほぼ同 様である。なお各年次とも総数男子と同様に訂 正死亡率は粗死亡率より低率である。 〔3)男女死亡率の比較 粗死亡率を比較すると,いずれの年次とも男子 が女子より高率である。 訂正死亡率においても,各年次とも男子が女子 より高率をしめしている。 2.蔚県別死亡率 (1)総数の観察 訂正死亡率が粗死亡率より高率となる府県は, 主として北海道,東北の大部分および大阪,奈良, 香川の諸県である。 各府県の訂正死亡率の年次的推移は大多数の府 県において,年次とともに死亡率が低下してい る。 地域別に死亡率の最低をみると,、一般に車田, 関東地方の諸県,および九州地方の一部の各県は 高く,3力年とも長野県のみは中部地方におい て,.やや高率をしめしているのが注目される。 訂正死亡率において最高死亡率をしめした府県 は明治32年は宮城県,明治36年,、41年両年共に秋 田県である。最低死亡率をしめした府県は明治32 年は三重県,明治36年は徳島県,明治41年は和歌 山県である。 ② 男女別による観察 1)男子の死亡率について 訂正死亡率が粗死亡率より高率となる府県は, 総数とほとんど同じ地方の各県となっているが, その府県数は年次とともに減少している。 各府県訂正死亡率の年次的推移をみると,多数 の府県で年次とともに死亡率は低下する傾向をし めしている。 地域別に死亡率の高低をみると,3力年とも一 般に東北,関東地方の各県ならびに九州地方の一 部の諸県が高率である。男子において特に注目さ れることは,東京,大阪ならびに福岡等のいわゆ る大都会をふくむ府県が高率である。 訂正死亡率において,最高死亡率をしめした府 県は明治32年は宮城県,明治36年は秋田県,明治 41年は宮城県である。最低死亡率は明治32年は三 重県,明治36年は徳島県,明治41年は和歌山県 で,総数の揚合と同様である。 2)女子の死亡率について 訂正死亡率が粗死亡率より高率となる府県は, 主として北海道,東北地方の一部.の諸県である が,男子にくらべ少数の府県である。 各府県訂正死亡率の年次的推移は,総数男子 と同様に多数の府県で年次とともに低下してい る。 地域別に死亡率の高低をみると,女子において は各年次ともあまり地域による死亡率の差がみと められないが,おもに東北地方の各県が一般に高 率である。 訂正死亡率において,最高死亡率をしめした府 県は明治32年は宮城県,明治36年,41年両年は秋 田県となっている。最低をしめした府県は明治32 年,36年は徳島県,明治41年は和歌山県である。 一 687 一
(3)男女死亡率の比較’ 各年次とも粗ならびに訂正死亡率とも,ほとん どすべての府県で男子が女子より高率となってい る。 また各年次とも訂正死亡率が粗死亡率β:り高率 となる府県は,いずれも男子が女子より多数の府 県である。注目きれることは,男子においては東 京,大阪,福岡等の府県は,各年次とも女子に比 し死亡率がかなり高い。なお多数の府県が年次と ともに死亡率が低下することは,男女同様であ る。 3.性善年令別死亡率 (1)全国における観察 全国における性別年令別死亡率についてみる と,脳卒中が老人性疾患としての特徴をしめし, 各年次とも男女いずれも年令の増加とともに死亡 率は急激に上昇している。男女ともほとんどす凌 ての年令階級において,年度とともにやや低率と なる傾向をしめしている。 男女の年令別死亡率を比較すると,各年次とも ほとんどすべての年令で男子が女子より高く,そ の差は年令の増加と共に増大する。 (2)各府県における観察 各年次各府県の男女とも死亡曲線は,ほとんど 全国と同様で,死亡率が年令とともに急激に高率 となる。 稿を終るに臨み終始御懇切なる御指導,御校閲を賜 った吉岡博人教授,並びに諸岡妙子助教授に謹んで謝 意を表す。 文 .献 1)吉岡博人,諸岡妙子::本邦都鄙別老年疾愚死亡 率についで 日本人口学会紀要(2),50(昭29) 2)厚生の指標,・国民衛生の動向,2(9),30(昭30) 3)厚生の指標,’国民衛生の動向,1(7),30(昭29) 4)渡辺 定:老入病とりどり,厚生の指標,1(10) 5(昭29) 5)薪城之助:脳卒中の診断,診断と治療,44,37 (昭31) 6)斎譲 潔:老人病と予防医学,診断と治療,44, 110.,(H召31) 7)顯木三雄:統計…年令別にみた主要死因の死亡 率,日本臨床,10,713(昭27) 8)山本 汀,高瀬利彦:統計上よりみたる脳卒中 の動態,現代医学,4,341(昭31) 9)獲野達夫;脳卒中の予後に関する統計学的研究 生物統計学雑誌,4,219(昭31) 10)金 銀歯:本邦脳卒中死亡率の研究 第1報 一昭和(戦後)における死亡率について一 東京女 医大誌,27,144(昭32) 11)金 銀滋:本邦脳卒中死亡率の研究 第■報 一昭和(戦前)1とおける死亡率について一 東京女 医大誌,27,232(昭32) 12)金 三曲:本籍脳卒中死亡率の研究 第皿報 一大正における死亡率について一三京女医大誌 27, 358 (HB32) 13)寺島主一:統計奥から見た長野県の脳濫血臨 床内科,5,1177(甲14) 14)黒沢四郎:脳潅血死亡の統計的観察,保険医学 雑誌, 37, 139 (H召13) 15)守ロ 節:脳温血,脳軟化症250例の統計的観 察 :東北医学雑誌,27,673(昭15) 16)丘 幾司,他三名:熊本地方に於ける脳溢血死 亡の統計 体質医学研究所i報告,3(1),44(昭27) 17)諸岡妙子:生物統計学的にみた男女の差異にう いて\東京女医大幅,24,81(昭29) 18)佐々廉卒:高血圧の一般治療並びに予防医学シ ン宗ジウ寿齢5輯”高血圧”診断と治療社214 (昭30) 一688ン