67 (筑波胃腸病院)日高 真・戸田 一寿・大橋 正樹 49.高度貧血を呈した巨大Meckel憩室炎の1例 (中山記念胃腸科病院)元 門門・田中 精一・林 恒男・ 磯部さく子・佐藤 秀一・今里 雅之・有賀 淳 50.成人に発症した小腸重積症の2例 (社会保険山梨病院)井上 雄志・草野 佐・小沢 三二・矢川 彰治・ 植竹 正紀・野方 尚・高石 祐子・小俣 好作 一般演題(9)15:48∼16:18 座長 五十嵐達紀 51.S状結腸平滑筋肉腫の1例 (東部地域病院外科)鈴木 隆文・重松 恭祐・吉井 克之・ 森脇 稔・落合、匠・下田 勝之・木下 祐宏 52.手術時著明な肝転移を呈し長期生存した直腸癌の1例 ’ (宮川病院)小澤 文明・宮川 晋爾・ 武藤 晴臣・北畠 滋郎・高柳 泰宏 53.当院におけるストーマ外来の現況 (濁協医科大第2外科)門脇 淳・門馬 公経・田島 芳雄 54.Video−defecographyによる排便障害の診断 (東京女子医大第2外科)朝比奈 完・浜野 恭一・亀岡 信悟 指定講演1 16:25∼16:40 座長 羽生富士夫 重症急性膵炎の治療 (東京女子医大消化器外科)鈴木 衛 指定講演2 16:40∼16:55 座長 小幡 裕 経口トリプシン阻害剤の膵外分泌におよぼす影響 (東京女子医大消化器内科)渡辺伸一郎 教育講演 16:55∼17:15 座長 小林誠一郎 食道癌の診断ならびに治療における最近の進歩と問題点 (東京女子医大消化器外科)井手 博子 総括発言 (名誉所長)中山 恒明 閉会の辞 (消化器外科)井手 博子 1.食道癌化学療法施行例の臨床病理学的検討 (消化器外科) 吉田 一成 食道癌に対する化学療法の有効性について臨床的画 像診断による腫瘍縮小効果判定と切除例の病理所見を 併せて検討した.判定は食道癌取扱い規約に準じて 行った.検討対象は,CDDP+5FU+Leucovorin群(以
下1群)17例とCDDP+MTX+BLM群(以下2群)
21例である.臨床的腫瘍縮小効果では,奏効率は1群 では原発巣71%・リンパ節転移巣53%・壁内転移巣 100%,2群ではそれぞれ24%・28%・46%と1群の方 が高い奏効率を示した.1群では,①深達度が浅い程, 奏効率が高かった.②原:発巣でPR以上の効果を示し た症例はリンパ節転移巣・壁内転移巣にも奏効率が高 かった.③口内炎・胃腸症状・脱毛・白血球減少症等 の副作用を2群より高頻度に合併した.切除例では, ④臨床的効果判定と組織効果が一致しない例もあっ た.⑤食道壁粘膜層および壁内転移巣で組織効果が高 く,癌遺残が少なかった. 2.内視鏡生検材料を用いた食道癌の抗癌剤感受性 試験 (消化器外科) 林 和彦 食道癌の抗癌剤感受性試験としてin vitroで行う ATP法を採用し進行食道癌29丁目対し内視鏡生検材 料を用いて術前に感受性試験を行った.細胞内ATP量を細胞のviabilityの指標とするATP法は他の感
受性試験に比して手技的にも簡便で103個といった少 量の材料でも評価しうるがバイポラ〒スネアによる高 周波焼灼切除法で得られる生検材料は平均で325mg 一505一68 と通常生検鉗子の材料の約80倍,大型生検鉗子の約25 倍の大きさであり熱変性も軽度で癌細胞の純化過程を 経ても十分量の癌細胞浮遊液が確保された.全検体に おける薬剤感受性ではCDDP・MTX・VP・16等臨床的 にも奏効率の高い薬剤に感受性陽性例が多かった.パ イポラースネアによる内視鏡生検材料を用いた感受性 試験結果は手術標本による感受性結果とよく相関し, 術前症例や手術不能例の化学療法に応用しうると思わ れた. 3.胃切除後の物情能に関する検討 (消化器外科) 山瀬由美子 胃術後障害の病態を,アンケート調査とともに血糖, およびセロトニンの動態に着目し,ダンピング症候群 に関連して検討した.胃切除により,血糖値の上昇, インスリンの分泌増加を認めたが,術式,郭清度によ る大きな差はなかった.緩徐な糖負荷は急激な糖負荷 に比べて,血糖値とインスリンを増加させた.ダンピ ング症候群の有症率は24.1%で,全身症状では「眠い」 「冷や汗」「動悸」「めまい」等,腹部症状では「腹がゴ ロゴロする」「下痢」「腹が張る」等が多かった.ダン ピング症候群の症状の発現には血糖値の関与は少な く,むしろ非ダンパーにおいて血糖,インスリンは増 加していた.ダンパーではセロトニンの増加率は負荷 後30∼60分に上昇し,ダンピング症候群の診断には食 後1時間でのセロトニンの増加率が有用と思われた. 4.胃悪性リンパ腫の病理学的検討 (消化器外科) 小熊 英俊 官験例40例の胃悪性リンパ腫を対象に,臨床病理学 的検討を行った. 胃悪性リンパ腫は胃悪性腫瘍の0.74%であり,男女 比は1.86:1で男性に多く発生し,肉眼型では決潰型 が最も多かった.占居部位ではM領域が半数以上を占 め,小変中心が多かった. 術前生検正平率は,60.6%と低率で術前確定診断は 困難であった. 組織分類ではすべてB細胞性リンパ腫で禰漫性リ ンパ腫が67.5%を占めていた. 腫瘍径と深達度およびリンパ節転移率では一定の傾 向を認めなかったが,リンパ節転移は陽性であっても 比較的近位のリンパ節にとどまっていた. 深達度pmまででリンパ節転移のない症例の予後は 良好であった. 深達度ss以上あるいはリンパ節転移陽性の症例に は術後補助療法が必要と考えられた. 5.下部大腸癌に対する進展度診断 (消化器外科) 林 朋之 目的:下部大腸癌の術前進展度診断のためEUSを 施行し壁深達度と一群リンパ節転移の有無を検討し た. 対象:1990年4,月から91年12月までの46病変(リン パ節転移については内43病変)を対象とした. 方法:OLYMPUS社CF−UM3(7.5MHz)を用い・ミ ルーン法と充満法を併用した. 結果:①壁深達度についてはpm以下では78.2%, ss以上では89.1%の正診率を得た.②リンパ節転移に ついてはsensitivity 50.0%, specificity 85.7%, accu・ racy 67.4%であった.リンパ節転移では漿膜下リンパ