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「在宅ケアは家族と地域が主役に -医療・看護・介護と市民の連携- 」

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(1)公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 理事長. 住野. 勇. 2012 年 度 ( 前 期 ) 指 定 公 募. 殿. 完了報告書. 首都圏市民公開講座. 「在宅ケアは家族と地域が主役に」 ~医療・看護・介護と市民の連携~. 「申請者」. NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会 理事. 「提出年月日」. 2013 年 3 月 8 日. 久保欣一.

(2) 1 、【 テ ー マ 】 「在宅ケアは家族と地域が主役に」~医療・看護・介護と市民の連携~. 2 、【 開 催 目 的 】 高 齢 社 会 を 迎 え る 現 代 の 日 本 に お い て は 、元 気 な 高 齢 者 が 一 方 の 主 役 と な り 、心 豊 か に 安 心 し て 暮 ら せ る 社 会 の 実 現 が 強 く 求 め ら れ て い る 。当 協 会 は 、現 状 の 高 齢 者 の 重要課題である「在宅ケア」について市民啓発に役立つ市民公開講座を企画した。 開 催 に 当 た り 、医 師 ・ 看 護 師 ・ 介 護 士 な ど 在 宅 医 療 に 関 係 し た 職 種 の 方 と 在 宅 で 看 取りをされた家族の経験談を通じて、市民が広く学べる講座内容とした。. 3 、【 開 催 日 程 】 日程. 平 成 2 5 年 2 月 9 日 ( 土 ) 13 時 ― 17 時. 会場. 明治薬科大学・剛堂会館会議室(千代田区紀尾井町3-27). 定員. 80名. 主催. NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会. 後援. 一般社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会 公益財団法人日本訪問看護財団. 事業名. 公益財団法人. 参加費. 無料. 在宅医療助成. 尊厳ある介護を実現する会 勇美記念財団事業. ◆開会あいさつ NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会理事長. 佐藤昌子. ◆基調講演 ①おもて参道訪問看護ステーション所長. 高橋洋子看護師. ②全国在宅療養支援診療所連絡会副会長. 鈴木央医師. ◆パネルディスカション ・コーディネーター 大田区入新井地域包括支援センター所長. 沢登. 久雄氏. ・パネリスト ①全国在宅療養支援診療所連絡会副会長. 鈴木央医師. ②おもて参道訪問看護ステーション所長. 高橋洋子看護師. ③NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会会員 ④ノンフィクションライター ⑤株式会社やさしい手(介護事業所). ◆閉会. 菊地藤吾氏 中島まゆみ氏 宮崎剛部長.

(3) 4 、【 講 座 内 容 】 ◆基調講演. ①「在宅ケアは家族と地域が主役に」 高 橋 洋 子 看 護 師 は 、高 齢 者 の 生 活 状 況 と 不 安 、訪 問 看 護 の 内 容 、在 宅 療 養 と 介 護 保 険 、在 宅 療 養 の メ リ ッ ト・ デ メ リ ッ ト 、家 族 ・医 師・ 看 護 師 ・ヘ ル パ ー との連携の実際・看取りなどについて、事例を交えて話された。一例として、 末 期 が ん 患 者 の 妻 と 認 知 症 の 夫 の 二 人 暮 ら し の 家 族 を 支 援 し て 、あ ら ゆ る 知 恵 と工夫を出し合って在宅ケアを実現するチームを編成したケースを挙げられた。. ②「在宅ケアと家族と地域」 鈴 木 央 医 師 は 、在 宅 ケ ア と は 生 活 の 場 で 療 養 す る こ と で あ り 、生 活 を 支 え る 医 療 と し 、終 末 期 に は 家 族 の 存 在 が 大 切 だ が 、家 族 だ け で 乗 り 切 る こ と は た や す く な く 、 地 域 の 医 療 介 護 チ ー ム の 支 援 (疑 似 家 族 )も 同 様 に 重 要 。 在 宅 ケ ア に 関 わ る 関 係 者 だ け で な く 、そ の 地 域 の 住 民 互 助 が も う 一 方 の 重 要 な 要 素 だ と 指 摘 さ れ た 。在 宅 ケ ア の ポ イ ン ト は「 本 人 の 希 望 も さ る こ と な が ら 家 族 の 理 解 と 協力」が何より、そのためにも「できることをできるだけ」などと 話された。. ◆パネルディスカション お 二 人 の 基 調 講 演 を 踏 ま え て 、コ ー デ ィ ネ ー タ ー の 沢 登 久 雄 氏 は 、地 域 包 括 支 援 セ ン タ ー が 果 た す 役 割 と し て 、地 域 生 活 の 中 で の 見 守 り か ら 、適 切 な 時 期 に 地 域 包 括 支 援 セ ン タ ー と 医 療・ 保 健・福 祉 の 専 門 職 に つ な が る た め の ネ ッ ト ワ ー ク シ ス テ ム が 必 要 と 力 説 さ れ た 。 大 田 区 の 見 守 り シ ス テ ム は 10 ,300 人 の 登録者があり、全国の自治体から注目されているとの報告があった。 菊 地 藤 吾 氏 か ら は 、妻 の 介 護 を し た 体 験 を 話 し て い た だ い た 。深 夜 の 病 院 探 し 、入 院 、精 密 検 査 、抗 が ん 剤 の 使 用 、が ん の 転 移 、脳 腫 瘍 の 摘 出 手 術 、術 後 の 治 、脳 梗 塞 、右 辺 麻 痺 、リ ハ ビ リ 、歩 行 訓 練 と 発 声 練 習 、認 知 症 、車 椅 子 か らの転倒など人生の終焉までの長い間の在宅介護の苦闘が語られた。 中 澤 ま ゆ み 氏 は 、ノ ン フ ィ ク シ ョ ン ラ イ タ ー の 目 か ら 見 た 、在 宅 ケ ア 難 民 の 増 加 と 市 民 の 不 安 を 述 べ 、在 宅 療 養 を 可 能 に す る 最 大 の ポ イ ン ト は 医 療 と 介 護 の 連 携 で あ る こ と 、 リ ビ ン グ ウ ィ ル ( 事 前 指 示 ) の 重 要 性 、「 お ひ と り さ ま で も 最 期 ま で 在 宅 」の 実 現 に は 、自 分 仕 様 の 在 宅 ケ ア チ ー ム が 必 要 で あ る こ と な どを話された。 宮崎剛氏は、定期巡回随時対応訪問介護看護の導入事例 について話された。 24 時 間 対 応 の き め 細 か な サ ー ビ ス に よ り 、 退 院 ・ 退 所 後 の 在 宅 復 帰 が 円 滑 に でき、自宅での生活をできるだけ長く続けていくことができるとしている。 会 場 の 参 加 者 と 質 疑 応 答 を 行 い 、 訪 問 看 護 、在 宅 医 療 、地 域 包 括 、 24 時 間 定 期巡回システム等について参加者の認識が深まった。.

(4) 5 、【 結 果 】 (1)参加者数 募 集 人 員 80 名 に 対 し て 、 当 日 は 7 4 名 の 参 加 が あ っ た 。 男 性 42 名. 女 性 3 2 名 。 年 代 は 5 0 代 、 6 0 代 、 70 代 が 9 割 近 く 占 め て い た 。 広. く 首 都 圏 か ら 参 加 が あ り 、多 く の 方 に「 在 宅 ケ ア 」に つ い て 知 っ て い た だ い た と 確 信した。 (2)当日参加者のアンケート 参 加 者 74 名 の 内 、 ア ン ケ ー ト 提 出 者 は 61 名 ①アンケート提出者の性別 男 性 35 名 (57% ) 女 性 26 名 (43 % ) ②年齢 30 代 2 名 (3 . 3 % ) ,40 代 4 名 (6 .6 % ) ,50 代 12 名 (2 0% ) ,60 代 21 名 (3 4% ) 70 代 21 名 (3 4% ) ,80 代 1 名 (1 .6 % ) ③介護している対象者はいますか いる. 12 名 ( 20% ) 、 い な い 49 名 (8 0% ). ④自分が要介護になると予測し、 不安に思っている方. 3 6 名 ( 5 9 % ) 、思 っ て い な い 方 1 8 名 (3 0 % ), 未 記 入 7 名( 11 % ). ⑤自分が要介護状態になった時に,最期を迎える場所は、 自 宅 41 名( 62 %)、病 院 3 名( 5 %)、介 護 施 設 9 名 (13 % )、ホ ス ピ ス 7 名( 10 %)、 そ の 他 4 名 ( 6%、) 未 記 入 4 名 ( 6 %) ⑥また誰に介護してもらいたいか 夫 、 妻 26 名 ( 36 %)、 子 供 12 名 ( 17%)、 友 人 1 名 (1 .4 %)、 介 護 専 門 家 24 名 (3 3%)、 そ の 他 5 名 ( 7%)、 未 記 入 4 名 ( 5 .5% ) ⑦その場合の費用は、 十 分 18 名( 30%)、心 配 16 名( 26 %)、分 ら な い 22 名( 36%)、未 記 入 5 名( 8%) ⑧事前宣言書を書いていますか 書 い て い る 9 名 ( 1 5%) 書 い て い な い 44 名 ( 72% )、 知 ら な い 6 名 (1 0 % )、 未 記 入 2 名 ( 3% ). 6 、【 感 想 】 高 橋 洋 子 看 護 師 の お 話 の 、末 期 が ん 患 者 の 妻 と 認 知 症 の 夫 の 二 人 暮 ら し の 家 族 を 対象に在宅ケアチームを作り上げたケースは、これからの訪問看護ステーション の模範となる先進事例だといえる。その取り組みに感銘を受けた。 鈴 木 央 医 師 は 、在 宅 ケ ア で は 家 族 の 存 在 が 大 切 だ が 、家 族 だ け で 乗 り 切 る の は 容 易ではなく「疑似家族」の支援も重要であると提起。在宅ケアにおいては、患者 本人、家族、地域の介護チーム、一般市民の役割が重要であることがよく理解で.

(5) きた。 パ ネ ル デ ィ ス カ シ ョ ン で 、沢 登 久 雄 氏 の お 話 か ら 、地 域 包 括 支 援 セ ン タ ー が 果 た す 役 割 と し て 、大 田 区 の 試 み を 先 例 と し て 地 域 の 専 門 職 の 連 携 と 近 隣 の 人 々 の 互 助 の仕組みを構築しなければならないことを学んだ。 菊 地 藤 吾 氏 か ら は 、氏 の 場 合 、介 護 保 険 開 始 以 前 と い う こ と も あ り 、患 者 本 人 と 家 族 の 努 力 で 在 宅 介 護 生 活 を 続 け た が 、現 状 は 医 師 ・ 看 護 師 ・ 介 護 業 者 、地 域 包 括 支援センターとしっかり連携してやっていかなければならないという教訓を得 た。 中 澤 ま ゆ み 氏 か ら は 、在 宅 ケ ア の 主 役 は 家 族 、地 域 、医 師 、看 護 師 、介 護 業 者 等 で あ り 、そ の た め に は 患 者 力 、家 族 力 を 高 め て ,自 分 の 最 期 は 自 分 で 決 め る と い う 意志の構築が必要だと実感した。 宮 崎 剛 氏 の お 話 で 24 時 間 対 応 の 訪 問 看 護 介 護 事 業 の 具 体 的 な 実 例 を 聞 き 、心 強 く思った。 またこの講演会の受講をきっかけに、参加者の中から新しい動きが生まれた。 ・A氏は自分のケアプランをつくると表明。 ・B氏は横浜市金沢区で勉強会を始める。 ・ C 氏 は 25 年 度 に 在 宅 ケ ア の 大 規 模 講 演 会 を 開 催 準 備 。 ・ D 氏 は 3 月 6 日 に 30 名 規 模 の 勉 強 会 を 開 催 す る と 連 絡 。. この講演会は市民啓発を目的として開催したが、講演者の話が「在宅ケアについて」 具体的で分りやすく、内容が充実していたので大勢の方が満足したように思った。. 最 後 に 市 民 講 座 開 催 に つ き 、多 大 な る ご 支 援 を い た だ い た 、公 益 財 団 法 人 在 宅 医 療 助成 勇美記念財団に深く感謝を申し上げます。.

(6) 【 テーマ 】 医師・看護師・介護士など在宅医療に関係した職種の方と在宅で看取りを された家族の経験談等と活動を通じて市民啓発に役立つ市民講座の開催 ◆日 ◆会 ◆定 ◆主 ◆後. 程:平成25年2月9日(土)13 時―17 時 場:明治薬科大学・剛堂会館会議室(千代田区紀尾井町3-27) 員:80名(申込 先着順) 催:NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会 援:一般社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会 公益財団法人日本訪問看護財団 尊厳ある介護を実現する会 ◆事業名:公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団助成事業 ◆参加費:無料 <基調講演>1、おもて参道訪問看護ステーション所長 高橋洋子看護師 2、一般社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会副会長 鈴木央医師 <パネルディスカション> コーディネーター・大田区地域包括支援センター入新井所長:沢登 久雄 パネリスト ・全国在宅療養支援診療所連絡会副会長:鈴木央医師 ・おもて参道訪問看護ステーション所長:高橋洋子看護師 ・株式会社やさしい手(介護事業所) :山口慎仁本部長 ・ノンフィクションライター :中澤まゆみ氏 ・NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会会員:菊地藤吾氏 講師は都合により変更はご了承ください。 ◆問合せ先:NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会事務局 03-3495-4283. ◆申込先:FAX 氏. 名. 住. 所. 03-3495-4342(申込 先着順) 電. 話. 〒. ※本申込用紙にて取得した個人情報は、講座開催に関するご連絡以外には一切使用しません。 ※裏面. 地図あり.

(7) ~首都圏市民公開講座~. 「在宅ケアは家族と地域が主役に」 ― 医療・看護・介護と市民の連携 ― ◆日 程:平成25年2月9日(土)13 時―17 時 ◆会 場:明治薬科大学・剛堂会館会議室(千代田区紀尾井町3-27) ◆アクセス:地下鉄「麹町」徒歩 5 分他、「永田町」徒歩 10 分、「半蔵門」徒歩 12 分 JR「四ツ谷」徒歩 10 分. 有楽町線. 半蔵門線. 麹町駅. 半蔵門駅. ○. 半蔵門線 有楽町線 旧赤坂プリンスホテル 旧館●. ◆主 ◆後. 南北線 ○永田町駅. 催:NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会 援:一般社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会 公益財団法人日本訪問看護財団 尊厳ある介護を実現する会 ◆事業名:公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団助成事業 ◆参加費:無料 ◆問合せ先:NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会事務局 Tel:03-3495-4283 fax:03-3495-4342 URL:http://kanto-sla/ email: [email protected] 担当理事 久保欣一 携帯 090-1885-5250 Email:[email protected].

(8) ~首都圏市民公開講座~. 「在宅ケアは家族と地域が主役に」 ― 医療・看護・介護と市民の連携 ―. 日時. 平成25年2月9日(土)13時~17時. 場所. 明治薬科大学・剛堂会館会議室. ◆主. 催:NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会. ◆後. 援:一般社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会. 公益財団法人日本訪問看護財団・尊厳ある介護を実現する会 ◆事業名:公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団助成事業.

(9) プログラム 1主催者挨拶. NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会理事長. <基調講演> 2、おもて参道訪問看護ステーション所長. 高橋洋子看護師. 3、一般社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会副会長. 佐藤昌子 13;00 13;05-. 鈴木央医師. 14;00-. 4、<パネルディスカション> 15:00-17:00 コーディネーター・大田区地域包括支援センター入新井所長:沢登 久雄氏 パネリスト ・全国在宅療養支援診療所連絡会副会長:鈴木央医師 ・おもて参道訪問看護ステーション所長:高橋洋子看護師 ・NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会会員:菊地藤吾氏 ・ノンフィクションライター :中澤まゆみ氏 ・株式会社やさしい手(介護事業所) :宮崎 剛部長 5,閉会 NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会 理事 6、アンケート(記載、提出お願いします) なお、時間とプログラムの若干の変更はご容赦ください. 講師プロフィール 鈴木央 内科医院副院長<在宅医>一般社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会副会長 1961 年東京都生まれ。87 年昭和大学医学部卒業後、同大第二内科学教室入局。91 年同大学院修了。94 年高津中 央病院内科医長、96 年社会保険都南病院内科部長を経て、99 年より現職。父で鈴木内科医院院長の鈴木荘一 医師が日本に紹介したホスピス、ターミナルケアの概念を引き継ぎプライマリ・ケア、在宅ケア、特に在宅緩 和ケアを専門としている。東京医科歯科大学臨床教授、東邦大学医学部院外講師を兼任。東京プライマリ・ケ ア研究会副会長、城南緩和ケア研究会世話人、日本在宅医学会理事、日本プライマリ・ケア学会理事。 在宅看取りのキーポイントは「本人の希望もさることながら家族の理解と協力」がなにより。そのためにも 「できることをできるだけ」行うことが望ましい、などを提唱。. 高橋洋子<訪問看護>おもて参道訪問看護ステーション所長 名古屋赤十字看護専門学校卒業後、名古屋赤十字病院、水戸赤十字病院で勤務する 1999 年から訪問看護師として水戸、八王子の訪問看護ステーションに勤務する。 2007 年訪問看護認定看護師の資格を取得後、現職となる。 おもて参道訪問看護ステーションの概要 “希望と安心をお届けします”をモットーに年齢・疾病・障害などを問わずご自宅で自分らしく療養生活が送 れるよう. 渋谷区・港区地域に訪問看護サービスを提供しています。 訪問看護認定看護師、認知症看護認定. 看護師、呼吸療法認定師等の資格を持つ経験豊かなスタッフ 10 名が訪問. 看護を行っています。. おしゃれな環境に恵まれた表参道の看護協会ビル内に事務所はあります。.

(10) 沢登久雄<地域包括支援センター>大田区地域包括支援センター入新井・センター長 大田区地域包括支援センター入新井 ・社会医療法人財団仁医会 平成 20 年4月. センター長。. 牧田総合病院. 医療福祉部・在宅医療部. 部長。. 地域の医療・介護事業者に呼びかけ、「おおた高齢者見守りネットワーク」を発足。. 現在、協賛事業所・企業・団体は70を超える。 平成 21 年 8 月。当団体にて「SOSみま~もキーホルダー登録システム」を生み出す。 このシステムは、平成24年度より大田区サービス「高齢者見守りキーホルダー」事業として移行。. 65歳以上の区民全てが利用可能なシステムとなり、平成24年7月末、登録者は10300名。 このシステムについては、全国の自治体から問い合わせが殺到している。. 菊地藤吾<妻の在宅介護・15年間>NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会会員 1934 年東京都大田区蒲田生まれ。平成5年12月31日(当時57歳)栃木県経済農業協同組合連合会、米穀 部栃木パールライス精米センター工場長を一身上の都合により退職、妻の在宅介護に専念する。平成18年放 送大学教養学部入学(生活と福祉専攻)、現在卒業を目指して頑張っている毎日です。 「私にもできた在宅介護」 「妻の病歴」. 平成3年7月、妻50歳で悪性卵巣腫瘍(卵巣がん)発症、人口肛門増設、抗がん剤治療、「身. 体障害者3級」、平成6年5月. 「転移性脳腫瘍発症」、術後抗がん剤、放射線治療、平成18年2月18日. PM9:52 分主治医からご臨終ですと告げられた。. 中澤まゆみ<ノンフィクションライター> 1949 年長野県生まれ。雑誌編集者を経てフリーランスに。人物インタビュー、ルポルタージュを中心に書くか たわら、アジア、アフリカ、アメリカに取材。『ユリー日系二世NYハーレムに生きる』(文藝春秋)などを出版 した。介護を契機に医療・介護・福祉・高齢者問題にテーマを移し、『おひとりさまの「法律」』、『男おひとりさ ま術』(ともに法研)、『おひとりさまの終活-自分らしい老後と最後の準備』(三省堂)を出版。単行本の構成・ 編集も数多く手がけ、明治大学などの生涯教育講座の講師もつとめる。 在住の世田谷区では 2007 年より「せたがや福祉 100 人委員会」に参加し、在宅ケア、医療と介護の多職種連携 に関するシンポジウムや学習会を主催。2012 年からは医師などよる「なんでも質問・相談会」を地域に届ける「出 前講座」もスタートした。2013 年 2 月末には『おひとりさまでも「最期まで在宅」―平穏に生きて死ぬための医. 菊地藤吾<妻の在宅介護・15年間>NPO法人関東シニアライフアドバイザー協会会員 療と在宅ケア』(築地書館)を出版する。. 株式会社やさしい手 ・宮崎剛<訪問介護>訪問介護巡回事業部部長 平成 18 年立教大学卒業・平成 18 年株式会社やさしい手入社 訪問介護事業所サービス提供責任者として従事したのち、平成 22 年大橋巡回訪問介護事業所責任者に着 任。平成 24 年介護保険法改正でスタートした定期巡回随時対応型訪問介護看護サービスの平成 23 年世田 谷区モデル事業に携わる。 平成 24 年 6 月には千葉県船橋市で地域包括ケアの理念のもと、全国に先駆けサービス付き高齢者住宅併設 の定期巡回随時対応型訪問介護看護サービスを開始した。現在、訪問介護巡回事業部部長。社会福祉士。.

(11) 在宅ケアは家族と地域が主役に. おもて参道訪問看護ステーション 高橋洋子.

(12) 高齢者の生活状況 将来の生活への不安 不安を感じる 67.0% 不安を感じない 15.5% 不安内容 「健康の事」 81.0% 「自分や家族が介護が必 要な状態になること」 50.8% 渋谷渋谷区日常生活圏域ニーズ調査結果報告書より(2011).

(13) 高齢者の生活状況 地域活動等への参加状況. 参加している 30.6% 参加していない 58.5% 主な活動内容 「自主的なサークル・グ ループ活動」 13.1% 「町会」 9.1%. 渋谷区渋谷区日常生活圏域ニーズ調査結果報告書より(2011).

(14) 高齢者の生活状況 相談相手. 娘 息子 配偶者 友人・知人 医師・看護師 ケアマネジャー. 44.5% 42.1% 39.3% 26.6% 19.2% 11.5%. 渋谷渋谷区日常生活圏域ニーズ調査結果報告書より(2011).

(15) 高齢者の生活状況 介護認定を受けている高齢者 サービスを利用の有無 利用している 要支援 60.1% 要介護 78.4% 利用していない 要支援 29.9% 要介護 16.2% サービスの内容 1位 32.6% 2位 訪問介護 3位 訪問診療 渋谷渋谷区日常生活圏域ニーズ調査結果報告書より(2011).

(16) 高齢者の生活状況 介護認定を受けている高齢者 介護サービスの未利用の理由 家族等の介護で間に合っている 53.3% まだ必要性が高くない 31.9% サービスの内容をよく知らない 19.1%. 渋谷渋谷区日常生活圏域ニーズ調査結果報告書より(2011).

(17) 高齢者の生活状況 地域独自のサービスの利用. 渋谷渋谷区日常生活圏域ニーズ調査結果報告書より(2011).

(18) 訪問看護とは. 利用者の持てる力を引き出し、QOLの向上を めざすこと。そのために ①疾病や介護状態の予防 ②在宅移行支援 ③在宅療養支援(急変時対応含む) ④エンド・オブ・ライフケア(終生期ケア)を 本人・家族・医療従事者、介護職員等と協働し、 チームで行う。 8.

(19) 訪問看護ステーション利用者の 傷病別内訳 その他(栄養・代謝 損傷等) 循環器系の疾患 悪性新生物. 呼吸器系の疾患. 筋骨格系および 結合組織の疾患. 神経系の疾患 精神および 行動の障害 資料:厚労省「介護サービス施設・事業所調査結果の概況」(2010年9月 ).

(20) 訪問看護の内容. (利用者総数292,839人、複数回答). 資料:厚労省「介護サービス施設・事業所調査結果の概況」(2007年9月中 ). 100.0%. 1.病状観察 96.4%. 2.本人の療養指導. 病状観察. 3.家族の介護指導・支援 4.身体の清潔保持・管理. 80.0%. 5.リハビリテーション(呼吸リ ハ・嚥下訓練除く) 6.服薬管理 60.0%. 58.3% 52.5%. 54.8% 49.4%. 7.褥瘡予防・処置. リハビリテーション. 8.浣腸・摘便 9.緊急時対応. 40.0%. 10.膀胱留置カテーテル 32.6% 25.9%. 20.0%. 11.胃瘻. 褥創. 12.気道内吸引. 17.7%. 浣腸・摘便 9.3%. 7.7%. 7.7%. 6.4% 5.6%. 13.在宅酸素 14.経管栄養 3.7%. 1.7%. 15.薬物を用いた疼痛管理. 0.0%. 10.

(21) 在宅療養と介護保険.

(22) 在宅療養のメリット. 「病人」ではなく「家族の一員」として最後まで 生活できる。  自分らしく、自分のペースで生活できる。  気兼ねしない。好きなことができる。  地域とのかかわりが継続できる。  家族だけで見送ることもできる。 . 12.

(23) 在宅療養のデメリット 24時間の医療体制といっても点でのサポート の集合である。  入院と比べると医療従事者との時間距離が 長い。  専門職種がそばにいない不安。  できない治療がある。  家族への負担がある。 . 13.

(24) 在宅療養のイメージ.

(25) 在宅での看取りの実際 ① . 事例1. Aさん: 70代後半 女性 病名: 乳がん末期 骨転移・肺転移 家族構成:アルツハイマー型認知症の夫との 2人暮らし。長女は隣県在住。 ・脱水でB病院入院中にケアプランと訪問看護の依頼 があり ・Aさんは認知症の夫が心配のため自宅で療養した いとの希望あり.

(26) 在宅ケアへの意向 Aさん 夫の事が心配だからできる限り、家にいたい  娘さん 母の希望をできる限りかなえて家にいてもらいた い。でも、自分も仕事をしているから毎日来るこ とはできないからどうしたらいいか・・・ . Aさんと娘さんの意向は同じ 意思が尊重されるような形で在宅ケア チームを結成.

(27) 夫との生活が安心して送れるようサービスを調整 ー 夫も介護申請し、サービスを導入 往診医 ケアマネジャー. 配食サービス (安否確認). 訪問 看護. C区独自サービス ごみ引き取り(安否 確認. Aさん と夫 家族. 訪問薬剤師 (薬剤管理). 訪問 介護. 近所の方 (見守り・声かけ).

(28) 役割分担 . . . 家族 夫:トイレの介助 買い物 娘:食事の準備 買い物 環境調整 服薬援 助 精神的な支援 往診医(在宅支援診療所) 病状管理 内服薬の処方 緊急時の対応 訪問看護 病状観察 創傷の処置 内服薬の管理 環境調整 清潔ケア 排便コントロール.

(29) 訪問介護 食事・買物・掃除 等の家事支援 服薬支援 清潔ケア  配食サービス 近所の方 安否確認 声掛け. .

(30) 連携の実際 ・家族:主にFAX・メールで連絡 病状や生活状況、今後の病状の変化について 説明。医師と連携しながら意思決定を支援 ・医師:訪問時の病状を電話・FAXで報告、指示の 確認ー方針・方向性の統一 医師の指示のもと服薬調整や点滴の実施. ・ヘルパー:連絡ノートを活用。緊急時は談話での対応 病状の変化と予測される状態を伝え、対応 方法を指導.

(31) 呼吸状態悪化のため、娘さんへ連絡。往診医と 娘さんとの相談の結果、B病院へ搬送。 その翌日、Aさんは亡くなられた。 最期までAさんの希望通り、夫と共に自宅 で過ごすことができた.

(32) 在宅での看取りの実際 ② . 事例2 Dさん: 60代後半 男性 病気 : 右上葉肺腺癌、膵大部癌の重複癌 家族構成:妻と娘の3人暮らし 妻は仕事をもっている. 放射線治療、化学療法を受けていたが徐々に全身 状態が悪化したため、抗がん剤治療を中止し、症状 緩和治療に方向う転換し、自宅での療養を希望.

(33) 初回訪問時 Dさん 「家で死にたいが、妻は両親の介護もあって 大変だからどうかな」 妻 「できる限り本人の望みをかなえてあげたい が両親の介護もありどこまできるか心配だ」.

(34) 在宅療養の様子 ・DさんのADLはほぼ自立。身の回りの世話は家族 で可能 ・サービスはベット等の福祉用具のレンタルと訪問看 護の利用のみ ・往診は週1回定期的。緊急時の対応あり ・妻と娘さんの連携プレイ ・訪問看護と家族は連絡ノートを活用.

(35) 看とり . 妻・次女・離れて暮らす長女夫妻に見守られ 眠るように最期を迎える 最期のケアを全員で行う. グリーフケア訪問で 妻より D氏も「訪問看護師さんはみな言葉使いが丁寧で、き ちんと説明してくれる。この人たちなら安心して看 取ってもらえる」.

(36) 「家で最期まで看られるとは思っていなかった。信頼で きる往診医と訪問看護師さんに巡り合え、最期まで 看とることができ本当に幸せだった」 「本人はプライドが高く人に弱みを見せたがらないお 父さんが看護師さんには弱い部分をさらけ出してい るのが解り安心していた」  娘さんから 「看護師さんと一緒に死後の処置を行ったことで父の 死を受け入れることができた」.

(37) ホスピス・緩和ケアに関する意識調査より 公益財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団. . もしあなたががんで余命が1~2ヶ月に限ら れているようになったとしたら、自宅で最期を 過ごしたいと思いますか?. 自宅で過ごしたいし、実現可能だと思う 18.3% 自宅で過ごしたいが、実現は難しいと思う 63.8% 自宅では過ごしたくない 9.8%.

(38) ホスピス・緩和ケアに関する意識調査より 公益財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団. . 自宅で最期まで過ごせるためにはどのような 条件が必要ですか?. 介護してくれる家族がいること 家族に負担があまりかからないこと 急変時の医療体制があること 自宅に往診してくれる医師がいること. 等. 63.4% 50.0% 42.2% 41.25.

(39) ホスピス・緩和ケアに関する意識調査より 公益財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団. . もしあなたが治る見込みがない病気にかかり、余命 が限られているとしたら、残された時間をどのように 過ごしたいと思いますか. 家族と過ごす時間を増やしたい 趣味や好きなことをして過ごしたい 家族や周りの人に大切なことを伝えておきたい これまでと変わらない生活スタイルを続けたい 仕事ややってきたことを片付けたい.

(40) 私の経験から・・・・ 日常生活の延長線上に、死はある。 本人も家族も死を自然に受け入れること ができる。 大切な人の看とりは、 家族を再生させ、命の つながりを再認識させてくれる.

(41) そして、最後に あなたは自分の最期について 考えたことがありますか あなたはどこで、どのように 最期を迎えたいですか どうぞ、家族と自分 の最期の時について 語り合って下さい.

(42) 「在宅ケアと家族と地域」 -終末期の医療を考えながら-.

(43) 鈴木内科医院の自己紹介 東京都大田区  普通の内科診療所. . . . 午前午後に外来を行い、合間に在宅ケアを行う. 院長鈴木荘一が日本にホスピスの概念を伝える 聖クリストファーホスピスを最初に訪れた日本人  30年前から終末期医療に関わる . . 1999年より鈴木央が主軸となる 外来と在宅で様々な疾患を看ている  終末期医療について経験が多い  200名以上の患者を自宅で看取る .

(44) 本日のキーワードは 「在宅ケア」、「家族」、「地域」 . 在宅ケアとは. . 在宅ケアと終末期医療. . 在宅ケアは家族が大変?. . 在宅ケアと地域とは?.

(45)

(46) 在宅ケアとは? . 外出が困難な状況の中で、生活の場で療養をすること . さまざまな人々が訪問し、ケアを行う . さまざまな人々    . . 生活の場   . . 医師 看護師 ケアマネージャー ホームヘルパー. 自宅 有料老人ホーム グループホームなど. 目的  . 生活を継続すること 病気・障害を何が何でも治すことでない . 辛い症状を緩和しながらうまく付き合っていくこと.

(47) 治すための医療ではないとは?  . 在宅ケアは「生活を支える医療」 病気を治すための医療は「戦う医療」 人は必ず死を迎える  治らない病気や障害は常に存在 . がん末期  認知症  脳卒中による半身不随  老衰 . . 最期まで戦う医療でもいいかもしれないが… . 幸福な最期は困難かもしれない . 死は「敗北」、「死んだら終わり」.

(48) 生活を支える医療とは? 戦う医療(治癒モデル) . 病院に入院. . 不自由な生活も我慢. . 治れば満足 . 治らなければ敗北. . 医学的な証拠が重要. . 治らない病気には対応困 難 . 認知症・がん末期・神経難病 など. 生活を支える医療(生活モデル) . 生活の場で展開(自宅、介 護施設) . 生活を阻害する医療は最小 限にする. . 結果だけでなくプロセスが 問われる. . 人生をどう生きてきたかが 重要. . 治らない病気や障害に対 応可能.

(49) さまざまな人々が在宅ケアを支える 緩和ケア病棟. がん治療病院 連携診療所. 在宅主治医. 地域中核急性期病院. 訪問歯科. 介護保険. 訪問栄養士. 家族. 訪問薬剤師. 訪問介護. 患者さん. 訪問看護師. ケアマネージャー. 地域包括支援センター. ボランティア. 宗教家. 訪問入浴. 訪問リハビリ ベッド、マットレス貸し出しなど.

(50) 在宅ケアは一人暮らしでもできるの?  . 本人の意思、周囲の意思さえしっかりしていれば大丈夫 介護保険を利用 . 24時間誰かが付き添ってくれるわけではない  . 状態に応じて訪問 寝たきり(要介護5)の場合 . . 1日数回短時間の訪問. 調子がひどく悪くなった場合は? . 医師や看護師が24時間駆けつける  . . 在宅で対処できることであれば在宅で対処 必要であれば入院も. 普段の様子を知ることが最も重要  . 在宅では濃厚な検査は困難 普段から定期的な訪問診療、訪問看護を受けることが重要.

(51) ある「ものがたり」 . 93歳 女性 認知症、多発性脳こうそくで寝たきり  仙骨部に褥瘡(とこずれ) . . 自宅で独居 1日3回ヘルパーさん  1日2回訪問看護師さん  週に1回主治医訪問 .

(52) 肺炎を発症 . すぐに治療を開始 . . 数日後、全身状態が悪化 . . 自宅での治療を希望 本人の意識が低下する. 離れて住む家族と改めて相談 独居で療養を続けたのは本人の強い意志のため  現在は問いかけても返答なし . . 最期に手を尽くことが家族の務めか . 本人の意思を尊重するためには?.

(53) 決断 . 自宅で最期を迎える決断 . 「今までの経過の中で手を尽くしてきたのではないでしょうか?」 . . . ヘルパー 1日4回にアップ . . . 身体介助というよりも生死確認. 訪問看護:毎日 訪問診療:毎日 . . 1年前、有料老人ホームへの入居決定 入居前日に「どうしてもいや」. 救急車を呼ばない!. 数日後静かに息を引き取る . ヘルパーと、交代で詰めていた孫が看取る.

(54) 救急車を呼ぶということ . 救急体制に助けを求めること 救急体制=命を救うため手を尽くす体制  時には本人に苦痛を与える処置や手術も… . . . 濃厚な延命治療望まないとき 本人に医療による苦痛を与えたくないとき . . 救急車を呼ぶことは大きなデメリットとなる. 現実には救急現場は疲弊 寝たきりの超高齢者が搬送  延命処置と医療倫理の間で苦悩 .

(55) もう一つのものがたり   . 97歳 女性 認知症 有料老人ホーム入居中 慢性閉塞性肺疾患(在宅酸素療法導入中) . 酸素飽和度93~94%(酸素1.5L/m吸入中) . . 糖尿病(FBS=94~124 HbA1c=6.5%:X年6月) .  . ジャヌビア®50mg+アマリール®1mg. X年8月19日 転倒し右肩強打、右肩峰骨折 その数日後より酸素飽和度低下 . . 正常値は96~98%. 78~82%(O2=2L/m). 慢性閉塞性肺疾患の急性増悪と臨床診断.

(56) まず療養の場所を決めたこと  . 家族はその有料老人ホームを信頼、出来る限り最期までそ の施設で過ごすことを以前より希望 今回も入院すれば治る可能性があること、看取りになる可 能性についても説明。 . . . 本人の意思は不明  . . 認知症は確実に悪化すると予測 本有料老人ホームでの加療を希望. 認知症ではあるが、以前より「自分が長生きして迷惑をかけてい る」という発言は毎日行っていた 注射は嫌い. 入院せず、本老人ホームで看取りを視野に入れて加療する 方針.

(57) 治療方針 . 抗生剤治療  . . 呼吸困難の緩和  . . 経口摂取可能 経口の抗生剤と注射の抗生剤を組み合わせる 酸素毒性に注意しながら酸素増量 呼吸困難の緩和のためにモルヒネの使用. 肺の状況が十分に評価できない  . レントゲンが撮れない 呼吸機能の検査も困難 . . 転倒による疼痛対策 . . 聴診音、酸素飽和度のみ. 軽い痛みどめの使用. 糖尿病の悪化に対する対応 . 経口糖尿病薬を可能な限り継続し、持続性インスリンを併用.

(58) CMNX1g/日+AZM2g/週. 転倒. AZM2g/週. ランタス8U/日. 酸素飽和度の低下 塩酸モルヒネ 12mg/日. CRP:19.76. 酸素飽和度. CRP:4.30. 酸素流量 1.5L/m. 2L. 3L. 4L/ m. O2=5L /m. 4L/m. O2=3L/m. 2.5L/m.

(59) 療養の場所で行える医療は異なる 小病院  大病院  介護施設  在宅 . それぞれにメリット、デメリット  問題は受ける医療の内容ではなく .  「見捨てられない」こと.  つまりその「過程:プロセス」が問題.

(60)

(61) 人は必ず死を迎える . 事故や災害 . ある日突然やってくる  平成23年3月11日午後2時46分. . 病気 医学の進歩で治る病気も増えてきた  それでも治らない病気もたくさん  必ず人は最期を迎える .  分かっているけれど考えることは避けたい  そこを少し考えることが本日の目的. . 病気によって最期の迎え方は少し違う.

(62) 病気による終末期の経過 高. がん. 機 能. 心・肺疾患末期. 認知症・老衰. 低 Lynn J. Serving patients who may die soon and their families. JAMA 285:925-32,2001.

(63) 病気による終末期像  . がんはある時期になると、最期の時期がある程度予測可能 それ以外の病気はいつ最期を迎えるのか正確に判断する のは難しい . 呼吸不全、心不全が急に悪くなること、あるいは肺炎など急性 の病気  . 治療を行ってみないと回復するかどうか分からない 治療を行っても回復しない:終末期  . . どこまでの治療を行うのかも問題 超高齢に人工呼吸器や苦痛を伴う治療. ゆっくり進行する慢性の病期 .  . 神経難病や認知症、老衰 寝たきりになってもすぐに終末期になるわけではない いつ最期を迎えるのかは直前にならないとわからないことも….

(64)

(65) がんの終末期について考える  . 最期を迎える時期がある程度予測することができる さまざまな苦痛を和らげる必要 痛み  呼吸困難など. . . . 緩和ケア. どこで療養するのか 一般病棟  緩和ケア病棟  自宅  その他(有料老人ホームなど) .

(66) 日本ホスピス緩和ケア協会の基準より. 緩和ケアとは何か . 痛みや苦痛を緩和する手当て    .   . . 痛みやその他の苦痛となる症状を緩和する。 生命を尊重し、死を自然なことと認める。 無理な延命や意図的に死を招くことをしない。 最期まで患者がその人らしく生きて行けるように支える。 患者が療養しているときから死別した後にいたるまで、家族が 様々な困難に対処できるように支える。 病気の早い段階から適用し、積極的な治療に伴って生ずる苦痛 にも対処する。 患者と家族のQOL(生活の質)を高めて、病状に良い影響を与 える. がんだけではなく生命が脅かされる病気全てが 対象.

(67) あとどのくらい生きることができるのか . 多くの医者は触れない . . 死期を予測するきちんとした方法がないため 多くは経験的な数字(予想が外れることのほうが多い) . . 年単位の予後、月単位の予後、日単位の予後. それでもがん医療において終末期を考えるときは  がんの場合はある状態になったら、ある程度の予 測が可能  抗がん剤の効果がなくなったとき.  体力が衰え通院が困難になったとき . 2つの転換点.

(68) 2つの転換点 高. 体力が衰 え外出が 困難. 抗がん剤 の効果が なくなった. 機 能 低. がん緩和期 がん末期 緩和ケア. 治癒へ向けての治療. ①. ②.

(69) 抗がん剤の効果がなくなったとき  .   . 多くのケースでは患者さん自身は割に元気 治療を中止して急速に悪化するケースは比較的少ない 体力が衰える(次のステップ)まで、どのぐらいの時間が 残されているのか予測は困難 数ヶ月~数年の時間 最期まで過ごす場所の選択  . 考えたくはないが、この時期考えないと間に合わない可能性 緩和ケア病棟に入棟するためには時間がかかる . もし緩和ケア病棟をバックアップとして使うのであれば、この時期から 準備が必要.

(70) もし重要なイベントを行なうとしたら . この時期に行なうほうが良い .  . . 思い出作りの旅行 人生最後の表舞台 身辺の整理など. 「悪い知らせ」を受け入れられるかどうか . 死と直面 . 生への希望を糧に抗がん剤治療をがんばってきた . . 価値観の変更を迫られる. キューブラ・ロスの「死の受容に至る5つのプロセス」.

(71) キューブラ・ロスの5つのプロセス. 否認. 怒り. 受容 抑うつ. 取引.

(72) 体力が衰えたとき 残された時間 が少ない. 高 機 能. 在宅ケア または 入院. 通院が可能. 低. 治癒へ向けての治療. 緩和ケア. ②.

(73) 体力が衰え外出が困難になったとき 通院は困難となる  療養場所の選択が必要になる . 入院の場合 緩和ケア病棟、一般病棟の選択  自宅に居る . . 残された時間は数ヶ月 . . 多くは3ヶ月以内. 急速に体力が低下.

(74) 一般病棟 . がん専門病院には長期入院は不可 . . 中小の病院では緩和ケアの知識が少ないこともある . . 抗がん剤治療を受けながら緩和ケアを受けたい場合 保険制度の改革のため長期入院が難しいことも. さまざまな点滴や管をつけられる可能性もある . 点滴は苦痛をひどくする可能性も… . 一般には終末期には軽い脱水状態にするほうが苦痛が少ない . . 一般病院の医師にはあまり知られていない. がん対策基本法  . 全てのがんに携わる医療者に緩和ケア研修の義務 近年では緩和ケアがある程度普及しつつあるが….

(75) 緩和ケア病棟   . 「ホスピス」と呼ばれている病棟 東京は全国で最も多いものの、その受け皿が限られている 入棟審査が必要   . 未告知 意思決定が困難な認知症 抗がん剤を続けながら緩和ケアを受けたい . . これらのケースは入棟できないことが多い. 入棟まで時間がかかる . . 入棟審査のための外来受診 入棟希望してからの空床待ち . ともに数ヶ月の時間が必要なことも・・・.

(76) 在宅緩和ケア . 自宅で最期、または最期近くまでを過ごすこと . . こころの苦痛が病院より少なくなることが多い . . 点滴などは最小限になることも. 様々な人間が出入りすることになる . . 結果的に自覚症状が少なくなることが多い. 濃厚な治療・検査は困難 . . 苦痛の緩和は病院とほぼ同程度に可能. 医師、訪問看護師、ケアマネージャーなど、様々な人間が関わる. 在宅緩和ケアを行なう医療機関が限られている  . 地域がん拠点病院がん相談支援室 在宅医療連携調整窓口.

(77)

(78) 自分の最期を考える . 自分はどう過ごしたいのか   . 自宅で最期まで過ごすことなのか 家族に迷惑をかけないことなのか 周囲に迷惑をかけないことなのか .   . あきらめてもらいたくない 苦痛を伴う医療を受けたくない 病院に行くことは怖い . . 生活ができなくなれば施設で過ごす選択も. バランス感覚. きちんと周囲と話し合う  . 特に家族、時には親族とも 機能が低下して意思表示ができなくなったときのことも考えること.

(79) 自分で希望したからといって自宅 で最期まで過ごせるとは限らない 有意差. オッズ比. あり 2. 3.25. あり 2. 3.87. あり 2. 10.8. 在宅死への希望( 本人)‫‏‬. あり 2. 16.8. 在宅死への容認( 家族)‫‏‬. あり 2. 76.1. 苦痛の解決. (χ 検定)‫‏‬. 訪問看護導入. (χ 検定)‫‏‬. 介護者の有無. (χ 検定)‫‏‬. (χ 検定)‫‏‬. (χ 検定)‫‏‬. • 家族の意向が重要 • 家族と共に意思決定 をする必要性 • 介護するものがいな ければならない • 医療を行なうものが いなければならない.

(80) 家族の存在 . 家族の意向を無視しても問題は解決しない . . . 独り身の場合は、擬似家族、あるいは家族の代理に なる人間を見つけておくこと   . . 家族と一緒に意思決定を行なうことが最も重要 家族としては「手を尽くしたい」という思いも…. 地域の中でそのような人物を見つける必要性 介護保険や医療保険を利用したつながりの中で見つけて いく 信頼関係. 複数の人間が考え決めたことに意味が生じる.

(81) 意思決定は揺れる . 一度在宅死・尊厳死の意思決定したとしても、心変わりすることはありうる   . . 予測は100%ではない 濃厚な医療を受ければ、助かることもあるかも・・・ その時には、そのことを主治医や看護師に告げること. 延命するための治療を選択したけれども、気持ちが変わったときには . . 苦痛を伴う医療(人工呼吸器など…)は嫌だ きちんその意思を伝えること . . きちんと話し合ったのであえれば家族に伝えるとベスト. 病院の主治医には言いにくい  . せっかく自分のために一生懸命治療してくれるのに… この後、ぞんざいに扱われるかもしれない . . 今では大丈夫(たぶん…). かかりつけ医を活用する  . かかりつけ医にわからないことを相談 自分の意見をかかりつけ医に聞いてもらう.

(82) かかりつけ医を見つける . 以前よりかかりつけの診療所 . 自分の病気を知り、自分の生活を知る診療所 . . 在宅医療を知り、それをいとわない医師であれば理想的 . . 自分の考え方もわかっていてくれる 「先生、もし私が治らない病気になったら在宅で最期を看取ってくれ ますか?」. 主治医に自分の考え方をしっかりと伝える努力 . 現実にはまだまだ少ない . 患者と家族が自宅での看取りを希望すれば、動いてくれるかかりつ け医も少なくない.

(83)

(84) 全人的苦痛という考え方 身体的苦痛 痛み 他の身体症状 日常生活動作の支障 精神的苦痛 不安 いらだち 孤独感 恐れ うつ状態 怒り. 全人的苦痛 Total pain. スピリチュアルペイン 人生の意味への喪失 価値体系の変化 苦しみの意味 罪の意識 死への恐怖 神の存在の追及 死生観に対する悩み. 社会的苦痛 仕事上の問題 経済上の問題 家庭内の問題 人間関係 遺産相続.

(85) 死への不安 . 死そのものへの概念的不安. . 死に伴う苦痛に対しての恐怖. . 死後への不安.

(86) スピリチュアルケア . 霊的疼痛に対するケア. →人間として生きることの意味の喪失 →自分の人生の意味を喪失  . 自分の存在が危機に陥った時に出現(村田理論) 在宅ホスピス・緩和ケアで最も強力な領域.

(87) 存在とは(村田理論) . 時間存在. . 関係存在. . 自律存在. 京都ノートルダム女子大学 村田久行先生に.

(88) 時間存在 これからの時間(未来)を喪失してしまう  人生の目標の喪失  同時に現在までの人生の意味も見失ってしま う . 自分を超えた存在(宗教的)  家族の中で永続する存在  幸福論 .

(89) 現状を肯定してもらう 「あなたはこのような病気に苦しみ、幸福とは いえないかもしれない」  「しかし、家庭で家族から暖かい世話を受けて いるあなたを見ていると、あなたは少なくとも 不幸ではないと私には思える」  「もし人生の最後が、不幸でなく過ごせるので あれば、その人生はどんなものだったのでしょ うね…」 .

(90) ライフレビュー 自己の存在を確かめるための一つの方法  ただ人生を振り返るだけでなく人生を肯定的 に捉えるように振り返っていく . 「今まで一番楽しかったことは何ですか」  「子供の頃はどんなことが好きでしたか」  「つらい経験をよく乗り越えましたね」 .

(91) 関係存在  . 自分が消えると家族や社会としての関係も消失し てしまう このため自分は家族・社会にとって既に意味のない 存在であり生きている価値がない .  . 家族の中での位置づけが重要  自宅では家族との関係は保たれる  時には社会的関係も保たれる 実は自分の存在が家族の絆となっている(在宅ホスピス・ 緩和ケアの場合) 家族の受け皿が壊れた場合、強いスピリチュアル・ペイン が発生.

(92) 自律存在 自分のことが自分で世話できない  無意味な自分、無価値な自分  生きている意味がない自分 . 家族とは  幸福とは .  これという方法は見当たらない. . 選択.

(93) 選択すること . 選択の重要性. . そのためには事実が告げられていることが必 要. . 不確かな情報は不確かとして伝えるしかない.

(94) 意思決定の重要性 . 本人の意思も大事だか、家族の意向も重要  . . 意思決定が果たすスピリチュアルケア上の意味   . . 本人と家族が一緒になって考えることが大切 家族がいない場合は、信頼されている援助者が真剣に考えること 選択という自律存在をささえることができる 家族との協働にて居場所が与えられる 「少なくとも不幸ではない」. 意思決定には支援が必要 . 家族もケアの対象と考えること . . 多くの家族にとって退院時には最期まで看る自信はないことがほとんど. その後サポートの状況によって意思決定が大きく左右される . 家族をサポートする体制を可能な範囲で整える.

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(96) 大切なこと . いつかは最期を迎える運命に向き合う . もし病気で最期を迎えるとしたら  どのような形で迎えるのか. . もしがんで最期を迎えるのなら  最後まで戦うのか  治らないときは…. . 一度は家族と話し合うこと . 自分ひとりの胸にしまわない.

(97) もし家族を介護をするとき . 自宅は病院ではない . 病院と同じことをやる必要はない  2時間おきの体位交換  全ての医療処置を家族が完璧に処置すること  100点を目指さない. . 生活を維持することが最も重要 自分の生活の全てを犠牲にする必要はない  様々な職種やサービスを利用すること . . 「できることをできるだけ」.

(98) できることをできるだけ . 患者、家族皆で「できること」、「できないこと」 を考える 仕事を辞めて介護に専念すること⇒できない  毎日眠らずに介護すること⇒できない .  何が何でも自宅での療養がいいのではない.  病院で手を尽くすことだけがいいことではない. . 自分にできることを考え実行する . 自分にできないことは周囲に助けを求める.

(99) 終末期には家族の存在が大切 . 家族は  . 介護者・支援者として極めて重要 こころのケアの大きな支えになる . . 負担は大きい  . . 状態を観察する役割、簡単な支持を実行する役割 本人と一緒に苦痛を感じる. 患者と家族の共通の意思決定  . 患者と家族の強い結びつき 家族が「いえ」という共同体として機能すること . . 家族という受け皿が壊れた場合は…. 最近は失われつつあるのかも…. 家族がいない場合は?  . 地域の医療介護チームを擬似家族として機能させる 信頼できる老人ホームも「いえ」となりうる.

(100) 地域のつながりが大切 . 地域のつながり 家族の力のみで療養を支えることは不可能  地域の様々な支援者を見つける . . . . そして私たち自身のささえあい. 公的なサービスだけでは十分とは言えない . . 医療・介護・福祉. 財政負担には限界も…. 今後の超高齢社会 . 問われているのは私たち自身.

(101) 「いえ」に帰ると何がよいのか 痛みや症状が軽くなることが多い  自分なりの生活を送ることができる . . . 病院では人格ある人というより、1人の病人. 自分の存在意義や病気の意味に気づくこと . ゴールが死という「敗北」ではなく、「納得感」や 「満足感」をもった到達点に変質しうる. スピリチュアル・ペインが軽くなる  「少なくとも不幸とはいえない」 .

(102)

(103) 地域包括支援センターは65歳以上の方の相談窓口です 自立して生活できるよう支援します 介護予防ケアマネジメント. ●要支援1・2と認定された人は介護保険の 介護予防サービスを利用できます。 ●支援や介護が必要となる恐れの高い人は、 市区町村が行う介護予防事業を利用できます。. みなさんの権利を守ります 権利擁護. ●皆さんが安心していきいきと暮らせるよう、み なさんの持つさまざまな権利を守ります。虐待へ の対応や、成年後見制度の紹介や、消費被害な どに対応します。. 保健師・看護師、社会福祉士、主任ケアマネジャーの専門職が、 高齢者が「地域で、その人らしい生活を送るために」 このような支援を行っています。. 何でもご相談ください. さまざまな方面からみなさんを支えます. 総合相談. 包括的・継続的ケアマネジメント. ●介護に関する相談や悩み以外にも、福祉や 医療など何でもご相談ください。. ●暮らしやすい地域にするため、さまざまな 機関とのネットワークをつくり調整します。.

(104) 平成18年4月介護保険法改正に伴い 「地域包括支援センター」創設!. 本来は・・・、. 高齢者が、いつまでも住みなれた地域で 暮らし続けることが出来るために、 「地域づくり」(地域包括ケア) を行う中核機関。.

(105) ともすれば・・・・、 相談に来ることができた高齢者に対して、 サービスを提供するだけの対応に終始しがち。 (区内 相談件数1ヶ月 約10000件!). それでは、今後の更なる高齢化や、 多問題を抱える高齢者に対応できなくなるのは明らか! 本来の地域包括支援センターの役割を果たしたことには ならない。.

(106) 『 病気や障害、認知症などで支援が 必要と思われる状態であっても、 地域との「つながり」を断ち、 ケアを拒否している人 』 (高齢者が一人でも安心して暮らせるコミュニティづくり推進会議. 2008年). 1人暮らしの高齢者で、介護が必要な状態だと思われるのに サービスを利用していない人. 3万8588人!. 2010年8月~9月. 地域包括支援センターNHK全国アンケート.

(107) このような人が『特別な人』ではないんです。 そして、最初からそうだったわけではない! だれでも、このような状況になる 可能性はあります!. 私たちが日々働いている中でも このような人たちとの関わりが 急増しています。.

(108) 私たちの働く大都市の高齢者の特徴 ・独り暮らし、または高齢者のみの世帯が多い。 ・集合住宅で暮らす高齢者が多い。 ・会社勤めで、職場と生活の場が別の方が多い。. 近所付き合いや、人間関係が希薄な傾向にある。. 自分で意識的に関わりを持たなければ、 容易に孤立してしまう。.

(109) このような人たちが、 もっと早い段階で 包括支援センターや、 医療・保健・福祉専門職に つながっていたら・・・。.

(110) 一般的なパターン 医療・保健・福祉専門職から見れば・・・・. 介護が必要になって相談に来るまでは、 一切関わりがなく、私たち専門職は、 この人がどういう状況なのかを知らない。 相談者から見れば・・・ 自分が困った時に、 どこに相談したらいいのかわからない・・・。.

(111) 医療・介護が必要な状態 あちこちに連絡をしてやっと適切な ところにたどりつく。 最悪は、相談に行くことができない。. 相. 談. (ここで初めて専門職と出会う・・・) 取り急ぎ必要なサービスを考え、 サービス利用につなげていく。. サービス利用.

(112) もし、もっと早い段階で 包括支援センターに、そして、 医療・保健・福祉専門職に つながっていたら・・・。.

(113) 医療・保健・福祉専門職から見れば・・・・ 元気な頃から・・・ その方を知っていることで、 その時点にあった支援ができる。. 相談者から見れば・・・ 元気な頃から・・・ 専門職と出逢っているので、 必ずだれにも訪れる万が一のために、 自分が選択できる情報を知っておくことができる。 そしてどんな時、どこに相談していいのか理解している。.

(114) 医療・介護が必要な状態 まずは知っている専門機関にすぐ相談! このようなときはだれでも混乱します。 でも、知っている専門家がしっかり支える ことができます。. 相談(相談する相手は、よく知っている専門職だから 安心!) 自分の希望に沿ったサービスを、知っている 専門家と相談し、選択することができる。. サービス利用.

(115) 地域生活の中での見守りから、 適切な時期に ・地域包括支援センター ・医療・保健・福祉 専門職につながるための 地域とのネットワークシステム が必要です。.

(116) 超高齢社会を迎えた わが国の方向性・・・.

(117) 国の方針 1. 医療の機能分化と連携. 2. 病院や施設から在宅へ.

(118) 平成11年当時の 品川区・大田区内にある病院の数は. 53 <厚生労働省(医療施設調査)平成11年>.

(119) 平成23年10月現在 品川区・大田区内にある病院の数は. 42 病院が減っている!.

(120) 病院数の比較 病. 院. 数. 現. 在. 平成11年. 42. 53. 一般病床のある病院. 32. 52. 療養病床のある病院. 17. 11. 精神病床のある病院. 3. 6. 病院の総数.

(121) 高い. 一般病棟に長期入院している高齢者の 病院が受け取る診療報酬 約28,000円. 約20,000円. 点 約17,000円. 数. がん、人工呼吸器装着患者、難病患者、 重度の障害者等の密度の高い医療が 必要な患者は引き続き算定可能. 密度の高い医療の必 要性が低い患者対象. 低い. 10日. 20日. 30日. 入. 院. 期. 間. 平成24年4月12日 NHKニュースウォッチ9「患者の早期退院 苦悩する医療現場」より.

(122) 一般病棟に長期入院している高齢者の 病院が受け取る診療加算報酬. 高い. 約3,400円. 点 数. 約500円. 低い 14日. 31日. 入 院 期 間. 平成24年4月12日 NHKニュースウォッチ9「患者の早期退院 苦悩する医療現場」より.

(123) 患者の平均入院期間が1日延びると、 年間 億単位 で報酬減! 病院の命題:. 治療が終わった患者を、 いかに速やかに退院させるか!.

(124) 医療・介護が必要になったときには遅い! 元気なうちから備えておけること 医療や介護が必要となったとき、すぐに. 「どうすればいいんだろう・・・・???」 が、ご本人を、家族を直面します。 何かが起こったら最後、ベルトコンベアのように、 流れのまま流されないように・・・。 どんなときに、どこに相談すればいいのかを 知っておきましょう!.

(125) 認知症の発生率と社会的つながり (Fratiglioni et al. 2000). 千 人 あ た り の 年 間 発 生 率 ( 人 ). 160 140. 8倍の発生率!!. 120 100 80 60 40 20 0 乏しい. やや乏しい. 中程度. 充分. 社会的つながり.

(126) 外出頻度と認知症の発生リスク 4. 認 知 症 の (発 2 生 年の 間リ のス 追ク 跡 ). もともとの健康状態や社会的役割の差 による影響を除いて比較. 3.49倍. 3. 2. 1.58倍. 1.0倍 1. 0 1日1回以上. 2~3日に1回. 1週間に1回以下. (912人). (125人). (49人).

(127) キーワードは、「社会参加」 いくつになっても、持病があっても、 1人で外出できなくても、 その人なりの社会参加の 『 場 』がある・・・。 ひとつの大きな施設より、 地域にそんな場がたくさん あることが重要なんです!!.

(128) 介護保険サービスはこのような場合無力です!!. 徘 徊 本人が歩きたいときに 歩きたい場所を付き添ってくれますか?. 孤独死. 介護保険は申請をして初めて利用可能なもの。 そして、ケアマネージャーと決めた計画を もとに、定期的に行うサービスです。. 孤立して人のつながりがない 寂寥感を埋めてくれますか?. 虐待. 本人だけでなく、家族ぐるみで 面倒見てくれますか?. 消費者被害 知らない人が訪問してきた場合、 ヘルパーを呼ぶことは可能ですか?.

(129) これまでの医療は、 病気を治すことに 主眼を置く 「治す医療」が中心. 加齢に伴い、さまざまな持病を抱え ながら、ときに入退院をくりかえし、 医療とのかかわりを持ちながら、 住み慣れた地域で暮らしている。. 予防を重視し、病を抱えながら 生活する患者と、その家族の 生活を支援する「支える医療」へ!.

(130) 『高齢期の安心』 を考えましょう!.

(131) 信頼できる主治医がいる! → 健康維持・医療の安心. 適切な福祉・介護サービスが利用できる! → 福祉・介護の安心 いざという時に頼れる友人や知人がいる! → 地域とのつながり 元気なうちから医療・福祉・地域との 関わりを持つ! → いざという時の『自己決定』.

(132) 私にも出来た在宅介護 菊地 藤吾. 平成三年七月二十八日午後十時頃、 「お腹が痛い」と妻の一言から、病魔との長い戦いが始まるとは考えてもいなかった(介護の原点)。. 深夜の病院探しと大学病院 「お父さんお腹擦ってョ―」 妻の悲壮な叫び声、これは只事ではないと吃驚し市内のk医院で受診、診察の結果他の病院へ行くよう に言われた。別の病院でも同じような結果だった。その時は頭が混乱していたので、救急車を呼ぶなん て頭にも浮かばなかった。妻も痛みが治まったみたいだったので、取りあえず自宅へ戻り、明日自治医 大付属病院へ行こうと話し合った。 まんじりともしない朝を迎えたが、七月二十九日自治医大付属病院婦人科受診、問診、内診、採血、C T、腹部エコ―検査、をし三日後再診の時腫瘍マ―カ値が高いので、もう一度検査すると言われ三つの 検査予約をした。 検査の結果卵巣に腫瘍があり、碑臓にも変な影が見えると担当医から説明があった。 「八月十四日に入院し精密検査をするので入院の手続きをして下さい」と言われ、痛み止めの薬を処方 され、何かあったら直に病院に来るようにと念を押された。. 入院、精密検査、医師の説明 入院後検査が続き、全ての検査も終わり、 「先生から説明があります」と看護師が呼びに来たので最初に私と妻が説明を聞く。 担当医は卵巣に腫瘍があるので八月二十六日に手術をすると言われたので、妻がどんな顔をしている のか気にかかり横目で見ていたら、担当医の顔をジッと見つめたままだった。妻が看護師に連れられて 病室に戻ったので、私だけが残り担当医からもう一度検査結果の説明を聞いた。 細胞検査の結果はまだ出ていないが、間違いなく悪性の腫瘍ですと言われたので、頭の中が真っ白に なった。 「癌ですか?」と尋ねたら卵巣癌でかなり進行していると言われた。 「開腹してみないと分からないが、人工肛門を増設するようになる可能性もあるので頭に入れて置いて 下さい」と担当医は淡々と説明を続けた。今から腕の良いスタッフを揃えて手術を行うので心配しない ようにと、私に気を使ってくれたので同意書にサインをした。 病室に戻ってみると妻は同室の患者と世間話をしていたが、私の顔を見るなり廊下に連れて行き、 「お父さん先生は何と言ったの?癌、癌」と二回聞いたので私は返答に困ってしまったが嘘も方便と「良 性の腫瘍だから心配しなくても良い」と答えた。 勿論医師、看護師にも、妻には絶対病名だけは言わないようにとお願いしたので、今考えると病名を 告知しなかったのが良かったのか、悪かったのかと自問自答している。. 手術中の呼び出し. 1.

参照

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