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日本的品質管理とQCサ-クル活動再構築に関する試案

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Academic year: 2021

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(1)博士学 位論文 日本 的 品 質 管 理 とQCサ. ー クル 活 動. 再 構 築 に関 す る試 案. 近 畿 大 学 大 学 院 産業技術研究科経営工学専攻. 森 部 陽 一 郎.

(2) 博 士学位 論 文. 日本 的 品質 管 理 とQCサ. ー クル 活 動 再 構 築 に関す る試 案. 近 畿 大 学 大 学 院 産業技術研究科経営工学専攻. 森. 部. 陽. 一. 郎.

(3) 日本 的 品質 管 理 とQCサ. ー クル 活動 再 構 築 に 関す る試 案. 序. 1. 3. 統 計 的 品 質 管 理 か ら 日本 的 品 質 管 理 へ. 第1章. ・1・3業. 務品質. 1. 1・4設. 7. 1. 6. 品 品質. 4. ・1・2製. 計 品 質 と適 合 品 質. 7. 2統. 3. 質 論 の 変遷. 1. 1・. 計 的 品 質 管 理 とそ の 背 景. 7. 統 計 的 品 質管 理 とは. 122. 統 計 的 品 質管 理 の 導入. 123. デ ミン グ招 請 とそ の影 響. 1・2・4. 企 業 の動 き とそ の背 景. 11. 125. 統 計 的 品質 管 理 の 随伴 的効 果. 12. 本 的 品質 管 理 へ の 移行 とそ の要 因. 13. 3日. 9. 121. 1・. 第2章. 質 の 意義. 1・1品. 1・. 3. 1品. 1・. .............................IO. 1・. 31. 日本 的 品 質 管 理 と は. 13. 1. 3-2. ジ ュ ラ ン招 聰 とそ の影 響. 14. 1. 33. TQCの. 発 展過 程. 16. 1・. 34. TQCか. らTQMへ. 17. 日 本 的 品 質 管 理 とISO9000シ. 2・11SOと}'ま 2・1・1国 2・1・21SO組 2・1・3品 2・1・41SO9000シ 2・21SO9000シ. リー ズ. 20 20. 際 規 格. 20. 織 と役 割 質 シ ス テ ム リー ズ リー ズ 制 定 へ. 21 22 22 24.

(4) 2・2・11SO9000シ 2・2・2日. リ ー ズ の 成 り 立 ち24 本 の 対 応28. 2・2・3九. 州 ・山 口 地 区 に お け るISO認. 2・2・3・1調. 査 目 的29. 2・2・3・2調. 査 方 法30. 2・2・3・3分. 析 結 果 と 考 察30. 2・2・3・4調. 査 研 究 の ま と め48. 2・31SO9000シ. 証 企 業 の分 析 結 果. …29. リ,__.ズ に 基 づ く 認 証 取 得49. 2・3・1審. 査 登 録 機 関 の 役 割49. 2・3・2審. 査 登 録 認 定 機 関 の 役 割50. 2・3・31SO9000シ 2・41SO9000シ. リ ー ズ の 要 求 事 項51 リ ー ズ 認 証 取 得 と 問 題 点58. 2・4・11SO9000シ. リ ー ズ 認 証 取 得 に よ る メ リ ッ ト58. 2・4・21SO9000シ. リー ズ認 証 取 得 に よ る デ メ リ ッ ト. 2・4・3認. … …59. 証 取 得 ま で の 動 き60. 2・4・41SO9000シ. リ ー ズ の 今 後 と 課 題63. 章. 3. 第. 日本 的 品 質 管 理 とQCサ ・. 3. 1日. ー クル 活 動. 本 的 品 質 管 理 の特 徴. 67. 1 ●. 1 ●. 3. 67. 日米 の 品 質 管 理. 3. ・1・2日. ・. 3. 2日. 67. 本 的 品 質 管 理 の概 要 と特 徴. 本 的 品 質 管 理 とデ ミ ン グ 賞. 69 74. 1. ●. 2 ●. 3. 2 ●. 2 ●. 3. 3 ●. 2 ●. 3. 4 ●. 2 ●. 3. 5. ●. 2 ●. 3. 6 O. 2 ●. 3. 7 ●. ●. 2. 3. デ ミン グ賞創 設 まで の経 緯. 70. デ ミン グ賞 の発 展. 72. デ ミン グ賞 本 賞. 73. デ ミン グ賞 実施 賞. 73. デ ミン グ賞事 業所表 彰. 75. 日経 品 質管 理 文 献 賞. 75. 日本 品 質管 理 賞. 76. ・- ▲ ・- 占.

(5) 3・2・8デ. ミ ン グ 賞 実 施 賞 の 動 向 と分 析. 77. 32・9デ. ミン グ賞事 業 所 表 彰 企 業. 81. 3・3QCサ 1. 3. 3. 83. QCサ. ー クル活 動 の動 向. 86. QCサ. ー クル活 動 の批 判 的側 面. 86. QCサ. ー ク ル 活 動 の 停 滞 要 因(1). 89. QCサ. ー ク ル 活 動 の停 滞 要 因(2). 92. 6. 3. 3. ー ク ル 活 動 の 歴 史 と現 状. 5. 3. 3. QCサ 4. 3. 3. 82. 3. 3. 3. ー クル 活 動 の 沿 革. 2. 3. 3. QCサ. 日本 的 品 質管 理 とQCサ. 第4章. 82. ー クル 活 動 の 変 容. 4・1TQMとQCサ. ー クル 活 動 再構 築. ー クル 活 動. 93 93. 41・1こ. れ ま で のTQC. 93. 41・2こ. れ か ら のTQM. 94 96. 4・2QCサ. ー クル 活 動 の 問題 点. 4・3QCサ. ー クル 活 動 再 構 築. loo. 431. QCサ. ー ク ル 活 動 の 問 題 点 と解 決 策. 100. 432. QCサ. ー クル 活 動 の シ ス テ ム 化. 101. 3. 3. 4. 4. 3. 4. 品質 改 善 シス テ ム と監査 シス テ ム. 104. 内 部 品質 監 査 員. 106. 5. 3. 4. QCサ. 第5章. ー クル 活 動 の シス テ ム化 に よ る メ リッ ト. ・106. 108. 結言. 5・1総. 括. 108. 5・2今. 後 の課 題. 111. 参考 文献. 112. 謝辞 付録. 111.

(6) 序. QCサ. ー クル 活 動 に代表 され る 日本 的品質管 理 は 、製 造 業 だ けで な く建設 業 、流 通. 業 、 さ らに はサー ビス業 に まで実践 され、 日本 経 済 の発 展 に大 きな貢 献 を果 た して き た。 この 日本 的 品質 管 理 とい う言葉 は、 日本 でお こな われ る 品質 管 理 を 「日本 の 品質 管理 」 と して捉 えた アベ グ レン(J.C.Abegglen)に. は じま る。 い わ ゆ る 日本 的経 営. 論 に 関 して は、今 まで さま ざま な議論 がお こな われ て きた。つ ま り、それ が 日本 固有 の もの なの か、 そ の特徴 は終 身雇 用制 、年功賃 金制 、企 業別組 合 を軸 とす る 日本 的雇 用慣 行 に基づ くもの なのか 、 あるい は高度成長 期 にお け る偶然 の産物 な のか 、 さ らに は、 日本 以外 の 国 で も成 立す る普遍性 が あ るのか とい った よ うに議 論 は尽 きな い。 さ らに 、 日本 企 業 を取 り巻 く環 境 は 、刻 々 と変 化 して い る。 そ の た め 、 あ る時 期 の経 営形 態 をモ デル 化 した 日本 的経営 に適 合 した 品質 管理 を 日本 的 品質 管 理 と称す な ら、 日本 的 品質管 理 も刻 々 と変 化 してい く必要 が あ る。 事 実 、 日科 技 連 を 中心 に 日本 的品質 管理 はTQCか い る。 これ は、近 年QCサ や 、ISO9000シ. らTQMへ. の移 行 を 目指 して. ー クル 活動 の停滞 や 形骸 化 が 叫ばれ る よ うに なっ た問題. リー ズやPL問. 題 に代 表 され る、企 業 を取 り巻 く環 境 変化 に対応 し. てい こ うとす る もので あ る。 しか し、 このTQMに. お いて は、TQCの. 中心 的 な役 割 を果 た してい たQCサ.__.. クル 活 動 の抜 本 的 な再検討 はな され ていなか った。 そ こで 、本 論 文 で は近 年 停 滞や 形骸化 がみ られ る よ うに なっ た 日本 的 品質 管 理 に お け るQCサ Isogoooシ. ー クル活 動 の再構 築 をお こな うこ とを研 究 の 中心課 題 とす る。そ こで、 リー ズ を援 用 したQCサ. ー クル活動 の シ ステ ム化 を提案す る。. 本 論 文 の構 成 は、 次 の通 りであ る。 第1章. で は 、 まず さま ざまな 品質 の定義 を述べ 、統 計 的 品質 管理 の 内容 説 明 をお. こな うと同時 に、 どの よ うな背景 の も と統 計的 品質 管理 が導 入 され た のか を明 らか に す る。 ま た、 統計 的 品質管 理 か ら日本的 品質管理 へ移 行 した背景 と要 因にっ い て 、歴 史 的 な流れ に沿 っ て記 述す る。. 1.

(7) 第2章. で は 、 日本 的 品質 管理 を取 り巻 く環 境変化 の大 きな要 因で あ るISO9000シ. リ,__.ズ を 中心 に論 じる。 まず 、ISOとISO9000シ そ して 、 日本 に導入 され たISO9000シ. リ.___ズ の歴 史 的 考察 をお こな う。. リーズ を認 証 取得 した企 業 の現 状分析 をお こ. な った結 果 にっ い て述 べ る。 さ らに、1SO9000シ. リー ズ の認 証 取得 に 関す る諸 問題. につ い て も考 察 をお こな う。 第3章. では 、 日本 的 品質 管理 とQCサ. ー クル活 動 につい て論 じる。 ここで はまず 、. 日本 的 品質 管理 の特徴 の把 握 をお こな う。 そ して、 日本 的 品質 管理 を進 め る上 で 目標 とな っ てい たデ ミン グ賞 につ い て述べ る。 さらに、 日本 的 品質 管理 にお けるQCサ ー クル 活 動 の意 義 と動 向 につ い て論 じる と ともに 、近年 のQCサ. ー クル 活動 の停 滞. につ い て 、そ の要 因分 析 を 中心 に考察 をお こな う。 第4章. では 、今 ま で述 べ て きた 日本 の品質管 理 を取 り巻 く変 化 を考 慮 して 、 日本. 的 品質 管理 にお け るQCサ 目指 すTQMに. ー クル活 動 の再構 築 を試 み る。 まず 、TQCの. つ い て考慮 す る と同時 に、QCサ. そ して 、従 来 のQCサ. ー クル 活動 の位 置づ け をお こな う。. ー クル 活動 の 問題 点 につい て、QCサ. ー クル活 動 の進 め方 の手. 順 に したが って順 次 指 摘 す る。 それ らの解決 策 と して、ISO9000シ ステ ム を援 用 したQCサ. 再構 築 を. リー ズの 品質 シ. ー クル活 動 の システ ム化 とそ の システ ムが有 効 に機 能 す る. た めのサ ブ システ ム と して、 内部 品質 監査 システ ムを提案す る。 さ らに、 そ のシステ ム を導 入 した際 に期待 で き るメ リッ トと今後 の課題 につ いて も示 す。. 2.

(8) 第1章. 1・1品. 統計的品質管理か ら日本的品質管理へ. 質 の意 義. 1・1・1品. 質 論 の変遷. 近 代 的 な 品 質 管 理 に お い て 、 最 初 に 品 質 に つ い て 言 及 した の が 、 シ ュ ハ ー ト (WA.Shewhart)で. あ る 。 シ ュ ハ ー トは 、 品 質 に つ い て. 「 人 間 の 存 在 に 無 関係 な 客. 観 的 実 在 と して の 事 物 の 品 質 」 と指 摘 した 。 っ ま り、 そ れ は (objectivephysicalproperties)」. 「 客 観 的物 理 的性 質. の 側 面 と、 「 そ の 客 観 的 実 在 の 結 果 と して 、 考 え 、. 感 じ、 か つ 分 別 す る も の に 関 連 し て い る 」 も の と い う 「主 観 的 側 面(subjectiveside)」 の. 「 品 質 の よ く知 ら れ た 二 面 性(twocommonaspectsofquahty)」. の よ さ(thegoodnessofthing)」. が 存 在 し、 「 物. は 、 品 質 の 主観 的 概 念 に 関 連 して い る こ とを 主 張. し たz。 こ の 品 質 論 以 降 、 シ ュ ハ ー トの い う客 観 的 ・物 理 的 性 質 に 限 定 した 品 質 の 定 義 を べ 一 ス と し て 、 そ の 具 体 的 方 策 と し て 、統 計 的 品 質 管 理 の 研 究 が 進 め られ た 。例 え ば 、 ア メ リ カ の ウ エ ス タ ン ・エ レ ク ト リ ッ ク 社 に よ る. 「 品 質 と は 、 検 討 の 女橡. る 品 物 ま た は 工 程 の 性 質 ま た は 特 性(thequalitiesorcharacteristics)」. となって い の定 義 にみ. る こ とが で き る。 そ の 後 、1950年 品 」、1951年 1954年. に デ ミ ン グ(E.W.Deming)の. 「 最 大 に 有 用 で 買 い 手 の あ る製. に フ ァ イ ゲ ン バ ウ ム(A.V,Feigenbaum)の に ジ ュ ラ ン(JM。Juran)の. の 区 分 」、 同 年 、 石 川 馨 の. 「 完 壁 な 顧 客 の 満 足 」、. 「 顧 客 ニ ー ズ の 充 足 」、 「 設 計 品質 と適 合 品 質. 「 実 際 に 消 費 者 を満 足 させ る 品質 」 な どが あ る 。 これ らの. 定 義 は 、 シ ュ ハ ー トの 主 張 す る 品 質 の 主 観 的 概 念 に 沿 っ た 考 え 方 と い え る2。 更 に 、1979年 torequirements)」. の ク ロ ス ビー(PB.Crosby)の. 「 要 求 条 件 と の 一 致(conformance. 、 と い う定 義 が 示 さ れ た 。 こ れ は 、 シ ュ ハ ー トが 示 し た 二 側 面 の. 1三 浦 新 ・狩 野 紀 昭 ・津 田 義 和 ・大 橋 靖 雄 編 『TQC用 85年. 、p.162.. 3. 語 辞 典 』 日本 規 格 協 会. 、19.

(9) うちの も う1つ で あ る客 観的側 面3に立 った概 念 で ある。 そ して 、1979年. に 、 ク ロス ビー の 「要 求 条 件 との 一 致(conformanceto. require皿ents)」 、1983年. には 、 フ ァイ ゲ ンバ ウム の 「 使 用 目的 に 関連 させ た製. 品 又 はサ ー ビスの特 性 の集合 」 な どの定義が 出て きた。 これ らの 定義 は 、既述 の主観 的側 面 と客 観的側 面 を両方 あわせ た もの とい え る。 以 上 の よ うな品 質論 の変 遷 をみ る と、議論 の 中心は主観 的側 面 と客観 的側 面 とを め ぐって お こなわれ て い る こ とがわか る。これ らの主張 を現 在 の企 業 に 当て は める と、 新 製 品開発 が 企業 活 動 の 中心 にお いて い る企 業 には 、主観的 側 面 のを重視 した考 え方 が推 奨 で き る。つ ま り、品質 に対 して 「 使 用者 の満 足」に代 表 され る主観 的側 面が 「 主」 とな り、 「 要 求事 項 との一致 」に代表 され る客 観的側面 を 「 従 」に した考 え方 であ る。 ま た、 これ に対 して 、製 造業 の下 請企 業 に代表 され る、製 品等 の仕 様 が 契約 な ど で明確 に規 定 され てい る企業 で は、客観 的側 面 だ けで品質 を認 識 す る考 え方 が求 め ら れ る。. 1・1・2製. 品品 質. 一般 的 に品質 とは. 、 「工業製 品 の品質 」 を指 す。 つ ま り、工業 製 品 が もっ 物理 化学. 的性 質 が対象 とな る。 具体 的 に説 明す る と、機械 製 品の工作 精度 、耐腐 食性 、化 学製 品 の純 度 な どで あ る。 これ は 、使 用 す る 目的 に対 して必 要 な性 質 で あ る 「 有用性 (fitnessforuse)を. 果 たす ため に具備 すべ き性質 」で あ る。 この こ とか ら、工業製. 品 を対象 とす る品質 の定義 は 、以下4の とお りであ る。 ・ 「 製 品 の有用 性 を定 める性 質」 ・ 「 製 品の使 用 目的 を果 たす た めに具備 す べ き性質 」 この 品質 の 良否 は 、使 用者 が そ の製 品 の使 用 目的 を満 た して い るか が、 評価 のポ イ ン トとな る。 この評 価 の対象 とな る性質や 性能 を品質特 性 とい うが、 メー カー が使 用者 の使 用 目的 と関係 な しに品質 特 性の選 定 をお こなった り、 品質規格 の制 定 をお こ な うこ とは、適 正 な 品質 であ る とはい えない。 要求 され る品質 特性 の測 定 が直接お こ. 2同. 上 書. 3同. 上 書. 、P.162. 、p.162.. 4.

(10) な うこ とが 困難 な ときは、他 の品質特性 を代用 と して用 い るこ とが あ る。 これ を代 用 測 定 とい う。 品 質 を構 成 して い る性 質 、性能 に分解 して、個 々 の性 質 、性 能 につ い て 論 じる こ とが 広 くお こなわ れ てお り、これ を品質展 開 とい う。そ して、展 開 され た個 々 の性質 、 性 能 が 品質要 素 で あ る。 品 質要素 は、以下 の5つ5に 分類 す る こ とがで き る。 ①. 魅 力 的 品質(attractivequalityelement). ②. 一 元 的 品質(one-climensionalqualityelement). ③. 当 た り前 品 質(must-bequalityelement). ④. 無 関心 品質(indifferentqualityelement). ⑤. 逆 品質(reversequalityelement). それ ぞれ につ い て 説 明す る と、① は 、 それ が満 た されれ ば満 足 を与 え られ るが 、 満 た され な くて も仕 方 が ない と受 け取 られ る品質 要 素 を指 す。 ② は 、そ れ が満 た さ れ れ ば満 足 、満 た され な けれ ば不満 を引 き起 こす 品質 要 素 の こ とを指 す 。③ は 、 そ れ が満 た され れ ば 当た り前 と受 け取 られ 、満 た され なけれ ば不満 を引 き起 こす 品質要 素 を指 す 。 ④ は 、 それ を満 た してい て もい な くて も、満 足 も不満 足 も引 き起 こ さな い 品質 要 素 の こ とを指 す。 そ して 、⑤ は、満 た され て い るの に不 満 を引 き起 こ した り、満 た され てい ない の に満 足 を与 えた りす る品質 要 素 の こ とを指す 。 こ の よ うに 考 え る と、品 質 とは使 用者 に メ リッ トを与 え る もので なけ れ ばな らな い 。 そ こで 、 「 工 業製 品の 品質 とは使用者 に とって の メ リッ ト」6と 定義 す る こ とがで き る。 製 品 が い か に優 秀 とい え ども、 その使 用 方法 を使 用者 に正 し く伝 達す る努 力 を怠 った り、保 全 の た めの部 品供 給 が円滑 にお こなわれ な かっ た りして は 、使 用 者 は その 製 品 の有用 性 を十 分 に発揮 す る ことはで きない。 つ ま り、製 品 に対 す る付 帯 サー ビス を含 めた もの が製 品品質 とい え る。 この こ とは、 以 下のJISZ8101に. も述 べ られ. て い る。 「品質 又 は サ ー ビス が 、使 用 目的 を満 た して い るか ど うか を決 定 す るた め の評 価 4水 野 滋 『全 社 総 合 品 質 管 理 』 日科 技 連 5三 浦 新 他. 、1984年. 、 前 掲 書 、Pp.163-164.. 5. 、p.6..

(11) の女橡. とな る固有 の性 質 ・性 能 の全 体 。. 備 考1.品. 物又 はサー ビスが使 用 目的 を満 た して い るか ど うか の判 定 をす る際に 、. そ の 品 物又 はサ ー ビス が社 会 に及 ぼす 影響 につ い て も考 慮 す る必 要 が あ る。2.品 質 は、 品質特 性 に よって構成 され る。 例 えば、一般 照明用蛍 光 ラン プの 品質 には、 消費 電 力 、径 、長 さ、 口金 の形 状 ・寸法 、始動特 性、初 特 性、光束 維持率 、 寿命 、 口金 接 着 強 さ、光 源 色 、外観 な どの品質特 性が含 まれ る。」 品 質 を表 すデ ー タ を特 性 値 とい うが 、寸法 、精 度 、純 度 、強 度 な どの物 性 を表 す 特 性値 と同様 に、能率 品質(コ. ス ト、 量、時間 に関す る品質)も. 工数 、歩 留 り、原 単. 位 、納 期 な ども品質 を決 め る特性値 で ある。 工 業製 品 の 「 物 性 」 は 、技術 部 門 が主 に関与す る もので あ るか ら、 「 技 術 的 品質」 とい うこ ともで きる。 これ に対 して 、能率的品質 は、事務 部 門が 主 とな るもので あ る こ とか ら、 「 事務 的 品質」 とい うこ とがで きる。 この こ とか ら、 工業製 品 の品質 は 、 技 術 的 品質 と事務 的 品 質 の二 面性 を持 ってお り、 「 総 合 的な 品質 」 とい うこ とがで き る7。. 1・1・3業. 務 品質. 品 質 管理 に お け る品 質 とは 、既 述 の製 品 品質 だ けで は ない 。企 業 活 動 に よ り生 み 出 したモ ノ(有 形 ・無 形)の 有 用性 が 品質 と して捉 えるな らば、サ ー ビス産 業 の製 品 であ るサ ー ビス行 為 に も 「品質 」 の概 念 が通用 す る。 た とえば、銀行 の製 品 は金 融 に 関す るサ ー ビス で あ り、警備 会 社 の製 品はセ キ ュ リテ ィサ ー ビス であ る。 これ らの製 品 の 品質 を維 持 ・改善 す るのが 品質 管理 とい うこ とがで き る。 この よ うな製 品 の品 質 は、言 い換 え るな らば 「業務 の質 」 とい うこ とが で き る。 そ の管 理活 動 が 品質管 理 なの で あ る。 サー ビス業 の品質管理 は 、第 三次 産業 が発展 す るにっ れ て一般 化 してお り、 多 くの企 業 にお いて 品質 管理 が適 用 され 、 多 くの効果 を 上 げ てい る8。. 6前 掲 書 7同 上 書. 、 水 野 滋 、p.9.. 、p.9. 8こ の こ と に つ い て は. 、 後 述 す る デ ミ ン グ 賞 受 賞 企 業 に サ ー ビ ス 業 が 目立 っ よ うに な. っ て き た こ と か ら説 明 で き る 。. 6.

(12) 1・1・4設. 計 品質 と適合 品質. あ る完成 され た製 品 につ いて 、設計段 階 で決 まって しま う部 分 を設 計 品質(design quahty)と. い う。 ま た 、製 造 段 階 で決 ま って しま う部 分 を適 合 品質9(conformance. quality)と. い う。. 設 計 品 質 は、使 用者 の要 求 を十 分 に調 査 をお こ ない 、製 造 工場 の 現 時 点 で の製 造 技 術 、設備 、管 理 の状 態 と経 済性 を考慮 して製造 可能 な水 準 にあ る品質 の必要 が あ る。 設 計 品質 は言 い換 えるな らば 、 「 ね らい」 の品質 で あ る。 品質 要 素 での 説 明 にお い て理解 で き る よ うに 、品質 は高い ほ どよい とは限 らない。 同 じ価格 の もので は、高 品 質 の もの の方 が よい のは 当然 だが 、使 用者 要求 を考慮 しない で高 品質 な もの を指 向す る結 果 、過 剰 品質 とな るこ とは好 ま しい こ とで は ないlo。 適 合 品質 は 、与 えたれ た 品質標 準 どお りの 品質 の製 品 を製 造 す る よ うに努 力 した 結果 、 っ く られ る製 品の 品質 の ことを指す。 前述 の設 計 品質 が期待 値 とす るな らば、 適 合 品質 は実現 値 とい うこ とがで き る11。 適 合 品質 の評価 は 、設 計 品質 との適 合度 合 い に よる。 そ の ため 、設 計 の品 質 どお りに製 造 され ていれ ば良品 であ るが、 これ か ら外れ ていれ ば不 良 品で あ る。 設計 の 品 質 と適 合 して い なけれ ば、 その原 因は製 造 工程 にあ る と理 解 で きる12。. 1・2統. 計的 品質 管理 とその背景. ユ ・2・1統. 計的 品質 管理 とは. 統 計 的 品 質 管理 とは 、そ の名 の とお り推 理統 計 学 とい う確 率 論 を基礎 とす る手 法 を用 い て、 品質 管理活 動 をお こな うこ とを指す 。統 計的 品質 管理 をお こな うには 、生 産 条件 と環 境 を調整 して、 その条件 下 で生産 され た製 品 の偏 差 が、許 容 差13内に あ る. 9製. 造 品 質 と い う場 合 も あ る. 10前. 掲 書. 11同. 上 書. 12同. 上 書. 13許. 。. 、 水 野 滋 、p.11, 、P.12.. 、PP.12-13.s 容 差(tolerance)と. は. 、 許 さ れ た 偏 差 の 限 界 を い う 。toleranceと. 7. い う言 葉 に は 、.

(13) よ うに してお け ば、 生産 条件 さえ不変 な らば. 製 品 はす べて合 格 とい う考 え方 に基 づ. く。 主な手 法 と して 、以 下 の3つ に分 類 でき る。 ①. 抜 取検 査. ②. 管理図. ③. 実 験計 画法. 抜 取検 査 とは 、全 数 検 査 をす るこ とが 時 間的 に も、費 用 的 に も大 きな負 担 とな る た め、購入 や 工程 間の授 受 の際 に一 定 の取 り決 めに よる少 量 の試料 を検 査 す る こ とに よ り、対 象 を ロ ッ トご とに合否 の判 定 をお こな うこ とであ る14。 管 理 図 とは 、製 品 の あ らゆ る特 性 に含 まれ るば らつ きを管 理 し、 それ が安 定 して い るの か、 それ と も異 常 な変 化 がお きてい るの かを判 断す るの に利 用 され る もの で あ る。 つ ま り、工程 が安 定 した状態 にあ るか否 か を一定 の時 間 ご とにサ ンプル を抽 出 し て調 べ 、 また 、 これ に基 づ いて 工程 を安 定 した状 態 に維 持す るた めに使 用 され る図で あ る。 管理 図 の要 点 をま とめる と以下 の3つ にな る。 ・時間 ご とに調査 した サ ンプル値 を時系列的 に打点 した図 ・管 理 の 限界 を示す 管理 限界線 が あ る ・サ ンプル値 が 管理 限界 線 を超 える と処置 が必 要 管理 限界 の決 定方 法 は、過 去 の資料 か ら工程 の状 態 を想 定 し、製 品 の規 格 、製 品 の分 布状 態 、経 済性 を考慮 して決定 され る。 管理 図 には、 品質特性 値 の種類 に よって、計 量値 に 関す る管理 図 と計数値 に関す る管理図が あ る15。 実験 計 画 法(designofexperiments)と. は 、1925年. の統計 主任 であ った フ ィ ッシャー(R.A.Fisher)が. にイ ギ リス の農 事 試験 所. 、従 来 の1変 数 実paを 排 し、品種. と地力 を因子 と して 同___.の 実験 に織 り込み、実験結果 の統 計 プ ロセ ス にお い て両因子 の効果 を統 計学 を利 用 して数 理 的 に分 離す る方 法 を考案 した こ とに は じま る。 実験計 画 法 は、い くつ か の 因子 を実験 に織 り込んだ多変数 実験 にま とめ る方 法(実 験 配置法) と、 そ の結 果 か らそれ ぞれ の 因子 の有無 ・程 度 を判 断す る方法(実. 験解 析 法)か. らな. 公 差 と い う意 味 が あ り 、 こ れ は 規 定 され た 許 容 最 大 値 と許 容 最 小 値 と の 差 を い う。 14森 秀 太 郎 『TQCの 知 識 』 日本 経 済 新 聞 社 、1983年 、P.71. 15甲 斐 章 人 『現 代 生 産 管 理 論 』 白 桃 書 房 、1986年 、PP.179-181。. 8.

(14) りたっ16。実 験 計 画法 の メ リッ トは、科 学的 に実 験 をお こな うこ とが で き、短 時間 に 低 コス トで 実 験 目的 を達 する ことが あげ られ る。. 1・2・2統. 計 的 品質管理 の導入. 日本 にお け る近 代 的 な品質管理 の本 格 的 な導 入 は、第2時. 大戦後 か ら始 ま った とい. える。 ただ 、戦 前 ・戦 中におい て品質管理 が全 くなか った ので はない。 た とえば、東 芝(当. 時東 京芝 浦 電気 株式 会社)の. 製造 過 程 にお い て、1930年. 代 中頃 、石 田保 士17. らに よ り、電 球 の 品 質 向上 のた めに管理 図18を用 いた 工程 管理 がお こなわれ てい た。 だ が、 この よ うな試 み は実際の生産 へ の適 用 と して考 え る ときわ めて 希 なケー ス とい える19。 それ で は 、戦後 の いつ 頃か ら本格 的 に統 計 的品質 管理 が導入 され て き たの か。戦後 の導 入過 程 をみ てい く20と、当時 日本 に駐 留 して いた連合 軍総 司令 部(GHQ)のCCS (CivilCommunicationsSection:民 所 な どが 、1946年. 間通信 班)ス. 頃 か ら管理 図を含 む 品質 管理 の標 準化 の実 際 にっ い て訪 問指 導 を. 受 けて いた。 そ の後 、 このCCSは1949年 ナー(3日. タ ッフに よ り 日本 電 気 な どの事業. 間)と 長 期セ ミナー(週4回. に、品質 管理 を含 む 経営 管理 の短期セ ミ 、午後 半 日×8週 間)を 開 いた。 これ はCCS. 講座21と呼 ばれ 、 わが 国 におい ては じめ ての本格 的 な組織 的な トップ ・マ ネ ジ メ ン ト 教育 で あ った。 ほぼ 同時期 の49年. に、 日本 科学技術 連盟(以. 下 日科 技連)に. よ り発 足 され た、海. 16同 上 書. 、pp.216-217. i7こ のほ か 、北 川敏 男 とともに統計学者 ピア ソンの 『大量 生産 管理 と統 計 的方 法』(翻 訳 は1942年 刊)の 翻訳 をお こなってい る。 18縦 書 きで書 かれ てお り 、 当時巻物 と呼 ばれ てい た。 19詳 し くは 、佐 々木 聡 ・野 中いず み 「日本 にお ける科 学 的管理 法の 導入 と展 開」原 輝 史編 著 『科 学 的 管理 法 の導入 と展 開』 昭和 堂 、1990年 、pp.256-265を 参照 さ れ たい。 2°木 暮 正夫 『日本 のTQC』 日科技連 、1988年 、pp.18-20. 21こ れ は 、 当時GHQは 、 日本(特 に東京 を 中心)の 電 話ネ ッ トワー クの破 損 や欠 陥 に業 を煮 や してい た こ とと、それ に加 え、そ の再建 が 日本 の国情 安 定 を重視 す る 占 領 政策 に沿 うと考 え たGHQやCCSの ス タ ッフ達 の企画 に よ り、お こなわれ た もの で あ る。. 9.

(15) 外 技 術 調 査委 員 会 に 品質 管理 部会 を設 けた。 これ が後 にQCリ 発 展 し、QC導. 入 の母体 となっ た。 同年9月. ,__.シック コー ス」 を開uし. には、QCセ. サ ー チ ・グル ー プ に. ミナ ーで あ る 「 品質管理 べ. 、企業 のエ ン ジニ ア を対象 と した長期 的QC教. ー トさせ た 。 ま た財 団法人 日本規格 協 会(以 下規 格協会)に. 育 をス タ. お い て も、 同時期 に 「 統. 計 的 品質 管理 講 習 会」 を開催 してお り、 この頃 か らさま ざま な 団体 に よ るQC教. 育. がお こな われ始 めた。. 1・2・3デ 1950年. ミング招 請 とそ の影 響 に 日科 技連 に よって招 請 され た統計学者 のE.Wデ. によ り 「 品質 管理8日 ッフ224人. ミング(Deming,E.w.). 間 コuス 」がお こなわれ た。 これ は 、現場 のエ ンジニ アや ス タ. に対 してお こなわれ 、 また半 日では あ るが 、首脳 者 講 習会 もお こな われ. た。 このセ ミナ ーで は 、管 理 図や 抜 き取 り検査 とい った基本 的 な知識 の習得 と管理 の 概念 の理解 を 目指 した もので あ る。 そ の手法 と しては、ボ ウル とチ ップや羽 子式サ ン プ リン グ教 材 とい った視覚 に訴 える教 育 ツール を用い てお り、受 講 した エ ン ジニ アや ス タ ッフ達 は、 は じめて組 織的 に統計 的 品質管理 につ いて学 ぶ と ともに、新 しい教 育 法 を 目の 当 た りに した。 トップ ・マネ ジメン トに関 して も、QCに. ふれ る機 会 を与 え. たの で あ る。 セ ミナ ー に お い て もっ と も重 要 で あ った こ とは 、 こ こで は じめて. 「 管理 のサ イ ク. ル 」22の概 念 をデ ミン グが示 した こ とで ある。 これ は、製 造 業 の企 業 内で お こなわれ る設 計 、製 造 、販 売 、調査 ・サー ビス な どの諸活 動の循環 を例 と して、設 計(目 的 に か なっ た計 画)、 製 造(合 理 的 な実 施 ・作業)、 検 査(結 果 の検 討)、 改 良(必 要 な処 置)の 基 本 的 ステ ップ の繰 り返 し実施 と、それ らを支 える品質 を重視 す る概 念(quahty consciousness)と 翌年 の51年. 品質 に関す る責任 感(qualityresponsibility)の. 重要1生を説い た23。. に、後 の 日本 の産業 界 にお ける品質 管理 の発展 に大 き く寄与 す るデ ミン. グ賞24が設 置 され た。 これ は 、デ ミングに よる上 述 のセ ミナー ・テ キス ト等 の印税 の. 22「 管 理 の サ ー ク ル 」 や. 「 デ ミン グ の 品質 サ ー クル 」 、 「 デ ミ ン グ サ ー クル 」 と呼 ぶ. 場 合 も あ る。 23木 暮 正 夫 、 前 掲 書 、p.21. 24デ ミ ン グ 賞 各 賞 に つ い て は. 、 第3章. で 詳 細 に説 明 す る の で 、 こ こで の 説 明 は割 愛. 14.

(16) 寄付 や そ の他 の寄 付金 を 当初 の基金 と して、そ の功績 を記 念 して 日科技 連 に よ り創 設 され た もの で あ る。 この よ うに 、デ ミング に よ り日本 の産業 界 は 品 質管 理 に 関 して 目を開 い た こ とに な るが、 上述 のセ ミナー の影響 もあ り、品質 管理 そ の もの よ り管理 図や 抜 き取 り検 査 とい ったQCツ. ール の 習得 とそ の応 用が 中心 とな って い た。 また 、前述 の よ うな 団. 体 に よる各種 講 習会 もそ の流れ の沿 って行 われ 、『品質 管理 』(日 科技 連 、1950年 刊)、 『標 準 化 と品質管 理』(規 格 協会 、1950年 刊行 が始 ま るな ど、全 国規模 でのQCに. 1・2・4企. 発 刊)な. 発. どの晶質 に関す る専 門雑 誌 の. 関す る普及 ・教 育活動 が進 め られ た。. 業 の 動 き とそ の 背 景. 各企 業 にお い て も、1949年. に 日産 自動 車 が本社 の 工場検 査 総括 課 の課員 が 前述 の. 各 団体 主催 のセ ミナ,___に参加 し、翌年 の50年. には統 計的 品質 管理 を厚 木 工場 で試 験. 的 に 実施 した こ とが、近 代的 な品質 管理の本格 的 導入 で あ る。 トヨタ 自動 車 で も 日産 と同様 に、49年. に 日本能 率協 会(以 下能 率協 会)主 催 の 品質管 理講 習 会 に検査 部 の. ス タ ッフ を参加 させ 、 管理 図法 や実験 計画法 な どを学 ばせ た のが始 ま りで ある。 日本 鋼 管 で は、50年. に社 内に 品質 管理研 究会 を設 置 し、他 社 と同様 に 品質 管理 に関す る. セ ミナー へ の参加 を始 めた。 そ して、52年. には 「 生 産性 向上 の手段 と して統計 的 品. 質 管理 を活用 せ よ」 との社 長通 達が 出 され 、 そ の2年 後 の54年. には、 工程 管理 や 品. 質管理 を専 門 にお こな う晶質管 理課 の設 置 がお こな われ た25。 以 上 の よ うに 、1949年. か ら50年. にか けて統 計的 品質 管理 が各 企業 一斉 に導 入 さ. れ た背 景 には 、それ ぞれ の企業 にお いて、 品質 向上や生 産性 向上 が緊急 の経 営課 題 と な ってい た現 状 が あ った。 当時 は、敗 戦後 の混 乱状 態 か らよ うや く復興 の兆 しがみ え 始 めた頃 で 、製 造業 の産 出す る製品 の生産性や 品質 面 にお いて 、 国際 的 に見 て もきわ めて低 い水 準 で あった。 ゆ えに、企業再建 をはか る上 では その 向上 が急 務 で あった26。. す る。 25法 政 大 学 産 業 清 報 セ ン タ ー 編 本 企 業 の 品 質 管 理 』、1995年 26同 上 書 、p.203.. 、 宇 田 川 勝 ・佐 藤 博 樹 ・中 村 圭 介 ・野 中 い ず み 『日 、p.202.. 11.

(17) さ らに この時期 、朝 鮮戦 争 特需 に関 して米軍 の品質要 求 を満 たす 必 要 もあった。 具 体 的 にみ てみ る と、松 下電器 で は真 空管製 造 にお け る歩 留 ま り向上 、 トヨタや 日 産 自動車 にお いて は、 当時 生産 の 中心 で あった トラ ックの 品質 向上 が課 題 とな って い た。 ま た、 日本鋼 管 や そ の他 の鉄鋼 産業 につい て も、ア メ リカ の製 鉄 業 との生産 性の 大 き な差 を縮 め る必 要 が あ り、能率 向上 と原価 低減 のため の方 策 として統計 的 品質 管 理 だ けで な く、IEの 導 入 に 関 して も積極 的 に導入 がお こなわれ た27。 この ほか 、1949年. に施 行 され た 工業標準化 法 の存在 も統計 的品 質管 理 の導入 を促. した。 これ は 、JISの. 表 示許 可 を取 得す るため に、品質 管理 の実施 状況 の審査 がお こ. なわれ るた めで あ る。 さ らに、JISマ も53年. ー ク表示 工 場 の中で標 準化 実施 優 良工場 制度28. か ら始 め られ た。 以上 の よ うな、企 業 の品質改 善活動 を評 価 し、表彰 す る制. 度 も企 業 の統計 的 品質 管理 を導入 の一 因 とい える こ とがで き る。. 1・2・5統. 計 的 品質 管理 の随伴 的 効果. 日本 の工 業 にお いて 、 ほ とん どが戦 前か ら存在 した標 準化 の不十 分 さが戦 中 ・戦後 の混乱期 を通 じさ らに倍加 され 、原 材料購入 に際 して の検 査規 格 の制 定や 検査活 動 の 不十 分 さは も とよ り、作 業標 準 です ら不完全 な ものが多 か った。 た とえば、管理 図 を 描 き、 管理 外れ の点 を見つ けだ して も原 因の探 究 が困難 で あるた め、せ っか く覚 えた 統 計的 手法 が実 用 に な らないか 、 あるいは効果 的結果 が得 られ て も、 それ に伴 う提案 が ス タ ッフか ら報 告 され て も、 上司の理解 を得 られず 放棄 され るな どして 、役 立っ に は至 らなか ったケー ス が少 な くなか ったのが現 状 であ った29。 とこ ろが 、1950年 代 に入 る と、前 述 の よ うに統計 的品質 管理 の導入 と普及 が進 み、 品質 管理 担 当のス タ ッフ学習 か ら始 ま り、そ の後 の小 規模 な試 行 、 さ らに工場全 体へ の適 用 とい った よ うに 、段 階 を追 って進 め られ た。 この 間に製 品品質 の 向上 は もち ろ. 27同 上 書. 、p.203. 28工 業標 準 化 の適 正 な実施 と普及 を図 るため. 、 日本 工業規格(JIS)表 示 許 可(承 認)工 場 の うちか ら、工業 標準 化 と品質管理 の実施状 況が特 に優 良な工場 を選 び 、 こ れ を工場標 準 実施優 良工場 と して表 彰 し、一般 工場 の模 範 とす る制度。1953年 以 降 、毎年 お こな われ てお り、通 商産業 大 臣賞、 工業技術 院長 賞 、通商産 業 局長 賞 を授 与 してい る。 29木 暮 正 夫 、前掲 書 、p.22.. 12.

(18) ん 、社 内規 格 や標 準 類 も次第 に整 備 され る よ うに なった30。 以 上 の よ うに 、1950年. 代初 めま で には統計 的 品質管 理 の浸透 に よ り、品 質 向上や. 歩 留 ま り向上 は もち ろん規 定類 の整備 も進み 、成果 が み られ た。 ところが 、 この時期 の 品質 管理 活動 は、 主 と して品質 管理や 生産 技術 な どの技術 ス タ ッフ達 に よって支 え られ て お り、職 場 の 現場監督者 や 一般 労働 者 に まで工程 で品質 をっ く り込 む とい う思 想 が 浸透 し、 品質 の 管理 と改善活動 が職場 でお こなわれ る とい う現在 の 日本 的品質 管 理 か らは まだ相 当の 距離 がみ られ る。. 1・3日. 本 的品質 管 理へ の移 行 とそ の要 因. 1・3・1日. 本 的 品質管理 とは. 日本 的品 質管 理 は 、TQc(全 的 に 呼 ばれ て い る。 このTQCは. 社 的品質 管理:TotalQualityControl)の. 名 で一般. 、フ ァイ ゲ ンバ ウムが は じめて提 唱 した概 念であ る. が、 そ の後 、次31の よ うに さま ざま な定義 が な され てい る。 ①. フ ァイ ゲ ンバ ウムの 定義:rTQC(総. 合 的 品質 管理)と. は、顧 客 の完壁 な満. 足 を勘 酌 した 上 で 、 もっ とも経 済 的 な 、水 準 で生 産 並 び に サー ビス を可能 に す る よ うに、組 織 内の種 々 グル ー プ が行 う、 品質 開発 、 品質 維 持 並 び に 品質 改善 のた め の努 力 を統合す る効果 的 なシステ ムで あ る。」 ②. 石 川馨 の 定義:「 新 しい 品質管理 とは、 もっ とも経 済的 な 、 もっ とも役 にたっ 、 しか も買 い手 が満足 して 買って くれ る品質 の製 品 を開発 し、設 計 し、生産 し、 販 売 し、 サー ビスす るこ とで ある。 この 目的 を達成す るた めに 、経営 、本社 、 製 造 、 工場 、現 場 、設 計 、技 術 、研 究 、企 画 、調 査 、事務 、 資材 、倉 庫 、販 売 、 営業 、庶 務 、 人事 、勤 労 、管 理 部 門 な ど、 要す る に会社 全 体 と してす べ て が 協力 して 、各部 門が 同 じよ うに努 力 しや す い組 織 を作 り上 げ 、標 準化 を. 3°ア メ リカ におい て は. 、標準 化 と品質管理 は、前者 が後 者 よ り半世紀 以 上 も前 か ら お こな われ て いた こ とか らわ か るよ うに、 両者 はそれ ぞれ 別 々の分 野 の活動 とみな さ. れ て い る。 しか し、 日本 で は、標 準化 の不徹底 をその改 善 に よ り品質管 理 に役 立て さ せ よ うとい う形 で推 進 した経緯 があ り、そ のた め、標 準化 は 品質管 理 の一環 と して扱 われ てい る のが 現状 で あ る。. 13.

(19) 行 い 、 これ を確 実 に実 行 して い くこ とが必 要 で あ る。 これ は 、 新 しい統 計 的 手法 を は じめ と し、物 理 、化 学 、電 気 、機 械 な どの 固有 技術 、標 準化 、 規 定 類 、 自動 制御 、設備 管 理、 計測 管理 、OR、IEな. ど、 あ らゆ る手段 を縦 横 に活. 用 す る ことに よ り、 は じめて達成す る こ とがで きる。」 ③. 杉 本辰 夫 の定 義:「 全社 的 品質 管理 とは生 産者 が企 業 の機 能 を総動 員 し、企業 を取 り巻 く経 営的 環 境 条件 を踏 ま え、消 費者 の要求 品質 と生 産 者 の供給 品質 を、 合 理 的 に、効 果 的 に 、経 済 的 に調 和 させ た製 品 ま た はサ ー ビス を消費 者 に供 給 す るシステ ムで あ る。」. ④. 狩 野 紀 昭 の定 義:rTQCは. 、 品質保証 を 中核 と した経 営 管理 で あ る。 この た. めに は、全 部 門 ・全 階層 が 、経 営者 の リー ダー シ ップの も とに 、 日常管理(= 部 門別 管 理)、 機 能別 管理 を基 盤 と して方針 管理 を推 進 してい く必要 が ある。 この よ うな活動 は次 の 示す4つ な らない 。(1)品 様)。(2)管. 質:ユ. ー ザー の満足度(→. 理 のサイ クル(再. 計 的 品質 管理)。(4)自 以上 の よ うに 、TQCは. の基本 的 な 考 えの も とにす す め られ な けれ ば マ ー ケ ッ トイ ン、 後 工程 はお 客. 発防止 、未 然防止)。(3)事. 実 に よ る管理(統. 主管理 、全員 参加 、人 間性 尊重 。」. 定 義 され て い る。 これ らの 定義 か ら考 えて 、 日本 的 品質. 管理 とは、顧 客 の要求 を満 たすべ き品質 を明確 なマー ケ ッ トイ ン思想 と品質保 証の意 識 の も と、製 品 ・サー ビスを提 供す る。 この実現 のた めに、経 営 トップ か ら末端 の作 業者 に至 る まで の全 従 業員 の一致協 力 が必 要。 その活動 が合 理 的か つ継 続 的 にお こな われ る よ うに、統計 的 手法 を有 効 に活 用す る とともに、人 間性 ・自主性 を尊 重 した管 理 シス テ ム構 築 、運 営す る こ とであ る。. 1・3・2ジ 1950年. ュラ ン招 聰 とそ の影響 のデ ミン グに続 き、54年 に 日科技連 の招聰 に よ り当時 品質 管理 のマネ ジメ. ン トの 側 面 で 高 名 で あ っ た ア メ リカ の コ ン サ ル タ ン トで あ るJ.M.ジ (Juran,J.M)が. 来 日した。 ジ ュラ ンによ り、部課長 向けの10日. ジ メ ン ト講 習 会 」 と トップ向 けで あ る2日. 31三. 浦新他. 、 前 掲 書 、pp.13-14.. 14. ュラン. 間 「品質 管理マネ. 間の 「 社長 重役 特別 講座 」 をそ れ ぞれ2.

(20) カ所 で開催 した。これ らの講 習会 には、合 計 でそれ ぞれ 部課長 約300人. 、経 営者 約130. 人 の受 講者 が あっ た。 この講 習会 の意 義 は以下 の3つ32に あ る。 まず 第1に. 、 日本 の トップ、 ミ ドル層 に対 して、大規 模 な品質 管理 教育 を ジュ ラン. が 実施 した こ とで あ る。 第2に. 、 これ らの講 習会 を前に 、昭和電 工、 日本 光学 、 日本鋼 管 とい った 工場 を彼. は事 前 に見 学 し、 自分 が これ か ら日本 でお こな う講 習会 を前 に 、 日本企 業 にお ける品 質管 理 の推 進 状況 の 予備 知識 を得てお くと ともに、 日本 企業 に対 して 「 管 理 図 の作 成 に重 点 を置 か れ す ぎて い る こ と、 もっ と広 く品 質管 理 を と らえな けれ ば な らない こ と」 を看 破 した。 第3の. 点 は 、 「品質 管理 マネ ジメ ン ト講 習会 」、 「 社 長重 役 特別 講座 」 にお い て、購. 入検 査 、 工程 検査 、 最 終検査 な どの検査 方法 につ いて述 べ る とともに、 品質保 証 、診 断 、 そ して 現在 で はQCの7つ. 道 具 の内 の1つ. と知 られ るパ レー ト図 をは じめて 日. 本 に紹介 した。 ジ ュ ラ ンの 日本 に対 して もっ とも大 きな貢献 は 、管理 図 を作成 す る こ とは もちろ ん大切 な こ とで あるが、 当時の 日本 の 品質管 理 は管理 図 に重 点 を置 きす ぎ てお り、マ ネ ジ メ ン トの1つ の道 具 として統計 的品 質管理 を と らえ るべ きで あ り、 さ らに は経 営者 とくに トップの 品質 に対す る認識 が重要 で あ る こ とを示 唆 した ところに あ る。 ジュ ラ ンの講 習会 の後 、 日科 技連 では、軽 井 沢の 「 品質 管理 セ ミナ.___重 役 特別 コー ス」 と 「品質 管理 セ ミナー部課長 コー ス」 を開講 、規格 協会 も 「 部課 長 コー ス」 を開設 した。 ジ ュ ラン の講 習 会 が与 えた影響 は、 日本 の品質 管理 にお い てか な り大 きい もので あ った33。そ れ は 、既述 のデ ミン グによ る統計 的手 法 を 中心 と した品 質管理 の企 業へ の 導入 に よ り、 よ うや く品質意識 の萌 芽が生 まれ 、ま だ手探 り状態 で具 体 的適用 方法 を 探 して い た 日本 の産業 界 に、 この講 義が管理者 あ るいは経 営者 と して の品質 管理 の実 施方 法 を グル ー プ討 議 に よる教育法 とと もに具体 的 に示 したか らで あ る。 日本 の 品質 管 理 は 、 この講 習会 を契機 と して 、 管理 的 側 面 につ い て の 関 心 が よ り 一層 高 まっ た. 。 それ は 、従来 の 工場 現場 のいわ ば技術 主 体 のQCか. 32法 政 大 学 産 業 情 報 セ ン タ ー 編 33木 暮 正 夫. 、 前 掲 書 、p.13.. 、 前 掲 書 、P。23.. 15. ら、経 営 全体 に.

(21) 目を向 けたQCの. 方 向へ動 き出 した の である。 技術者 を中心 と したSQCだ. 界 が あ り、 マネ ジ メ ン トツール として のQCっ. けで は限. ま り、そ の後 の 日本的 品質 管理 へ と. 進 む契 機 となっ た34. 1・3・3TQCの. 発 展過 程. 既 述 して い るが、TQCと. い う概 念 をは じめて提 唱 した のが 、ベ ル研 究 所 の フ ァイ. ゲ ンバ ウムで あ る。 彼 は 、1956年. にHarvardBusinessReviewの11・12月. 号に. い う論 文に よ りは じめてTQcと. い う言葉 を用. お い て、"TotalQuahtyControl"と い た。 日本 で は この論 文 は 、59年. の東 京 国際見本 市 にて、 ア メ リカ 品質 管理 協会 前. 日本支 部長 の鈴 木武 に よ り翻 訳 され 、配布 され たの が最 初で あっ た。60年 質 管理』 がrTQC講. 座 み んな でや る品質管理」 と題 して、12回. に は、『品. にわ た り特集 を組 ん. だ35。これ らの こ とか ら、 日本 におい ては、60年 に はす で に上 陸 してい た と考 え られ る。 しか し、 フ ァイ ゲ ンバ ウム が提 唱 したTQC(総 Control)と. 合 的 品 質 管理:TotalQuahty. は 、既 述 の よ うに 「 顧 客 の完 壁な満 足 を斜 酌 した上 で、 もっ とも経 済 的. な水 準 で生 産 な らび に サー ビスを可能 にす るよ うに、組 織内 の種 々の グル ー プがお こ な う、 品質 開発 、 品質維持 な らびに 品質 改善の ための努力 を統 合す る効 果 的 な システ ム で あ る」 と定義 して い る。 こ こでい う、種々 のグル ー プ とは、QCエ. ン ジニア を中. 心 と したプ ロフ ェ ッシ ョナル達 の集 団 であ る。 つ ま り、 ア メ リカ では 、品質 管理 の多 くの分野 で プ ロフェ ッシ ョナ リズムが強 く、品質 の開発 や維 持 、改 善 とい った それ ぞ れ の分野 に相 当す る グル ー プが 、プ ロ フェ ソシ ョナ リズ ムの特性 と しての 自立性 が強 調 され 、お互 い のそ の領域 に踏 み込 ま ないため にギ ャップ が生 じる。そ の ギ ャ ップ を 埋 め るため 、 これ らの グル ー プ の諸活 動 を総合化 して、連!'JL生の ある品質 管理 をお こ な うの がTQCで. あ る。. この よ うに、 フ ァイ ゲ ンバ ウムに よって提唱 されたTQCで はTQCの. 34石 川 馨. あ るが、 日本 におい て. 捉 え方 が異 な ってい た。 日本 では、 品質管理 をお こな う過 程 で本 当に品質. 『日本 的 品 質 管 理 』 日科 技 連. 35甲 斐 章 人 ・森 部 陽 一 郎rTQM移. 、1981年 、p.26. 行 に 関 す る 一 考 察 」 『広 島 女 子 商 短 期 大 学 学 会 誌 』. 16.

(22) を良 くす るた めに は、管理者 や ス タ ッフだ けに よ る統計 的手 法 で は不 十分 で あ る と考 え られ た。 そ して 、経営者 か ら作業者 に至 るまで全 員参加 をお こない、製 造部 門 だ け で な く技術 ・購 買 ・販 売部 門 の協力 も不 可欠 であ る と感 じてい た。 また 、QC手. 法に. は本 来 品質 に関 して だ けでな く、原 価低 減、生 産性 の 向上 に も有 効 であ る と理解 され る よ うにな って きた。 っ ま り、以上 の ことを実 践す るこ とがTQCと に な っ て きたの で あ る。 これ が、1960年. 考 え られ るよ う. 代初頭 で ある。. そ の後 、 品質 の作 り込み に作業 者の役割 の重 要性 が高 ま り、 この こ とを実現す る手 毅 と してQCサ. ー クル が生 まれ 、1962年. 的推 進 機 関 で あ るQCサ 1969年. ー クル の全 国. ー クル 本部36が設置 され た。. に 開催 され た、 第1回. のTQCが. に なる と 日科 技連 内 にQCサ. 品質管 理 国際会 議37では 、 フ ァイ ゲ ンバ ウム と 日本. 異 な る た め 、 日本 的 品質 管 理 を 説 明 す る 言 葉 と し て生 ま れ た の が 、. Company-wideQualityControl(CwQC)で. あ る。 これ は、 日本語 訳 で は 「 全社 的. 品質 管 理」 と訳 され 、 「日本 的TQC=CWQC」. と理解 で き る よ うに したた めで あ る。. しか し、CWQCと. い う言 葉 は あま り一般的 には な らず 、TQC又. は 日本 的TQCと. 呼. ばれ た。 1970年. 代 後 半 にな る と、製造 業だ けで な く第3次 産業 の企 業 に もTQCを. る ものが で て きたた め、語感 の関係 か らTQCに. 導入 す. 対す る 日本 語 と して 聡 合 的品質 管. 理」か ら 「 全 社 的 品質管理 」 とい う言葉 が用 い られ る よ うに な り38、現在 のrTQC一 全社 的 品質 管 理」 とい うこ とにが定着 した。 以上 の こ とか らみ て、 日本 のTQCは. 、1970年. 代初頭 には現在 の形 に ほぼ完 成 し. た と考 え られ る。. 1・3・4TQCか 1980年. らTQMへ. 代 には い ると、TQCは. 様 々な企業 で用 い られ 、 日本 企 業 の品質 管理 の根幹. 創 刊 号 、1997年 、pp.2-3. 36QCサ ー ク ル を 普 及 ・育 成 す る た め に1962年 編 集 委 員 で 構 成 され た 組 織 で 、1964年. にQCサ. 部 と し て 確 立 さ れ た 。 そ の 詳 細 に つ い て は 、 第3章 371969年 に東 京 に て 開催 、. 17. に 『現 場 とQC』(現. 在 の 『FQC』). ー クル 支 部 の 結 成 と と も に 、 本 に て お こ な う。.

(23) を成 す よ うにな った 。 ま た同 じ頃 、1980年. に アメ リカの3大 ネ ッ トワ.__.ク の1つ で. あ る、NBCが"IfJapancan,whycan'twe?"3う れ を 日本 で もNHKが. この番 組 を紹介 した こ とが き っか け とな り、TQCブ,___ム. きた。 この 頃 、書店 ではTQC関 で がTQCを. とい う番組 の放 映 をお こない、そ. 係 の書籍 がな らび 、新 聞や雑誌 とい った メデ ィアま. 取 り上 げ た4Q。. 既 述 の よ うに、形 成 され発 展 して きたTQCで ル 経 済 の崩壊 とと もにTQCの. あ るが、1ggo年. 代 に はい る とバ ブ. 地盤 沈下 が顕 著 とな ってきた。 この理 由 と して まず 考. え られ るの が 、変化 の激 しい経 営環境 にTQCが のTQCは. が起. 、既 述 の よ うに基本 的 には70年. 対応 できて い ない こ とで あ る。 現在. 代 初頭 か らあま り変化 して い ない こ とか. ら、 これ 当然 で ある。 また 、ISO9000ン. リー ズの存 在 も忘れ ては な らない。 これ は 、 「ISO9000シ. リー. ズ に基づ く第 三者 機 関に よる品質 システ ム認証 制度 」 の こ とで、 この制 度 は 、品質保 証 に関す る国際 的 な 品質 モデル を示 し、取 引にお け る品質保 証 に対す る標 準化 をお こ なお うとす る もの で あ る。ISO9000シ 本 にお い て も、 こ こ4、5年. リーズ は 、 ヨー ロ ッパ を 中心 に ア メ リカや 日. で急速 に広 まってお り、ISO9000シ. リー ズ を無視 して. 品質 管理 をお こな うこ とが で きな くな ってきた のが現 状 とい え る。 同 シ リー ズは、 日 本 におい て既 に1993年. 末 に本格 的 に始動 してお り、大企 業 を中心 と して認 証取得 が. お こな われ てい る。 しか し、1994年. 頃か ら品質 管理活 動に対 して熱 心な企業 の 中で 、現在 のTQCに. 関す る問題 を解決 し、従 来 のTQCの. よい点 を生か しつ つ 、TQCの. 再 構 築 をお こな. っ てい こ うとい う動 きがみ られ る よ うにな って きた。 具 体的 に はアイ シ ン精 機41の例 をみ る こ とが で きる。 アイ シ ン精機 で は、94年6月. に他 社 に先 が けてTQCの. 名称. 38三 浦 新 他. 、 前 掲 書 、p.15. 39こ の 番 組 の 詳 し い 内 容 に 関 して は. 、 『生 産 性 運 動30年. 史 』 日本 生 産 性 本 部 、19. 85年 、PP。1185-1187.に 述 べ られ て い る 。 4° 甲 斐 章 人 ・森 部 陽 一 郎 、 前 掲 書 、p.3. 41ト ヨ タ 自動 車 を 中核 と す る 、 トヨ タ グ ル ー プ を 構 成 す る オ ー ル ア イ シ ン の 中 核 企 業 。 オ ー ル ア イ シ ン の 規 模 と し て は 、 資 本 金904億 従 業 員 数26000人(1995年. 円 、 売 上 高1兆2000億. 円、. 時 点)。 自動 車 部 品 業 界 で は 、 世 界 屈 指 の 規 模 と. 技 術 力 を誇 る。. 18.

(24) をTQMへ. 変 更 し、オール アイ シ ンや トヨタ 自動 車 を含 む トヨタ 自動 車 グルー プへ も. 変 更 を呼び か けた42。これ を受 けて、 トヨタ 自動 車 グルー プ では 、95年 部 をTQM推. 進 部 へ変 更 をお こない、TQCと. にTQC推. 進. 名 のつい た部署 を徐 々に切 り替 えてい. く方 針 で あ る娼。 この よ うに、 大企 業 を中心 にTQCをTQMへ られ 始 めた。 そ して、96年4月 こな った こ とで 、本格 的 なTQMへ. 42伊 藤 清 『TQMに. 移行 させ る動 きが1995年. よ り日科 技連 がTQCをTQMへ. 頃 か らみ. 、名 称 の変更 をお. の移行 が始 ま った とい うこ とがで きる必。. よ る魅 力 あ る企 業 づ く り』 日科 技 連. 43日 本 経 済 新 聞. 、1996年4月28日 付 44甲 斐 章 入 ・森 部 陽 一 郎 、 前 掲 書 、p.4.. 19. 、. 1996年. 、p.41..

(25) 第2章. 2・11SOと. ジ'ま. 2・1・1国. 際規 格. ISOと. 日本 的品質 管理 とISO9000シ. リー ズ. は 、国 際標 準化 機 構(lnternationalOrganizationforStandardization). の こ とで、電 気 分野 を除 くあ らゆ る分 野 の標 準化 を推進 す る非政 府組 織 で 、 その加 盟 につ い ては 各 国 の代 表 的標 準化 機 関1つ. に 限 られ る。 日本 に お い て は、JISC(日. 本. 工業標 準 調査 会)が 加 盟 してい る。 ISOは. 、「 物 資及 びサー ビス の国際 的な交流 を容 易 に し、知 的 、科 学 的 、技術 的及. び経 済 的活動 分 野 の協力 を発 展 させ るた めに世 界的 な標 準 化及 び その 関連活 動 の発 展 開発 を図 る こ と」 を 目的 に、1947年2月23日. に発 足 した。加 盟 国は 、現在12. 0力 国以 上 に達 してい る。. 一. 1国. _『 蚕. 1. 置. 体. 開. w. 難 鑑. 編. 工業会規格_ 社内規格. 図2-1規. JISZS101(品. 盤. 地域規格. 醗. それ で は、ISOに. 際規格.  . 国家規格. r団. 』. 一. 格の広 が り. よ り制定 され る国際規格 とは何 か につ い て説 明す る。規 格 とは、. 質 管 理用 語)に. よ る と、 「 標 準 の うち物 品又 は サー ビス に直接 ・間. 接 に 関係 す る技 術 的事項 につ い ての取 り決 め」 と規定 してい る。 この よ うな取 り決 め は 、組織 それ ぞれ に決 め られ てお り、それ は各企業 ご とに制 定 して い る社 内規 格 か ら、. 20.

(26) 工業会 規格 、団体規格 、地域規格 、国家規格、 そ して国際規格 とな る。 これ らの規格 は、 ピラ ミッ ド構造 を成 し、そ の トップ に位 置す るのが国際規格 であ る。. 2・1・21SO組 ISOは. 織 と役害1」. 、加 盟各 国の会員 団体(各 国の代表 的標 準化機 関)か. ら構 成 され 、 この会. 員 団体 には以 下の4つ の主要 な任務 が ある。. ① ②. 国内の 関係者 に対 し、国際標 準化 の機会 と構想 にっ いての情報 を発信 規格 の合 意へつ なが る国際 的な話 し合 い におい て、 自国の 関係者 の一致 した 意 見提 出のた めの調整. 0. ISO専. 門委員会(TC)及. び分科委員会(SC)の. 中で、自国 の関連 が あ るTC、. SCの 幹 事業務 の確保. ④. ISO中. 央 事務局業務 にお ける財政 的支援のた めの分担 金拠 出. 図2-21SO組. 21. 織.

(27) 次 に 、ISOの. 組織 につ い てだが 、組織 は大 き く分 けて総会 、理 事会 、中央事 務 局 、. 専 門委 員 会 か ら構 成 され て い る。 この 中で 、全 会員 団体 の代 表 か らな る総 会 がISO の最 高決議 機 関 と して 置 かれ て お り、総会 は原則 的 に年1回. 開催 され る。ISOの. 組. 織 図は 、以 下1の とお りで あ る。 理 事会 は 、18力. 国の理 事 国か らな り、原則 と して年3回. 開催 され 、ISOの. 機 関 と して は最 高位 に置 かれ てい る。 中央事務 局 は、事務 総長 以 下約170名. 運営 の職員. で構 成 され 、様 々な事務 作 業 をお こな ってい る。 この ほか 、様 々 な専 門委 員 会(TC) が 置 か れ て お り、 この 専 門委 員 会 の 中 で、ISO9000シ TC176(品. 質 管理 及 び 品質保 証 専 門委 員 会)で. 分科 委員 会(SC)、. 2・1・3品 ISO9000シ. 作 業 グルー プ(WG)、. リー ズ を担 当 して い るの が. あ る。 さ らに、 専 門委 員 会 の下 には. 編集 委員 会 が置 かれ てISOを. 支 えて い る。. 質 シ ステ ム リー ズ とは、 品質 システ ムにつ いて の国際規格 の こ とで あ る。 この 品. 質 システ ム とは、 「品質 管理 を実施 す るた めに必 要 とな る組 織構 造 、手順 、 プ ロセ ス 及 び経 営資源 」 と解 釈 され る。 これ は、責任 と権限 の明確化 が な され 、業務 手順 につ い て もマニ ュアル 化 され 、 そ の とお りに実行 され る仕 組み が整 っ てい るか とい うこ と で あ る。 この シス テ ムが き ちん と機 能 していれ ば、誰 で も同 じ品質 の製 品 、サー ビス を提 供す る こ とが 可能 とな る。. 2・1・41SO9000シ. ① ② ③ ④ ⑤. ISO9000シ. リー ズ リー ズ は 、 次 の5つ. の 規 格 か ら構 成 され て い る 。. ISO9000(9000-1,2,3,4) TSO9001 1SO9002 1sogoo3 1SO9004(9004-1,2,3,4). 1標 準 化 と 品 質 管 理 編 集 部rISOの Vb1.50,No.11,1997年. 基 礎 知 識 」 『標 準 化 と 品 質 管 理 』 日本 規 格 協 会. 、pp。11-14.. 22. 、.

(28) まず 、ISO9000と. は、 「 品質 管理 及び 品質保 証 の規格一 第1部:選. 指針 」 の こ とで、ISO9001か. らISO9003ま. 択 及 び使 用 の. での規格 と異 な り、 これ らの規 格 の利 用. の仕 方 や 品質 管理 の考 え方 につ いて述 べ られ て お り、い わばISO9000シ. リー ズを ど. の よ うに使 い こ な した ら良い か につ いて、説 明 した解 説 書 にあた る。 ISO9001、ISO9002、ISO9003の3つ. の規格 は 、実際 に認 証 取得 の た めの要求事. 項 が記 載 され た もの で、 こ こに記 載 され てい る要 求 を満 た してい ない と審 査 に合 格 し ない。 この3っ. の違 い は、 品質保 証 の対 象範 囲 だけ2で ある。. まずISO9001は. 、供給 者 のお こな うすべ て の工程 を対象 と したモ デル で あ る。 つ. ま り、設 計 、 開発 、 製造 、据 え付 け 、そ して付 帯 サー ビス に至 る全 工程 にお い て 、 ISO9001が ISO9002は. 定 め る要求事項 に適合 させ な けれ ば認 証 取得 で きない。 、ISO9001か. ら設 計 と開発 を除い た 、品質保 証 モ デル で あ る。 主 に. 設 計 が既 に確 立 して い る場合 や購入者 又 は外 部 か ら設 計 図を与 え られ て い る場合 に用 い られ る。 ISO9003は. 、最 も対象 範 囲が狭 く、最終検 査 ・試prつ い てのみ の 品質保 証 モデル. で あ る。 これ は 、既 に設計 、製 造、使用 方 法が長 期 間にわ たって確 立 され て お り、 品 質保 証 の女橡 範 囲が 、最後 の検 査 ・試験 のみで十 分 と判 断 され る場 合や サ ー ビス業 な どが 対象 となる。 ISO9004は. 、ISO9000シ. リー ズ の導 入 に あた って 、供給 者 側 と して 考 えなけれ. ば な らない 品質 管 理 と品質 システ ムの基 本要 素 につい て概 説 した 、品質 シス テム確 立 の た めの手 引き書 とい うこ とがで き る。 これ もISO9000と. 同 じよ うに、 直接 には認. 証取 得 の審 査 に は関係 ない が、 品質管理 を行 う うえで何 を した らよい か わか らない場 合や 、 自社 の品質 システ ムの見直 しをお こなお うとした ときに有効 で あ る。. 2要 求 の 内 容 に っ い て は. 、 す べ て 同 等 の 要 求 が な さ れ 、9001が9002や9003に. て レベ ル が 高 い と い うわ け で は な い 。. 23. 比べ.

(29) 図2-31SO9000シ. 2・21SO9000シ. 2・2・11SO9000シ ISO9000シ. リー ズ の 構 成. リー ズ 制 定 へ. リー ズ の 成 り立 ち リー ズ に お い て 、 重 要 な 概 念 で あ る 品 質 保 証 と は 、1950年. 代後 半. 頃 、 ア メ リ カ 軍 の 軍 事 規 格 か ら生 ま れ た 。 こ れ は 、 当 時 、 既 に 東 西 冷 戦 が 始 ま っ て お. 24.

(30) り、軍 需産 業 におい て は、特 に厳 しい品質保証 が要 求 され て い た。 そ の後 、1960 年代 後 半 に な る と原 子力 産業 の拡大 に伴 い、原 子力 規制 の規格 の整 備が進 み 、品質 保 証 につ い て も厳 しい 対応 が必要 と され た3。 1970年. 代 に はい る と、欧 州 におい て も英 国 を 中心 に独 自の品 質保 証 規 格 制 定. の動 きがみ られ る よ うにな った。 しか し、 この よ うに 各国 が様 々 な規 格 を制 定 した こ とは 、 国際 間 取 引に大 き な影 響 を与 え る こ とに な った。 っ ま り、 国内だ けの取 引な ら問題 は ない の だが 、様 々 な 国 を相 手 にす る国 際間 取 引では 、 各 国の規格 がバ ラバ ラだ と取 引 をお こな う相 手 ご とに、 そ の 国の規 格 を取得 す る必 要が でて くるか らで あ る。 品質 管 理及 び 品質保 証 の規 格 統一 の動 きは 、1973年9月 GATT4(関. に東 京 で 開催 され た. 税 と貿易 に関す る一般 協 定)閣 僚 会議 か ら本 格 化 した。 これ に よ って 始. ま った東 京 ラ ウン ドお いて、AgreementonTechnicalBarriersto'Dade(貿 術 的障 害 に関す る協 定)が. 易 の技. な され、 国際的 な標 準化機 関 に よ る指針 と国際的 な審 査 登. 録制 度 の確 立へ と加 速 した。 1979年. に な る と、欧米 諸 国 を中心 に品質 管理 及 び 品質保 証 の重 要 性や 必要 性. が 見直 され たの を契機 に、TC1'76(品 設 立 され た。TC176の ルー プ(WG)が. 質 管理 及び 品質保 証 専 門委 員 会)がISO内. 体制 は、3つ の分科委員 会(SC)か. に. ら成 り、 そ の下 に作 業 グ. 活 動 してい る。. 表2-1TC176の. 体制. 事務 局:SCC(カ ナ ダ) SC1:概 念 と用語 WGlISO8402の. 作成. WG2TC176規. 格 の概念 、用 語、 定義 の使 用 に 関す. る整合 性 WG3TC176以 外 の組織 との用語及 び定義 の調 和. 3小 野 寺 眞 作 『認 証 』 コ ロ ナ 社 4GeneralAgreementonTariffsandTrade 5当 初 欧 米 諸 国 に お い て を 契 機 に 、1979年. 、1995年. 、p.109.. 、 品 質 管 理 お よ び 品 質 保 証 の 重 要 性 ・必 要 性 が 見 直 さ れ た の. に 設 立 され た もの で あ る。. 25.

(31) TC176の. 目的 は、 品 質 システ ム 、品質保 証 を含 む全般 的な 品質管 理 分野 の標 準化. 及びこれ らの規格 の選択 、使用に関わるガイ ドを含む支援技術の標準化をお こな うこ と で あ る6。. ISO9000シ. そ して 、1984年. リ ー ズ を 作 成 す る うえ で 、英 国 規 格 で あ るBS57507を. 基 に 進 め られ た 。. に まず 品質保 証用 語 を定義 ・解説 したISO8402が. を 皮 切 り に 、1987年ISO9000シ. 6標 準 化 と 品 質 管 理 編 集 部. リー ズ 第1版. 「ISOITC176とISOITC207の. Vb1.50,No.11,1997年 、pp.25-27. 7英 国 の 品 質 管 理 に 関 す る 規 格 で 、1979年 に 改 訂 され 、 こ の 改 訂 版 がISO9000シ. 制 定 され た の. の 制 定 へ とな っ た 。. 活 動 」 『標 準 化 と 品 質 管 理. に 制 定 され た 。 同 規 格 は 、1987年. リー一ズ の 基 礎 と な っ た 。. 26. 」.

(32) 表2-21SO9000フ. rso90001. ISO9000-4. 品 質 管 理 及 び 品 質 ISO9001,ISO9002,ISO9003の. 保 証 の 規 格 一 適用 の ため の指 針. 品質 管理及 び 品質保 証 の規 格一 第3部ISO9001の の 開発 、供 給及 び保守 への適用 の ため の指針 品質 管 理 及 び 品質保 証 の規 格一 第4部. 第2部 2. ISO9000-3. 品質管 理 と品質保 証一 用語 品質 管理 及び 品質保 証 の規 格一 第1部 及 び 使用 の指 針. 2. 1SO9000-2. 1 2. ISO8420. ァ ミ リ 旨8. ソフ トウェア. デ ィペ ンダ ビ リテ ィプ ロ. 2. グ ラム の管理 のた めの指針 2. ISO9001. 品 質 シス テ ムー設 計 ・開発 、製 造 、据 付 及 び付 帯 サ ー ビス にお. 1SO9002. 2. け る品 質保 証 モデル 品 質 システ ムー製 造 、据付 及 び付 帯 サ ー ビス に お け る品 質保 証    . モ ア ノレ. 品質 システムー最終検査及び試験における品質保証モデル. ISO9004-1. 品質 管理 及び 品質 システム の要 素一 第1部:指. ISO9004-2. 品 質 管 理及 び 品質 システ ム の要 素一 第2部:サ. 2. 2. 1SO9043. 針. 2. 品 質 管理 及 び 品質 システ ム の要 素 め の指針. 第3部:プ. ロセ ス材 料 の た. 品 質 管理 及 び 品質 システ ム の要 素一 第4部:品. 質改善のための. 指針 品質 管理一 品質計画書 につ いて の指 針 品質 管理一 コンフ ィギ ュ レー シ ョン管理 のた めの指 針. 品 質 システ ムの監 査 の指金ト ー 第2部:品 格基準. 1SO10011-3. 品質 システ ムの監査 の指金ト 第3部:監. 81SO9000シ. リー ズ 以 外 に. 質 シス テ ム審 査 員 の資 査 プ ログラム の管理. 、 同 シ リー ズ に 関 連 が あ る 規 格 を 総 称 し てISO9000フ. ミ リー と い う。. 27. 3. 1solooll2. 査. 3. 品質 システ ムの監 査 の指婁ト 第1部:監. 3. 1SO10011-1. 2 2. ISO10005 1solOOO7. 指針. 2. 1SO9004-4. 2. 1St`)9004-3. ー ビス の た め の. ァ.

(33) そ の後 、ISO9000シ. リー ズ を用 い た審査 登録 制度 の普 及 に よ り、1994年. 次 改訂 がお こな われ 、現在 お よそ20の ISO9000フ ISOで. に第1. 規 格 が発 行 され て い る。 これ らを総称 して 、. ァ ミ リー と呼 ぶ。 は、5年. ご とに継 続 、改 正 、そ して廃 止 とい っ た規 格 の 見 直 しをお こな っ. てお り、既 にTC176で. は 、1996年. にSC2にWG18を. 設 立 してISO9000の. 訂 に 向 けて の活動 を 開始 して い る。 第2次 改訂9は 、2000年2.月. 改. を 目指 して作 業. を進 めて い る。. 2・2・2日. 本 の対 応. 欧米 を 中心 に進 め られ たISO9000シ. リー ズだが 、欧米 に比 べ 日本 の対応 の遅れ が. 目立 って いた。 これ は 、 日本 の産業 界 がTQCを. 代表 とす る品質 管理 に大 きな 自信 を. 持 って い たた め 、品質 システ ム の規 格 であ るISO9000シ. リー ズ に対 して 、関心 が低. か った か ら と推 察 され る。 しか し、 欧州 で のEU統. 合 が 現実 味 を帯 びて くる と、 「ISO9000シ. リー ズ の認 証. 取 得 をお こな って い な い と取 引に支 障 を きたす の ではな いか 」10とい うこ とか ら、 日 本 で も認 証 取得 に動 き 出す 企業 が増 えて きた。 ところが、 当時 国 内のISO9000シ. リ. ー ズ導 入 の環 境 はま だ整 った とはい えない状態 だ った 。 1990年. 代 には い る と、 よ うや く環境整 備 が進 んで きた。 まず 、1991年1. 0月 にISO9000シ. リー ズを 日本 の国家規格 で あ るJISに. をお こな った。 それ が、JISZ9900シ. 取 り入れ 、ISOと. リー ズで ある。JISZ9900は. 9こ の改訂 は. 、ISO9000シ. の整 合 リー. 、VISION2000と い うテ ーマの もとに現在 さま ざまな議 論や 原案 作成 がお こなわれ て お り、 か な り抜本 的 な改訂 にな る模様 で あ る。 1°当時 のISO9000シ リー ズの キャ ッチ フ レー ズが 「 品質管理 のパ スポー ト」 とい わ. 28.

(34) ズ を そ の ま ま 翻 訳 し て 規 格 化 し た も の な の で 、 内 容 に 関 し て はISO9000シ 同 じ も の と い っ て よ い 。ISO9001、ISO9002、ISO9003、ISO9004に JISで. はJISZ9901、JISZ9902、JISZ9903、JISZ9904と. リー ズ と 相 当す るのが 、. な る 。ISO9000シ. リー. ズ と 内 容 は 同 じ も の な の で 、 日本 企 業 が 認 証 取 得 を お こ な う場 合 は 、JISZ9900シ ー ズ にそ ってお こな えば よい. 。. さ ら に 、 審 査 側 の 環 境 も整 備 さ れ て き た 。1993年 定 を お こ な うJAB((財)日. リ. 本 適 合 性 認 定 協 会)が. に 、審査 登 録機 関 の審 査認 設 立 され た 。 こ のJABが. 設立 さ. れ る ま で は 、 日本 の 審 査 登 録 機 関 は 海 外 の 認 定 機 関 の 認 定 を 受 け て い た 。 こ の よ うに 、 日本 に お け るISO9000シ. リー一ズ へ の 対 応 は 整 い 、 認 証 取 得 企 業 も 飛. 躍 的 に 増 加 し て き た 。 現 在 のISO9000シ に 産 官 学 か ら構 成 さ れ るTC176国. リー ズ へ の 対 応 と し て は 、 日本 規 格 協 会 内. 内 対 策 委 員 会 を 設 置 し て 、TC176の. 活 動 の 支援 を. お こ な っ て い る11。. 2・2・3九. 州 ・山 口地 区 にお け るISO認 証 企業 のア ンケ ー ト調 査 分析 結果. 日本 にお ける、ISO9000シ. リー ズの認 証制度 が ス ター トしたの が1993年. の こ とで. あ る。 最 近 で は、認 証企 業 も増 え、 さま ざまな業種 の企 業 が認証 を取得 してい る。 し か し、認証 企 業 の実 態 は、 それ ほ ど把握 で きてい ない のが現 状 で あ る。 そ こで 、独 自 に企 業 に対 して ア ンケー ト調 査 を実施 し、ISO認 証企 業 ・に関す る現状 分析 を試 み た。 特 に今 回 は 、調 査 した 九州 ・山 口地 区のISO認 証 企業 と、以 前お こなわれ た全 国規 模 の調 査 結果 ・ 「 工場 管理誌(1994)」. とを比較 しなが らISO認 証 企業 の現 状分 析 をお こ. な う。. 2・2・3・1調. 査 目的. 本調 査 は、ISO9000シ. リー ズの認 証取得 した企業 に対 し、認 証 取得 の動 機 、経 費 、. 期 間は もちろん の こ と、 さま ざま な質 問をお こな うこ とで 、ISO認. れ て い た こ とか ら理 解 で き る。 11標 準 化 と 品 質 管 理 編 集 部 、 「ISOITC176とISO!TC207の. 29. 証 企 業の 実態 に関. 活 動 」、p.27..

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