• 検索結果がありません。

l

L

図2‑15認 証取得 に要 した費用

認証 取得 に要 したす べての費用 の算 出が、難 しいのではないか と考 え られ たため、準

備 段 階 か ら 外 部 コ ン サ ル タ ン ト等 に 、 支 払 っ た 費 用 に 関 し て 質 問 し た 。 結 果 は 、 回 答 が か な り偏 っ て い る こ と が わ か る 。 み て い く と 、 ト ッ プ は 「201〜400万 円 」 の44%

(16件)。 次 い で 、 「401〜800万 円 」 の36%(13件)と な っ て お り 、 こ れ ら2っ を 合 わ せ る と80%と な り 、 ほ と ん ど が200万 円 か ら800万 円 の 費 用 が 、 か か っ た と い う こ と が で き る 。

(11)認 証 取得 の た めの専任 スタ ッフ数

認 証 取得 のた め に社 内に どの くらいの専任 スタ ッフを置 いた か を訊 ね た もので ある。

この質 問 は 、前述 の(10)が 外 部 に対す る費用 に対 して 、内部 にか けた費用 とみ な す こ とが で き る。

ここで は、最 も多 くの回答 が あ ったの は、 「他 の職 務 と兼 任」 の27%(10社)で あ る。次 い で 、 「3人 」 の21%(8社 〉。以下 、 「2人 」16%(6社)、 「5人以上 」14%(5 社)、 「4人 」 と 「1人 」 の11%(4社)と 続 く。2人 か ら4人 体 制 の専任 ス タ ッフを 置 いた企 業 が 、お よそ5割 とな って い るが、注 目す べ き は、 「5人 以 上 」 専任 ス タ ッ フ を置 い た企 業 が13%い る こ とも見逃せ な い。 この専任 ス タ ッフ数 に関 して、前 述 の全 国調査 の結 果 ・と比 較 してみ てい く と、全 国版 で は、 トップ が 「1人 」の29%(3ユ 社)で 、1人 か ら3人 の専任 ス タ ッフを置 いた企業 が全 体 の8割 以上 を 占めてい る。

これ に対 して、本調 査 で は トップが 「他 の職 務 と兼 任」であ る こ とが 、大 き く異 な る。

(12)不 適 合 条項 数 と不適 合条 項(複 数 回答)

こ こでは 、審 査 を受 けた ときに、認 証機 関 に よ り指摘 され た不 適合 条項 の数 と、不 適 合 条 項 にっ いて 訊 ね た もので あ る。 まず 、 図2‑16で あ る が、 不適 合 条 項 の数

につ いて 示 してい る。

21件 以 上 16〜20件 11〜15件 5〜10件 5件 未 満

'轍.冗

や麗 憲灘 灘

、、級 、

、 磁廻潟構 磯 鵜'ウ

05

。認葦頴 羅 婆撚,繋

̲̲.藤

10152025 (件 数)

i

図2‑16不 適合 条項数

この質 問で は、みて わか るよ うに、 「5件未満 」が圧 倒的 に高 く、59%(22件)で あ る。 次 いで 、 「5〜10件」の27%(10件)と なってい る。 この結 果 をみ ると、16件 以 上 の不適合 箇所 を指摘 された企 業 は、皆 無 であ る。 欧州 の企業 で は、通常30〜40 箇所 の不適合 の指摘 がみ られ る。 また、全国版 の調査 で も本調査研 究 と同 じよ うな結 果 であ るた め、 日本 の企 業 は極 めて優秀 とい える。 このデー タに よるとほ とん どの企 業 は、1回 で合格 した と考 えて よい。

次 は、 どの条項 で不適合 を受けたか を訊 ねた もので あ る。 トップは、圧倒 的 に他 を 離 した 「文 書管理 」 で、21%(24件)。 次い で、 「購 買」 と 「検 査 、判定 お よび試 験 の装置」 が 同 じ割合 で9%(10件)ず つ となってい る。 この こ とは、ISO9000シ リー ズの本質 が、TQCの よ うに改善促 進型 ではな く、間違 いを減 らす現状維持 に重点 を 置 かれ てい るた め、文書化す ることに よ り、品質 システ ムの レベル維 持 をめ ざ して い

るため と考 え られ る。

(13)認 証 取 得 に 際 して 苦 労 し た 点(複 数 回 答)

図2‑17は 、ISO9000シ リー ズ の 取 得 に 際 し て 最 も 苦 労 した 点 に っ い て 訊 ね た 結 果 で あ る。 そ の 結 果 、 ま ず 「マ ニ ュ ア ル の 編 集 作 成 」 が18%(22件)で トッ プ 。 次 い で 、 「マ ニ ュ ア ル と 実 態 の 整 合 性 」 が17%(21件)と 僅 差 で 続 い て い る。 こ こ で の 結 果 は 、 先 程 述 べ た 、(12)の 不 適 合 条 項 で トッ プ だ っ た 、 文 書 化 に 関 す る こ と と

深 く関連 してい る。 また、全国規模 の調 査結 果 と比較 して も、ほ とん ど同 じ結 果 とな った。

ンハ  

竃 曝 〃

5

・ 議 議馨

101520 (件 数)

52

図2‑17認 証取得 に際 して苦 労 した点

(14)認 証取得 に よるメ リッ ト(複 数 回答)

図2‑18で は、ISO9000シ リーズ を取得 した こ とで、社 内に どの よ うな メ リッ ト が生 じた かを訊ね た結 果 である。 みてい くと、 トップは 「社 内文 書体系 の整 備」お よ び 「責任 ・権 限 の明確化 」 で、それ ぞれ同 じ割合 の13%(24件)と なってい る。次 い で、 「品質 意識 の向上」お よび 「品質保証体制 の充実」 が ともに10%(19件)と 続 く。 この こ とは、図2‑11で 示 した認 証取得 の 目的が、達成 され てい る ことを裏付 けてい る。 また、ISO9000シ リー ズが、PL法 対策 と して有効 だ といわれ てい るが 、 ここで は、4%(7件)と 低い水 準に とどまってい るこ とか ら、(8)の 図2‑13で の結 果 を加 味 して考 える と、PL法 対策12とは切 り離 してい る とい え る。

121SO9000シ リーズの特徴 の徹底 した文書 化がPL対 策 に有効 とい われ てい る

図2‑18認 証取得 に よるメ リッ ト

(15)認 証 取得 に よるデ メ リッ ト(複 数 回答)

図2‑19で は、前述 の2・3・14に 対 して、認 証 取得 に よるデ メ リッ トにつ い て、訊ね てみ た もの ある。 まず 、 「各種 漂準類 の作成や整 備 に多大 な作 業 量 を必要 とす る」が圧倒 的 に高 く、29%(18件)で トップ とな って いる。次 いで 、 「受審費用 の負担 が大 きい 」お よび 「事務処 理 が煩雑 とな る」が 同 じ割合 で、19%(12件)ず つ となってい る。 以下 、 「品質記録 を残 す こ とに工数 を要す」 の14%(9件)、 「登録 後の維持検 査 が面倒 で ある」の13%(8件)と 続 く。 文書 化に関す る ものだ けで も約 6割 以上 とな り、こ こで もやは り、文書 化の問題 が大 き く反 映 してい る。この ことは、

(13)の 「認 証取得 に際 して苦労 した点」の結果 と深 い関係 を見 出す こ とが で きる。

0 10 (件 数)

20

・一 が衰退した 〕

Ii

l

■ 品 質記 録 を残 す ことに工 数 を要 すi   回 事務処理が煩雑となる!

1國 現 況 で は審 査 登 録 した刈 ットが 無 いもしくはlI少な い

・ 登 録 後 の 維 持 検 査(年2回)が 面 倒 で あるh

1

國ISOの 受 審 は 、品 質 の 向 上 に 結 び つ か な い

i i

{・受審費用の負担 が大きい 一

図ISOの 受 審 その もの が 目的で あって 、あま 明 意 味 がな かった{

口 「文 書 管理 さえ できて いれ ば よい 」という考 幻 方 が 強 調 され 、改 善 活 動 が 停 滞 した

■ 「マニュアルを守 っ て い れ ば よ い 」とい う考 え 方1 が 強 調 され 、活 動 が停 滞 した

圃禦 醗 の作成や整備に多大な作矧

図2‑19認 証 取得 によるデ メ リッ ト

(16)TQC活 動 に つ い て

こ こ で は 、ISO認 証 企 業 のTQC活 動 の 実 態 に つ い て 、 訊 ね て み た 結 果 を 示 し て い る 。TQC活 動 の 有 無 に つ い て で あ る が 、 ト ッ プ は 「お こ な っ て い る 」 の64%(24 件)で あ る 。 次 に 多 い の は 、 「以 前 は お こ な っ て い た 」 の22%(8件)で 、 最 後 が 「1 度 もお こ な っ て い な い 」 の14%(8件)と な っ た 。 ま た 、 図2‑20で は 、 ど の よ

うなTQC活 動 を お こ な っ て い る の か と い う こ と を 訊 ね た 。 予 想 で は 、 ほ と ん どの 企 業 に お い て 「トッ プ 、 管 理 者 、 ス タ ッ フ を 含 め た 活 動 」 を お こ な っ て い る と考 え られ た が 意 外 と 少 な く 、rQCサ ー ク ル 活 動 の み 」 と答 え た 企 業 が34%(10件)も あ っ た 。

'一 一一 一一]

i

ップ、管 理 者 、ス 働 フを含 め た 活 動

66%

19件

i

図2‑20活 動 内 容

図2‑21で は 、TQC活 動 の 主 な 活 動 で あ るQCサ ー ク ル 活 動 の 開 始 時 期 を 訊 ね た 結 果 で あ る 。 み て い く と 、 ト ッ プ が 「S40〜S45」 の29%(6社)、 次 い で 「S46

〜S50」 の19%(4社)と 続 く。 こ の こ とか ら 、QCサ ー ク ル 活 動 を お こ な っ て い る 認 証 企 業 の

… 一

i

H2^‑H7 S61^‑Hl

S56‑S6。 醗  羅 舞雛

:5146::::灘 臨難 叢 麟

S40〜S451

,簾燃 職

^‑S39

卿 鰯螺範

0246

(件 数)

譲灘

懸 難 糠 灘  

図2‑21QCサ ー クル 開始 時期

6割 近 くが、昭和55年 以前か ら活動 をお こなってきてい るこ とがわか る。

っ ま り 、 こ れ ら の 結 果 に よ り、ISO9000シ リー ズ の 認 証 取 得 を お こ な う上 で 、TQ C活 動 が べ 一 ス に あ る こ と が 、 有 効 に 働 い た の で は な い か と考 え られ る。

(17)為 替 不安 と継続認 証

1995年 の1月 か ら7.月 の間に、約20円 近 くの為替 変動 があった。 この よ うに、大 きな為 替変動 は 、輸 出産業 に とって大 きな不安材料 と考 え られ る。 前述 の(3)で 述 べ た よ うに、ISO認 証企 業 と輸 出に関 して は、関連 が深 い とい えるた め、認 証 にお け る3年 間の有 効期 間が経過 した後 にお こなわれ る、継 続認証 に対 す る影響 にっい て、

訊ね た結果 が図2‑22で あ る。

これ をみ てす ぐわか るよ うに、ほ とん どすべ ての企 業 が認証 を受 け続 け る と回答 し た。っ ま り、少 な くない費用 とスタ ッフ、それ に時間 を要 して、 よ うや く取得 した認 証 を、そ う簡 単 にはや め る ことはで きない 、 とい うのが本音 であ ろ う。

l

L三 愛̲⊥

受 け るの を 無 回 答1件 や め る3%

°%

図2‑22為 替不安 と継 続認証

(18)「 感 想 」 につ いて

認 証 企 業 に さま ざま な質 問 を して き た が 、最 後 に認 証 企 業 に認 証 を受 けた 感 想 を 聞 いてみた。 その結果 、多 くの意 見や感 想 が寄せ られた。

まず 、企業 の認 証 に対す る姿勢 に関す る ものであ るが 、 「審査 を受 け る当初 は、ISO

のた めに新 た な品質 システ ムの構 築 が必要 では ない か と思 われ た が、TQCと いった 従 来 の システ ム をISO9000シ リーズ規格 に あわせ て整 備す る とい う考 え方 が現在 で は 定着 してい る。」 とい うものや 、 「87年 の発行 当時 は、欧州 に よ る非 関税 障壁 と感 じ る こ とが あ った が 、94年 版発 行や 今 後の 動向 をみ る と、 内容 の充実 を感 じ、真 摯 に 対応 す る必 要 が あ る と思 う。 また、ISO9000シ リー ズの認 証 取得 の 一:を 生 か して、

96年 発行 予 定 の環境ISOに も対応 で きる よ うな全社 的 な活 動 をお こなっ てい る」 と い った よ うに、 当初 は とま どいや 壊疑 的 な態度 で あ った が 、 「企 業 の体質 改 善 を進 め る上 での ツー ル と して取 り組 んでい る」 とい うよ うな、ISO9000シ リー ズ の品質 シス テ ムを 、積 極 的 に利 用 してお こな うとい う姿勢 がみ られ る。

しか し、 「年 間の維 持 費 用(認 証 機 関へ 払 うものや社 内の経 費)が か か りす ぎる。

ISO9000シ リー ズを取 得 して も、 当た り前 にな ってお り、対 外 的 には効果 が無 くな っ て きて い る」 とい った消極 的 な意 見 もあった。

工SO9000シ リー ズ が、 日本 に浸透 し始 めた頃 は 、 「ISO認 証 一最 高 ラ ン クの品質 」

「ISO9000シ リーズ とはまった く新 しい 品質 システ ム」 とい うよ うなイ メー ジで捉 え られ てい た よ うで あ ったが、現在 はISO9000シ リー ズの考 え方 を よく理解 してお り、

現状 にあ っ た品質 システ ムの構 築へ 向 かってい る。 その ことを裏 付 け る意 味で 、以 下 の よ うな意 見 が寄 せ られ た。 「工SO9000シ リー ズ に対す る全 体的 な流れ と して 、 当初 は 『審査 登録 のハ ー ドル を高 くして、優 良企 業 と して認 め られ る もの を登録 す る』 と い う認識 で あっ た もの が、最近 では、審査 登録 のハー ドル は低 め に して 、維持 審査 の 中で よ りよい シ ステ ム作 りを行 ってゆ こ うとい う考 え方 に変 わ りつつ あ る」 とい うも のや 、 「工SO9000シ リー ズの考 え方 も広ま り、ISO登 録 の ため に新 たに品 質 システ ム を 構築 す る とい うよ りは 、従 来の システ ムをISO規 格 に合 わせ て整備 す る、 とい う考 え 方 が定着 してい る。 当工場 におい て もこの考 え方 で作 業 を進 めた」 とい っ た意 見 に よ

り理解 で き る。

この ほか 、不 満 点 につ い て も意見 が寄せ られ た。 た とえば、 「審 査員 の レベル にバ ラ ツキが あ る。 管 理 図 の見方 も知 らない審査員 が い る。今 後 の た め に、QA経 験 を持 った審 査 員 が必 要 。」 とい った辛辣 な意見や 、 「審 査 登録機 関 ・は東 京 に集 中 してい る た め、 九州 地 方 に も出先機 関が必要 」 とい った 、本調査 な らで はの意 見 も聞 かれ た。

この こ とは、ISO9000シ リー ズの更 なる普及 の ため には、考 えなけれ ば な らない問題

関連したドキュメント