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IRUCAA@TDC : №5:高齢者における咀嚼運動の自律神経活動への影響

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№5:高齢者における咀嚼運動の自律神経活動への影響

Author(s)

太田, 緑; 上田, 貴之; 櫻井, 薫

Journal

歯科学報, 114(5): 504-504

URL

http://hdl.handle.net/10130/3487

Right

(2)

目的:高齢者は老化により自律神経活動が低下する ことが明らかになっており,外来環境に対する順応 性が低下すると考えられる。我々はこれまで,若年 者において咀嚼運動により自律神経活動が増加する ことを明らかにしてきた。高齢者においても若年者 と同様に自律神経活動を増加させることが期待され るものの,詳細は不明である。そこで高齢者におけ る咀嚼運動の自律神経活動への影響を明らかとする ことを目的に研究を行った。 方法:70歳以上の高齢者20名(平均年齢81±6歳) を対象とした。4種類の硬さの無味ガム1.0g(以 下 Super soft,Soft,Semi hard,Hard)を用いて 実験を行った。被験者に心電計を装着し,Super soft は舌ですり潰す運動を,それ以外についてはガ ムチューイングをそれぞれ5分間行わせた。心電図 のスペクトル分析により交感神経 の 指 標 で あ る VLF および LF/HF,副交感神経の指標である HF お よ び CVRR を 算 出 し,自 律 神 経 活 動 の 評 価 を 行った。統計解析は Friedman 検定後,Bonferroni 補正した p 値により対応のある t 検定を行った(α =0.05)。本研究は東京歯科大学倫理委員会の承認 (410号)を受けて行われた。 結果と考察:VLF は安静時で487±764ms2 ,すり潰 し 運 動 で1125±1174ms2 ,Soft で961±1016ms2 , Semi hard で1052±1179ms2,Hard で1036±849ms

であり,安静時に対してすり潰し運動(p=0.02), Soft(p=0.02),Semi hard(p=0.01),Hard(p =0.00)との間にそれぞれ有意差を認めた。また, HF は 安 静 時 で1646±2139ms2,す り 潰 し 運 動 で 3881±3395ms2 ,Soft で3584±3194ms2 ,Semi hard で3333±2807ms2 ,Hard で4460±3607ms2 で あ り, 安静時に対してすり潰し運動(p=0.04),Soft(p =0.01),Semi hard(p=0.01),Hard(p=0.00) との間にそれぞれ有意差を認めた。本研究結果よ り,すべての咀嚼条件において安静時と比較して交 感神経および副交感神経活動の増加を認めた。この ことから,高齢者において舌ですり潰す運動も含め た咀嚼運動は,自律神経活動を活性化させる刺激と なることが示唆された。 目的:近年,硫化物を含む溶液にチタン合金を浸漬 すると変色が認められることが報告された。しかし ながら,その硫化物による変色機構とその程度につ いての詳細は明らかにされていない。本研究では, 硫化物を含む溶液中でのチタン合金の耐食性を比較 検討することを目的として,静的浸漬試験による耐 変色性を調べ,その表面分析を行った。 方法:試料は直径16mm の純チタン(TI),Ti-6Al-4V(TAV),Ti-7Nb-6Al(TNB)および試作 Ti-20 Cr(TCR)を鏡面研磨して準備した。硫化物を含 む溶液は,硫化ナトリウムが0.1mol/L になるよう に超純水に溶解して用いた(MQS : pH11.8)。この 溶液25mL に試料を浸漬し,37℃の恒温槽中に静置 した。24時間浸漬後,試料を溶液から取り出し,蒸 留水で洗浄した。対照試料として,硫化物を含まな い超純水に浸漬した試料を用いた(MQ)。いずれ も N=3で行った。試料は浸漬前後の色彩を計測 し,色差(ΔE*ab)を算出した。表面元素分析(Ti 2p,Cr2p,O1s,S2p な ど)は X 線 光 電 子 分 光 分 析装置(XPS)を用いて行った。 結果および考察:MQ に浸漬したいずれのチタン合 金のΔE*ab 値は0.3以下であり,変色は認められな か っ た。MQS に 浸 漬 し た TI,TAV お よ び TNB のΔE*ab 値 は そ れ ぞ れ17.9,15.2お よ び17.6で あったが,TCR では0.3であった。変色が認められ た TI,TAV および TNB の Ti2p XPS スペクトル では4価のチタンのみが検出され,合金表面が酸化 され,不動態被膜より厚い酸化膜が形成していた。 また,硫黄はチタン合金表面には検出されなかった ことから,表面には硫化物を含む腐食生成物は確認 されなかった。したがって,硫化物の存在する溶液 中では,硫化物イオンによって TI,TAV および TNB は酸化され,その厚い酸化膜の光の干渉作用 により変色していると考えられる。一方で,TCR の Ti2p および Cr2p XPS スペクトルには,金属状 態と酸化状態が検出されたことから,表面にはチタ ンとクロムの薄い不動態被膜が形成していた。この ことは,TCR が硫化物の酸化作用に対して抵抗性 があることを示している。以上の結果より,硫化物 はチタン合金に対して酸化剤として作用し変色を助 長するが,TCR では硫化物の存在下であっても優 れた耐食性を示すことが明らかになった。

№5:高齢者における咀嚼運動の自律神経活動への影響

太田 緑,上田貴之,櫻井 薫(東歯大・有床義歯補綴)

№6:硫化物によるチタン合金の変色挙動

武本真治1)2),原田麗乃1),染屋智子1),田中健介1),木下英明1),吉成正雄1)2),河田英司1) (東歯大・理工)1)(東歯大・口科研)2) 学 会 講 演 抄 録 504 ― 94 ―

参照

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