IRUCAA@TDC : 矯正歯科治療中の痛みに対する神経開口部へのレーザー照射について : -その2- 機械的刺激による痛み緩和メカニズムの検討
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(2) 9 1. 原. 著. 矯正歯科治療中の痛みに対する 神経開口部へのレーザー照射について ―その2―. 機械的刺激による痛み緩和メカニズムの検討 川端薫子. 福井健之*. 原崎守弘**. 根津亜希子. 坂本輝雄. 山口秀晴. 抄録:本研究では,矯正力負荷後最大痛み発現時. り生じ,約2 4∼4 8時間後に最大となり,約1週間持. に,両側の下顎孔部,上顎結節部,眼窩下孔部へ. 続するといわれている1∼5)。この痛みは矯正治療の. レーザー照射を行い,その前後での機械的刺激とし. デメリットの1つであり,患者にとって大きな負担. ての打診に対する応答の変化を記録し,レーザー照. となっている。. 射が痛覚の興奮伝導に対してどのような変化を及ぼ. 近年,この痛みを緩和するためにレーザー照射の. すか検討した。マルチブラケット法で矯正治療を開. 研 究 が 行 わ れ て い る4,6∼14)。こ れ ら の 研 究 の 多. 始する成人1 6名のうち,8名をレーザー照射群,他. く4,6∼13)は歯根周囲に直接レーザーを照射し,痛み. の8名をコントロール群とした。最大痛み発現時,. 緩和効果を得ている。しかし,マルチブラケット法. 照射群には神経開口部に歯科用半導体レーザーを照. による矯正治療中の患者に対して,本法を応用する. 射し,コントロール群には偽照射を行った。照射前. 場合,ほぼ全ての歯の歯根周囲にレーザーを照射す. 後に機械的刺激としての打診に対する応答を記録し. ることとなり,極めて煩雑である。. た結果,下顎孔部と上顎結節部へのレーザー照射に. 根津ら14)は,短時間で効果的なレーザー照射法と. より,歯への機械的刺激に対する応答が有意に低下. して,口腔領域を支配する神経開口部,すなわち下. し,レーザー照射による痛み緩和の神経生理学的作. 顎孔部,上顎結節部,眼窩下孔部へレーザーを照射. 用機序として,末梢神経系の興奮伝導抑制が考えら. し,照射前後の痛みの変化をビジュアルアナログス. れた。よって,下顎孔部と上顎結節部へのレーザー. ケール(VAS) により評価した。その結果,矯正力. 照射は,歯根周囲への照射と比較して効率的,かつ. 負荷に伴う痛みは有意に緩和され,その神経生理学. 効果的であると考えられた。. 的作用機序として,レーザーによる神経の興奮伝導 抑制の可能性が考えられることを報告した。. 緒 言. そこで本研究では,矯正力負荷2 4時間後最大痛み. 矯正治療における歯の痛みは炎症性反応であるこ. 発現時に,歯を支配する神経の開口部,すなわち,. とが知られているが,矯正力負荷約3∼6時間後よ. 下顎孔部,上顎結節部,眼窩下孔部へレーザー照射 を行い,その前後で各歯に機械的刺激としての打診. キーワード:矯正力,痛み,半導体レーザー,除痛 東京歯科大学歯科矯正学講座 (主任:山口秀晴教授) * 亀田クリニック歯科センター ** 東京都 (2 0 0 5年1 1月9日受付) (2 0 0 5年1 2月1 4日受理) 別刷請求先:〒2 6 1 ‐ 8 5 0 2 千葉市美浜区真砂1−2−2 東京歯科大学歯科矯正学講座 川端薫子. を与え,その応答の変化を記録することにより, レーザー照射が痛覚の興奮伝導に対してどのような 変化を及ぼすか検討した。. 方 法 被検者は,マルチブラケット法で矯正治療を開始 ― 29 ―.
(3) 9 2. 川端, 他:矯正治療中のレーザーによる痛み緩和効果!. する成人1 6名(平均年齢2 6. 4歳) である。このうち8. ザー(オサダライトサージ3 0 0 0;長田電気工業,波. 名をレーザー照射群(Laser irradiation group:LG). 長8 1 0±2 0nm,レ ー ザ ー 媒 質 Ga-Al-As) で あ る(図. とし,他の8名をコントロール群(Control group:. 4) 。照射エネルギーは0. 5W,照射時間は1ヶ所に. CG) とした。対象となる被検者の了承と承諾のもと. つき1 0 0秒とした。照射には非接触5mm 焦点レン. 行った。. ズ付きハンドピースを用い,ハンドピース先端を対. マルチブラケット装置装着から約2 4時間後の最大. 象粘膜に軽く接触させて照射した。. 痛み発現時,LG に対し,両側の下顎孔部(図1) , 上顎結節部(図2) ,眼窩下孔部(図3) にレーザーを. なお,CG には同部位に音だけの偽照射を行っ た。. 照射した。下顎孔部への照射は,最大開口をしたと. 機械的刺激を与える目的で,レーザー照射前後に. きの翼突下顎縫線と内斜線の間の陥凹部内で下顎咬. 打診を行い,打診痛を2,打診違和感を1,打診痛. 合平面から約1cm 上方より15),また上顎結節部へ. および打診違和感のないものを0として点数化し,. 1 5). の照射は上顎第二大臼歯の歯肉頬移行部より ,そ. 打診に伴う応答を記録した。. して眼窩下孔部への照射は,眼窩下縁中央から約1. 統 計 学 的 検 定 に つ い て,LG-CG 間 の 比 較 に は. cm 下方に位置する眼窩下孔を触知し,その5mm. Mann-Whitney U 検定を,LG,CG それぞれのレー. 1 5). 下方の皮膚よりやや上方に向けて ,それぞれ行っ. ザー照射前後の比較には Wilcoxon. た。. test を用いた。. 本研究で使用したレーザーは,歯科用半導体レー. 図1. 下顎孔部への照射. 図3. 図2. 上顎結節への照射. 眼窩下孔への照射. 図4 ― 30 ―. 半導体レーザー. signed. rank.
(4) 歯科学報. Vol.1 0 6,No.2(2 0 0 6). 側切歯,下顎左側第二小臼歯に有意差が認められ. 結 果 ①. た(表2) 。 ③. 照射前の打診スコアについて,LG,CG ともに 打診に伴いほぼ全ての歯に痛みないし違和感が発. CG におけるレーザー照射前後での打診スコア の変化に有意な変化は認められなかった(表3) 。. 現し,両群間に有意差は認められなかった(表. ④. 1) 。 ②. 9 3. LG-CG 間のレーザー照射前後での打診スコア の差について,上顎右側第一小臼歯,上顎左側第. LG におけるレーザー照射前後での打診スコア. 二小臼歯,下顎右側犬歯,下顎右側第一小臼歯,. の変化について,上顎左側犬歯,上顎左側第一小. 下顎左側中切歯,下顎左側側切歯,下顎左側第一. 臼歯,上顎左側第二小臼歯,下顎右側犬歯,下顎. 小臼歯,下顎左側第二小臼歯で有意差が認められ. 右側第一小臼歯,下顎右側第一大臼歯,下顎左側. た(表4) 。. 表1. UR7. UR6. UR5. UR4. 照射前打診スコア,照射群−コントロール群間比較 ! 上顎 UR3. UR2. UR1. UL1. UL2. UL3. UL4. UL5. UL6. UL7. LG. −. 1. 3±0. 61. 0±0. 01. 3±0. 51. 8±0. 52. 0±0. 01. 6±0. 61. 6±0. 61. 9±0. 41. 4±0. 61. 3±0. 51. 5±0. 61. 4±0. 6. 1. 0. CG. −. 1. 5±0. 71. 2±0. 41. 0±0. 01. 6±0. 61. 8±0. 51. 6±0. 61. 8±0. 51. 7±0. 51. 8±0. 51. 7±0. 51. 7±0. 51. 5±0. 7. −. −. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. −. LL2. LL3. LL4. LL5. LL6. LL7. n. s. : no significant. " LR7 LG CG. 2. 0. LR6. LR5. LR4. LR3. LR2. 下顎. LR1. LL1. 1. 0±0. 01. 7±0. 61. 4±0. 61. 4±0. 62. 0±0. 01. 7±0. 51. 8±0. 41. 8±0. 41. 5±0. 61. 8±0. 51. 5±0. 51. 3±0. 6. 1. 5±0. 71. 4±0. 61. 6±0. 61. 7±0. 51. 7±0. 52. 0±0. 02. 0±0. 02. 0±0. 01. 8±0. 51. 8±0. 41. 5±0. 61. 7±0. 5 −. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. 1. 0. 1. 0. 1. 0. n. s.. n. s.. n. s.. −. −. UL3. UL4. UL5. UL6. UL7. n. s. : no significant. 表2. UR7. UR6. UR5. UR4. UR3. 打診スコアの変化,照射群 ! 上顎 UR2. UR1. UL1. UL2. 照射前. −. 1. 3±0. 61. 0±0. 01. 3±0. 51. 8±0. 52. 0±0. 01. 6±0. 61. 6±0. 61. 9±0. 41. 4±0. 61. 3±0. 51. 5±0. 61. 4±0. 6. 1. 0. 照射後. −. 0. 3±0. 60. 5±0. 60. 5±1. 01. 4±0. 91. 5±0. 80. 8±0. 81. 0±1. 01. 4±1. 00. 6±0. 90. 7±0. 80. 5±0. 60. 2±0. 5. 0. 0. −. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. *. *. *. n. s.. −. LL2. LL3. LL4. LL5. LL6. LL7. *:p<0. 0 5 n. s. : no significant. " LR7. LR6. LR5. LR4. LR3. LR2. 下顎. LR1. LL1. 照射前. 2. 0. 1. 0±0. 01. 7±0. 61. 4±0. 61. 4±0. 62. 0±0. 01. 7±0. 51. 8±0. 41. 8±0. 41. 5±0. 61. 8±0. 51. 5±0. 51. 3±0. 6. 1. 0. 照射後. 0. 0. 0. 2±0. 50. 7±0. 60. 0±0. 00. 4±0. 61. 2±1. 01. 3±0. 80. 7±0. 80. 7±0. 80. 3±0. 50. 5±0. 60. 3±0. 50. 7±0. 6. 0. 0. −. *. n. s.. *. *. n. s.. n. s.. n. s.. *:p<0. 0 5 n. s. : no significant. ― 31 ―. *. n. s.. n. s.. *. n. s.. −.
(5) 9 4. 川端, 他:矯正治療中のレーザーによる痛み緩和効果# 表3. UR7. UR6. UR5. UR4. UR3. 打診スコアの変化,コントロール群 ! 上顎 UR2. UR1. UL1. UL2. UL3. UL4. UL5. UL6. UL7. 照射前. −. 1. 5±0. 71. 2±0. 41. 0±0. 01. 6±0. 61. 8±0. 51. 6±0. 61. 8±0. 51. 7±0. 51. 8±0. 51. 7±0. 51. 7±0. 51. 5±0. 7. −. 照射後. −. 0. 5±0. 70. 8±0. 81. 0±0. 01. 0±0. 71. 8±0. 51. 6±0. 61. 6±0. 61. 5±0. 81. 6±0. 91. 5±0. 61. 5±0. 61. 5±0. 7. −. −. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. −. LL2. LL3. LL4. LL5. LL6. LL7. n. s. : no significant. " LR7. LR6. LR5. LR4. LR3. LR2. 下顎. LR1. LL1. 照射前 1. 5±0. 71. 4±0. 61. 6±0. 61. 7±0. 51. 7±0. 52. 0±0. 02. 0±0. 02. 0±0. 01. 8±0. 51. 8±0. 41. 5±0. 61. 7±0. 5. 1. 0. 1. 0. 照射後 1. 0±0. 01. 0±0. 71. 4±0. 91. 5±0. 61. 4±1. 02. 0±0. 01. 8±0. 52. 0±0. 01. 8±0. 51. 3±0. 51. 2±0. 41. 6±0. 5. 1. 0. 1. 0. n. s.. −. −. UL5. UL6. UL7. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. n. s. : no significant. 表4. UR7. UR6. UR5. 照射前後での打診スコアの差,照射群−コントロール群間比較 ! 上顎 UR4. UR3. UR2. UR1. UL1. UL2. UL3. UL4. LG. −. −1. 0±1. 0 −0. 5±0. 6 −0. 8±0. 5 −0. 4±0. 6 −0. 5±0. 8 −0. 8±0. 8 −0. 6±0. 6 −0. 4±0. 8 −0. 8±0. 5 −0. 7±0. 5 −1. 0±0. 6 −1. 2±0. 8 −1. 0. CG. −. −1. 0±0. 0 −0. 3±0. 50. 0±0. 0 −0. 6±0. 60. 0±0. 00. 0±0. 0 −0. 2±0. 5 −0. 2±0. 4 −0. 2±0. 5 −0. 2±0. 4 −0. 2±0. 40. 0±0. 0. −. n. s.. n. s.. *. n. s.. n. s.. n. s.. n. s.. −. n. s.. n. s.. n. s.. *. n. s.. −. LL2. LL3. LL4. LL5. LL6. LL7. *:p<0. 0 5 n. s. : no significant. " LR7 LG CG. LR6. LR5. LR4. LR3. LR2. 下顎. LR1. LL1. −2. 0 −0. 8±0. 5 −1. 0±1. 0 −1. 4±0. 6 −1. 0±0. 0 −0. 8±1. 0 −0. 4±0. 8 −1. 2±1. 0 −1. 2±0. 8 −1. 3±0. 5 −1. 3±0. 5 −1. 2±0. 8 −0. 7±0. 6 −1. 0 −0. 5±0. 7 −0. 4±0. 6 −0. 2±0. 5 −0. 2±0. 4 −0. 3±0. 50. 0±0. 0 −0. 3±0. 50. 0±0. 00. 0±0. 0 −0. 5±0. 6 −0. 3±0. 5 −0. 1±0. 4 −. n. s.. n. s.. **. *. n. s.. *. n. s.. **. n. s.. *. *. 0. 0. 0. 0. −. −. **:p<0. 0 1 *:p<0. 0 5 n. s. : no significant. 小臼歯を支配する中上歯槽枝は眼窩下管後方部にて. 考 察. 分枝する15)。. レーザーによる痛み緩和効果の神経生理学的作用. 本研究において,神経開口部へのレーザー照射に. 機序について,レーザー照射により痛覚に関連する. 伴い,特に下顎および上顎臼歯部で機械的刺激とし. Aδ 線維およびC線維の興奮伝導抑制が報告されて. ての打診に対する応答の有意な低下が認められた。. 16∼18). いる. これは,下顎孔部および上顎結節部にレーザーを照. 。. 口腔領域を支配する神経の走行について,下顎孔. 射することにより,下顎孔を通過する下顎神経およ. 部には下顎歯を支配する下歯槽神経が,眼窩下管に. び上顎結節付近を走行する眼窩下神経後上歯槽枝の. は上顎前歯を支配する前上歯槽枝が,上顎結節部に. 痛覚の興奮伝導が抑制されたためと考えられる。一. は上顎大臼歯を支配する後上歯槽枝が走行し,上顎. 方,上顎前歯部ではレーザー照射の前後で機械的刺. ― 32 ―.
(6) 歯科学報. Vol.1 0 6,No.2(2 0 0 6). 9 5. 激に対する応答の有意な変化は認められなかった。. 移動に対する影響を考慮すると,神経開口部への. これは,上顎前歯部を主に支配する前上歯槽枝は眼. レーザー照射は効率的かつ効果的であると考えら. 窩下管内で分岐しているという解剖学的要因や,半. れた。. 導体レーザー光の皮質骨における透過率は約5 0% 参. で,エネルギー密度分布の解析により著しい散乱が 1 9). 観察されるとの報告 から,眼科下神経前上歯槽枝 の痛覚の興奮伝導抑制がほとんどおこらなかったた めと考えられる。 機械的伸展力を加えた培養ヒト歯根膜細胞では prostagrandin E(PGE ,interleukin1β (IL-1β) , 2 2) plasminogen activator (PA) 産生が亢進し, レーザー を照射するとこれらの産生が抑制されることが報告 されている20∼24)。特に IL‐1β については,対立遺 伝子1型は少量の IL‐1β を,対立遺伝子2型は多 量の IL‐1β を合成することが知られており,IL‐ 1β の対立遺伝子1型にホモ接合する患者はそうで ない患者に比べ2mm 以上の根尖性歯根吸収に対し 約5. 6倍もリスクが高いことが報告されている25)。 したがって,歯根周囲へのレーザー照射により,発 痛因子であると同時に破骨細胞活性化因子でもある PGE2,IL‐1β,PA の産生が抑制されるということ は,痛みは軽減されるものの歯の移動を妨げ,さら には歯根吸収を引き起こす等の懸念を生じさせる。 根津ら14)は下顎孔部,上顎結節部へのレーザー照 射により,歯根周囲へのレーザー照射と同様,矯正 力負荷に伴う痛みが軽減することを報告した。本研 究結果より,その作用機序は神経系の興奮伝導抑制 であることが考えられた。以上のことから,神経開 口部,特に下顎孔部および上顎結節部へのレーザー 照射は歯の移動に影響を及ぼさずに痛みを緩和させ る点で治療上効果的であると考えられる。. 結 論 1.矯正治療中に発現した歯の痛みに対し,神経開 口部,特に下顎孔部および上顎結節部へのレー ザー照射を行った。その結果,歯への機械的刺激 に対する応答が有意に低下した。 2.レーザー照射による痛み緩和の神経生理学的作 用機序として,神経系の興奮伝導抑制が考えられ た。 3.臨床応用を考慮した際,各歯根周囲にレーザー を照射するという操作の煩雑さやレーザーの歯の. 考. 文. 献. 1)Furstman, L. and Bernick, S. : Clinical considerations of the periodontium, Am J Orthod Dentofac Orthop 6 1:1 3 8 ∼1 5 5,1 9 7 2. 2)Yamasaki, K., Shibata, Y., Shibasaki, Y. and Fukuhara, T. : The nature of pain associated with orthodontic tooth movement, J Jpn Orthod Soc4 4:3 3 2∼3 3 8,1 9 8 5. 3)Ngan, P. : Perception of discomfort by patients undergoing orthodontic treatment, Am J Orthod Dentofac Orthop9 6:4 7∼5 3,1 9 8 9. 4)Harazaki, M. and Isshiki, Y. : Soft laser irradiation effects on pain reduction in orthodontic treatment, Bull Tokyo dent Coll3 8:2 9 1∼2 9 5,1 9 9 7. 5)村木一規,原崎守弘,坂本輝雄,鳥養智子,一色泰成: 歯列矯正治療時の歯牙移動に起因する疼痛に関する研究― 咬合力測定用感圧シートとアンケート調査による評価―, 歯科学報 1 0 1:6 6 7∼6 7 2,2 0 0 1. 6)一色泰成,原崎守弘:レーザー照射による矯正治療時の 除痛効果,歯科ジャーナル 3 7:4 8 3∼4 8 8,1 9 9 3. 7)陳 明裕,浅見 勲,吉位 尚,藤田邦夫,寺延 治, 石井準之助,寺尾 牧,浜田充彦,平田たつみ,島田桂 吉:歯科矯正治療における低出力レーザー除痛効果の応 用,日本レーザー医学会誌 1 4!:5∼1 1,1 9 9 3. 8)Harazaki, M., Takahashi, H., Ito, A. and Isshiki, Y. : Soft laser irradiation induced pain reduction in orthodontic treatment, Bull Tokyo dent Coll3 9:9 5∼1 0 1,1 9 9 8. 9)細田章代,細田 裕,佐藤恭道,小林一行,櫻庭栄一, 横田剛志,山口博康,中村治郎,新井 高:歯の移動時に 生じる疼痛に対する Nd-YAG レーザーの効果,日本レー ザー歯学会誌 1 1:2 2∼2 6,2 0 0 0. 1 0)三河やす代,斎藤 茂,大津源右エ門,大塚純正,山崎 健一,柴崎好伸:矯正学的歯の移動に対する半導体レー ザーの疼痛軽減効果について,東京矯歯誌 1 0:1∼8, 2 0 0 0. 1 1)斎藤 茂,三河やす代,臼井美恵子,三河雅敏,山崎健 一,井上富雄,柴崎好伸:感圧型咬合シートによる歯の疼 痛の簡便な判定法―マルチブラケット装置装着に伴う痛み とレーザー照射による除痛効果―,Orthod Waves 6 1:3 1 ∼3 9,2 0 0 2. 1 2)福井健之,原崎守弘,村木一規,坂本輝雄,一色泰成, 山口秀晴:低出力レーザー照射疼痛緩和法の咬合力を指標 とした評価に つ い て,Orthod Waves 6 1:1 9 9∼2 0 6, 2 0 0 2. 1 3)福井健之,原崎守弘,山口秀晴:矯正力付与後最大痛み 発現時における低出力レーザーの痛み緩和効果について― 体性感覚誘発電位による 電 気 生 理 学 的 評 価―,Orthod Waves6 2:3 4 6∼3 5 5,2 0 0 3. 1 4)根津亜希子,福井健之,原崎守弘,川端薫子,坂本輝 雄,山口秀晴:矯正歯科治療中の痛みに対する神経開口部 へのレーザー照射について その1―VAS による痛み緩和 効果の検討―,歯科学報,投稿中. 1 5)上條雍彦:口腔解剖学4神経学,東京,1 9 6 7,アナトー ム社,8 6 3∼9 1 4,9 9 3∼1 0 5 6. 1 6)目澤修二,塩野 真,服部夏雄,斉藤 毅,内藤公郷, 岩田幸一,鴨川紘征,角野隆二:ネコ舌への電気および侵 害的熱刺激に応答する舌神経活動に対する舌表面への低出. ― 33 ―.
(7) 9 6. 川端, 他:矯正治療中のレーザーによる痛み緩和効果!. 力レーザー照射効果,日歯保誌 3 1:5 8 4∼5 9 3,1 9 8 8. 1 7) 若林 始,半場道子,松本光吉,中山哲夫:半導体レー ザーによる鎮痛効果の神経生理学的研究,日本レーザー歯 学会誌 3:6 5∼7 4,1 9 9 2. 1 8)河谷正仁,土屋喜由:低出力レーザーによる末梢神経伝 導の遮断,ペインクリニック 1 6:5 3 3∼5 3 9,1 9 9 5. 1 9)山岸久也,篠原 親,斉藤 茂,佐々木 洋,鐘ヶ江晴 秀,柴崎好伸:半導体レーザーの組織透過性に関する基礎 的研究,日本レーザー歯学会誌 5:1 3∼2 2,1 9 9 4. 2 0)Yamaguchi, M., Shimizu, N., Goseki, T. Shibata, Y., Takiguchi, H., Iwasawa, T. and Abiko, Y. : Effect of different magnitudes of tension force on prostagrandin E2 production by human periodontal ligament cells, Archs Oral Biol,3 9:8 7 7∼8 8 4,1 9 9 4. 2 1)Shimizu, N., Yamaguchi, M., Goseki, T., Ozawa, Y., Saito, K., Takiguchi, H., Iwasawa, T. and Abiko, Y. : Cyclic tension-force stimulates interleukin 1-β production by 9:3 2 8∼ human periodontal ligament cells, J Period Res 2 3 3 3,1 9 9 4.. 2 2)Yamaguchi, M., Shimizu, N., Ozawa, Y., Saito, K., Miura, S., Takiguchi, H., Iwasawa, T. and Abiko, Y. : Effect of tension-force on plasminogen activator activity by human periodontal ligament cells, J Period Res 3 2:3 0 8∼3 1 4, 1 9 9 7. 2 3)Shimizu, N., Yamaguchi, M., Goseki, T., Shibata, Y., Takiguchi, H., Iwasawa, T. and Abiko, Y. : Inhibition of prostaglandin E2 and interleukin 1-β production by lowpower laser irradiation in stretched human periodontal 4:1 3 8 2∼1 3 8 8,1 9 9 5. ligament cells, J Dent Res7 2 4)Ozawa, Y., Shimizu, N. and Abiko, Y. : Low-power laser irradiation reduced plasminogen activator activity in human periodontal ligament cells, Lasers in Surg Med 2 1:4 5 6∼4 6 3,1 9 9 7. 2 5)Al-Qawasmi, R. A., Hartsfield, J. K. Jr., Everett, E. T., Flury, L., Liu, L., Foroud, T. M., Macvi, J. V. and Roberts, W. E. : Genetic predisposition to external apical root resorption., Am J Orthod Dentofac Orthop 1 2 3:2 4 2∼ 2 5 2,2 0 0 3.. Laser Irradiation of Nerve Foramens to Relieve Pain during Orthodontic Treatment −Second Report−Evaluation of pain-relief mechanism by mechanical stimulation Kaoruko KAWABATA, Takeyuki FUKUI*, Morihiro HARAZAKI, Akiko NEZU, Teruo SAKAMOTO, Hideharu YAMAGUCHI Department of Orthodontics, Tokyo Dental College (Chairman : Prof. Hideharu Yamaguchi) *Department of Kameda Medical Center Key words: Orthodontic force, Pain, Nerve orifices, Semiconductor laser, Relief of pain. In this study,laser irradiation was applied to the bilateral mandibular foramen,maxillary tuberosity,and infraorbital foramen when maximum pain occurred after application of orthodontic force. Changes in response to mechanical stimulation in the form of tooth-percussion after laser irradiation were then recorded to evaluate the influence of laser irradiation on the excitatory conduction of nerves. Among 16 adult patients in whom orthodontic treatment involving multi-bracket appliances was commenced,8 were assigned to a laser irradiation group,and 8 were assigned to a control group. As maximum pain occurred,dental semiconductor laser irradiation was applied to the nerve orifices in the irradiation group,and sham laser irradiation was performed in the control group. The results showed that response to tooth-percussion significantly decreased after laser irradiation of the mandibular foramen and maxillary tuberosity. We believe that inhibition of excitatory conduction in the peripheral nervous system was the neurophysiological mechanism of this laser-induced pain-relief. Therefore,we believe laser irradiation applied to the mandibular foramen and maxillary tuberosity to be more efficient and effective than laser irradiation applied to the area around tooth roots. (The Shikwa Gakuho,1 0 6:9 1∼9 6,2 0 0 6). ― 34 ―.
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