婚姻法に関する若干の初期判決(三)
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(2) 119. 治三五年七月七日〕. 川久吉-上告棄却)民録八輯10巻1三六真〔原審・広島控判明. 産所有名義登記変更請求ノ件(上告人・木村長吉'被上告人・古. ②明治三五年11月三日大二民判'明治三五年帥五四七号'不動. ニ. -上告棄却)〔原審・長崎控判明治三六・六・二四〕 (‥氾)未公表大判-〔四〕明治三七・1・一四大1民判、明治. 認知請求ノ件(上告人・寺門豊於、被上告人・関根蓄蔵-破敦差. ①明治三五年六月二六日大l民判'明治三五年帥11七号、嫡出子. 事判決としては、次の十五件を算えた。即ち、. 法に関連する判旨を示したものとして従来公表されている大審院民. 明治三五年(一九〇二年)、同三八年(一九〇五年)の間に、婚姻. r既公表大判概観. 明治三五年-明治三八年. 年次的展開(続). 三八・五二一四、明治三八㈱七四). 告棄却)とその原審=差戻控訴審判決〔東京控判・明治. 三八帥三五1・離婚請求上告事件(庄隆助対庄ひさ-上. (…=)未公表大判-〔五〕明治三八・一1・九大1民判、明治. 上告棄却)〔原審・名古屋控判明治三六・一〇・二〇〕. 請求ノ件(上告人・アルユレッド・ギルモア・スミス、被上告人 .アイダ・メ-・シ-・スミス1上告棄却)民録九輯一〓ハ八東. ⑧明治三六竺○月二七日大一民判、明治三六年帥四二二号. 子認知請求ノ件王告人・開墾口戒、被上告人・寺門豊於-上告 棄却〕民録九輯一一六二束〔原審・東京連判明撃一六年四月. ⑦明治三六年一〇月二七日大一民判、明治三六年㈹三三二号'嫡出. 輯七三六貢〔原審・東京控判明治三六年一月二〇日〕. 求ノ件王告人・庄ヒサ、被上告人・庄隆助-破致差戻〕民録九. ⑥明治三六年六月1六日大1民判、明撃1六年帥111二専、離婚請. 九月二六日〕. イキー上告棄却〕民録九輯二〇九貢〔原審・宮城控判明治三五年. 効確認登記抹消草深ノ件王告人・高野久太郎、被上告人・高野. ⑤明治三六年二月二〇日大二民判'明治三五年師五九〇号、売買無. 審・大阪控判明治三五年七月一〇日〕. 原リツ、被上告人・笹原虎之吉-上告棄却〕民録九輯二〇〇京〔原. 回復動産及債権引渡並不動産登記名義書換請求ノ件(上告人・笹. ④明治三六年二月一七日大一民判、明治三五年帥五四〇号、相耗権 三六郷六四〇・離婚請求上告事件喜藤経司対安藤ちか. 王告人・戸聖正治郎、被上告人・戸田クマー上告棄却〕民録九 輯11七京〔原審・大阪控判明治三五年11月五且. ③明治三六年二月七日大一民判、明治三六年帥一号†離婚請求ノ件 治三六帥五七六・離婚請求上告事件嘉木光対黒木キミ. (-)未公表大判-〔三〕明治三六・11・1七大一民判'明. 「未公表」大審院判決-〔三〕〔四〕〔五〕. 判決〔東京控判). (…Ⅷ)明治三八・五・三〇大判(同三八帥一一この原控訴審. 婚姻法に関する若干の初期判決≡). 開. 戻)民録八輯六巻1三九頁、〔原審・東京控判明治三五年1月二四. 日〕. 臼 日〕. 三. 三.
(3) 118. 〔原審・東京連判明治三六年六月九日〕. 婚梱の成立'効果、解消等に関する判示を必ずしも含んではいないこ. 事案とみられたものである。この要旨と内容については'各大判の所. ともあったが、判決文を仔細に読解すれば、いわゆる婚姻法に関する. 収個所を参看されたいo. ⑨明治三六年1二月11盲犬一民判'明治三六年帥g(三六号'離塘 請求ノ件(上告人・立原準戒'被上告人・立原ハマ-破敦差戻). (同七、八号)等である。. (同六号)、直系尊属よりの或い. 国際家族法的問題点も現われ始めているもの. (⑧)にも注目させられ. また、事件当事者として、外国人が登場し始め'渉外婚姻法ないし. 為無能力″規定(民法旧規定1四-1八条)を前提とした争点である.. したもの(④⑤⑲⑳)が割合多-目にとまる。いうまでもな-〝妻の行. から生じた争点としては、妻ないし子の〝(訴訟)行為能力″を問題と. なお、事件名においては、財産関係の紛議のように見えても、そこ. は直系尊属に対する「虐待又ハ重大侮辱」. 旧規定八二二条五号)、「悪意ノ遺棄」. たのは'配偶者よりの「同居二堪へサル虐待又ハ重大ナル侮辱」(民法. ⑲⑲⑮)を占めており、その中でいわゆる離婚原因として多-争わ九. 効確認請求等、婚姻の解消を廻る紛議の上告事件が大半(③⑥⑧⑨⑫ (注2). この時期の既公表大判の事件名をみる限り'離婚帯求ないし婚姻無. (注-). 民録九輯一四〇〇真〔原審・東京控判明治三六年五月二五日〕 ⑲明治三七年四月九日大一民判、明治三七年帥1三九号・預金耕償 1月二六日〕. 請求ノ件(上告人・森山正平'被上告人・蛭川イロー上告棄却) 民録10輯餌九七頁〔原審・長崎控判明治三六年1. ⑯明治三七年六月四日大一民判、明治三七年帥二七一号・貸金請求 ノ件(上告Å・-菅谷コ-外1名'被上告人・森田キイー上告棄却) 民録10輯八〇五貢〔原審・東京控判明治三七年四月1日〕 ⑲明治三七年九月一七日大一民判、明治三七年帥三二四号・離婚請. 1九真〔原審・東京控判明治三七年四月二九日〕. 求ノ件(上告人・中田長次郎'被上告人・中田キヨー上告棄却) 民録一〇輯一1. ⑲明治三七年一〇月八日太一民判、明治三七年㈹二二〇号・婚姻無 効ノ件(上告人・秋葉チカ、被上告人・秋葉才次郎-上告棄却). 民録10輯11]〓九頁〔原審・東京控判明治三七年三月二日〕. 審・長崎控判明治三八年二月一三日〕. 田津慶吉-原判決破致自判・控訴棄却)民録一一輯一〇三六真〔原. 求離婚反訴ノ件(上告人・竹田津キミ'被上告人〔控訴人〕・竹. ⑮明治三八年六月一七日大一民判、明治三八年帥一六六号・同居請. 一一輯八一五真〔原審・東京控判明治三八年一月二一日〕. しかもこの「破棄差戻」事件は、この時期にそろそろ長期化傾向を. 々号七京・注5参贋)。. おり、差戻先がいずれも東京控訴院である点は、まことに興味深い(節. -、「破棄自判」が1件'「破棄差戻」が三件(大判①⑥⑨)となって. である。かつ、上告審である大判の結論は「上告棄却」が圧倒的に多. 城各控訴院からのものは比較的稀少であり、東京控訴院のものが大半. ⑲明治三八年五月三〇日大一民判、明治三八年㈹一一言了離婚請 求ノ件王告人・室岡都'被上告人・室岡イネー上告棄却)民録 次に、この時期の既公表大判の審級関係は、大阪、長崎'広島、宮. る。. 見せ始めている。例えば、大判①は差戻再控訴審判決のあと再上告さ. 三. いずれも大審院民事判決録(民録)所収の大判で、「判決要旨」に、 婚姻法に関する若干の初期判決(三). 開.
(4) 117. 婚姻法に関する若干の初期判決(三). 論'そこから提起された上告理由等の全体像(「事案」ないし「ワタ組み」). とそこから抽出された諸争点(矛盾)に対する原裁判所(事実審). で終結するが、さらに後に別件(入籍手続請求ノ件). を披きにした、その応答の要約のみを一般的定言'普遍的命題と解して. れ'その再上告審判決が大判⑦となり、この認知事件は「上告棄却」. で争われており(東控明治四一・一一・一〇-大判明治四二・三・六、. はならないわけである。そうだとすれば、その応答が'特殊限定的に導. が同一当事者間. 明治四1帥凶八三、民録1五-1九四)、明治三五年から年数にして約. 束されるべき先例法規範命題として桟能させたりする「先例拘束主義」. かれるに至った「事案x法」という問題命題を捨象し、その筈のみを「独. であり、これはさ. ないし「判例法理論」を判決例に見うけるが'これには与し得ないこと. (1部未公表・,新聞二八六-九参照). らに再上告され、その再上告審判決は、本稿において初めて紹介する. になる。. 要するに、「判決要旨」それ自体には'1般に、事実関係や審級経過か. ら独立した抽象的な判例法規範命題として機能させるほどの、超越的価. が、同一当事者ないし関係. 後、別件(物品引渡並損害要償請求事件). (未公表)を「破敦差戻」したもの. 離婚ハ左ノ原因アルニ非サレハ之ヲ請求スルコーヲ得ス. 第百四十八条. 第八十七条. 婿養子縁組二付テハ普事者ハ離縁ヲ原因-シテ離婚. 離婚ヲ請求スル権利ハ夫婦ノミニ属ス. 二封スル暴虐'脅迫及ヒ重大ノ侮辱. 婦又ハ入夫ヨリ其家ノ尊属親二封シ又ハ尊属親ヨリ婦又ハ入夫. 失綜ノ宣告. 悪意ノ遺棄. 窺盗、詐欺取財又ハ来襲ノ罪二困レル重禁鏑一年以上ノ虚刑. 重罪二因レル虚刑. 同居二堪へサル暴虐、脅迫及ヒ重大ノ侮辱. 第一姦通但夫ノ姦通ハ刑二鹿セラレタル場合二限ル. 第八十一条. いわゆる離婚原因については、旧民法(明治二三法九八)人事編は、. 値ないし権威が内在しているわけではないと考えるのである。. としては、八ないし九判決を算える結果になっている。. 婚を帝求、それを棄却した原判決. は、かなりのク難ケース″に見える.. 大判⑨は、夫から妻に対して'妻による悪意の遺棄を理由として離. だが、差戻再控訴審判決(未見). 「判決要旨」や「判示事. 項」と、呼びならわされてきた命題ないし文言は、第1養的には、上告. 人の上告論旨(上告理由)に対する上告裁判所側の応答を、判例集編修 者が要約したものにすぎない。従って、当該事件の事実関係や問題状沢. 第七第六 第五第甲第三第二. 控訴院移送)'明治三六年から年数にして、約五'六年'各級判決の数. 者間で争われており(東控明治四〇・一〇・二三-大判明治四一・三 ・二六・明治四〇帥四九一、民録一四-三四〇-原判決一部破棄宮城. を理由とする離婚請求事件は「上告棄却」で終結したが、さらにその. 未公表判決-〔五〕大判明治三八・一一・九であり、この虐待・侮辱. 八・五・11e]. り歩き」させて、そのま、制定法規範の解釈命題として引用したり、狗. 四. 七、八年、各級判決の数としては八判決を算える結果になっている。. 注似. また例えば大判⑥は'差戻後再控訴審判決がおそら-、東控明治三. の結. 関. 以上、この時期の大判を概寂したが、いわば〝難事件″に類する'. ×. 既公表大判冒頭摘記の(ここでは「民録」の). ×. 紛争長期化ケ-スが登場し始めていることを特に注視しておこう。 注川.
(5) 116. ヲ請求シ又離婚ヲ原因トシテ離縁ヲ請求スルコ-ヲ得 縁ヨリ三ケ月ヲ過キタル-キハ其訴権ヲ失フ などと規定していた。. 但離婚又ハ離. 夫婦ノ一方ハ左ノ場合二限り離婚ノ訴ヲ提起スルコ. 民法旧規定(明治三一法九)親族編は、これを 第八百十三条 トヲ得. 夫力姦淫罪二困リテ刑二塵セラレタル-キ. 妻力姦通ヲ為シタル-キ. 配偶者力量婚ヲ為シタルーキ. 配偶者力偽造、賄賂、袈嚢、強盗'詐欺取財'受寄財物費消、臓. iI. 配偶者ノ直系直属ヨリ虐待又ハ重大ナル侮辱の受ケタル-キ. 配偶者ヨリ悪意ヲ以テ遺棄セラレタル-キ. 配偶者ノ生死力三年以上分明ナラサル-辛. 夫婦力養子卜為り又ハ養子力養親ノ他ノ養子卜婚. 其遺揮二徒ヒ離縁又ハ離婚ヲ為スコトヲ要ス と改め、これが当時の現行規定であった。 開. 梱ヲ為シタル場合二於テ妻力離縁二困リテ養家ヲ去ルヘキ-キハ夫ハ. 第八百七十六条. ヲ為シタル場合二於テ離縁著タハ縁組ノ取消アリタル-キ. 婿養子縁組ノ場合二於テ離縁アリタル-キ又ハ養子力家女卜嬉梱. 辱ヲ加へタルーキ. 六 五. 配偶者力自己ノ直系尊属二封シテ虐待ヲ為シ又ハ之二重大ナル侮. 配偶者ヨリ同居堪へサル虐待又ハ重大ナル侮辱ヲ受ケタル-キ. 三年以上ノ刑二鹿セラレタル-キ. 既公表大判の「未公表」下級審判決資料. 既公表大判の異意義を理解するためには、まず、さし当りは、その. 原審、下級審判決を「上から」たぐりよせて'大判判旨を当該事件の. 「事案」との脈絡(いわば胎児と勝ノ緒と母胎のつながり)において、. 認識する必要があり、と-に明治期、大正期の民録大判についてはそ. の必要度がたかいといえる。三のメソッドを仮に「下降的方法」と称. するとすれば、他方に「上昇的方法」とも称すべき1地家裁や1]E同裁. 管内からの判決群を集約、総括するメソッドもあり、いずれもいわゆ. る「法社会学」的メソッドとして、「法解釈学」的メソッドに対応する. の御尽力を得た。記して深-謝意を表する。〕. に、成城大学法学部資料室(逢坂春樹、隈本守、小林かおるの各君). 更に、東京高裁事務局長安倍嘉人様、総務課磯席次様外関係各位並び. 〔なおこの下級審判決資料の検索、蒐集と整理について'今回は殊. ⑲⑪⑲⑮)については、未見'未人手である。). たのは以下の八件(①③⑥⑦⑧⑨⑬⑲)である。(残りの七件(②④⑤. この時期の前掲既公表大判(①-⑮)中、下級審判決資料に接し得. 判」の紹介と位置づけも亦、より明確になるであろうと考える。. 蒐集・紹介もまた'本稿の補足的課題であり、そのようにして再認識 し得た既公表大判の中でこそ、本稿の主要課題である処の「未公表大. そのような意味で'既公表大判の未公表ないし未確認下級審判決の. 罪二困㌢丁軽罪以上ノ刑二塵セラレ又ハ其他ノ罪二因リテ重禁鏑 と筆者は考えている。). 物二開スル罪若クハ刑法第百七十五条、第二百六十条二掲ケタル. 二. 七 九. 婚姻法に関する若干の初期判決(三). FfJ. 三. 一. 四 八 十.
(6) 115. (‥l). (.Ⅳ). (Ⅴ). (・Ⅵ). 婚姻法に関する若干の初期判決(三) 大判明治三五・六・二六(大判①)の原控訴審判決-東京控 (…Ⅷ). 若干のコメン-(前注)を付して、これら「未公表」下. 認容) 〔未公表〕. 壷訴人・室岡イネ'被控訴人・室岡都-第1審判決変更・請求. 判明治三八・1・二1'明治三七ネ四三五・離婚請求ノ控訴事件. 大判明治三八・五・三〇芙判⑲)の原控訴審判決-東京控. 五・二九当院欠席判決維持〓一部未公表、新聞一九八-一九参照〕. 六. 審判決責京地判明拍三四・1〇・一こは、Ⅹ男の帝溝を棄却したので、. 告・平民Y男(開墾口歳-被控訴人)に対する嫡払子認知帝求事件で'第. 本件控判は、原告・平民商Ⅹ男寺門豊栓-控訴人)から被. 事件壷訴人・寺門畳於、被控訴人・関根苦慮-控訴棄却)∴未公. 判明治三五・1・二四'明治三四冊九六七・嫡出子認知請求控訴. 大判明治三五・六・二六芙判①)の療控訴審判決-東京控. 級審判資料を掲記する。. 以下、順次. 事件垂訴人・寺門豊於'被控訴人・関根吉戒-控訴棄却)〔未公. 判明治三五・一二一四'明治三四冊九六七・嫡出子認知帝求控訴. 大判明治三六・二・七(大判③)の第1審判決-大阪地判明 〔新開九三-五参照〕. 治三五・五・三〇、明治三五㈱六・離婚帝求事件(原告・戸田ク マ、被告・戸田定治郎-請求棄却). 大判明治三六・六・1六(大判⑥)の原控訴審判決-東京控 訴人・庄ひさ被控訴人庄隆助-控訴棄却)〔未公表〕. 大判明治三六・一〇・二七(大判⑦)の原控訴審判決〔大判 ①の差戻控訴審判決〕〔東京控判明治三六・四・二七、明治三六榊 七六五嫡出子認知請求控訴事件(控訴人・寺門豊稔、被控訴人・ 関根吉戒-第一審判決廃棄・帝求認容)〔1部未公表'新開1四三 -九参照〕 大判明治三六・一〇・二七(大判⑧)の療控訴審判決-東京. 〔未公表〕. スミス、被控訴人・アイダ・メ. 本革二審判決のあと、Ⅹ男から上告、大判①となり、破敦差戻となった。. 発生スペキ謂レナキニヨリ控訴人ノ本訴請求ハ不当」であるとしている。. 姻は成立しておらず'婚姻の成立なければ'YX間に「嫡正ノ親子関係モ亦. yとの帝梱が議連の規定にしたがって戸籍に登録されていないので、この婚. 本控判の判旨は、明治八年二〇九号太政官達を引用し、Ⅹの母寺門キミと. Ⅹ男から控訴したが控訴棄却となった。 控判明治三六・六・九、明治三五㈱七九〇・離婚請求控訴事件轟. 訴人・アルユレッド・ギルモア イ・シ-・スミス-控訴棄却). 大判明治三六・1二・1二(大判⑨)の原控訴審判決-東京. 捷判明治三六・五二豆、明治三六㈱三六五・離婚請求控訴事件 (控訴人・立療準歳、被控訴人・立原はま-控訴棄却)〔未公表〕. 大判明治三七二〇・八(大判⑬)の原控訴審判決-東京控 判明治三七・三・11、明治三六榊八一・離婚請求控訴事件(控 訴入・秋葉ちか'被控訴人・秋葉才次郎-内容不明-明治三六・. .. 開. 判明治三六・1・二〇、明治三五ネ六六四離婚帝求控訴事件壷. T). 表〕 (‥Ⅷ). 注). 表〕 (前. T) (…ー--).
(7) 114. 〔明治〕三四刊九六七. ○東京連判明治三五・I・〓四. 明治升五年1月廿四日 判決言渡 明治〃年〃月廿九日 判決原本領収. ー. 控訴人. 平氏商 寺門豊於. スト主張スルニ因り其当否ヲ審案スルニ明治八年第二百九号大政. (ママ). 「塘梱又ハ養子養女ノ取組若タハ其蘇. 官達ハ民法施行以前二在テ一般人民ヲシテ遵由セシムルノ効力ヲ有シ タル法規ニシテ其明文二依レハ. 婚離縁縦令相対熟談ノ上タリ-モ双方戸籍登録セサル内ハ其致ナキモ. 〔十二字削〕被控訴. ノ一着倣スヘク云々」-アリテ此文意ハ戸籍ノ登録ヲ以テ婚姻ノ要件. ーナスノ趣旨ナルコト疑ヒナシ果シテ然ル-キハ. 人卜寺門きみトノ婚姻ハ該達ノ規定二従ヒ戸籍二萱録セサルモノナル. 関根吉歳. 被控訴入. ク判決ス 東京控訴院民事第一部. 鈴木喜三郎趨. 義正団. 及平団. 浅見倫太郎国. の第一審判決-大阪地判明治. 三五・五・三〇、明治三五㈱六・離婚請求事件(原告・戸田クマ被告 ・戸田走治郎-請求棄却) 〔新聞九三-五参照). (‥-1)大判明治三六・二・七(大判③). 榊原幾久若圃. 以上ノ理由二依り民事訴訟法第四百廿四条第七十七条二則り主文ノ如. 生スヘキ謂レナキニ困り控訴入ノ本訴請求ハ不当ナリ-ス. 力未夕成立セサルモノ-スル-キハ当事者間二嫡正ノ親子関係モ亦発. 己二婚梱. ヲ以テ〔三字削〕未夕成立サセルモノ-云ハサルヘカラス. 訴訟費用ハ被控訴人ノ負. アル事実ヲ確認セシメン-スルノ訴ニシテ特二斯ノ如キ訴ヲ禁スルノ. 案スルニ本訴ハ控訴人二於テ被控訴人ヲシテ当事者間嫡正ノ親子関係. ヲ引用ス. 当事者ノ事実上ノ供述ハ第一審判決ノ摘示スル所卜同一ナルニ付キ之. 立テタリ. 担ースーノ判決ヲ求ムー申立テ被控訴人ハ控訴棄却ノ判決ヲ求ム-申. 其聞こ生レタル嫡出子タルコーヲ認ム可シ. ル判決ヲ廃棄シ被控訴人ハ控訴人ハ被控訴人卜寺門キミ-結婚ヲナシ. 控訴人ハ明治升四年十月十1日東京地方裁判所力本件二付キ言渡シタ. 事実及ヒ理由. 訴訟費用ハ控訴人ノ負担-ス. 当院ハ判決スルコ-左ノ如シ. 右当事者間嫡出子認知請求事件ノ控訴二付キ. 区白壁町二番地. 東京市神田区錦町三丁目三番地. 本. 法文ナキノミナラス控訴人ハ本訴ヲ為スニ付キ法律上利益ヲ有スルモ. 注)本件地判は、原告・平民Ⅹ妻(戸田クマ)被告・平民酒. 商y夫(戸田定治郎に対する離婚請求事件で、従来、本件と大判③と. 七. 小川彪国. 原. ノナルヲ以テ本訴ハ適法ノ訴ナリ-云ハサル可ラス. 平嶋槍同. (東京控訴院書記印). 決 市同. 控訴人ハ被控訴人力控訴人ノ母タル寺門きみヲ要り式ヲ畢ケテ婚姻ヲ. 判 判 判 判 判 事事事事事. 本控訴ハ之ヲ棄却ス. 判. 同. ナシ唯其婚姻ノ登記ヲナサゝリシモ控訴人ハ其嫡出子タルコ-ヲ書七. 長. 文. 婚姻法に関する若干の初期判決(三). 裁 判. 主. 平民 開. (前. 書記.
(8) 113. 婚姻法に関する若干の初期判決(∼) の関連は認識されていなかったと思われる。 明治三一年六月1五日、Ⅹ妻の祖父はY夫を養子とし'同日ⅩYは 結婚、夫婦となったようであるが'Ⅹ妻からY未の不身持、Ⅹ妻及び 実父母等に対する侮辱虐待を原因として離塘を訴求。その侮辱、虐待 の態様は多岐にわたって主張されているが、殆ど措信されないか又は 「紛争の原因-その曲反て原告に在るもの」とⅩ妻側の誘発せるもの. その控訴をも棄却、その判決原本の写しである。. 八. 埼玉解児玉郡長幡村大字長演. 平民農. 光之壷. 群馬願多野郡藤岡町大字藤岡. 萩原半治郎方. 被控訴人. 埼玉麻児玉郡長幡村大字長演. 右訴訟代理人群議土. 控訴人. 平民農. 本控判は、「法律上離塘ノ原因-ナルヘキ虐待又ハ重大ナル侮辱ヲ受ケタ. リシ事跡アリ-認ムル能ハス」と一蹴している。. この後'Ⅹ妻は、かなり長期に亘る訴訟に年月を賛すことになる。. 〔明治〕三五ネ六六四鍍. ○東京捷判明治三大・一・〓0. 判決原本領収 裁判所書記. 判. 控訴人ハ控訴棄却ノ判決ヲ求ムー申立テタリ. シ訴訟費用ハ第一'二審共被控訴人ノ負担-スー判決ヲ乞7ト云ヒ被. 控訴人ハ第1審判決ノ全部ヲ変更シ軍哀控訴人ハ控訴人卜離婚スヘ. 事実及び理由. 第二審ノ訴訟費用ハ控訴人ノ負担ース. 本件控訴ハ之ヲ棄却ス. 院ハ判決スル左ノ如シ〔「主文」の表示なし-注〕. 右当事者間明治三十五年ネ第六百六十四号離婚請求事件ノ控訴二付本. (東京控訴院書記印). 本. 明治升六年一月廿日 言. の如-に認定ないし判定され、Ⅹ妻の請求棄却、敗訴となっている。 決. 仝年仝月全日. 判. ちなみに、第一審本判決の出典たる明治三五年六月三〇日発行法律 新開九三号五-六頁は'「判決例」「○離婚帝求事件-吾邦古来の慣習 上夫が秘かに他女と適したればとて之を以て直に其妻を侮辱したるも のと云ふを得す」という「吾邦古来の慣習」に依拠した判決理由部分 をそのまゝ引用して見出しを立てている。. 本件は'おそら-、Ⅹ妻から控訴し、大阪控判明治三五・〓・五. 原. 右訴訟代理人帝讃土. ひ. 政 隆. (未見)において逆転'Ⅹ妻の帝求認容となったものと思われる。 そして、Y天から上告し、六点にわたる上告論旨を展開しているがI 結局上告棄却(大判③)で終結している。. (….-1)大判明治三六・六・1六(大判⑥)の原控訴審判決-東京控判. 平民農Ⅹ妻(庄ひさ1控訴人)から被告平. 又は「侮辱」(民法旧規定八1三条)を主来して離婚を申立てたが'第1審判 汰(浦和地裁熊谷支判・年月日不明)は帝求を棄却。Ⅹ妻から控訴したが、. さ. 温 助. 田. 辺. 地 庄. 決. 庄. 渡. 興団. 当時. 谷. 斎藤. 開. 明治三六二・二〇・明治三五ネ六六四・離嬉請求控訴事件(控訴人. 本控判は、原告. ・庄ひさ、被控訴人・庄隆助-控訴棄却)〔未公表〕 注). 民農Y夫(庄隆助-被控訴人)に対し、Y夫自身とその尊属親による「虐待」. 箭.
(9) 112. 原菊鹿. 赤津千古. 相川伸治. 当事者双方ノ事実上ノ陳述ハ原判決ノ摘示卜同シ困テ此二之ヲ引用ス. 控訴人ハ甲第言下鐙及澄人坂本源七. 従来、本件の全体像の認識は不十分であったと思われる。. 明治三六年六月1五日発行法律新聞一四三号九-10頁は、「嫡出子認知. 請求控訴事件」と見出しを掲げ'いわば副題的に次のように判旨を要約して. 達に依れば適法の婚姻あるものと看倣すを得ることは本件につき大審院の判. 「民法施行以前に於ては登録せさる婚姻と経も明治十年司法省丁第四十六号. いる。. 赤沢千. 高橋宗次郎ノ琴言ヲ援用シ被控訴人ハ鐙人庄六平 庄久義ノ琴言ヲ引 原菊歳. 用シタリ. 仇テ接スルニ控訴人ハ甲第言下産及澄人坂本源七 高橋宗次郎等ノ供述ヲ援用シテ明治三十四年一月中旬. 示せる所にして其の法律上の見解は下級裁判所を覇束するを以て登記なき婚. 相川伸次. 以後及ヒ殊二同年四月十四日ノ夜□□□□〔三、四字不明〕被控訴人. 姻は無敦なるの論旨は之を主張するの余地なきものとす」〔新藻字-注〕. 五月中にⅩの出生'その後の. 「離縁」、「小児養育金百円出金」等との. 本判文から'明治1三年四月にⅩの母とてとの結納取換し、翌年. ルヘキ虐待又ハ重大ナル侮辱ヲ受ケタリシ事跡アリ-認ムル能ハス故. は次号の紹介参照。. (Ⅴ)大判明治三六・1〇・二七. の提訴があり、それについて. スミス、被控訴人アイダ・メイ. 〔未公表〕. から、横浜の秋山源戴方に身を寄. から控訴して本判決となったもののようにみえる。. 遺棄」を理由に離婚を申立てたが、第一審判決は、Y大の請求を棄却、Y夫. せているアメリカ人・被告Y妻(スミス夫人-被控訴人)に対して'「悪意・・・. アメリカ人・原告Ⅹ夫(スミスー控訴人). 本控判は、極めて読解困難である.1見した処、横浜在住の. 訴人・アルユレッド・ギルモア ・シ-・スミスー控訴棄却). 判明拍三六・六・九、明治三五冊七九〇・離婚請求控訴事件轟. (大判⑧) の原控訴審判決-東京控. Ⅹから後に別件(入籍手練請求ノ件). Yから上告するが、大判⑦で、その上告棄却.X勝訴で本件は終結。. 事実を知る。. □三郎⑳. 恭太郎国. 吉鞄覚団. 本控判は前掲大判①の差戻再控訴審判決で'Ⅹの逆転勝訴。 開. (前. 幸次郎団. 二本件控訴人ノ請求ハ失普ニシテ控訴ハ其理由ナシ困テ民事訴訟法第. 及各澄人ノ供述ニヨリテ控訴人力被控訴人ヨリ法律上離婚ノ原因ーナ. 及ヒ其尊族親ヨリ虐待又ハ侮辱ヲ受ケタリ-主張スルモ右甲第一戟澄. 古. 四盲l一十四候ニヨリ判決スル主文ノ如シ 東京控訴院民事第四部 裁判長. 村橋橋場谷. の原控訴審判決-東京控. 今 本 高 宮磯. 判明治三六・四・二七、明治三六㈱七六五・嫡出子認知請求控訴. 事事事事事. 婚姻法に関する若干の初期判決(三). 九. 啓. 判 判 判 判 判. 事件(控訴人・寺門豊稔'被控訴人・関根苦衷-第一審判決廃棄 ・請求認容) 二部未公表・新聞1e]1二-九参照〕 注). 注). (.Ⅳ)大判明治三六・1〇・二七(大判⑦). (前.
(10) 111. 婚姻法に関する若干の初期判決(三). 本件控訴ハ之ヲ棄却ス. 「無音」を「遺棄」ととらえているようでもある。. は、原告(夫か書か-). の請求を棄却、. 五郎固. 控訴人. スミス. 秋山源歳方. アルユレッド・ギルモア. 仝願全市全町七十五番地. アイダ'メイ'シー、スミス. 亜米利加合衆国人 被控訴人. 住. -・エッチ、シドモ-ル」. 訴訟費用ハ第一、二. 被控訴人ハ控訴棄. 被控訴人ハ乙第言下証. ハ当審二於テ完全ナル委任状ヲ提. 故二右ノ欠故ハ訴訟手続上何等ノ畷壇ーナラス. 又控訴人. 七月二日被控訴人工於テ受取リタル事実ハ甲第四号証第三号証ノ二乃. ヨリ被控訴人二対シ発シタル横清二麻住スヘキ旨ノ書面ヲ明治升二年. ヘカラス. 出シタルヲ以テ第一審ノ訴訟行為ハ追認セラレタルモノ一着倣サレル. により「被控訴人」と更正--注〕. 状力不完全ナリシコ-ハ一件記録二徴シ明白ナリー錐'控訴人〔決定. 原審二於ケル控訴人【決定により「被控訴人」と夏草-‥注〕ノ委任. ノ鑑定ヲ援用シタリ. ノー乃至十ヲ撃不シ原審第l回口頭弁論詞書中控訴人ノ陳述及「ジ. ロ由E;E. 、エッチ'「シドモ-ル」ノ鑑定ヲ援用シ. 控訴人ハ甲第三号証ノ一乃至五、甲第四号五号証ヲ提出シ原審証人「ピ 、イ- 'エフ、スーン」ノ証言及「ジ 、アル、スコッ-、仝「ピ-. ノ摘示卜仝一ナルニ仲之ヲ引用ス. ヲ以テ他ノー方ヲ遺棄スルニ非サレハ離婚ヲ命スルコーヲ得サルコ-」). 本. 右当事者間ノ離婚請求控訴事件二付当院ハ判決スルコー左ノ如シ. -. -. 抗弁を斤けているのである。. ○東京撞判明治三大・六・九 三五冊七九〇 原. べて'本判決の当事者表示による「被控訴人スミス夫人」のものと思われる. ヲ以テ本件ハ原審二差戻サルヘキモノナリー陳述シタル外第1審判決. 当事者ノ事実上供述ハ被控訴人二於テ控訴人〔決定により「控訴人工. 却ノ判決ヲ求ムー申立テタリ. 審共被控訴人ノ負担-ス-ノ判決ヲ求ムー申立テ. 判決ヲ廃棄シ、被控訴人ハ控訴人卜離婚ス可シ. 控訴人ハ明治升五年六月十九日横清地方裁判所力本件二付言渡シタル. 岩. 於テ被控訴人」と更正--注〕ノ原審二於ケル委任状ハ不完全ナリシ. 判旨は、「アプラスカ州法律」の離婚原因(「夫婦ノ1方ヨリニケ年間悪意. (ママ). 天から控訴して、控訴棄却となつたのが本判決である。. 不明、提訴日明治三四年七月五日). いずれにもせよ、第一審判決(横浜地判・明治三五・六・一九、事件番号. り、その後の二年以上の. 二年七月二日に妻が受取ったという事実を判決が「推知」している下りがあ. 読み方によっては、夫が立ち去って、横浜にとり残されている妻からの離婚. 文. 訴訟費用ハ控訴人ノ負担ース. 主 事. 帝求のようにもみえる。その夫から「横浜二麻住スヘキ旨ノ書面」を明治三. しかし'判決書における、「控訴人」「被控訴人」の特定が混乱しており、. 閲. 民法旧規定八八六条をあげ、「此ニケノ被控訴人ノ抗弁ハ共二理由ナシ」と述. と'. 実 由. 明治冊六年六月九日. 決. 神奈川麻績清市山下町六十六番地. 判. 明治〃年〃月一三日. 渡. 亜米利加合衆国人. 言. 判決原本領収. 決 (東京控訴院書記印). 口. 理. 判 書記.
(11) 110. 至五及原審証人「ピ-・アル・スコッ-」仝「ピ-・イ-・エフ-・. 理由ノ部第1行目二控訴人ノ委任状-アルハ被控訴人ノ委任状ノ誤. ケル委任状ノ誤. 日面n:E. スーン」ノ証言二依り之ヲ推知スルニ足ル-柾、アプラスカ州法律二. Ui;岳凸. 民事第二部. 鈴木喜三郎国. 仝第武行目二控訴人-アルハ被控訴人ハノ誤 東京控訴院. 明治升六年七月四日. 義正囲. 及平碑. 大橋樹太郎囲. 今村恭太郎団. 〔未公表〕. 棄却。. 仝九行目二控訴人ノ原審二於ケル委任状-アルハ被控訴人ノ原審二於 開. 大判⑨で、本判決は破致されたが、差戻控訴審判決は未見。. 請求スルノ原図ハ仇ホ存在セサルモノ」とされた。. りとの心証を得ず。「多少仇頗、〔従順〕ノ婦道ヲ為サゝル事席アルモ離塘ヲ. ]n:岳[. がⅩ未の着衣を破り、両部を殴打し、鳥署を極めることなども、その事実あ. は実家へいって帰らない等のことあるも、「悪意-遺棄」には譲らない。.Y妻. 浅見倫太郎団. 戟-年月日不明)は、清市を棄却したと思われるが、y夫から控訴し、控訴. Y妻重原はま-被控訴人)に対する離婚請求事件で、第一審判決(水戸地. 本件控判は、原告平民農Ⅹ夫(立庶準歳-控訴人)から被告. 訴人・立居準歳・被控訴人・立原はま-控訴棄却). 判明治三六・五・二五'明治三六糾三六五・離婚請求控訴事件(控. (.Ⅵ)大判明治三六・1二二二 (大判⑨) の原控訴審判決-東京控. 裁判長. 依レハ夫婦ノ一方ヨリニケ年間悪意ヲ以テ他ノ一方ヲ遺棄スルニ非サ レハ離婚ヲ命スルコ-ヲ得サルコ-ハ信ヲ措タニ足ルヘキ鑑定人「ジ -・エッチ・シドモ-ル」ノ鑑定二徽シ疑ナキヲ以テ前記七月二日以 後ニケ年ヲ経過スルニ非サレハ離婚ノ原因発生セサルモノ-ス 控訴人力明治升四年七月五日本訴ヲ提起シタルハ民法第八百八十六候. 又被控訴人力控訴人ノ書面二様シ乍ラニケ. ノーケ年ノ期間ヲ経過シタルモノ-云フヲ得ス依テ此ニケノ被控訴人 ノ抗弁ハ共二其理由ナシ (ママ). 年間横清二蕗住セサルノ1事ハ前示「アプラスカ」州ノ法律二所謂悪 意ヲ以テ被控訴人力控訴人ヲ遺棄シタルモノ-云フコ-ヲ得ス. 己二此点こ於. 鈴木喜三郎匝. 平場於岡. 判事. 判 判 判 判 事事事事. 本捷判の判旨は、「夫婦中-撃ンカラズ」Ⅹ夫の眼病中ロ争いの末怒ってY妻. 平場於同. 大橋樹太郎固. 義立国 及平匝. 注). 第三号証ノ一ハ控訴人ノ主張事実ヲ証明スルニ足ラス. 判 判 判 判 判 事事事事事. 事実摘示中第八行目二被控訴人二於テ-アルハ控訴人二於テノ誤. ー左ノ如シ. (前. 故二 又甲. テ判決ヲ為ス以上ハ他ノ論点二対スル説明ヲ省略シ控訴ヲ理由ナキモ. 判 長. (ママ). 裁. ノー認メ民事訴訟法第四百廿四候第七十七条二則り主文ノ如ク判決ス 東京控訴院民事二部. 原. 当院明治升五年冊七九〇号離婚請求控訴事件ノ判決原本中更正スルコ. 本. -. 定. 婚梱法に関する若干の初期判決(三). 〓. 決.
(12) 109. 婚姻法に関する若干の初期判決(三). [明治三六㈲三六五]. ○東京捷判明治ニ〓(・五・〓五. 明治升六年五月廿五日. 明治〃年〃月廿九日 判決原本領収 中西惣三郎 (東京控訴院書記印). 茨城県行方郡麻生町大字麻生 控訴人 右訴訟代理人. 茨城県行方郡麻生町大字麻生 被控訴人. 三之助. じ由h;凸. アル事実ヲ認メ得へキモ. 然ラハ被控訴人力多少仇. 本件ははじめ、原告平民農Ⅹ妻夜業ちか)から被告・平民. 無効請求控訴事件」の誤記カエ轟訴人・秋葉ちか、控訴人秋葉 才次郎-判決主文不明ヱ〓部未公表'新聞1九八-l九参照〕. 明治三七・三・一1・明治三六榊八l・離婚請求控訴事件〔「婚姻. 大判明治三七・一〇・七(大判⑬)の原控訴審判決-東京控判. 裁判長. 故二控訴ハ理由ナシ 原因ハ冊ホ存在セサルモノ-聾疋ス. 〔「徒」の略字カ-)順ノ婦道ヲ為サゝル事績アルモ離婚ヲ請求スルノ. 如キ事実アリタリ-ノ心証ヲ得ル能ハス. スレ托(-モの合字〓別顕証人ノ計聖一最甲第五号撃Iヨルモ此主張ノ. シ罵曹ヲ極メ同居二堪へサル虐待又ハ重大ナル侮辱ヲ加へタリー主張. 被控訴人力悪意ヲ以テ控訴人ヲ遺棄シタルモノ一撃足スルニ十分ナラ ス又控訴人ハ被控訴人力控訴人二軍ン其着衣ヲ破り又ハ其両部ヲ殴打. 人ヲ看護スルノ義務ヲ欠クニ至リタル事. (コト). ハ控訴人力眼病中ロ争ノ未怒リテ実家二適キ家二帰ラス之力為二控訴. 前示各証人ノ聾1TEニヨレハ当事者力夫婦中特二陵シカラス且被控訴人. 由. 東京控訴院民事第三部. (‥Ⅷ). 右当事者間明治埜ハ年榊第三六五号離婚帝求控訴事件二付当院ハ判決 スルコー左ノ如シ. 控訴ハ之ヲ棄却ス 細訴才判費用ハ控訴人ノ負担ース. 被控訴人ハ控. 深沢菊太郎. 控訴人ハ原判決ノ全部ヲ廃棄シ当事者間ノ嬉梱ヲ解消ス訴訟費用ハ第 甲第1号乃 立原逸平. 横地磯五郎ノ各証言ヲ援用シ. 証人大脇昌三郎. 四. 本. 1、二審共被控訴人ノ負担-ス-ノ判決ヲ求ムー申立テ. 大島和五郎三郎. 井尾施乎崎. 原. 理. 農Y未森葉才次郎)に対する「離婚」請求事件として申立てられたが、第. 注). 至第五号証ヲ提出シ. 森 中 布 枚坂. 決 当事者ノ事実ノ主張ハ原判決ノ嫡示二同ジケ. 毒毘. ㊥国㊥. 判. 判. 三. 策保郎. 文 信. 良. 崎部部. 言. レハ之ヲ引用ス. 事事事事事. ・尚. ま. 高藤. 判. 判. 原. 決. 訴棄却ヲ申立チタル外. 箭. 文. 実. 判. 宮磯磯立. 渡 主 事. 判. は. 開 平 原 民 農 立. 判. 書記 ふじ.
(13) 108. 一審判決(千葉地判・年月日不明). で請求棄却、控訴棄却。Ⅹは控訴棄却の. 欠席判決に故障申立、泉諾を経て「婚姻無効ノ訴」に変更(大判⑲上告理由 第三点参照)。 事案の概略ほ、民法施行以前'Ⅹ妻がまだ十1才未満で「毒も婚姻をなす. は之と同棲し居たることは-争はさるところ」というものである。. 意思なかりし」に、Y夫が「入夫として」Ⅹ家に「入籍し自乗数年控訴人(Ⅹ). 本控判の判旨は、ク右塘梱の無効確認の請求を為すは格別'本件の如-婚姻. 無効の宣言を求め判決に因りて之を無効となさんとするは所謂自家撞着に. る少女の如きにして塘梱を為したる場合に於ては果して有効と認め得ペき. 蓋し人類身心の発育槽梯はかゝる時期に在りて未だ充分なりとすべから. ざるの結果婚姻を為すの意思ありと認むべからずとして否定するの論者は. 千葉麻夷隅郡上藤村小土呂 控訴人. 右訴訟代理人. 千葉麻夷隅郡上藤村小土呂 被控訴人. 平民農. 本間に閲し項日-(略)判決せられたるものを左に掲ぐ」. 無しとせざるが畢境是等は個々に付認定すべき事実問題に属し直ちに然り と為すべからず. [明治三六刊八ニ. ○東京捜判明治三七二ニ・一一. 明治升七年三月十一日 判決言渡 明治〃年〃月十六日 判決原本領収. ルコー左ノ如シ. 平民農. 才二郎. 右当事者間明治埜ハ年冊第八一号離婚請求控訴事件二付当院ハ判決ス. 中西惣三郎. ー. して請求白煙に於て不普″としク却下″の主文を予想させる文言があるが'. (ママ). 仮に1歩をゆずり、Ⅹ妻がこの婚姻無効宣言請求を為しうるとしても、ⅩY. 同棲後の「事後ノ事跡」に敬して、〝当事者間に婿梱成立したるを観るべ 、〝単に年齢十1才に満たざりし1年をもって直に婚姻を泉諾するの意思. なかりしものと認むるを得ず″などとも述べる。 これは、r事後ノ事跡」によって無効塘姻がク追認″されて有効になったと いうのか、十一才未満でも婚姻皐諾能力があり初めから有効であったという のか、必ずしも明確でないが、いずれにせよ、Ⅹ妻の控訴は棄却されている と思われる〔判決主文内容不明、東京控判明泊三六・五・11九欠席判決維. か. 決. 右控訴代理人. 伸. 介 明. 二. 1. 持〕。. Ⅹ妻から上告し'大判⑬となるが、この大判の先例的意義の検討は十分と は思われない。 ちなみに、本判決の参照資料として、明治三七年三月三〇日発行法律新聞 一九八号十九真は、次のように見出しと問題点を摘記している〔フリガナ略. □. 判. や. 園〔判事印・・・注〕. 右開席判決後ノ訴訟費用ハ控訴人ノ負担ース. 明治升六年五月廿九日当院力本件二付言渡シタル闘席判決ヲ維持ス. 文 実. 新湊字〕. 主 事. 「○十一歳未満の少女と婚姻の意思-民法施行前に在りては現行法に於け. 蒼 絶 ち. 田 葉. 浅 鵜 秋. 麻 神 秋. 井 沢 葉. 生. 声. るが如-結婚年令に閲し何等の制限を置かざるを以て若し十一才に満たぎ 婚姻法に関する若干の初期判決(三). 開. 書記. く〟.
(14) 107. 況ンヤ前陳ノ如ク. 故二仮二控訴人二意思ナカリシトスルモ示后其某ヲロゲ. レタルハ一般二行ハレタル実例ニシテ法律上有数卜認メラレタル慣例. 蒜. 西川幸吉. 且又本件二付控訴人ハ婚姻無数ノ宣言ヲ求. 是レ民法第七百七十. 故二本案ノ如キハ単二. 今井探ノ各証言及捜査復命書ヲ援用シタリ. 依テ本訴ハ不適法-シテ却下セラレン「ヲ求ムー云ヒ証人秋葉竹次郎. 夫婦タル身分登記ノ取消ヲ為スヲ求ムルヲ以テ足レリース. 八条以下ノ規定に徴シテ明カナルコーナリ. 敢テ宣言ヲ侯テ後無効卜決スヘキモノニアラス. ムレ托凡ソ無数ノ法律行為ハ最初ヨリ梅軒二成立セサルモノニシテ. ハ完全ナル嬉姻ナリ-ス. 控訴人己二其意思アリ又其実ヲロケ且当時巳二戸籍二重線シタル以上. 二至レル以上ハ皐モ婚姻ノ致カニ欠クル処ナシ. 今日. 婚姻法に関する若干の初期判決(三) 控訴人一定ノ申立ハ原判決ヲ廃棄シ更二明治升年十1月四日ノ入籍二 困ル控訴人及被控訴人間ノ人夫婚姻ハ無放-ス訴訟費用ハ被控訴人ノ 負担タルヘシ-ノ判決ヲ求ム-云7ニ在り、而□控訴人ハ請求ノ原因 ーシテ被控訴人ハ明治冊年十一月四日千葉願長生郡西村著荷沢百三十 一番地平民安田久次郎方ヨリ入夫ーシテ控訴人方二人籍シホ釆控訴人 家二居住セシ者ニシテ明治升二年三月廿三日家督相続人-ナリ控訴人 家ノ不動産過半ヲ其名義卜為シタルモノナルモ被控訴人入夫ノ当時ハ 控訴人ハ僅カニ十一年未満ニシテ何等婚姻ノ意思ナク今日二重ル迄曽 (マr>一. テ被控訴人卜婚姻ノ実ヲロケタル「〔「事」の略字〕ナク且被控訴人ハ 控訴人一家ノ尊属親ノ皆無-ナリタルヲ利用シテ所有財産ハ他人ノ名. ナリ. 故二民法施行以前二於テモ当事者力. ナサン-スルハ所謂自家撞着ニシテ請求自体二於テ不当卜云ハサルへ. スハ格別、本訴ノ如ク婚梱無数ノ宣言ヲ求メ判決二困リテ之チ無数-. カ故二右婚姻ノ無数ヲ争7被控訴人二封シ婚姻ノ無数確認ノ請求ヲ為. ル以上ハ婚姻ハ初メヨリ絶封無数ナル事ヲ主張スルモノニ外ナラサル. シテ牽モ婚姻ヲナスノ意思ナカリシー主張シ之ヲ以テ請求ノ原因ース. 然ラハ本件二於テ控訴人力被控訴人-ノ婚姻ノ当時年齢十一歳未満ニ. ルヲ侯タス初メヨリ絶封無放ノモノース. 判決ヲ侯ッテ初メテ無致-ナルニアラスシテ判決ヲ以テ無効ヲ宣言ス. 人達其他ノ事由ニヨリ婚姻ヲナスノ意思ナカリシ沖ハ其婚姻ノ無数ハ. 七十八乗ノ法意卜異ナル「ナシ. ハ当事者間ノ意思ノ合致ヲ欠クニヨリ成立セサル「ハ敢テ民法夢七百. カリシ岬〔「ーキ」の合字〕ハターへ戸籍二婚姻ヲ登記シタルモ其婚姻. 案スルニ民法施行以前二於テモ婚姻ノ当事者間二婚姻ヲナスノ意思ナ. 由. 義-ナシ之ヲ棄却スル等乱暴至ラサルナキノ状態ニシテ控訴人ハ被控 訴人二対シ将来卜虫モ蕃モ婚姻ノ意思ナシ依テ判決ヲ以テ婚姻ノ無放 ヲ宣言セラレン事ヲ、求ム-陳述シ且〓足ノ申立ヲ釈明シテ婚姻ノ無 放確認ヲ求ムルニアラスシテ婚姻ノ無数ヲ宣言スル創設的ノ才判ヲ求. ムルモノナリー述へ甲第言下乃至第四号証ヲ連出シタリ 被控訴人ハ控訴棄却ノ申立ヲ為シ答弁ーシテ被控訴人力控訴人卜婚姻 シタルハ明治升年十一月四日ニシテ控訴人力滴十年十一ケ月数へ年十 二歳ノ時ナリシ「ハ控訴人主張ノ如シ然レ托〔「-モ」ノ合字-注〕控. ホ釆同居スルニ至リシモノナル「ハ英知了スルーコロニシテ. 訴人ハ被控訴人力入籍即婚姻当時ニアリテ被控訴人ヲ夫トシテロ家二 貰受ケ. 仮令ヒ其当時直チニ夫婦ノ実ヲロクル能力ナシトスルモ示后体格ノ発 達スルニ及ヒ夫婦ノ義務ヲ完全二履行シ来リタルモノナリ. 且当時ニアリ. 且民法施行前二在リテハ婚姻年齢二開シ之ヲ制限セル法制アルナリ唯 戸籍二登録スルヲ以テ婚姻成立ノ要件卜為シタルノミ. テハ婚姻当事者ノ意思如何二開セス相互ノ父母ノ意思ヲ以テ結合セラ. 理. 開.
(15) 106. ス. カラス. 佼リl二歩ヲ譲り控訴人ハ無放宣言ノ請求ヲ為シ得へキモノ-スルモ 二果シテ控訴人力婚姻ヲ皐諾スルノ能力ナカリシヤ香ヲ案スルニ被控. 民法施行以前二於テハ婚姻当事者ノ年齢ニハ法定ノ制限ナカリシカ故. 訴人・室岡イネ、被控訴人・室岡都-第一審判決変更・請求認容) 〔未公表〕. 又控訴人ハ未夕曽テ被控訴人卜婚姻ノ実ヲロケタル「ナシ-主張シ甲. ナカリシモノー認ムルヲ得ス. 単二年齢十1歳二満タサリシ1事ヲ以テ直チニ塘梱ヲ承諾スルノ意思. ノ事蹟二徴スルモ当時当事者間二塘姻成立シタルヲ観ルヘク控訴人力. 人ハ之卜同棲シ居リタル「ハ控訴人ノ争ハサルトコロナレハ、此事後. け'第1審判決を変更し、Ⅹ妻の請求を認容した。(Y夫から上告、大判⑲で. 判定。Y夫の「尊属親」による侮辱、虐待(同七号)については判断を避. 夫による「同居二堪へサル虐待」のみを認定し、民法八1三条五号に該ると. し、Y夫とその親からうけた侮辱、虐待の数々を主張した処、本判決は、Y. 判決(水戸地土浦支判明治三七・四二七)は、請求棄却。Ⅹ妻から控訴. 本件控判は'原告・平民Ⅹ妻(室岡イネ一連訴人)から被告 ・平民□□人夫Y夫(室岡都-被控訴人)に対する離婚請求事件で、第一審. 注). 上告棄却。). 訴人ハ婚姻ニヨリ控訴人ノ入夫ーシテ控訴人家二人籍シホ乗数年控訴. (前. 第四号証ヲ以テ立証スレ托同号証ハ未夕以テ当事者間二曽テ1度モ婚 姻ノ実ヲロケタル「ナシーノ事実ヲ信認セシムルニ足ラス ヲ得ス. 然ラハ当事者間ノ塘梱二伸控訴人二番諾ノ意思ナカリシモノ-認ムル. 故二何レノ点ヨリスルモ本訴ノ請求ハ失当ナリ-ス依テ民事訴訟法第. 金次郎⑳. 哲三郎㊥. 携⑳. 四首廿四条第二百六十一条前段及第七十七条ヲ適用シ主文ノ如ク判決. 民事第三部 裁判長. 納 崎 遺 尾. 棄次郎㊥. 保幽 開. 明治三八・一・≡∴明治三七ネ四三五・離婚請求ノ控訴事件重. 大判明治三八・五・三〇(大判⑲)の原控訴審判決-東京控判. 東京控訴院. (…Ⅷ). 中 林 加 坂 成. 婚梱法に関する若干の初期判決(三). Fed. 判事.
(16) 105. 茨城麻結城郡貴田村大字貴田. 塀護士. 猪瀬徳兵衛方居住 控訴入 右訴訟代理人 同願筑波郡旭村大字今鹿鳴. 被控訴人. 〔明治二二七ネ四三五鍍. ・ニー. 婚姻法に関する若干の初期判決(三) ○東景捷判明清三八・一 明治三十八年1月廿1日. 明治三十八年1月廿一日 判決原本領収 裁判所書記. (東京控訴院書記印) 被控訴入 耕護士. □□人夫. 大久保. 離婚請求ノ控訴事件二付本院ハ. 右訴訟代理人. 判決スル左ノ如シ. 右嘗事者間ノ明治升七年ネ四三五境 検事小崎□立合 第壱審判決ヲ変更ス. 要 ネ 妻 造. 決 平民. 判. 訴訟費用ハ第壱武審共二被控訴人ノ負塘タルベシ. 控訴人卜被控訴人ーヲ離婚ス. イ 端. 渡. 開 岡 山. 岡. 亀 室. 決. 控訴人ハ明治肝七年四月十八日水戸地方才判所土浦支部ノ言渡シタル 訴訟費 判決二対シ適法ナル控訴ヲ為シ控訴人卜被控訴人ーヲ離婚ス. 用ハ第一二審共に被控訴人ノ負担-ストノ判決ヲ求ムー申立テ 被控訴人ハ控訴ヲ棄却ス訴訟費用ハ控訴人ノ負担タルベシーノ判決ヲ. 二裁縫出来ザレハ妻卜為シ置キ難シ-晋ラレテ重大ナル侮辱ヲ受ケ且. 被控訴人方ヨリ遂ヒ出サレテ悪意ノ遺棄ヲ受ケ、其他被控訴人ノ尊属. 親ヨリモ同様ナル侮辱ヲ受ケタルノミナラス虐待ヲ受ケタリー主張シ. 被控訴人ハ轡ア之ヲ否認シタルノ外原審判決ノ摘示一同一ナルニ付之 ヲ引用ス. 乙第1'二. 嘗審証人吉. 市川惣吉. 合田幸三郎等ノ. 沼尻チカ. 坂本庄三郎. 中田茂吉. 大串源次. 乙第三戟寧l対シ不知ノ僕述ヲ為シ. 澄拠トシテ被控訴人ハ甲第一鍍証乃至第六坂証ヲ提出シ. 小路木三郎. 原審証人秋田幸吉. 戟証ノ成立ヲ認メテ之ヲ援用シ 乙第四号証ノ成立ヲ認メ 田荘右衛門. 門井太左衛門. 市川喜平 ノ各証言及原審ノ証人. 各璽ヲ一部ヲ援用シ被控訴人ハ乙第1破証乃至第四境証ヲ提出シ 市川丑造. 校本丑五郎. 倉田幸三郎. 市川角次. 池田辰. 市川子之古. 沼尻チカ等ノ各証言及当番ノ証人坂本. 市川イマ. 甲第六戟証ノ成立ヲ認メ原審ノ証人 第1戟証乃至第五坂証ヲ否琴ソ 坂本庄三郎. 門井太左衛門. 倉田イシ等ノ各証言並二明治冊. 大塚耕夫. 市川惣吉. 坂本ウタ 市川喜平. 粉本丑五郎. 池田元吉 貞三郎. 書田荘右衛門. 坂本庄三郎. 合田幸三郎ノ訊問. 永瀬喜平次ノ訊問ヲ被. 七年七月二日当番二於ケル法廷詞書中、撃師二掛カラズーアル点ヲ執. 地田辰造. モ援用シ尚ホ控訴人ハ証人-シテ上田金太郎 控訴人ハ同シタ萱根雄天 ヲ申請セリ. 人ヲ長二三尺位太サ三四寸位ノ打棒ヲ以テ殴打シ控訴人ノ倒レタルニ. 原審証人秋田. 大串源次等力各其旨ノ証言ヲ為セルニ徴シ明カニ之ヲ認メ得へ. 乗シ重ネテ又足ヲ挙ケ之ヲ敬タル事実ハ信スルニ足ル 而シテ普事者双方ノ口述セル事実関係ハ控訴人二於テ明治埜ハ年六月 五日ニハ尚蹴ラレタルコ-アル旨又同年三月十九日ニハ婦人ノ捜拳特. 一六. 佑テ之ヲ審按スルニ明治升六年六月五日被控訴人力居宅二於テ控訴. (ママ}. 由. 文 賛. 室. 言. 興国. 求ムル旨申立テタリ. 理. 事. 造 幸吉. 主. 平民. 判. 斎藤.
(17) 104. 市川丑造. 合田幸三郎. シ然ラハ此暴行ハ控訴人力被控訴人ヨリ受ケタル実二同居二堪へサル 虐待ナリ-謂ハサルペカラズ 被控訴人ノ援用シタル原審ノ証人坂本庄三郎 池田元吉及普審ノ証人大塚耕夫等ハ右六月五日二被控訴人ハ控訴入二 池田辰造. 門井太左衛門等ノ証言. 倉田イシ等ノ証言ハ執モ該暴行ヲ否定スルニ. 校本丑五郎. 暴行ヲ加へタル事実ナキ旨証言スルモ其証言ハ信スルニ足ラズ 原審ノ証人市川イマ 及当番ノ証人坂本ウタ. 地田辰造. 永瀬喜平次'被. 坂本庄三郎'合田幸三. 而シテ控訴人ノ申請シタル証人上田金次郎. 足ルロナク乙第三耽証ハ元来謄本二過ギザレハ其記載事賓ヲ証スルニ 足ラズ. 控訴人ノ申請シタル証人萱根雄天. 郎等ノ寧言ハ其必要ナキモノ-認メ之ヲ却下シタリ 既二第1項二論述スル如ク控訴人ハ被控訴人ヨリ同居二堪ヘザル虐待 ヲ受ケタルモノ-決シタル以上ハ民法第八百十三条第五鍍二基キ此点. 白「未公表」大審院判決-〔三〕〔四〕〔五〕. の時期に言渡. 次に、本稿の主要な課題である、「未公表大判」の紹介にうつる.. 明治三五年〓九〇二年)-同三八年(一九〇五年). 1月一七日大1民判、明治三. のあった'鰭梱法関連の「未公表」大審院民事部判決としては'次の. 三件を検索'発掘、筆写することができた。. (-)未公表大判-〔三〕明治三六年1. 五年帥五七六号・離婚請求事件(黒木光対黒木キミー上告棄却). 【庶事・長崎捷判明治三六年六月二四日〕. (‥n)未公表大判-〔四〕明治三七年一月一四日大一民判、明治三六. 年帥六四〇号・離婚請求事件(安藤経司対安藤ちか-上告棄却). 〔原審・名古屋捷判明拍三六年一〇月二〇日〕. (…_-1)未公表大判-〔五〕明治三八年一一月九日大一民判、明治三八. 年㈹三五1H了'離塘請求事件(庄隆助対庄ひさ-上告棄却)とそ. ヲ以テ離塘ヲ求ムル権アルニ付其他ノ各争点則チ控訴人ハ被控訴人ヨ リ重大ナル侮辱ヲ受ケタルヤ'悪意ヲ以テ遺棄セラレタルヤ、又被控. の原審〔差戻控訴審〕判決〔東京控判明治三八年五月二四日 治三八年榊七四号). 訴人ノ尊属親ヨリ重大ナル侮辱若クハ虐待ヲ受ケタルヤ否ノ点ハ更ニ 佑テ本院ハ控訴ヲ理由アルモ. U也h;巴. この三件はいずれも'「離婚」請求事件の上告判決であり、結局は、. 原告妻から被告夫に対する離婚請求が認容されたものである。ただしI. 〔四〕〔五〕は離婚原因が明確に判示されているが'〔三〕では、それ. が明確ではない。判文の行間から、〝キリス-教信仰″をめぐる夫婦間. の帝離が窺われ'かつ'夫が「監獄署囚人」である点がかなり特異で. 深刻な事案であるように想像された。. また'別の意味で特異'深刻で'かつ長期化した。ク難事件″に類する. 明. 又同. 錬三郎㊥. 英㊥正周. 1団 戒㊥. 信 義 幹 信 開. 岡 嶋平 山 田. 1々之ヲ判断スルノ要ナキモノ-ス. 嘉 □ 宮 桧於. ノ-決シ主文ノ如夕刊決セリ 東京控訴院民事第四部 判 判 判 判 判 事事事事事. 鰭梱法に関する若干の初期判決(三). 一七. 裁 判 長.
(18) 103. 婚姻法に関する若干の初期判決(三). 離婚請求を認容したo. は'おそら-、Ⅹ妻の. れ、第三番犬判で原判決が破艶され、差戻された第四審でようや-妻の. ハ牧師」クラーク氏と野口米産氏の証言を、自分に有利に援用し'ま. Y夫は'控訴して、その証人である「宣教師又. 請求が認容され、第五審(本大判)で夫のアピ-ルが排斤されて終結し. 罷って消滅していること、離婚事由が不明であることなどを主来した. しかし、控訴審判決(長崎控判明治三六・六・二四)は、Y夫が援. ものと思われる。. 前から長-続いた論議、法典解釈の不安定'司法当局者の狙っていた. 用する宣教師'牧師の証言を'Ⅹ妻が「宗教上ノ徳義二制セラレ」てI. 民法典施行. 司法政策'紛議事案の社会的ないし家族的深刻さ等々、何らかの理由. 証言者たる宣教師'牧師に「離婚ヲ単二親ノ意思二出テシカ如タ」答. に対して離婚を帝求した事. の「不干渉主義」に反するという趣旨のようである(大判文中「控訴. その証言に虚偽の理由を加、え'一方当事者に反駁するのは'訴訟法上. が、Ⅹ妻自身によって何等争われていないのに、原審裁判所が進んで. 第1点は、Y夫に有利に援用された、牧師たちに対するⅩ妻の談話. 上告論旨は二点だけ言及されている。. そこで'Y夫から上告.本大判(未公表)となったo. いことなどを判示して、Y夫の控訴を棄却したものと思われる。. た上、Ⅹ妻の離婚意思は異意であること。離婚の訴権は時効に解らな. で、これらの判決を公表することが有害であるか、あるいは、無益で. 〔三〕は'. 〔五〕は、公表=無益. (前々号、前号参照). えた処の、いわば畷庇ある答であると肘度、解釈して、これを排斥し. 〔二〕. 的であるものとされたのであろうか。 以下、順次'「未公表」大判〔三〕 解題を付して紹介する。. ミー上告棄却). 〔原審-長崎連判明治三六年六月二四日〕. 六帥五七六号離婚請求事件(上告人・黒木光、被上告人・黒木キ. 〔-)未公表大判-〔三〕明治三六年一一月一七日大一民判、明治三. 〔四〕 〔五〕の判決資料を、若干の. いずれかといえば、公表=有害的であり、〔四〕. さしあたり未公表大判〓〕. あるという〝当局″の判断による選択眼が働いていたことであろう。. 同様'知る由もない。しかし、明治三1年(1八九八年). これらの大判が民録に登載されなかった理由は、他の未公表大判と. た、Ⅹ妻の離婚の意思が「異意」ではないこと、離婚の訴権が時効に. 二、第一審判決(宮崎地判又は長崎地判-). ることを離婚原因とする旨の判旨文言は見当らない。. y夫が「当時長崎願監蘇囚人」となってはいるが'刑に処せられてい. 1(. た事案であり、さらに別件が後続するという〝難事件″なのである。. た事案であるのに対し'〔五〕は、第一、第二審とも、妻の帝求は棄却さ. と思われたのは、〔五〕 である。〔三〕 〔四〕は'いずれも、第一審で早 -も妻の請求が認容され'第二、第三審とも、夫のアピ-ルが排斥され. 開. 件であるが'そのいわゆる離婚請求原因が何であったのか不詳である。. 本大判は、これに応えて、第一点については、原院専権の事実認定. を遺脱した違法があるという趣旨である。. 第二点は、原判決が本件の離嬉請求原因の判示を欠き、重大な争点. われる).. 人即チ被上告人」とある部分は、「被控訴人即チ被上告人」の誤記と忠. ●. と. 一'本件は、おそら-、原告Ⅹ妻(黒木キミ-被控訴人、被上告人). 題〕. が'被告Y夫(黒木光-控訴人、上告人). 〔解.
(19) 102. への非難にすぎずとし、第二点については、重大争貞道脱の不法なし. が、y大の処刑、服役を奇貨として、. そして'Y夫の邪宗キリシタン・バテレンであることを恐怖し警戒 したⅩ妻側(親の主導による). 何らの離婚療困該当事実がないにも拘らず、離婚を申立て'裁判所も. とし'いずれの上告論旨も容れず、至極、簡単に上告を一蹴した。 結局、長崎の監獄署囚人として服役中と思われるY夫に対する、Ⅹ. また、何らの根拠法条も判示することなく、その請求を認容したとい. いずれにもせよ'原審長崎控判は焼失した由で未見であり、第一審. ったように思われて-るのである。. て、クキリス一着″たるY夫にとっては、痛恨不当な悲劇的離婚裁判だ. まことに本件は「宮崎願--平民農、当時長崎巌監獄署囚人」にし. うものではなかろうか-. 妻からの離婚帝求は'第一審判決どおり、Ⅹ妻勝訴で終結している。 三'本件は'Ⅹ妻が平民、Y夫が平民農で現在「囚人」であること、 そしてⅩYの双方又は一方がいわゆる〝キリス-者〟であろうと思わ れる))と等が「事案」を特色づけているo キリシタン禁制の高札がおろされた (明治」ハ年)後とはい、え'長い 〝異端″祝する国家的'社会的心性. 判決が宮崎地裁に所在する可能性はあるが、未入手である。かなり、. 間培われた、この信教を〝邪宗″. が'この事案の背後のワク組みとして気懸りになるところではある。. 興味深い未公表大判であるが、未公表だった理由もこの事実に伏在す. 明治三十六年. て、クキリスー者″Ⅹ妻が.その国家法現に依拠して、離婚請求原因とし. 明治三十六年. 明治三十六年帥第五官七十六戟. ◎〔明治三十大年十一月十七日判決〕(大一民). るように思われる。. たとえば、ⅩY双方とも〝キリス-者〟であったとすれば'この二 人の精神的紐帯は、「親ノ意思」による離婚などというはおろか'およ そ現世的、俗世的規範たる刑法や民法如きを理由とする離婚などを主 張、承服する社会的心性にはⅩYともに否定的だったのではないか仮にY夫が、この地上の仮の世で、当時の明治国家の国事犯的な犯罪 人・囚人とされたり、あるいは、偶然に、民法旧規定八一三条国号(注. 十一月十七日. てあげつらい、離婚訴訟を争いつづけるとは想像しがた-はないか-. 十1月武四日. に規定する離婚原因該当の破廉恥犯罪の囚人とされたからと. けだし、両人とも、信仰上は本質的に神の下僕、従者、囚人ではあっ. 上告人. 宮崎願児湯郡都農村大字都農町九十. 平民農. 当時長崎願監獄署囚人. 八番戸. 右訴訟代理人群議士. 鷲太郎. 被上告人宮崎麻児湯郡都農村大字都農町九十. 黒. 2参照). ても、国家のそれではな-、根底的には国家法規、現世規範に何らの. 光. ミ. 裁判所. 原. 八番戸. 木. 内的権威も、普遍的正義も皐認しないであろうから。. 茂手本昌三郎団. 決. 長. 黒. だとすれば、本件はむしろ、Y未だけが〝キリス-者″でⅩ妻は改. 嶋 木. 判. 右嘗事著聞ノ離婚請求事件二付長崎控訴院力明治三十六年六月二十四. キ. 一九. 宗者ないし無信仰者あるいは別信仰者であったという事案だったのか もしれない。 婚姻法に関する若干の初期判決(三). 本. 平民. 言 判. 本 書記 領. 渡 収. 決 原 開.
(20) 101. 婚姻法に関する若干の初期判決(三). 立食検事奥官立治ハ意見ヲ陳述シタリ. 本件上告ハ之ヲ棄却ス. 上告論旨一鮎ハ原判決二於テ澄入シ-・エ-・タラ-タ及岡野口末彦. 大審院. ノ寧吉ヲ排斤スル理由-シテ「這ハ被控訴人力宗教上ノ徳義二制セラ 然レーモ原. レ宣教師又ハ牧師タル是等ノモノニ封シテ離塘ヲ単二親ノ意思二出テ シカ如ク答へ居リシモノト認メラル」-判示セラレタリ. 審二於テ控訴人〔「被控訴人」の誤記か--注〕即チ被上告人ハ右ノ澄. 第一民事部. 裁判長判事男爵. 法学博士. 法学博士. 代谷万場村上部. ⊂⊃. 採レル不干渉主義に反セルモノニシテ採澄上不法ヲ免レサルモノナリ -云7ニ在り. かー上告棄却〓原審'名古屋控判明治三六年一〇月二〇日〕. 帥六四〇号離婚帝求事件(上告人・安藤経司・被上告人・安藤ち ノ撃一三封シ虚偽ノ理由ヲ付加シテ之ヲ厳スルハ本来我民事訴訟法ノ. (・.j)未公表大判-〔四〕明治三七年1月1四日大1民判・明治三六. 判事判事判事判事判事判事. 三十九燥第一項二従ヒ主文ノ如ク判決ス 旦昌渡シタル判決二封シ上告人ヨリ全部破敦ヲ求ムル申立ヲ為シタリ. 開. 題〕. 談話者卜被話者-ノ関係ヲ掛酌シテ談話者ノ真意如何ヲ解揮シタルニ. 外ナラス要スル本論旨ハ原院ノ専権二属スル事章認定ノ非難二過キス. 以テ重大ナル争鮎を遺脱シタルカ如キ不法ノ判決ニアラス. 二,第一審(岐阜地判エでⅩ妻勝訴。Y夫から控訴し、控訴審(名. の余り「暴行-頭髪ヲ切断スル」等の行為を'「同居二堪へサル虐待又. ハ重大ナル侮辱」(民法旧準正八三秦五号)という離婚原因に該当す. y夫から上告し'Ⅹ妻の頭髪を切断したとしてもその程度を判示せ. ず直ちに民法八一三条五号該当と論断したのは理由不備であると論じ. 以上説明セシ如ク上告論旨ハ琴丁其理由ナキヲ以テ民事訴訟法第四百. た。. ル上告人ノ線テノ抗帝ヲ排斥シ以テ控訴ヲ棄却シタルコ一喝瞭ナルヲ. ると認めY夫の控訴を棄却したものであろう。 然レ-モ原判文ヲ査閲スルニ療院ハ被上告人ノ清華l償ル離婚二酎ス. アルヲ免レスト云フニ在り. 婚ノ理由に付キ説明スル所ナシ是シ重大ナル争鮎ヲ遺脱シタルノ違法. 古屋控判明治三六・一〇・二〇)は、Y夫のⅩ妻に対する疑心、靖疑 ヤ否及離婚ノ訴権力時効二琴フサル-ノ鮎ヲ説明スルニ止マリ尊モ離. 上告論旨第二鮎ハ原院判決ヲ見ルニ敵婚ハ被上告人ノ真意ニアラサル. 「平民農」同士の事案である。. 一,本件は、原告平民農Ⅹ妻妾藤ちか-被控訴人・被上告人)が、 然レ-モ前掲ノ判示ハ原院力事件全林ノ事情二鑑ミ潜入ノ撃1三付キ 被告平民農Y夫妻藤軽司-控訴人、上告人)に対して離婚を請求。. 〔解. 男. 悉為正聾 律姓 大 鍛 治 戒一 雄郎. 決 由. 言二封シテ何等ノ抗争スル所アラサリシモノナレハ裁判所力進ンテ其. 岡井南. 田 富志馬. 判 理.
(21) 100. 明治三十七年. 判決言渡 同所平民農. 上告人. 岐阜願土岐郡日吉村十五番戸平民農. 藤. 藤. ち. 経. か. 司. 請7ニ在レ-モ上告人力被上告人二封シ屡打榔ヲ加へ且其頭髪ヲ両度. ー被. 切断シタル事賓ハ上告人ノ争ハサル所ニシテ原院二於テハ此争ナキ事. 実卜上告人ヨリ被上告人二差入レタル甲二鍍密二被控訴人. ニハ映鮎ナキモ控訴人ノ疑心ヨリ(被控訴人ノ疑心ヨリリ. 宿主. メ判決シタルモノナルヲ以テ頭髪切断ノ程度如何ハ牽モ判決二影響ヲ. 及スヘキモノニ非ス故二原院力其鮎二付キ判定ヲ輿へサリシハ相普ニ. シテ理由不備卜云フコ-ヲ得ス依テ普院ハ民事訴訟法第四百三十九榛. 郎三五一号離楯請求事件(上告人・庄隆助、被上告人・庄ひさ-. 1月九日大1民判・明治三八. モノ-論断スルヲ得ス然ルニ原院の漫然上告人力被上告人ノ頭髪ヲ. 上告棄却)とその原審〔差戻控訴審〕判決(東京控判明治三八年. 五月二四日・明治三八年榊七四号). 切断シタリト認定シ其切断ノ程度ヲ判示セスシテ直チニ民法第入官十. ≡. 三候第五戟二該普スルモノ-裁判セラレタルハ理由不備ノ判決ナリト 婚姻法に関する若干の初期判決(三). 開. 富墨. 断スルニ至リタル事賓ハ民法第八百十三候第五鍍二該普スルモノー認. ルコ-井二上告人ヨリ渡連徳太郎外1名二差入レタル甲1戟ノ約定澄 -ヲ湊合シ上告人ハ靖疑ノ除常二被上告人二暴行ヲ加へ其極頭髪ヲ切. れか---注〕被控訴人二対シ非行ヲ働キ誠二中等ナシ云々ノ記載ア. (マ. 本大判は'しかし、上告を棄却し、Ⅹ妻勝訴の原審判決が確定した ものと思われる。. 明治三十六年帥第六百四捨味. ◎〔明治三十七年一月十四日判決〕(大一見). 明治三十七年. 一月武一日 被上告人. 一月十四日. 原本領収. 安. ヽーマ′、. 重 患 直悌 幸 律 次 次 治 平 治 郎一雄鍛郎. 第一項ノ規定にヨリ主文ノ如ク判決ス 大審院第一民事部. 藤. 裁判所書記. 茂木手昌三郎団. 田. 下壕. 安. 右普事著聞ノ離塘請求事件二付名古屋控訴院力明治三十六年十月二十. 谷代方. 本. 日言渡シタル判決二野シ上告人ヨリ全部破致ヲ求ムル申立ヲ為シタリ. 柳 伊. 決. 立食検事法畢博士田部芳ハ意見ヲ陳述シタリ. 本件上告ハ之ヲ棄却ス. 磯 田 志掛馬. 判. 上告論旨ハ大力妻ノ頚髪ヲ偶々切断シタルコ-アリースルモ其切断ノ. 裁. (…1)未公表大判-〔五〕明治三八年1. 判 長. 原 〕h:h;E. 判 判 事事. 判. 判. 判. 判. 決 由. 程度如何二因テハ之ヲ以テ直チニ民法第八百十三榛第五戟二該嘗スル. 事事事事事. 判. 判 理.
(22) 99. 婚姻法に関する若干の初期判決(三). んだ事実を認定し'①を配偶者の尊属による虐待'②を配偶者による. ぎ'Ⅹ妻の意に反して床より連れ出し、再三詫入れても帰宅を拒んだ. 同居に堪へざる虐待と判断した。. の再控訴審判決が第四審(東京控判明治三八・五・二四新開二八六-. 〇)。Ⅹ書から上告して、第三審、原判決破致差戻(大判明治三六・六 ・一六民録九-七三六)となり'その差戻事件(東捷明治三八㈱七四). 日不明-)。第二審'Ⅹ妻の控訴棄却(東京控判明治三六・一・二. であるとし、「若シ地位高ク教育充分ナル家族二対シ虐待卜認メ得へキ. の「身分」「慣習」「教育ノ程度」等に依って認定する「事実上ノ問題」. すなわち、婚姻事件で一方の行為が「虐待に該るが香かは'当事者. 判断)〟の相対性について論ずる。. に答えるように、ある事実をある法概念にケアテハメル判断(「該当」. y夫とその母は、虐待構成事実を否認しえなかったようであるが、. 九参照)で請求認容(Ⅹ妻逆転勝訴)。Y天から再上告(明治三八㈹三. 行為モ平素互イニ罵言打櫛ヲ為シ敢テ怪マサル階級ノ家族二対シ之ヲ. その諸事実が離婚療困に該る程ではないと抗弁したのであろう。それ. 五1)したのが、第五審、上告棄却で終結o約四年間五番にわたる審. 虐待卜認ムルコ-ヲ得サルヤ勿論ナリ-ス」といい、「虐待」の主我性. 夫の直系尊属より受けたる「虐待及ヒ重大ナル侮辱」が主張された。. 級経過をたどった。この最後の再上告審大判が未公表であり、ここに. や、それを規定する階級性を述べる。この命題の当否も問題であろう. が'Y夫の家族は「村内中等以上ノ生活ヲ為ス家族」(この部分は、後. に上告理由第二点において反論をうける)であり、そこにおける上記 の事実は「虐待」に譲るとした。. なお'「虐待」の外に「重大ナル侮辱」もあったとするⅩ妻の主張は. 判文はその結論部分で「然ラバ民法第八百十三条五号及八号二該当. 立証なしとして排斥されている。. ハス-云フニ在ルカ説明簡単二失シ徒テ上告所論ノ如ク事実上ノ判断. スル離婚ノ原因アルカ故二控訴人ノ請求ヲ容レテ離婚ヲ宣言スルヲ相. 当-ス」とのペたが、この「八号」は'配偶者から自己の直系尊属に. 同条七号の、配偶者の直系尊属から虐待を受けた場合かの問題)'これ. の有無存否を審哩. 三、差戻後の再控訴審判決(東京控判明治三八・五・二四)は証言. を正しくは、「七号」と記すべき処、「八号」と誤記したようである(こ. 対し、虐待又は重大な侮辱を受けた場合を規定するもので(本件では、. を細か-引用しながら①Y夫の母が明治三四年四月一四日夜十一時過. するよう東京控訴院に本件を「差戻」した。. サルモノ」と述べ、離婚原因たるべき「虐待侮辱」. 執レニ在ルヤ明瞭ナラス要スルニ原判決ハ理由不備ニシテ破簸ヲ免レ. ルコ-ヲ得ルモ以テ離婚ノ原因卜為スニ足ルヘキモノ-認ムルコ一能. 敦」し、Ⅹ妻の「其請求ノ原因-スル日常残忍ノ取扱ヲ受ケタル事実 --等ヲ認ムルコ-能ハス-云フニ在ルカ又ハ此等ノ事実ハ之ヲ認ム. 二、明治三六年大判は、Ⅹ妻の離塘請求を棄却した第二審判決を「破. た。). 紹介する。(今回はその第四審判決原本の写しにも接することができ. 第一審、Ⅹ妻の請求棄却(浦和地裁熊谷支部、事件番号、判決年月. 上告人) から被告平民Y夫(庄隆助-被控訴人・被上告人・再上告の. 事実'②Y夫が、夜中にⅩ妻を戸外に突出し再三詫入れても帰来を拒. ニニ. 一'本件は'原告平民Ⅹ妻(庄ひさ-控訴人・上告人・再上告の被. 開. 題〕. 上告人) に対する離婚請求事件である。離婚請求原因としては'夫と. 〔解.
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