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エポキシ樹脂入タール混合物について 利用統計を見る

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Academic year: 2021

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(1)

エポキシ樹脂入タール混合物について

筑瀬懋 塩沢一雄 (昭43年9月10日受理)

A Study on Epoxy Tar Mixtures

TsutomuCHIKUSE KazuoSHIOZAWA

Synopsis

Weused epoxy−reSinsasadditiveforimproving tarhot mixtures for roadpavement・ Asaresultoflaboratory study,We found that mixtures cured at hightemperature had

advantageous properties. 1.ま え が き 最近急速にのびてきた舗装用タールの諸性質改善の目 的でポリェチレン樹脂,エポキシ樹脂,酢酸ビニール樹 脂,塩化ビニール樹脂,加硫ゴムなどが使用されてい る。加熱式アスファルト混合物に較べ加熱式タール混合 物の主な欠点は,安定度が低いことであり,したがっ て,重交通道路使用に際し疑問の点があることである。 タールのもつ耐油性,耐水性などの特性を生かしつつ, 高温安定性を改善の目的でェポキシ樹脂添加がタール混 合物におよぼす効果を比較検討したものである。 2.実 験 材 料 1.涯青材料およびエポキシ樹脂 アスファルトは三菱石油のストレートアスファルト で,針入鹿80∼100,比重1.03である。タールは東京ガ スの加熱用舗装タールC3号で,等粘度温度50∼600C, 比重1.18である。エポキシ樹脂はェポキシ当量175∼ 158,比重1.17で,硬化剤は硬化条件,熱変形温度,価 格などを考慮してトリェチレンテトラミソを用いた。

2.骨材

表−1のとおり。

3.実 験 方 法

1.合成牡鹿

密粒度アスファルトコンクリートとし,その粒度は 「アスファルト舗装要綱」に示されている標準粒度のほ ぼ中央値で表−2のとおり。 2.試験方法 マーシャル試験,水浸マーシャル試験,油浸マーシャ ル試験およびペーヂ衝撃試験を行ない,その試験方法は 表−3のとおり。 残留安定度指数は次式から計算した。

水浸(油浸)残留安定度指数=寒等諾遥讐×100

樹脂入タール混合物において,エポキシ樹脂混入量は タールに対し5%とし,硬化剤トリェチレンテトラミソ の添加量はエポキシ樹脂に対し20%とした。 タール混合物は一般に養生日数を要するので,常温養 生のものは5日間空中放置,高温養生のものは600Cの 恒温炉で3日間行った。 ペーヂ衡撃試験は混合物の低温ぜい性測定のためのも のである。 表−1骨材

、序重l吸水可 摘 要

\ \、\性 質 骨 材\\\−\ 111111 砕石(20∼2.5) 砂(2.5∼0.074) 石     粉 2.66 2.63 2.82 1.01 0.95 主として砂岩 釜無用産 炭酸カルシウム 表一2骨材粒度

盲\甘冬空」剰蠣アスコン匡同(ペーヂ試験用)

20′・)13 13′)10 10′)5 5・′〉2.5 2.5′)0.6 0.6′)0.3 0.3∼0.074 0.074以下 計 0 7 8 0 0 0 2 6 7 0 2 2 2 1       1 .㌔ 0 2 3 0 0 2 6 7 0 1 2 2 2 1       1

(2)

昭和43年12月 山梨大学工学部研究報告 第91号

表一3 試験方 法

名   称   \\

供試体作製

供試体寸法1細め方法已固め温度

一?一一シ・・レ試司φ1。.16。、.3S cml 両面75回ずつ 水浸マーシャル試験 〃 〃 油浸マーシャル試験 〃 〃 アスファルト混 合物120°C タール類温合物 80℃ ペー醐撃試験1φ・・・・…

1

 5t静荷重を  2分間載荷

供試体養生

混 合物

養生日数

アスフアル・混合物1空中1日

・一・躍合物1空中・日

憂聾撒入1・・℃醜炉中・日

磐撒駅1空中・日

備考;水浸マーシャル試験は60°Cの水槽に4日間水浸後,油浸マーシャル試験は軽油に3時間,7時間および15時間浸   漬の後マーシャル試験を行なった。 {⊇ ポ kg’ 1400 120ぴ 1000 800 600 400 200 0 o高温養生樹脂入タール _非浸 ●常温〃 〃  〃  一一一水浸 ムターノレ        ー、一油浸(3時問) xアスファルト :’)’\”=二ここlig  _.−t㊨一『一+一一一●

r

        メ        /

\蓑こごこ:

一 140p gx 100 茎 tiX §・・ 曇  60‘ kg 1200 1000  800 田  600 壬ぷ 400‘ 200 σ1 \ Al−・・_’一・.−L−一一一→ \   \ \tL−∼、$_.._△ ζ惣㌶の場合) 4 5   6   71 渡青材量 図一1安定度 8% 4.実験結果と考察 4 5    6    7  }歴肖材量 8% 0 図一2残留安定度指数      2. エポキシ樹脂はタール  図一1はマーシャル安定度,水浸マーシャル安定度お よび油浸マーシャル安定度(油浸時間3時間)の比較図 であり,図一2は残留安定度指数を,図一3は油浸時間 別安定度を,図一4はペーヂ試験結果を示す。  1. タール混合物のマーシャル安定度は低く500kg に達しないが,エポキシ樹脂を少量混入することにより 700kg以上となる。特に高温養生したものは1200kg以 上の高安定度となる。これはエポキシ樹脂が熱硬化性樹 脂であるため供試体製作後に熱を加えてもその性質を発 揮するものと考えられる。したがって,エポキシ樹脂入 タール混合物の舗設は夏季行なうのが得策と推測され る。 3    7 汕浸ll寺間 図一3油浸甜間別安定度 混合物の耐水性改善の効果が 大きく,高温養生のものは水 浸残留安定度指数が100%前 後で水にほとんど影響されな いことを示している。常温養 生の混合物の水浸安定度指数 が140%に達しているのは, 60°Cの水浸のため高温養生 と同じ効果を生じた結果と考 えられる。  3.比較的よいタール混合 物の耐油性もエポキシ樹脂混 入によりますます高上し,常 温養生,高温養生のものいず cm 17 16  ユ4 1u匡 渋  12 10 8 15 1時川]   一10    0 ℃     温 度 図一4 ペーヂ試験値 一106一

(3)

エポキシ樹脂入ター一・ル混合物について れも100%近い油浸残留安定度指数となっている。  4. アスファルト混合物は油浸時間が長くなるとその 影響が大きく表われるが,タール類混合物は安定度の減 少がわずかで,耐油性の大きいことがわかる。  5. タール混合物はアスファルト混合物より低温ぜい 性がよいが,エポキシ樹脂を混入すると悪くなる。  6.以上を総合すると,エポキシ樹脂入タール混合物 は重交通道路に必要なマーシャル安定度500kg以上を 示し,混合物の耐水性,耐油性はすこぶるよく,少量の エポキシ樹脂混入によりタール混合物の性質を改善しう るものと考える。また,何らかの方法で高温養生を計れ ばその効果はいちじるしい。締固め温度がアスファルト 混合物の100∼120C°に対しタール類混合物は70∼90C° と低いため,混合物の温度低下速度も遅く現場の帳圧作 1 業が容易である。 参 考 文 献 1)大石直四郎,館川裕:エポキシ樹脂,日刊工業新聞社   (昭37) 2)西独VfT編:タール舗装,山海堂(昭39) 3) 櫛部弘哉,畑博昭:樹脂入タール舗装,道路,昭42, 2号  P.74−80 一 107 一

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