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大阪を中心とした生鮮食品最近の出廻り状況と食経済についての一考察 (第二報)

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(1)

大阪を中心とした

   生鮮食品最近の出廻り状況と

       食経済についての一考察(第二報)

 A Study of Recent Marketing Conditions of Perishable  Foods and Food Economy. 一especially in Osaka Area一

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野上東

塩村安

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1.緒

言  昭和42年に私達の研究室より,「S.39年∼40年度における大阪を中心とした生鮮食品の出 廻り状況について」を発表して以来,5ケ年続いてその変遷の状態を見てきたが,食品材料の 内容及び価格の面で,驚くべき変化を早めた。  近年,家庭の食生活の面でも著しい変化をなし,中でも食の形態,食物の内容はもとより, 栄養摂取の面でも大きく変わりつつあり,このため,家庭における食糧消費の状態も,相当の 変化があるので,その一端を知るために,再び大阪を中心とした生鮮食品の出廻り状況の実態 をまとめた。  我が国は,四界海に囲まれ,海産物の恩恵を受け,かっ又,農業国として豊かな山野の産物 に恵まれていたが,近年,特に数年前から,人工増,社会事情,都市偏重,公害問題など悪条 件が重なり,その影薯を受けて,多難な時代に突入している。  現代におけるホームマネージメントの諸問題,特に食生活における食料品価格の上昇は,生 活全体に大きなひずみを与えている。  そこで,卸売市場,生産地の諸問題や,地域的な家庭の食生活のあり方など,実生活と直結 した資料を得た研究が,なされなければならないことを痛感した。  本格的には,物価問題や,流通機構の諸問題は,政治の力なくしては,その改善はあり得な いと思うが,消費者の立場として,食材料の動きに対し」各々の消費行動が如何にあるべきか を反省するために,生鮮食品の出廻り状況と,物価との関係を知ることが大切なことである。  物価の変動,特に最近の物価上昇の影響は,私達消貧生活者,特に中産階級の消費者にとっ て真剣に考えねばならない必要から,最近の食品の出廻りと同時に,食料消費の実態を掴み, 反省としたい。       1

(2)

大阪を中心とした生鮮食品最近の出廻り状況と食経済についての一考察(第二報) 2. 出廻り状況調査方法  S.41年に実施した如く,主として,生鮮食料品の出廻り状況を把握するために,大阪中央 卸売市場発行の「大阪中央卸売市場年報」 S.42年,44年,45年度版より水産物(なまもの, 冷凍別),疏菜類,果実類,乾物,その他に分類し,食品別に,年間の入荷状況と単価を, 図1の如くあらわした。        図 1 の 1       −S42tf’度       _S42ff・度       一”一一”S44年度       一・。一。一S44年度     さば入荷状況図     一・一S4S’9一:fi.       ’さば卸売単価図      一・一S45年度 36e : :so 300 270 24e 210. ユ80 ユ50 12e 9.0 60 so 万kg ,ケ   ノ    .!/    @  @ ,ノレ    @  @  @ 

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(3)

大阪を中心と.した生鮮食品最近の出廻り状況と食経済についての一考察(第二報) 図 1 の 3 60 T5 T0 S5 S0 R5 R0 Q5 Q0 P5

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図 1 の 4 玉葱入荷状況図 一S42年度 …一’一・r44年度 _._S45年度 玉葱卸売単価図    S42fオサ蔓 一一・一一一一一r44年度 一.一 S 45 tf. fi.+’,t 謝 謝 270− 240 210 180 150 120 9.0 60 30 万kg ,ン 、汐 ヘソ

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(4)

     大阪を中心とした生鮮食品取近の出廻り状況と食経済についての一考察(第二報)

  3.出廻り状況まとめ

 (1)水  産  物  入荷状況については,総体に,なまものの入荷減(S.42年∼S.45年は毎年約2%の入荷減 )と,冷凍品の入荷増(S.45は,S.44年の18%増)の現象が口Mち,一例を示すと図2の如 くである。       .図 2 の 1       −S42年度       一S42年度        一・一一一一一S44年度      ・・一一…S44年度    れんこ鯛入荷状況図    一’一S45年斥      れんこ鯛卸売単価図     一一S45年度  18  16  14 エ  10’  8  6  4  2 万kg   ,_叫..一一一・一 ’、   ノ       う

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(5)

大阪を中心とした生鮮食品最近の出廻り状況と食経済についての一考察(第二報) 26 24 22 20 18 16 14 12 10  8  6  4:  2 万kg たち魚入荷状況図 か、 / 、、 , コ       コ   ゴ     覧脳‘1’@〉’    図 2 の 3

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冷凍たち魚卸売単価図 一S42年度 一一一一匿一.・r44年度   S45年度

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 しかし,価格(勿当り単価)においては,冷凍品は,S.42年とS.45年では大差なく,我々 の食生活において,これからも冷凍水産物が,良質の蛋臼源として,大きな位置を示していく ことが判明する。  なお,顕著に入荷減となった水産物及び入荷増の水産物は,表1の通りである。 5

(6)

大阪を中心とした生鮮食品最近の出廻り状況と食経経済についての一考察(第二報) 表1の1 入荷量減の水産食品 水産食品名 対 比 水産食品名 対 比

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あれい印かき

S.44年より 23% S.42年より 40% S.42年より 40% S.44年より 67% S.44年より 46% S.44年より 46% 赤     貝 塩  ま  す 干 す る め

開旧いわし

桜干いわし

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S.44年より 50% S.44年より 43% S.44年より 24% S,44年より 60% S.44年より 24% S.44年より 80% 表1の2 入荷量増の水産食品 水産食品名 対 比 水産食品名 対 比 ぶ     り

冷凍さんま

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冷凍きわだ

冷凍印度まぐろ S.44年より 40% S.44年より 80% S.44年より100% S.44年より300% S.44年より170%

きけまら

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凍 さ

冷塩塩押−

S.44年より 60% S.44年より100% S.44年より160% S.44年より 65%  表2にあらわれたように,同じ水産食品でも,冷凍技術の進歩等にともない,冷凍品として 出荷されることが多いことが判明する。  なお,漁業種類別漁獲高を,参考までに記すと,表2の通りである。 表2 漁業種類別漁獲高(1000t) 漁  業  種  類  海  面  漁  業  遠   洋  漁   業

 北洋母船式底びき

[網沖合沿岸漁業

卜 ︼噌口 漁 獲 高 S.42年 S.43年 S.44年 S.45年 7241 2403 778 4839 7851 7993 2830 844 5163 7976 3165 862 4811 8670 8613 8598 3429 11ee 5169 9314       資料 総理府統計局編 第22多日本統計年鑑より  又,加工水産食品のかつおぶしの入荷減は,インスタント食品の「だしの素」などに影響さ れたものと思われる。       6

(7)

     大阪を中心とした生鮮食品最近の出廻り状況と食経済についての一考察(第二報) (2)疏  菜  類  疏菜類は,天候の影響を最も受け易い食品であるので,S.42年の中国地方以西の異常干ば つに圧右されたと思われる現象もみられたが,一般的に,西洋野菜の入荷が増していく傾向が みられ,わが国在来の食品である南瓜,れんこんなどの入荷量が減少している。  これは,図3の通りである。       図 3

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又,先にのべた西洋野菜入荷増の一例を図4に示す。

       図4あ1

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(8)

大阪を中心とした生鮮食品最近の出廻り状況と食経済についての一考察(第二報)        図 4 の 2        一S42年度        一…一一 S 44年度 セロリ入荷状況図     一・一S45年度       『S42年度        ・一一・一一一一S44年度 セロリ卸売単缶図     一ごS45年度 12 P1 P0

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i’2r 3” 4・ .r’ 6’ 7 g‘S lb’iff rt ㈲ 果  実  類  入荷状況として,柑橘類においては,在来種の夏みかんの入荷が減り,改良品種の甘夏みか んの入荷が増してきた。これは,S.42年より,44年目48%も増して,食品の味についての現 代人の嗜好傾向を,あらわしている。  又,古来よく摂取された三三の入荷が減り,(S.45年はS.42年より36%減),ゴールデン デリシャスのような高級りんご以外の品種の,紅玉などの入荷が減っている。(紅玉は,S .45 年は,S.42年より34%減,価格は, S.43年は, S.42年より8%安)  これに反して,輸入レモンの入荷は,図5の如くしている。        図 5 45 40 35 30 25 20 15 10  5 万鞠 輸入レモン入荷状況図 一S42年度 一一一一._ r44年度   S45年度

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輸入レモン卸売単価図   S42年度 .一一一一。一一r44年度   S45年度 ’i        ハ        : il       t’ !       :” 1       :t ltl       /   1          1”K :, ’一””一一’一・. .rr,e.〈’ /A)N :’   ,.」’・.・,,一,,,・if7N N 一一.. i2S4 3. 67g 6. ib li i’2 8

(9)

     大阪を中心とした生鮮食晶最近の出廻り状況と食経済についての一考察(第二報)  (4)漬  物  類  一般に,浅債のような漬物類の出廻りが多くなり,福神漬乾燥たくあんの入荷量が減って, 価格も安い。  一例を乾燥たくあんに示すと,図6の通りである。        図 6        一一S42年度      『S42年度       …舳一一S妬年度      一一……S44年度    乾燥たくあん入荷状況図  一・一 S 45年度      乾燥たく.あん卸売単価図  _._S45年度 ユ00  90  80  70  60         ひロへ  50        『曳       100          ㌔

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㈲ 乾  物  類 図7の示す通り,乾のりの入荷量の減少が目立った傾向である。       図 7       −S42年度      『S42年度       一一一一一・一一S44年度       一一一一一一S44年度    乾のり入荷状況図      乾のり卸売単価図 2000 1800 1600 1400 1200 1000 800 600 400 200 万枚 一N x, .k  sv’ Ks,  、 、 、、、 Nt“...erL ノ「  \ N.印へ   , ,.ノ

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(10)

     大阪を中心とした生鮮食品最近の出廻り状況と食経済についての一考察(第二報)  (6)卵     類  S.42年∼S.45年にかけて,鶏卵の入荷量は順調にのび,価格も安く,図8の如くなってお り,良質の蛋白質源として,わが国における重要な栄養食品としての位置を示していること が,判明する。       図 8        nts42年度      一S42年度        ・一一一一一一LS44年度      一S44年度     鶏卵入荷状況図      一・一S45年度       鶏卵卸売単価図     一一S45年度

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   S.45年度鶏卵1ケ月平均入荷量を,S.45年大阪府人口7,620,480人で,除して,1人 1日当り摂取量を求めると,約20gとなっている。  終りに,S.42年度∼S.45年度の大阪中央卸売市場の部類別取扱高の推移を示すと,表3の 通りである。   表3 S.42年度以後の部類別取扱高推移(S.35年を指数100とする)       上段は数量       下段は金額(勿当り平均単価)

S.42年 S.43年 S.44年 S.45年 鮮  魚 114 225 120 256 119 295 115( 83) 354

塩千魚

130 235 142 264 147 298 165(120) 331 疏  菜 172 300 180 373 189 415 189(137) 556 果  実 198 311 214 325 217 3so 218(158) 491 漬  物 126 238 131 258 134 249 161(117) 299 卵 258 256 265 278 296 295 343 (249) 295 ※ S.35年大阪府総人口(確定)5,504,746人……S.35年国勢調査報告(総理府統計局)   S.45年   〃    〃 7,620,480人……        〃       10

(11)

     大阪を中心とした生鮮食品最近の出廻り状況と食経済についての一考察(第二報)  上記の確定人口は,国勢調査実施年から数字を求めた。これによると,S.45年度大阪府人 [ユは,S.35年大阪府人口の約138%にあたるので,府民の人口増をあわせ考えると,実質的な 数量数字は,S.45の()内の指数となる。 4. 考 察  近年,公害問題で,特に話題にのぼる近海の汚染により,近海魚の摂取量は,今後ますます 減っていくものと思われ,古来,海産物に恵まれたわが国として,最も大きな動物性蛋白源で あった魚類の位置は,暫次,獣鳥肉,卵類,遠海魚に移行していくものと,推察される。  又,レジャー時代を反映して,インスタント食品及び半加工食品の摂取が,増していく傾向 にある。  野菜類においても,作地面積減少等の影響で,筍,れんこん,南瓜,山の芋などの入荷量が 減少しつつあるようで,緑黄色野菜でカロチン源である青菜類の入荷は,S.45年の月平均入 荷量は,約2,000fegであり,キャベツの約196万勿の196分の1という微量であり,緑黄色野菜の 摂取減は,最近の国民栄養調査成績からも,うかがい知ることが出来,今後大いに検討を要す べき事であろう。  又,年菜類で,俗に「シュン」といわれる季節にのみ生産することによって,時に豊作貧乏 という現象がみられることもあるので,近年,促成栽培や抑制栽培によって,利潤を得ようと する傾向が多く(図9参照),この為,野菜における季節感をなくし,消費者は季節にかかわ らず,殆んど年中,多種の野菜を入手することが出来るようになり,多くの材料を得られる便 利を受けていると共に,その反面,献立作成にあたり,季節感が、あらわし難くなった。        図 9        S42年度      一S42年度

   胡瓜入荷状況図  二=1灘  

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(12)

     大阪を中心とした生鮮食ん1最近の出廻り状況と:食経済についての一考察(第二報)  以上のような現象は,今後もますます増長されることと考えられ,生鮮食品が,10数年前の ような入荷状況に逆行するようなことは,再び望めないものと思われる。  私達は,近海の汚染防止に積極的な対策がなされ,近海魚を安心して摂取できるような状態 になり,献立面で,使用食品の種類が狭くならぬようになる日が,一日も早く訪れることを, 望んでやまない。  今後は,現在のような状態では,栄養素を摂取するためのパターンとしての食事になってし まいそうであるが,その中で私達は,近代にふさわしい感覚を盛りあげて,大いに巾広く,合 理的な食卓のあり方を,努力していきたい。  以上,卸売市場の出廻りについての考察を終ったが,それにともない,消費者の立場で,消 費の如何にあるべきかを考えるため,参考資料となるべきものの例をあげる。

5.消費の参考事項(その1)

 最近の阪神地区における消費者の買い方と,価格の動きをみると,下記の通りである。 (1)消費者の買い方     表4 最近の阪神地区における野菜の買い方(形態)

 買い方

品 名 個 数 買 い    山   買  い 胡 瓜 72.60/o 22.70/o 玉 葱 24.70/o 18.50/o 馬 鈴 薯 20 .8 o/e 18.2e/. 袋 入 り 4.Oe/. 15.70/o

重量買い

O.7e/. 41.10/o 10.70/. 50.3e/, 表5 最近の阪神地区における魚類の販売方法 り .﹂己 V 一

法\

切 身  皿 盛  り 重 量 さ ば い  わ  し 55.0 7.0 8.0 / 8.0 29.0 39.0 54.0 大阪地区において,その購売店を順列すると, a,近くの魚屋      41.8% b,スーパーマーケット    30.7% c, デパート      9.0%       12

(13)

     大阪を中心とした生鮮食品最近の幽廻り状況と食経済についての一考察(第二報)  d,市場       11.9%  e,その他         6.6% となっている。

(2)価格の動き

 1ケ月のうちの価格の動きは,図10,図11,図12,図13の通りである。      図10最近(4月)のキャベツにおける価格の動き(100g単位)        卸売価格        一_一一一__小売価格        12

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(14)

大阪を中心とした生鮮食品最近の出廻り状況と食経済についての一考察(第二報) 図書2 最近(4月)の冷凍魚小売価格の動き(100ρ単位) 13 P2 P1 P0

X円

.in.一一一一一一一wv−h’ 2 5 7 9 12 14 16 19 21 23 26 28 30 N 図13 最近(4月)の簾卵小売価格の動き(100g単位)

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 以上,4月1ケ月間における各種食品価格の動きから,代表的なものを選んであげてみた が,このように,小売価格は変動しているので,やはり,買い方については,品質を見定める と同時に,重量買いが得策のようであり,個数買い,山買い,袋入り等の求め方は,不利とみ るべきである。

6.消費の参考事項(その2)

 次に,価格,品質ともに安定度の高い冷凍食品の利用率を,最近の阪神地区の家庭調査でみ ると,図14のような結果であった。      (1000人に対する調査結果)        14

(15)

    大阪を中心とした生鮮食品最近の出廻り状況と食経済についての一考察(第二報) 図14 冷凍食品の家庭における利用率 25.oe/. 時々利用 8.90/o よく利用する    金   然   利   用 30.5%し   な   い    め   ゼ   篇 3Jr.60/. J

  盗 ※この他,準家庭とみなされる集団  給食等の場で,冷凍食品は多く利  用されているので,全体としての  利用率は,この図表の結果を上廻  るもの考える。  冷凍食品については,最近利用率が高くなったことは事実であるが,やはり,   ・買い方に不便。   ・フリーザーがない。   ・解凍が面倒である。   ・味がよくない。  その他の面で,のびは悪いが,家庭用冷凍慮の曽及にともない,順次利用が高まるものとみ ている。 7. ま と め  以上,生鮮食品の流通と消費の面から,家庭生活に多くの影響を与える食費の問題を考えて みたが,食品価格の高値,不安定な原因の中には,消費者自体の購売態度に,計画性がなけれ ばいけないことが,明らかになった。  例えば,売手まかせの買い方でなく,やはり重量表示,単価表示を明らかにし,売買を単な るサービスと,人情に頼りすぎず,肝心の消費経済を,合理化することが望ましい。  要は,生産者や卸売業者から小売業者,消費者の関連に対しての研究をし,私達の家庭生活 での消費のあり方について,参考にしなければならない。 15

(16)

    大阪を中心とした生鮮食品最近の出廻り状況と食経済についての一考察(第二報)  参 考 文 献 O大阪市中央卸売市場発行  大阪市中央卸売市場年報「S.42年,S.44年, S.45年版」 ○第一出版発行 厚生省栄養課(現健康増進課)編  「国民栄養の現状」 S.43年度成績 ○総理府統計局編 第22回日本統計年鑑 ○総理府統計局編 国勢調査報告 ○日本給食技術協会発行  「集団給食」 1968年11月号        (昭和四十七年九月十九日受理)        塩 野 緑 子(短大 教 授 家政学科)

       林崎つゆ(〃助教授 〃)

       村上裕子(〃 〃  ”)

       青木繁美(〃助手補 〃)

       安 東 千賀子(〃  〃   〃 ) 16

参照

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