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救命救急センター看護師の意識のある患者への自立促進の視点を持つ清潔ケアの実際と判断理由

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Academic year: 2021

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要旨 目的 本研究の目的は、救命救急センターの看護師が行う、意識のある患者への清潔ケア に関する介入の実際と判断理由を探求し、患者のADL を活かした自立の促進をするケア を検討することである。 方法 本研究は質的記述的研究である。救命救急センターに勤務し、意識のある患者を受 け持つ臨床経験3 年以上の看護師 5 名を対象とし、清潔ケアの場面の参加観察とインタビ ューを実施した。フィールドノートと逐語録を作成し、参加観察で得られた研究参加者の 行動・行為に関してその意味や目的、考えについての語りと一連の行動・行為を統合させ て場面とし、各場面の本質的な要素を抽出し場面のもつ意味を吟味しながら共通性・類似 性により統合・分類し、サブテーマ、テーマの命名を行い、テーマ間の関連を検討した。 結果 対象看護師は 5 名、平均看護師経験年数は 8.2 年であった。対象患者は 4 名で、清潔 ケア実施場面は全身清拭が5 場面、歯磨きが 2 場面、洗面が 1 場面で、参加観察平均参加 観察時間は28.6 分(全身清拭 26 分、歯磨き 1.5 分、洗面 10 分)であった。平均インタビ ュー時間は28 分 32 秒であった。救命救急センター看護師の意識のある患者に対する清潔 ケアの実際と判断理由として22 の場面が構成され、7 つのテーマを命名した。命名したテ ーマは以下のとおりである。【病態への影響を考え患者に無理をさせないという思いのも と看護師が清潔ケアを行う】【患者が動ける中でもデバイスの誤抜去がないよう看護師が 清潔ケアを行う】【患者と関わりながら患者の能力や意欲、意思をアセスメントした結 果、看護師が清潔ケアを行う】【患者の様子をみて看護師が患者の動作できない部分を補 完する】【患者の筋力をアセスメントしながら患者の残存機能を高めるために促しをす る】【患者に身体的苦痛の症状がある中で患者の意思や意欲を言語的・非言語的に捉えな がら患者が行いやすい方法で清潔ケアができるよう支援する】【患者のケアの前の様子や ケア中の動作の様子から患者のできることに気づき、関わりや周辺機器を最小限にして患 者の力で行えるよう支援する】。 結論 救命救急センターの看護師が行う意識のある患者への清潔ケアは患者の《症状》と 《デバイス》を基盤とし、患者の《意欲》、《意思》、《能力》の視点から構成される《患者 の状態》から《患者のセルフケア能力を査定》し、そのセルフケア能力に応じて、《ケア 方法の選択》をし、《清潔ケアの実際》を行っていた。《清潔ケアの実際》には《看護師が 行う》、《看護師の支援のもと一部患者が行う》、《患者が行う》の3 つが存在した。

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