• 検索結果がありません。

低学年鉄棒遊びの比較研究 : おりる遊び中心の指導過程の妥当性

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "低学年鉄棒遊びの比較研究 : おりる遊び中心の指導過程の妥当性"

Copied!
103
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)平成4年度. 学位論文. 低学年鉄棒遊びの比較研究・ 一おりる遊び中心の指導過程の妥当性_. 兵庫教育大学 大学院 f’]J:校教育研究科. 教科●価域教育専攻 11三∼・号’健康系コース(体育). M9!765G. 二階堂. 裕.

(2) 目次 第■章. 序論. 第1節低学年鉄棒遊びの問題点とねらい 一一一一・一一一一一一一一一一一一一一1 第2節鉄棒遊びの先行研究 一一一一一一一・・一一一一一一一一一一一一一一一一一一・一一一一2 1 ごっこ遊び. 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一2. 2 他の器具との組み合わせ 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一・一一一一一3 3 固定施設遊びから鉄棒遊びへ. 一・一一一・一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一3. 第3節 代表的指導過程の問題点 一・一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一4 第4節 新しい指導過程開発の必要性. 一一一一一一一一一一一一一一一一一・一一一一・一5. 第5節 おりる遊び中心の鉄棒遊び指導過程の考えられる良さ 一一7 第6節 おりる遊び中心の鉄棒遊び指導過程の妥当性を研究する一一1エ ことの意義 第7節本研究の目的 一一一一一一一一一一一一一一一一・一一一一一一一一・一一・一一一一一一11. 第2章 方法 第1節対象 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一12. 第2節授業について …一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一】3 第3節方法 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一・一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一・一一一16. 1 創出した遊び ・一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一17 2 できた遊び 一一一・一・一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一工8. (1}達成と増加. 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一18. (2)遊びの内容の高まり 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一18 3 児童からみた妥当性. 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一・一21. (1)授業に対する児童の態度 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一21.

(3) 第3章結、果と考察 第1節授業における児童の遊び創出 一一一一一一一一一一一一一一一22 1 全体比較. 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一22. 2 遊び毎比較. 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一・一一一一一一24. 3 時間毎比較. 一一一一一一一一一一一一一t一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一27. 4 考えられる差の出た要因 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一35 (1}試行回数と成功率 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一35 (2)怖さ克服 一・一・一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一40. (3}鉄棒阻害要因を持つと思われる児童への影響 一一一一一一一一一45 5 まとめ 一一一一一一一一一一一一・一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一57. 第2節 遊び達成と増加 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一59 1 全体比較 2 遊び毎比較. 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一59 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一61. 3 遊びの内容比較 一一一一一一一一一一一一一一・一一一一一一一一一一一一一一63. 4 考えられる差の出た要因 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一66 (1)怖さ克服 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一66. (2)鉄棒阻害要因を持つと思われる児童への影響 一一一一一一一一一69 5 まとめ 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一73. 第3節. 児童からみた妥当性 一一一一一一一一…一一一・一一・一一一一一一一一一一一一一一一一75. 1. 態度測定の結果(児童の態度) 一一一一・一一一一一一一一一一一一一一一一一一一75. 2. 考えられる差の出た要因 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一78. 3. A群の課題 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一・一一一・一一一一一一一一一一一一82. 4. 時間毎の児童の態度. 5. まとめ 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一83. 第4章 結論. 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一82. 一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一. 謝辞. 引用・参考文献. @84.

(4) 第1章序論 第−節 低学年鉄棒遊びの問題点と ねらし、. 鉄棒は,学年が上がるにつれ,人気がなくなるということが,吉川D, 岡本等2},及び渡辺3)によって指摘されているが,内藤4)は,その原因の. 1つが,低学年の鉄棒遊びの指導の仕方にあるとしている。. 高田もまた,児童が低学年で,十分鉄棒に慣れ親しんでいれば,高学年 になっても,鉄棒運動に意欲的に取り組むと言っている5)。. しかし現場では,児童の発達段階を無視して,例えば後方膝かけ回転と. か後方支持回転というような,1つの技を取り上げ,全員に行わせる指導 がまだ多く行われていると大野は言う6)。この指導の仕方では,鉄棒嫌い. の児童を醸成するばかりであると言えよう。. 野口は,低学年の児童は,分化したスポーツやダンスといった種目別の 特性に触れる教材の学習より,未分化なままで,いろいろな動きをカー杯. 一. 1. 一.

(5) 楽しむのが自然であると言い7),また中川は,低学年鉄棒遊びは,どれだ. け遊びが多くできたか(結果の量的側面)を中心に評価すべきであると言 っている8㌔. つまり,鉄町遊びは,児童に1つの技を取り上げ,教えるのではなく,. 高田等9),野口1ωの言うように,児童があがる,まわる,おりる,ぶら さがる,上で遊ぶ等の遊びを数多くできたり,遊びを工夫できたりして,. できる楽しさと工夫する楽しさを十分に味わうとともに,鉄棒だけでなく,. いろいろな運動の基礎になる動きと中学年,高学年の鉄棒運動の基礎を身. につけることがねらいになる。. 第2節 鉄棒遊びの先行研究 児童に,できる楽しさと工夫する楽しさを味わわせるたあに,数多くの 先行研究が行われ,成果を上げている。. エー こ“っこ遊乙バ 菊池は, 「忍者になって,忍法を創ろう(忍者ごっこ)」というめあて. 一. 2. 一.

(6) で,児童に鉄棒で遊びを自由に創らせ,その遊びに忍法000の術と名前 をっけさせる指導を行っている。. その結果,児童は忍者になりきり,意欲的に多くの遊びを創出したと報 告しているll)。他に児童を動物になりきらせるものもある12)。. 2一勉の器興.との翻み合わぜ 近田は,跳び箱,マット,平均台と鉄棒で,コースを創り,そこで,児 童に遊びを創らせる指導を行っている。. その結果,鉄棒だけの学習とは違い,鉄捧を嫌う児童も,意欲的に遊び,. 多くの遊びを創出したと報告している13》。. 3一 ∠匿7定2勉設遊『乙A”.V・ら鉄葎遊乙バへ 平林は,ジャングルジム,雲梯,登り棒等の固定施設で,児童にまず遊 びを十分行わせ,逆さの怖さや高い所にいる怖さを取り除き,次に鉄棒で,. 児童に遊びを創らせる指導を行っている。. その結果,児童は多くの遊びを創出したと報告している14レ。. 3.

(7) 以上が,主なものであるが,指導過程は次のものが多い。. 第3節 代表的指導過穣の問題点 それは,児童が今できる遊びを自由に選択し,遊び,次にその遊びを変 化,発展させるものである。これは,全国体育学習研究会の提唱するもの. である。. 、この指導過程は,小山の言う基本の運動の教材つくりの条件15)「児童. が今持っている力で取り組める遊びから出発し,児童自身が工夫できる余 地がある」ことを踏まえている。しかし高橋の指摘16}のように,次のよ うな問題点があると思われる。. ω課題が多様化しすぎて,児童の自主性にまかせるものが多く,指導が 十分行われず,能力が高い児童は数多くの遊びや工夫ができるが,低い児 重は多くできない。. ②共通の課題が少ないため,学習集団で協力的に学習する機会が少なく. なる。. 4.

(8) (3)共通に習得させておきたい遊びを十分行わせることができない。. (4灘しいと言われる,あがる,まわる遊びに児童や教師の意識が集中し. やすく,児童は遊びが多く創れない。. 第4節新しい指導過程開発の必要性 この問題を克服するものとして,まず限定した遊びの種類を共通に学習 させ,次に,児童に自由に遊ばせる指導過程がある。限定する遊びとして は,ぶらさがる遊びが代表的である。. 佐藤は,両手でぶらさがろう,片手でぶらさがろう,足だけでぶらさが ろうというように,6種類のぶらさがり方を指示しただけで,児童に目由 に遊びを創らせる指導を行っている。. その結果,児童は多くのぶらさがる遊びを創出したと報告している17)。. また高田は,まず児童にできるぶらさがる遊びを確認させ,その遊びを 時闇や距離等で高め,次にぶらさがる遊びを自由に創らせる指導を行って. いる。. 一. 5. 一.

(9) その結果,児童は意欲的に多くの遊びを創出したと報告している18}。. このぶらさがる遊び中心の指導過程は,. {1)児童が,まず鉄棒にぶらさがりたがるという特性19}を生かしている。. (2}中心となるぶらさがる遊びは難しくない20}。. (3}ぶらさがる遊びを工夫するという,共通の課題がある。. 一(4}ぶらさがる遊びは,低学年で十分行わせた方が良い21)。. 以上から,鉄棒遊びではよい指導過程である。事実多くの実践が報告さ. れている。. しかし,最近の遊びの経験の不足や肥満の増加等で,高田,栗田,松井 等22)の指摘のように,ただぶらさがっているだけの児童もいると思われ る。このような児童は,遊びを高めたり,工夫することが多くできない。. また低学年で醸成する必要がある23》,逆さに対する怖さは.取り除く. ことができるが,他の高い所にいる怖さや高い所からおりる怖さ1ま,十分. 取り除けない。. 一. 6. 一.

(10) さらに児童の興味,関心や体力等が多様化してきている24)ため,この 指導過程に満足できない児童もいると思われる。. したがって,ぶらさがる遊び中心の鉄棒遊び指導過程だけで満足せず,. 新しい指導過程を開発する必要がある。. 第5節 おりる遊び中心の鉄棒遊び 指導過程の考えられる良さ. 最近注目されている指導法として,おりることを重視したものがある。. これは岡田,平林らが提案したもので25),主に中学年∼高学年の鉄棒運 動で行われる。これは,松本によって追試もされ,松本は「鉄棒運動はお りる技から指導することにより,児童の意欲をかきたてることができる」. ことを実証できたのではないかと報告している26)。. この指導過程は,いかにして,技能の低い児童の学習意欲を高めると同 時に,できた楽しさを味わわせるかということから出発している27}。こ の考えからすると,低学年鉄捧遊びでも,遊びの経験不足や肥満の増加が 叫ばれる,最近の児童の実態を考えると,おりることを中心にした方が妥. 一. 7. 一.

(11) 当であると思われる。. また高田は,跳び箱はおりる事をまず行い,おりる恐怖心を取り除くこ. とが大切であると述べている28}。辻野,梅野は,走り幅跳びで,着地か ら指導した方が効果的であると報告している30》。. 鉄棒遊びでも,おりることを避けて通れないことを考えると,これらの 報告は.鉄棒遊びにも適用できるのではないかと考えられる。. さて前記の岡田・平林等,松本の鉄棒運動の指導過程をもとに,低学年 鉄棒遊びの指導過程を筆者が考えてみると,次のようになる。. 1.今できるおりる遊びを確認する 2.今できるおりる遊びを跳びおりる距離や鉄棒の高さで高ある 3.新しいおりる遊びを創る 4.おりる遊び以外の遊びを高めたり,創る 5.できるようになった遊びを確認する. この指導過程には,次の良さがあると考えられる。. (1}まず他の遊びに比べ,おりる遊びは難しくなく31),また他の遊びと. 8.

(12) は違い,着地までの空問でも工夫が行える等,遊び経験の少ない児童で も,できた楽しさと工夫した楽しさが味わえ,学習意欲が高められる。 (2)おりる遊びは,スリルがあり,児童に人気が高いものが多く(とびおり,. こうもりおり,ひこ一きとびおり)32),学習意欲が高あられる。. ㈲着地を多く行うことから,安定した着地が身にっきやすく,鉄棒の高さ に対する怖さとおりる怖さが取り除かれる33}。またいろいろな姿勢か らおりる遊びを行うので,他の逆さ,回転の怖さも取り除かれ,遊びの 高まりや遊びの工夫を多く引き出せる。. (4)(1)から,児童の多くは遊びができる。そこで落ちこぼれなく,友達と一. 緒に遊びができるし,共通の課題から入れるので,低学年でも大切と言 われる仲間関係34)を高められる。. 以上から,図1に示すように,おりる遊び中心の指導過程は,より多く の多様な児童に,遊びができる楽しさと遊びを工夫できる楽しさを味わわ せることができる。また,児童の意欲的な学習活動が期待でぎ,体育の授. 9.

(13) 業に対する好意的態度を醸成できると思われ,低学年鉄棒遊び指導過程と して妥当であると考えられる。. ▲. 1一一一1,.診%吻卿灘左. 妥[[ <. <. <. 遊 :遊 態. び び 度 で 創 高 当. き れ ま. i : 1 : : :. 1. 1 ・. るるる 〆鈷瀦吻朔罐轄彦 V. V. >. 一一. 怖 簡中 さ 単心. ぽ 1. 克. ●遊. 服. 人び. i : : : :. : 1. :. 遊グβ滋齪監轄彦. 気. 図1.低学年鉄棒遊びの指導過程《仮説》. 一 10 一.

(14) 第6節おりる遊び中心の鉄棒遊び む. 指導過程の妥当性を研究する. ことの:意義. しかし低学年鉄棒遊びでの,おりる遊び中心の鉄棒遊び指導過程の実践,. 検討は十分ではなく,現場ではあまり行われていない。. そこで,おりる遊び中心の鉄棒遊び指導過程の良さと問題点を明らかに. し,妥当性を検討することは,今後の鉄棒遊び指導に有意義であると言え. る。. 第7節 本研究の目的 本研究は,おりる遊び中心の鉄棒遊び指導過程と前記の2っの鉄棒遊び の指導過程(児童が遊びを自由に:選択する指導過程,ぶらさがる遊び中心. の指導過程)を,小学校2年生の3クラスで行い,比較を通して,児童の 創出した遊び,できた遊び,児童の態度の違いがら,おりる遊び中心の鉄 棒遊び指導過程の良さと問題点を探り,妥当性を検討する一資料を得るこ. とを目的とした。. 11.

(15) 第2章方法 第−節 対象 仙台市立茂庭台小学校第2学年児童,3クラス,計108名を対象とし た。各クラスとも36名。2年2組をおりる遊び中心の鉄棒遊び指導過程 (以下A群と記す),3組を遊び自由選択指導過程(以下B群と記す), 5組をぶらさがる遊び中心の指導過程(以下C群と記す)とした。. なお,2年生を対象としたのは,1年生では,鉄棒を含めたいろいろな 固定施設遊びを主流にし,2年生から鉄棒だけを行う方が,児童の発達段 階に適切であるとの藤井,平林等の考え35)を考慮したためである。. また昨年は鉄棒が工事中のため,3クラスとも鉄棒の学習はほとんど行 われていない。. A 群(2組) B 群(3組) C 群(5組). 男子18名 女子18名 計36名 男子18名 女子18名 計36名 男子17名 女子19名 計36名. 12.

(16) 第2節授業について 〃媚. 平成4年5月16日∼6月9日. 〃麟旨『画 ①単元名「鉄棒遊び」を創ろう(基本の運動●器械,固定施設遊び). ②目標. ●多くの児童が自分のできる遊びを高あたり,新しい遊びを数多く創る ことができ,できる楽しさと工夫する楽しさを味わうことができる。. ●友達と仲よくt教え合ったりして遊びができる。. ③指導計画 表1は,A群, B群, C群それぞれの指導計画を示したものである。. 6時間扱いで,指導時間数は, 『全国小学校年間指導計画モデル集』の. 指導時間数36}を参考に,体育指導書標準時間数37)を考慮し,設定した。. 13.

(17) 表1.各群の指導計画 .4躍. 1時間 できる. 2時閤. 4時間. できる遊びをミ ・おりる遊 他の遊び. Vびを確 m認する Fする. 3時間 ムを高める. 5時間 遊びを回. 甲゚る. できるよ. 、になった. ’できるおりる.鋭おりる遊『 轤ィりる遊. 遊6禁める @ びを創る. 6時間ド. Vびを確認. びを創る、.. キる. 他の遊び 他の遊びを. 創る. nる β羅. 1時間 できる. 2時間. 3時間. 4時間. 5時間. 6時間. できる遊びを. 遊びを高. 遊びを高. 遊びを倉. できるよ. Vびを確 m認する Fする. できる遊びを. ゚る. ゚る 遊びを倉1. 、になった. 遊びを詰. Vびを確認. キる. 。羅. 1時間 できる. 2時間. 4時間. できる遊びを ぶらさがる 他の遊び. Vび脅確 m認する. Fする. 3時間. できるぶらさ. Vび高める. 甲゚る. ぶらさが ぶらさがる. ェる遊びを高め 髣Vびを倉 Vびを創る 他の遊び. る. 他の遊び. 創る. 14. 創る. 5時閤. 6時間. 遊びを倉. できるよ. 、になった. Vびを確認 キる’∴.

(18) ④その他. ●指導は,3群とも筆者が行った。なお,いずれも研究のために使わせ てもらったクラスで,各クラスの担任の先生には,児童の遊びの様子を 写真に撮ってもらった。. ●指導は,遊びを高める仕方と工夫の仕方を提示し(難しい時は示範),. 後は児童に自由に考えさせ,遊びを行わせた。. ●施設,用具は同一のもので,図2のようにした。鉄棒の高さは,低い. 方から80cm,110cm,160cm,210cmである。遊びを 創る時は,担任から危険ではないかという意見があり,210cmの鉄 棒は使用しなかった。ただし,25種類の遊びのできの確認の時は,使 用した。. ●遊びが1つもできない児童には,鉄棒と同じ高さの跳び箱を用意し,. そこから鉄棒に移動させ,遊びを行いやすいようにした。. 15.

(19) 唖. 跳 相 跳 相. 圏 セ7フティ 1.s. マジト. x. 砂. セーフティマッ. 場. ト. ノ. \ ノ. 璽. 脚. 図2.施設,用具. 下3節方法 以下の方法で資料を収集し,比較,分析した。. 多様な児童の変容を見るたあ,また男子児童,技能が低い児童,罷満児. 童は,算勘・辞であ・たり謙いな者が多いという岡田の鱗・8・もあ るので,特にこのような鉄棒阻害要函を多く持つと思われる児童に,どの. ような影響を与えるかをみるため,遊びは全体,男女別,技能別,肥満別 で比較した。. 技能別は,1時間目に提示した,表2の25種類の遊びの出来で,i群平. 一 16 一.

(20) 均より上で技能高い,平均以下で技能低いに分けた。. 肥満別は,標準体重より10%以上の児童を肥満児童とした。. エ, 創∠乏タL!た遊「乙パ 3時閤目∼5時間目に児童が創出した遊びを,2台のビデオカメラを前 記図2のように設置し,収録した。この遊びを遊びの種類別,怖さ克服別 で分類し,分析した。. 遊びの種類は,あがる,まわる,おりる,ぶらさがる,鉄棒の上での遊 び(以下,上の遊びと記す)の5っである。 怖さ克服は,回転の怖さ克服の遊び(以下回転克服型と記す),逆さの 怖さ克服の遊び(以下逆さ克服型と記す),高い所にいる怖さ克服の遊び (以下高い所にいる克服型と記す),高い所からおりる怖さ克服の遊び. (以下高い所からおりる克服型と記す)の4っである。. 回転克服型は,体が1回転する遊びとした。逆さ克服型は,体が逆さに なる遊びとし,その遊びの数から,怖さの克服を分析した。. 17.

(21) 高い所にいる克服型,高い所からおりる克服型は,どの鉄棒の高さでの 遊びであるかから,その怖さの克服を分析した。. 2一できた遊び (1)LS成と増加. 単元前と後に,表2に掲げた各遊び5種類ずつ,計25種類の遊びを児 童に提示し,1時間目(授業開始)と6時問目(授業最後)にできた遊び の数(以下達成と記す)とその差,つまり6時問目に初めてできた遊びの 数(以下増加と記す)を学習カード(資料参照)で捉えた。 なおこの遊びは,文献39}40)41)42}等に多く見られる児童の創出した代. 表的なものである。. ②遊びの内容の高まり. 1時間目にできた遊びから,\6時間目にできた遊びの内容がどう高まっ たかを学習カード(葺料参照)で捉えた。. その遊びの具体的動き,内容の高まりの捉え方は,表2のとおりである。. 一 18 一.

(22) 表2.25種麺の遊び. 工[1一}高まりの捉蟄 }鉄捧の上に立ち下りる. !おi!lすうばあまん6り. r. 和鴇さ 咽んだ雛. 」21かえるおり瞬高上にし・がんだ姿勢から下りる隣轟さ 蹴だ雛 8 Rうしろふりとび助 腕立て支持の姿勢から後ろへ下りる 隷融 蹴だ縫 灘縦 温だ睡. − 5こうもりおり矯足で鉄捧にぶらさがり,振って下りる 熬?蹴だ睦 i. i一). ρ ソとんほし騨の上編直に三夏ぱいになる 2す,ぱあま坐糊上に立つ. 鉄棒の高さ. 圏 1鉄棒の上に腰かける Rこしかけ. S棒・の高さ. 71いもむし. 鉄棒の高さ・. 鉄棒の高さ ←一・一噛一. 鉄捧の上に平行に腹ばいになる誕は簾に置く. 圏5かえる. 鉄棒の上にしゃがむ. 鉄棒の高さ. !ぶl!しにん. 両手懸垂の姿勢でぶらさがる. 鉄牛の高さ. 1.1. り12 1 が る. 4. ぶたの丸焼き鉄棒と平行に両手両足の姿勢でぶらさがる鉄棒の高さ おさるさん 1鉄棒と平行に片手片足の姿勢でぶらさがろ 鉄棒の高さ つるしがき. 嫉棒と垂直に両手両足。ただ碇醍裏を灘こ鰯る 鉄棒の高さ. 5 こうもり. 両足でぶらさがる. 1とびあがり. 両手で上がり,腕立て支持の姿勢になる鉄棒の高さ. 鉄樺の高さ ψ. 2/よじのぼり. 鉄棒の横を足と手をかけのぼる. 鉄棒の高さ. 3 しりあがり. 姥の後ろから凶手で鉄葬を持ち,腰を上げ,再是をかけてこうもりの姿募になる. 鉄棒の高さ. 4 さかさあがりさ煽がり。簾を変えて捷示した刎ま,できない懸の獄を秘げるたあ. 鉄棒の高さ. 5. 鉄棒の高さ. ユ.. 足を醐てあがる. 片足をかけて,足を振ってあがる. とけいまわり両手を交差,二足でて鑑撫こ垂直にぶらさがり,建を鉄棒から死してまわる. 2 まえまわり 髄て支持些些・揃にまわる器1緬足が元の籠にくる 3. だるままえ. 4. 空中まわり. 5艘的ま子うしろ. 芋棒を中に帰足を置手でかかえて蔚にまわる. 鉄棒高さ1回数 鉄棒高さ 回数. }鉄棒高さ. 回数. 後方支持回転のこと. 鉄捧高さ 回数. 版を鰯て後ろにまわる 後方膝かけ回転のこと. 鉄斜高さ 回数. 一 19 一.

(23) 内容の高まりの捉え方の,鉄棒の高さは,高さ1が80cm,高さ2が. 110cm,高さ3が160cm,高さ4が210cmである。 距離はとびおりた距離で,鉄棒の下のマットまたはセーフティマットに. 30cm間隔で線をビニールテープで描いた。距離1がOcm∼30cm. 未満,距離2が30cm以上60cm未満,距離3が60cm以上90 cm. 未満,距離4が90cm以上120cm未満,距離5が120cm以上 150cm未満,距離6が150cm以上である。 30. 60. 90 ユ20 150cm. 鉄一 距離. マ 3. ト5. ツ4. Φ 6. @1. 2. 棒一 回数は,地面に一度足がついたらダメとした。しかし,逆上がり(児童 に,逆上ゐミりに対する抵抗があるようだったので,児童にはさかさあがり. という名前で提示した)は,運動能力テストに準じ,足がついてもよいこ とにした。. 一 20 一.

(24) 3一 児』童ズ♪、らみた妥当倥 (1) ff業に対する態度. 辻野,梅野の態度測定法43〕を用い,児童の授業に対する態度を比較す ることで,児童の立場から,総括的に指導過程の妥当性を検討した。. また.小林のよい体育授業への到達度調査44}をもとに作成したアンケ. ート(資料参照)で,時間毒の比較も試みようとした。. 2ユ ー.

(25) 第3章. 結果並びに考察. 第−節授業における児童の遊び創出 ノ. エー 全4塞ノ比較. らロ. 筆者は,遊び創出に際して,3群の児童に「手や足を工夫したりして, ’. いっぱい遊びを創ろう」と励ました。3群の児童は,目を輝かせ,やる気. 満々のように思われた。(写真1) さあ やるぞ4. さて図3は,A群(おりる遊び 中心の指導過程),B群(遊び自 由選択の指導過程),C群(ぶらさがる遊び中心の指導過程)の児童が, 授業で創出したおりる遊び,ぶらさがる遊び,上の遊び,あがる遊び,ま. わる遊びの数の合計の平均値である。. A群:67.3±17.1個,B群:28.5±15.6個, C群:25.3±. 一 22 一.

(26) 13,0個で,A群が断然多く, B群, C群との間には,有意な差が認めら. れた。B群とC群の間には,差は認められなかった。 授. MU.. 果 で. 100. 朔. ** Pく0.0ユ **. l. **. [一’[d. 創. 1. 出 し. た 数. 50. 遊 の び 平 の 均. 値. o. A群. B群. C群. 図3.授業で創出した遊びの数(おりる,ぶらさがる,上,あがる,. まわる遊びの合計)の平均値. また,授業後に行ったアンケート(資料参照)の中では,「ちからいっ ぱい遊びができましたか」という問いに, 「とてもできた」と答えている. 児童が3群とも多かった。. 23.

(27) つまり,B群とC群は, A群より (写真2). C群. かなり創出が少なかったが,B群と. C群も20個以上の創出であり,い っぱい遊びが創出できたと感じた児. 童が多かったと思われる。. 2一遊び’毎’ノオ較 図4は,遊び毎の創出の平均値である。. おりる遊びを中心としたA群が,おりる遊びを断然多く創出しているの. は当然であるが,他にも上の遊び,あがる遊びもB群,C群より多く創出 している。またぶらさがる遊びも,ぶらさがる遊び中心のC群と差がなく,. B群より有意に多く創出している。まわる遊びも,数値の上ではA群がす ぐれているが,ただこれは遊びの種類が限定されるたあ,全体的に数が少. ないので,有意差は出ていない。. 24.

(28) お. ii;S,]. 16‘(,,£・)8’]. ,景***. gi*’1. り(個) る. が. 遊 び. る 15. lgj’ 1. 電. 遊. び10 P 日. 5. 1 o’ `’. t. A. 1一’ 1 ’. **. fi + 5. 上. あ. 4. 5. *・* If**・. 一. が(個). r*. の(個) 遊. ,1. 0. 1 . 一 v”’ ’... 0. る. 「「 1. 4. 遊. び. 3. 軒. び. ぎ. 且 i 零. 3. 1. し. ri .1 1. 1. き. 1. 2. 2. 1. il. g. 1 I. h. 一一. ユ. 5. @. il. l. o. o−1. ま1. わ(個) る0. 遊’. び. 1 。. 一. fiL O D. A.B C. .r. j一. ju, P〈O.05. 1. oU i [・. * *, P〈O.Ol. 誉蕃 蕃. 図4.遊び毎の創出した数の平均埴. 25 一. i.

(29) つまりA群は,おりる遊びが,他群よりたいへん多く創出できたととも に,中心に創出したおりる以外の遊びも,他群より多く創出できたものが. 多く,このことが,全体創出の命尽との差になったのである。. (写真3) ’おりる遊びだけでないA群. ・ヤ. ,麟. 殆. .. B群は,C群より,上の遊びが多く.創出できたが,他の遊びに差はなか. った。. C群は,中心に創出したぶらさがる遊びを含めて,他群より多く遊びを. 創出できたものはなかった。. 一. 以上のことから,創出した遊びの数という点では,おりる遊び中心の指 導過程(.A群)は,遊び自由選択の指導過程(B群)やぶらさがる遊び中・. 心の指導過程(C群ゲよりすぐれていると言える。. 26. 一’.

(30) 3一 蒔!震ア毎此較 遊び創出は6時間の学習中,3時間目から5時聞目までであるが,表3 に見るとおり,時間によって各群のめあてと学習時間が異なっている。. つまり,3時間目は,A群とC群は,それぞれおりる遊び,ぶらさがる 遊びを創出する時閤が多い。4時間目は,それぞれ中心の遊び創出の時間 表3.各群のめあてと学習時間. A君門. 群. B君羊. 搾お6る遊び.を創ちうll. 時.. .ノ 20分・ _ _ _._「」 _ _ 」 _ _ _ _ 一 _ 一 一 _ _ L. 間. いろいろな遊びを創. 目. ろう. 4「 一. 一. 國. 一. 一. 一. 一. 一. 一. 騨. 需. 一. 一. 一. 15分 一. 一. 一. 一. 問. いろいろな遊びを創. 目. ろう. 5. いろいろな遊びを創. ・i. ろう. 35分. 20分一. 一. 一. 一. 幽. 一. 一. 一. 一. 一. 一. 一. 一. 創ろう いろいろな遊びを創. ろう. 35分. 一. r. _. _. 15分. ぶらさがる遊びを. 創ろう 一. 一. 一. 一. 一. 一. ロ. 一. 一. 一. 一. 暉. 一. 一. 一. 15分 一. 一. いろいろな遊びを. 創ろう. 20分 45分. ぶらさがる遊びを 創ろう. いろいろな遊びを. 15分. う・』『. 時・「. ・ろう. ィりる遊びを創ろ・. ∵』. C君門. いろいろな遊びを創. 3,. いろいろな遊びを創. ろう. 45分. 20分. いろいろな遊びを倉1. ろう. 45分. 隔. が,前時より少なくなり,他の遊び創出の時間が多くなる。5時間目は, 中心の遊び創出もいいが,中心の遊び創出だけの時間はなくなり,どんな. 遊びを創出してもよいことにした。B群は,3時問ともどんな遊びを創出. 一 27 一.

(31) してもよいことにした。つまり5時間目だけが,全群同じめあて,時聞配 分になっている。. そこで今度は,時閤毎の遊び創出数を比較してみた。図5は,3時間目 から5時間目までの,遊び創出数の平均値の変容である。. OA群. 30. (個). a・\. \. 平. ㊥B群 ◇C群. \ **P〈0.0ユ *. F. ’キ. ij 1 ’‘’s.. o/ *. 値. * ・・. P さ\)0. 5ぎ oL一一一一一一一“一ptr−pt’一一’”’pt’一一一”一「一一一. 3時間目. 4時閤目. 5時三目. 図5.時君子の創出した遊びの数の平均値. 一 28 一.

(32) 全体にA群が多いことがわかるが,以下時間毎に検討してみることにし. た。. ①3時間目 (写真4) もう始まった この時間は.遊びを創出する初めの時間 x..。.. であるが,どの群の懸も創臆欲満々で,. 鼠 授業開始5分前にはもう鉄棒にすがり遊んご『.一・._覗・・’. s・L’i’g,,響 でいた。. 一翼壱胴. _ _. さてA群は,この時間,他群より有意に多く遊びが創出できた。. 図6は,各遊びの時間毎の創出平均値である。3時間目,A群はおりる 遊びが16.1±5.1個と高い値であり,しかも他群より断然多く創出でき た。他の遊びは,統計的に差はないから,3時間目の他群との有意な差は・. おりる遊びの創出の差であることがわかる。. なおこの時間,C群のぶらさがる遊びは5.9±5.0個の創出であり・A 群のおりる遊びの創出とは.有意な差があった。これは,お診る遊びがぶ. 29.

(33) **. 一一一一一. お20「. ぶ 8「. V「・一→ が 口 甚1「ll l\ り(. ,x. 1(個ll. /嬰 / ÷e .*. ぴ1. 選」. ]/ /r 一’ .s. oi. 0−. 3・o l. 3(個)O 1. (個刊 上2.5ヨ. /「あ2・51. の 1. ヨ 遊2.0州 !. び i 1. 5「. ♀く. /膀2.。1. ,眉\\. ノ墨//1:1. 斎呉 . ○. キ き. 1. 1. O−i. ン/ 1 ・i …. ; !. i. 二//<い51. OI. 0[. 0.5ヨ. ま0.8「. 1∴宅/\ 。 gi・湘//\\\1. O ・bl *, *, P〈O.OF. B C * P ・〈 O. 05. 群 群. 。・2. @1. / /く)\\一. P. \\. へ. 。L;二≧銀ミ;啄乞 3il二間. コ40寺窪禺. 5時間. 図6.時間毎の創出した各遊びの数の平均僅. _. 30.

(34) らさがる遊びより,創出が簡単であることを示している。授業後のアンケ ートでも,「あたらしい遊びができましたか」という問いに対し,A群は 多くの児童が「とてもできた」と答えており,その遊びは,ほとんどおり る遊びをあげていた。それに対しC群の児童は,「すこしできた」と答え た児童が多かった。. ②4時問目 4時問目は,遊び創出に児童が慣れ,遊びの創出が前時より増えると予 想したが,その通り各群とも増える傾向が見られた。しかし有意な増え方 を示したのは,A群のみであった。. その結果,A群とB群, C群との創出した遊びの数の平均値の差は20 個近くになった。. このようにA群が,この時問も他群より多く創出できた要因は,次のこ とと考えられる。. A群は,B群より,おりる,ぶらさがる,上,あがう遊びが多く創出で. 一 31 一.

(35) きた。これらの遊びの創出の差が,A群が, B群を上回った一因と言える。. また,B群とC群の遊びが,有意な増え方を示すものがないのに対し, A群は,中心の遊びでもないぶらさがる遊びが,前時より有意な増え方を 示したことも一因であり,さらに中心のおりる遊びも,有意な増え方で1ま. ないが,16.4{固と高い値を示したことも一因と言える。. ③5時問目 5時間目は,遊びの創出の3時間目で,’創出の最後である。3群の児童 とも,授業前の様子を見ると,この時間も創出に意欲満々のようであった。. また同じめあてのため,比較には都合のよい時間である。. A群は,この時間も他群より,全体で高い値を示したが,はじめて有意 な差はなかった。しかも前時より有意な減少になってしまった。. また遊び毎にみても.上の遊びが増えたのみで,前時まで数多く創出し たおりる遊びや他の遊びが有意ではないが,減少の傾向を示してしまった。. しかし,そうはいっても,他群より低い値の:遊びが1つもなく,この時. 一 32 一.

(36) 間もA群は,有意な差はないが,他群より多く創出できたと言える。. 授業後のアンケートで,A群は「あたらしい遊びができましたか」とい う問いに,前時までは「とてもできた」という答えが多かったが,本時は は「すこしできた」が多く,その遊びに,おりる以外の遊びをあげる児童. が多かった。. (写真5)A群苦戦〃〃. 一. つまり,A群が,前時に比べ減少したの は,めあてがおりる遊びを特定しないため,. 児童は,得意のおりる以外の遊びの創出に がんばったが,おりる遊び程簡単にできな かったためと思われる。そのたあ,初めて 他群と全体で有意な差が出なかった。また同じようなめあてで進んできた C群も,すべての遊びが減少傾向を示し,全体として有意な減少になって しまった。授業後のアンケートでも「あたらしい遊びはできましたか」と いう問いに, 「できなかった」という答えがいくっかあ.り,で’きなかった. 一 33 一.

(37) 遊びに,ぶらさがる遊び以外の遊びをあげていたものが多かった。. つまり,A群, C群とも,この時間も前時までのめあてで行えば,もっ と創出ができたと思われ,児童にすまないことをしてしまったと,やや残. 念であった。. さて,A群は,時聞毎にみても他群より,いろいろな多くの遊びが創出 できた。次にその要因を探ってみた。. 34.

(38) 4一考えられる差の、出Fた要薗 (1).試行回数と成功率. 図7(1), (H)は,児童が遊びを行った数(以下試行回数と記す). と遊びができた回数を試行回数で割り,100倍した数(以下成功率と記 す)の時間毎の平均値である。. ①3時問目. A群は3時問目,試行回数の平均値が18.9±7.3回と,B群の10.2 ±6.2回,C群の8.9±5.5回を有意に大きく上回った。. また,成功率でもA群は,98.3%とB群の71.8%,C群の63.0% を20%以上も上回った。しかも100%に近く,児童が遊びを創ろうと して,ほとんど成功したことがわかる。. これはA群の3時間目の遊び創出が,おりる遊びがほとんどであること を考えると,おりる遊びは高橋,大貫,藤井等の述べるように,簡単なの で44),創出が多くでき,しかも,授業後のアンケートの「奏ようのたい. 一 35 一.

(39) (J) 35 一. P. (個);. *. *, P〈O. Ol. /猟\. ,,o. /. 絹 p. 20. ノノ. \零. / 重… \b. / に. 1し奥起 鷺. ♂. ,0. *P〈O. 05. み. _㊨. 0 3丑寺間. 4 時間. 5露天間. (II ). 識. ロ. 1マ\\. it㍉「. 1. ・i:. \ :gi. 了貢。. 曾\引. ol Lrr一一一一一丁一一一一一一i. 3恐寺措1 図7.. 時間毎試行回数,成功率の平均箆. 一 3 6. 4 E#間. 5巳寺間.

(40) いくはたのしかったですか」に,「おりる遊びがおもしろい」と,児童の 多くはおりる遊びをあげる等,おりる遊びは児童に人気があると思われる ため,他群より試行回数が多く,成功率が高かったのである。. (写真6)やはり児童に人気があったおりる遊び 二人で仲よく ‘ ∫擁. また試行回数の多さは,児童の学習への意欲の表れととらえると,遊び 創出の導入の時間として,A群は適切であった。 さらに,成功率の高さは次の時間の学習への意欲喚起が期待でき,この ことも.遊び創出導入の時間として,A群は適切であったと言える。 B群 とC群には,試行回数,成功率とも有意な差はなかった。. 37.

(41) ②4時間目 4時閤目にも,A群は他群より試行回数が有意に多かった。しかし成功 率は,他群と有意な差はなかった。. 一 これは,成功率の高いおりる遊び創出の時間が前時より減り,本時は他 の遊びの創出の時間が増えたため,成功率が低下傾向を示し,差がなかっ ?. たのである。児童のアンケートでも, 「うまくできるようになった遊びが. ありましたか」という問いに,前時にはなかった「ない」t.「すこしある」. と答えた児童がいて,その遊びにおりる以外の遊びをあげる児童がいたよ うに,おりる遊びができても,他の遊びが思うようにできなかったことを. 物語っている。B群とC群には,前時同様,試行回数,成功率とも有意な. 差はなかった。. ③5時間目 この時間は,めあてがいろいろな遊びを創るだけとなり,A群, ,.C. #tは,. 得意とする遊び以外の創出にがんばった児童が多い。そのため,遊びが思. 一 38 一.

(42) うようにできず,A群, C群は試行回数が減少し,また成功率も低下傾印 を示した。. またB群も試行回数,成功率が低下傾向を示した。授業後のアンケート の「あたらしい遊びができましたか」に,「できなかった」と答えた児童 が,できなかった遊びに,創出が簡単な「おりる遊び」をあげる等守そろ そろ,創出の仕方がネタ切れになってきたため,試行回数,成功率が低下 傾向を示したと思われる。. 以上のように,3群とも問題のある時間だが,A群は,まだ成功率が 85%と高率で,他群より高く,試行回数も有意差はないが,高い値であ. った。. さて,試行回数と成功率をまとめると,A群は,試行回数が他群より多 く,また成功率も高かったと言える。. 高田,栗田,松井等は,児童が鉄棒を好きになれば,数多く,自主的に 鉄捧に触れるようになると述べている45}。. 一 39 一.

(43) つまり,A群は多くの児童が,成功の喜びを感じて,鉄棒が好きになり,. 意欲的に,他群より多く鉄棒に触れたので,遊びの創出で,他群を上回っ. たと考えられる。. (2).怖さ克服. 鉄棒では,高い所にいる怖さ,高い所からおりる怖さr逆さになる怖さ,. 回転する怖さを取り除くことが,遊びを創出できる条件であると高田,栗 田,松井等は述べている46)。そこで,逆さ克服型,回転克服型創出から,. 逆さの怖さと回転する怖さの克服を比較した。. また遊びを行った鉄棒の高さから,高い所にいる怖さと高い所からおり る怖さの克服を比較した。. ①逆さの怖さ克服 図8左は逆さ克服型の平均値である。. 3時間目には各群に有意な差はなかった・4時間目は,A群はC群より 多く創出し,逆さの怖さが,C群より取り除かれている。. 一 40 一.

(44) :31 (Lrさ克服型)一回転克服型’、 (催)1. :. 1. 12一 o 1 i o o e. 平熱4\i. 陰懸. 駕・七■ユi i’**P〈一 6tt * i O.4’דxx;’1’[1 / X*1 1 ti 411e//. A li. /\」i疹:こi O一「一一T一一「一一一● 3匠寺間. 4E寺問. l. I. 5B寺寵到. 図8.逆さ克服型,回転克服型創出数平均値 5時間目には,A群はB群, C群より,多くの逆さ克服型を創出し, B 群,C群より,逆さの怖さが取り除かれている。 B群とC群に有意な差が ある時間はなく,怖さ克服は差がなかった。. 以上より,逆さ克服型は.A群が他群より多く創出でき.逆さの怖さが (写真7). 他群より取り除かれた。. 怖くない a“. 仁 ’t. /ぞ ・ .・’・ :=i. 語. l酬. t. w・.・1ノ蔦. N. 41.

(45) このことも,A群が遊び創出で,二丁に差をつけた一因であると言えるt,. ②回転の怖さ克服. 図8右は回転克服i型の平均値である。. 3群に有意差はなかった。 これは回転する怖さが取り除かれることに差がないということで,前記. のまわる遊びの創出に差がなかったことを裏づけている。. ③高い所にいる怖さ.高い所からおりる怖さ克服. 図9は,鉄棒の高さ1(80cm),2(110cm),3G60 cm) での,遊びの創出平均値である。. 低い鉄棒(高さ1−80cm)では,どの時問も有意ではないが, A群 の値が高い。. 真ん中の高さの鉄棒(高さ2−110cm)でも同じ傾向であるが,特. 一 42 一.

(46) (高. さ. i一). ・(高. さ. 2):. (高. 3). さ. :. :. p:1 (個. eq−co一. 平 10州. xxD. 農、! も!. 似、. ジ\. 4i ,4. ㊨・. u. \te. ll *・ *+v Vi, i. i♂澱ざi. PI. i態}. 夢. 栄. * * /. ノ. x, ..ri/. コ. 3時間目4時隔 5時閤. @ 1. 1i ..”i 一 1. O一1一一一r一一一一 , ’i. *. /.i一一一一A j 1’. //. 9一・. *. i. ○一A 群 ④一B 図9.高さ別遊び創出数平均値. 話. o 一1−. 身コ/.一 i ’ i. 書. ◇一C 欝 **PくO.Ol. に4時間目のA群の値が大きい。これは,おりる遊びは,慣れてくると, これ位の高さで遊びが行いやすいことを示している。. 高い鉄棒(高さ13−160cm)は,ほとんどの児童からすれば,すご い高さであり,さすがに遊びの創出数は,ごくわずかになったが,それで. 一 43 一一.

(47) もやはり,時間がたっにつれて,A群が他を有意に離している。. また授業後のアンケートでも,楽しかったことに「高い鉄棒で遊びをし た」ことと答えてい キ童が・B群・C群には“人もいないのに・A群に. 一 は結構いた。. (写真8).」高い方が好き ). ゼ・. .. 「魅. 議・憲一 泄 ・老・で. 噛 「. ξ鯵i籍. 以上のことから,A群が他群より高い鉄棒で遊びが多くでき,高い所に いる怖さや高い所からおりる怖さが取り除かれていると言える。 ゴ 前記のように高田は,まずおりることから始あて,高い所からおりる怖 さと高・ ヒに・、る怖ざを取り除くことカ・大切で・おりる遊びは着地を多く.. 行うので,この怖さ.が取り除かれると述べている。. .・.. つまり,A群は,おりる遊びを他群より多く創出したことが,高い所に. 一 44 一.

(48) いる怖さや高い所からおりる怖さが,他群より取り除かれた要因である。. さて怖さの克服をまとあると,. A群は回転の怖さの克服は,他群と差はないが,逆さの怖さ,高い所に いる怖さ,高い所からおりる怖さは他群より克服でき,このことも他群よ り中心のおりる遊びだけでなく,他の遊びを多く創出できた一因である。. B群とC群は,怖さ克服は差がない。 (3)鉄棒阻害要因を持つと思われる児童への影響. さて遊び創出は,A群が他群より多く創出できた,次に鉄棒が嫌い,苦 手なタイプと言われる児童の創出を比較してみた。. ①男子児童の場合(男女別比較). 前述のように,男子は,女子に比べ鉄棒が嫌いと言われる。. 図10は,各回の男子の全体の遊びの創出平均値と遊び毎の創出平均値で. ある。. A群男子は,全体でB群,C群よりも多く遊びが創出できtg。遊び毎で. 一 45 一.

(49) 全100. お 50. [i’** *’. {. り(個). (飼). 蕪rl搾. r.一=r=’. 藩1. る 40. 体 80.. 60. 騨. 遊 蠕翻. び 30. 鞭. r’. 40. 20. 灘痙. 10. 20. o. o. ぶ 25. 上 10. ら(飼). の(個). さ 20. 遊 8 び. が. 6. る 15 遊. 4. び 10. f一一一一一一1. 5. 灘. :. 2. o. o あ. 5. 臨. が(個). る. r’r,. ま 2.5. **. 創出0であった:. わ(個) る 2.0. 4. 遊. 遊. び. 難. び 1.5. 3 2. LO. 機擁. 1. め. 1. rT・n... O,. 5. o. o. 團A群□B欝□C群**P〈0・。1・P<0・05 図10.男子児童の遊び創出数の平均笹. 一 46 一.

(50) は,おりる遊びが他の群より有意に多いのは当然のことではあるが,他に. あがる遊びも多い・. (写真9)ぶらさがる遊びは得意だけどC群. ぶらさがる遊び中心のC群 は,ぶらさがる遊びこそトッ プであるが,その他は以外に. 振わず,全体では,B群にも 劣って,最下位になってしま. っている。. さて3群とも, まわる遊びの創出がなんと一つもない。. これは, まわる遊びは,他の遊びに比べ,手と足等を工夫して遊びを創. ることが,非常に難しいため,鉄棒が苦手な男子は,一つも創出できなか. ったと思われ,3群の課題の1つである。 さて,男子は,A群が遊び創出が農薬より多いことがわかったが,次に 鉄棒が好きと言われる女子と比較してみた。. 47.

(51) 図11は,A群男子と女子の遊びの創出全体平均値と遊び毎の創出平均 値である。. これを見ると,A群男子は, A群女子に比べると,中心のおりる遊び以. 外は劣るが,おりる遊びは20個近くも多いため,全体として遜色ない創 出数になっている。. また他群の女子と比べると,おりる遊びがすごく多く,約40個もの差 である。このたあ,全体の創出が他群の女子を上回っている。. しかしSt他の遊びは有意に多い遊びはなく,おりる以外の遊びの創出も. 多くできるようにすることが大切であると思われる。. さて,図10と図11をみると,創出が簡単なおりる遊びは男子が,創 出が難しいまわる遊びは女子が得意である。. これは,1っは男女の技能の差であると思われるb また,児童の遊び創出の様子を見ていると,どの遊びを行ってもいい時 間に,どの群の男子も夢中になっておりる遊びを行っているのが多いのに. 一 48 一.

(52) (個). 1. 偉 80. 60. お. F二二. 全100. li l. 1る 40 30. 1−n. 一. l. *「 1. 「( ・. 黷ャ伽 [ ‘∼ ぎ. 一. ユ0. o. 竃. 0 :). 〕 i. 20. 20 25. .1 曾. @. 遊. 40. ぶ. ,…甲.. り (個). び. l’. l. 一.。、*・.一一一「. 50. 一. *. 上 10. *. の(個). * *. Ii. ら(個). ). さ. 20 0. * *. が. −「*. **. u. } @1 : i i …. 遊. 8. ∵1か. び. ∴ 11. る 15 5. 6. !. 」. 「.!ド7「. 遊. **. ll門ン・《 =. び 10. 4. 廷. 「. 「**. ’. P. u. 「. レ ’ 」.r. 零∵昌 二、 妻る .鍔. 2. 5. 盟「ら、Lr,. 霞. :1.ギ 、、.、き. 0 あ. 5. 海溝. 「翻. が(個) る. 4. 遊 び. 3. @. み1. [. o ま 2.5 わ(個). ll .1. る 2.0. 国. 遊. [. び 1.5 Ili] ‘. 2. 」. @. レ. @. 邑. 6. 1. O.5. o一 o. □A臣子團濾好□B群好□C・ge女子 図1LA群男子と女子の遊び創出数の平均{直 一 49 一. 5一一 u. 1 1 1一 **Pく0.0ユ* <0.05.

(53) 対し,女子はまわる遊びを行う児童が多かったようである。. つまり,女子には,おりる遊びが男子程人気がないため,創出が簡単で も少なく,逆にまわる遊びが人気があるたあ,多かったのである。. 男子は,逆におりる遊びが人気があるため多い。. また,前記のまわる遊びの創出0個の原因は,鉄棒が苦手と言われる男 子の技能の低さもあるが,おりる遊びに夢中になりすぎたことも多少は影. 響していると思われる。. ところでC群は,おりる遊びの創出は,A群, B群程,男女の差はない。. これは,C群は中心の遊びをぶらさがる遊びにしたため, C群の男子の 中には,男子に人気があるおりる遊びよりも,ぶらさがる遊びをがんばっ. た児童も多かったためである。. 以上まとめると,男子は,A群, B群, C群の順に遊びが創出でき,特. にA群男子は,女子にも劣らない創出ができたということがわかった。. 女子同士の比較では,全体で3群に有意な差はなかったが,A群が他群. 一 50 一.

(54) よりすべての遊びが多いか,高い値であった。特にまわる遊びの創出が有. 意な差はないが,非常に多い。これは,A群には,指導前から鉄捧を得意 とするK.H, K. Y,の2人の女子が,支持回転や膝かけ回転を手や足. の位置や回転の方向を変え,それぞれ15個,14個も創出したためであ る。2人を除いた女子のまわる遊び創出は,他群と同じ位であった。. ②低技能児童の場合(技能別比較). 次に低技能児童の違いをみてみた。図12は,各群の低技能児童の遊び 創出平均値である。. A群の低技能児童(以下A低と記す)は,B群の低技能児童(以下B低 と記す)より,すべての遊びが有意に多いか,高い値で,全体で2倍以上. も多かった。またC群の低技能児童(以下C低と記す)と比べると,C低 の中心のぶらさがる遊びは,C群に負けない創出をしている。また他の遊. びはすべて高い値であり,全体でも標準偏差がA低16.8,C低9.6 と大きさが違うため,有意差はないが,高い値を示した。. 一 51 一.

(55) お 5’O. 全揃. り(個). r*‘ *’. 「**. る 40. 体 80. 一. 達. 60. び 30. 20. 40. 20. 0 114’,/g,,ge. 一 1一. 10. tt一. o. n. s,,(1)g]. び. が. 6. る 15. i. **=. 遊 4. び 10. −L 2. 5. i,(itsi5,]. D. ほ. 」. o. 0 の. x n. が(個). る. 4. ]. 遊. 遊. び. 1. び 1.5. 3 2. LO一. l i ri. o. O. eJ. 1. □Age一□B群□C蕃 図12.低技能児童の遊び創出数の平均筥 一一 52 一一. o. **P〈0。0ユ *P<0.05.

(56) B低とC低には,全体でも,遊び毎でも差はなかった。 以上から,低技能児童はA群が遊び創出が他群より多いと言えるが,次 に高技能児童と比較してみた。. 図13は,A低と高技能児童の遊び創出の平均値である。 A低は,A群の高技能児童より,有意な差はないが,どの遊びも劣り, 全体でも有意に少ない。. しかし,他群の高技能児童と比べると,B群より上の遊び, C群よりぶ らさがる遊びが低い値を示しただけで,他はほぼ同じか,高い値である。. 特に,おりる遊びが有意差はないが,20個以上も高い値のため.全体 で他群の高技能児童より,断然多く創出できている。. 以上よりt低技能児童は,A群が,他群より遊びが多く創出でき,しか も他群の高技能児童より創出ができだことがわかった。高技能児童は,3. 群の間に有意差はないが,A群が他群より高い値を示した。. 53.

(57) 全100. 一. お 50. * *. i.. (個). 体 80. **. り(個). **. L・ρ一’「一... 1. ユ鱗. 11. llしr.”= A.謬 ’}「 ヒ’F. 遊. 1!.;玉. 1. ll.. 60. 1:・1醸. 誓雛零 1. 一. 「響. {一‘..噌F’て戸’. る 40. i.「*. 「. *. び 30. 蝋1「諜. 墨. fヤ..、.i.. * * 一. 20. 40. } 1. き. 奥. .㌧... i. 疑. ,.:3. 20. 10. .;1.,’. i・1ヒ. W’ @.1亥 f.=、... 露. 1 .. 電:.. .. 1. A読. 「. o. o. ;」三♪率. .魑‘?. 二.七二ご... . . 7. .. 上 10. ぶ 25 ら(個). の(個). **. 遊. さ 20. 8. び. .:も }、.. が. *・ *. 6. る 15 遊. 4. ll・∫. び 10. 撃戟D.・て. 2. 5 ... O.一... o あ. o. F∵ξ、,.:... 6. ま 2,5. *. わ(個). が(個). る. 5. 携 ^「. び. る 2.0. ;て1... 遊. 4. D.. *. 懸. 遊. *P〈 *. 0.. <0。. 01 O5. k. び j.5. 義. .’‘’.星 . ?、..ち罫キ. ,=. =v ’㌔,オ・・別.見「 言 三…. .=.L... 3. 1.0. @も 」尻 ,・. ノ.1尋.. ’2...1.ぜ. {乳.1‘・ち .「 へ.・. lll・・乾 1・. .’. ・... @ 豪. 1. .1. 青. 2. i. 部1. O. 5. u .1.. ∼ − ∼. o. 1}、..、ま. L. .汀. o. し. レ’・ .. 1.1識. 團A群低技能鰹A日高技能□B舗雄□C・ge高技能 図13.A群低技能児童と高技能児童の遊び創出数の平均筥. 一 54 一.

(58) ③肥満児童の場合. 前述のように,肥満の児童は鉄棒が苦手と言われる。最近,肥満の児童. が増えているが,A群には10名, B群には5名, C群には4名の肥満児 童がいた。その遊び創出平均値は,図14のとおりである。 A群の肥満児童は,C群の肥満児童よりぶらさがる遊びがやや低い値だ っただけで,他の遊びはすべて多いか高い値であり,全体で30個以上も. 多かった。B群とC群は差がなかった。 また3群ともまわる遊びの創出が0であるが,これは,男子児童と同様 に,技能の低さとおりるやぶらさがる遊びに夢中になったためと思われる。. 以上肥満の児童にとっても,A群が他群より遊びを創出できたというこ とがわかった。. このように鉄棒が嫌い,苦手と言われる児童の創出を比較してきたが,. いずれもA群の児童が多く創出できた。このことも,A群が,他群より遊 びを多く創出できた一因である。. 一 55 一.

(59) 全ユ00「. r一’一一一一. li f*s:. (個)1. 1. vi. {;七s.01. お 501. * *・. り(個). 1. 60」. ,;, o. る. 遊. k,・,,. 3・. び. 20 o. /// 1/’. l l } 1. P 羅..;. ¥. 1. @lr. fi ]LL⊥llコ. 10“. 壕. 0. 10. 上. 25]. の(個). (個). ぶ. 一. 2 O1. !, o d. 1. F* ;1*. 遊. 2.0 ri. 8. ら. び さ. 15f. 6. 11.1. が る. 遊. **. 隣琴.拶. 10. P. 4 @. r“xi ’一’1. .『メ 了. び Dチ.. 2. 『. 」. ・看. ー ’㌧拶. P 薫. 蓄. し. 一. ’隠. 盲. o. w.朽...・.・r..・.. ::. 司. (剛. る 2.0一」. あ. が. 遊. 3i ぼ. び L5一. 鞭・肇. 1る. 遊. 】・01. び. fi. ’t. O.5. o. o. 1園・cr.□・群□・:. **P〈O. Ol. 図14、毘済児覚の遊び創出数の平均嬉. 56. ’.

(60) 5一 まとめ 遊びの創出の結果をまとめると,. ①A群は,全体の遊びの創出が他群より多かった。B群とC群には差がな かった。. ②A群は,遊び毎でも,B群よりおりる,ぶらさがる,上,あがる遊びの 創出が多く,C群よりおりる,上,あがる遊びの創出が多かった。. B群は,C群より上の遊びが多かった。 C群は,他群より多い遊びはな かった。まわる遊びは,3群とも少なかった。. ③時間毎にみても,A群は,他群より多く創出した。 B群とC群は差がな かった。. ④鉄棒が嫌い,苦手と思われる男子,低技能,肥満児童は,A群が,他群 より多く創出した。また他群の女子,高技能児童にも劣らなかった。. B群とC群は,男子は,B群がC群を上回ったが,低技能,肥満の児童 は差がなかった。. 一 57 一.

(61) 男子,肥満児童は,まわる遊びの創出がなかった。. ⑤女子,高技能児童は,3群に有意な差はなかったが,A群が高い値だっ た。また女子は,男子に比べ,おりる遊びの創出が少なかった。. ⑥逆さ克服型の遊びは,A群が他群より多く創出した。また遊びを行った 鉄棒の高さも他群を上回った。回転克服型の遊びの創出は差はなかった。. ⑦遊びの試行回数と成功率は,A群が他群より多く,高かった。 以上から,次のことが言える。. おりる遊び中心の指導過程は,中心のおりる遊びの創出が簡単で,. 更に鉄棒における怖さが多く克服でき,他の指導過程より,おりる遊 びはもちろん,他の遊びも多く創出できる。特に鉄棒が苦手,嫌いと 思われる児童にとって妥当な指導過程である。. ぶらさがる遊び中心の指導過程と児童が遊びを自由に選択する指導 過程には差がない。. 58.

(62) 第2節遊び達成と増加 −一 全体ノ比・較 前節の考察から.遊びを創出するには.おりる遊び中心の指導過程が妥 当であると思われたが,今度は遊びが多く達成,増加できるには,どの指 導過程が妥当かを比較.検討した。. 図15は,25種類の遊びの1時間目(授業開始)と6時問日(授業最 後)の達成と増加の平均値である。. 1時間目にできる遊びを確認させたが,授業前の調査で,鉄棒一(イコ ール)逆上がり,まわる遊びと考える児童が多かったが,その児童にとっ ては,おりる.上.ぶらさがる遊びは.新鮮で,しかも簡単にできるので,. 授業後のアンケートでも,各項目で,「とてもできた」.「いっぱいある」. と答えた児童が多かった。. さて,その1時間目の達成だが,3群問に.有意な差はなかった。 6時問目には,筆者は,児童に「みんなうまくなったね。1時間目より.. 一 59 一.

(63) 6 時. 25. 間. r**. (個). 自. 20. 増. 加. 達 成 1. 套. !5. 時. 10. 問 目. 5. 達 成. 0 A辞. B群. C群. **P〈O. Ol *P〈O. 05. 図15.遊び達成と増加の平均値 たくさんできるよ。」と励ました。その裏には,はたして今までの指導が 効果があったか,やや不安であったことも事実であった。しかし筆者の不 安をよそに児童は,大きな歓声を1時間目以上に上げ,がんばっていた。 6時間目の達成は,A群(おりる遊び中心の指導過程):22.4±3. Oll,. B群(遊び自由選択):17.9±3.1個,C群(ぶらさがる遊び中心)=. 60.

(64) 17.6±3.7個で,A群はB群, C群より有意に多かった。. その結果,増加は3群とも1時間目から有意に増加し,一安心だった。 その数を比較すると,A群:13.2±4.1個, B群:9.2±3.3個, C 群:8.0±3.9個で,A群はB群, C群より多かった。. つまりA群は,遊びが他群よりできるようになり,できた遊びの緯数が 多かったと言える。B群とC群には,増加も達成も有意な差はなかった。. 2一遊Fび毎比較 図16は,遊び毎の増加と達成の平均値である。 なお3群のすべての遊びが有意な増加であった。. さてA群は,達成は,他群に比べて有意に多いのは中心のおりる遊びだ けであるが,しかし,他の遊びも有意な差はないが,高い値を示した。増. 加は,おりる遊び,上の遊びが他群より多く,まわる遊びはB群より,あ がる遊びはC群より多かった。. B群とC群には,増加,達成ともに,差のある遊びはなかった。. 61.

(65) お り. .[E *. ぶ. *. *. 5. ら. 5. き7S..鴨.・ 撃撃潔. 1南. る(個) 遊. さ(個). び. 3 .... 4. が. 芦. 4. E併 tt. 3. 遊一’’”. **. **. rl. 1tt. * *. **. * *. ., ・.=・L.....り.閲.’r. 0 5. あ(個). 4. ,p. 3. 2. 4. が. **. 搾. る. **. 3. 遊. ililllll/’11t!l・ilil・1”,・lt,,. び. 「. . L.. LL,. 一,. 2. 1. 1. 0. 0. 5. f*. わ(個). 下下との6時丁目達成の有意差. 4. 6. 遊 び. **. 窓. g,,ri. 遊. る. 0. @ , 幽 「 .. ォ.. 上(個). ま. ■. び. 1. 0. び. 一 , . 一. 2. 乞. の. X. る. 2. 5. r**. 3. 時. 、終. **. 群内の増加の有意差. H= 増加. 間. 2. 目. ** 、.、目・. **. 達 成. 1. * 他蕃との増、加の有慧差. 1時下目達成. 0. 一瞬□B群□C群**P〈0・0ユ *P〈O. 図16.遊び毎の達成と増加の平均値:. 一 62. 05.

(66) 以上から,遊び毎でもA群は,できるようになった遊びが他群より多く,. B群とC群は,差がなかったと言える。. 3一遊びの内容の一比較 いままでは,できるようになった遊びとできた遊びを数で比較したが,. 次に1時間目にできた遊びが,6時間目に内容がどう高まったかを比較し g ‘ ,てみた。. 図17は,おりる遊びで児童がとびおりた距離,まわる遊びのまわった 回数,おりる遊び,ぶらさがる遊び,上の遊び,あがる遊び,まわる:遊び. を行った鉄棒の高さの高まりの平均値である。. {1)おりる遊び. おりる遊びは,A群は, B群, C群より距離が長く,高さも高かった。. _番高い鉄棒は,210。m. (写真10)すごい〃’. である.そんなすごい高さから,辱ぐ貌弓∵醐 ’iii6 .。_,.巧 1瀞!ζ 下にあるマットをとびこしてしま. :i,“lt’]、. 馬 匡 F:. 63 聖. ・、、蕎.一[一.

(67) 2. 5.. 5. (鉄 棒 の 高 さ). r’* Ir’. お 2. 0. 4. り. 3. 1.5 る. 2. LO. 1. O.5. び. o. 0 さ). 2. 5.. ぶ. 上. 2. 0. あ. 一f一**. P. ら. さ. ユ.5. の. が. 1.O. 遊. る. 蝿搾」“. が る. 遊. 遊 び. 「. び. び. O. 5. 冨. 、ヒ 、. ド. ,. 2 ...、;者. 0 2. 5.. 5. (鉄 棒 の 高 さ). (回. 数). (回). ま. 4. 2. 0. わ. 3. L5 る. 2. 1.0 A. 遊. 1. O.5. び. o. o. ・. 園A群□・B群□℃・上. 図ユ7.遊び内容の高まりの平均埴. 64. * *, P〈O. Ol *, P〈O. 05.

(68) う児童が,A群には多かった。. 前記のように,A群は,おりる遊びの達成も増加も,他群より多いが, 内容も高くなったと言える。B群とC群は,距離,高さとも差がなかった。. {2}ぶらさがる遊び. ぶらさがる遊びは,A群は,高さで他群を上回っている。 遊びの増加,達成で他群と差はなかったが,その内容の高まりは,国難. を上回ったと言える。B群とC群は差がなかった。 (3》上の遊び. (写真11)遊び名「かえる」210c皿A群. 上の遊びは,A群は, C群よ. り高さが上回った。B群とは差. がなかった。B群とC群には差 がなかった。. {4)あがる遊び●まわる遊び. 3群に有意な差はなかった。. 65.

(69) 以上から,A群は,単に遊びができただけでなく,内容も全部ではない が,他群より高まったと言え,授業後のアンケートでも,「きょうのたい. いくはたのしかったですか」に,高い鉄棒で遊びを行ったことや遠くへと. べたことがたのしいと答えている児童が結構いた。. B群とC群は,遊びの内容も差がなかった。. 4一考えられる差の出た要西 {1)怖さ克服. 遊び達成,増加,内容の高まりとも,A群が他群より上回った。 ここでは,その要因を,鉄棒での怖さである,高い所にいる怖さ,高い 所からおりる怖さ,逆さの怖さ,回転する怖さが,どれ程克服されたかを 比較することで,探ってみた。. ①逆さの怖さ●回転する怖さ克服. 図18(1)は,逆さ克服型と回転克服型の増加と達成の平均値である。. A群は,逆さ克服型の達成も増加も他群より多かった。つまり,A群は 逆さの怖さが他群より,授業を通し,多く取り除かれ,6時間目には,他. 一 66 一.

(70) (逆 さ 克 膿 型). (回 転 克 服 型). (.1 ). mL[t’**. 10 (個). **. 1. 8 ** 6. 11 **. 4. 2 ’. o. A群. B群 C群. (高. A群. B群. C群. さ). て■). ** 4. 3. 2. tt. 零. # *, * P〈O. Ol. 1. 象 くO. 05 o. A群. B群. C群. 図1’ W・逆さ克服型と回転克服型の達成と増加の平均9(1)と遊びを行. つた鉄棒の高さの平均笹(ll). 一 67 一.

(71) 群より,怖さが克服されていたと言える。B群とC群は差がなかった。 回転克服型は,A群は達成が他群より多かった。増加はC群より多く, B群とは差がなかった。. つまりA群は,C群より,授業を通し,回転の怖さが多く取り除かれ,. 6時間目には,怖さがC群より克服されていた。またB群とは.授業を通 レ怖さの克服は差はなかったが,6時問目には,B群より怖さが克服さ れていたと言える。B群とC群には差がなかった。 ②高い所にいる怖さ●高い所からおりる怖さ克服 図18(■)は,遊びを行った鉄棒の高さの増加と達成の平均値である。. A群はB群,C群より増加が多い。またC群より達成が多く, B群とは 差がなかった。. つまり,A群は, C群より,高い所にいる怖さ,高い所からおりる怖さ. が,授業を通して,多く取り除かれ,6時間目には,C群より怖さが克服 されていた。またA群は,B群より,高い所にいる怖さ,高い所からおり. 一 68 一.

(72) る怖さが,授業を通して,多く取り除かれたと言える。. B群も,C群より増加が多く,達成に差がない。つまりB群は, C群よ り,怖さが授業を通して,多く取り除かれたと言える。. 以上から,A群はB群, C群より,高い所にいる怖さ,高い所からおり. る怖さが克服でき,次にB群がC群より克服できた。このことから,C群 のようにぶらさがる遊びを中心に遊びを行っていては,高い所にいる,高 い所からおりる怖さは克服できないと言える。. さて怖さ克服をまとめると,A群は逆さ,回転,高い所にいる,高い所 からおりる怖さが,他群より,授業を通して,克服され.このことが他群 より,遊びができ,遊びが増え,内容も高かった一因である。. {2).鉄棒阻害要因を持つと思われる児童の比較. ①男子の場合(男女別比較). 図19(1)は,男子同士,A群男子と女子の遊びの増加と達成の平均 値である。男子同士では,A群が,増加が他群男子より多く,〆達成は差が. 69.

(73) rr**h*. (1) 25. (警1饗菊. 15. ll. rw. 圓. **. ¥. * *. ド. .. ≡芝. .. 零‡. 10 5L’ o B群男 C群男 A群男. A群男 (・ll ). 「**. .「「、’ .「... ぐ.漕㌘!・一. f∵**... 奄戟D. 一L∴で「. ト.ド.. 15. C’霧女. u**. (個). 20. B群女. **. Fi. * *. 一25. A群女. * *. @ .}:、. @澗已∵. ‡‡. 寧. P.1. L.1,. 曙.、:. @1一. ‡. ‡零. * *. * *. @、.終 幽』. 10. ‡. .6. 二. u町...・..「=.・〒.㌦礼=㌦.・r. 5 0. ‡‡. A群低 (皿). B.群低. ロ. C群低:A群低. A誹高. B群高. C群高. 25 (個). 20. 騨 コ. 15. **. 10. ** P〈O. O! * 〈.O. 05. 5段. o. A1群匿満 B.誹肥. C群肥. 図19.男女,技能別,肥満児童の遊びの達成と増加の平均埴 一 70 一.

参照

関連したドキュメント

神奈川県相模原市南区松が枝町17-1 1月0日(土)

 現在『雪』および『ブラジル連句の歩み』で確認できる作品数は、『雪』47 巻、『ブラジル 連句の歩み』104 巻、重なりのある 21 巻を除くと、計 130 巻である 7 。1984 年

方法 理論的妥当性および先行研究の結果に基づいて,日常生活動作を構成する7動作領域より

Abstract:This research aims to clarify the local governmental restrictions on ball play in urban parks and identify management problems. We sent 399 questionnaires to top 8

※1・2 アクティブラーナー制度など により、場の有⽤性を活⽤し なくても学びを管理できる学

いかなる保証をするものではありま せん。 BEHRINGER, KLARK TEKNIK, MIDAS, BUGERA , および TURBOSOUND は、 MUSIC GROUP ( MUSIC-GROUP.COM )

ASTM E2500-07 ISPE は、2005 年初頭、FDA から奨励され、設備や施設が意図された使用に適しているこ

なお,ドイツの PRA データベースである ZEDB や,スウェーデン及びフィン ランドの PRA データベースである T-book