小学校国語科における意見形成力を伸ばす授業開発とその評価 : 意見生成プロセスと文章表現プロセスに重点を置いた意見文指導の実践をとおして
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(2) 意見生成プロセスに重点を置いた指導を行った。 表5根拠に関する表睨の1平価暗黒 意見生成プロセスに重点を置いた指導を行った。. 蒙1実験授業1単元計回(全8時間) 時. 授業内容. 意見生成. 1. 第1次意見文作成. vロセス. 2. ブレストシート作成 リンクマップ作成 意見シート作成 ミニ討論会 ミニ討論会ぶり返り 最終意見文作成 i学習後)他学級と紙上交流. 3 4.5. 文章表現 vロセス. 6 7. 8. 実験授業■では,相手を説得することのできる 実験授業■では,相手を説得することのできる 論理的な文章を書くために,文章表現プロセスに ・理的な文章を書くために,文章表現プロセスに. 実験I事前. 実験I事後. 実験皿事後. 述べている. I n l O%. 37197%. 述べていない. 381100%. 24163% 14137%. 113%. 書6「行動の原邊としての邊念」に関する竈呪の評価詰黒. 実験I事前 述べている 述べていない. 実験I事後. 実験II事後. U116%. 一 R8:100%. 381100%. 32184%. O1O%. O1O%. ■. 表7主張,邊由,根拠の整合性の岬価拮果. 実験I事前 述べている. 述べていない. 一. 実験I事後. X124%. 一. 29176%. 一. S:11%. R4189%. 実験II事後 一. P6142% 22158%. 重点を置いた指導を行った。 重点を置いた指導を行った。 3研究の成果と課田 3研究の成果と課田. 表2実験授業11単元計画(全14時間) <成果> <成果> 時. 意見生成. ユ,2. vロセス. 3. 文章表現. vロセス. 授業内容 「平和のとりでを築く」を読む. 4. ブレーンストーミングを行う 平和に対する自分の考え(主張). 5. 意見文の構成を知る. 6,7 8,9 10,11. 12,13. 14. 事実や資料,データの収集(根拠). 意見シート作成 意見シートをもとに意見文作成 意見交交流.推敲 最終意見文作成. 実験授業前後にr書くこと」に対する意識調査. 意見生成プロセスにおいて,教師の意図的な問 題提示により児童の問題意識を喚起し,ブレーン 闥 示により児童の問題意識を喚起し,ブレーン ストーミングやリンクマップ,意見シートを用い Xトーミングやリンクマップ,意見シートを周し て内面に存在する思考を引き出したり整理したり ト内面に存在する思考を引き出したり整理したり. することによって,自らの意見を生成することが キることによって,自らの意見を生成することが できた。 ナきた。. 文章表現プロセスにおいて,意見文の要件をモ @文章表現プロセスにおいて,意見文の要件をモ [“ C.十 出 “ 一八]=㎜{^1 +口=[十一目4目二』プ“』Lし 目コ デル文で学び,論理的に相手を説得するための思. を行った。t検定の結果,項目(1)(6)の事前事後の. 考の枠組みを提示することによって,自らの主張. 平均の差は優位であった(表3,4)。このことから,. を支える根拠,理由づけ,今後の自分の行動を述. 児童の書くことに対する肯定的な意識の変容が見. べ,論理に一貫性のある文章を書く児童が増えた。. られたことがわかる。また,ブレーンストーミン. このことから,意見生成プロセスと文章表現プ. グ,リンクマップ,意見シートの活用が児童の思. ロセスを繋いだ指導によって,児童の意見形成が. 考の整理や論理的な表現につなかったと考えられ. 促され意見文の質が向上したと考えられる。. る。. <課題>. 表3 11)文章を害<学習が好き定.. 意見生成プロセスにおいて,より児童が当事者. X S D. 実験I事前 実験n事後 t検定 2,44 2.74 t(154)=3,49 1.OO O,97 ★★. 4件法 N=155 ^pく.05 “pく.01 表4 (6〕害<ことは.頼の中にある考えを整麗するのに役立つ。. 実験I事前 実験1I事後 t検定. X S D. 2,91 3.21 t(154)=3,39 1.10 0.93 ★告. 4件法 N=155 “pく.05 {“pく.O1. 意識をもって思考し,意見の深化・拡充を図るこ とができるよう指導の在り方を探究すること。. 文章表現プロセスにおいて,意見シートや思考 の枠組みの提示方法を改善し,児童の論理的な文 章表現の技能の育成を図ること。また,学級内,. 学年間にとどまることのない幅広い意見発信の場 の設定と,相手意識の向上について探究すること。. 意見文分析では,意見文の要件を満たす文章を 書くことができる児童が増えた(表5,6)。論理的. 今後さらに研究を続け,上記の課題について探. な文章表現の技能を身にっけたことによって,主. 究し,児童の意見形成力及び自身の指導力の向上. 張を支える根拠,理由づけ,今後の自分の行動を. を目指したい。. 述べ,論理に一貫性のある文章を書く児童が増え. 修学指導教員 佐藤 真 伊藤 博之. た(表7)。. 指導教員 吉水 裕也.
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