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近代日本思想史におけるアイデンティティ問題の総合的研究

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Academic year: 2021

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Title

近代日本思想史におけるアイデンティティ問題の総合的研

究( はしがき )

Author(s)

津田, 雅夫

Report No.

平成13年度-平成15年度科学研究費補助金 (基盤研究(C)(2)

課題番号13610044) 研究成果報告書

Issue Date

2003

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/76

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

が-

本稿は、「近代日本思想史におけるアイデンティティ閉居の総合的研究」を 研究課唐として、平成13年度より平成15年度までの3年間、科学研究費補 助金(基盤研究C2)の助成をうけて取り組まれたものである。 この間、本テーマに関連して著者はいくつかの研究対象について取り組み、 その成果の一部は既に発表がなされている。本報告事は、それらの研究も素材

としながら、改めて統一的な観点から書き直し、集成したものと撃っている。

それら個別の研究はその論ずる対象を異にするが、しかし、いずれもアイデン ティティの間唐を深く共通の論題として追求したものであり、一貫した内容を 構成していると考えている。 アイデンティティの間屠は日本近代思想史を構想するさい必要不可欠のテー マであると思われる。日本の<近代>をどのようなものと考えるにせよ、そこ に生きる人々の思想において、アイデンティティの閉居はその営為のうちに深 く刻まれた課居であった。本稿では三木清を中心に論ずることになったが、彼 の思索において日本近代とアイデンティティの閉居性が鮮やかに示されている ことが取り上げた主たる理由である。 こうした文化論的な視角からの研究は、もちろん思想史研究のすべてではな く、また、その中核部分をなすものでもないであろうが、/しかし同時に、特定 の局面において思想史研究の有効な方法であることも確かなように思われる。 逆に云えば、こうした視角からの思想史研究の有効性を示すことが本研究の目 的であったとも云える。もちろん、その成果の出来栄えについては広い批判を 待たなければならない。 2004年3月 研究代表者 津田雅夫

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