ソフト制約のモデル化・解決とその応用
Modeling and Solving Soft Constraints and Their Applications
細部博史
∗Hiroshi Hosobe
法政大学情報科学部
Faculty of Computer and Information Sciences, Hosei University
Abstract: 制約プログラミングは,制約と呼ばれる数式や論理式等の条件を用いて問題を宣言的に モデル化し,制約を満たす解を求めることで問題を解決する手法である.一般的な手続き的プログラ ミングと異なり,制約プログラミングでは,問題を解くアルゴリズムを明示的に記述する必要がない ため,プログラムを記述する負担が軽減される.通常の制約プログラミングで,制約は必ず満たされ るべき条件と見なされる.しかし,現実の問題でこれは必ずしも容易ではなく,制約が矛盾し合うた めに解が存在しなくなってしまったり,制約が不足するために解が多数存在してしまったりといった 困難が生じる.ソフト制約は,この困難に対処する有力な手段である.ソフト制約を用いた枠組みで は,制約が矛盾し合う場合でも可能な限りそれらを満たすように解が決定される.また,この性質を 利用し,デフォルトの制約を導入すれば,制約が不足する場合にも対処できる.本講演では,ソフト 制約のモデル化と解決のための種々の枠組みとその応用を概観する.さらに,本講演者がこれまでの 研究で提案,開発したソフト制約のための枠組み,アルゴリズム,システムとその応用を紹介する. 謝辞 本研究の一部は JSPS 科研費 JP15KK0016 の助 成を受けたものである. ∗連絡先:法政大学情報科学部 〒 184-8584 東京都小金井市梶野町 3-7-2 E-mail: [email protected] [招待講演1] 人工知能学会研究会資料 SIG-FPAI-B803 - 1 -