第6学年算数科学習指導案 単位量あたりの大きさ 1 単元名 2 指導にあたって こんな子どもたちだから ○ 本学級の子ども達は、算数をとても好きな子・好きな子が38人中32人で、その理由に 「計、 算が合うようになった。自分の考えをつくるのが好き。発表を聞いてわかるようになった 」。 と答えた子が多かった。しかし 「考えるのが大変 」で全然好きではないと答えた子も一人、 。 おり 「計算が苦手」との理由で算数をあまり好きではない子も4人いる。また、考えること、 はとても楽しい・楽しいと思う子が30人で、あまり楽しくないと答えた子が7名いた。抽出 児のK児は、新しい問題に取り組むのは好きであるが、人の話を集中して聞かないことが多 く、小さなミスがあり計算が苦手なことから算数をあまり好きではないと答えている。 ○ この単元の考え方は、割合の考え方に類似しているが、比較量と基準量が異種の量であ る点が異なっている。子ども達にとって、異種の2つの量の組み合わせでとらえられる量 を比べることは初めての経験である。そこで、実感を伴った学習ができるように体験的活 動をできるだけ取り入れたい。また、問題場面の理解が困難な子どもには数直線図を活用 することで、量関係をとらえさせ、定着を図りたい。 ○ 自分の考えをもとうとしているについて、いつも・よくと答えた子が29人、友達の発表 を自分の考えと比べながら聞いているについては28人だった。このように、自分の考えを つくることが十分できるようになり、交流活動において友達の考えと自分の考えを比べ合う 楽しさも感じることができるようになってきた。そこで、交流活動において、交流の観点を 明確に提示して交流活動の質を高めていくことで、考える楽しさをさらに味わわせたい。 教材化の工夫 算数的活動 個に応じた支援 ○数理性 異種の2つの量の組 ○つかむ段階 ○つかむ段階 み合わせでとらえられる量は、 段ボールを使ってこみ ・こみぐあいを五感を通し 一方を固定して他方の量で比較 ぐあいを体験し、単元の て学ばせるために、人数や したり、その考えをもとに数値 見通しをもつ活動。 段ボールの 枚数 を変えて 化することができることに気づ 体験をさせる。 き、単位量あたりの大きさの考 ・方眼とシ ール などの具 。 え方のよさを感じとらせること ○つくる段階 体物を用いて考えさせる ○つくる段階 ができる。 単位量あたりの大きさ これまでに、長さ・ の意味を理解し、それを ・ヒントカード(問題の考 ○系統性 かさ・時間・重さ・面積などの 活用していろいろな問題 え方、数直線の書き方)を 量について、ある決まった量を を解く活動。 準備する。 基準としてその何倍に当たるか ・前時に出てきた子どもの を考えて数値化したり、計器に 考え方を掲示する。 よる測定を通して数値化するこ ○深める段階 ・自分の考えをつくること とにより、長さなどの量が差に 速さの意味や公式を理 ができない時には、ペア交 よって比べられることを学習し 解し、それを活用してい 流をさせる。 ○深める段階 ている。 ろいろな問題を解く活動。 単位量あたりの大き ・速さを五感を通して学ば ○活動性 さで表される量は、感覚的にと せるために、三輪車こぎ競 らえているものが多いので、で 争を行う。 きるだけ生活の中から実感しや ○生かす段階 ・ヒントカード(問題の考 すい場面を設定する。また2量 子どもの実態に応じて、 え方、数直線の書き方)を の関係をわかりやすくとらえさ 速さの応用問題を解いた 準備する。 せるために数直線図を活用する。 り、単位量あたりの大き ・自分の考えをつくること こみぐあいを体験す さに関する基本的な問題 ができない時には、ペア交 ○目的性 ることで、異種の2つの量の組 や速さの感覚に関する問 流をさせる。 ○生かす段階 み合わせでとらえられる量があ 題を解いたりする活動。 ることを知り、そのような2量 (発展・補充) ・単元を通しての掲示を行 の比べ方を考えようという課題 い、学習を振り返ることが をもつことができる。 できるようにする。 3 単元の目標 こんな子どもたちに ( ) 身のまわりの事象で、単位量あたりの考えのよさに気づき、進んで単位量あたりの考え1 を使おうとすることができる。 (2) 人口密度や速さなど、異種の2量の組み合わせでとらえられる量について、一方を固定 すれば比較できることを考えられるようにする。 (3) 電卓を効果的に使ったり、正確に計算したりして、単位量あたりの量を求めることがで きるようにする。 (4) 単位量あたりの大きさの求め方や表し方を理解できるようにする。また、速さの公式の 意味や秒速、分速、時速の関係や求め方を理解できるようにする。
(全14時間) 4 単元計画 主な学習活動と学習内容 評価規準 、 。( ) 1 こみぐあいを体験し 単元の見通しをもつ 60分 こみぐあいを比べる方法を考えよう ◇ こみぐあいを比べる活動に つ ○ 誕生月のグループに分かれて、段ボールのシート 興味をもち、楽しく取り組 に乗る体験的な活動を行う。 んでいる (関・意・態、。 ○ 活動を通して気づいたことをもとに、こみぐあ 活動) か いの比べ方を考え交流する。 ◇ こみぐあいは、シートの 面積と人数という2つの量 単元のめあて のうち、一方の量の大きさ む 2つの量の組み合わせで表される量の比べ方を考えよう をそろえれば比較できると 。 。( 、 ) ② ○ いろいろなこみぐあいの問題をする (30分) 考えている 考 ノート 2 単位量あたりの大きさの意味を理解し、それを活 ◇ 単位量あたりの大きさが 用していろいろな問題を解く。 人口密度を比べる場合にも (1) 人口密度の意味を理解し、いろいろな地域の人口 用いられていることに興味 つ 密度を求める。 (本時)(60分) をもち、いろいろな地域の 広い土地の人口のこみぐあいの比べ方を考えよう 人口密度を調べようとして 。( 、 ) ○ □□市と■■市の人口のこみぐあいを比べる。 いる 関・意・態 活動 ○ 人口密度を求める練習問題をする。 ◇ 人口密度の意味を理解し (2) 単位量あたりの大きさの意味を理解し、単位量あ 求め方や表し方を理解して たりで大小を比較したり、計算したりする。① いる (知・理、ノート)。 どちらの車の方が、同じ量のガソリンで長く走る ◇ 単位量あたりで大小を比 く ことができるか考えよう 較したり、計算したりする ○ 自動車の燃料効率を比べる。 ことができる (表・処、。 ○ 単位量あたりの大きさについてまとめる。 ノート) (3) 単位量あたりの考えを使って、いろいろな問題を ◇ 数直線に示された2量の 解く。① 関係を把握し、単位量あた 単位量あたりの考えを使って、いろいろな問題を りの大きさを考えている。 る 解けるようになろう (考、ノート) ○ 数直線を使って問題を解く。 ◇ 単位量あたりの大きさの (4) 単位量あたりの大きさの練習問題を解き、学習し 求め方や表し方を理解して ④ た内容を確認する (30分)。 いる (知・理、ノート)。 3 速さの意味を理解し、それを活用していろいろな ◇ 速さの比べ方に興味をも 問題を解く。 ち、いろいろな方法で速さ (1) 道のり、時間をもとに速さを求めることができる 比べに取り組もうとしてい 深 ことを理解する。② る (関・意・態、活動)。 三輪車こぎをしてだれが速いかを比べよう ◇ 速さの求め方や公式の意 。( 、 ○ 三輪車こぎ競争を振り返り、速さを比べる。 味を理解している 知・理 ○ 速さの表し方や求め方をまとめる。 ノート) (2) 時速・分速・秒速の意味と表し方、それらの相互 ◇ 時速、分速、秒速の求め 関係を理解する。① 方とその関係を理解してい 電車や動物の速さ比べをしよう る (知・理、ノート)。 ○ 単位時間あたりに進む道のりで、電車や動物の 速さを比べる。 め ○ 時速、分速、秒速についてまとめ、それらの相 互関係を調べる。 (3) 速さと時間をもとに、道のりを求める。① ◇ 速さと時間から、道のり 速さと時間がわかっている場合、道のりの求め方 を求めることができる。(表 を考えよう ・処、ノート) ○ 数直線の図をもとに考え、立式する。 ○ 道のりの求め方をまとめる。 (4) 速さと道のりをもとに、時間を求める。① ◇ 速さと道のりから、時間 道のりと速さがわかっている場合、時間の求め方 を求めることができる。(表 を考えよう ・処、ノート) る ○ 数直線の図をもとに考え、時間を□分としてこ とばの式に表す。 ◇ 身のまわりのいろいろな ○ 時間の求め方をまとめる。 ものの速さを意欲的に調べ (5) 身のまわりのいろいろなものの速さを調べる。① ようとしている (関・意 ⑥ 。 ○ 調べたいことをさがし まとめたことを発表する、 。 ・態、活動) 4 学習のまとめをする。 練習問題を解いて、単位量あたり博士になろう。 ◇ 今までの学習を生かし、 生 (1) たしかめようを解き、コースを選ぶ。 問題を解くことができる。 (2) 2コースに別れ、習熟度別に学習する。 (表・処、ノート) か <どんどんコース>…速さの応用問題 <じっくりコース>…単位量あたりの大きさに関す す る基本的な問題や速さの感覚に関する問題 ②
5 本時の主眼・B基準 ○ 人口密度の意味を理解するために、広い面積に住む人口のこみぐあいを考えることが できる。 ◇ 「生かす」段階で、人口密度の意味を理解した「今日の学習で」を書くことができる。 (知・理、ノート) 60分 6 展開 序列型(主に習得) 自分の考えをつくる活動 ○ めあてをもつ活動 <既 習 の 問 題> <新 し い 問 題> どのシートが込んでい □□中校区と■■中校区で るか比べよう。 は、どちらがこんでいるだ ろう。 め あ て 広い土地の人口のこみぐあいの比べ方を考えよう。 5 ○ 考えをつくる活動 ~ 方法の見通し ~ ~ 内容の見通し ~ ( ) 。 ○シールではだめだ。 ○1シート 1㎡ あたりの人数で比べる ○わり算を使う。 ○一人あたりの面積で比べる。 ○ 面積か人数をそろえる。 ○1k㎡ あたりの人数で比べる。 ( ) 個に応じた支援 ヒントカード 単位の換算, 前時のこみぐあいを出す方法 20 学び合う活動 ○ 出し合う活動 ① 面積÷人口 ②人口÷面積(㎡) ③ 人口÷面積(k㎡) 一人あたりの広さ (1㎡あたりの人数) (1k㎡あたりの人数) ( ) ・6000000÷12500= ・12500÷6000000= ・12500÷6=2083.333 480 □□は一人 0.00208 □□は1k㎡あたり あたり約480㎡ □□は1㎡あたり 約2083人 8 ・10000000÷22276= 約0.00208人 9 ・22276÷10000000 ・22276÷10=2227.6 448.9 ■■は一人 =0.0022276 ■■は1k㎡あたり あたり約449㎡ ■■は1㎡あたり 約2228人 約0.0022276人 ○ 比べ合う活動 観点(発問 :①) ~ ③で、わかりやすいのはどれですか? ●①・・・・ 数が小さい方がこんでいるのはわかりにくい。 ●②・・・・1㎡あたりは、一人より少ないのでわかりにくい。 ●③・・・・1 ㎡あたりの方が整数の人数なのでわかりやすい。 20 k ○ 高め合う活動 観点(発問 :いろんな地域の人口密度を調べよう) 新たな教材<市・県・国の人口密度> ○□□市の人口密度 58840÷46=1279.13 約 1279人 ○福岡県の人口密度 5 (問題) 5049126÷4975=1014.86 ・□□市の中学校区コース 約 1015人 ・福岡県の市コース ○オーストラリアの人口密度 3 ・日本の県コース 19546792÷7686850=2.54 約 3人 ま と め (人口のこみぐあいは1k㎡あたりの人数で求める) 人口÷面積(k㎡)=人口密度 15 【 つ か む 】 【 つ く る 】 【 深 め る 】 【 生 か す 】 違 い この前よりずいぶん 広いな。