第6学年
国語科学習指導案
文章を読んで,自分の考えをもとう 「生き物はつながりの中に (光村図書6年上) 1 単元名 」 2 目 標 ○ 説明文に書かれている内容について 関心を持ち,進んで文章構成 や筆者の主張を読み取って,自分の考えを持 とうとする。 (関心・意欲・態度) ○ 説明文 の二つの事例を対比しながら「つながり 」をキーワードに生き物の特徴を導き出し 「人間の自分たち, も生き物として生き物らしく 生きよう 」という結論につなぐ論の展開に沿って,書かれている内容や筆者の主。 張を読み取り,要約文にまとめることができる。 (読むことイ) ○ 書かれている内容について,事実と事実,事実と筆者の考えの関係を押さえながら読み,自分の考えを持つこ とができる。 (読むことエ) ○ 事実と事実,事実と考え,考えと考えの関係を表す接続の言葉や,筆者の考えを読む手がかりとなる文末表現 の役割を理解したり,さらに,段落と文章全体の関係をとらえて問題提起 や事例による問題の解明,問題提起の 答え,結論といった文章の構成を理解したりすることができる。 (言語事項 ( )オ)1 3 指導観 (1) 児童観 ○ 本学級の児童は,説明的文章を読むことについて 「とても 「けっこう」楽しい,おもしろい,と感じてい, 」 る児童が多い。書かれている 事実に関する内容をおもしろい 理由として挙げる。しかし 「あまり 「全然」, 」 おもしろくない ,楽しくないと感じている 児童もおり 「文章が長い,難しい言葉や内容が多い 」と,文章, 。 を読むことそのものに抵抗を感じている理由を挙げる児童が多い。 説明文の読み方については,児童は,要点をまとめる,話題提示−事例−結論という文章構成を見つける, 意味段落にまとめる,小見出しをつける ,要旨をまとめる ,という 学習経験 は多いと感じている。しかし, 実際は,筆者の論の展開の特徴をつかみながら読む読み方ができる児童は少ないといえる。 特に,中学年で培う,事実と事実を比較しながら読むことはできるが,題名読みからキーワードを予想し, そのキーワードや論の展開を予想しながら読むということはできにくい 児童が多い実態を見たとき ,筆者の 論の展開を読み取る習熟の程度に応じて学習コースを設定し,習熟の程度に応じた指導を行うことは意義深 い。 ( )2 教材観 ○ 本教材文は,ロボット型のイヌと生き物のイヌを,外の世界とのつながり・一つの個体としてのつながり・ 過去の生き物とのつながりの三つの観点で対比し,その違いを通して,生き物の特徴を述べた説明的文章で ある。さらに ,人間も同じように,他の全てとつながって 生きる存在である ,生き物として生きることは, すてきなことである,と結論付けている。 このように,筆者は「つながり 」をキーワードに,小学生にとっては 少々難しい考え方を述べているが , 文章表現 は平易で読みやすく,段落の構成も,問題提起,問題の解明(事例 ,問題のまとめ,結論と,分か) りやすいものになっている 。 文章表現 の特徴としては,接続語にも文末表現にも工夫が見られ,順接,逆説,疑問,仮定,推論,反論, 強調,強い断定の表現が効果的 に使われている。さらに読者に共感を誘う,たたみかけるような表現がなさ れていて,筆者の考えが明確な文章になっている。 論理的な思考力が急激に発達し始めるこの期に,本説明文を通して筆者の論の展開を学び 「つながり (関, 」 係)の視点で,自分の存在を見直して自分の考えを作ることは,意義深いと考える。 ( )3 指導観 ○ 本単元の指導にあたっては ,書かれている内容や筆者の主張を読み取り,要約文にまとめ ,説明されている ことや筆者の主張についての自分の考えを持ったりすることができるようにしたい。 そのために ,本説明文の中に書かれている 二つの事例(ロボット のイヌと生き物のイヌ)を対比しながら 読んで「つながり」をキーワードに筆者の述べる生き物の特徴をまとめたり 「人間の自分たちも生き物とし, て生き物らしく生きよう 」という結論を読み取ったりする 活動を行う。。 このとき ,筆者の論の展開に沿って,書かれている 内容について,事実と事実,事実と筆者の考えの関係を 押さえながら読む論理的な読みの習熟の程度に応じて二つのグループに分け,習熟の程度に応じた指導をしく みたい。 , , ,「 」 , そこで 読み方が身に付き 論理的な読みが成立しやすい児童のグループは チャレンジ読みコース で 本単元指導のねらいである 要約文や自分の考えを書く段階で指導を重点化し,自分で読みを進めるための支 援を行う。このとき,読み取りの流れを提示したガイダンスカード と,各段階の読み方のヒントを入れたヒ ントカードを提示し,それを活用しながら読みを進めていくことができるようにする 。その上で,論の展開 に沿って読み取った筆者の主張や事例の要点などを要約文 にまとめる活動を仕組むが,このとき丁寧な指導 を行い,交流を生かしながら要約文を完成できるようにしたい。 説明文の読み方が十分に身に付かず,筆者の論の展開に沿った読みができにくい児童のグループは「しっか り読みコース 」で,読み取りの段階での指導を重点化 し,言葉に着目し段落同士 の関係をつかむための 支援 を行う。要約文を書く段階では,読み取りを進めていく中で,まとめてきた 要点をつなぐ 方法を助言するこ とで,書き上げられるようにしたい。4−(2) 単元計画(全8時間) しっかり読みコース 学 習 活 動 主 な 支 援 過程 配時 1 本説明文の題「生き物はつながりの中に」について, ○ 題について想像する視点を提 2 また,本説明文の要旨について話し合い,学習計画を 示する。 た ( 立てる。 ・ つながり」とは何か。「 て 1 ( )1 題から,説明文の内容や述語について予想する。 ・題に述語をつけるとしたらな る / ( )2 要約文を自分なりにまとめ,筆者の主張に対する自 んとつけるか。 2 分の考えを書いてみる。 ○ 要旨の定義やを確認する。 は ( )3 書いた要約文と自分の考えを友達のと比べて読み, ○ 要約文とは,どんなものか, 合 違いや疑問から,本単元のめあてをつかむ。 モデル提示をする。 同 ○ 自分の書いた要約文について,自己評価をする。 ○ 要約文についての自己評価の で 観点を提示する。 中村桂子さんは,生き物のイヌとロボットのイヌを比べながら,どんなことを,どの ) ように述べているのかを解明し,要約文や自分の考えを書こう。 2 ロボットのイヌと生き物のイヌとを比べて生き物の特 徴を述べている段落を読み取る。 ( )1 どの段落に書かれているかを探す。 1 ( )2 ②∼④の段落に書かれていることを読み取る。 ○接続語や文末表現に着目し,そ ○ 書き表された事実と事実の比較読みから,一つめ のはたらきをしらべて理解しな の生き物の特徴を読み取る。 がら読むと,何が書かれている ・④段落: 外から取り入れたものが自分の一部に「 のかが分かりやすいことを助言 なるつながり方でつながっている 」。 する。 (生き物) ○②∼④の段落ロボットのイヌと 生き物の特徴1 生き物のイヌの比較を通して, 電池は電池 ロボットはロボット ロボット 生き物の特徴について述べてあ 「 , 」( ) ○ ②∼④の段落の要点をまとめる。 ることを助言する。 ・生き物は内と外とで物質のやりとりをしている。 外から取り入れたものが,自分の一部になるよう ○ ②∼⑥の段落の文章をカット なつながり方で外とつながっているのが生き物の したものを提示し,述べられて 特徴である。 いる答えがよく分かるかどうか ( )3 ⑤と⑥の段落に書かれていることを読み取る。 吟味する活動を設定すること ○ ④の段落の内容と関連づけて⑤の段落に書かれて で,②∼⑥の段落の必要性とそ 1 いる事実を読み取る。 の役割に気づくことができるよ ・⑤段落: 変化・成長しながら,一つの個体とし うにする。 ( 「 本 て時間をこえてつながっている (生き物)。」 時 生き物の特徴2 要点 ○ 各意味段落の要点をまとめて 「変化や成長はない (ロボット) ノートに記録していくようにノ ) 。」 ○ ⑥の段落に書かれている事実を読み取る。 ートの使い方を助言しておく。 ・⑥段落: 長い長い生命の歴史から生まれた 」「 。 つ 先祖とつながっている (生き物)。 ○ 各意味段落の要点をまとめな く 生き物の特徴3 要点 がら,自分の考えや感想をノー る 「子孫を残すことはできません。」(ロボット) トに記録するよう,助言する。 ( )4 ⑦の段落と①の段落に書かれている内容と役割を読 1 み取る。 ○ ⑦の段落に書かれている内容と役割を読み取る。 ・生き物の特徴は, 一つめ・・外の世界とのつながり ○ 問題提起の文や段落の見つけ 二つめ・・一つの個体としてのつながり 方を助言する 三つ目・・過去の生き物たちとのつながり ・文章の初めの方に着目して, (言い換えると) ①疑問や問いかけの文末表現 「∼でしょうか 」 さまざまなつながりの中で生きている。 。 「どこが∼でしょう 」 = 。 1 生き物の生き物らしいところ 要点 ②意志の文末表現 ・キーワード・・・ つながり」「 「∼してみましょう 」。 ・⑦の段落の役割は,②∼⑥の段落のまとめである。 を探すとよい。 ○ ①の段落に書かれている内容と役割を読み取る。
・ ロボットと本物のイヌの違いを考えながら,生き「 物の特徴を探ってみましょう 」。 要点 。 つ ・⑦の段落と対応した問題提起の段落になっている く 1 (5) ⑧の段落の内容と役割を読み取る。 ○ ⑧段落がないときとあるとき る ○ ロボットのイヌと本物のイヌの違いには触れず, とを比較する場を設定し,⑧段 人間について書いてあることを読み取る。 落の役割と内容をつかむことが ・ あなた」の特徴を生き物の三つの特徴を使って「 できるようにする。 述べてある。 ・ あなた」はたくさんのつながりをもっている。「 ○ 「あなた」の言葉が,どの段 一つめ:身の回りのもの 生き物の特徴1と対応( ) 落に何回書かれているかを探す 要点 二つめ:過去や未来(生き物の特徴3と対応) 助言をすることで,筆者が人間 三つ目:たった一つのかけがえのない存在 のことを主張したかったことに (生き物の特徴2と対応) 気づくことができるようにす 「あなた」以外の全てとつながっている。 る。 ・筆者の結論が述べてある。 3 読み取ったことを基に,要約文と自分の考えを書く。 ( )1 要約文を書く。 ○ 各意味段落の要点をつないで <要約文(例)> 要約文にする方法を知らせ,要 生き物は,ロボットとは違い,外の世界とつなが 約文の作成の仕方がわかりやす り,一つの個体としてつながり,過去の生き物とも いようにする。 つながって,その中で生きている。そこが,生き物 ・接続の言葉,指示語を使って の生き物らしいところである。人間も生き物である。 つなぐ。 深 1 たった一つのかけがえのない存在であり,身の回り ・生き物とロボットの違い め や過去の人々など,全てのものとつながっている。 る 生き物として,全てのものとのつながりの中で生き 生き物の三つの特徴 ているのは,とてもすてきなことである。 ( )2 自分の考えを付加する。 人間の場合 <自分の考えの例> の順序で書くとよい。 私は,これまで,筆者の中村さんのいうような,自 分の周りのものとのつながりを考えたことはほとんど なかったように思う。 ○ ノートに記録してきた自分の 三つの生き物の特徴の中の,三つ目の,先祖とのつ 考えや感想をつないで自分の考 ながりについては,考えたことがあった。だから, えを書く方法を提示する。 とてもよく分かるし,納得できる。 でも,最後の段落に書いてある,自分を大切にする ことは,他を大切にすること,という考えは分かる。 生き物として生きていることは,とてもすてきなこ となんだなあ,と思った。 4 要約文や自分の考えを「しっかり読みコース」と交流 1 し,学習のまとめを行う。 ( ) どんな要約文ができたか,どんな考えを持ったか, ( 1 生 合 コースにこだわらずに交流する。 ○自己評価の観点を提示する。 か 同 ( )2 学習全体をふり返り,自己評価を行う。 す で ○ 読み方について分かったこと,力がついた,と感じ たことなどを自己評価する。 )
5−(2) 本時(4/8時) しっかり読みコース ○ 主眼 ・ ⑤と⑥の段落に書かれている事例を,②∼④の段落に書かれていた一つめの生き物の特徴を と比べながら進んで読み取ろうとする。 ・ ⑤と⑥の段落の「生き物の特徴」というキーワードや強調の文末表現 「これも 「こうし, 」 て」などの接続の言葉に着目しながら読み,生き物の特徴を読み取ることができる。 ○ 展開 学 習 活 動 主 な 支 援(○) 過程 配時 1 前時を想起し,本時のめあてをつかむ。 ○ 形式段落②∼④に書かれていた内容(事例)を ○②∼④の段落を分かりやすくまと た 確認する。 めたもの (意味段落 の要点及び解 て 4 ・外から必要なものを取り入れ,内から不要なも 説の図)を提示して,前時の学習 る のを出して,生き物は内と外とで物質のやりと 内容を確認しやすくする。 りをしている。外から取り入れたものが自分の 一部になるようなつながり方で外とつながって いるのが生き物の特徴である。 ○ 本時のめあてを確認する。 ⑤と⑥の段落には何が書いてあるのかを ,つなぐ言葉や文末表現に着目しなが ら読み取ろう。 2 ⑤と⑥の段落には,生き物とロボットの比較を通 つ して何が書いてあるのかを読み取る。 ○生き物について書かれている 部分 く 10 ( )1 ⑤の段落を読み取り,要点をまとめる。 を四角で囲むよう,助言する。 る ○ ⑤の段落を読み取る。 ○接続の言葉や文末表現のヒントを , 。 ア)生き物について,どこに書かれているか,ど 提示し 見つけやすいようにする のように書かれているかを見つける。 ・接続の言葉の種類 ・④の段落に書かれていた事実とつないで本物 ( 先ほど説明したように 」「 , のイヌだけでなく,人間についても書かれて 「でも,」「これも )」 いる。 ・文末表現の種類 (「 。」「 。」) イ)ロボットについて,どこに書かれているか, ∼のです ∼も確かです どのように書かれているかを見つける。 ○人間について触れている部分に棒 深 ・最後に一文だけで,生き物と対比して書かれ 線を引くよう,助言する。 め 8 ている。 ○要点を図で表したものを提示し, る ○ ⑤の段落の要点をまとめる。 生き物の二つめの特徴を一目で分 ・生き物は,変化・成長しながら一つの個体と かるようにする。 して時間を超えてつながっている。 ○二つめの生き物の特徴について, (生き物の特徴2) まとめて 書いてある 部分をキーワ ード「生き物の特徴」を手がかり 。 に見つけるとよいことを助言する ( )2 ⑥の段落を読み取り,要点をまとめる。 ○生き物について書かれている 部分 つ ○ ⑥の段落を読み取る。 を四角で囲むよう,助言する。 く 10 ア)生き物について,どこに書かれているか,ど ○接続の言葉や文末表現のヒントを , 。 る のように書かれているかを見つける。 提示し 見つけやすいようにする ・接続の言葉の種類 イ)ロボットについて,どこに書かれているか, ( ∼も 「こうしてたどってい「 」 どのように書かれているかを見つける。 くと )」 ・文末表現の種類 深 ○ ⑥の段落の要点をまとめる。 ( ∼のです「 。」) め 8 ・生き物は長い長い生命の歴史があって生まれ ○一つめと二つめの生き物の特徴の る た (先祖とつながっている )。 。 キーワード「つながり」を使った (生き物の特徴3) 表現を提示する。 3 本時の学習をまとめ,次時の学習について知る。 ○ 本時に明らかになった生き物の特徴をふりかえ り,前時の要点とあわせて,筆者の言う,三つの ○⑤と⑥の段落の要点カードを提示 生き物の特徴がわかったことを確かめ 「今日の, して,本時をまとめる。 生 学習で」を書く。 か 5 ○ 次時は,残りの①,⑦,⑧のどの段落を読んで ○「今日の学習で」を書く視点を提 す いくか,見通しを持つ。 示する。 ・⑦の段落から読んだ方がよさそうだ。 (理由 「本物のイヌとイヌ型ロボットを比べ) ながら」という言葉がある。
4−(1) 単元計画(全8時間) チャレンジ読みコース 学 習 活 動 主 な 支 援 過程 配時 1 学習の進め方について話し合う。 ○ 題について想像する視点を提 2 本説明文の題 「生き物 はつながりの中 に」から 予想で 示する。 た ( きる説 明 文 の内 容を話し 合ったり ,説 明 文の初め の要約 ・ つながり」とは何か。「 て 1 文を書いたりして,学習計画を立てる。 ・題に述語をつけるとしたらな る / ( )1 題から,説明文の内容や述語について予想する。 んとつけるか。 2 ( )2 要約文を自分なりにまとめ,筆者の主張に対する自 ○ 要約文とは,どんなものか, は 分の考えを書いてみる。 定義を確認し,モデル提示をす 合 ( )3 自分の書いた要約文について,自己評価をする。 る。 同 ○ 要約文についての相互評価 で ・自己評価の観点を提示する。 中村桂子さ ん が ,どんなことを,どのように述べ ている の かがわ か る要約文にまとめ ) て自分の考えを表そう。 2 各 段 落に書かれている 内容をガイダンスカード の読み ○ 学習の進め方について,ガイ 進め方に沿って読み取る。 ダンスカードを提示して助言す ( )1 説明文の中で 筆者がどんな問題提起をしているか, , る。 その 問題提起 の答えをどう書い て い る か,それぞれど <ガイダンスカードの観点> の段落に書かれているか,読み取る。 ○学習活動(読み取り)の流れ ○ 問題提起の段落を探す。 ( )問 題 提 起の 段落を 探す 。1 ・ ロ ボ ッ トと 本物 のイ ヌの 違い を考 えながら ,「 生 ( ) 問題提起 の答 えが 書い て2 を探ってみましょう (①の段落) ある段落を探す。 き物の特徴 。」 1 ○ 問題提起の答えをまとめて書いてある段落を探す。 ( ) 三つ の特 徴を 詳し く書 い3 ・⑦段落 てある段落を探す。 一つめ・・外の世界とのつながり ( )結 論が書 いてある 段落 を4 二つめ・・一つの個体としてのつながり 探す。 三つ目・・過去の生き物たちとのつながり ( )要旨を考える。5 (言い換えると) ( )要約文をまとめる。6 つ さまざまなつながりの 中で生きている。 ○学習ノート(モデル) ○読み取りの視点 = ・ ち が い」 から 筆者 が考 え 生き物の生き物らしいところ 「 ( )2 残った② ∼⑥と⑧ の段落 には何が 書かれているのか た生き物の特徴は何か。 を読み取る。 ( でも 「∼も 」な ど,「 」 ア ) 一つ め の 特徴 「外の世 界とのつながり」について 類比・対比の接続詞,係助 詳しく書かれた段落を見つける。 詞に着目) く ○ 端的に書き表わされた文を見つける。 ・生き物の特徴に関するキー ・ ④段落: 外か ら取り入 れたものが 自分の一 部に「 ワードは何か。 なるつながり方でつながっている 」。 ・各段落の役割は何か。 生き物 ・筆者が主張したかったこと 生き物の特徴1 ( ) 1 「電池は電池,ロボットはロボット」(ロボット) は,生き物の特徴なのか。 ○ ②と③の段落は何のためにあるかを考える。 (文末表現に着目) ( 本 ・ ②の要点 :生き物 は,外か ら必要 なものを 取り ○説明文から読み取ったこと,考 る 時 入れ,内 から不要 なものを 出して ,内と外 で物 えたことを学習ノートに記録し 質のやりとりをしている。 ていくように,ノートの工夫点 ) ・ ③の要点 :ロ ボ ッ トは,外 から電 池を入れ ,な を助言する。 く な っ た ら交換するので, 生き物 と同じように <学習ノートの視点> 見えるが,本当にそうなのだろうか。 ○各段落の要点やキーワード イ) 二つ目の特徴について書かれた段落を見つける。 を記録する。 ○ 二つ目の特徴を図に表す。 ○事例の段落の説明を図解し ・⑤段落 : 変 化・成長 しながら, 一つの個体 とし「 て記録する。 て時間をこえてつながっている。」(生き物) ○事例や,文章構成・表現の 工夫に対する自分の考えを 生き物の特徴2 「変化や成長はない。」(生き物) 記録する。 ウ) 本説明文の,キーワードを探す。 ○二つ目の特徴「変化・成長しな ○ 題や一つ目 ,二つ目 の生き物 の特徴に共 通する がら,一つの個体として時間を キーワードを探す。 超 え て つ な が っ て い る 」こ と。 ・ つながり 」「 の意味を話し合う場を設定す エ) 三つ目の特徴について書かれた 段落を見つける。 る。
○ 自分の言葉で,三つ目の特徴を書き表す。 ・⑥段落: 長い長い生命の歴史から生まれた 」「 。 先祖とつながっている (生き物) 生き物の特徴3 。 「子孫を残すことはできません。」(ロボット) ( )2 最後の段 落(残っ た段落 )は何が 書いてあり ,何の ○「つながり」をキーワードにし ためにあるのかを考えながら読む。 て,三つ目の特徴を書き表すと ア ) 「あ な た は生 き物 です 」に 着目 して ,人 間の。 よいことを助言する。 ことについて書いてあることをつかむ。 ○⑧の段落は,どうして人間のこ イ ) 生き 物のイヌ の場合 と比較しながら,人 間の特 とが話題になっているか,考え 徴についての筆者の考えを読み取る。 るよう 助言する。 <人間の特徴(まとめ)> ・身の回りの全て(周囲のもの,過去と未来のも の)とつながっている。 1 ・たった一つのかけがえのない存在である。 <筆者の考え> ・自分を大切にすることは,他を大切にすること である。生き物として生きていることは,とて もすてきなことである。 ウ) 結論をまとめる。 ○ 要約文は,読み取って学習ノ 3 読み取ったことを基に 要約文と自分の考えを書く, 。 ートに記録した,生き物の三つ ( )1 要約文を書く。 の特徴やキーワードの「つなが <要約文(例)> り , 人間 について ,筆 者が 述」 生き物は,ロボットとは違い,外の世界とつなが べていることをいれてまとめる り,一つの個体としてつながり,過去の生き物とも とよいことを助言する。 つながって,その中で生きている。そこが,生き物 の生き物らしいところである。人間も生き物である。 たった一つのかけがえのない存在であり,身の回り や過去の人々など,全てのものとつながっている。 ○ 生き物の三つの特徴につい 生き物として,全てのものとのつながりの中で生き て,人間の「つながり」につ 深 ているのは,とてもすてきなことである。 いて,自分たちが生きている め ( )2 自分の考えを付加する。 ということについての筆者の る <自分の考えの例> 考えについてどう思うか,考 私は,これまで,筆者の中村さんのいうような,自 えて書くとよいことを助言す 2 分の周りのものとのつながりを考えたことはほとんど る。 なかったように思う。 三つの生き物の特徴の中の,三つ目の,先祖とのつ ながりについては,考 え た こ と が あ っ た。だ か ら, とてもよく分かるし,納得できる。 しかし,一つめの特徴の外の世界とのつながりにつ いては,確かにその通りなのだが,つながりという風 に考えたことがなかった。中村さんが書いていること を読んで,その通りだな,と思った。 二つめの特徴については,読んだ後の今でも,よく 分からない 「一つの個体として,時間をこえてつな。 がっている 」というのがよく分からなかった。。 でも,最後の段落に書いてある,自分を大切にする ことは,他を大切にすること,という考えは分かる。 生き物として生きていることは,とてもすてきなこ となんだなあ,と思った。 4 要 約 文や自分 の考えを 「し っ か り読み コース」 と交流 し,学習のまとめを行う。 ( ) どんな要約文ができたか,どんな考えを持ったか,コ1 生 ースにこだわらずに交流する。 か ( ) 学習全体をふり返り,自己評価を行う。2 ○自己評価の観点を提示する。 す 1 ○ 読 み方について分かったこと,力がついた,と感じ たことなどを自己評価する。 ( 合
同 で)
5−(1) 本時(4/8時) チャレンジ読みコース ○ 主眼 ・ ②∼⑥の段落の必要性を進んで考えたり,②∼⑥の段落に書かれてある内容を進んで正確に 読み取ろうとする。 ・ 「今日の読み取りのポイント」を参考に,②∼⑥の段落のキーワード,文末表現,接続の言 葉などに着目しながら読み,ロボットのイヌと生き物のイヌの比較を通して生き物の特徴を導 き出す論の展開を読み取ることができる。 ○ 展開 学 習 活 動 主 な 支 援(○) 過程 配時 1 前時を想起し,本時のめあてをつかむ。 ○①と⑦の段落を分かりやすくまと ( )1 形式段落①と形式段落⑦の段落の役割を確認す めたものを提示して,前時の学習 た る。 内容を確認しやすくする。 ① 段 落 : ロボットと 本 物 のイ ヌ の 違 いを 考 え な が て 8 ・①の段落・・・問題提起の段落 「 ら , 生き 物の 特 徴を 探ってみましょう 」 る ・⑦の段落・・・問題の答えがまとめて書いてあ 。 ⑦段 落: 一つ め・ ・外 の世 界 とのつながり る段落 二つ め・ ・一 つの 個体 としてのつながり 三つ 目・ ・過 去の 生き 物 たちとのつながり ( 言い 換えると ) さまざまなつながりの中 で生 きている。 = 生 き物の 生き物らしいところ ( )2 ②∼⑥の段落がない文章と,そろった文章を比 べ読みして,どちらが⑦の段落に書かれているこ ○②∼⑥の段落のない説明文と本文 。 とが分かりやすいかを考える。 を比べ読みできるように提示する 「 」 。 ○ 今日の学習の進め方を確かめる。 ○ ガイダンスカード で確かめる ②∼⑥の段落はどうして必要なのか,②∼⑥の段落には,何をどのように書い てあるのかを解明しよう。 2 ②∼④の段落には,何が書かれているのかを解明 ○「今日の読み取りのポイント 」カ する。 ードを提示し,事例の段落同士の ( )1 ②の段落:本物のイヌについてどのように書か 関係を,論の展開に沿って読み取 れているか,読み取る。 る事ができるようにする。 ・呼吸をしている。 ・②∼④の段落を読み取るポイン =酸素を取り入れる。 ト 二酸化炭素を体から出す。 ・⑤と⑥の読み取るポイント ・えさを食べ,水を飲む。 おしっこやうんちを体から出す。 つ = ○②∼④の段落の関係について 交流 く 生き物は,外から必要な物を取り入れ, し,筆者の論の展開の特徴につい る 内から不要なものを出す。 て一目で分かる構造的な板書をす ・ 25 = 似て る。 深 内と外とで物質のやり取りをしている。 いる め ( )2 ③の段落:ロボットのイヌについてどの る ように書かれているか,読み取る。 ○②∼④の段落は,ロボットのイヌ ・外から電池を入れ,なくなったら交換 と対比しながら,生き物の特徴の ・ 本当に同じでしょうか「 。」・・・疑問 一つめをわかりやすく詳しく書い (3) ④の段落:生き物の特徴(一つめ)をまとめる。 てあったことを確認する。 ・ 外からとりいれたものが自分の一部になる,「 そのようなつながり方で外とつながっているの が生き物の特徴 (生き物とロボットの違い)」 (4) ⑤の段落:生き物の特徴(二つめ)をまとめる。
・生き物は一秒たりとも同じではない。でも,一 ○⑤と⑥の段落を入れ替えた場合と 生を通じてつながっている。 本文のままの順序では,どちらが わかりやすいか,比較する助言を = ・変化・成長しながら,一つの個体として時間を する。 超えてつながっている。 (5) ⑥の段落:生き物の特徴(三つめ)をまとめる。 ・生き物は長い長い生命の歴史があって生まれ た。過去の生き物たちとのつながりがあって生 き物は今存在する。 (6) 読み取った内容や論の展開の特徴について交流 する。 , 。 3 本時に読み取ったことを確かめ 要点をまとめる ○ ②∼⑥の段落の要点をまとめる。 ○②∼⑥の段落の要点をまとめるポ 生 12 ・生き物の特徴には三つある。一つ目は,外から イントを助言する。 か 取り入れた物が自分の一部になるつながり方で ・②∼⑥の段落をまとめて す 外とつながっているということ。二つ目は,変 ・②∼④,⑤,⑥の段落それぞれ 化・成長しながら,一つの個体として時間を超 にまとめて えてつながっているということ。三つ目は,過 去の生き物と歴史的につながっているというこ ○ノートに書き込んだり,板書に書 とである。 いてある 言葉を使って要点をまと ○ 筆者の論の展開の特徴について考えたことを書 めるとよいことを助言する。 いておく。