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「器械体操」

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Academic year: 2021

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第2学年◯組 女子 保健体育科学習指導案

1 単元名「器械運動:跳び箱運動」

2 指導観

○ 器械運動は,

「マット運動」

「鉄棒運動」

「平均台運動」

「跳び箱運動」で構成され,器械の特性に応じた多

くの技に挑戦し,その技ができる楽しさや喜びを味わうことのできる運動である。特に技能を高める事によ

ってその成果が視覚的・感覚的に現れやすい運動なので,努力や工夫の過程でも楽しさや喜びを味わいやす

くなる。そのためには,技能習得のための知識と理解だけでなく,生徒同士で相互に学習を援助する力の育

成が必要となる。そこで,自分の体の動きを客観的に捉えるために生徒同士で互いの動きを見る活動を取り

入れて相互に学習を援助する力を育成したい。

跳び箱運動の切り返し系や回転系の基本的な技を滑らかに行い,生徒の技能・体力の程度に応じて条件を

変えた技,発展技など難易度の高い技に挑戦することができるようにしたい。そのための局面ごとの技能知

識を理解するとともに,より効果的な練習のために生徒同士で相互に学習を援助する方法や態度を身につけ

させることをねらいとしている。そこで,ICT機器を用いて,教え合いなどの工夫をすれば技能を高める

ことができ,他者へのアドバイスや情報分析も行いやすくなるという生徒の意識を喚起させ課題に取り組ま

せたい。また,体育的な技能についての事象を理解し,他者の技能獲得に協力する活動は,自尊感情をはぐ

くむ上でも価値のあるものである。したがって,本単元の学習は大変意義深いと考える。さらに,本単元の

学習を経て,第3学年では,基本的な技を滑らかに安定して行い,条件を変えた技,発展技などと組み合わ

せて表現することができるようにすることを目指す。

○ 本学級の生徒は,とても素直で明るく,真剣に学習に臨むことができ,運動が苦手でも意欲的に学習に取

り組むことができる生徒がとても多い。5月の体力テストの結果を見ると,体育を得意とする生徒とそうで

ない生徒との体力差は大きい。1学年時にマット運動を学習しているが,基本的な技の習得度は高くない。

毎授業行っている筋力トレーニングの様子を見ると,腕立て伏せをきちんと5回以上行うことができる生徒

は全体の◯%程度しかいない。同じように腹筋や背筋,その場での連続ジャンプも満足なレベルで行うこと

ができる生徒は◯%程度である。このことから,自分の体重を支持する運動や姿勢保持,強い踏み切り動作

に対して不安を抱える状況が生まれることが予想される。また,小学校でマット運動・跳び箱運動の基本技

を習得している生徒がとても少なく,器械運動に対して苦手意識を持っている生徒が◯%以上,跳び箱がで

きるようになる自信がない人が◯%ととても多い。また,これまでの授業の様子から,交流活動の場面で,

自分の考えを相手に説明する際に,積極的にアドバイスをしていくことや相手に分かりやすく伝えることな

どを意識してできている生徒は少ない。

これらのことを踏まえて,本単元の学習を進めていく中で,技能向上のための方針を立て,その課題達成

のために図などを使って根拠を示しながら相手に説明し伝え合う活動に取り組ませたい。

○ 本単元では,マット運動・跳び箱運動の基本的な技を滑らかにできるようにし,発展的な技に主体的・意

欲的に挑戦できるようにする。そして,安全に練習するためのルールやマナーを守りながら,課題に応じた

運動の取り組み方を工夫できるようにすることをねらいとしている。さらに,ICT機器を用いた教え合いの

場面を設定し,動きの改善点を技能や構造,行い方の知識を基に,客観的な映像を用いて伝えることができ

るようにしたい

そのために,まず,各技を局面ごとに分解し,3~5つ程度のポイントを設け,図解を用いた論理的な方

法によって確かめさせる。そして,それぞれの技能を獲得するために,共同学習による客観性のある教え合

いが効果的であることを理解させる。ここでは,体の部位の位置や角度を見て,どのように動いていたかを

図や描写を使って説明し伝え合う活動に取り組ませる。また,どの技においても「滑らかに行うこと」が最

終的な目標であることを理解させる。「滑らかに行う」とはその技に求められる動きが途切れずに続けてで

きることである。最後に,基本技と選択技の競技会を行う。ここでは,局面ごとのポイントの達成度と,そ

れらが連続して滑らかに行われているかをチェックし,技能の向上を評価する。

(2)

3 目標

○跳び箱運動に意欲的に取り組み,互いに協力して練習ができるようにするととともに,他者のよい演技を認

めようとする。

(体育への関心・意欲・態度)

○自分の能力に適した課題をもち,その解決を目指して,ICT機器を効果的に使用し,客観的に分析する力

を養うことができる。

(体育的な見方や考え方)

○自己の能力に適した課題をもって運動を行い,助走・踏切・第1空中・着手・第2空中・着地といった局面

を一連の動きで行うことができる能力を養うことができる。

(体育的な技能)

○跳び箱運動の特性や学び方,技術の構造,合理的な練習の仕方などを理解することができる。

(運動についての知識・理解)

4 指導計画(全10時間) 【関:関心・意欲・態度,思:見方や考え方,技:技能,知:知識・理解】

段階 配時 学習活動・内容 手だて 評価規準 第 1 次 1 1 オリエンテーションを行う。 ・学習の見通しを持つ ・学習の仕方を知る ・既習技とできる技の確認 ・「滑らかさ」の定義 →助走・踏切・第1空中・着手・第2空中・ 着地といった局面を一連の動きで行うこと ができる。 ○ 学習プリントを用いて授業 準備の進め方を理解させる。 ○ ICT機器を用いて動画や 写真を使い,達成目標をイメー ジさせる。 思:自己の能力に応じた目標 の設定ができている。 第 2 次 3 2 跳び箱運動の技を学習し、局面ごとの課題を 明らかにしてできる技を増やす。 (1)跳び箱運動の既習技を練習する。 ・開脚跳び ・台上前転 (2)跳び箱運動の基本技を練習する。 ・かかえ込み跳び ・頭はね跳び (3) 跳び箱運動の発展技を学習する。 ・開脚伸身跳び ・かかえ込み跳び ・屈身跳び ・前方屈腕倒立回転跳び ・前方倒立回転跳び ○ 技を正しく行わせるため,資 料を示しながら,技の評価点を 確認させる。 ○ 練 習 方 法 や 指 導 方 法 を 具 体的に示すことで,生徒に学 習活動の見通しを持たせる。 ○ 学習プリントを用いて各技 の局面ごとのポイントを理解 させる。 知:各技を正しく行うための 局面ごとのポイントを 理解している。 技:練習を重ねるごとに技能 を向上させることがで きる。 関:技能向上のために,積極 的に協力して練習する ことができる。 第 3 次 3 3 自分の目標に応じて,切り返し系の技・回転 系の技を選択して練習をする。 (1)2人組による教え合い活動 ・ICT 機器を活用した練習方法の学習 (2)2人組による教え合い活動 ①踏切 ②着手 ③腰の位置 ④脚の動き ⑤着地 ⑥滑らかさ (3)技能向上のための練習に取り組む。 ・前時の学習内容の反省もとに,より効率よく 2人組による教え合い活動を行う。 ○ 学習プリントを用いてIC T機器の使い方を理解させる。 ○ 技を正しく行わせるため,資 料を示しながら,技の評価点を 確認させる。 ○ 練 習 方 法 や 指 導 方 法 を 具 体的に示すことで,生徒に学 習活動の見通しを持たせる。 ○ 視 覚 的 な 情 報 を も と に 分 析し,的確な助言をさせるた め,ICT機器を利用した, 説明し伝え合う活動を行う。 関:ICT機器の使い方を理 解している。 知:各技を正しく行うための 局面ごとのポイントを 理解している。 考:仲間の実際の動きをIC T機器をもとに説明す ることができる。 技:練習を重ねるごとに技能 を向上させることがで きる。 関:技能向上のために,積極 的に協力して練習する ことができる。 本 時 2 / 3 第 4 次 2 4 跳び箱運動の自分が選択した技の練習を行 う。 (1)基本的に同じ技を選択した人とグループを 作り,ICT機器を使い,教え合い学習を行 う。 (2)基本的に同じ技を選択した人とグループを 作り,ICT機器を使い,教え合い学習を行 う。 ・できるかぎり発展技に挑戦する。 ○ 技を正しく行わせるため,資 料を示しながら,技の評価点を 確認させる。 ○ 練 習 方 法 や 指 導 方 法 を 具 体的に示すことで,生徒に学 習活動の見通しを持たせる。 ○ 視 覚 的 な 情 報 を も と に 分 析し,的確な助言をさせるた め,ICT機器を利用した, 説明し伝え合う活動を行う。 知:各技を正しく行うための 局面ごとのポイントを 理解している。 考:仲間の実際の動きをIC T機器をもとに説明す ることができる。 技:練習を重ねるごとに技能 を向上させることがで きる。 関:技能向上のために,積極 的に協力して練習するこ とができる。 第 5 次 1 9 跳び箱運動の発表会を行う。 ・他者の表現を鑑賞する。 ・発表会の進め方 ・切り返し系と回転系の技を1つずつ行う。 ○ 発表会の運営の中で,ルー ル の 理 解 と 準 備 や 審 判 な ど の 役 割 を 果 た す 態 度 の 育 成 を図る。 ○ 他者の発表を鑑賞し,よい 演技に対して評価させる。 関:協力して発表会の運営を 行うことができる。 関:他者のよい演技を評価す ることができる。 技:基本技や発展技を滑らか に行うことができる。

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5 本時の指導

平成◯年◯月◯日(◯曜日)第◯校時 計画6/10 柔道場にて (1)本時の指導観 生徒は前時までに,跳び箱運動の基本技と発展技を学習している。また,練習の進め方として,①技を習得するためのポイン ト②ICT機器を用いた協働学習の進め方についても学習している。そこで,本時の指導にあたっては,まず,跳び箱運動の技 の習得のためのポイントと技能を思い出させ,前時までの学習を振り返えらせる。そして,二人組もしくは三人組の小集団を組 ませ,教え合い活動の方法と練習場所を確認させる。さらに,その教えを基に,小集団内で学習プリントとICT機器を用いて, 実際の動きと改善のポイントを説明させる。ここでは,該当する資料を示しながら相手に分かりやすく伝えさせる。最後に,全 体で練習当初からの変容を確認し,練習の成果を確認したい。ここでは,「より技能を向上させるためにはどんな工夫が必要か」 を問いかけて,次時の学習内容の高まりを図りたい。 (2)本時の主眼 既習の跳び箱運動に必要な技能のポイントを用いて,仲間の動きを視覚的に考え,該当する資料を示して説明することができる。 仲間の説明や協力をもとに、局面ごとの動きを確かなものにすることができる。 (3)準備 学習プリント,板書カード,マット(10枚),跳び箱(3台),踏切版,ICT機器:iPad(20台),コーン (4)指導過程 学習活動・内容 手だて(○)言語活動の手だて(☆)評価場面 形態 配時 つ か む 考 え を も つ 1 体育授業の準備運動を行い,出席を確認する。 ・号令走 ・ラジオ体操 ・筋力トレーニング ・ストレッチング 2 前時までの復習をし,本時のめあてを確認する。 (1)跳び箱運動のポイントについて復習をする。 ・強い踏切 ・しっかりとした着手 ・腰を肩より高く (2)技の種類とポイントの確認をする。 ・開脚伸身跳び ・かかえ込み跳び ・屈身跳び ・頭への跳び ・前方屈腕倒立回転跳び ・前方倒立回転跳び 3 練習場所と練習方法を確認する。 (1)ICT 機器の使い方を確認する。 (2)①~⑥の練習場所と動画確認場所を確認する。 ①:跳び箱 ②:マット,ポイント練習 ③:動画確認場所 ④:マット,低い跳び箱 ○ ひとつひとつの動きにこだわらせ,怪我の防 止を呼びかける。 ○ 既習の跳び箱運動のポイントを思い出させ, 本時の目的への関心を高める。 ○ 図や動画を提示して視覚的にポイントを理 解させる。 ○ ICT 機器を配布し,活用方法と教え合い時の ポイントを確認する。 ○ 他者に自分の動きを見てもらうことで,効率 よく課題の解決につながることに気づかせる。 ☆ 視覚的な情報を資料プリントに照らし合わ せて,相手に伝えるということを説明する。 ☆ 技能向上のためのアドバイスを積極的に行 えることが望ましいことを伝える。 ○ 練習時間の確保のため,動画確認時間は1分 以内に設定する。 ☆ 動画確認場所にタイマーを設置し,確認時間 の時間を意識させる。 一 斉 一 斉 一 斉 1 0 5 5 練 り 上 げ る 4 練習場所に移動し,練習を行う。 ペアの人に自分の動きを見てもらい,客観的な情報をもとに 工夫した練習を行う。 前時からの変化点を,学習プリントに記入していく。 ☆ 資料の図や動画を用いながら,動きを確認さ せる。 小 集 団 20 ま と め る 5 本時のまとめをする。 (1)技能の変容があったか確認する。 (2)学習プリントの自己評価を記入する。 ○怪我や体調不良の有無の確認をする。 ○映像による情報や他者からのアドバイスが有 効だったか質問する。 一 斉 5 めあて:ICT 機器を活用しながら1本でも多く練習をして、自分の能力に応じた技を習得しよう。 まとめ

技の習得のために、他者からのアドバイスや動画などを活用し、より多く正確に練習に挑戦するこ

とが効果的である。

【体育的な見方や考え方】 A:仲間の実際の動きを映像をもとに説明するこ とができ,技能向上のためのアドバイスをする ことができる。 B:仲間の実際の動きを映像をもとに説明するこ とができる。 出 入 口

マット ①

撮影場所

撮影場所

マット ①

マット ②

マット ②

【体育的な技能】 A:新たな技を習得することができる。 B:局面ごとの動きを習得することができる。

参照

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