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友情を深める「友達だからこそ」

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Academic year: 2021

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第6学年○組 道徳科学習指導案

指導者 ○○○ ○○○ 1.主題名 「友情を深める」〈B 友情,信頼〉 教材名 『友達だからこそ』小学道徳6 はばたこう明日へ(教育出版) 2.主題設定の理由 ○ 本学級の児童(男子12名、女子13名、計25名)は、友達同士で互いに協力し、助け合いながら、 楽しく学校生活を送ったり、児童会活動や学校行事に取り組んだりすることを通して、友達の良さや大切 さは実感できている。しかし、友達との関わりにおいて、自分の思いをもちながらも友達の考えに流され ていたり、友達のためになると分かっていても忠告できなかったりする場面も見られる。これは、児童の 友達関係が表面的な仲の良さに止まり、互いを認め合い、信頼し合えるような深い友情を築くまでには至 っていないためではないかと考える。そこで、児童がこれまで以上に友達を意識し、仲の良い友達との関 係を深めていこうとするこの期に本主題を設定する。そして、友達同士、信頼し合い、まちがいがあれば それを正しながら友情を深めていくことの大切さについて深く考えさせたい。このことは、児童がより良 い友達関係を築いていこうとする態度を養う上で意義深い。 ○ 友情とは、共に学んだり遊んだりすることを通して、互いに影響し合って構築されるものであり、学習 活動や生活の様々な場面を通して理解し合い、協力し、助け合うことで育んでいくものである。また、友 達同士の相互の信頼のもとに、協力して学び合う活動を通して互いに磨き合い、高め合うような真の友情 を育てていくことが必要である。 本主題に関しては、第1学年及び第2学年の内容項目 B-(9)「友達と仲よくし、助け合うこと」、第3 学年及び第4学年の内容項目 B-(9)「友達と互いに理解し、信頼し、助け合うこと」を受けたものであり、 中学校の内容項目 B-(8)「友情の尊さを理解して心から信頼できる友達をもち、互いに励まし合い、高め 合うとともに、異性についての理解を深め、悩みや葛藤も経験しながら人間関係を深めていくこと」に発 展している。 ○ 本教材は、宿泊体験学習のグループ決めを題材とした、女子の友達関係の教材である。小学校に入学し た時からの友達である今日子さんと友美さんは、宿泊体験のグループ決めの日、くじで別々の部屋になっ てしまう。そこへ、みどりさんが内緒でくじを交換しないかと持ち掛けてくる。すぐに交換しようとする 今日子さんに対し、くじを交換する行為はよくないことだと思った友美さんは交換を拒む。そのことに今 日子さんは納得できず、翌日、友美さんがあいさつをしても無視して教室を出て行ってしまうという話で ある。児童の生活の中にもみられる場面のため、登場人物の心情を理解しやすく、児童が自分のこととし て考えやすい教材であると考える。 指導にあたっては、今日子さんと友美さんの考え方を対比的に捉えさせたうえで、児童が道徳的価値を 自分との関わりで考えることができるようにしたい。そのために、導入段階においては、自分の友達関係 の在り方について振り返らせ、本時の学習についての課題意識をもつことができるようにする。展開にお いては、問題事象を自分との関わりとして捉えさせるために、黒板にネームカードを貼って自分の立場を 図の中に位置付けさせ、その理由を考えさせるようにする。その後、「言える」「言えない」の立場に分か れてそれぞれの意見を出し合い、話し合わせる。また、まちがいがあればそれを正しながら友情を深める ことの意義について多面的・多角的に考えられるようにするために、グループでの話し合いを取り入れる。 終末段階では、自身の考えを深め、今後の生活につなげていくために、本時の学習で学んだことについて 考えさせ交流させる。また、本時のねらいに関わる教師自身の体験談を話すことで、道徳的価値の実践へ の意欲を高められるようにしたい。

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3.本時の学習 平成○○年9月○日(○)5校時 (1)ねらい 友達だからこそ、まちがいがあればそれを正しながら友情を深めることの大切さを理解し、よりよい友達 関係を築いていこうとする態度を養う。 (2)準備 教科書、ワークシート、ネームカード、場面図 (3)展開 段階 主な学習活動と内容 教師の支援と評価(※) 導入 1.自分の友達関係について振り返る。 ・友達とは、優しくしてくれる人 ・友達とは、一緒にいて楽しい人 ・友達とは、楽しく遊べる人 ・友達とは、困った時に助けてくれる人 ・ 自分の友達関係の在り方について振り返 らせ、本時の学習についての課題意識をも つことができるようにする。 展開 前段 2.教材「友達だからこそ」の中の問題点について 問題解決を行う。 (1)友美さんと今日子さんの考え方の違いについ て考える。 〈友美さん〉 ・ くじを交換するのはまちがっている。 ・ ずるをしたと思うと心から楽しめない。 〈今日子さん〉 ・ ばれないようにこっそり交換したらいい。 ・ 友美さんの真面目すぎる考えに納得できない。 (2)友美さんの立場になって、今日子さんに自分 の考えを言えるかどうかと、その理由を考え、 話し合う。 〈言える〉 ・ いくら仲がよくてもずるをしてはいけないこ とを、今日子さんに分かってもらいたいから。 ・ 言いにくくてもまちがっていることはまちが ・ 事前に教材を読ませておいた上で、あら すじを確認することにより、登場人物同士 の関係や本時の問題場面を把握させる。 ・ 友美さんと今日子さんの考え方を比較す ることで、友美さんは「くじを交換しよう という今日子さんの考え方はまちがって いる」と思っていることを捉えさせる。 ・ 問題事象を自分との関わりとして捉えら れるように、自分が友美さんの立場であれ ば、今日子さんに、まちがっているという ことを言えるかどうかについて考えさせ る。 ・ 「言える」か「言えない」か、自分の立 場を図の中に○印で位置付けさせ、その理 由をワークシートに書かせる。 【めあて】 本当の友達について考えよう。 ○ 友達とは、どのような人ですか。 ○ 友美さんと今日子さんの考え方は、どう違っ ているでしょうか。 ○ あなたが友美さんの立場だったら、今日子さ んに、まちがっているということを言えるでし ょうか。

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展開 後段 っていると言った方がいい。 ・ このままくじを交換したら今日子さんのため にならない。 ・ 言わなかったら心から楽しめなくて、いやな 気持ちが残ると思う。 ・ 友達なら、言えばわかってくれる。 〈言えない〉 ・ まちがっていると言ったら、怒らせたり、気 まずくなったりしないか不安。 ・ 友達だからこそ、仲が悪くなったらと思うと 言い出せないかもしれない。 ・ 私と一緒になりたいと思っての行動だから、 まちがっているとは言いにくい。 ・ このままいうとおりにしていた方が、けんか にならなくていい。 (3)くじを交換することはまちがっていると言え た友美さんの思いについて考え、話し合う。 ・ 友達だからこそ、言いにくくてもまちがってい ることはまちがっていると言うことが大切。 ・ まちがっていると言わないまま今日子さんの言 うとおりにしても、今日子さんのためにならない。 ・ まちがっていると思っているのに相手に合わせ てばかりいたら、いつかうまくいかなくなる。 ・ 今日子さんは友達だから、きっと自分の考えを 分かってくれるはず。 ・ 黒板の図の中にネームカードを貼らせ、 「言える」「言えない」の立場に分かれて それぞれの意見を出し合い、話し合わせる ことで、友達に対する考え方について多面 的、多角的に捉えられるようにする。 ・ 話し合いの後、自分の立場を再考し、図 の中に☆印で書き込ませることにより、自 分の考えの変容を視覚的に捉えられるよ うにする。 ・ ミシンの時にはまちがっていると言えず 曖昧な態度だった友美さんが、くじの交換 の時にはまちがっているということがで きた心情の変化ついて考えさせることで、 ねらいとする価値に迫らせる。 ・ 友美さんが、今日子さんに、くじを交換 することはまちがっていると言えたのは、 どのような思いからなのかを考え、グルー プで交流する。 ・ グループで話し合ったことを発表し全体 で共有することで、友達だからこそ、まち がいはまちがいと伝えることが大切とい うことに気付かせる。 ・ 友達とは、どのような人なのかを再考さ せ、学習前のものと比較させることで、考 えの深まりを実感できるようにする。 終末 3.本時で学んだことを今後の自分の生き方にどう つなげるか考える。 ・ 本時の学習で学んだことについて交流さ せ、全体で共有することにより、ねらいと する価値への考えを深め、今後の自分の生 活につなげられるようにする。 友達だからこそ、まちがいはまちがいと伝えることが大切。 ○ 今日の学習で学んだことや感じたことを書 きましょう。 ◎ 友美さんが、くじを交換することはまちが っていると言えたのは、今日子さんに対する どのような思いからでしょう。

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・ 本時のねらいに関わる教師自身の体験談 を話すことで、道徳的価値の実践への意欲 を高める。 ※ まちがいがあればそれを正しながら友 情を深め、よりよい友達関係を築いていく ことの意義について、自分との関わりで捉 えることができる。

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【教材分析】 主題名 「友情を深める」〈B 友情,信頼〉 教材名 『友達だからこそ』小学道徳6 はばたこう明日へ(教育出版) 主な場面 友美 今日子 発問 今日子と友美は小 学校に入学した時か らの友達で、ずっと 仲良しである。 宿泊体験学習のグ ループ決めの日、二 人はくじで別々の部 屋になってしまう。 そこへ、みどりが内 緒でくじを交換しな いかと持ち掛けてく る。 次の日、友美は今 日子に 挨拶をする が、今日子は返事を せずに 教室を出て 行ってしまった。 「 い ん ち き は よ く ない、みんなをごま か し て い る よ う で 何かいやだ」と、小 さな声で反対した。 友達とは、どのよ うな人ですか。 友 美 さ ん と今 日子 さんの考え方は、どう 違っているでしょう か。 今日子はくじを交 換しようとしたが、 友美は反対し、結局 くじは交換しなかっ た。 今日子は友美の考 えに納得できず、怒 っ て 行 っ て し ま っ た。 す ぐ に く じ を 交 換しようとし、強引 に 友 美 の く じ を 渡 そうとした。 ・ ずるをしたと思 うと、一緒の部屋 に な っ て も 心 か ら楽しめない。 ・ 今日子さんが言 っ て い る こ と は 間違っている。 一緒になりたいと思っていたが、別々の部 屋になってしまい、残念な気持ちが隠せなか った。 ・ 誰にも言わなけ れ ば ば れ な い か ら、みどりさんの 言 う と お り に す ればいいのに。 ・ せっかくの体験 学習だからこそ、 仲 よ し の 友 達 と 一 緒 に 過 ご し た いのに。 あ な た が 友美 さん の立場だったら、今日 子さんに、まちがって いるということを言 えるでしょうか。 友美さんが、くじ を交換することはま ちがっていると言え たのは、今日子さん に対するどのような 思いからでしょう。 今日の学習から「友 達とよりよい関係 を 築いていくために大 切なこと」について考 えたことや感じたこ とを書きましょう。

参照

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