報
告
根室海峡で確認された日本初記録のシャチ(
Orcinus orca)白色個体
大泉 宏
1,幅 祥太
2,中原 史生
3,三谷 曜子
4,
北 夕紀
5,斎野 重夫
6,吉岡 基
7 1東海大学海洋学部 2葛西臨海水族園 3常磐大学総合政策学部 4北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 5東海大学生物学部 6神戸動植物環境専門学校 7三重大学大学院生物資源学研究科 摘 要 2019 年 5 月と 7 月に北海道知床半島沖の根室海峡で シャチの白色個体が 2 例観察された.1 頭目は成熟した オス,2 頭目はメスか未成熟のオスと推定された.北太 平洋周辺海域からこれまでに報告されたシャチの白色個 体の写真と比較した結果,どちらの個体も既知の個体の 特徴と一致しなかった.これら 2 頭はアルビノであるか 白変種であるかの判断は出来なかったが,いずれも確認 できた範囲内では,通常黒色である部位が白かった.こ のようなシャチの白色個体が日本の沿岸から確認された という報告は無く,これらの 2 頭は日本における初記録 と考えられる. は じ め に シャチ(Orcinus orca)の通常の体色は大半が黒色で, 下顎から腹部中央と生殖溝付近の両体側および両眼の上 後方の側頭部が白色である.また,背鰭後方付近の背部 から体側部にかけてグレーの鞍型の斑紋がある.両眼上 方の白色部はアイパッチ(eye patch または postocular patch),背鰭後方の鞍型斑紋はサドルパッチ(saddle patch)と呼ばれる.サドルパッチを除いて,白と黒の 境は明瞭である.白色部は新生仔ではオレンジ色がかっ ているが(Ford 2002),成長に伴い白色へと変化してい く.サドルパッチは新生仔ではかなり暗いか無いため (Ford 2002)黒色部との境界はほとんど見えないが,成 長に伴って白みがかり,成体では白色に近い薄いグレー になる.シャチは地域により複数の型が知られており, それによってアイパッチやサドルパッチの形態や大きさ が異なったり,一部の南半球産の個体群では大部分がか すかにグレーがかったりしていることが指摘されている が(Ford 2002),基本的に全体の体色は白黒を呈する. それに対し,ごくまれに本来黒い部分が白いシャチが 観察されることがある.そのような白色個体は北太平洋 およびその縁海では北米沿岸からベーリング海,ア リューシャン列島,オホーツク海,千島列島,サハリン (Filatova et al. 2016)および西部北太平洋沖合域(松岡 2009)で記録されている.体色が白くなる現象として は遺伝的形質によってメラニン生成がされないアル ビノ(albinism)等が挙げられる.アルビノは眼白皮症 (ocular albinism:OA) と 眼 皮 膚 白 皮 症(oculocutane - ous albinism:OCA)に大別され,眼皮膚白皮症はさら に複数のタイプがある(Oetting and King 1994).シャチ の場合は先天性免疫疾患で眼皮膚白皮症を症状の一つ とするChédiak-Higashi 症候群(Blume and Wolff 1972; Oetting and King 1994)が確認された一個体(Ridgway 1979)を除き,白色個体となる原因は分かっていない. 著者らは 2012 年以降,知床半島沖の根室海峡で毎年 定期的にシャチの調査を行ってきた.また,地元の羅臼 町では長年海生哺乳類を対象として観光船事業が行われ ている.この調査と観光船事業において,2019 年 5 月 と 7 月に白いシャチが計 2 頭確認されたので,その事例 を報告する.調査地および方法 シャチの調査は,19 トンのクルーザー型観光船「は まなす」(尾田建設株式会社)を調査船としてチャーター して行った.1 頭目の白いシャチを発見したのは,2019 年 5 月 16 日であり,この日は 5 時 51 分に羅臼港を出港 した.出港直後は霧で視界が悪かったため,11 時 39 分 から探鯨努力を開始した.当日の海況は良好(ビュー フォートスケールで 0 から 1)であったが,場所によっ てはパッチ状の霧が発生していたため,視界の良好な所 を探しながら航走した.目視調査では船を通常 10 ノッ ト(約 18.5 km/h)で航走させ,アッパーブリッジから 3 人以上の観察者が 7 倍もしくは 8 倍の双眼鏡を使って 船の両舷真横から前方を探索した.探索範囲は羅臼港沖 から知床岬に至るまでの知床半島沿岸の根室海峡内で, 国後島との中間ライン以西とした.撮影機材にはNikon D3300 に 望 遠 ズ ー ム レ ン ズ AF-S Nikkor 200–500 mm 1:5.6E ED を装着して使用し,1 頭目の白いシャチが発 見されたときは基本的に最大にズームした(35 mm カ メラ換算でレンズ焦点距離 750 mm).Iso 感度は 400, 絞り優先オート露出で撮影し,F 値は 7.1,シャッター 速度は 1/2500 で撮影した.映像は Fine 設定(jpeg 形式) で保存した. 2 頭目のシャチは観光船「はまなす」が一般客を乗せ て行う通常のシャチウォッチング事業中に発見され,撮 影者からその写真とビデオの提供を受けた.カメラには Canon EOS 7D Mark II 及び EF28–300 mm f/3.5–5.6 L IS USM レンズが使用され,ビデオ撮影にも使用された.
画像はコンピュータ上で精査した.ビデオからのキャ プチャにはMacintosh 版 QuickTime Player 10.4(Apple 製, California,USA)と Preview 10.0(Apple 製,California, USA)が用いられ,静止画は最低限の圧縮で jpeg 形式 に保存された.得られた画像は,ロシア海域に出現した シャチの個体識別写真(Filatova et al. 2016)と比較しな がら,特に識別の指標になるサドルパッチ周辺と背鰭の 形状について着目して既知の個体と同一である可能性の 有無について調べた.一部の写真についてはサドルパッ チの形状がより明瞭になるように画像を加工した.画像 の加工にはCanvas X 2017(ACD systems 製,Florida, USA)を用いた.写真の照合は著者のうちの二人(大泉・ 幅)が独立して行った. 結果および考察 1 頭目の白いシャチは 2019 年 5 月 16 日の 13 時 17 分 に発見された群れの中で確認された.発見位置は,相泊 港沖の知床半島と国後島との中間ライン付近であり,中 間ラインに沿って南西に向かい左舷 90 度の方向,調査 船からの推定距離約 5.6 km(3 カイリ)であった(船位: 44°06.5’N,145°27.59’E).群れへの接近を試みたが,約 2 km 進んだところで中間ライン上に達したため,調査 船はそこで留まった.群れはそこからさらに 4 km 弱離 れた場所で確認されたが,濃霧のため発見から約 5 分後 には確認できなくなった(図 1). 群れサイズは約 10 頭と評価され,群れの中に 1 頭の 白い個体を確認した.他の個体は全て通常の体色をして おり,その中には少なくとも 2 頭の成熟オスがいると推 定された. この白いシャチは高く成長した背鰭から成熟したオス 1 頭であると推定された.遠方からの観察であったため, 左体側の頭部から背鰭後方までしか確認できなかった が,撮影された写真を精査したところ,見えた範囲はほ ぼ全て乳白色から灰白色に近い白色をしていた(図 2). しかし,白さは一様ではなく,サドルパッチは他の範囲 よりもさらに白かった.サドルパッチはその全体を観察 することは出来ず,写真も鮮明ではなかったが,サドル パッチが写っていた全ての写真で前部に大きく開いた湾 図 1.白色個体のシャチの発見位置.実線は 2019 年 5 月 16 日 の調査船の航跡を示す.白抜きの星印は 5 月 16 日に 1 頭目の オスを発見したときの船位,黒丸はその個体がいた推定位置. グレーの丸で囲んだ範囲は,2019 年 7 月 19 日に 2 頭目の白色 個体が発見されたおよその範囲を示す.
入の存在が確認されたことから,オープンサドル型であ ると考えられた(図 3a–d).そのほかに,背鰭の先端が やや黒くなっている可能性が考えられたが,先端が弯曲 して陰が生じていた可能性もある. Filatova et al.(2016)によれば,この個体と同様に成 熟したオスが 2015 年までに 3 回コマンダー(Commander) 諸島で記録されている.通称“Iceberg”と呼ばれる個体 番号CO539 のこの個体は,左体側のサドルパッチは湾 入部が狭いセミオープンサドル型で,本報告の個体とは サ ド ル パ ッ チ の 形 状 は 異 な る と 判 断 さ れ る. ま た, Renner and Bell(2008)はアリューシャン列島のアダッ ク(Adak)島から成熟オスの観察例を記載している. この個体はCO539 とは別個体と判断されている(Filatova et al. 2016).しかしこの個体もセミオープンサドル型の サドルパッチを持ち湾入部が狭いことから本報告の個体 とは別個体と判断出来る.この照合結果は二人の調査者 で同じであった.Filatova et al.(2016)は Karyakin(2006) の報告として,カムチャッカ半島西側のオホーツク海で 成熟オスを含む複数の白いシャチの観察例を引用してい るが,写真が無いため本報告では比較が出来なかった. 他にもFilatova et al.(2016)はカムチャッカ半島以南の 千島列島やサハリンで白色個体を複数報告しているが, 成熟したオスの報告はない. 2 頭目のシャチは 2019 年 7 月 19 日の 14 時 30 分頃, 相泊沖の知床半島海岸と中間ラインの中央付近で発見さ 図 2.2019 年 5 月 16 日に発見されたシャチの白色個体.左体 側上面は頭部から背鰭付近までほぼ全て白い.背鰭は高く,成 熟したオスと判断出来る. 図 3.2019 年 5 月 16 日に発見された白色個体のサドルパッチ付近が写る写真 2 例(a,c)および同写真の白黒強調した画像(b,d). 白黒強調画像は元写真をグレースケール化してから明るさを減らしてコントラスト強調し,b については 6 階調,d については 11 階 調化してサドルパッチ及び湾入部を見やすく調整した.サドルパッチは他の部分に比べてさらに白い.サドルパッチは湾入部(矢印) が開く形のオープンサドル型であることが確認できる.サドルパッチ付近にある白い点は太陽光が体表で反射したもの.
れた.この個体は,少なくとも 1 頭の幼獣,1 頭の成熟 オスを含む通常の体色をした 6 頭から 7 頭の個体と共に いた.撮影された写真は主に右体側からのもので,ビデ オには左体側の画像が含まれていた.最接近距離は約 100 m から 200 m であったのでほぼ全身の観察がなされ, 比較的鮮明な写真とビデオが撮影された(図 4a–c).確 認できた範囲では両体側とも頭部から尾部までほぼ白色 を呈し,ビデオ映像では水中にある尾鰭上面と右前肢(胸 鰭)上面も白かったため,ほぼ全身が白色であった可能 性がある.この個体も白色の程度は一様ではなく,アイ パッチとサドルパッチが特に白かった.サドルパッチの 形状は左右共に湾入や突起(バンプ)のないスムーズな クローズドサドル型であり,背鰭は成熟オスほど高くは なく,メスか未成熟のオスと考えられる.また,ビデオ 映像では水面上に眼が露出していた画像もあったが(図 4b),比較対象となる通常個体については同条件で眼の 画像が得られず,また画質も不十分であったため,アル ビノに特徴的な赤い眼の確認は出来なかった. Filatova et al.(2016) は,2014 年 に パ ラ ム シ ル (Paramushir)島付近の第 4 クリル海峡とサハリン中部 のテルペニヤ岬(Terpenija Cape)沖でメスまたは若齢 個体とされる複数の白いシャチを記載している.パラム シル島付近で撮影された個体は比較的細い背鰭を持って おり,その形態は本報告の個体とは異なっていた.また, サハリン中部で撮影されたメスと若齢個体の二個体の白 いシャチはどちらも右体側のサドルパッチはクローズド サドル型であり,メスについては左体側のサドルパッチ は小さな突出部のあるバンプ型である.両個体の背鰭の 形態は比較的似ているが,若齢個体では先端がやや下を 向いて弯曲している.しかし,本報告の個体は,左体側 のサドルパッチはバンプの無いスムーズなクローズドサ ドル型であった.よって,サハリンのメス個体とは別の 個体と判断される.一方若齢個体のサドルパッチは写真 が不鮮明であり,本報告の個体との比較は出来なかった. しかし背鰭の先端が弯曲しており,本報告の個体とは異 なっていた.但し,若齢個体の背鰭形状は成長に伴って 変化していく可能性もある.そのほか,Filatova et al.(2016) はコマンダー諸島のベーリング(Bering)島からメスと 仮定される個体(CO210)と若齢個体(CO065)を報告 している.しかし,CO210 は背鰭の先端が尖り,丸み を帯びた本報告の個体とは異なっていた.またCO065 は背鰭が全体として鎌形をしており,三角形の背鰭を持 つ本報告の個体とは異なっていた.さらに,ベーリング 島と根室海峡とは約 1900 km も離れていることからも本 報告の個体とは別個体と考えられる.この照合結果は二 人の調査者で同じであった. 図 4.2019 年 7 月 19 日に発見されたシャチの白色個体.左体側(a),右体側(b,c)共にサドルパッチは前縁の湾入や上縁の突起も ないスムーズなクローズドサドル型である.水中にある胸びれ上面も白い(b 矢印).背鰭はあまり高くなく,メスか未成熟のオスと 判断される.写真a と b はビデオからのキャプチャ画像.
鯨類では様々な種で白色個体の事例が報告されてい る.日本周辺に限っても北海道南西部にある噴火湾での カマイルカ(Lagenorhynchus obliquidens)の観察事例と, 和歌山県沖で捕獲され,アドベンチャーワールド(和歌 山県西牟婁郡白浜町)と太地町立くじらの博物館(和歌 山県東牟婁郡太地町)で飼育されている(2019 年 11 月 現在)計 3 頭のハナゴンドウ(Grampus griseus),同様 に和歌山県沖で捕獲され,太地町立くじらの博物館で飼 育されているハンドウイルカ(Tursiops truncatus)が知 られている.このうちハンドウイルカは眼がピンク色を 呈 し て い る こ と か ら ア ル ビ ノ と 考 え ら れ て い る が (Funasaka et al. 2015),ハナゴンドウについては体表に 部分的に黒色部位があることと,目が黒いことからアル ビ ノ で は な く 白 変 種(leucism) と 考 え ら れ て い る (Funasaka et al. 2017).噴火湾から報告された 14 頭のカ マイルカは白化の程度は様々であるがいずれも通常の体 色部分もある事からアルビノではないと判断されている (Tsutsui et al. 2001).一方,本報告で見られた 2 頭の白 色個体は,いずれも観察された限り通常黒色である範囲 が乳白色から灰白色であったが,通常個体でも白色を呈 する部分の方がより明瞭な白色であった.そのため,サ ドルパッチやアイパッチの形状が確認可能であった.こ のような体色パターンはFilatova et al.(2016)や Renner and Bell(2008)に記載されている個体と同様である.シャ チの白色個体では,死後にChédiak-Higashi 症候群であっ た こ と が 確 認 さ れ た 1 個 体“Chimo”(Ridgway 1979) を除き,アルビノであることが確認された事例は無い. 本報告でも眼の色や遺伝的情報は確認できず,この 2 頭 がアルビノであるか,白変種であるかの判断は付かない. Filatova et al.(2016)は野生下で確認されている白いシャ チについてアルビノであるかどうかの最終的な結論は保 留しているものの,コマンダー諸島,千島列島,サハリ ンで撮影されたものについて黄色みがかかった白いク リーム色の体色は白変種というよりは,アルビノの一種 であるチロシナーゼ陽性型眼皮膚白皮症(OCA2)の特 徴に近いとしている.本報告の 2 頭については基本的に デジタル画像による検討であり,色は映像記録時のデジ タル処理やモニターの設定に依存していると考えるべき であり,微妙な色合いの検討は困難と思われた. 北海道東部周辺海域では 2018 年 4 月時点で計 506 頭 のシャチが個体識別されている(Ohizumi et al. 2019). しかし,その中には背鰭の左側に白色域を持つ 1 頭の成 熟オス(SNS_oo090)を除き,部分的な体色変化も含め て白色個体と呼べる個体は 1 頭もいない.また,他にも 日本沿岸では時折シャチが観察されることもあるが,こ れまでに白色個体が報告されたことはない.松岡(2009) は 1996 年と 97 年に西部北太平洋沖合で白いシャチの発 見が 2 例あったことを報告しているが,その位置は東経 150 度以東の日本の排他的経済水域外である(松岡 私 信).よって,本報告の白いシャチ 2 頭は日本沿岸域に おける初めての記録と考えられる. 謝 辞 調査では船長以下,「はまなす」乗組員とボランティ ア各氏にご協力を頂きました.本報告の 2 頭目の白い シャチの撮影は「はまなす」の乗組員である杉田知香氏 によってなされ,関連情報とともに同氏から提供を受け ました.合わせて深謝いたします.(一財)日本鯨類研 究所の松岡耕二博士には西部北太平洋で記録されたシャ チ 2 例の情報を頂いたことをお礼申し上げます. 引 用 文 献
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ABSTRACT
First record of white killer whales (Orcinus orca) in Nemuro Strait, eastern Hokkaido, Japan
Hiroshi Ohizumi1,*, Shota Haba2, Fumio Nakahara3, Yoko Mitani4, Yuki F. Kita5, Shigeo Saino6 and Motoi Yoshioka7
1 Depertment of Marine Biology, School of Marine Science and Technology, Tokai University, Shimizu-ku, Shizuoka 424-8610, Japan 2 Tokyo Sea Life Park, Edogawa-ku, Tokyo 134-8587, Japan
3 Depertment of Policy Management, Faculty of Management and Administration, Tokiwa University, Miwa, Mito, Ibaraki 310-8585, Japan 4 Field Science Center for Northern Biosphere, Hokkaido University, Benten-cho, Hakodate, Hokkaido 040-0051, Japan
5 Depertment of Marine Biology and Sciences, School of Biological Sciences, Tokai University, Minami-ku, Sapporo, Hokkaido 005-8601, Japan 6 Kobe Animals-and-Plants Environmental College, Higashinada-ku, Kobe, Hyogo 658-0032, Japan
7 Graduate School of Bioresources, Mie University, Kurimamachiya-machi, Tsu, Mie 514-8507, Japan
*E-mail: [email protected]
In May and July 2019, two white killer whales were observed in the Nemuro Strait off Shiretoko Peninsula, Hokkaido. The first was presumed to be a mature male, and the second was a female or an immature male. When compared to previously reported pictures of white killer whales from the waters around the North Pacific, neither individual matched the characteristics of known individuals. Although it was not possible to determine whether these two animals were albino or leucism, all visible areas that would be black on a normal color type were white on these individuals. Since there have been no reports of such white killer whales off the coast of Japan, these two are considered to be the first records in Japan.
Key words: killer whale, Orcinus, albino, leucism, Japanese waters
受付日:2020 年 3 月 3 日,受理日:2020 年 4 月 7 日(責任編集者:栗原 望) 著 者: 大泉 宏,〒 424-8610 静岡県静岡市清水区折戸 3-20-1 東海大学海洋学部海洋生物学科 [email protected] 幅 祥太,〒 134-8587 東京都江戸川区臨海町 6-2-3 東京都葛西臨海水族園 中原史生,〒 310-8585 茨城県水戸市見和 1-430-1 常磐大学総合政策学部総合政策学科 三谷曜子,〒 040-0051 北海道函館市弁天町 20-5 函館市国際水産・海洋総合研究センター 北海道大学北方生物圏フィール ド科学センター 北 夕紀,〒 005-8601 北海道札幌市南区南沢 5 条 1-1-1 東海大学生物学部海洋生物科学科 斎野重夫,〒 658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中 1-16 神戸動植物環境専門学校 吉岡 基,〒 514-8507 三重県津市栗真町屋町 1577 三重大学大学院生物資源学研究科